2026年8月

・吟行 句会 8月28日(ただの金) 吟行PM2:00/北山田 予定    句会PM5:00開始予定(センター北・歴史博物館)その後宴会/創作料理SuZn nonana

 

第86回 選句・コメント表   2026年08月
№ 俳句 選句者 点数・記号 コメント・質問・自作の説明
1 猛暑の日木々は黙して耐えにけり 五嶋 自 人間含めた”動物”と違って、植物の忍耐強さには恐れ入ります。
村松 ○ あまりの暑さ 人は屋内に避難できるけど木は静かに立っている
小野 ○ 木々が黙すのは当然なのですが、その様子がまさに耐えに耐えている感じが伝わり、
陽炎のように空気が歪んで見えるほどの猛暑の様を感じさせます。
手塚 ○ 温暖化の影響が木々にも身に染みていることでしょう。
町田 ○ ライオンも亡くなる日本の夏。木々は耐えていますね。そうです、文句も言わず
下河原 ○ 確かに木々も暑さに耐えていますね。
片岡 ○ 夕方、散水をすると一日の陽の匂いがします。その時ばかりは、沈黙を解いて囁くようです。
廣瀬 ○ 季節ごとにその姿を変えて我々を楽しませてくれる樹木たちは、ハンディフォンも冷却Tシャツも持たずひたすら
耐え続けるしかないんだもんね~
大治 ○ 庭の木の水遣りは根本だけではなく全身に水をかけてあげます。木もシャワー気持ち良いだろなと思いながら
そんなことを連想させてくれる句です
白井 コ そうですね でも 中には日照りで枯れる木も
木原 コ 人間には耐えられない暑さです。木は黙って耐えている。
白鳥 コ 文句言わずに立ち尽くしている。木陰も提供してくれている。見習いたい。
ショルツ コ 日々、庭木には最敬礼しています。言葉が話せたら苦情轟々だったことでしょう。
月足 コ 木々の他、鳥も蝉などの虫も、ただひたすら耐えている。
2 エアコンは不眠不休や秋近し 五嶋 自 お願いだから、涼しくなるまで頑張ってほしい。。
辻 ○ エアコンは暖房もできるので季語にはならないらしい
月足 ○ 休む間なくフル稼働のエアコンの悲鳴になぞらえ、猛暑を嘆く。秋よ早くきてくれと、季語に切なる思いが。
下河原 コ 暦の上ではもう秋ですが、まだまだ暑い日が続きます。
白井 コ そうです ずーとつけて
白鳥 コ 夏はエアコン様様。もし壊れたらと想像するだけで冷や汗。
廣瀬 コ エアコンは、働いて働いて働いて働いて働いてをり秋近し
3 気がつけば大合唱や法師蟬 五嶋 自 暑さは続いているにもかかわらず、立秋が来たら突然公園でつくつく法師が聞こえてきた。
都市部でもちゃんと季節が巡っている。
村松 ○ 本当に急に蝉の声が響くようになった
白井 ○ ツクつく法師だようね でも最近は関西から来たクマゼミに占領されそう
大治 ○ 今年の夏は一斉に蝉が鳴き始めましたね ほんと大合唱です
白鳥 コ いつのまにか夏も終盤
片岡 コ 早いですね。私の所では、カナカナは場所と時間帯によって聞くようになりましたが、
ツクツク法師はまだ閉いていません。
ショルツ コ どんなに暑くても立秋のニュースを聞いたかのような本能に驚いていたところでした。
4 おもちゃには財布がゆるむお盆かな 五嶋 自 親バカならぬ、ジジバカの一句、です。
久保田 ○ 孫ファーストですね。微笑ましい。
木原 ○ お孫さんへのおもちゃかな。分かります。
白鳥 ○ 我が子には我慢させたのに孫には甘い。[お盆」「おもちゃ」で孫とわかるのがすごい!
ショルツ ○ お孫ちゃんの笑顔に頬もゆるんでますよw
小野 コ お孫さんには優しくなっちゃうGBの気持ち。財布は緩みっぱなしでしょう笑
手塚 コ 気持ちは良くわかります。孫は可愛い。
下河原 コ お孫さんを連れての里帰り良いですね。
白井 コ まー しかたなしですね
大治 コ 同感
5 帰省の子菓子箱ひとつ携えて 村松 自 東京で飲み会があると泊まりに来る京都在住の長男 帰省という感じではないのですが最近はちゃんと手土産を
持ってくるようになった 親の躾の足りないところを連れ合いが教えてくれたのかも 有難いことです
久保田 ○ 離れていたお子さんが帰ってきたのかな。何のお菓子なのか、嬉しいのか、物足りないのか、
「菓子箱ひとつ」で色々な想像が膨らみます。
木原 ○ お土産を買ってくるような気遣いのできる歳になったのだなあ、という親心が表れていて良いです。
大治 ○ 子供はお菓子一つで上機嫌そんな微笑ましい姿が目に浮かびます
下河原 コ ちゃんとお土産を持参されて帰省されるお子さんは立派ですね。
白井 コ わが子が 1箱のみお菓子で帰省とみなんだけど どっち見方だろう?
白鳥 コ 大人の気遣いができるようになってきた!
片岡 コ 大人になったな、と実感させてくれますね。近いせいか、我が息子たちには前例がない。
ショルツ コ この句にはしみじみ共感しました。手土産を持って帰る=気遣いできるまで成長したわが子。
それまでのあれこれが思いだされたり。
6 一瞬の夏咲き誇る北の島 村松 自 初夏の礼文島 高山植物の花盛りでした 派手な花々ではないけれど印象的な旅行でした
小野 ○ 北海道の夏は短く、その夏を謳歌するがことく咲き乱れる花たち。
人生に同じ夏はないというメッセージにも聞こえました。
手塚 ○ 旅行パンフレットのキャッチコピーの様ですね
下河原 ○ 礼文島それとも利尻島かな? 北海道のお花畑はきれいですね。
白鳥 ○ 北国の夏は短いけれど鮮やか。紫陽花とヒマワリなどいろんな花が一斉に咲いて。
片岡 ○ 礼文とかを想像しました。
廣瀬 ○ 北の島がどこでその花が何かは特定できないけれど、短い夏の一瞬に花が咲き誇る様子を想像したら楽しく
なりました!ちなみに日本最北の離島である礼文島は別名「花の浮島」とも呼ばれているそうです。
月足 ○ 北の島では、短い夏に一斉に多種の花が開く
白井 コ なんの花かね ラベンダーのあとの畑かね?
ショルツ コ 北国の夏のきらめき。
7 草原(くさはら)に寝転んで観た流れ星 村松 自 別荘地の星空に見惚れていたら自由人な友人がいきなり寝転んで「きれい」とつぶやきました
半世紀前の思い出 いろいろ忘れちゃってるけどそれだけ覚えている
五嶋 ○ かけがえの無い、夏の思い出、ですね。(流れ星が秋の季語なのが個人的には腑に落ちない。)
辻 ○ いいね。そうげんでなく「くさはら」?
白井 コ いいね 見れたんだ いいね
白鳥 コ 未来を夢見ていたころ。付随するいろんな思いも蘇る。
片岡 コ ノスタルジック。でもリアルには、実は一度もない経験かも知れません。
廣瀬 コ これは、やってそうでやってない事の一つです。
大治 コ 東京では見れない情景ですね 田舎暮らしが恋しくなります
8 夕立に濡れて笑った君の街 村松 自 雨に濡れても一緒なら笑えることもあった 若い頃のこと
町田 ○ キラキラの青春が句に現れています。「濡れて笑った」「君の街」がいいですね。
白井 ○ そうですか
ショルツ ○ 若さはじけるあの時、あの街。短編小説が書けそう。
下河原 Q 「君の街」はどこなんでしょう。ロマンチックですね。
小野 コ 笑ったのは「君」であり、「君の街」ではないですよね? 個人的には後者の意味の方が、面白いけど。
木原 コ あの頃はずぶ濡れでも楽しかった。
白鳥 コ 笑ったのは「君」か「街」か
月足 コ 笑えない夕立が増えている
9 ペディキュアとマスクのコーデ夏盛り 小野 自 通勤途中に見た若そうに見える女性のファッションに夏を感じたのですが、口にはマスク。
なんか不思議な風景だと感じました。
手塚 ○ 溌溂とした女性の装いが眩しいです。
下河原 ○ おしゃれですね。
白井 ○ ばっちし夏ネイル でもマスクして であるく夏ね
木原 ○ 夏のお洒落を楽しむ素敵な方を想像しました。
大治 ○ 女性らしい全身の見せ方をうまく表現しています
五嶋 コ 涼しげな色、なのでしょう。
白鳥 コ 夏のマスクは暑そうだけど、、、
片岡 コ 冬の季語「マスク」が夏のコーデになる時代なんですね。
ショルツ コ 夏のマスクもおしゃれに!
10 白ワイン宴の果ての打ち身かな 小野 自 少し飲みすぎたのか、家に帰ってちょっとよろめいてソファの角(木部)に前腕をぶつけました。
翌朝に感じた痛さから、情けない気持ちと反省の気持ちを味合わされました。
村松 ○ ワインでいい感じに酔って知らない間にどこかにぶつけたんですねクスっと笑える句
廣瀬 ○ これは「あり寄りのあり」で面白いですね~!「痣はあれども記憶無し」ってかぁ~?
辻 ○ 楽しかったら良いのでは。
下河原 コ ワイン飲みすぎたのかな?
白井 コ ちょっと飲みすぎ? 記憶なし?
白鳥 コ 気が付かないうちにアザができていた?相当暴れたのかな笑
片岡 コ ワインって結構、酔いますね。
大治 コ 記憶がなくなっていたのではありませんか
月足 コ 気をつけてください
11 ふるさとの梨の小包あの香り 小野 自 菅で両親が仲良くしていたご夫婦は多摩川梨の農家さん。すでに亡くなり、ご子息の代になっているのですが、
毎年、私宛に梨を贈ってくれます。小包を開けるときに感じる懐かしい子ども時代の風景や菅での暮らし。
ありがたく堪能しました。
五嶋 ○ 季節を感じます。こういう故郷があるのが、羨ましい。
町田 ○ 「あの」香りで、ふっと時が遡ります。梨の香りだけでなく、ふるさとを包んでいた家庭の香りも感じられます。
久保田 ○ 梨の季節ですね。あの香りがほわっと香ってくるような気がします。
片岡 ○ 今は亡き伯母が、家にもよく送ってくれました。あのしたたる果汁、上りたつ香り、忘れられません。
大治 ○ 馥郁たる果物の香りは心和ませてくれますそれを連想させてくれる作者の感性が素敵です
下河原 コ 高校時代に住んでいた稲田堤のもぎたての梨も美味しかったですね。
白井 コ 前に聞いた? どこだっけ 鳥取?
白鳥 コ 毎年同じ季節に。郷愁を誘います。
12 扇風機小型薄型三つ買う 小野 自 持ち歩き用と、トイレ用と、寝室用に3つ買おうとネットで物色(洗面所用はすでに何年か前に購入済み笑)。
最終的には寝室はエアコンで粘ることにしたので、2つしか買っていませんが、今年の夏、
こんなことを考えたのは、私だけではない気がします。
村松 ○ うちも扇風機買いました 一つだけど
白鳥 ○ わかるー!風がとにかくほしい季節
ショルツ ○ エアコンと扇風機の組み合わせで効果絶大。外出にも万全ですね。
月足 ○ ポータブル、机上、もうひとつは?
白井 コ そうか 酷暑なんで
木原 コ 三つも買いましたか。
廣瀬 コ 扇風機とはハンディーファン?私も初めて買った時にどれが使い易いのかわからなくて二つ買いました。
13 棕櫚の葉の夏の香りや草ばった 手塚 自 先月の草ばったの句の続編です。季語は夏の香りです。
村松 ○ 草の匂いを感じながら草バッタを作ったのかな 難しそう
久保田 ○ 棕櫚の深い緑と草ばったの爽やかな緑が映像として浮かんで来て、とても夏らしい光がが映像として浮かんで来て、
とても夏らしい光景がイメージされます。
下河原 ○ 棕櫚の葉にばったの組み合わせが良いですね。
木原 ○ 草ばったは棕櫚の葉で作るのですね。そこからの香りに夏を感じる、いいですね。
白鳥 ○ 草バッタもなぜか郷愁を誘いますね。
廣瀬 ○ 最初は棕櫚が夏で、草ばったが秋の季語かと思いましたが、草むらにいるバッタではなく、植物の葉を編んで
作ったバッタなのですね~しかも棕櫚の葉は最適な素材との事ですし、「夏の香りや」との詠嘆も。。
なるほど深い句でした~
大治 ○ 棕櫚と草ばったの結びつきがどのように結びつくか思い描く句です
辻 ○ 葉っぱでバッタを作った?
白井 コ シュロですか? いかにも夏の香りですかね
片岡 コ 緑地の連作ですね。バッタ作りをチャレンジしたのでしょうか? 折り紙さえままならない私はあきらめています。
14 鬼ゆりの朱にも陰さす雷雨かな 手塚 自 鬼百合のオレンジと黒の色合いを見て。
小野 ○ 繊細かつドラマチックな句ですね。鬼百合を見ていた作者。そこに影がさし、雷雨が襲う。
町田 ○ 朱に黒の縦線が入るような強烈な色彩を感じました。
白井 ○ いいね オレンジユリ オレンジが 雷 日 の組み合わせ変わる 鮮明になる?で
片岡 ○ 暗い古民家から見る外の景色、最近は光っていた草木に急に「陰さす」ときがあります。ゲリラ豪雨ですね。
月足 ○ 鬼百合の朱さえも暗くなる雷雨は、最近多い?
木原 コ ゲリラ雷雨にはご注意を。
白鳥 コ 鬼百合の鮮やかな色も夕立の雨に褪せていく。
15 木道や湿原のぞむ吾亦紅 手塚 自 先日、霧ヶ峰の八島湿原に行ってきました。た
五嶋 ○ 湿原にワレモコウの赤が映えるのが、目に浮かびます。
村松 ○ 湿原の木道 いろいろな花が咲いていて気持ち良く歩ける 植物の名前に詳しいともっと楽しいだろうなと
いつも思います
ショルツ ○ 木道、吾亦紅からの低いアングルの情景が効果的。
小野 コ 湿原界隈で見た吾亦紅に心惹かれたのだと思うのですが、「望む」か「臨むか」でだいぶシーンが変わりそう。
想像は膨らんだのですが。。。実際の解説を聞きたいです。
下河原 コ 湿原にさいている吾亦紅素敵ですね。私も尾瀬ヶ原歩きたかったんどえすが、妻が熊や虫が出ると
かたくなに拒んで歩けませんでした。
白井 コ おじさんの歌にもあるように なぜか母に感謝を思わせるはな
白鳥 コ 高原の湿地でしょうか。もう吾亦紅が咲いているんですね。
片岡 コ ホタルのいる木道には小さな水田があり、稲がだいぶ伸びました。
廣瀬 コ 情景がすぐに頭に浮かびました。良句ですね~
大治 コ 情景の美しさを言葉の選び方からすごく感じる句です
16 清経や修羅にあざなふ薪能 手塚 自 八ヶ岳身曽岐神社の薪能で見た平清経の修羅の様子
下河原 ○ 「薪能」は厳かですね。
片岡 Q 柳形山の薪能だと思いました。「あざなふ」は「あざなふ縄のごとし」の「糾ふ」でしょうか、
「修羅にあざなふ」とは?
町田 コ 「修羅にあざなふ」とはどんな薪能なんでしょう。あざなふ使いこなしてみたい・・・
白井 コ 能の世界ですね 修羅といえば 阿修羅(ドラマ)が脳裏に
白鳥 コ 薪能「清経」。「いざなふ」ではどうでしょう?
ショルツ コ 夏の夜の幽玄な趣き。
月足 コ 修羅能というものがあるのですね。
17 夕涼や水遣る音と土の香と 町田 自 夕方の犬散歩。ホースで庭木に水をあげる音と土の匂いがしてきます。
五嶋 ○ 「土の香」に、インパクトがあると思いました。
村松 ○ 水撒きの音と土の匂い 縁台に座って夕涼みしたいけど集合住宅では無理です
手塚 ○ 夕刻に植物に水を遣る光景切り取っていて印象的。
久保田 ○ 夏の水まきで立ち登ってくる土の香りが好きなので、光景が目に浮かびます。
白井 ○ 夕方に鉢に水やりすんだけど 少し涼しくなって 土の匂いするよね
木原 ○ これは打ち水をしている景でよろしいでしょうか。二つの「と」がやっと夕方になって少し暑さが
和らいだ安堵を感じさせます。
白鳥 ○ 植木に水をやるとプンと立ちのぼる土の匂い。「夕涼」がぴったり。
片岡 ○ これも散水の句ですね。大きな樹の葉からポタポタたれる雫で、乾いた土のコケが香ります。
大治 ○ シャワーの様な水遣りを想像しますそしてその水に土の香りが舞い上がる夏ですね
下河原 コ 「水」と「土」の対比に引き付けられます。
廣瀬 コ 五感をフルに使って詠まれた句。素敵です!
月足 コ 夕涼の具体的なイメージを聴覚と臭覚であらわしてますね
18 蓮咲くや言い訳全て黙らせん 町田 自 蓮の花のすっくとした立ち姿、完璧な花に思わず姿勢を正します。
小野 ○ 蓮の圧倒的な存在感を目にした作者。人間のちっぽけな言い訳や雑音を封じ込めるほどの存在感を感じた、
と受け止めました。
白井 ○ 蓮の別の仏に通じる世界に 人間の言い訳なんか? お坊さんの世界ですよねね
廣瀬 ○ 夏の限られた日(四日間だけ)の限られた時間にしか咲かない蓮の開花に出会う確率は低いと言われておりますが、
それを引き合いに「できない事の言い訳を言うのはやめましょう」と詠う作者の気概は素敵です!
月足 ○ 納得いかぬやりとりを抱えての蓮見?聖なる清らかな花のイメージと中七下五につながるか。
ショルツ ○Q 清廉な蓮の姿が言いわけを封じたのでしょうか?何の言いわけ?
白鳥 Q うーん、蓮の威圧感を詠んでいるのか。
久保田 コ 蓮が咲く光景が言い訳も封印するということ?
大治 コ 凄く意志が感じられる句 お釈迦様の前では言い訳してはいけない自戒を込めた句のような気がします
19 朱夏の陽や玻璃跳ね水面煌めかせ 町田 自 箱根ガラスの森美術館にて 水面に映る陽が跳ねているようでとても綺麗でした。「水花火」と表示があった。
村松 ○ ガラスの飾りが陽をあびて水面に映っているの綺麗だよね
下河原 ○ 光の連鎖が素敵ですね。もう一人「朱夏」を季語に使われている人がいますね。
木原 ○ 真夏の陽光が窓ガラスに反射して水面を煌めかせていると読みました。景も日本語も美しいと感じました。
大治 ○ 言葉使いが素晴らしい どうしたらこんな言葉が思いつくのか知りたい
ショルツ Q 夏の日差しの煌めきを玻璃=水晶と見立てたのでしょうか。
小野 コ ガラスの森美術館のことかな? 行った人なら分かる美しさが表現されていると思います。
白井 コ 灼熱の太陽がなせる業?をよんだ いいね
白鳥 コ 水面がガラスのかけらのようだったということでしょうか。
20 幾十の硝子の風鈴霧流る 町田 自 これもガラスの森。圧巻の音でした。風鈴が風を呼んでいるよう(ほんとは逆)
村松 ○ 高原の施設に飾られたたくさんの風鈴 霧が流れて更にきれい
辻 ○
片岡 Q 風鈴に霧が流れるとは、どこでしょう。
下河原 コ 芸術的な表現です。
白井 コ これは日本人の知恵ですかね 風鈴とミスとで 乗り切る
白鳥 コ ラジオの「音の風景」を思い出しました。「霧」が涼しげ。
21 白粉(おしろい)の香(か)の失せぬ廊(ろう)夏の宮 久保田 自 4句ともウィーンの旅の風景を詠んだ句です。ウィーン王家の夏の離宮シェーンブルン宮殿ですが、
とてもエレガントでシックな内装で、古の王家の人々の白粉の匂いまでするような臨場感がありました。
村松 ○ 宮殿に残るシシーの気配 きっと美しい場所だったのでしょう
下河原 ○ なんか神秘的な雰囲気を醸し出しています。
大治 ○ 神秘的で艶めかしさが残る句 栄華の後か
木原 Q すみません。句意を教えてください。
ショルツ Q 夏の神前結婚式の残り香か?と想像しましたが、下の句から察するとオーストリア宮殿か?
白井 コ 夏の宮とは どこだ
白鳥 コ 「夏の宮」はオーストリア?
片岡 コ ウィーン四部作ですね。雅びな句たち。
月足 コ シェ-ンブルン宮殿を訪れて、エリザベートを想っての4句でしょうか。私は詳しくありませんが、
実際に訪ねての句とお見受けしました。
22 晩夏光シシーの椅子に薔薇立ちぬ 久保田 自 同じくシェーンブルン宮殿を歩いていて出てきた句。薔薇が好きだったシシー、少し翳りのある光が差すと、
薔薇のプリントが浮かび上がるようです。
五嶋 ○ シシー:皇妃エリザベート、夏の宮:皇妃の離宮、なのですね。時が止まっているような感覚が伝わってきます。
町田 ○ 「晩夏光」という季語がシシー王妃のドラマチック(だと思うのですが)な人生にとても合っていると思いました。
薔薇立ちぬは実際に薔薇の生けられた瓶があったのか、シシーの残像か・・・
白井 ○ 洋館の窓越しに夏の庭をみたような 気品あふれる句かね
木原 ○ 薔薇は絵の中に描かれていると読みました。よって季重なりでも大丈夫です。
廣瀬 ○ オーストリアのエリザベート皇妃?詳細は理解できておりませんが、きっと「薔薇」は皇妃の気高さと
贅を極めたその地位を、「晩夏光」は皇妃のその後の運命を象徴している様な気がしました。
辻 ○
白鳥 コ オーストリアの皇后エリザーベトかな。暗殺された人生を思うとこちらの句が彼女らしい。
ショルツ コ エリザベート=シシーには薔薇が似合いますね。思い出すのは、ルキノ・ヴィスコンティ監督
「ルードヴィヒ」のロミー・シュナイダー。3回以上観ました。
23 青き繻子シシー舞たる夏の宮 久保田 自 ウィーン王家の夏の離宮オーストリア皇后エリザベート(シシー)
村松 ○ サテンのドレスで踊る皇妃の姿が想像できるような宮殿だったのですね 素敵 行ってみたーい
小野 ○ オーストリア旅行4部作でしょうか。ハプスブルク家のエリザベート皇妃(シシー)のことはよく知りませんが、
この句は青のサテンのドレスを纏って、舞を見せた彼女に想いを馳せた一句だと思います。
魅せられた感が伝わってきます。
手塚 ○ シシーというのはオーストリアの后妃エリザーベートのことですよね。難解。
片岡 ○ 若く美しいエリザベート王妃、青い繻子のドレスが、彼女の白い肌に映えたことでしょう。
ショルツ ○ ミュージカルの一場面でしょうか。青い繻子の寒色のイメージ、ぴったりです。
月足 ○ エリザベートが舞った場に立ち、眼前にその姿が見えているようです。
下河原 コ 「シシ―」南の国の異国情緒を誘います。
白井 コ これも 上句と同じかね
白鳥 コ エリザーベトと親しかったルードヴィヒⅡ世はロイヤルブルー大好きでしたね。
大治 コ 異国情緒を感じさせる句 外国ならではの句ですね
24 ピースの渦「接吻」の金溶ける夏 久保田 自 クリムトの「接吻」の前はすごい人だかり。ピースサインをする人々越しに見る絵はそれでも素晴らしかったけれど、
キスする二人を包み込んでいる金色も溶けてしまいそうでした。
白鳥 ○ クリムトの絵ですね。まさにその通りです。
下河原 Q 「接吻」が気になります。句意を教えて下さい。
白井 Q なんかあまりに暑く 金属も溶けだした? ユーミンの夏の夜の夢?
木原 Q すみません。句意を教えてください。
片岡 Q 何か物語がありそうです。謂われを教えてください。
小野 コ クリムトの「接吻」についてなのかな? 現物見たことないけど、金色に圧倒されそう。 https://x.gd/0iwqs
廣瀬 コ 何となくゴージャスで背徳感溢れる句!!
25 入道雲目指す山路の右左 下河原 自 今回は、先月ドライブに行った奥日光の旅シリーズです。いろは坂を登って中禅寺湖にむかいました。
五嶋 ○ 入道雲が地面に近く見える情景が、夏の真っ盛りなのを感じさせてくれます。
久保田 ○ 入道雲が大きく広がる様子がわかります。
片岡 ○ この句、好きです。大きな景ですね。どこへ行かれたのでしょう?
廣瀬 ○ これから山を登ろうというのに、豪雨・雷・強風のサインとも言われている入道雲が山路の両側にニョッキリと。。。
作者の不安が伝わってくる秀句です。で、どうなったのかな?
大治 ○ 雄大な雲に囲まれた山行ですかね でも夏山では雷は大敵早く山小屋に行かなくては
月足 ○ 夏らしい景ですが、このあとが心配です。
小野 コ すごく夏らしく、夏の山歩きでについて、自分の体験ともシンクロします。
白井 コ もくもく 雲が 雷こなければいいんだけど
白鳥 コ 分かれ道、どちらに行こうか。
ショルツ コ ザ・夏山の風景。
26 朝凪や山影ひそむ湖面かな 下河原 自 皆さんにLINEで送付した中禅寺湖畔の朝の情景です。とても美しかったです。
村松 ○ 静かな湖面に映る山 敦煌さんの中禅寺湖の写真が浮かびました
手塚 ○ 静かな湖面の様子が伝わりますね。
白井 ○ 朝なぎに 湖面映る 逆さ富士かね
白鳥 ○ さわやかな朝の湖。ひたすら涼しそう。
辻 ○ 静かな朝
木原 コ 静かな夏の朝の景ですね。「や」「かな」二つの切れ字が入ると感動の焦点がぼけるので避けた方が良いです。
片岡 コ 涼しそう。そして、風もなく静かな山の朝。
大治 コ 山の中の静かな湖面が神秘的な雰囲気を醸し出す そんな景色見てみたいきがします
月足 コ 湖にも朝凪はあるのですね
27 思い出のアルバムめくり滝めぐり 下河原 自 泊ったホテルは、建て替わる前は、小学校の修学旅行で宿泊した宿泊施設が有った場所でした。
小学校の修学旅行のアルバムに華厳の滝、竜頭の滝、湯滝での写真があり今回華厳の滝以外を、再訪しました。
小野 ○ 「めくり」と「めぐり」の掛け合わせがいいですね。アルバムで滝見をした気分を再現している。
素敵なひとときが表れています。
木原 ○ 「めぐり」のリフレインが懐かしさを醸し出しています。
白井 コ 昔登ったとこ 再度かね
白鳥 コ 「り」の韻律が心地よいです。昔仲間と行った滝でしょうか。
片岡 コ 思い出の場所なのですね。どんな記憶と結びついているのでしょう?
ショルツ コ リズムがいいですね。
28 夏燕リフトへ向けて大滑空 下河原 自 中禅寺湖からロマンチック街道を下ったところの丸沼高原スキー場のドライブインで休憩しましたが、
スキー場のリフト(動いていません)に向かって飛んでいる蝶(燕ではありませんでした)を見ました。
イワツバメは老神温泉で宿泊した宿に巣を作っていて大滑空で飛んでいました。
村松 ○ 大空に飛ぶ燕 おおらかでこの句好きです
町田 ○ 「大滑空」がいいですね。夏燕も気持ち良さそう。
ショルツ ○ 成長した燕の熟練の飛行。スピード感あふれる夏の情景。
白井 コ いいね スキー場野原びゆーで感じ
白鳥 コ リフトということは山ですね。燕ものびのびと。
廣瀬 コ 状況が想像できる良句です。でも「リフトをかすめ」の方が臨場感が増したのでは?
29 降注ぐ鳴いて崩れる蝉の声 白井 自 やっとセミが でも本人たちは 多分いごこちのよい 地中が恋しく
泣き叫んでるのではと思うのは私だけでしょうか?
五嶋 ○ 「鳴いて崩れる」の表現が素晴らしいと思いました。
村松 ○ 夜になっても蝉の声がこの句のようにうるさくて暑さが増すようです
木原 ○ 中七の表現がいいですね。
白鳥 ○ よく聞くとクライマックスからフェードアウトして「崩れる」感じ!目のつけ所がすごい。
辻 ○ 泣き声が最後の方で途切れ途切れになる様子か?
ショルツ Q 力の限り鳴いて崩れる=死んでしまう??
下河原 コ 最近、うちの廻りでは、蝉の声はあまり聞かないですね。
片岡 コ 大合唱から破調への変化が崩れる、かな。
30 夏富士や霧が包にて翠呼ぶ 白井 自 毎年7月下の冨士ステラシアターへ 当日はいきなりの雷 その後 霧がでて 涼しくで でも帰りびしょびしょで
下河原 ○ 「翠呼ぶ」の表現がよいですね。
大治 ○ この情景素晴らしい
白鳥 Q 「包みて」?
31 涼風や揺らぐ夕菅(ゆうすげ)息をつく 白井 自 できなかったことです 伊豆先端にゆうすげの群生があるとのことですが
村松 ○ 少し涼しくなってきた頃に咲くゆうすげ 人も花もほっと息をつく
小野 ○ 何かの作業をしていた側に、夕菅が咲いていたのでしょうか。黄色の花は涼しげな印象とは言えないけれど、
作者は黄色のこの花に健気に元気よく咲いているなと思い、疲れた作業の後に元気をもらったのかな?
素敵な句です。
手塚 ○ 儚げな夕菅の花の印象が効いています。
町田 ○ 「夕菅」のレモン色の花が揺らぐ夏の夕方。「涼風」にほっと一息。「夕菅」名前を知りませんでした。
久保田 ○ 涼風にお花もほっと息をつくぐらいの熱さですね。
片岡 ○ 黄色い、一夕咲いて朝には凋むはかない花と知りました。
ショルツ ○ 夕菅の風情が涼を感じさせます。
廣瀬 ○ 夕暮れに黄色い花を開くユウスゲを題材に使ったことで、昼間の酷暑を乗り越えてホッと一息ついている
作者の情景が上手く表現されております。
下河原 コ 今の時期「涼風」に憧れます。
白鳥 コ 植物も涼しい風がうれしいでしょう。
月足 コ 高地に咲く夕菅ながら、暑さの中、涼風に一息ということでしょうか
32 明日はなろ思い描くも過ぎし夏 白井 自 毎年です 夏に あれこれと計画を立てますが ほとんど実行できずで あきらめの夏 来年こそ
月足 ○ 若き頃は、夏休みに劇的に先に進もうと志し、そのまま過ぎる夏の無念
小野 Q 「明日はなろ」について解説してください。
手塚 Q 「明日はなろ」って 解説をお願いします
木原 Q すみません。句意を教えてください。
白鳥 コ 「あすなろ物語」を思い出しました。思い通りに過ごせなかった夏休み?
ショルツ コ 「明日はなろ」は古語なんですね!
廣瀬 コ 「明日こそは」と思い続けた日々こそが、僕達の生きた証。
大治 コ その通りですね 皆同じなのかな
33 夏の山朝採り野菜並ぶ市 木原 自 蓼科に母を連れて避暑に行きました。とうもろこしは絶品。
下河原 コ 朝市にならんだ野菜は美味しそうです。
白井 コ 朝採りは新鮮で よく道の駅にあるよね
白鳥 コ 採れたての野菜は何よりのご馳走。行ってみたい!
片岡 コ うらやましい、野菜が肉や魚よりおいしく感じます。
ショルツ コ 茄子、トマトに胡瓜、、、思わず買ってしまう。
34 朝涼や山の水車に檜の香 木原 自 蓼科で朝散歩。木造りの施設があり、大きな水車がありました。
五嶋 ○ こういう情景の檜の香、素敵です。
村松 ○ 檜の香る水車 爽やかな朝の散歩風景
町田 ○ 水車「の」ではなく、水車「に」とあるので、驚き、発見が感じられました。助詞1字で面白いなと思いました。
白井 ○ 朝のうちでないと 行動がままならない今日この頃 いいですね 避暑かね
片岡 ○ 音も空気も香りも心地よい朝ですね。
ショルツ ○ 水車の姿=視覚、水音=聴覚、檜=嗅覚で爽やかさが感じられます。
白鳥 コ 水車が檜でできているのでしょうか。まさに「朝涼」
大治 コ 安曇野の山葵田にある水車小屋を思い出させる情景 夏の暑さをさすれさせてくれますね
35 一面の向日葵ロングトーンはG 木原 自 これは蓼科ではありません。近所に昨年はひまわり畑があったのですが、今年はなくなっていました。
サックスの練習をしている人はフィクションですが、ひまわりに合うかと取り合わせてみました。
小野 ○ 映画「ひまわり」の主題曲のことかなと思いつつ、あれは単調だしGではないかと思い、
別の映画で、そういうのがあるのかなと勝手に解釈。違うか?
でも、見たこともない映画を勝手に想像するのは楽しゅうございました。
手塚 ○ Gのロングトーンは何の楽器ですか。取り合わせが印象的。
久保田 ○ 確かに向日葵の上を吹き渡る音はGかも。
大治 ○ 一面とロングトーンがマッチ
下河原 コ 向日葵とロングトーンの関連を教えて下さい。
白井 コ goodですかね
白鳥 コ ソの音を長ーく。合唱かな。
廣瀬 コ 視界を埋め尽くす向日葵と、音が長く拡がるロングトーンが響き合っております。
しかもその音は明るく開放的な「G」コード!細部まで考えられた句であると感心しました。
月足 コ Gは音程ですか、それとも?
36 レコードの針飛ぶ四畳半の西日 木原 自 兼題「飛ぶ」。飛行機や鳥ではわざわざ「飛ぶ」と言わない方が良いと考え、普段飛ばないものを飛ばしてみました。
村松 ○ レコード 四畳半 西日 昭和だねぇ
下河原 ○ 音と光のハーモニーが素敵です。
白鳥 ○ 古いレコードなんでしょう。そしてアパートも築40年ぐらい?
廣瀬 ○ 「西日」「レコードの針飛ぶ」で、作者が日がな一日大音量で大好きな音楽に興じていたことが想像できます。
決して音量や音楽のジャンルで「針が飛んでしまう」訳ではないとは思いますが、
きっとロックを大音量でかけていた時に飛んだのでしょう!
辻 ○ フォクソングか?
月足 ○ 暑い中、真剣にレコードに聞き入る。針が飛ぶのは、線路や道路近くの厳しい環境にもめげず?
五嶋 コ 「昭和」を思い出す?リアルな一コマ。
手塚 コ レトロな白黒写真のような風景
白井 コ なんか以前もあったよね 北向き小さな 隠し部屋への思いかね
片岡 コ 大学時代に、友達の部屋に訪ねたよう。
37 白桃や湯浴みの子抱く手の柔(やは)し 白鳥 自 W杯で注目された20才のメッシが赤ちゃんのヤマルを入浴させる写真。
ちょっと戸惑い気味のメッシの優しい顔とヤマルの無垢な笑顔が心に刺さりました。
村松 ○ 桃も赤ん坊もそっと優しく扱う 赤ん坊に寄せる愛情が感じられる 桃って赤ちゃんのお尻をちょっと想像させるよね
小野 ○ 白桃という瑞々しい夏の果実と、我が子?孫?をいとおしむ手のひらの柔らかさを重ね合わせた句で、
愛の眼差しが触覚に現れている句だと思います。
久保田 ○ 手の柔(やは)しは、お風呂に入れる子供の肌の柔らかさを想起させます。
季語の白桃が湯浴のシーンにぴったりですね。
下河原 ○ ほのぼのした感じが良いですね。
白井 ○ 赤ちゃんの肌がピリンプリンで うらやましですね
木原 ○ 白桃との取り合せがいいですね。
大治 ○ 子供の手の感触を桃に例えるなんて なんと素敵な表現なんだろうか感心しました
辻 ○
ショルツ ○Q 柔らかなのは、子を抱く自分の手? 白桃を掴むときのように気を付けて子供を湯浴みさせているのでしょうか。
だとすると、子と白桃のイメージが合っています。
片岡 コ いい匂い、ホワホワ。
廣瀬 コ 白桃と手の柔しが響き合っていて、作者の子に対する深い愛情を感じます。
38 旧街道向日葵の影並べけり 白鳥 自 奈良井(もしかして妻籠)で印象に残った光景。家並みが途切れたあたりに丈高い何本ものヒマワリとその影が。
他動詞にしたのは、昔は人馬が行き交った中山道を主体にしたかったからです。
五嶋 ○ そう、旧街道にはひまわり、ありましたよね。
下河原 コ あたり一面が向日葵は夏を感じます。
白井 コ 陽に向かって咲くひまわり 猛暑でもお日様に向かって すごいです ちなみ花言葉 あなただけをみております。
片岡 コ 旧街道に向日葵の取合せが新鮮です。
ショルツ コ 「並びけり」でなく、「並べけり」と他動詞にしたのがいい味わい。
大治 コ 向日葵が道沿いにすくっと立っているそれを見た作者は何を考えているのか
39 遠き日の香や真二つに西瓜割れ 白鳥 自 久々に西瓜をまるごと買いました。切った瞬間に夏休みの懐かしい匂い。
五嶋 ○ 久々のスイカ割りに、かつてを重ねたのでしょうか。
白井 ○ スイカ割 昔の香りも割れて いいね
片岡 ○ 私にも、西瓜は遠い昔となった夏の記憶がつながっています。
廣瀬 ○ 子供時代の「一瞬」の感動が西瓜の香とともに心に深く刻まれている(=瞬間冷凍保存)事がすごく伝わってきました。
「真二つ」が記憶の「鮮明さ」を強調しており言葉に無駄のない良句です。
大治 ○ スイカ割りをこんな表現で表す作者は天才
月足 ○ どんな思い出でしょう。幼き頃の夏休み、スパッと割れた西瓜の音と香り?
下河原 Q 「遠き日の香」とはどんな香なんでしょうか?
40 旧仮名の二十歳の日記カンナ燃ゆ 白鳥 自 二十歳で祖父と恋愛結婚した祖母。いろんなエピソードを話してくれたけど、それを日記に書いていたかも。
村松 ○ 「二十歳の原点」とか思い浮かべてしまったけれど旧仮名だからもっと前の時代ですね 誰の日記だろう
手塚 ○ 二十歳の日記は読んだことありません。作者の思いが知りたいです。
町田 ○ 誰か文豪の日記? 「カンナ燃ゆ」は私も使ってみたくなる情熱的な季語ですね。これは20歳の大恋愛か
久保田 ○ 二十歳の日記というのは誰の日記なんでしょうか。昔の奥ゆかしい女性の心を盗み見しているような気になります。
片岡 ○ 親世代(もしかしたら祖父母)の日記でしょうか。すると、戦争の時代と重なるのでしょうか。この方は、上手だな。
廣瀬 ○ 旧仮名でお父上の日記なのかな?とも思いましたが、若い頃の日記に記された作者の熱い熱い夢や情熱を
「カンナ燃ゆ」という季語に託したこの選択は、類想を超えて秀逸&唯一無二の選択であると私は支持します!
白井 コ どなたかの 昔の日記に触れて? 戦争かね
木原 コ とても魅かれる句なのですが、今一つ理解できていません。句意を教えてください。
月足 コ 有名な誰かの二十歳のころの日記を眼前にしているのでしょうか。赤いカンナのような激しい想いか。
41 日盛の涸れた磧(かわら)に水匂ふ 片岡 自 以前話した母の田舎の風景です。そのとき初めて、水のない川を見ました。
村松 ○ 河原は草も石も乾いているけれど川の匂いがする
町田 ○ ガンガン陽が照るカラカラの河原でも水の匂いがする。気づき発見の句。
久保田 ○ 暑い夏の感じがすごく伝わって来る秀句だと思います。暑さで水枯れした川の匂いがとても臨場感があります。
下河原 ○ 「磧」とは石の多い河原のことなんですね。
木原 ○ これも夏のヒトコマ。写生が上手いなあ。
廣瀬 ○ 磧は河原のことなのですね~普通なら干上がって涸れた河原を詠む時は日射しの強さや無味乾燥を詠みそうな
ものですが、逆に磧の隙間に残ったほんの少しの湿り気や、熱気に乗って漂ってくる微かな水の匂いに
着目したのが凄いです!センスあるぅ~
白鳥 Q 水を撒いているのか、雨が降ってきたのか。
小野 コ 干上がった河原だけれど、水の香りを感じ取ったという句意でしょうか? 五感を駆使して作られた感じ。
白井 コ 暑さで 細くなった川を まさに酷暑
42 水揚げ場に空籠の山盆休 片岡 自 兼題「夏休」で最初つくりましたが、「盆休」と改め、季語は秋となります。静かな水揚げ場に潮風が吹いています。
小野 ○ 活気に満ちていた漁港が盆休みに静まり返った様子が伝わってきます。
「空籠」は勝手に想像しましたが、実際にはどんなものなのでしょう?
手塚 ○ どこぞの漁港の風景でしょうか。
久保田 ○ 休漁を空籠で表現すると何となく寂寥感が漂いますが、どんな情景なのかな?
白井 ○ お盆休みの魚市場ですかね 人がいないで モノクロ世界
白鳥 ○ お盆で漁も休み。漁港の雰囲気がよく表れています。
大治 ○ 日本のお盆の時の一風景 それを空籠で表すとはすごい
月足 ○ 漁はお休み。漁港の静けさが空き籠の山で効果的に表現されています。
下河原 コ 「空籠」は魚を入れる籠ですかね。盆休みで漁もお休みなんでしょうね。
43 不器用な歩き方ぞよ兜虫 片岡 自 そのままです。スイカを食べさせると、赤いオシッコをします。
五嶋 ○ 小学校時代の夏休みを思い出しました。
小野 ○ 4句の中ではもっとも技巧的ではなく素朴な句で、シンプルにシーンが浮かんできて好きです。
手塚 ○ たしかに。滑稽な描写が印象的。
辻 ○ 言われるまで気づかなかった
下河原 コ 最近は、野生のカブト虫を見る機会が無いですね。
白井 コ かぶと虫 ひっくっり返すと そう 左右に機械的動きが そういえば夏休みはお寺へラジオ体操行く前
だれより先に かぶとを採りにいったけ
木原 コ 確かにスムーズな歩き方ではないですね。
白鳥 コ カブトムシ闘うのは得意だけど。「ぞよ」親しみがあっていい感じ。
ショルツ コ 兜虫の観察を滑稽味をだして表していますね。
廣瀬 コ 「ぞよ」久々にこの言い回しを聞きました。俳句に使用するとまた新鮮な響きですね!この響き、
「不器用な」という形容詞とも調和しております。
大治 コ その通り でも堂々としていますよね ぞよがそれを強調しています
月足 コ そこがかわいい?
44 青桐をのぼる黒蟻げに大き 片岡 自 「げに」は最初「やに大き」としましたが、先生が「大き」という古語に合わせて直してくれました。
村松 ○ ほんとに大きい蟻いるよね
ショルツ ○ 小さい昆虫の代表のような蟻の「大きさ」に着眼したのがおもしろい。夏の深さを感じる。
白井 コ そう 木に巣?を作るあり 節が赤く 大きいのがいた
白鳥 コ 夏は虫たちの天国。大きな蟻も大活躍。
45 不知火や乙女の黄泉路照らしくれ ショルツ 自 熊本イオン犠牲者の遺影、しゃくり上げるご友人の様子に、たまらない思いがこみ上げました。
自分に何が起こったかわからないままの旅立ちだったのではないでしょうか。せめて黄泉路は明るくと願いました。
小野 ○ 九州の神秘的な怪火「不知火(しらぬい)」と呼ぶそうですが、もしかしたら熊本地震のことかなと想像しました。
廣瀬 ○ 不知火は熊本の八代海(=不知火海)などで夏に見られる海上の光輝現象との事ですが、この事を調べるうちに
イオンモール熊本の事故で無くなった若い女性の事を思いました。多分作者の句意も同じだと想像しますが、
震災も人災も本当に怖いです。彼女たちの冥福を心からお祈りいたします。
白鳥 Q 「乙女の黄泉路」とは?
片岡 Q 何か伝説でもあるのでしょうか。
下河原 コ 「不知火」は一度見て見たいですね。
白井 コ えーと どういったらいいのか? どなたか事故かで
大治 コ 良い句です でも意味が難しすぎて自分の理解の範囲を超えています
46 茄子揚げて友はキリリと山法師 ショルツ 自 来日したアメリカの旧友との天ぷら&日本酒の夕餉。辛口の山法師がことのほか気に入ったようです。
友は友人と茄子天の友としてのお酒、両方にかけました。
辻 ○
五嶋 Q 山法師が食するのは、やはり精進料理、ということでしょうか?
木原 Q すみません。句意を教えてください。
白鳥 Q この山法師は植物ではなく、山法師(僧兵)?
白井 コ やまぼうしは白い花をいっぱい咲かせます この花のよう 友でしょうか? 花言葉友情ですね
大治 コ 山法師はお酒の銘柄ですかね、茄子を肴に一杯 たまりません
月足 コ 茄子を揚げる友に僧のような振る舞いや雰囲気を感じたのでしょうか。
47 有松の袂こぼるる涼み舟 ショルツ 自 涼しい有松絞りの浴衣で夕方の隅田川に漕ぎだしたいなぁという願望。
「袂はためく」だと立ち姿でパタパタした感じになるかと思い、「袂こぼるる」として低い姿勢に描きました。
村松 ○ 有松絞りの浴衣で舟遊び 日本の風情ですね
小野 ○ 粋な句です。有松=有松絞りのこと? 有松を着ての川遊び。なんと優雅なのでしょう。
作者は過去にタイムスリップしたのかな? 染色を学びたい者として、惹かれました。
町田 ○ 有松絞りの浴衣の袂が涼み舟に「こぼれている」(言い換えが出来ないくらい素敵!)華やかだし、奥ゆかしい。
笑みがこぼれると同じ使い方かな
下河原 ○ 有松絞りの浴衣を着た美しい女性をイメージしました。
白井 ○ なんか華麗な浴衣姿で 舟遊び?? いいなー
白鳥 ○ 有松、風情があっていい所ですね。夕涼みの船から着物の鮮やかな袖が見えているのでしょうか。
有松らしさ満載です。手ぬぐい買いましたか?
片岡 ○ 有松しぼりの浴衣でしょうか。「袂こぼるる」は舟の側から袂が波に触れそうな景ですね。
月足 ○ 涼み舟で、有松絞りの着物の袖から涼しげな柄が見えるという、粋な涼みを感じました。
廣瀬 コ 涼やかな句ですね!日本の伝統や文化を大切にされている作者の心意気を感じました。
48 旅相撲お国訛りの甚句かな ショルツ 自 相撲が秋の季語と知り、巡業中の大相撲一行に思いを馳せました。夏バテしないように、
怪我しないように、祈りつつ。
五嶋 ○ こういう日本の文化を大事にしたい。
村松 ○ 相撲甚句をきちんと聞いたことはないのですが巡業先に響くお国訛りの甚句 情緒と余韻のある句
手塚 ○ 大相撲の地方従業でしょうか。お国訛りの相撲甚句を聞いてみたいものです。の
久保田 ○ いいですね。ほっこりします。
白井 ○ 相撲夏巡業ですね いいですね お国言葉の相撲甚句
木原 ○ 巡業ですか。それとも旅相撲というものがあるのですか。お国訛りの甚句がいいですね。
大治 ○ 夏相撲は地方巡業の季節、屋根のない土俵で相撲甚句を聞いた思い出が蘇ります
下河原 Q どこで相撲巡業を見たのでしょうか?
白鳥 コ 地方場所も独特の味わいや面白さがあるそうですね。
片岡 コ 風情がありますね。
月足 コ 巡業のことでしょうか。お国訛りの相撲甚句、旅情を誘います。
49 雷鳴や蒼き惑星軋みをり 廣瀬 自 雷鳴が近くで轟いているのは恐怖ですが、地球を宇宙から俯瞰して視たら?と想像して作句。地球規模では地震も雷も
爆発も小さな軋み…でも当事者には大変な事!最近地球が軋むのを感じたのは熊本地震でしたが、天災以上に怖いのが
人災(温暖化による異常気象、戦争)で、地球が少しづつ壊れて(=軋んで)いく事だと感じております。
村松 ○ この夏の急な雷雨にぴったりな表現
小野 ○ 雷を宇宙の向こうから眺める様子が面白い。
白鳥 ○ そのぐらいすごい雷の音だったんですね。比喩がすばらしい!
片岡 ○ 自然災害や戦乱で、空を切り裂く雷が、地球の悲鳴のように感じたのですね。
辻 ○ 地球が軋む。戦争、地震!
白井 コ そうですね 温暖化で地球が病めてる叫びかも
木原 コ ゲリラ雷雨が地球を揺らしたか。
ショルツ コ 壮大な視点。実際の体感はそのくらいの恐ろしさ。
月足 コ 昨今の異常気象、高温エネルギーの暴走に危機感
50 ときめきを失うは罪カンナ燃ゆ 廣瀬 自 国道の中央分離帯で真っ赤に燃えて揺れているカンナから「人生ときめきを失ってはいけないよ!」と
勇められた様な気がして一句。君は、あの日に帰りたい??
手塚 ○ 「カンナ燃ゆ」という季語は情熱的に感じるのは私だけでしょうか。
町田 ○ すっかり「カンナ燃ゆ」に嵌まってしまった。この句を座右の銘にしようか
久保田 ○ 最近の私はときめくことだらけなので、「これでいいんだ!」と思えた句です。
下河原 ○ 老後は、何事にもときめきを持ち続けることが大切ですね。
白井 ○ そうなんで ちこちゃん曰く 年を取ると1年がとっても早く過ぎるは ときめきがないからと訓示
我々はもはや何みても やってもときめきなし そいいえば小学校で校庭花壇のカンナのような人がいたような?
木原 ○ 同感。カンナ燃ゆがいいですね。
ショルツ ○ カンナ=情熱は定番のイメージだと思いますが、こんな表現を思いつくのが罪!
大治 ○ カンナ燃ゆが心に響く句です。我々もこの心意気が今一場大切ですね
月足 ○ 年齢のせいにするな、でしょうか。
小野 コ うん、その通り!
白鳥 コ これは恋する相手に向かって詠んだ句ですね。それとも自分に?
51 晩夏光あふるる吾子の地鎮祭 廣瀬 自 6月に次男の地鎮祭に参加しました。初夏の柔らかな陽光が厳かな儀式全体を包み込んでいてそのシーンを
思い出しました。「晩夏光」で詠んだ方が子の人生の節目を親が優しく祝福する感じが出ると思って詠んでみました。
村松 ○ 立派に育った我が子の家の地鎮祭 希望や祝福が光とともに溢れている
下河原 コ お子さんが家を建てられるのでしょうか?地鎮祭やるのは凄いです。
白井 コ お孫さん一家新しい家を ですか いいですね
白鳥 コ お子さんが一家の主に。めでたくうれしい。
片岡 コ お子さんが家を建てる、自分が建てるより大きい慶びが伝わってきます。
ショルツ コ お子さんが家を建てる喜びがあふれています。
52 朱夏惜しみ白き風受く丘に立ち 廣瀬 自 五行思想における人生の白秋期に立っている私ですが、心はまだ朱夏に対する名残惜しさで一杯。
でも、ゆっくりとこの季節の風を受け入れていこうとも考えています…という心の変化を詠んだ句。
もちろん青春は遥か彼方。でも玄冬も遥か彼方であって欲しい!
五嶋 ○ ”朱夏”と”白き風”の対比が、素晴らしい。
下河原 ○ 「朱夏」は古代中国からの哲学で春の「青春」から続く言葉で働き盛りを象徴しているんですね。
我々世代は、すでに「白秋」から「玄冬」になろうとしていますね。
白井 コ 調べました 人生すでに4Q入り 会社であれば積み上げた予算達成に四苦八苦
これからどうしよう?か ですが 白き風のほうへ進むしかなしかね
白鳥 コ 夏を惜しむ…昔はそうだったけど。きっとこれは高原ですね。
片岡 コ 朱夏から白秋への移りゆきを、丘の風が伝えます。
ショルツ コ 晩夏の情景に朱と白のコントラストがよく映えています。
大治 コ 2句めと対をなす句と感じました、我々の老春はこれからです
53 帰りびと笑顔溢れる盆列車 大治 自 列車に関する夏の思いでの3句です。小学校の頃母の故郷福島相馬に夏休み毎帰省していましたが、
その時の列車の中の情景です
五嶋 ○ 楽しい思い出がいっぱいあるのでしょう。
村松 ○ 故郷へ帰る人々の晴れやかな笑顔 待っている人もきっと笑顔
下河原 ○ お盆での帰省は大変でしょうね。
白井 ○ 帰省への列車で みな大切な人へ会いに
白鳥 コ 帰省客で一杯の車内ですね。
ショルツ コ 故郷への帰省者ですね。家族、幼馴染とのおしゃべり 、好物が並ぶ食卓、思い浮かべたら^o^
54 夏山や夜汽車に揺れるザック一つ 大治 自 学生時代、南アルプスや八ヶ岳に良く登山をしていました、新宿発の夜行列車にザック一つで飛び乗ったことが
思い出されます、その頃の列車は網棚は本当に紐の網棚で汽車が揺れる度一緒に揺れていたザックを思い出します
村松 ○ 早朝から山に登る人のザックですね 忙しかった姉が夜行日帰りのバスで上高地に行っていたなあと思い出しました
白鳥 ○ 夏の一人旅だろうか。青春18切符で。「夜汽車」と「ザック一つ」がいいです。
月足 ○ 夜汽車にザックの夏山行、懐かしい。
下河原 コ 学生時代に何回も乗った夜行列車、今はほとんどなくなってしまいましたがまた乗りたいですね。
白井 コ そういえば 中央線ナイトEPが復活とか 新宿にアルプス広場があったね でも1度も登山してない
もうできないけど
片岡 コ ノスタルジックな句ですね。夏山登山、懐かしいです。
55 夢載せて青春切符の夏休み 大治 自 学生時代暇はあるけどお金が無かったので青春十八切符でいろんな所を旅しました。懐かしさがこみあげてきます
手塚 ○ 青春18切符といのがまだあるのですね。夢見る世代に乾杯。
ショルツ ○ 青春の旅はタイパなんて関係ない。鈍行だって待ち時間だって旅のうち。
廣瀬 ○ JRの青春18切符は学生限定ではなく大人でも乗れます。ただし新幹線や特急列車はNG。ローカル線ドンコウの旅を
ゆっくりと楽しむ人たちのモノ。普段出張で新幹線を利用しているサラリーマンも夏休みくらいは学生気分に戻ろう!
辻 ○ 青春18きっぷ、使いづらくなってしまった
五嶋 コ 青春切符で夢を追えるのは、我々の世代でも可能、ですよね。
白井 コ いいね これも一度も乗ってなし
木原 コ 懐かしい夏の日。夏が来るたびに思い出が増えていたあの頃。
白鳥 コ 昔の夏休みはこうだったな…。いろんなことが無限にできそうな予感だけはあった。
月足 コ 青春18切符に年齢制限はないようですが、気持ちは若くないと
56 冷やし酒鯛の目玉を食べる君 大治 自 鯛のお頭を酒蒸しで食べた時の酒友さん、鯛の目の玉まで食べたチャレンジ精神に感激して乾杯
小野 ○ なんか、その瞬間のオッ(ギョッ?)とした気持ちが素直に出ていて好感しました!
町田 ○ 切り取り方が愉快です。ショックだったのかなあ
久保田 ○ 私です!笑 君って誰?
木原 ○ それが美味いのよ。
片岡 ○ 「君」は想い人としての女性とすると、目玉をおいしそうに口へ運ぶ姿を見ての反応が可笑しい。
下河原 コ 鯛の目玉は美味しいですか?
白井 コ 君はだれ? 鯛から君?
白鳥 コ 豪快な、そして魚の美味しいところをよく知っている「君」。
廣瀬 コ 美味しそう!「そんな君のことが大好き」「そんな君のことが大切」という作者の気持ちが伝わってきましたよ。
57 お揃いのシャツはオレンジ夏予選 辻 自 多摩の応援団のシャツはオレンジ
手塚 ○ たぶん炎天下の高校野球の応援でしょうか。オレンジが良いですね。
久保田 ○ 野球の予選?オレンジのシャツで見に行くのかな。
白井 ○ オレンジシャツでは サッカーかね 次の句からエスパレスだよね
廣瀬 ○ OBが母校のオリジナルTシャツを着て応援している様子でしょうか?微笑ましいとともに、
勝ち負けだけではなく一緒に母校を応援する貴重な時間を感じました。
町田 コ リズムがとても良いです。
下河原 コ 高校野球の地方予選ですかね。
白鳥 コ 高校野球の地方大会かな。
ショルツ コ スクールカラーを身に着けると気合がはいります!
58 蝉なくや富士よ顔出せ清水港 辻 自 曇って富士山見られず
五嶋 ○ 是非、清水港からの富士を見てほしい。
村松 ○ せっかく静岡に行ったら見たいよね富士山
木原 ○ やはり富士山が見えないとねえ。
片岡 ○ 修善寺から小さな西伊豆の漁港へ向かう山道で見た、沼津湾がもやった上に少し顔を出した富士は高かった。
下河原 コ 清水はなつかしいですね。昭和の最後の頃2年ほど物流センターの構築で滞在していました。
白井 コ 三保からの冨士ですか 夏冨士ですね
白鳥 コ せっかく来たんだから富士山見たいよね。
ショルツ コ そのロケーションで富士山ビューがあるかないかは差が大きい。
大治 コ 駿河湾で釣りですか、やはり清水港の名物はバックの富士山ですね
月足 コ できれば港とセットで富士山もあらわれてほしい
59 釘頭がっしり押さえた蜻蛉かな 辻 自 釘頭に止まって動こうとしないトンボでした
村松 ○ 釘隠しにはいろいろな形が見るの好きなんですけど もしかしてこの句の蜻蛉は本物? それはそれで面白い句
小野 ○ 釘頭(くぎがしら)は、古びた木の柵やベンチ、あるいは柱の表面から、頭を突き出した釘の部分なんですね。
そこにトンボが登場。「がっしり押さえた」で、ここは「自分の居場所だ」と宣言しているかのような様子が
伝わります。風景が浮かぶ句です。
町田 ○ 捉え方がユニークです。映像がすぐ浮かびました。真面目で責任感のあるトンボ。
ショルツ ○ 丁寧で説得力のある観察眼。
白井 コ トンボなんだ 季語は秋 止まってる姿かね
木原 コ 鬼ヤンマですか。
白鳥 コ トンボが打ち終わっていない釘頭にとまっているのか。彼らは物の先にとまるよね。
片岡 コ 鬼ヤンマのような大きなトンボですね。
60 蝉鳴くやサインポールのミキサー車 辻 自 ミキサー車のカラーリングが床屋と同じでぐるぐる回ってました
下河原 ○ 「サインポールのミキサー車」と言う表現が素敵です。
白鳥 ○ この取り合わせ、ナイスです。
大治 ○ なんとなくおかしみのある句で好きです
月足 ○ サインポールのようにミキサー車のミキーサ部分が回る。暑さの中、蝉の声のように延々と。
片岡 Q サインポールとは何でしょう?
白井 コ うーん ぐるぐるだけど なんか暑さが増すようね
廣瀬 コ 床屋のサインポールが回っている前を、ミキサー車がミキサー部を回しながら通過する一瞬をとらえた句でしょうか?
何気ない真夏の日の光景。暑さと回転で目が回って熱中症になりそう!?
61 応援の熱帯夜涙で明ける 月足 自 W杯の夜中の観戦、悲喜それぞれの朝
下河原 Q ワールドカップのサッカーですか?
白井 コ 残念ながら ですか また来年めざし
白鳥 コ サッカーかバレーボールか?野球かな?
62 雷鳴に洗濯ものより梅入れる 月足 自 今年は梅雨明け後も油断できず、空と相談しながらの梅の天日干し
村松 ○ 洗濯物は洗いなおせば済むけど梅干し濡れたら大変!
町田 ○ 今は梅干しづくりが第一ですね。
下河原 ○ 「梅」は盆栽ですかね?大事にされているのがわかります。
ショルツ ○ 丹精した梅を守る!気合が感じられます。
白井 コ そう 我が家も今年5k干しました 7月の初旬に3日干した ちなみ18%で 塩のみ
白鳥 コ 大事に干した梅。シャツやパンツはまた洗えばいいし。
片岡 コ 手塩にかけられて、さぞおいしい梅干になることでしょう。
廣瀬 コ せっかく時間をかけて乾燥させた梅を台無しにしたら大変だ!!
大治 コ 梅干し作成中ですかね、家でも同じ情景がありました
63 義母暮らす町のアラート溽暑なり 月足 自 防災アプリに家族の居住地を登録。我が家、義父母、こどもと、それぞれ熱中症アラートがかまびすしい。
アラート慣れにも注意。
村松 ○ 高齢の家族がいると夏の暑さは心配です 淡々とした句だけど気遣う気持ちが伝わる
手塚 ○ 「溽暑」蒸し暑さ満載。クーラーなしには暮らせません。
木原 ○ 溽暑という季語が不安を募らせる感じです。
辻 ○
五嶋 コ 酷暑や猛暑とは違う切り口で、こんなすごい季語があるのですね。
下河原 コ 「猛暑」「酷暑」に続いて「「溽暑」ですか? 日本語は様々な表現がありますね。
白井 コ そうだよね こう暑いと心配だよね 必ずエアコンをで
白鳥 コ 「暑さ注意」のアラートでしょうか。夏を乗り切るのも命がけ。
片岡 コ 昨夜、息子の義母が暮らす千葉が、レベル5の豪雨に見舞われました。心配です。
ショルツ コ 猛暑+地震か台風になると、二重災害。せめて一つずつにしてほしい。
64 車椅子乗り出して撮る蓮の花 月足 自 今年の蓮田は、花が少ない。開花した蓮の前で、車いすの老女と付き添いの息子さんか。
自分で直に確かめるように。「乗り出して撮る」は説明くさい。
五嶋 ○ 車椅子生活とはいえ、お元気そうな様子が窺えて、嬉しく思います。
村松 ○ 見事だったのでしょうね 蓮の花 この句にも優しさを感じる
小野 ○ シーンが浮かび、心が動かされます。作者は「乗り出して撮る」で、この人物の好奇心や興奮を伝えています。
久保田 ○ 蓮の花の美しさ、優雅さが、車椅子を乗り出して撮るで、よくわかります。
白井 ○ そうですか 手が届くぐらいに伸びた花
白鳥 ○ ちょうど美しく咲いていたのでしょう。今しかない、その気持ちが伝わってきます。
片岡 ○ 美しい物に感動した人の姿に力感があります。
廣瀬 ○ やはり蓮の花が咲いているのは珍しい事なのですね~車椅子から乗り出して撮るほどだから。
大治 ○ 蓮の花の美しさに魅かれての行動ですね、その気持ちが解ります
木原 コ 好奇心旺盛ですね。でも気をつけて。