2026年6月

第84回 選句・コメント表   2026年06月
№ 俳句 選句者 点数・記号 コメント・質問・自作の説明
1 梅雨寒や爪先包み丸くなる ショルツ 自 この時期に一番冷えを感じるのが爪先。手で直接温めるとこんな姿勢になっています。
廣瀬 ○ 「梅雨寒」という季語。寒さで身体全体に力が入って小さく丸まっている様子を、作者の悩みでもある「巻き爪」
を使って上手く表現しているのと、その巻き爪に梅雨の鬱陶しさを重ねている工夫も上手いな~と思いました。
町田 コ 冷たいつま先を温めるとこんな風に丸くなるんだね。
木原 コ この季節。何着て寝るか迷うよね。半袖?長袖?
白鳥 コ 今年の6月はほんとに寒い。長袖を引っ張り出しました。丸くなるのはてのひらだよね。
白井 コ 梅雨寒で 指先も縮まりかね
2 梅雨空と洗濯かごと睨めっこ ショルツ 自 干しても乾くかなぁ? 明日は? と、溜まっていく洗濯物と相談しつつ。。。
村松 ○ 洗濯のタイミングを考えなければならない季節になるよね 「睨めっこ」言い得て妙です
町田 ○ 「梅雨空」と「洗濯かご」の対比、そして睨めっこがいいなあ
手塚 ○ 部屋干しが多くなる季節です。早く外に干したいものですね。
大治 ○ 日常の何気ない一コマですがその悩みが解ります
片岡 ○ これからは悩ましい。
月足 ○ 恨めしさを俳諧味でつつんでいます
辻 ○
廣瀬 コ 洗濯かごに溜まっている洗濯物とどんよりした空を見比べながら「洗濯しようか?どうしようか?」と、
迷っている作者の姿が目に浮かびました。
下河原 コ 梅雨の時期は、洗濯物を外にほそうかどうか悩まされますね。(我が家はすべて奥さんが対応しています)
白鳥 コ 外に干すか部屋干しか
白井 コ そうですな 来年はカンタ君導入かも
3 南風(はえ)に乗りフィリピンフェスのスパイス香(か) ショルツ 自 上野駅公園口からその香りに誘われて動物園前広場に出ると、フィリピンフェス開催中でした。
スパイスの香り、煙と共に、陽気なタガログ、音楽が湿気を帯びた風に混然と漂っていました。
村松 ○ スパイスの香りに日常を離れた開放感を覚え 推し活も更に盛り上がる 楽しそうで羨ましい〜
久保田 ○ フィリピンフェス、私も行きたかったです
木原 ○ 熱いライブ、盛り上がってますね。
下河原 ○ スパイスの香りが風に乗って来てお祭りを織り上げていますね。
白鳥 ○ エキゾチックなお祭りにわくわくする気持ちが伝わってきます。
大治 コ 南とフィリピンとスパイス香 三者が絶妙なスパイスになってこの句の良さを引き立てています
白井 コ 南風が吹き 下町の臭いも ぴったり感的な
月足 コ 南風とフィリピンフェスが共鳴
4 芍薬や笑みをおくれと茎炙(あぶ)る ショルツ 自 固い芍薬の蕾を開花させる方法を昔花屋さんが教えてくれました。
村松 ○ 長持ちしてねじゃなくて笑みをおくれと表現するのが人格の差かしらん
白井 ○ そうですか 華道の分野 茎あぶるとよみがえる? 人は無理だよね
小野 ○ クシャクシャと華やかさがある芍薬。切花の芍薬が力を無くしてしまったのを見て、作者は
「どうかその美しい笑顔を見せておくれ」と祈る気持ちで水揚げのための「焼揚げ」をしているのかな、
と思いました。愛情が感じられるし、シーンが浮かびます。
辻 Q 炙って食べる?
町田 コ 最初、煎じて薬にするのかなあと思ったけど、「生け花」で水揚げを良くして花を長持ちさせるために
するんですね。初めて知りました。
下河原 コ 生け花を長持ちさせる際に、茎を炙るんですね。初めて知りました。
白鳥 コ 茎をあぶると花が長持ちするといいますね。
片岡 コ お灸、ですか? 芍薬甘草湯は眠っているときの足のつりに効く。炉端で話題となりました。
5 バス旅や江戸の風情にあやめ咲く 村松 自 小江戸佐原に行ったと話したら バスツアーで行った友人に「佐原はあやめの時期がいいよ」
と言われました 確かにね
町田 ○ そう、あやめって江戸的な感じがしますね。
月足 ○ 江戸情緒にあやめ、いいですね。佐原あたりでしょうか
小野 ○ 日光江戸村へのバス旅行? 違うかな? 江戸っぽい風景の中であやめの美しさに心惹かれたのですね。
ショルツ コ 江戸風情のバス旅はどのコースでしょう?!
大治 コ バスと江戸からハトバスツアーを連想します。公園のあやめ見学ツアーかな
白鳥 コ はとバスかな。江戸とあやめは言葉としてもぴったり。
白井 コ そいですか 小江戸巡りかね いいね
6 空仰ぎ朝の珈琲夏の海 村松 自 河津のテラスで飲んだコーヒー美味しかった 気持ちの良い朝だった
久保田 ○ バカンスかな?やること決めずに過ごす朝、いいですね
手塚 ○ 河津の海でしょうか。落ち着いた句の調べですね。
木原 ○ 真っ青な空と海。夏の朝の珈琲、いいですね。
白井 ○ そう 春なくて すぐ夏で
ショルツ コ 「今日も暑くなるぞー」と言っているような空。光る海。夏の朝のコーヒータイムは濃いめ?薄め?
町田 コ 最高の朝ですね。
廣瀬 コ 河津ビーチハウスでのモーニング珈琲でしょうか?
下河原 コ 伊豆の朝に飲んだコーヒーは美味しかったです。
白鳥 コ 気持ちいい朝ですね。
片岡 コ ブルームーンでの一句でしょうか。海辺で朝の空を仰ぎ、ながらの一杯のコーヒーのうまさよ。
7 鈍色の空に遊ぶか燕舞う 村松 自 曇り空に燕が3羽上へ下へと飛んでいるのを見て
下河原 ○ 曇天の日に燕が飛んでいる姿が素敵です。
片岡 ○ 灰色の空に黒い燕、色彩の地味さと動きのダイナミックさの対比が面白い。
辻 ○ 鈍色 にびいろ
白鳥 コ 燕、海辺でも子育てしているんでしょうか。
白井 コ 曇り空では つばめ 低いよね でも早い
8 駆けて来る夏に戸惑う老いし日々 村松 自 暑くなるのが早すぎて体を慣らすのが大変
ショルツ ○ 「夏が駆けて来る」の表現に深くうなずいています。「老いし日々」には、まだまだと言いたいところですが、
これも正直共感。
大治 ○ つい暑さを我慢しがちですがそれはダメクーラーは必須になりますね。
廣瀬 ○ 駆けて来るから逃げられない!急激に夏に向かっていく気候変動(高温多湿・寒暖差・豪雨)に
身体がついてゆけない!それも「老い」!?実感の良句です。
白鳥 ○ 夏はやっぱり若者の季節な感じだもんね。服の露出度も高く。
町田 コ 「駆けてくる夏」という表現がいいなあ。でも、まだ戸惑わないで欲しいです。
手塚 コ なにも戸惑わなくても。老いを楽しみたいものです。
木原 コ 夏って駆けてこちらに向かって来るんだ。まだまだ夏から逃げないぞ。夏組だし。
下河原 コ この歳になると暑さもこたえます。
白井 コ そう すぐ夏で
月足 コ 夏よ、そんなに急いでくるな
9 初夏の海我らの未来に投げキッス 町田 自 我らの老後に投げキッスの方がいいですか? 笑
廣瀬 ○ きっと河津ビーチでの皆の姿を見て想ったことなのでしょうね~?
古希も目前にした我らが『未来に投げキッス』というのがステキです!
下河原 ○ 河津の海ですかね。これからのセカンドライフを多いに楽しみましょう。
白鳥 ○ 上の句と比べてポジティブさにくらっときました笑。
辻 ○ ポジティブ思考でいいです
小野 ○ これは河津の海ですか? 誰だろう?こんな素敵な投げキッスをした人は!
ショルツ コ 希望、明るさを直接的に謳いあげて爽快!
木原 コ 初夏は一番好きな季節。前向きになれる季節です。
白井 コ えーとこれは bluemoonの海かね そう未来はまだある?
10 青葉騒あの子が好きと言い散らし 町田 自 「青葉騒」という季語を使ってみたくて。青葉のおしゃべり「あの子もこの子も鳥も花も好きだよー」って
ショルツ ○ これも爽快! 若い、あるいは幼い日の思い出か? 何で世界中に告げたくなるのか?
それが純情というものでしょう。
手塚 ○ 青春そのもの青葉騒の季語が良いです。
木原 ○ 「言いふらし」ではなく「言い散らし」とした所が面白い。つまり他人の事を言いふらしたのではなく、
あの子に届くよう自分の事を言い散らしたのだ。
月足 ○ 青葉が風をうけてざわめくという意味でしょうか。騒の漢字が入りますが、基本はさわやかさを含む季語に
近い言葉と解釈します。一方で、騒と言い散らすにつながりを感じます。言い散らしという、
どちらかと言えばネガティブな言葉になった事情が気になります。
小野 ○ 「青葉騒」は「あおばさわぎ」と読むの? 「言い散らし」という表現がいいなー
廣瀬 コ 青葉騒…良い季語ですね!思わず溢れ出てしまうザワザワした感情をこの季語に託したのがお上手です。
「あの子が好き」という真っ直ぐな感情が「言い散らす」行動と響き合っています。
ご自身の若かりし日を想い出しているのでしょうか?いや!今も言い散らす作者であって欲しいです!
下河原 コ 自分の気持ち素直に表現出来る子供は素敵ですね。私は出来なかったです。
白鳥 コ 「青葉騒」って知りませんでした。中学生だよねーこういうの。今は小学生も?
片岡 コ 小さな子の恋と読みました。きっと心の大事件で、「青葉騒」と通いますね。
白井 コ 青葉が茂るこのおり いいね 子供の世界?
11 南天花雨粒の如くこぼれけり 町田 自 南天の木の隣で車を待っていたら、そこだけ小さなぱらぱらと言う音が、ここだけ雨?
おかしいなと思いよーく観察したら花びらの散る音でした。
村松 ○ 南天の花を気にしたことがなくて調べました 「雨粒の如くこぼれる」という表現が梅雨時に咲くのでピッタリ
久保田 ○ こぼれるように咲く感じを表したのかな?
手塚 ○ 南天の白い花は夏の季語なのですね。
大治 ○ 南天の花は可愛らしくうまく表現しています。
片岡 ○ 小さな白い花、こぼれるように雨降るように。
白井 ○ いいね 真っ白なナンテンの花 雨粒ごとく花開くでしょうか?
白鳥 コ 南天の花は白くてはかなげで風情があります。
月足 コ 如くは、ごとで中七にした方がよいのでは
12 つつと伸び胡瓜巻きひげ闇探る 町田 自 野菜作りが上手くなり、庭に植えた胡瓜が窓の外まで這い上がってきて、四六時中観察できます。
廣瀬 ○ 夜間の胡瓜(巻きひげ)の成長でしょうか?植物の持つ生命力が、「伸びる」と「闇探る」で上手く表現されて
おります。この後もずっと伸び続けそうな力強さと不気味さを感じます。繊細さとダイナミズムが同居した句。
下河原 ○ 胡瓜を栽培されているのかな?
ショルツ Q 闇は、胡瓜のなっている茎の影?
白鳥 コ キュウリの蔓の成長は早すぎて剪定をする前に絡まってしまいます。夜に伸びているという発想がおもしろい。
白井 コ そう きゅうり夜の間に自分の成長を確定すべきつるで もう我は自分の居場所もさがしようもなくではで
うらやまし
13 青梅雨や相合い傘に跳ねる子よ 久保田 自 ママと相合傘の男の子。嬉しそうです
村松 ○ この相合い傘は大人と子供だと感じました 大人は濡れないようにと思うのに、おかまいなしに跳ねて歩く
子供の無邪気さが可愛い
町田 ○ 「青梅雨」って情景の見える素敵な季語ですね。美しい緑とせっかくお母さんが傘を差しかけてあげてるのに
跳ね回って雨を楽しんでいる子供の姿が見えます。
手塚 ○ 相合い傘というの言葉の響きが懐かしいです
大治 ○ 青梅雨と跳ねる子のとり合わせに若々しい作者の気持ちが表れています
廣瀬 ○ 同じ「梅雨」でも鬱陶しさではなく、「青葉に降り注ぐ光る雨」「相合い傘」「跳ねる子」という言葉の
チョイスにより「明るくポジティブな気持ち」が表現されております。
もちろんその原動力は一緒に傘に入っている「あの子」。。。気持ちも一緒だと良いのにね~
白井 ○ いいね 長靴はいて カッパ着て 幼稚園帰りかね
ショルツ コ 青梅雨の季語がきれいで清々しい。
下河原 コ 相合い傘がほほえましいですね。
白鳥 コ これは小学生?まさか大人じゃ?
月足 コ 母子の相合傘。蛇の目でお迎えうれしいな?
14 あめ玉を放るくちびる夏の色 久保田 自 そろそろ夏色ルージュの季節です!
ショルツ ○ オレンジ色! が私の夏のくちびるのイメージ。 手のひらにあめをのせて、
もう片方の手でそれを叩いてポーンと舞い上がったのをパクッとする技を持つ人がいました。
木原 ○ 夏色のくちびるってよくわからないけど、なんかいい。
下河原 ○ あめ玉とくちびるの対比が面白いです。
白井 ○ 飴玉で 真っ赤な口?
辻 ○Q 夏の色は 青? 赤? 赤い唇?青い飴玉?
町田 Q 「夏の色」とは
白鳥 Q 飴玉を唇で「放る」とは飛ばすということ?夏の色なのはくちびるですね。
月足 Q あめ玉を放るくちびるがどんな状況か。頬張るなら頬?まさかあめ玉を飛ばす?
片岡 コ 空中に投げたあめ玉とパクリと受ける唇、春の色でもない秋の色でもない、夏の色が確かにあるかも知れない。
白いTシャツが似合うと思った。
15 千のスマホの光をまとう揚羽蝶 久保田 自 推しのライブは、撮影可能な曲があり、一斉にスマホが向けられます。デビュー曲、バタフライにも!
月足 ○ ラメ付きの多色の美しさを現代風に
町田 Q 「千のスマホの光」とは
廣瀬 Q 千のスマホの光?煌びやかな衣装を身に纏ったアーティストのコンサート?
下河原 Q 千のスマホの光をまとうとはどんな情景なんだろうかな? 揚羽蝶はカラスアゲハかな?
大治 コ 揚羽蝶の美しさの表現として素敵です
木原 コ 揚羽蝶、存在感あるよなあ。
白鳥 コ スマホとアゲハ蝶、現代的な比喩
白井 コ 千のスマホですか 自然の色はすごいね
16 強面の光る靴あり夏旅よ 久保田 自 新幹線で隣に座った強面のおじさま。スーツにピカピカの靴、何者だろう…。
白鳥 ○ これで行ったるでーー!という強い意志を感じました。
片岡 ○ 登山用のようなハードな仕様の靴、でも履く人の旅への気持ちを表わして夏の光に輝いている。
若かりし頃の、旅への意気込みを思い出しました。
小野 ○ いやーん こんなシーンに出会したら緊張するけれど、その旅は忘れられないね!
ショルツ コ なぜか?クスっと笑ってしまう味のある情景。強面のおにいさんもいそいそと出かけるのが旅行。
〇〇フラワーパークとかで見かけるようなw
町田 コ 山登りでしょうか?靴に負けない強面の旅をして下さい!
手塚 コ 強面の靴って、ぜひ句会にも履いてきてください。。
白井 コ 早くも 夏のような日差し
17 小雨降る薄紫の花菖蒲 手塚 自 いつもの生田緑地の菖蒲園の様子です。
村松 ○ 四句とも素直に情景が浮かぶきれいな句ですね どれも好き
町田 コ 花菖蒲には雨が似合いますね。
下河原 コ 花菖蒲もきれいですね。
白鳥 コ 雨に似合うね、菖蒲の花。
片岡 コ 池には波紋、花弁と剣のような葉先には雫。
白井 コ 菖蒲の季節でうすね
18 河津浜かすむ大島夏の暁 手塚 自 今年の河津吟行は快晴でした。大島もうっすら見えて。
村松 ○ 河津から眺める薄い島影 島でも山でも名前を知っていると身近に感じて少し嬉しい 気持ちの良い夏の朝
下河原 ○ 今年は、河津浜から伊豆七島が良く見えました。
木原 コ 楽しかったなあ。来年も行こうね。
白鳥 コ 海は遠くまで見渡せて気持ちいいですよねー
白井 コ そうでした 利島 新島も見えたね
月足 コ 合宿での一景ですね
19 食卓の紫陽花めでる夕餉時 手塚 自 我が家の紫陽花は今年は良く咲きました。花瓶に生けて一句。
ショルツ ○ 色彩も涼やかな、豊かな食卓の風景。会話の和やかさが伝わります。
大治 ○ 何気ない日々の食卓に季節の彩りを添える作者の家の雰囲気がいいですね
町田 コ 花瓶かコップに紫陽花を挿す温かい食卓ですね。
廣瀬 コ 「食卓と夕餉が意味被り」なんちゃって~笑、夏井いつきみたいな事を言ってみました。
白鳥 コ 切り花を飾ったんですね。華やかな食卓。
白井 コ いいですね お酒もすすむよね
20 あじさいや雨の音する午前五時 手塚 自 私のスマホの目覚ましは朝5時にセットしています。
村松 ○ 部屋の中で聞く雨音 庭の紫陽花も喜んでいる
町田 ○ まだ寝床の早朝、耳には雨音。見えてない紫陽花の濡れそぼった感じが想像できます。
久保田 ○ 最近は、早く目が覚めますよね、
大治 ○ 雨に映える紫陽花綺麗ですよね
木原 ○ 雨音で目が覚めたか。この季節、朝5時はもう明るい。
廣瀬 ○ 四句中三句が、紫陽花や花菖蒲等の「花」を季語として使ったものですが、この句が一番しっくりと世界に
入れました。きっと朝方に降った雨も昼過ぎには止んだのではないでしょうか?
この天候の変化もあじさい(七変化)に託した気がしました。
白鳥 ○ 朝方に目が覚めて、目に入ったのは食卓の紫陽花、外には雨音。梅雨の一日の始まり。
片岡 ○ 静かな雨音で始まる日。梅雨の早朝の空気。
白井 ○ そうです この時期は朝早く 雨でも5時には明るいことかね?? 早寝早起き老人より
月足 ○ 雨にあじさいはもちろん合う。ただ、雨音に起こされるのはつらい?
辻 ○ 静かな情景が浮かびました
小野 ○ なんか、ドラマを感じていいなー 好きです。家の中にいる作者は雨音を聞いて、雨の中に佇むあじさいを
思ったのでしょ、しかも朝の5時に? かっこいい!
ショルツ コ 「ああ、雨か。でも紫陽花はきっと鮮やかだ。」と梅雨時の早朝の想い。
下河原 コ アジサイと雨は6月の象徴ですね。
21 初鰹藁焼き香る塩たたき 大治 自 初夏が旬の食べ物を読んでみました。鰹は刺身も美味しいですが藁焼きの塩タタキが一番美味しい食べ方
だと思います。高知を思い出します
村松 ○ 四句とも美味しそうな句です 塩だから強調される香ばしい匂い
久保田 ○ 美味しそうなものばかりの句。塩でたべるカツオ、たまらないですね。
廣瀬 ○ 旬のお魚の四句ですね!この句が一番美味しそうで五感が刺激されました!「香り」…大切ですね~
片岡 ○ 美味な連作。中でもこの句、さっとふった粗塩の白さが清々しい。
月足 ○ 美味しい肴が並ぶ四句。たまらない!
小野 ○ 4句とも美味しそうですが、これた一番! 初鰹の藁焼き×塩たたき。絶品です。
ショルツ コ たまりませんね~
町田 コ どれも美味しそう。藁焼きの香りに塩たたきがーーいいなあ
木原 コ 本場高知では藁焼きの塩たたきですね。
下河原 コ 4句とも海産物シリーズですね。最近は、こうした海産物が本当に美味しく感じるようになりました。
白鳥 コ やっぱり旬に食べるのが美味しい!
白井 コ いいね ぐーとここはビールかね
22 骨切りの鱧の味わいお中元 大治 自 お中元で鱧をいただきました。梅肉あえ、鱧シャブでたべましたが自分では買えない高級魚です
ショルツ ○ どうやって生きてきたらこんなお中元いただけるんでしょう?w
下河原 コ 「鱧」はハモなんですね。初めて知りました。
白鳥 コ 鱧大好きだけど、関西ほど見ませんね。
片岡 コ 鱧をお中元に贈ることもあるのですね。粋だなあ。
白井 コ これまた 高級魚のお届け物 さらにお酒
23 かき揚げの香り豊かに桜海老 大治 自 駿河湾で獲れる桜海老はやはりかき揚げが一番美味しい食べ方だと思います。香り良し味良し
村松 ○ お蕎麦と一緒に食べたい
町田 ○ 私のかき揚げも桜エビを入れますがからっからの干したものです。是非、本物の桜エビのかき揚げを食べたい。
木原 ○ どれも美味しそうな句ですねえ。私はこの句が好きです。すべて食べたいけど。
下河原 ○ 私も桜海老のかき揚げ大好きです。
辻 ○ 静岡で桜海老のかき揚げが食べたくなりました
白鳥 コ 塩を振って。たまりませんね!
白井 コ またまた ピングのかき揚げ もれまたお酒
月足 コ どれも美味しそうながら、これも頂きたい
24 今が旬鯵なめろうで杯重ね 大治 自 三浦半島佐島沖で獲れた鯵は今が旬。なめろうにするとお酒が停まりません
手塚 ○ グルメですね。どれも美味しそうですが、鯵なめろうに一票。
白鳥 ○ 食べ物シリーズどれも美味しそうだけど、私が今食べたいのはショウガとネギたっぶりのなめろうです。
白井 ○ しめは なめろう 味噌味 またまたぐーと
ショルツ コ やはり「旬」をいただくのが最高の贅沢。
町田 コ やっぱり日本酒ですね。
廣瀬 コ 鯵なめろうは、やはり日本酒ですか~
25 更衣縹(はなだ)の空に風かすか 木原 自 「縹」。敦煌さんと同様にNHK俳句のテキストを参考にしました。小川軽舟先生に佳作に採っていただきました。
ショルツ ○ 縹 は絶妙な色彩。青には本当に様々な色がありますね。
村松 ○ よく晴れた日は衣替えに最適 青空といろいろな服と私だけかも知れないけれど色彩を感じました
手塚 ○ 縹色の空という繊細な色使いが印象的です。
廣瀬 ○ 四句のうち三句に「風」が詠われており…もしや作者はあの方?「更衣」「縹の空」という非常にビジュアル性の
強い句に「かすかに吹く風」が加わることで、「夏」が五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚等)で表現された
句となりました。素晴らしい句です!
下河原 ○ 縹色の空が印象的です。
白井 ○ おー はなだ色とはつゆ草の花で染めた色 まさに梅雨空一転のこの時期の色かね
月足 ○ 縹色、初めて知りました。日本の豊かな色の世界を示すひとつですね。爽やかな印象です。
町田 コ 縹(はなだ)と言う言葉が新鮮です。
大治 コ 言葉使いが凄いです
白鳥 コ 縹色の空ですか
26 元部下へ薔薇を抱きて一礼す 木原 自 6月になると定年退職した日を思い出します。
片岡 ○ 退職の日、思いはこもごもですが、煎じ詰めれば、「一礼」に込めた感謝しかない。
小野 ○ 部下ではなく元部下。ここがこの句のポイント。元部下は今や上司なのか? 元部下がわざわざ来てくれたのか?
想像を書いたてられます。いずれにしても、贈られたバラを手に、一礼している作者。
そこにある機微と人の心の奥深さ。脱帽。
辻 Q
ショルツ コ 退職の日でしょうか。 万感の思いがおありでしょう。
町田 コ どういうシチュエーションなんだろうな?部下、上司の世界を味わったことがないので・・・
廣瀬 コ 元部下が昇進してご自分の上司にでもなったという過去の思い出でしょうか?
良い関係ですね!こんな風にカッコ良く継承していきたいものですね~
下河原 コ 退職ですか?
白鳥 コ 退任の日でしょうか
白井 コ おー やるねー カッコイイ 一度やりたいが
27 補助輪を外しペダルを踏む薄暑 木原 自 孫が自転車に乗っている動画がバルセロナから送られてきました。
村松 ○ やっと補助輪なしの自転車に乗れるようになった子供 汗ばんだ顔も可愛いだろうなー
手塚 ○ 季節感とともに子供の成長を感じる
廣瀬 ○ お孫さんの成長の決定的瞬間が捉えられている秀句。「薄暑」で想起される「汗」…彼が一生懸命ペダルを
踏む力強さとドキドキ感が表現されております。小さな大冒険の世界に共感いたしました。
白井 ○ お孫さんかね 早くも乗れる それに引き換えわが身 まだ坂道は杖あり歩行
ショルツ コ がんぱれ~
白鳥 コ 練習の甲斐あってやっと乗れるようになった自転車!
片岡 コ これは作者の、新生活への象徴の句として読みました。
月足 コ 幼いころの自分でしょうか。格闘している姿が薄暑とあわせ浮かびます
辻 コ 最近補助輪とんと見かけない
28 六月の風や自撮りの五稜郭 木原 自 正岡子規先生が感じた六月の風とは少し違う、梅雨のない北海道の六月の風です。
町田 ○ 自撮りの五稜郭は難しそうです。梅雨の晴れ間の奇跡の一枚ですね。
久保田 ○ 一人旅?開放的な感じが伝わってくる好きな句です。
大治 ○ 北海道で一番良い季節ですね、五稜郭タワーの上から自撮りの気持ちが解ります
白鳥 ○ 梅雨のない北海道には爽やかな風が吹いていたことでしょう。
辻 ○
下河原 コ 函館を一人旅ですか?良いですね。五稜郭も随分前に行きました。
白井 コ おー はーるばるきたぜ函館! 昔聞いたよね
月足 コ 五稜郭タワーから?梅雨がない爽やかな6月の函館でしょうか
29 タンスはカオス行きつ戻りつ更衣 廣瀬 自 例年にも増して暑くなったり寒くなったり寒暖差が激しかったり…今年の更衣は「出したり仕舞ったり」で
行きつ戻りつ…タンスもグチャグチャに。「韻」もダブルで踏んでみたのですが如何でしょうか?
大治 ○ まったくそのとおりだと思います
辻 ○ 響きがいいね
ショルツ コ 思い切りが大切!と、わかってはいるんですよ。。。
町田 コ タンスはカオス、最高!言葉遊びだけでなく、中七、下五でしっかり締めています。
白鳥 コ おかしいけど、リアル!5月にあんなに暑くて6月にこんなに涼しい。
片岡 コ 面白い!長袖や半袖に薄物に色彩があふれる。
白井 コ そうですか 着ていくものがきーまらない 夢一夜ですね
月足 コ 寒暖の行きつ戻りつに、更衣も右往左往。カオスに悩ましさがでてます。
30 若き日や薔薇一輪の赦しあり 廣瀬 自 若き恋人たちの喧嘩は「一輪の薔薇」が解決してくれました。そして、ある時点までは薔薇が高額品に
変わっていきましたが、それもすぐに限界が訪れて…今ではすっかり〇〇〇〇〇〇
手塚 ○ 薔薇一輪の思い出、何を赦したのでしょうか。
白井 ○ うー 青春の 過去の 過ぎてしまったあやまち うーん
小野 ○ これもまた、なんともドラマチックな! 「薔薇一輪の赦し」、想像が膨らみ、心惹かれます。
下河原 Q 若き日の思い出ですか? どんなことがあったのか気になります。
白鳥 Q 「薔薇一輪の赦し」ってなんだろう?
辻 Q
町田 コ 薔薇一輪で許されたのか?
大治 コ 今の年では許しを請うのは薔薇ではなくケーキになりますかね
片岡 コ 謝るのって、本当に難かしい。薔薇一輪は一生に一度の手かも知れない。
月足 コ どんな物語があったのか
31 ノーサイド号泣つつむ大夕立 廣瀬 自 いつか観たラグビーの決勝戦。大変な接戦でノーサイドの瞬間…勝者も敗者も号泣し、、しばらくしたら競技場が
激しい夕立に見舞われ、涙も汗も感情も…全てを流してリセットされて…夕立が去った後は爽快感すら覚えて…
まさに「ノーサイド」。勝者も敗者も観客も…きっとそこからまた新たなスタートが切れたことでしょう。
ショルツ ○ ドラマチック! 歓喜、嘆き両方が湧き上がるスタジアム。それを分け隔てなく「つつむ」のは、
優しい雨でなく激しい夕立。「ノーサイドを最高に演出しています。
町田 ○ ノーサイドだけで、状況がわかる。そして、号泣つつむ大夕立がとてもいい!つつむが優しいです。
月足 ○ どんな劇的な試合か、作者は応援それとも選手、いろいろなドラマが浮かびます。号泣つつむが良いですね。
大治 コ ラグビーも他のスポーツに負けず盛り上げってますね。神戸製鋼のアーディーサベアが大好きです
木原 コ 涙は心の汗だ!!
下河原 コ 試合で負けた情景が目に浮かびます。
白鳥 コ 試合が中止に?引退試合か。
白井 コ ラグビーかね どの試合かね
32 宴果つ明易の浜チェアひとつ 廣瀬 自 先日の河津吟行…実は一番遅くまで寝ていたので「明易」はありうるべき嘘なのですが、
朝の珈琲を頂いた後にバルコニーから海を眺めて焚火跡を見つめながら…こんな事を想ったのでした。
村松 ○ 焚き火の跡と残された椅子ひとつ 楽しさの名残りと終わってしまったほんの少しの寂しさとを感じました
町田 ○ 「明易」!私も使ってみたかった季語です。宴の後、あっと言う間に夜が明けてしまう。
「明易」が状況によく合っていて、「チェアひとつ」も宴が終わった寂しさが出ています。
久保田 ○ チェア一つで、宴が以下に盛大だったかが伝わって来ます。いい句ですね。
大治 ○ 宴が終わった後の寂しさが伝わってきます
木原 ○ 夕べの宴会の盛り上がりが嘘のような静かな朝。ポツンと一つ残っている椅子がわびしさを誘う。
下河原 ○ 「明易」と言う夜の明けが早い夏の季節を表す季語が素敵です。これも河津浜の情景かな?
白鳥 ○ BBQの後にディレクターチェアが一つ残されて。人がいない浜辺の寂寥感が漂っています。
片岡 ○ ブルームーンの景でしょうか。「宴」たけなわに、仲間と過ごした翌朝の一人の静かな時間。
月足 ○ 河津合宿の景か。祭の後の静けさ、虚脱感、孤独
ショルツ コ 明易の浜とは、素敵な言葉。賑やかな宴の余韻を残す静けさを醸し出しています。
手塚 コ 先日の河津吟行の宴の後。また来年の楽しみに。
白井 コ そう bluemoonでの宴 いいね
33 青春歌ほろ酔い気分の夜涼し 下河原 自 河津合宿でのバーベキューで飲まされすぎて身体が寒くなってしまい端っこで炭火で寒さをしのいでいました。
町田 ○ ほろ酔い気分での青春歌、いいのもです。そして、良い風が吹いていそう。
久保田 ○ 河津では、懐かしの歌、大合唱だったのかな?
手塚 ○ 古希まじかな仲間との青春歌。染みますね。
木原 ○ お酒が回るとなぜか歌いたくなる歌がある。
片岡 ○ この句も浜の思い出をそそります。ほんとに天気に恵まれましたね。
白井 ○ これも bluemoonだね 来年のリクエストは早めに 練習もあるみたいで
月足 ○ 河津合宿。皆で歌うあの魅力たまりません!
ショルツ コ 今年も歌っちゃいましたね~♬ 夜涼しの季語がぴったり
大治 コ 昔を懐かしむ時も一時その後の寂しさが涼しですかね
廣瀬 コ 河津ビーチハウスの想い出ですね!確かに夜は涼しかった。片岡君、上着を貸してくれてありがとう!
白鳥 コ 懐かしの歌で楽しい宴
34 風を受け佇む背中夏の浜 下河原 自 河津合宿で紅梅さんと川流悦子さんが伊豆の海を眺めている姿が印象的でした。
ショルツ ○ ♬ひとーり佇み~♬の一節が浮かびました。Blue Moonは一句会の「想いでの渚」となりましたね。
村松 ○ 夏の海に向かって立つ彼(私は勝手に男性だと思いました)は何を考えているのでしょうか
寂寥感か開放感か 余韻のある句
大治 ○ テラスのような板に海に向かって佇む姿が絵になります。一人だけ飛んでいる人がいました
廣瀬 ○ 皆で行った河津浜でしたが、早朝の浜で各々がそれぞれの佇まいで思いを抱いて海に向き合っていた様子が
良く表れている句だと感じました。
白鳥 ○ 誰の背中かな
白井 ○ なんか 青春映画の1シーンのような どうかした? よけないなお世話ですね
小野 ○ これも河津のシーンから? 「佇む背中」が良いですね。誰かがじっと海を見ていたシーンの切り取りかな?
町田 コ これはストーリーがありそうです。それとも何にも考えずに佇んでいるのか・・・
片岡 コ みなさん、まだまだ海が似合いますね。
35 暑苦し食欲唆るカレーかな 下河原 自 近所のアピタに有るフードコートに有るインドカレー屋さんで良くインドカレーを食べます。
食欲が無い時でもインドカレーを食べると元気になります。
月足 Q 唆は正規にはそそのかす(唆す)で、そそるは当て字とあり、ひらがながよいか。
木原 コ 暑い時はカレーで大汗かきましょう。
白鳥 コ 暑い時にも、そして寒い時にもなぜかカレーとラーメンが食べたい。
白井 コ そう 夏はカレーで汗で でも小生はそうめんかね
36 炎天下我が物顔や熊の影 下河原 自 相変わらず、日本中で熊が街の中に現れています。
辻 ○ 熊におびえるようになるとは!
ショルツ コ ひたひたと近づいてくるのを感じます。弟によると、熊ではありませんが、
墨田区に「アライグマ出現、注意!」の放送があったとか。
町田 コ 恐いです
白鳥 コ 街中に普通に現れる昨今。
白井 コ そう そう 私の真岡へたびたび どこに出てもおかしくない 唐辛子スプレー持参だね
月足 コ 全国に相次ぐ熊騒動。熊を責めても始まらず、人の知恵の示しどころです
37 昼顔のしのび笑ひや明日は雨 白鳥 自 子どもの頃昼顔の花を摘むと翌日は雨が降ると言われていて、いつも本当にその通りになりました(季節柄だけど)。
不気味で好きになれない花でした。
手塚 ○ 昼顔の「しのび笑い」って作者ならではの感性です。
大治 ○ 昼がの花に明日を感じる 完成豊ですね
木原 ○ これは意味深な句だ。やはり昼顔と言えば不倫の恋の象徴か。
明日は雨、つまり不倫に未来はないと言いたいに違いない。
小野 ○ 発想がすごい!
ショルツ ○Q この感性! 昼顔がしのび笑いするのか?と訝しむ前に、さもありなんと思わされてしまう。
でも、雨とのつながりは?
町田 コ 昼顔は控えめで優しい花のイメージでしたが、何かいじわる・・・
廣瀬 コ 「昼顔のしのび笑ひ」…どことなく「色気」を感じる言葉ですね~ 何か仕掛けられている感じ?
陥れられている感じ?
白井 コ すみません 昼顔イコールままならぬ恋で そうですねもう昼顔の季節
月足 コ 昼顔の花から、悪意のようなものが読み取れるのでしょうか。
38 跳ね鮎や翡翠の腹に風を知る 白鳥 自 昔同僚にアユ釣りに連れて行ってもらった時、鮎の色が売っているのと違っていてびっくり
(違う魚だと思って何匹かリリース)。けっこうアクティブな魚でした。
町田 ○ 翡翠の腹に限定したところが上手いなあと思った。一番風を感じそうで翡翠でキラリと光も感じた。
廣瀬 ○ 水面から勢いよく跳ねた鮎とそれを狙うカワセミの一瞬の交錯を上手く捉えた句です。
「風を知る」という言葉が鮮やかな生命の躍動感を強調している様な気がしました。
辻 ○ 鮎の塩焼き最高
小野 ○ 発想がすごい!
ショルツ コ これも何という観察力。確かに、鮎のお腹は翡翠色。風という現象を知った瞬間、どんな気持ちなんでしょう?
お魚に気持ちがあるなら訊いてみたい。
下河原 コ 鮎の腹が翡翠色は、なるほどと感心しました。
片岡 コ こんな美しい瞬間に出会ってみたい。
白井 コ そう 鮎の季節 また今年も川へいく間なくですが
39 えごの花仰ぐ顔(かんばせ)みな清ら 白鳥 自 花を見る人はみんないい顔をしています。
村松 ○ エゴの花を見上げる顔は皆その花のように可憐で清楚な表情をしていると捉えた作者の感性がすてき
久保田 ○ きれいなものを見るときは、みんなきれいな顔になるんですよね。たくさんいいものを見よう!
大治 ○ エゴの花を見る皆の顔が清らかになる なんと清々しい花なんですかね
廣瀬 ○ 「純白の花のシャワー」の様な降り注ぐほどたくさんのえごの花々…そりゃ皆、
清らかな気持ちになるわね~「顔=かんばせ」が良いですね~
下河原 ○ 「かんばせ」は芸術的な表現ですね。
白井 ○ 真っ白に釣り下がりますよね 山の中忽然と 気持ちはぱー と
月足 ○ 白く清らな花々を見上げる皆も
ショルツ コ えごの花の可憐さがそれを見る人を清めるのか。花の力。
町田 コ えごの花の清らかさが、見る人の目に写り、こころにも移ったんですね。
手塚 コ 「かんばせ」とは何とも風流な言い方です。
40 花橘や君に貸したサリンジャー 白鳥 自 古今集の好きな歌「五月待つ花橘の香をかげば…」のような俳句を作ってみたいと思って。
大治 ○ 青春の一ページの感慨ですね
片岡 ○ 物語性に惹かれる。「橘や」の上五では言い足りない「花」に込めた作者の意図を思ってみる。
白井 ○ 昔この時期に 文庫本を貸しはなし? だれに? ちょっと興味あり
小野 ○ 破調? 句またがり? 本来は「五・七・五」のリズムから外れると、しっくりこないのですが、
この句は気になりませんでした。「花橘や」で過去の季節を想起させ、「君に貸したサリンジャー」で
その人との関係や文学的な会話が連想されました。
木原 コ 自分の気に入った本をぜひ読んでほしい友達に貸すと、必ず返ってこない。
下河原 コ 「サリンジャー」は、作家なんですね。
41 麦に立つ卒業写真の仲間たち 片岡 自 五月、六月の、西山教室の兼題で作った四句。 卒業アルバムの写真は、五月から六月にかけて撮影される。
勤めていた三十年前、海老名高校の周りには麦畑があった。青麦が黄金色に変わっていくような回想の句。
大治 ○ 卒業性を麦に立つで表現 作者の語彙の多さに脱帽
廣瀬 ○ ご自身も含めた「卒業写真の仲間たち」が、逆境にも負けずによくここまで頑張って成長し立派な大人…を超えて、
立派な老人になったなぁ~と言ったところでしょうか?
辻 ○
ショルツ コ 初夏の同窓会でしょうか。
町田 コ 「麦に立つ」で、写真の仲間たちが姿勢よくすっと並んでいる気がしました。
木原 コ みんな、今頃どうしているのだろう。
下河原 コ 多摩高校を卒業して49年ですね。来年で半世紀ですね。早いものです。
白鳥 コ 麦畑で撮影を?
白井 コ 卒業写真のあの人はやさしい目をしてる で みんなかがやいた目で
42 青葉風雑巾掛けの心地良き 片岡 自 民家園ボランティアは、朝一番に古民家の板の床を雑巾掛けする。冬には雑巾を絞る手に厳しく冷たい水が、
青葉の頃には、心地よくなる。
ショルツ ○ 気候が良いときは身体も軽く、水仕事さえ心地よい。
村松 ○ 掃除の後の家の中も吹く風も心地よい 達成感も加わって更に気持ちいいんでしょう
木原 ○ なんか懐かしい気持ちになりました。掃除当番は嫌いだったけど。
下河原 ○ 「青葉風」と言う季語が雑巾掛けとマッチしています。
月足 ○ 雑巾掛け、心身両方によさそうですね。しかも、青葉風。
小野 ○ どこで雑巾掛けをしたのでしょうか。で、どこであったとしても、雑巾掛けをすると気持ち良い。
日本人特有の心境に共感します。
町田 コ 雑巾がけを心地良いと感じる人は誰だろう。でも、掃除って暑い日も寒い日も辛いので、
青葉風の頃がいいよねって気持ちはわかります。
手塚 コ 雑巾掛けは久しくやってませんが、気持ち良さそう。
大治 コ 気持ち良さが伝わってきます
白鳥 コ いい心がけ!部屋も気持ちも爽やか!
白井 コ いいね 晴れ間のおそうじ 頑張って
43 へら沼の烟る釣人迎へ梅雨 片岡 自 ピクリとも浮きが動かない冬から、春へとへらぶな達は徐々に活性を高め、梅雨前にピークを迎える。
喰らいつきの良い最も釣果の上るこの季節に、釣人たちは小糖雨をものともせず黙々と糸を垂れる。
町田 ○ 雨の中の釣り風景。趣きがあります。
久保田 ○ 梅雨のうっそうとした雨の中の釣り風景が浮かびます。
手塚 ○ 水墨画のような風景描写です。
白鳥 ○ 雨の中じっと座っている釣り人がかすんで見えるんですね。風情があります。
白井 ○ そうですね みな粘り強く
廣瀬 コ 雨の中、へら沼で釣り人が煙草を吸っている…という風景を描いた句でしょうか?
一枚の画の様な非常に写実的な句ですね~
月足 コ へら沼はとても人気の釣り場とありました。釣果はいかが?
44 池映る葉蔭の園庭あめんぼう 片岡 自 保育園児もよく来る生田緑地の中央広場脇に、湧き水を呼びこんだ小さな浅い池がある。
梅雨空の下でも元気に遊ぶ子ども達のように、別世界の庭にも水馬(あめんぼう)が遊んでいる。
廣瀬 ○ やさしく揺れる園庭の樹木が映りこんでいる池の上をあめんぼうがスーっと気持ちよさそうに滑走しているという
写実性の高い句。情緒的な言葉を入れ込んでいない分、余韻もあり読み手に解釈を委ねる良句であると感じました。
白井 ○ 絶妙なコントラストにあめんぼうの動きが いいね
下河原 コ そう言えば、最近あめんぼうを見かけないような気がします。
白鳥 コ アメンボ、子どもの頃はよく見入っていたけど。
45 月立ちにウクレレ寄する初夏の波 白井 自 今年のBlue Moon 新月で月はなくの大潮でした 夜上げいっぱいでした
ショルツ ○ 河津浜のあの夕べが思い出されます。
町田 ○ 月が昇り、波が寄せ、ウクレレが曲を奏でる。うーーん。良い夜だ
久保田 ○ ウクレレと初夏の波のコンビネーションがいいと思います。
白鳥 ○ 細い月が照らす波とウクレレ、爽やかな初夏の夜風。
辻 ○ いいね
大治 コ まるでハワイにいる様な気がします
廣瀬 コ 「月立ちのウクレレ 初夏の波寄せて」の破調では如何でしょうか?
下河原 コ 河津合宿でのウクレレ合唱ですね。
片岡 コ 潮騒とウクレレと歌声、確かに新月の夜でした。満月の出も、みんなで見てみたい。
月足 コ 新月の後、浜辺とウクレレの音、似合いますね
46 青田より光湧き立つ雲雀声 白井 自 5月に栃木工場のローカル線で 田植えが終わり 光が 空にはひばりが
村松 ○ 青々とした田んぼの水に反射する光と雲雀の声 のどかで爽やかな景色
大治 ○ 今の季節鳥たちの声は本当に気持ち良く聞こえますね
廣瀬 ○ 雲雀の途切れることなく降り注いでくるクリアな鳴き声と、青田がキラキラと光を放っている様子が
連動して表現されている良句だと感じました。
下河原 ○ 雲雀の鳴き声は、良いですね。
片岡 ○ 青田の水が風に光りながら「湧き立つ」。秀麗な表現で実力を感じます。
月足 ○ 雲雀の飛び上がる様や鳴き声は、まさに光。
ショルツ コ 生き生きした初夏の情景。青、光、雲雀、全て上がるイメージ。
白鳥 コ 田んぼってほんとにきれい。日本の風景の美しさの基本だと思います。
47 竿さして供に見守る雪解富士 白井 自 今年初めてボート釣りです 成果は50c近い黒鯛が1匹だけでした
手塚 ○ 竿さしては、釣りをしているのですか、たぶん流れに身を任せということですよね。
木原 ○ 雪解富士と一緒にのんびりと釣りですか。
小野 ○ 「竿さして」は船を漕ぐ竿のような感じもすれば、釣りの竿のような感じもしました。逆にいうと両方のシーンが
浮かび、雪解けの富士山を誰かとともに讃えている様が伝わりました。これは富士山が見えるエリアのいろんな
人が、同じような思いで富士を見ていることに思いを巡らす機会になりました。
町田 コ 月が昇り、波が寄せ、ウクレレが曲を奏でる。うーーん。良い夜だ
白鳥 コ 船に乗っているのかな
48 雨待つも光移ろう六月の花 白井 自 紫陽花の季節です でも 雨間に光が
下河原 Q 六月の花は、アジサイのことですかね。
町田 コ 花菖蒲や濃紫陽花など五字の花がある中で、「六月の花」とした拘りを教えて下さい。
木原 コ 紫陽花の事でしょうか。
白鳥 コ 紫陽花かな
49 古民家の土間かまちへと風薫る 月足 自 民家園などの古民家での実感は、冬の寒さより夏の暑さをしのぐことを優先し、山林を抜ける風を家内に呼び込む。
今は、戸外と遮断して熱は外に出す。どうなんだろうと。作句の反省は、「土間からかまちへぬけていく風」
ということが中七でわかりやすく伝えられていない。
ショルツ ○ 朝ドラの「風薫る」の生家の情景が浮かびます。
村松 ○ 古民家の土間を抜ける風 かまちに腰かけてお茶を飲む人の姿が浮かぶ様です
大治 ○ 家の中で風が薫る そんな家いいですね
廣瀬 ○ 古民家の土間から入ってきた薫風が一段上の框まで吹き抜けていったという実景を実感的に表現した句。
情緒的な言葉が無い分、読者に余韻と解釈の幅を委ねる良句だと感じました。
下河原 ○ 古民家の香りが漂っています。
白井 ○ 5月の風が気持ちよく土間に入るような ずーと前祖母宅 つばめもいた風景が頭に
辻 ○ 風薫るの主人公の出身地 那須の黒羽で展示見ました 芭蕉が8日滞在したとか 句碑巡りに行こうと思ってます
小野 ○ どういう経緯で古民家を訪れることになったのかはわかりませんが、土間のうすぐらい空間で初夏の風を感じた、
その感じが伝わってきます。
木原 コ 古民家へ風が通る。気持ちいい季節と場所。
白鳥 コ 古民家の中も爽やかな薫風が通り抜けて。
50 ひいき勝ち越し小満のはね太鼓 月足 自 初めての大相撲観戦で、帰りがけに櫓の上から聞こえる「はね太鼓」。お客さんへの感謝と明日もよろしく
という意味で、14日までたたかれると。破調の句ですが、前半を①今回の句、②ひいきは勝ち越し、
③ひいきの勝ち越し、3案で迷いました。
町田 ○ 言い回しが、江戸っ子。威勢がいいです。
久保田 ○ 「はね太鼓」がひいきが勝ってうれしい気持ちを生き生きと表現しています。
大治 ○ どんなことでもひいきがいることは心躍らせますね。
木原 ○ 勝ち越しおめでとうございます。千秋楽に勝ち越しを決めたのか。
片岡 ○ 立夏を過ぎて始まった夏場所の熱戦も、小満の日にはね太鼓が鳴る。混戦の優勝争いより、
ひいきの力士の勝ち越しが嬉しい。
手塚 コ 二十四節季の小満とはね太鼓とは、粋ですね。
白鳥 コ 夏場所のにぎやかさが伝わってくる
白井 コ 夏場所は大混戦でしたが 落語の世界かな?
51 虹出たよ君の国では五色かな 月足 自 外国人との縁が今はほぼないので、気休めのようですが、在留外国籍小学生と少々交流しています。虹が七色
なのは、日本他一部の国と知りました。全体が会話体なので、「君」は広い意味で解釈してもらえると思いました。
白鳥 ○ 虹の色の数は国によって違うと聞いたことがあります。英米では六色とか。五色は中国?
ショルツ Q 虹が五色に出る国とは? 読み取れませーん><;
下河原 Q 君の国はどこですか? アメリカ?
久保田 コ どこの国?
白井 コ そうなんだ 橙 藍がなくか 微妙は表現は日本独特? でも虹は七色だよね 歌にも七色の虹が・・
52 国宝の役者のごとく日焼け止め 月足 自 日焼け止めは、慣れぬ手つきで鏡に向かいますが、気持ちは宮沢亮を思い浮かべて。
ショルツ コ 吉沢亮のように!絶対焼かない!! 例えが秀逸w
町田 コ 面白い!一部の隙もない塗りですね。
大治 コ 何となく面白い句です
廣瀬 コ 国宝の白塗りくらい日焼け止めを塗るってどんだけ日焼けしたくないのかね?
下河原 コ 映画「国宝」がアマゾンプライムでも見れるようななったようですね。
白鳥 コ 白塗り笑
片岡 コ 凄いことになってませんか?
白井 コ そう 5月は日差し 強かったね
53 朝日浴び薔薇と見まがうつつじかな 辻 自 実は薔薇をもみじと思ったのは東京。山のもみじは薔薇のようだったのが頭に残っていた
木原 ○ 朝日の力、すごい!!
下河原 ○ 満開のつつじは本当に美しいです。
片岡 ○ つつじの群生した花々の見事さは、朝日の中でよりゴージャスに輝く。
小野 ○ つつじより薔薇の方が花としては上という作者の価値観があり、その上で、「みまがう」ほどに美しいと
つつじを賞賛しています。つつじの立場に立つと、薔薇と比較されて、迷惑千万かもしれませんが、
ここではその対比によって作者の驚きが伝わってきます。
白鳥 コ 薔薇があんなに葉っぱよりたくさん咲いたら見事でしょうね。
白井 コ そう 状況によっては ただのつつじが薔薇へ 女性も一瞬はそうかね
54 麦の穂や降り立つ姿目に浮かぶ 辻 自 風の谷のナウシカのエンディングの場面が麦畑の穂を見て思い出しました
白井 ○ 青い麦畑へ 鳥でしょうか?
ショルツ Q 降り立つのはだれ?
町田 Q 何が降り立つのだろう
木原 Q すみません。句意を教えてください。
下河原 Q 「降り立つ姿」とはどんな情景なのか解説願います。
白鳥 Q 降り立つのは誰かな?
55 鶯や豆煎る香り青い空 辻 自 コヒーの生豆を焚き火で煎りました
ショルツ ○ 春の情景が鶯:聴覚、香り:嗅覚、青空:視覚を通して伝わります。
村松 ○ 青い空 鶯の声 豆(コーヒーかな)を煎る香り 豊かな時間
町田 ○ 鶯の声が聞こえる。台所からは豆を煎る香り。平和でちょっと上級な一日!
久保田 ○ 豆煎る香りが私のところまで届くようです!
大治 ○ 鶯と豆煎るがなんとなくおかしく感じます
白鳥 ○ 鶯の声を聴きながらコーヒー豆を煎っている。いい時間。
白井 ○ 鶯がなく ベランダで 朝にコーヒー的な いいね
月足 ○ 三段切れですが、清々しい句です。
廣瀬 コ 解釈は間違ってるかもだけど、この作者の今回のテーマは二物以上の衝撃?
「薔薇と見まがう躑躅」「鶯と豆と空」何かが生まれる予感?
片岡 コ この豆、コーヒーですね。一日中、残り香が楽しめますね。
56 春潮やきらりと光る蜘蛛の糸 辻 自 この季語が使ってみたかった
村松 ○ ゆったりとした波を眺めながらふと目に入った蜘蛛の糸がきらりと光った一瞬を句にできるって素敵
手塚 ○ 春潮という季語のゆったり感が素敵です
大治 ○ きらきら光る海の表現として素晴らしいです
廣瀬 ○ ビーチハウスでの一瞬の風景を切り取った句でしょうか?春の満ち潮のダイナミックなうねりと、
いつからあるのか判らない繊細な一本の蜘蛛の糸…どちらもキラキラとその存在を目に訴えかけてきますが、
二つの対象物のコントラストが季節の変わり目を上手く表しているとも感じました。
下河原 ○ 蜘蛛の糸も俳句にすると美しいですね。妻は蜘蛛が大嫌いなんですが・・・
白鳥 コ 蜘蛛の糸を美しく詠んでいるのがすばらしい。
白井 コ きらきら 春の海に さらにきら 蜘蛛の糸は 打ち上げられた舟に貼った?かね いいね
月足 コ 蜘蛛の糸(夏)に対し、春潮やと詠嘆しているので、春の句ですね。