| 第75回 選句・コメント表 2025年09月 | ||||
| № | 俳句 | 選句者 | 点数・記号 | コメント・質問・自作の説明 |
| 1 | 盆帰省いただきもののワイン開け | 小野 | 自 | 最近、昔よりワインをいただく機会が増えた気がします。両親が健在だったら、一緒に味わっただろうな、と。 |
| 村松 | ○ | 久しぶりの帰省ですか とっておきの「ワインを開け」で会えた喜びが伝わる句 | ||
| 五嶋 | ○ | 息子さんor娘さんの帰省を待っていたご両親の気持ちが伝わってきます。 | ||
| 木原 | ○ | ワインありがとう。遠慮なく飲ませていただきます。 | ||
| 白井 | ○ | いいですね どこのワインかね | ||
| 町田 | ○ | 実家のご両親はワインを飲まないのか、いやいや帰ってくる娘(息子)に良いワインをとっておいて くれたに違いない。 |
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| 月足 | コ | 大切なご家族とのひとときの感じが伝わります | ||
| 大治 | コ | なんか嬉しい気分が伝わってきます | ||
| 白鳥 | コ | 家族が集まるお盆、この日のためにとっておきの。 | ||
| 片岡 | コ | 懐かしい顔々々で乾杯! | ||
| 2 | 満月や去る宰相のつらつらを | 小野 | 自 | 石破さんが辞職を表明した日は満月。私は石破が嫌いだったけど、月は温かくその言葉を見届けたように 見えた。最後の助詞「を」で悩んだ句。 |
| ショルツ | ○ | 満月と退陣、自然と時事が一致した日。 | ||
| 廣瀬 | ○ | 「月を見て何かを想う…」日本人ですね~ 私も不器用そうに見える石破さんのことを決して嫌いでは なかったので、この句に感じるものがありました。 |
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| 木原 | Q | 満月との取り合せの心を教えて。 | ||
| 下河原 | コ | 石破首相も退任ですね。次の首相は誰になるのでしょうか? | ||
| 月足 | コ | 満月と無念の辞任の対照 | ||
| 白井 | コ | なんか どうなっての?で そんなことよりやるべきことがたくさん まだ日本のものづくりの一線で 働く小生は不満しかなし |
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| 白鳥 | コ | 石破さん今までになく言葉を大事にする首相でした。政策の進捗はともかくとして。 | ||
| 3 | 軽井沢一人歩きの秋思かな | 小野 | 自 | ゴルフ教室のラウンドレッスンで前日に軽井沢入りして、一人旅の気分を味わった1日だった。 |
| 辻 | ○ | 人は多いけど寂しい | ||
| 下河原 | ○ | 秋の軽井沢を一人旅? なんか気になります。 | ||
| 月足 | ○ | 軽井沢、一人歩き、秋思の組み合わせで愁思が際立つ | ||
| 大治 | ○ | 軽井沢を一人歩きの姿と秋思いが連動して寂しさを倍増させますねさせますね | ||
| 梅原 | ○ | 軽井沢でないと秋の句は創れないかな | ||
| 手塚 | ○ | シンプルですが、秋の風情が心地よいですね | ||
| 白鳥 | ○ | 秋の軽井沢、小説の主人公になったようです。 | ||
| 片岡 | ○ | 軽井沢の森の霧とよく似合います。 | ||
| 廣瀬 | Q | 軽井沢は一人旅?ではないよね~?何を考えながら一人歩きをされたのでしょうか? | ||
| ショルツ | コ | 軽井沢まで行ってやっと秋を感じられる、、、暦の上の初秋ですね。 | ||
| 木原 | コ | 避暑地でのその思い、良かったら聞かせて。 | ||
| 白井 | コ | 高原は 秋ですね 一人でじっくり | ||
| 4 | 初秋刀魚大和の国はいざいかに | 小野 | 自 | アフリカ・ホームタウン計画の4カ国のほか、インド、エジプトからなど、移民ではないと言いながら、 政府や都が進めている移民政策や、中国からの土地買収に、日本は存続できるのか、不安を感じる今日この頃。 |
| 下河原 | コ | 今年は、秋刀魚が豊漁のようですね。 | ||
| 月足 | コ | 今年の秋刀魚は立派だけれど? | ||
| 白井 | コ | 今年は 大きく 安く もう2匹食べた やっぱり日本の秋はサンマだよね | ||
| 白鳥 | コ | 皆に愛される秋の味…将来の展望は暗くないということかな | ||
| 5 | 喧騒に思い出霞む夏の果て | ショルツ | 自 | すっかり上書きされてしまった渋谷の今の姿。ワーーンと止むことのない喧騒には何か国語が 混じっているのか? |
| 小野 | ○ | 楽しい記憶がどんどん遠のき、かき消されていく悲しさ。「夏の果て」の「果て」が効いています。 | ||
| 村松 | ○ | 思い出の楽しさとともに夏の終わりのもの悲しさも感じる | ||
| 木原 | ○ | 夏の終わりはやっばりこんな気持ち。でもこの切なさ嫌いじゃない。 | ||
| 手塚 | ○ | 喧騒は渋谷の様子でしょうか。今や昔か。 | ||
| 廣瀬 | ○ | 良い事も悪い事も色々あったこの夏…そんな思い出も都会の喧騒が搔き消してくれる… 都心の居酒屋で一人呑みしながら思った心境ですかね~ |
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| 月足 | コ | 若き日の渋谷とのギャップでしょうか | ||
| 白井 | コ | そう こないだのまるで異国の渋谷町のこと? | ||
| 白鳥 | コ | 昔は静かで今はにぎわいすぎている場所、どこだろう? | ||
| 片岡 | コ | 前回の渋谷吟行ですね。猛暑でも人込み減らず? | ||
| 6 | ハチ公のしっぽで待った処暑の夕 | ショルツ | 自 | ハチ公の待ち合わせは、昔もごった返していましたっけ。頭側かしっぽ側か決めていてもキョロキョロ。 どっち派でしたか? 鯛焼きみたいw |
| 梅原 | ○ | 待ち合せ場所は変わらず | ||
| 片岡 | ○ | 人々の喧騒が聞こえてきて、一句目と響きます。 | ||
| 木原 | コ | いくら待っても来ない人いた。 | ||
| 下河原 | コ | 渋谷の人の多さには驚きました。 | ||
| 白井 | コ | 暑かったね でも 良かった 久々の渋谷待ち | ||
| 町田 | コ | 大変お待たせして申し訳ありませんでした。 | ||
| 白鳥 | コ | 久々の渋谷はグローバルシティでした。 | ||
| 7 | 小望月(こもちづき)荒くれ雨の仕業(しわざ)見ゆ | ショルツ | 自 | 大雨の被害をお月様は静かに照らしていました。自然には厳しいも優しいもないのでしょう。 |
| 村松 | ○ | 「小望月」が大雨の被害の痛ましさを際立たせる | ||
| 五嶋 | ○ | 小望月、美しい季語だと思いました。 | ||
| 下河原 | ○ | 「小望月」は、十五夜の名月を心待ちにする前夜の月のことなんですね。 | ||
| 白井 | ○ | これまた風流 14番目の月だね きゅうにきた台風の合間からかね | ||
| 町田 | ○ | 「荒くれ雨」「仕業」の言葉の選び方がすごくいい! | ||
| 白鳥 | ○ | 猛暑のはざまに大雨の被害が…「荒くれ雨」に実感がこもっています。 | ||
| 月足 | コ | 同じ月でも、小望月と待宵では趣に大きな差が | ||
| 大治 | コ | 下の句と対句ですね 今年はゲリラ豪雨が荒れ狂っていました 熱帯地方になりつつある | ||
| 8 | 胸のうち待宵(まつよい)月よ内緒にね | ショルツ | 自 | お月様と目が合うとすべて見透かされているような。 |
| 辻 | ○ | 子望月も同じ月齢。勉強になります。 | ||
| 月足 | ○ | 胸のうちと今の状況、知りたい | ||
| 大治 | ○ | 遠くの月に語りかける内緒にねっと、何となくほんわかとした気分にさせられます。 | ||
| 白井 | ○ | これまた意味深 宵いまち草 てき で だれをお待ちか やっぱり月はいいね | ||
| 下河原 | Q | 何を内緒にしているのかな? | ||
| 小野 | コ | うーん 突っ込みたい! | ||
| 木原 | コ | そっと僕にも教えて。 | ||
| 手塚 | コ | 待宵月がお洒落です。 | ||
| 町田 | コ | 小望月も待宵月も満月の前夜なんですね。勉強しました。とってもかわいい句です。 | ||
| 白鳥 | コ | 心のうちを14番目の月だけが知っている。わくわくする明日に期待! | ||
| 9 | 熱風をかき混ぜるだけハンディファン | 村松 | 自 | 見たままです 秋の俳句を作ることができない |
| 白井 | ○ | そうですが やらないよりまし | ||
| ショルツ | コ | 気休めでも風にあたりたいのか。今後、猛暑グッズが発達しそう。 | ||
| 木原 | コ | まあ、扇子で仰ぐより手は疲れない。 | ||
| 下河原 | コ | キャプテン(菅原さんのことです)は、麻雀でもハンディファンを使用しています。 | ||
| 月足 | コ | 確かに。充電池の危険性も。 | ||
| 町田 | コ | みんなで熱風をかき混ぜてるのね。かき混ぜるだけが可笑しい | ||
| 白鳥 | コ | 言えてるー(汗) | ||
| 10 | 引きこもり溽暑を過ごす昼下がり | 村松 | 自 | からっとして風でも吹いていれば暑くてもまだいいけれど、こう蒸し暑くては出歩く気にもなれない |
| 木原 | ○ | 外出たら危険ですよ。 | ||
| 月足 | ○ | 世界に冠たる?日本の夏の不快を示すにぴったりの溽暑。耐え忍ぶためひきこもる。 | ||
| 梅原 | ○ | 同感 | ||
| 白井 | ○ | 冷房 室内でもNG いわんや 外はとんでもない ね | ||
| 廣瀬 | ○ | 溽暑…じっとり不快な蒸し暑さ…私には酷暑や猛暑よりも耐え難い状況に思えてなりません。 きっとその後の激しい夕立ちも予想に難くなく…絶対に外出したくない夏の午後の句。 |
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| 小野 | コ | 「溽暑(じょくしょ)」という言葉を初めて知りました。 | ||
| ショルツ | コ | 蒸し暑さが際立つ表現。昼下がりが一番暑さを感じる時間。 | ||
| 五嶋 | コ | 今年はなんと溽暑の日が多かったことか。。 | ||
| 下河原 | コ | 「溽暑」は、今年の夏をイメージできます。 | ||
| 大治 | コ | ほんとクーラーの効いた部屋で引きこもりパソコンばかりいじっています | ||
| 手塚 | コ | 猛暑に溽暑。今年に暑さは尋常じゃないです。 | ||
| 白鳥 | コ | 外に出たら死ぬ。「溽暑」この夏にあまりにもピッタリ! | ||
| 片岡 | コ | 今年のエアコンは温度もですが、湿度管理でも必須でした。 | ||
| 11 | 鍬形もおうちに帰ると言い聞かせ | 村松 | 自 | なぜか道端にいたクワガタ 孫が連れて帰るのをなんとか諦めさせた |
| 小野 | ○ | クワガタに夢中のお孫さん(?)に言い聞かせている様子が目に浮かびました。クワガタも帰る。 私たちも帰るよという言い聞かせロジックが微笑ましい。 |
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| ショルツ | ○ | 「だから、〇〇ちゃんも帰ろうね」とお子さんに言い聞かせているのかな? | ||
| 辻 | ○ | 鍬形が好きな子ども? | ||
| 手塚 | ○ | 子供さんへのやさしさあふれる感性がすばらしい。 | ||
| 白井 | ○ | お孫さんへ かね 今の子供はやさしいね | ||
| 町田 | ○ | 「帰りたくなーい」と言う孫。苦笑いで諭すばあば。説得力バツグン! | ||
| 白鳥 | ○ | 手放すのを嫌がる子どもに。納得したのかな。微笑ましい。 | ||
| 12 | 冬瓜や目にも美味しい冷やし鉢 | 村松 | 自 | 冷やした冬瓜の煮物は見た目も涼やか |
| 五嶋 | ○ | この器をお想像するだけで、汗が引っ込みます。 | ||
| 下河原 | ○ | 冷たい器に乗った冬瓜がおいしそうです。 | ||
| 大治 | ○ | 冷えた冬瓜の美味しさを思わず思い浮かべいただきますと言いたくなる句です | ||
| 片岡 | ○ | 水々しい味わいがいいですね。 | ||
| 白井 | Q | とうがん は 体を冷やすみたいですね なんか美味しそう | ||
| 木原 | コ | 暑い日にはいいですねえ。 | ||
| 町田 | コ | 涼やかで美味しそう! | ||
| 白鳥 | コ | ガラスの器でしょうか。目に浮かぶようです。 | ||
| 13 | 窓開けて静けさの中虫の音や | 辻 | 自 | ちょっと涼しい夜。エアコン止めると虫の音が |
| 木原 | ○ | 静かな夜、いつのまにか虫の声が聞こえるようになりましたね。下五の「や」はバランスを取りにくいので 避けた方がいいです。この句の場合は語順を変えれば解消できます。「虫の音や静けさの中開ける窓」 と言ってみたものの、次からの2句は上五を「や」で切っている。もしかしてわざとチャレンジした? |
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| 月足 | ○ | エアコンをとめ、窓を開ける日はいつか | ||
| 梅原 | ○ | 季節変わらねど虫の音は響く | ||
| 町田 | ○ | 虫の声だけの静けさ。伝わります。 | ||
| 白鳥 | ○ | 小さい秋!こういう発見がすごくうれしいこの季節 | ||
| ショルツ | コ | 涼を感じさせてくれますね。 | ||
| 下河原 | コ | 別荘での一コマですか。最後が「や」で終わる俳句は珍しい気がします。 | ||
| 白井 | コ | 秋虫はまだ 小さい声? とても秋でないので | ||
| 14 | 灼熱や温水プールでランニング | 辻 | 自 | 外でははしれないのでプールで走ったor歩いた。65から渋谷区プール無料なので |
| ショルツ | ○ | お気をつけて! 水温、運動量次第では熱中症になりそう。 | ||
| 白井 | ○ | ありだね いいかも 小生はひざリハビリで ご老体とまじり プールで歩き | ||
| 片岡 | ○ | プールに何年も行っていません。 | ||
| 廣瀬 | ○Q | 灼熱でプールの水が温かくなってしまったのは解るけど、スイミングではなくランニングとは?? でも…気になった句です。 |
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| 木原 | Q | 暑すぎて温水になった? | ||
| 下河原 | Q | 温水プールでのランニングとは、プールサイドを走っているの? | ||
| 月足 | コ | 水中でも発汗するそうなので、脱水注意 | ||
| 白鳥 | コ | 外でランニングは危険。温水でなくてもいいよね(笑) | ||
| 15 | 電動や枝切る音の心地よい | 辻 | 自 | 電動の枝切りバサミ。気持ちよくキレますが、指を切るとどうなるかと考えてしまう |
| 小野 | ○ | 普通なら「心地よい」ではなく「心地よさ」にしそうですが、「心地よい」であることで 「心地よい働きぶり」のように、何かが省略されている感じがして、そこを読み解きたくなる句でした。 |
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| 村松 | ○ | 鬱蒼とした木がさっぱりとした姿に変わっていくことで枝を切る音も心地よく感じるんですね | ||
| 五嶋 | ○ | 確かに、心地良さそう。 | ||
| 下河原 | ○ | チェーンソーで枝切しているのかな? | ||
| 大治 | ○ | これは経験したことがある人だけが解る気持ちかも | ||
| 手塚 | ○ | 木もさっぱりしたことでしょう。 | ||
| 白井 | コ | そう? | ||
| 白鳥 | コ | やっぱり夏にやらなければいけないの? | ||
| 片岡 | コ | 草刈りですが、バッテリー式でやるとはかどって世話なしです。 | ||
| 16 | *** | 辻 | 自 | |
| 17 | 打ち水や木陰で休む人と犬 | 五嶋 | 自 | とにかく残暑に弱い体質なので、ついついこういった句をつくりたくなります。本音は、人よりも犬に同情。。 |
| 村松 | ○ | 打ち水と木陰 人にも犬にも優しい | ||
| 木原 | ○ | わんこも飼い主も一休み。打ち水が効いています。 | ||
| 下河原 | ○ | 人も犬も木陰で休む様が良いですね。 | ||
| 大治 | ○ | 散歩の時日陰を求めて歩いていたことを思い出し亡きワンコの面影が目に浮かびました | ||
| 梅原 | ○ | 犬にとっても危険な夏 | ||
| 手塚 | ○ | 打ち水は昔を思い出す夏の風物詩 | ||
| 小野 | コ | 昼間の散歩は動物虐待とまで言われる今日この頃。人も犬も炎天下を歩きたくないのは一緒です。 | ||
| ショルツ | コ | 打ち水&木陰で涼感数倍! | ||
| 白井 | コ | ① 詠嘆かね 切字 はいろんな役目があると でもよくわかりません いまだ | ||
| 白鳥 | コ | 猛暑でかわいそうなのはワンコ。アスファルトに裸足だもの。 | ||
| 18 | 遠雷や待ちかねていた恵み雨 | 五嶋 | 自 | 8月はほとんど雨が降らなかった。 |
| 辻 | ○ | 今思うと、昔の夕立は爽快だった。 | ||
| 町田 | ○ | 遠くの雷の音、その後のザーという雨の音、音を感じる句です。 | ||
| 白鳥 | ○ | 少しでも気温が下がってほしい! | ||
| 廣瀬 | ○ | 少々類想感のある句ではありますがっ…失礼(///’Д///’) 瞬時に状況が共感できたので選びました。 まだ雨が降る前で、遠雷の音から恵み雨への期待感が高まっている状況が良く表れていると思いました。 |
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| 下河原 | コ | 日照りが続いた時の雨は、恵みの雨ですね。今年も大雨降っている割には関東地方は水不足のようです。 | ||
| 月足 | コ | 雨を呼ぶ雷なら歓迎 | ||
| 大治 | コ | 雨ごいの行事は今はないのでしょうね | ||
| 白井 | コ | 切字 ② 景観の区切りかね | ||
| 19 | 秋風や豪雨が去った青い空 | 五嶋 | 自 | 風が一番、季節の進みを知らせてくれるような気がしています。 |
| 村松 | ○ | 台風一過の青空 | ||
| 白井 | ○ | 切字 ③ よびかけかね | ||
| 片岡 | ○ | 確かに二百十日後の雨のあと、やっと秋の風を実感しました。 | ||
| ショルツ | コ | 秋風から秋に向かわないのが、昨今の夏のしぶとさ。。。 | ||
| 木原 | コ | 何もなかったような青空。まあだから人は生きていけるのかな。秋風ありかとう。 | ||
| 町田 | コ | 秋風と青い空、豪雨の後が実に爽やか | ||
| 白鳥 | コ | 爽やかな気候になるといいんだけど、フェーン現象… | ||
| 20 | 鈴虫や店に平積み長い袖 | 五嶋 | 自 | 帰宅途中にユニクロでスエットの平積みを見かけて。実は壁にはさらに、ダウンジャケットまで飾ってあった。 |
| 小野 | ○ | 季節の変わり目ならではのシーンですね。 | ||
| ショルツ | ○ | 鈴虫と長袖が秋を感じさせてくれます。 | ||
| 月足 | ○ | こんな季節感が段々と得づらくなっている | ||
| 大治 | ○ | 季節の変わり目をユニクロのお店でも感じられる そんな句ですね | ||
| 下河原 | Q | 「平積み長い袖」の解説をお願いします。 | ||
| 手塚 | Q | 平積みされた長い袖とは? | ||
| 町田 | Q | 平積みの長い袖って?ヒントは鈴虫?解けません・・・ | ||
| 白井 | コ | 切字 ④ 調整かね?? | ||
| 白鳥 | コ | 長袖がもう商品としてスタンバっている? | ||
| 片岡 | コ | 平積みは、暑くて売れてないということでしょうか。 | ||
| 21 | 終戦日の直青(ひたあお)の空絵日記に | 木原 | 自 | 日本人としてこの日は忘れてはいけない。そして一心不乱に絵日記を書いているこの子にもちゃんと 平和の大切さを伝えていきたい。 |
| 村松 | ○ | 絵日記に残る真っ青な空 「直青」が活きてる | ||
| 大治 | ○ | 小学生の夏休みの思い出が蘇りますね | ||
| 町田 | ○ | 「直青」にやられました!この句の中では様々な感情が込められて語っています。 私には悲しみが染み渡るように感じました。 |
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| 廣瀬 | ○Q | 「直青(ひたあお)」凄い言葉ですね!?「ひたすら青い空」という表現には、人類が繰り返してきた愚行をも 何事も無かったかのように包み込んでしまう自然の凄さを感じました。終戦日のあとに「を」を入れた意を 教えて欲しいです。 |
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| 白井 | Q | そうだった もう 80年前 でもこないだ映画で 終戦から25年で1980年大阪万博 あれから55年だって | ||
| 下河原 | コ | 終戦記念日の真っ青な空は絵日記の題材にピッタリですね。 | ||
| 白鳥 | コ | 直青って知らなかったけど、どんな空かすぐにわかります。 | ||
| 22 | 自習室の暗き小窓や星流る | 木原 | 自 | 予備校の自習室で勉強に飽きて窓の外をぼんやり眺めていたら流れ星が。 一瞬の出来事で合格祈願はできませんでした。 |
| 小野 | ○ | どんな空間なんだろう?と思い、想像を掻き立てられ、詩を感じる一句。 | ||
| 村松 | ○ | 暗さの中の一筋の光 四句とも印象的な情景 | ||
| 月足 | ○ | 必死で勉強している感じが伝わります | ||
| 白井 | ○ | どこの話かね? | ||
| 白鳥 | ○ | 遅くまで一人で勉強していたのかな。孤独な時間に静けさと秋の空気が満ちている。いい句ですね。 | ||
| 片岡 | ○ | 遠い思い出でしょうか。 | ||
| 下河原 | Q | 夜中に自習室にいるの?受験勉強しているの・・・・ | ||
| 町田 | コ | そんな時間まで自習室! | ||
| 23 | 蕎麦の花見晴し台の白木の香 | 木原 | 自 | 真っ白に群生している蕎麦の花。見晴し台は新しく木のいい香りが。 |
| ショルツ | ○ | 清々しい香り、景色、蕎麦の冷たい喉越しを感じます。 | ||
| 村松 | ○ | 蕎麦の花が咲く景色が広がる新しい香りの見晴らし台 気持ちいい | ||
| 五嶋 | ○ | 秋らしい一コマ。 | ||
| 下河原 | ○ | 蕎麦の白い花と香りがイメージできます。 | ||
| 月足 | ○ | 清々しい情景。これぞ、秋。そばの花と白木の白。 | ||
| 梅原 | ○ | 新そば待ち遠しく | ||
| 白井 | ○ | 夜そば畑に迷いで 風にたわけむ花が 月明りとその音が 海にでちゃったとの 話があります 関係ありませんででいった |
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| 大治 | コ | 高原の風景の一コマ 白樺の木ですか | ||
| 白鳥 | コ | 蕎麦の花は風情がありますね。昔は米作ができなかった地なんでしょうけれど。 | ||
| 24 | 風さらう下校のチャイム秋燕 | 木原 | 自 | 下校のチャイムが鳴り子供たちは家へ帰っていく。そしてそれを見守るかのように飛んでいた燕も、 いつのまにか南の国へ帰っていった。 |
| 村松 | ○ | 風「さらう」この表現好き チャイムのなる校庭 秋燕 絶妙な組み合わせ | ||
| 辻 | ○ | |||
| 月足 | ○ | 風さらうという比喩が良いですね。下校のチャイムもいろいろな様子が浮かぶ。 | ||
| 手塚 | ○ | 秋の夕暮れの風景とチャイムの音がマッチしている。 | ||
| 白井 | ○ | うー 風がさらうのは 音 でも 燕がきゅーんかね | ||
| 片岡 | ○ | 秋らしさを感じます。 | ||
| ショルツ | Q | 二学期の下校時ですね。「さらう」は「攫う」?「浚う」? | ||
| 白鳥 | コ | この秋特有のもの悲しさはもはや9月では感じられないかも、今の日本では。 | ||
| 25 | 白いシャツ静かに佇む瑠璃の蝶 | 下河原 | 自 | 子供の頃、世田谷でなかなか捕まえられなかったルリタテハが、私の白いシャツに止まって 羽を広げて瑠璃色の帯を見せてくれました。 |
| 村松 | ○ | 静かにたたずむのは白いシャツの人か蝶かそれとも両方?雰囲気のある句 | ||
| 木原 | ○ | 美しい蝶を観察する清々しい白シャツの作者、素敵です。ただこの句「山本山」になってます。 静かに佇んでいるのは白シャツの人か、瑠璃の蝶か。 |
||
| 月足 | ○ | 白と瑠璃の対比が鮮やか。こんなにすきっとした夏はどこにあるのだろう | ||
| 大治 | ○ | 白と瑠璃色のコンチラストが鮮やかに目に浮かぶ視覚に訴える句ですね | ||
| 梅原 | ○ | 白と瑠璃(色)の対比がいい | ||
| 手塚 | ○ | 瑠璃色の蝶が鮮やかな印象 | ||
| 白井 | ○ | なんとかシジミ蝶かね ルリシジミ 光る蝶だね でも 蝶は雄だけきれい オスも大変だね | ||
| 町田 | ○ | 「白シャツに」瑠璃色の蝶がとまったのでしょうか。色彩の美しい句です。 | ||
| 白鳥 | ○ | これは貴重な! | ||
| 片岡 | ○ | 誰の白シャツでしょう、気になります。 | ||
| 26 | 敗戦忌軍事パレード憂いかな | 下河原 | 自 | 第2次世界大戦の日独伊三国同盟を思い出すような中露朝の3TOPによる軍事パレードの観覧で 日米欧との第3次世界大戦が目の前に来ているのでは・・・と心配になりました。 |
| ショルツ | ○ | 反戦⇒⇒軍国主義化を憂います。 | ||
| 五嶋 | ○ | 時の流れ、世界情勢の変化、複雑な思いです。 | ||
| 木原 | コ | そうですね。あの三人の並ぶ姿はインパクトありました。 | ||
| 月足 | コ | きな臭さが増してますね | ||
| 大治 | コ | 戦争反対、平和のままの日本でいて欲しいと思いますね | ||
| 白井 | コ | 中国かね まったく | ||
| 白鳥 | コ | やっている本人は得意がっているけれど、ほかに自慢することないのかな。なんだかイタイ。 | ||
| 片岡 | コ | 第三次世界大戦というおぞましい悪夢の足音のよう。あってはならない風景が多すぎる。 | ||
| 27 | あれやこれミドリパソコン秋の夜 | 下河原 | 自 | 使用していたパソコンのキーボードが壊れてしばらく父が残したパソコンを使用していましたが 新しい緑色(好きな色です)の高性能パソコン(VAIO製)を購入して悪戦苦闘しながら設定しました。 |
| 辻 | ○Q | ミドリパソコン | ||
| ショルツ | Q | 緑色のパソコン? それともブランド名? | ||
| 手塚 | Q | 解説をお願いします。 | ||
| 白井 | コ | 新規のOSかね だとしら すすんでるー | ||
| 白鳥 | コ | ミドリパソコンて何だろう? | ||
| 28 | 身に入むや生きざま映す夏目かな | 下河原 | 自 | 「夏目」は、夏目漱石でなく夏目雅子です。NHKの古いドラマ「ザ・商社」を久しぶりに見て 夏目雅子の熱演を鑑賞しました。 |
| 小野 | ○ | 「身に入む」は「しむ」と読んで秋の季語なのですね。夏目への感情移入が興味深い。 | ||
| 廣瀬 | ○ | 夏目雅子さんを偲ぶ句と解釈しました!9月にこの世を去って、今年で没後40年。 大好きな女優さんだったので。解釈間違ってたらごめんなさい。 |
||
| 手塚 | Q | 「夏目かな」って何? | ||
| 白井 | コ | わかんない 夏目は夏目雅子しか わかんない | ||
| 白鳥 | コ | 漱石か?雅子か? | ||
| 29 | 続く暑や暦のみ過ぎ処暑白露 | 月足 | 自 | 季語だらけ失礼。二十四節気と実際の違和感拡大 |
| 村松 | ○ | 暦の上では季節は秋 でもいつまでも暑ーい | ||
| 梅原 | ○ | 気候と暦のアンマッチを憂う | ||
| 廣瀬 | ○ | 処暑白露…例年なら涼しくなっている季節。でも今年は立夏小満芒種夏至小暑大暑立秋処暑白露…と、 24節気中8節気がずっと熱い!この分だと秋分も…?? |
||
| 小野 | Qコ | 処暑白露とつなげたのがユニーク。というか、そういう表現も定番としてあるのですか? | ||
| ショルツ | コ | ほんとにね~~。 | ||
| 下河原 | コ | 二十四節気は、「立秋」→「処暑」→「白露」と続くのですね。 | ||
| 大治 | コ | 処暑白露の言葉の意味を調べたらなるほどと思いました、日本人ですね | ||
| 白井 | コ | そう どこまでつづくか | ||
| 町田 | コ | 私も24節気を見て「えっ白露?」35度だよと、突っ込みたくなりました。 | ||
| 白鳥 | コ | 「暦のみすぎ」…本当に! | ||
| 片岡 | コ | 季語も暦と合わすのが難しくなっていませんか。 | ||
| 30 | 迷うよう鳴いては止んで法師蟬 | 月足 | 自 | 鳴ける時間は限られるのに、躊躇してしまう |
| ショルツ | ○ | 出てきたものの、「まだ夏?」とこの残暑に蝉も戸惑ってしまう。 | ||
| 村松 | ○ | 鳴いているかと思うとピタッととまる蝉の声 確かに迷っているよう | ||
| 下河原 | ○ | 今年は、つくつくぼうしの声をほとんど聞きませんでした。 | ||
| 片岡 | ○ | 晩夏の風情をなかなか感じさせてくれませんでした。熊蝉が鳴いてたりして。 | ||
| 辻 | ○Q | 迷うよう? | ||
| 木原 | コ | そして作者も何か迷っている。話、聞きますよ。 | ||
| 白井 | コ | 夏を終わりをつげる蝉だよね 絶対的数も減ってるよね | ||
| 白鳥 | コ | 鳴き声ももの悲しい。 | ||
| 31 | 夜通しのエアコンの横虫の声 | 月足 | 自 | 暑さは変わらないのに、虫は鳴き始める |
| 五嶋 | ○ | 確かに、まだ暑いのに秋の虫の音はしっかり聞こえ始めていますね。 | ||
| 手塚 | ○ | さすがに虫は秋を感じているのにね。 | ||
| 町田 | ○ | 今は一体夏?秋?と俳句を作りながら迷子になります。この句は私の心を言い得てくれてます。 | ||
| 白鳥 | ○ | この暑さでも季節を忘れず鳴く虫には、私も感動しています。フル稼働のエアコンとの対比がいいです。 | ||
| ショルツ | コ | 虫は律儀でいじらしくなりますね。無理しなくていいのにと。 | ||
| 白井 | コ | そうだよね よどおし 使ったことは ないよね | ||
| 32 | とろろ乗る蕎麦は限定二十杯 | 月足 | 自 | ちょっとした秋の贅沢 |
| 小野 | ○ | へ〜! 「とろろ」が季語なのですね。もちろん作者はこれを食べたのでしょう。 20名に入った満足感が伝わります。 |
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| 木原 | ○ | 好きです。そして限定という言葉に弱い私。 | ||
| 大治 | ○ | 思わずお腹がクーと鳴ってしまいます。冷やしとろろ蕎麦大好きです | ||
| 白井 | ○ | どうこですかね とろろそば いいね | ||
| ショルツ | コ | 確保したい! | ||
| 下河原 | コ | 限定20杯のとろろ蕎麦食べて見たいです。何処のお蕎麦屋さんですかね。 | ||
| 白鳥 | コ | この季節にはこの上ないご馳走ですね! | ||
| 片岡 | コ | とろろ汁は秋の季語なんですね。 | ||
| 33 | 夏惜しみ心に響く花火の音(ね) | 大治 | 自 | 8月30日に金沢八景の花火大会を見て来ました。季節は秋なのに全然夏が終わる気配はありませんでした |
| 辻 | ○ | 音はするけど見えない花火を探す絵本が浮かんできた | ||
| 白井 | ○ | いいね 今年は花火に関して問題もあったけど | ||
| 木原 | コ | 今年はどんな夏でしたか。いまだに夏が来るたびに思い出か増える。 | ||
| 白鳥 | コ | 猛暑でもしっかり夏の想い出ができました! | ||
| 34 | 虫鳴くや季節の変わり目人恋し | 大治 | 自 | 虫の声を聴くと何とはなしに寂しくなります。そんな時は誰かと話したくなります |
| ショルツ | ○ | 秋の気配と人恋しさ、共感します。 | ||
| 梅原 | ○ | 気持ちだけでも秋心 | ||
| 白鳥 | ○ | やっぱり夏から秋はもの悲しいのか!と思い出させてくれる句です。 | ||
| 下河原 | コ | 秋は、人恋しい季節ですね。「暮れそうで暮れない黄昏時は」の歌をイメージしました。 | ||
| 白井 | コ | まさに セプテンバー 症候群 でも まだ夏だいね | ||
| 35 | 空澄て気持ち豊かに二人きり | 大治 | 自 | 空の色は季節の移ろいと共に青く澄んで行きます 二人の生活も心豊かにしなくてはの思いです |
| 小野 | ○ | 「空澄む」は季語なのですね。熟年カップルの幸福感? ごちそうさまです。 | ||
| 村松 | ○ | 澄んだ空満ち足りた様子の二人、素敵 | ||
| 木原 | ○ | 他の3句に比べてこの句だけポジティブなのでこの句を採りました。でも秋は淋しい季節ですよね。 その気持ちはよく分かりますとも。 |
||
| 手塚 | ○ | どなたとご一緒ですか。二人きりが印象的。 | ||
| 白井 | ○ | いいね 気が付けば 二人きり どうする? | ||
| 町田 | ○ | 何か4句とも寂しい。この句は「花を買ひ来て妻と親しむ」を思い出してしまいましたが、 凄いラブ俳句ですね。素敵 |
||
| 片岡 | ○ | 「二人きり」って会話の要らない心の交流を感じさせます。 | ||
| ショルツ | コ | すてきなひと時。 | ||
| 下河原 | コ | 誰と二人でいるんだろう。恋人? 前の句と合わせて意味深ですね。 | ||
| 月足 | コ | 季節に加え、人生をともに歩む時間も。素晴らしい景ですね | ||
| 白鳥 | コ | 誰とだろう? | ||
| 36 | 秋日傘とぼとぼ歩く帰り道 | 大治 | 自 | 今年の夏は日傘が大活躍、仕事帰りの駅からの帰り道でも活躍しています |
| 村松 | ○ | 残暑の中一人とぼとぼと歩く 前の句とは対照的だけれどどちらの句も好き | ||
| 五嶋 | ○ | 今年の晩夏〜初秋は、まさにこの感じですよね。 | ||
| 下河原 | ○ | 前の句の後に、結局失恋したのかな? 連句のようですね。 | ||
| 月足 | ○ | まだまだ日傘は手放せない。 | ||
| 廣瀬 | ○ | 秋なのに日傘をさして…そして暑さのあまり足取りも重く疲れも溜まり…暑さが収まらない今年を象徴した句! | ||
| 白井 | コ | そう 日傘で | ||
| 白鳥 | コ | 秋にも日傘は必携。「とぼとぼ」何かあったのかな | ||
| 片岡 | コ | 老婦人の落ちつきを感じさせて好もし.い。 | ||
| 37 | 温暖化疲れた我が身に西日刺す | 梅原 | 自 | 日中を避けても厳しい日差しにまいります |
| 村松 | ○ | 夏の疲れが積み重なったところに追い打ちをかけるような西日 わかるなー | ||
| 五嶋 | ○ | 「刺す」が効いています。 | ||
| 下河原 | ○ | 夏の西日は、止めを刺すように強烈です。 | ||
| 大治 | ○ | 人生も西日がさしている今日この頃、元気なうちになにをしようかと考えてしまいました | ||
| 白井 | ○ | そう お年寄りにはこたえるよね 老人性ずーと夏バテ症候群です | ||
| 町田 | ○ | 差すではなく刺す、もはや熱帯化のこの夏、西日は刺すですね。 | ||
| 片岡 | ○ | 「刺す」が西日の苛烈さを思い出させます。 | ||
| 廣瀬 | ○ | 今年は「暑さ」がテーマの句が本当に多いですね~ 家でゴロゴロしていても、夕方にはギラギラと 刺す様な西陽が追いかけてくるという… |
||
| 木原 | コ | ファイト! | ||
| 月足 | コ | 追い打ちをかけるよう | ||
| 白鳥 | コ | この西日がまたしつこく暑いんだ | ||
| 38 | 汗跳ねるビーチステージウルフルズ | 梅原 | 自 | サマソニで一句 |
| 木原 | ○ | ウルフルズはちょっと暑苦しい。。でも共感できる。好きです。 | ||
| 月足 | ○ | 夏のライブは大変だけど、推し頑張る! | ||
| 手塚 | ○ | ウルフルズのステージ見に行ったのですか・・ | ||
| 白鳥 | ○ | ウルフルズ行ったの?昔「ええねん」には元気づけられた | ||
| 白井 | Q | ウルフルズですか どこかね | ||
| ショルツ | コ | 汗、屋外ステージ、ウルフルズは熱気の三重唱♬ | ||
| 片岡 | コ | まだイメージのままのステージなんですね、何歳になるんだろう。でも、若々しいのはいいですね。 | ||
| 39 | 幼児連れ賑わう居酒屋夏の宵 | 梅原 | 自 | 喧噪の中気兼ねなく入れるようです |
| 小野 | ○ | 昔はタバコの煙もあったので子供連れはあまり見なかったけど、最近はそうでもないのかな。 ちょっと微笑ましい。 |
||
| ショルツ | ○ | 夏休みにはこんな情景もあるのでしょう。みんなで楽しくカンパーイ! | ||
| 村松 | ○ | おでかけ帰りかな 居酒屋に家族連れも珍しくなくなった | ||
| 白井 | ○ | いいね こどもと一緒に | ||
| 片岡 | Q | 最近は、そのようなお客さん多いのですか? | ||
| 下河原 | コ | 最近は、幼児連れでも居酒屋に行くんですね。 | ||
| 月足 | コ | 幼児連れの居酒屋はいつからか当たり前ですね | ||
| 大治 | コ | 昔ではありえない風景が今は当たりまえ、古いのかな考え方が | ||
| 手塚 | コ | 幼児連れの居酒屋もまた一興か。 | ||
| 白鳥 | コ | 子連れでも居酒屋に来てるよね、最近は。 | ||
| 40 | 我がヒーローレリーフ輝くドームの夏 | 梅原 | 自 | 孫お守で久々の東京ドームに行って一句 |
| 辻 | ○ | 長嶋さん? | ||
| 白井 | ○ | だれ だろう? | ||
| 下河原 | Q | 我がヒーローは誰ですか? 長嶋茂雄! | ||
| ショルツ | コ | 野球博物館でしょうか。わがヒーローはONか?新しくはイチローか? | ||
| 月足 | コ | 長嶋さん? | ||
| 大治 | コ | 長嶋さんが亡くなった時ドームの献花台に花を手向けに行きました。 その帰りレリーフにも手を合わせました。まさしく小さい頃のヒーローでした |
||
| 白鳥 | コ | 「我がヒーロー」は誰? | ||
| 41 | うつろいの世に抗うはあぶら蝉 | 手塚 | 自 | あぶら蝉はなんか反抗的なイメージで |
| 小野 | ○ | 蝉シリーズの2句。どちらも良いですね。あの鳴き声は抗っているのか、と納得。 | ||
| 五嶋 | ○ | あぶら蝉の鳴き声を聞くと、なぜか応援したくなる。 | ||
| 木原 | ○ | 「あぶら蝉頑張れ!」と言いたくなった。 | ||
| 下河原 | ○ | あぶら蝉がひっくり返って死にかけている様は、まさにうつろいの世のようです。 | ||
| 梅原 | ○ | 我が身と重なる? | ||
| 白井 | ○ | もはや アブラゼミの音では表現できなし この温度ですね なんか新な季語が必要かと | ||
| 町田 | ○ | 油蝉と次の法師蝉の句いいなー 私は蝉しぐれとしか捉えていなかったけれど、 字面(ネーミング)や鳴き声まで聞き分けて納得出来ます。すごい |
||
| 月足 | コ | 次の句とあわせ、それぞれの蟬の個性。 | ||
| 大治 | コ | 抗うのは蝉だけでないよと言っている気がしました | ||
| 白鳥 | コ | しぶとく泣いている | ||
| 片岡 | コ | うつろって欲しい、季節通りに。 | ||
| 42 | 虚しさになるがままよと法師蝉 | 手塚 | 自 | 法師蝉はどこかなげやりなイメージです。 |
| 小野 | ○ | 法師蝉という名前や字面の句の内容が調和していて素敵です。 | ||
| ショルツ | ○ | 法師蝉の、その身が千切れんばかりの、ひたむきというか、やけっぱち的な鳴き方は、 「なるがままよ」と言っているのですね。 |
||
| 辻 | ○ | |||
| 白鳥 | ○ | 諦めの境地か。名も「法師」だし | ||
| 片岡 | ○ | 「つくつくほーし」って、言われてみると確かに「虚しさになるがままよと」鳴いている気がしてきました。 凄い! |
||
| 五嶋 | コ | こちらは、脱力ですね。 | ||
| 木原 | コ | あぶら蟬との対比が面白いですね。こちらには「法師蟬、世の中いい事もあるよ」と声をかけたくなった。 | ||
| 月足 | コ | そんな感じがしますね。 | ||
| 白井 | コ | そう ツクツクボウシの出番がなくで 暑い | ||
| 43 | 万博やスマホ片手に処暑の雲 | 手塚 | 自 | 今度の万博に行く予定ですが、スマホの予約が面倒 |
| 村松 | ○ | 今はどこに行ってもスマホ必須 道順を調べたり予約を取ったり 曇りがちな天気だったなら何より | ||
| 下河原 | コ | 今回もとうとう大阪万博には行けませんでした。(1970年の万博も行けませんでしたが・・・) | ||
| 月足 | コ | 広い会場はスマホが頼り。 | ||
| 白井 | コ | スマホは通訳? 私の海外出張みたい | ||
| 白鳥 | コ | 「暑い」という話しか聞かないけれど。 | ||
| 44 | 秋旱古米古古米味比べ | 手塚 | 自 | 新米が出だしましたが、やたら高いので |
| 下河原 | ○ | 「古米古古米味比べ」の表現と漢字が並んでいるのが面白いです。「秋旱」という季語もマッチしています。 | ||
| 月足 | ○ | 今年も心配。 | ||
| 大治 | ○ | 秋旱という季語を通り越した暑さ 新米は大丈夫かと心配です | ||
| 廣瀬 | ○ | 米不足問題の渦中、私も同じ様な句を詠みました。だから共感します!でもこの句の方が「秋旱」 という季語がメチャメチャ効いていて…しかも私の句は「古米古古米古古古米」という安直なものだったので、 断然この句の方が良いです! |
||
| ショルツ | コ | 古米も炊き方次第で美味しく食べられるそうです。 | ||
| 白井 | コ | 結局買ってなしで いまは高い新米の選択し | ||
| 白鳥 | コ | 「しゅうこう」「あきそら」どっちだろう。味比べの結果は? | ||
| 45 | 土用凪岬の火浮く露天風呂 | 白井 | 自 | 久しぶりに西伊豆 これまた久しぶりに泳いで その後夕刻 ゆっくり露天風呂へでした |
| ショルツ | ○ | 夏、夜の海景色を望む露天風呂は、ぬるめがいいなぁ。 | ||
| 木原 | ○ | 暑いです。でも露天風呂に入るとほっとします。 | ||
| 月足 | ○ | 岬の火は灯台、夕日?露天風呂に入っていれば、凪もまたよし。 | ||
| 大治 | ○ | 伊豆にまさにこのような風景が見れる温泉宿があります。その時の光景を思い出しました | ||
| 梅原 | ○ | どこだろう?いいね! | ||
| 町田 | ○ | 何と素敵な露天風呂!行きたーい! | ||
| 白鳥 | ○ | 「岬の火」は灯台だろうか。素晴らしい景色の露天風呂。 | ||
| 廣瀬 | ○ | 海沿いの鄙びた温泉宿の露天風呂から、作者が見たこんな風景を自分も臨んでみたい!と 心の底から思いました。「岬の火浮く露天風呂」表現が幻想的で秀逸です! |
||
| 片岡 | ○Q | 「火浮く露天風呂」とは?と思いつつ、この句が一番響きました。 | ||
| 下河原 | Q | 岬の火が浮いている露天風呂はどこですか?入って見たいですね。 | ||
| 46 | 郡上舞プール上がりの園児かな | 白井 | 自 | 毎年8月末で開催のお寺(五重塔)の盆踊り 幼稚園から 稚児が参加 |
| 小野 | ○ | 「郡上舞」は盆踊りなのですね? 髪が濡れたまま浴衣を着せられた子どもの姿が目に浮かびます。 | ||
| 村松 | ○ | 楽しくプールの後は楽しく盆踊りかな 元気でかわいい | ||
| 五嶋 | ○ | 夏も元気な子供たち。 | ||
| 下河原 | ○ | プールから上がった園児が、郡上八幡の夏おどりを踊っている情景かな。 | ||
| 片岡 | Q | 郡上舞? | ||
| ショルツ | コ | 子供をプールに入れて、夜は盆踊り、、、昔は涼をとっていたのでしょうけど、この気温ではかえって キツそう。、、、なんて思ってはいけないのか。そういうものと受け入れて続けていくのでしょう。 |
||
| 月足 | コ | 郡上踊りは日本三大盆踊りのひとつとありました。一度訪ねてみたい。 | ||
| 大治 | コ | 郡上舞とプール上がりの園児が最初は結び付かなかったのですが踊り明かす郡上踊りは汗だくになる それなのかなとおもいました |
||
| 白鳥 | コ | プールで濡れた髪で郡上おどりを舞っている? | ||
| 47 | 汗流るる鳥居を下る二百十日 | 白井 | 自 | 9月1日は神社 風祭で拝礼です 今年は異常に暑くで ちなみ氏子神社は珍しく逆さ大門との (武蔵の風土期にある?)で 参拝時鳥居から本殿へ下りお参りです |
| 村松 | ○ | |||
| 手塚 | ○ | 神社お参りもまだま暑い日が続きます。 | ||
| 木原 | Q | なぜ上五は「るる」なのだろう。あえて字余りにして「るる」にした心を教えてください。 | ||
| 白鳥 | コ | 下っていても汗がでる…秋はまだまだ。 | ||
| 48 | 麦わら帽ふわっと秋空ぶらんこかな | 白井 | 自 | まだまだ残暑なか 公園で子供が並んでぶらんこ 麦わら帽子が 宙に |
| 大治 | ○ | 麦わら帽とぶらんこかなの結びがなんとも言えず絵になりますね | ||
| 木原 | コ | かわいい帽子をかぶった子がブランコに乗っている景が浮かびます。ただ季語が満載になってしまったのは やはり気になります。主役はどれ? |
||
| 下河原 | コ | 麦わら帽子とブランコの取り合わせは合いますね。 | ||
| 月足 | コ | 麦わら帽(夏)、ぶらんこ(春)ですが、秋らしい一句 | ||
| 町田 | コ | 帽子がブランコに乗っているように舞い上がったのでしょう | ||
| 白鳥 | コ | まだ暑くて公園にも行けない。こんな日が早く来てほしい。 | ||
| 49 | ねこじゃらし風行く道にほのほのと | 町田 | 自 | ねこじゃらしはいつも揺れてる。ほのほのとは私の心情。あったかい気持ちがする。 |
| 村松 | ○ | ねこじゃらしが揺れているいつもの散歩道 のんびりした感じがいいなあ | ||
| 下河原 | ○ | 「ほのほのと」の表現がいきいきしています。 | ||
| 月足 | ○ | 風行く道と独特のオノマトペがいいです。 | ||
| 大治 | ○ | 人とねこじゃらしとその風景の一体感が良く良い句だなとほのぼの思います | ||
| 手塚 | ○ | 「ほのほの」というオノマトペがしっくりきます。 | ||
| 片岡 | ○ | 風の通り道が見えます。 | ||
| 白井 | Q | 風の道を示す 穂ですかね 動きあっていいね | ||
| ショルツ | コ | 「ほのほの」の響きがかわいい♡ | ||
| 木原 | コ | 子供のころから見ているねこじゃらし。ほのぼのするね。 | ||
| 白鳥 | コ | ねこじゃらしが「ほのほの」! | ||
| 50 | 鴇色の伸びて散らばり今朝の秋 | 町田 | 自 | 暑すぎて犬散歩を早朝にしました。朝焼けが広がって時と共に空に溶け込む。 |
| 小野 | ○ | クレマチスを「鴇色の君」と呼ぶそうですね。種子が飛び散ったように花が開き切ったのかな? 朝の発見。 | ||
| ショルツ | ○ | 立秋の夕空の一瞬をとらえています。 | ||
| 村松 | ○ | 違うかも知れないけれど伸びて散らばりはコスモスの様子を上手に表現しているなあと勝手に思った | ||
| 木原 | ○ | なんかとても魅力的な句です。「今朝の秋」がいいです。何が鴇色だったのだろう。 | ||
| 梅原 | ○ | 秋よ来い | ||
| 廣瀬 | ○ | ビジュアルインパクトの強い句。「色」を「伸びて散らばり」と動的に表現する事で句に独創性と余白を 加味し、今朝の秋と締める事で「秋が訪れた瞬間」という時間軸が中七の動的表現とも相まって上手く 表現されております。 |
||
| 五嶋 | Q | 鴇色は何の花? | ||
| 白井 | Q | 朝焼けの風景でしょうか? 控え目にトキ色で まだまだなつですね | ||
| 白鳥 | コ | この「鴇色」は何の色だろう? | ||
| 51 | 汗ビチョで口々話すあのあのね | 町田 | 自 | 園児の日常。何か聞くと一斉に話始める。 |
| 五嶋 | ○ | これは可愛らしい。 | ||
| 月足 | ○ | 暑くても子供たちは元気!盆休み明け?話したいことだらけ | ||
| 白井 | ○ | 顔を合わせば お暑ございます そのあと元気 の 今日この頃の挨拶かね | ||
| 白鳥 | ○ | 可愛い!暑さをものともせず一生懸命。蝉が誰かの背中に止まったとか、蟻が芋虫を運んでいたとか、 よほどの大事件があったのでしょう。 |
||
| ショルツ | コ | 幼児さんたちのモワっとした体温、湿り気が伝わります。 | ||
| 下河原 | コ | 今年の夏は、本当に暑かったですね。ようやく少し秋を感じられるようになりました。 | ||
| 大治 | コ | 小さな子供の可愛らしさそれを彷彿させてくれます お孫さんかな | ||
| 片岡 | コ | 幻児たちの夏の様子ですね、一生懸命に話してるんだ。 | ||
| 52 | 「あっ雪だ」木々の頭に夏の雲 | 町田 | 自 | 園児の発見。ガラス越しの木に背景の夏雲が本当に雪が積もっているように見えました。 |
| 手塚 | ○ | 「え」すごい夏の雲が雪に見えた!! | ||
| 白井 | ○ | やっぱり 雪より 綿菓子じゃ | ||
| 廣瀬 | ○ | 「あっ雪だ」という子供の視点での上五のキャッチ―さ、「夏の雲」と「雪」の取り合わせの意外性と 新鮮さ、具体的に映像を頭に焼き付ける全体の流れ…良い句だと思いました。 |
||
| ショルツ | コ | 目の錯覚でも涼を感じたい! | ||
| 下河原 | コ | 夏雲を見て雪を想像しているのかな。「あっ雪だ」の表現が斬新ですね。 | ||
| 月足 | コ | そう、妄想してしまう。 | ||
| 白鳥 | コ | 雪ならどんなにいいか…入道雲でした。 | ||
| 53 |
倫敦塔霧にかそけき欷歔(ききょ)の声 *欷歔…すすり泣き |
白鳥 | 自 | 英国旅行四句。ロンドン塔に行くにあたり漱石の「倫敦塔」を読み返しました。出てくる人名をwikiで 調べながら。夥しい数の人が酷い死に方をした場所に立った折しも、灰色の雲が日を覆い心も体も涼しく なりました。欷歔はネットで出ないので注釈つけちゃいました。 |
| 下河原 | ○ | ロンドン塔の悲しい歴史を思い出しての一句かな。 | ||
| 月足 | ○ | ロンドンと霧、すすり泣きの原因は? | ||
| 手塚 | ○ | 難解な日本語に英国情緒たっぷり。 | ||
| 白井 | ○ | 霧の町塔と言えば ロンドン ロンドンでの思いだしは 北ウィングから出発の明菜(一度はあきらめたひと・・) 失礼 |
||
| 町田 | ○ | 「きりに」「かそけき」「ききょの声」の頭韻、ラップのような気持ち良さ。すごい 欷歔は注釈が なければ「読めない書けない分からない」ところでした。高次元に連れて行ってくれてありがたい |
||
| 辻 | Q | |||
| 木原 | Q | 句意を教えてください。 | ||
| ショルツ | コ | アン・ブーリンのすすりなきが聞こえましたか? 怖ーい Σ(゚∀゚ノ)ノ~~ | ||
| 片岡 | コ | 死の塔ですものね。ロンドンみやげの句だ。 | ||
| 54 | 雲低くヒース波立つ荒れ野かな | 白鳥 | 自 | 愛読していた「嵐が丘」の舞台ハワースの近くまで行きました。ヒースが満開でした。 |
| 小野 | ○ | どんよりとした風景の中で、風のざわめきを感じている作者。ジェーン・エアが出てきそう。 | ||
| 村松 | ○ | 子供の頃に読んだイギリスの児童文学を思い出した | ||
| 辻 | ○ | イギリス? | ||
| 下河原 | ○ | イギリス北部の情景がイメージできますね。湖水地方は行ってみたいです。 | ||
| 片岡 | ○ | 風景かよく描けていると思う。涼しそう。 | ||
| 大治 | コ | イギリスの田舎の風景かな、上手く連想させてくれています | ||
| 白井 | コ | これも アイルランドの風景ですね | ||
| 町田 | コ | 何か「嵐が丘」を思い浮かべました。世界観がある。 | ||
| 55 | こぼれ出た苔桃の実は全音符 | 白鳥 | 自 | 湖水地方のクラシックなホテルの朝食会場に流れていたのはJeff Beck! |
| ショルツ | ○ | 苔桃が音符に見える感性!! | ||
| 木原 | ○ | まん丸の苔桃の実が全音符みたいだ、という事でしょうか。違っていたらすみません。 | ||
| 大治 | ○ | 全音符という言葉が最高に素敵です | ||
| 梅原 | ○ | 比喩が素晴らしい | ||
| 手塚 | ○ | この感性さすがです。苔桃の実で音符を思い出すとは。 | ||
| 廣瀬 | ○ | 句全体のリズム感が素晴らしいです。特に「こぼれ出た苔桃の実」という視覚インパクトが「全音符」 で聴覚にも拡張されていく表現には「溢れ出る生命感」が上手く表現されていて、思わず「天晴れ!」 と思いましたよん! |
||
| 下河原 | Q | 苔桃の実と全音符の関係を教えて下さい。 | ||
| 白井 | コ | 全音符とは おたまの頭だけ 赤ければかね | ||
| 56 | 屋根上り見はるかす野や秋の風 | 白鳥 | 自 | エルトン・ジョンの”Your Song”の歌詞「屋根に座って苔を蹴りながら」というのが昔から疑問でした (屋根に苔?)。でも英国の田舎はどの屋根にも点々とした苔と煙突が。その向こうに爽やかな風が吹く 牧草地と小麦畑がどこまでも続いていました。 |
| 五嶋 | ○ | 爽やかな風が伝わってくる感じです。 | ||
| 片岡 | ○ | 2番目の句と響かせてイギリス風景と鑑賞しました。でも、どこの風景かな。 | ||
| 月足 | コ | この情景もイギリスでしょうか | ||
| 白井 | コ | 見はるかす野とは 古語ではるかに見渡せる野とありました ひょっとすると屋根に上っても見えるとこはまだ夏ですと |
||
| 57 | あは嫦娥月浮く海を朱くそめ | 片岡 | 自 | 今月には月食もあり、月の四句です。嫦娥(じょうが)は中国の伝説で、不老不死の薬を夫より盗み、 月へと逃げたとされる女性です。不死の薬は「丹(たん)」という赤い水銀が多く使われました。 赤い月はちょっと恐いですね。 |
| ショルツ | ○ | 月の4句。知識が全く追いつきませんが、この句は何とか。。。赤い月を月の女神:嫦娥に見立て、 それが海に浮く優美な情景。嫦娥のお話はお聞かせください。 |
||
| 梅原 | ○ | |||
| 白井 | ○ | 海 月の道の先は天女?かね 失礼を承知で 最近のかぐや姫(架純ちゃん)は月からなんとお父さん登場 | ||
| 木原 | Q | 句意を教えてください。 | ||
| 下河原 | コ | 今回は、月シリーズの4句ですか。「嫦娥」は月の世界に住むといわれる仙女と解説されていました。 | ||
| 月足 | コ | 嫦娥は月の女神などと知りました。月食の様子でしょうか? | ||
| 手塚 | コ | 嫦娥というのを調べました。さすが博識ですね。 | ||
| 町田 | コ | どの句も格調が高く、故事や中国の逸話が下敷きになっているようで、凡人には真意が理解が難しいです。 嫦娥は月に住む仙女とわかり、悲しさか自分の血を流したように伝わりました。 |
||
| 白鳥 | コ | 嫦娥は月の女神ですね。月とは別のところにいるのかな…月の周りを舞っている姿を想像しました。 | ||
| 58 | 月はやし弓ひく音は天よりか | 片岡 | 自 | 嫦娥の夫は羿(げい)といい、昔、十の太陽が一辺に天に現われ人々が困ったとき、 その九つを射落とした弓の名人です。もしかして、今天に太陽はいくつ? |
| 小野 | ○ | 上弦の月を見ていたら、海風が吹き、月から放たれた風切る矢の音に聞こえたのかな? どの句も教養がないと味わえないような句でしたので、解説してほしいです。 |
||
| 村松 | ○ | 四句とも雰囲気があり素敵だけれど私にはちょっと難しかった | ||
| 月足 | ○ | 雲がどんどん流れて、月がはしるよう? | ||
| 大治 | ○ | 月の呼び名は形によりいろいろあるのですね、勉強させられました 弓の月二日月でしょうか | ||
| 白井 | ○ | これまた 月 月はやしとは いいね 下弦の月の音かね この月は願い事を叶えてくれるで かつてはお願いを |
||
| 廣瀬 | ○ | 神秘的な句ですね。弓ひく「音」で夜の静けさが強調され、「月はやし」の上五とも響き合って、 「天よりか」の下五で「宇宙を舞台に展開されるページェントだ」と心が動かされました。 |
||
| ショルツ | Qコ | 月の動きのはやさはしばしば感じます。「弓ひく」のはだれ? | ||
| 下河原 | コ | 空が澄んできた秋の月は美しいですね。でもまだ都会では暑くてそんな風情は感じられません。 | ||
| 白鳥 | コ | みるみる西へ動く月。これは月を送る音? | ||
| 59 | 月精やみなそこ沈む野の光 | 片岡 | 自 | 月光の夜の野は水の底に沈んだようです。河津の夜はさすがに涼しいです。 |
| 手塚 | ○ | 月精が登場するこの句も神秘的です。 | ||
| 白井 | ○ | 第三の月は げっせいで 青い 強い光 これで夜の世界も明るく さすがですね | ||
| 白鳥 | ○ | この光景は私も高2の時宿題の詩にしましたよ(笑)。 月の光にあたりの景色が海の底のように見える…幻想的で素敵です。 |
||
| ショルツ | Q | 月精の正体は? | ||
| 月足 | コ | 月の女神との関連でしょうか | ||
| 60 | 笙の音に龍星となる月の夜 | 片岡 | 自 | 笙(しょう)は雅楽で用いられますが、天の声を現わすそうです。篳篥(ひちりき)は人の声を、そして横笛の 龍笛(りゅうてき)はその「人と天」を結ぶために地と天を昇り下りする鳴き声を表わすと聞きました。 |
| 五嶋 | ○ | 厳かな夜、ですね。 | ||
| 木原 | ○ | 月という大きな季語に真正面から取り組んだ作者に敬意を表します。 この句は楽器の音と月の取り合せが響きあっているなあと思い採らせて頂きました。 |
||
| 下河原 | ○ | 雅楽の「笙」の音が聞こえるようです。 | ||
| 白井 | ○ | 第四月は 古代 天を引き裂く 龍星に これまたさすが | ||
| 町田 | ○ | 宮内庁で雅楽を聞いたことがあります。笙の音、月の夜・・神秘的で竜が昇って行って星になる気がします。 故事なんですか? |
||
| 月足 | コ | 能、宝塚? | ||
| 大治 | コ | 龍星なる言葉初めてしりました、日本語の奥深さを実感 | ||
| 白鳥 | コ | 「龍星」となるのは自分かな。月の光に笙の音色が重なって。 | ||