第70回 選句・コメント表 2025年04月 | ||||
№ | 俳句 | 選句者 | 点数・記号 | コメント・質問・自作の説明 |
1 | 折り紙のメダル嬉しい春の庭 | 村松 | 自 | 保育園の修了式で折り紙のメダルをかけてもらってちょっと誇らしげな園児たち、 成長した姿に感慨深いものがあります |
久保田 | ○ | お孫さんかな?何のメダルでしょうね。ほのぼの〜。 | ||
木原 | ○ | お孫さんかなあ。嬉しそうな顔が浮かびます。 | ||
ショルツ | ○ | 幼いお子さん手作りのメダルは尊さも格段。ほのぼのとしたひと時がうかがえます。何の競技かな? | ||
廣瀬 | ○ | お手製の折り紙のメダルをお孫さんの首にでも掛けてあげているのでしょうか? ご自宅の庭での家族(一族)団欒の楽しそうな景色が良く伝わってくる句です。 |
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白井 | ○ | お孫さんかね いいね | ||
月足 | コ | 折り紙のメダルがその場をとてもリアルにしています | ||
片岡 | コ | 春の庭で子どもたちのどんなイベントが行われたのでしょう。それがイメージできると、 もっと「嬉しい」が実感できるようになるなと思いました。 |
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白鳥 | コ | お孫さんにもらったのでしょうか。私ももらいました!(保育園や幼稚園で作るの流行っている?) | ||
2 | 神おわす山の社に春の風 | 村松 | 自 | 鹿児島の霧島神宮の裏手にある小さな山神社、山の神様にふさわしい素朴な石の祠でした |
五嶋 | ○ | 清々しいです。 | ||
大治 | ○ | 神々しい句でこのような句好きです | ||
町田 | ○ | 神社にすがすがしい風。心も清らかになるように感じられました。 | ||
片岡 | ○ | とても好きです。優しい山の神様にお会いしたようだ。 | ||
白井 | コ | やわらかな風ですね | ||
下河原 | コ | 強い春風は、目にしみます。 | ||
3 | 人の世も花も儚し春惜しむ | 村松 | 自 | あと何回春を迎えることができるのかと思うことがあります 「花」は桜だけではなく一般的な意味での花のつもりですが季重なりになってしまいますか? |
手塚 | ○ | 桜に儚さを感じるのは日本人の感性なのでしょうね | ||
大治 | ○ | 短い春の一時を楽しみましょう | ||
下河原 | ○ | 「儚し」(はかなし)が良いですね。私も同じような句をつくりましたが、圧倒的に素敵です。 | ||
木原 | コ | この季節、人生の無常を感じますね。 | ||
ショルツ | コ | 往く春の儚さ、切なさはたとえようもありません。 | ||
白井 | コ | そうですね いつまで春の話ばかりで | ||
白鳥 | コ | この年になると散る花と人生を重ねてしまいますね。 | ||
4 | 母と行く渋滞の先山笑う | 村松 | 自 | 山笑うという季語で思い浮かんだのが母とバスツアーで行った福島の花見山 時期も良かったのかまさに百花繚乱でした |
久保田 | ○ | 春のドライブ、いいですね。 | ||
小野 | ○ | 車の中の情景や、車内に漂う作者とお母様の間の空気がとてもよく伝わってきます。 自分の体験を重ねて、ぐっときました。 |
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白井 | ○ | いいですね おかあさんお元気で | ||
月足 | ○ | 久しぶりなのでしょうか、お母様との車での旅程がとても明るくなります | ||
梅原 | ○ | 早く着きたいわくわく感 | ||
辻 | ○ | 山笑うがいいね | ||
白鳥 | ○ | 樹々の芽吹いた山を見ながらだと、渋滞もまた楽しい。 | ||
ショルツ | コ | 渋滞のなかお出かけできるお母様、お元気ですね! | ||
下河原 | コ | この季節は、どこも行楽地は渋滞ですね。 | ||
町田 | コ | 「山笑う」という季語で、渋滞でも楽しい様子が伝わります。 | ||
5 | 草むしり春の香沁みし軍手かな | 久保田 | 自 | 草の匂いが軍手に染み込んで、そんなところにも春を感じます。 |
村松 | ○ | 草の匂いの移った軍手も俳句になるんですね、感心してしまった。 | ||
小野 | ○ | 作れそうで作れない句。たかが軍手を、そう見たかと。 | ||
五嶋 | ○ | これ、経験あり。とても実感が湧きます。 | ||
手塚 | ○ | 軍手にも春を感じているところがユニーク。 | ||
木原 | ○ | 草むしり一休み。自分の手をじっと見つめながら春を感じる作者。 | ||
廣瀬 | ○ | 風景が頭に浮かぶ句は良くありますが、この句は香りまでが伝わってきました。 ほんのり甘くて少し懐かしい春の香りでした。 |
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白井 | ○ | いいね そう | ||
月足 | ○ | 草の香がしみた軍手がリアル。草むしりは夏の季語ですが、春の香が強い。 | ||
大治 | ○ | 草むしりをやったことがある人はこの句の良さが解りますね | ||
下河原 | ○ | 「春の香沁みし」が良いですね。 | ||
梅原 | ○ | 草むしりもまた楽し | ||
辻 | ○ | 気づきませんでした | ||
片岡 | ○ | 「春の香」は生命力の強さと芽ぶきの柔和さとがミックスした不思議な魅力、それが「軍手」という、 いかにも俳句らしい物に泌みた配合、素晴らしい。 |
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白鳥 | コ | 軍手も春の匂い。目の付け所がいいですね。 | ||
6 | 薔薇の束小分けに生ける誕生日 | 久保田 | 自 | お誕生日に薔薇の花束をもらいました。もらったことも嬉しかったけど、お花をやっているので、 生け直すのが楽しかったです。 |
木原 | ○ | お誕生日に丁寧に薔薇を生ける作者。素敵です。 | ||
白鳥 | ○ | 大きな花束をもらったんですね。生けるその時にもうれしさが甦ったのがわかります。 | ||
村松 | コ | 小分けにしなきゃ活けられないような大きな花束をもらったんですね、すてき | ||
ショルツ | コ | 薔薇の季節のお誕生日、おめでとうございます! | ||
白井 | コ | 野ばらの誕生日花は 4月16日ですね | ||
下河原 | コ | お誕生日おめでとうございます。なかなかこの歳になると誕生日もうれしくないかも知れませんね。 | ||
町田 | コ | 誕生日に薔薇の花束一生に一回くらい貰ってみたい。 | ||
片岡 | コ | おしゃれな一日、誕生日! | ||
7 | ナイロンのパーカーひやり花の宴 | 久保田 | 自 | お花見の季節、実は寒い。 |
村松 | ○ | ちょっと肌寒い日のお花見だったのだろうなとわかります | ||
五嶋 | ○ | 今の季節をうまく表現した句。 | ||
ショルツ | ○ | ナイロンでいいか?ダウンか?やっぱり寒かった~~、というこの時期のあるある。 | ||
町田 | ○ | この微妙な季節感!上手い | ||
手塚 | コ | 天候不順で花寒の日が続きました。 | ||
白井 | コ | そう 寒くて | ||
月足 | コ | 花見は大概寒い中。あるあるですね | ||
8 | 桜降る道落ちた付け爪のべに | 久保田 | 自 | つけ爪が落ちていたのを見たのは初めて。妙にシュールだったので、桜の花びらと対比して詠んでみました。 |
小野 | ○ | 破調ぎらいの私でも惹かれた。情景が浮かびすぎる! | ||
大治 | ○ | 爪の紅が何か妖艶な雰囲気を醸しています | ||
下河原 | Q | 切り方が難しいです。 桜降る道/落ちた付け爪の/べに で合っていますか。 | ||
白井 | コ | 赤い付け爪落ちちゃったんですか | ||
9 | 師の庭や止まりし時の花の問い | 小野 | 自 | 「アントニオの歌」で有名なマイケル・フランクスの曲に、\”Abandoned Garden(捨てられた庭)”\ というのがある。アントニオ・カルロス・ジョビンの死に対して、残した功績を称えた歌です。 それにインスパイアされて作句。 |
廣瀬 | ○ | 「教えの庭にも早幾年~♪」の歌詞が頭に浮かんできました。学校に通っている時間は今思えば一瞬 でしたが、母校を訪れれば瞬時にタイムリープしてまるで時間が止まっているかの様…という事でしょうか? 「花の問い」の下五の真意は未だ理解できておりませんが、言葉のチョイスやリズムが素敵な句だと 思いました。 |
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片岡 | ○ | 物言わぬ花の、「先生はどうしたの?」というあどけない問い。メルヘンにして切ない。 (この「花」は桜でしょうか。どこかヒアシンスなどの庭の花が似つかわしい気がします。) |
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白井 | コ | 昔のままですか | ||
白鳥 | コ | 「師」とは? | ||
10 | ヒメジオン投げキス贈る消える背へ | 小野 | 自 | 10歳で別れて消息のわからなかった幼馴染の佐藤兄弟と、偶然にも出会ってSNSで再会することに。 当時の見送りの時の気持ちや、今思い出す懐かしい郷愁に対し、投げキスを贈りたくなった。 |
久保田 | ○ | ロマンティックです。 | ||
ショルツ | ○ | 投げキスなら、家族ではないような、、、カップルの爽やかな別れ?、、、 別れが爽やかなはずないし、、、いろいろ考えさせられます。 |
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月足 | ○ | 姫女苑は夏の季語のようですが、もう咲いてますね。ご退職の方へ? | ||
下河原 | Q | 誰に投げキッスをしているのかな? | ||
町田 | Q | ヒメジオンと取り合わせたその心は? | ||
木原 | コ | 実は好きだったのですね。去っていくその方の事。 | ||
白井 | コ | どこか お別れですか? | ||
片岡 | コ | そうか、上の句はヒメジオンなのか(と、一人合点)。でも、「投げキス」…どんな関係の方なんだ。 | ||
白鳥 | コ | 愛の証か、別れの挨拶か。 | ||
11 | 目瞑ればここはまほろば花日和 | 小野 | 自 | 美和子ちゃんと3月末にいった奈良・吉野。残念ながら桜は蕾でしたが、山は薄ピンクに見えました。 |
村松 | ○ | 咲き誇る桜の中にいて、目を瞑れば古の時代にタイムスリップ | ||
手塚 | ○ | まほろばという言葉が印象的です | ||
木原 | ○ | 満開の桜の下。作者はじっと目を瞑り春を満喫しているのか。 | ||
廣瀬 | ○ | 素晴らしい場所を意味する「まほろば」。視覚を遮断する事で、余計に「春」を体感できたのですね! 香りや心地よい気候、春風が樹木をかすめる音など…そしてそっと目を開けた時、そこには春の風景が。 「目瞑れば」で始まった句なのに、素敵な春の景色が頭に浮かびました。 |
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白井 | ○ | 朝からあたたかな | ||
下河原 | ○ | やはり、この先はまほろばを夢見て過ごしたいですね。 | ||
梅原 | ○ | 穏やかないい句ですね | ||
町田 | ○ | 心は古の時代へ。若草山かな | ||
白鳥 | ○ | 花日和に楽しかったこと、美しい場所を思い出しているその時。 | ||
ショルツ | コ | 大和の国でしょうか。 | ||
月足 | コ | 奈良を思い浮かべて? | ||
大治 | コ | まほろばという言葉に魅かれますね | ||
片岡 | コ | さらに連作として鑑賞すれば、師とは大和の春をともにした思い出があるのか…。師って一体誰だろう。 少し無理のある鑑賞ですが、「花日和」のそんな連想が楽しい。 |
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12 | 首元に風通りゆく春の宵 | 小野 | 自 | だんだん春らしい服装で出掛けるようになり、でも夜は少し肌寒い。綿のV字セーターを着ていた日、 首元を風が通り抜けて行くことに、春を感じたのでありました。 |
村松 | ○ | 襟元をすっきりさせた春の装いですね | ||
久保田 | ○ | 同感! | ||
五嶋 | ○ | この季節は、確かに、そう。 | ||
大治 | ○ | 良い季節になりました、それを実感させてくれる句です | ||
辻 | ○ | 春あっという間に夏 | ||
ショルツ | コ | まだまだ肌寒いのですよ>o< | ||
白井 | コ | でもまだ 寒いよね | ||
下河原 | コ | まだ、夜桜を見るにはは少し寒いですかね。 | ||
13 | 向かい風桜吹雪を顔に浴び | 五嶋 | 自 | 満開の日の午後、日本橋付近にて。 |
村松 | ○ | 桜ももう終わりですね、前向きな感じを受けるのは私だけでしょうか | ||
廣瀬 | ○ | 風の強い日にわざと風上に向かって顔を向けたり、声を出してそれが風に震えるのを楽しんだりしますが、 桜吹雪を浴びてのそれは最高ですよね~ 何故か ♪桜吹雪にハラハラすがり~あなたなしでは生きてゆけぬ~♪ というアン・ルイスの歌声が聴こえてきましたよ |
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大治 | ○ | やはり舞い散る桜は良いですよね | ||
木原 | コ | 作者の人生を映している句と読みました。 | ||
白井 | コ | 桜の時期 風が吹くよね | ||
下河原 | コ | 強い風が吹くとあっという間に桜は散ってしまいますね。我が家のそばの桜も散ってしまいました。 | ||
白鳥 | コ | 髪や体に桜の花びらがくっついている人をよく見ます。 | ||
14 | お待ちかね枝垂桜の濃いピンク | 五嶋 | 自 | 近くの神社では、淡い色のソメイヨシノを追いかけるように、少し濃い目の枝垂桜が咲いて、 どちらも素敵でした。 |
月足 | ○ | 桜も1000種あるとか。いろいろな桜の楽しみ | ||
ショルツ | コ | ソメイヨシノとは別の得も言われぬ色、風情。「待ってました!」 | ||
白井 | コ | しだれ小ヒガンとくれば 滝桜? | ||
白鳥 | コ | 枝垂桜は花が派手ですね。 | ||
15 | 見つめるは桜見上げる孫の方 | 五嶋 | 自 | 親バカではなく、じじバカ、です。孫は5月生まれの0歳で、生まれて初めて見る桜。 |
村松 | ○ | 花より孫! わかります | ||
小野 | ○ | 見ている二つの風景を同時に見させてくれますね。そこがいい。 | ||
手塚 | ○ | お孫さんの顔を見ているのが本当に嬉しそう | ||
木原 | ○ | その気持ち分かります。一心に見つめるお孫さんの笑顔の方が桜に勝りますね。 | ||
白井 | ○ | 桜より お孫さんかわいい | ||
梅原 | ○ | わかるわかる | ||
町田 | ○ | 日本人が皆熱狂する桜もお孫さんにはかないませんね。 | ||
白鳥 | ○ | この目線、愛情たっぷり!花より孫。 | ||
ショルツ | コ | これが孫の可愛さなんですね。 | ||
月足 | コ | 花よりお孫さんですね | ||
大治 | コ | 最近この気持ちが解るようになりました | ||
下河原 | コ | 眺めるのは、桜より孫ですよね。 | ||
片岡 | コ | やはりそうなるんですか。そうなるんだろうな。 | ||
16 | 葉桜の下でほころぶ次の花 | 五嶋 | 自 | 季重なりを避けるために「次の花」としましたが、実際にほころんでいたのは、つつじ。 |
久保田 | ○ | 春は開花のリレーで楽しくなります。それがよくわかります。 | ||
ショルツ | ○ | 春はドンドン進みます。毎日しっかり観ておかないと。 | ||
下河原 | ○ | 四季の移り変わりは、日本の良いところすね。次の花は何ですか? | ||
辻 | ○ | つつじか? | ||
片岡 | ○ | ほんとに!シャガや山吹や二輪草などが満開! | ||
白井 | コ | そうですね | ||
月足 | コ | (葉桜は、夏の季語と知りました) | ||
町田 | コ | 今回の4句は桜尽くしですね。桜が終わると町は一気にカラフルな花になります。 | ||
17 | 黄砂舞う開花宣言すぎ花粉 | 手塚 | 自 | ごろが良いので季語をあえて三つ使って見ました。 |
五嶋 | ○ | 今年の春のリアル。。 | ||
ショルツ | ○ | すぎ=過ぎ=杉が効いています!今年の開花時期はゴチャゴチャしていましたね。 | ||
下河原 | ○ | 今年も黄砂が飛んできて花粉症がひどくなりました。 | ||
梅原 | ○ | 春の試練 | ||
久保田 | コ | 春の空気はハードです。 | ||
白井 | コ | そうですね 花か花粉か黄砂かで | ||
月足 | コ | ダブルパンチ | ||
町田 | コ | 黄砂に桜にすぎ花粉って忙しすぎます。 | ||
白鳥 | コ | 春は苦難の季節でもあります。 | ||
18 | 懐かしのポップス聴いて春日かな | 手塚 | 自 | 今年はNHKのラジオ放送が始まった100年だそうです。 |
村松 | ○ | のんびりとした春の一日 | ||
白井 | ○ | いいね 昭和のポップス | ||
木原 | コ | やはり春はロックでも演歌でもないんだ。 | ||
大治 | コ | 浮き浮きした気分が横溢 | ||
下河原 | コ | 昭和時代の音楽を聴くと妙に引き込まれます。 | ||
片岡 | コ | 春の気分として、とても分かります。私も昔のスピッツのCDを買って聴きました。 | ||
19 | 春の空シンボルツリー伐採す | 手塚 | 自 | 家のシマトネリコが20年たって大木になり伐採しました。 |
月足 | ○ | 思い切って切られ、空が広くなった | ||
白鳥 | ○ | これはなんと…。空の形が変わってしまう。 | ||
辻 | ○Q | シンボルツリー? | ||
五嶋 | Q | どんな「シンボルツリー」なんだろう? | ||
ショルツ | Q | どうしても切らなければならない理由があったのでしょうか? | ||
下河原 | Q | 自分で庭のシンボルツリーを伐採したのですか。 | ||
白井 | コ | 何の木ですかね | ||
20 | 鳥交る鎮守の森の石畳 | 手塚 | 自 | 鳥たちの求愛のさえずりが楽しそうです。 |
村松 | ○ | 鎮守の森の石畳、厳かな中でも鳥たちは賑やか 視覚にも聴覚にも訴える句 | ||
小野 | ○ | 鳥が盛んにさえずり歌っていたのでしょうね。鎮守の森はサンクチュアリ。 | ||
木原 | ○ | 石畳を歩きながら鳥たちの声に耳を傾ける憩いの時。 | ||
廣瀬 | ○ | 楽しい句!鳥たちが求愛行動を交わす「LOVE WARS」の戦場が鎮守の森というのも「いとおかし」 だと思いました。鎮めて守る森ですからね~ |
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大治 | ○ | こんな表現があるんですね 感心しました | ||
町田 | ○ | 石畳で鳥が踊りながらプロポーズしている感じがしました。 | ||
片岡 | ○ | 「鳥さかる」声が社の高い樹の上から降ってくる緑の世界。 | ||
白井 | コ | 田舎神社の感じで | ||
21 | 日章旗に風春の海にみかさ | 木原 | 自 | 横須賀吟行、楽しかったなあ。 |
白井 | ○ | とーり舵いっぱいで | ||
辻 | ○ | リズムがいい | ||
片岡 | ○ | 破調が、風に旗めく古い艦の旗に合っている。(でも、あれは日の丸ではなく、旭日旗でしたね) | ||
五嶋 | コ | 横須賀、ですね。 | ||
ショルツ | コ | 威風堂々! | ||
下河原 | コ | 横須賀ミリタリーツアーの三笠ですね。坂の上の雲の時代も日本が輝いていた時代ですね。 | ||
白鳥 | コ | 広々とした海に勇壮な軍艦の姿。 | ||
22 | 終電は準急花の麻生川 | 木原 | 自 | 小田急線沿いの麻生川。いきものがかり「SAKURA」に歌われている。 |
廣瀬 | ○ | 終電が準急なので自分の最寄り駅には停まらない。既に電車もなく準急停車駅から自宅まで麻生川沿いの 桜並木を愛でながら歩いて帰ったという句でしょうか?そんな状況をこのたった十七音に纏めて詠んだ 作者は素晴らしい俳筋力の持ち主です。 |
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ショルツ | コ | 夜桜を見るには準急のスピードがよい! | ||
白井 | コ | そうなんで 今準急は 消えて | ||
月足 | コ | 終電の疲れも癒された?麻生川の長い桜並木、今年は車窓から楽しみました | ||
片岡 | コ | あの夜は終電まで飲んだの?破調だなあ。でも、元気だなあ。 | ||
白鳥 | コ | 麻生川の桜、大きくなりすぎて何本か伐採され若木が植わっています。 | ||
23 | 車椅子の母のハミング竹の秋 | 木原 | 自 | 自分の身を削るようにして私を育ててくれた母。今その母の車椅子を私が押す。今日は機嫌が良さそうだ。 |
村松 | ○ | 老いた母のハミング聞けるのは嬉しいですね でも花が咲いている春ではなく竹の秋としたところに ちょっと寂しさがあって車椅子の母を思う気持ちが表現されているのかと思いました |
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久保田 | ○ | お母様のハミングがいいですね。 | ||
五嶋 | ○ | 「ハミング」が明るさを伝えてくれています。 | ||
月足 | ○ | ハミングされていると少し安心? | ||
大治 | ○ | 皆さん難しい言葉を知っていますね ほんとうに感心します | ||
下河原 | ○ | 「竹の秋」は春の季語なんですね。同居している義母も時々期限が良いと鼻うたをハモっています。 | ||
梅原 | ○ | 春の喜びがよく表現されてます | ||
白井 | Q | 解説お願いします | ||
手塚 | コ | 竹の秋の季語が効いている。春の風景 | ||
ショルツ | コ | 車椅子でもハミングが出るお母様!健康な心に敬意を表します。 | ||
24 | 飴色のファーストシューズ青き踏め | 木原 | 自 | 子供のこれからの長い人生の第一歩である事から「青き踏む」ではなく、 人生を強く生きて欲しいとの願いを込め「青き踏め」とした。 |
村松 | ○ | 元気に育てという親の祖父母の思いの強さが「踏め」の命令形で感じられる | ||
小野 | ○ | 「青き踏む」は青々とした草を踏みながら野山を散策するという意味の季語なのですね。 いや、それをお孫さんの1stシューズにかけたとはお見事! 出てくる色も洒落ています。 |
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手塚 | ○ | 良いな!思わずがんばれと声を掛けたくなる | ||
ショルツ | ○ | 春に人生の第一歩を踏み出す赤ちゃんに大きなエール\(^o^)/ | ||
廣瀬 | ○ | ファーストシューズって赤ちゃんが初めて履いて歩いた靴の事ですか?新たな生命の息吹を感じる 「青き踏む」とのマッチングも最高!「踏め」と変えたのも気が利いていますね~ |
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月足 | ○ | お孫さん?の成長と足元の春 | ||
下河原 | ○ | お孫さんも公園デビューですかね。 | ||
町田 | ○ | 踏青私も使ってみたかったです。青が全体を貫く中「飴色」が絶妙です。 | ||
白鳥 | ○ | 命令形なのね。かわいいよちよち歩き。 | ||
白井 | コ | ピッカピカの新しい靴で 草ふみ | ||
大治 | コ | 青き踏めこれも成程と感心した言葉です | ||
25 | さあ朝だグンと背伸びだチューリップ | ショルツ | 自 | 今週は寝起きする(=開閉する)庭のチューリップを見る喜びにひたっています。本当に背伸びしているよう。 「朝だ」は朝ドラ:あんぱんの浅田家への応援。悲しくても辛くてもみんなで頑張る一家を応援しています。 |
村松 | ○ | チューリップの明るさいいよねぇ、好き | ||
五嶋 | ○ | 春の一コマ。元気がもらえる句。 | ||
木原 | ○ | 今日も素敵な一日になりますように! | ||
辻 | ○ | グンと 背伸び が楽しい | ||
片岡 | ○ | 真っ直ぐ上へと伸びたチューリップの姿をとらえた、素朴だけど作者の優しい視点が好きです。 | ||
白鳥 | ○ | 元気なチューリップの雰囲気にぴったり。 | ||
白井 | コ | チューリップがぐんと 並んだで 追って雑草も(我が家) | ||
大治 | コ | 朝のチューリップは花もすくっとたっていますが時間がたつにつれ花開きますが、 すくっとした姿を思い出させてくれます |
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下河原 | コ | 元気を貰えそうな句です。 | ||
26 | さんざめく大門桜(おおもんざくら)泣き笑い | ショルツ | 自 | ここから三句は大河ドラマ:べらぼうが題材。吉原大門の花見時の賑わいは、顔は笑えど心で泣く花魁衆の姿。 |
白井 | ○ | 寒くて でも 長く見られたね | ||
月足 | ○ | 多くの泣き笑いを見てきた大門近くの桜。さんざめくがいいですね | ||
木原 | コ | 「泣き笑い」の意味を教えてください。泣きながら笑っている泣き笑いなのか、 泣いたり笑ったりの人生の事なのか。 |
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下河原 | コ | 「大門桜」がどんな桜かとネットで調べたら「家政夫のミタゾノの登場人物」と出て来ました。 | ||
27 | 隠してよ見返り柳見つけてよ | ショルツ | 自 | 心ならずも重三のもとを一人去る瀬川花魁。見つかってはいけない、でも本音は見つけてほしい。 |
村松 | ○ | 隠れていたい でも見つけてほしい そんな女心でしょうか | ||
小野 | ○ | 私の本心は隠したい。でも、未練があることは、見返り柳みたいに振り返って気づいてよ…ってこと? 「べらんめぇ」を見ていると、ついそんな句なのかな、と。 |
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廣瀬 | ○ | 「見返り柳」の意味…調べました。なかなか粋で素敵な言葉ですね!好きな人との逢瀬の別れ際の状況 でしょうか?「隠してよ」は恥じらいを、「見つけてよ」は「貴方への私の気持ちをわかって欲しい」 という事なのでしょうか?素敵な句。 |
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大治 | ○ | 吉原行きたいな そんな気持ちにさせてくれます | ||
町田 | ○ | 「隠してよ、見つけてよ」の揺らめく心が柳によく合っています。 | ||
白井 | コ | 柳の芽吹き 遅れてかね | ||
月足 | コ | 見返り桜のあたりでのドラマの数々 | ||
片岡 | コ | お、吉原! | ||
28 | 頬伝う花びらままよ我(わ)っちゃ往く | ショルツ | 自 | 涙まじりの花びらを拭いもせず、一人街を往く瀬川花魁。「ままよ」=成り行き任せ、 どうにでもなれ、とばかりに。 |
久保田 | ○ | 頬伝う花びらまではロマンティックなのですが、、全体的には歯切れ、それ以降は歯切れがいい句ですね。 がいい句ですね。 |
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手塚 | ○ | 「我っちゃ」って俺やおいら的な言葉 | ||
下河原 | ○ | 「我(わ)っちゃ往く」の表現が良いですね。 | ||
白井 | コ | 散り桜ですかね | ||
片岡 | コ | 瀬川、ですね。一人身をくらます姿!女の意気を感じたわいな。 | ||
白鳥 | コ | 花びらで涙と隠している? | ||
29 | 春鴎ひらり眼下に巨艦群 | 廣瀬 | 自 | 横須賀遠足での思い出です。カモメらしき鳥が悠然と空を滑る様に飛んでいる姿を見たので、 カモメの視点で詠んでみました。きっと彼の眼下には海面に浮かぶ日米各国のイージス艦、潜水艦、 航空母艦等あまたの巨艦の数々が見えていた事でしょう! |
村松 | ○ | 大きいってそれだけで圧倒される、軍艦の存在感とカモメの軽やかさの対比でメリハリのある句に なっていると思います 今回の四句の中で一番好きです |
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五嶋 | ○ | 鴎の白と、軍艦のグレー、のコントラストが目に浮かびます。 | ||
手塚 | ○ | 横須賀の軍港クルーズの風景ですね。 | ||
木原 | ○ | 春鴎ひらりという表現がいいですね。 | ||
ショルツ | ○ | 行きたかった~~!壮観だったでしょうね。横浜でなく横須賀ならではの圧倒的な景観。 | ||
町田 | ○ | 空の鴎と一緒に一気に(ひらりと)視線が艦船へ移動する気持ちよさ。そして、小さな鴎とどっしりと 大きな艦船との対比。考えられた句でありながら、無理なく詠めていてすごい。 |
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片岡 | ○ | 軍港めぐりを鴎の視点でとらえなおした所が面白い。 | ||
小野 | コ | 三浦吟行に参加したので、あの日の「のどかさ」と軍艦の「猛々しさ」の対比がとても面白いし、 上手に描かれている。 |
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白井 | コ | そう 隠密行動の潜水艦 | ||
白鳥 | コ | 横須賀ですね!「春鴎」がいいね | ||
30 | 夕長し厨軽やか君の音(オト) | 廣瀬 | 自 | 日も永くなり心地よい風が吹く季節となってまいりました。台所で夕飯の支度をする妻の鼻歌や包丁捌きの 軽やかな音が聴こえてきて、なんとなく幸せ~な気持ちになったという句です。 |
村松 | ○ | 夕飯の仕度をする包丁の音でしょうか ご夫婦円満で何よりです ご馳走さま | ||
小野 | ○ | 幸福感を詠んだ句の中に、日が長くなったことへの気づきや、包丁が何かを刻むリズミカルな音(包丁が 主役かどうかわからないけど)に自分の幸福感を感じ取っていることなどが詠まれていて、とても詩的な感じ。 |
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ショルツ | ○ | 「軽やか」にお料理する「君」の弾む心、「君の音」に馴染んだ音、味への期待、喜びが感じられます。 | ||
大治 | ○ | 料理の音まで愛情を感じている そんな作者の心良し | ||
下河原 | ○ | 恐妻家の一句? 間違っていたらごめんなさい。でも素敵な句です。 | ||
白井 | コ | 夕ご飯 何ですかね~ | ||
月足 | コ | 包丁の音でしょうか。幸福感が伝わります | ||
白鳥 | コ | 妻(夫)がお料理している音を聞く安息の時。「軽やか」に聞こえるから、片付けは自分がやらなきゃ(涙) なんて思ってないね。 |
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31 | 花過ぎの静寂(しじま)や二人杯交わす | 廣瀬 | 自 | 桜の満開も過ぎたある夜半、妻と近所の公園に花見に行きました。満開時の昼間は花見客でごった返していた 公園もベンチに座っているのは我々二人だけという静寂…人生のピークを過ぎた二人に似つかわしい景色の下、 お互い無言のまま杯を交わしたのでした。 |
村松 | ○ | こちらもご夫婦でしょうか? しっとりとした時間 | ||
久保田 | ○ | 花過ぎと杯交わす二人のピークを過ぎた感じがシンクロして、美しく寂しい感じがいいです。 | ||
白井 | ○ | いいね ご夫婦でか静かに乾杯? | ||
大治 | ○ | 花過ぎ おしゃれな言葉ですね | ||
手塚 | コ | 仲良しで羨ましい限りです。 | ||
ショルツ | コ | これもまたオツなひと時。 | ||
月足 | コ | さすがに花にまつわる季語の幅広さ。花見の時が嘘のような静寂の中で | ||
下河原 | コ | こちらも奥さんとですかね。 | ||
片岡 | コ | こんな時間を夫婦で過ごせたら理想だろう。 | ||
白鳥 | コ | これも幸せを絵にかいたような俳句ですね! | ||
32 | しゃぼんだま小さき手足と鬼ごっこ | 廣瀬 | 自 | 数か月前から歩けるようになった孫が、シャボン玉を吹いてあげると手足をバタバタさせて追いかけて 掴もうとします。その様子が鬼ごっこをしているみたいで可愛かったという句です。 |
村松 | ○ | しゃぼん玉を追いかける子ども 捕まえると消えちゃって別のしゃぼん玉を追いかける | ||
木原 | ○ | お孫さんですか。シャボン玉追いかけますよね。 | ||
月足 | ○ | お孫さん相手も、また楽し | ||
下河原 | ○ | お孫さんがしゃぼんだまと戯れている様がかわいいです。 | ||
辻 | ○ | 目に浮かびました | ||
白鳥 | ○ | 可愛すぎる!一生懸命シャボン玉を捕まえようと追いかけている姿。 | ||
ショルツ | コ | 本気出してお怪我のないようにw | ||
白井 | コ | お孫さん 何してもかわいいですね | ||
町田 | コ | 「小さき手足」がいいですね。 | ||
33 | 鶯に消えし彷徨う浅き夢 | 白井 | 自 | 朝鶯の声で起きたような? まどろみの夢でした |
手塚 | ○ | 鶯のイメージと夢の取り合わせは独特ですね | ||
廣瀬 | ○ | 朝方に夢を見ている時、鶯の声で半分目覚めたのでしょうか?起きるでもなく夢に浸るでもなく うつらうつらと、、、なんの夢をみていたのかよりも気持ち良さを優先する素敵な時間を過ごされましたね~ |
||
梅原 | ○ | きれいにまとめた句ですね | ||
白鳥 | ○ | 鶯の声で目が覚めるなんていいじゃないですか! | ||
下河原 | Q | 「浅き夢」の句意を教えて下さい。 | ||
小野 | コ | ちょっと脳内に過ったことが、鶯の声で消えてしまったのかな? 答え合わせが楽しみな句。 | ||
月足 | コ | 鶯の声で夢から覚めた? | ||
34 | ざわめきを街を彩る桜雨 | 白井 | 自 | 桜雨 桜の季節の色が変わる?冷たい雨を詠みたかったが だめですね |
村松 | ○ | ざわめく街、桜を濡らす雨、ぼんやりと眺めていたい | ||
五嶋 | ○ | 桜雨、風情があります。 | ||
木原 | ○ | 街を包み込むような春の雨でしょうか。しとしと静かに降る雨を想像しました。 | ||
ショルツ | ○ | 満開の頃、降りましたね。それも街の彩と見たのですね。 | ||
月足 | ○ | やさしい雨が思い浮かびます。ざわめきと街の並列も良いですね | ||
大治 | ○ | 今年も目黒川辺りは夜桜見物で大変な騒ぎだったんだろうな 雨も関係ないかも | ||
下河原 | ○ | 素敵な情景ですね。 | ||
手塚 | Q | ざわめき「を」? 「が」「や」ではないのですか。 | ||
片岡 | コ | 「ざわめきを」と「の」ではなく「を」を繰り返したリズムに、「桜雨」の春雨とも違う独特の 雨音(ざわめき)を感じました。 |
||
35 | 白いづる赤茶縁とる山桜 | 白井 | 自 | 山桜は寿命が長く 山の中で この時期威張っております 花は白 新芽の赤茶縁に |
村松 | ○ | 赤茶色の景色の中に白い花が際立つ春の山 | ||
町田 | ○ | 家の周りにも山桜があってソメイヨシノとは一味違う味わいです。 葉も花と一緒なのでちょっと地味なのですが。この句の通り若葉が赤茶でそれも綺麗です。 |
||
下河原 | コ | 「赤茶縁」(あかちゃふち)は、はじめて聞きました。 | ||
36 | 薄き君白き陽射に蓬摘む | 白井 | 自 | ずーと以前の話 母の要望で最初で最後だった蓬つみ 今思うにもっと言うこと聞いてればと |
久保田 | ○ | 薄いのは幸?それとも体型的に薄い?想像が膨らみます。 | ||
小野 | ○ | な、なんなんだ、この句は? 愛情の薄い君を見つめる作者? この意味深な感じに惹かれますねー | ||
片岡 | ○ | 「薄き君」を春の装いととらえたのですが、合っていますか。 | ||
木原 | Q | 「薄き君」とは? | ||
ショルツ | Q | 薄き君とはどういうことなのでしょう? | ||
大治 | コ | 蓬餅が食べたくなるような句です | ||
町田 | コ | 薄き君ってそんな意味があるのでしょうか、教えて下さい。 | ||
白鳥 | コ | 蓬摘む君の姿はまぼろしなのだろうか。 | ||
37 | 清明や長き山火事鎮圧す | 月足 | 自 | 長く被災地を苦しめた山火事。鎮圧後も大変ですが(報道に基づく句で失礼します) |
村松 | ○ | 山火事が鎮火してやっと春の明るさを感じることができる | ||
久保田 | ○ | 山火事鎮圧の大変さが伝わってきます。 | ||
五嶋 | ○ | 鎮圧宣言、安堵しました。 | ||
下河原 | ○ | 日本中で山火事が発生しましたね。鎮火出来て良かったです。 | ||
梅原 | ○ | 恵みの雨でした | ||
辻 | ○ | 晴明が季語。安倍晴明ではなかった | ||
白井 | コ | そうですね 乾燥も温暖化の影響かね アメリカの山火事みたいなるのかね | ||
白鳥 | コ | ひとまずはよかった! | ||
38 | 百千鳥ふたりはしばし沈黙す | 月足 | 自 | いくつもの鳥が頭上で鳴き、会話中断 |
村松 | ○ | 鳥の声が響く中沈黙する二人、二人の年代によって趣の違う句になると思いました | ||
手塚 | ○ | 百千鳥に思わず聞き入ってしまったのですね。 | ||
木原 | ○ | 今までおしゃべりしていた二人がおしゃべりを止め鳥の声に耳を傾けた。と読んだのですが、 もしかしたら別の理由で会話が途切れたのかも。破局の予感? |
||
ショルツ | ○ | 鳥のさえずりとふたりの沈黙のコントラストで、より静かさが感じられます。 | ||
廣瀬 | ○ | たくさんの種類の小鳥達が鳴いているのを二人黙って聴いていたという意味でしょうか?特段話題もない 二人にとっては幸せな時間だったのではないでしょうか?あっ、これは作者の事ではありませんよ。 勝手な解釈で勝手に共感してしまっただけです(汗) |
||
白井 | ○ | もずの鳴き声で お二人が しばし聞きほれ?かね | ||
大治 | ○ | 百千鳥 これも素晴らしい言葉 日本の春の風景ですね | ||
片岡 | ○ | 突然に落ちてくる会話のしばしの間。すると鳥たちの春の盛りの声が頭上で響く。春、ですね。 | ||
下河原 | Q | 「ふたりは」は誰なんでしょう?「百千鳥」は一本の木にたくさんのいろいろな鳥たちが集まる様子 となっていますが・・・ |
||
小野 | コ | いろいろな鳥が恋の相手を求めて泣きかわす中で、ふたりは沈黙か。ぜひ真意をば! | ||
町田 | コ | 「百千鳥」という季語いいですね。沈黙と真逆。 | ||
白鳥 | コ | 何ゆえに? | ||
39 | 花韮や樹上ばかりを見ていたね | 月足 | 自 | 足元には、花韮の可憐な花。星形の花びらは地上の星 |
小野 | ○ | 人生振り返りの句だと察しましたが、いかに? だとしたら、少し自虐も入っているようですが、 謙虚な振り返りだとお見受け。 |
||
町田 | ○ | 私も同じ気持ちです。桜ばっかり…でも、目を移せばそこもここも花韮が全開。 ごめんね、上ばかり見ていて。面白い視点です。 |
||
手塚 | コ | 調べました。ハナニラは本当に綺麗な花ですね。 | ||
白井 | コ | にらの中です春咲くんんだ? これって うちの庭にニョッキと咲いてるのがそうか | ||
大治 | コ | 韮という字からは想像できない綺麗な花を咲かせますね | ||
片岡 | コ | この語りかけは心の透き間を埋めるような味わいを感じる。満開の桜を見上げる恋人のかたわらで、 樹下の可憐な白い花にも気づいて欲しかった、と。 |
||
白鳥 | コ | 二人の視線の行き違い | ||
40 | 天災と似て非なる焦土昭和の日 | 月足 | 自 | 江東区の東京大空襲・資料センター(民営)を初めて訪問。比較は不穏当ですが、 天災と戦災どちらも過酷ながら、戦争の非道さを思いました |
白鳥 | ○ | 戦争が終わってもう80年。思えば私たちは戦後わりと「すぐ」に生まれた世代。 | ||
五嶋 | コ | 「昭和の日」の意味を深く理解しました。 | ||
木原 | コ | 世界平和を願います。 | ||
ショルツ | コ | 我々が生まれるほんの十数年前は国は焦土だったと振り返ると、慄然とします。 | ||
白井 | コ | 戦後80年 戦争を知らずに育った 世代の役割と思っておりますが | ||
下河原 | コ | 昭和の時代も遠くになりました。 | ||
41 | 山桜優しい笑顔忘られじ | 大治 | 自 | 吉野山の桜が満開とのニュースを聞き昔行ったことを回想して作った四句です 桜は皆を笑顔にします |
村松 | ○ | 忘れられない笑顔 誰と一緒に桜を見たのでしょう | ||
白井 | ○ | いいね これ どなたの笑顔だろう おばあちゃんを思い出します。 | ||
月足 | コ | 山桜自体?迎えてくれた方? | ||
下河原 | コ | 4句ともご夫婦で奈良を旅されて桜花道を歩かれているのかな? | ||
42 | 桜花道行く二人とも白髪 | 大治 | 自 | もうそんな年になりました |
五嶋 | ○ | いい情景に、心落ち着きます。 | ||
木原 | ○ | お年寄りのカップルが仲睦まじく歩く姿が微笑ましい、と思っていたが、自分がそんな齢になってしまった。 | ||
ショルツ | ○ | 今年も一緒に桜が見られた静かな喜びが感じられます。 | ||
廣瀬 | ○ | 「とも白髪」=「ともに白髪の生えるまで」という下五がスゴく効果的!大切な方と奈良まで桜を 観に訪れているのでしょうか?穏やかで仲の良いご夫婦の姿が想像されて羨ましい限り! |
||
月足 | ○ | 桜とお二人のコントラストと長く連れ添う二人 | ||
白鳥 | ○ | 仲のよさそうなご夫婦も、白髪になるまでにはいろいろあったことでしょう。 | ||
手塚 | コ | 共白髪というのは夫婦の理想ですよね。でも | ||
白井 | コ | そうですね 桜とともに歳をとり お互い老年へ | ||
43 | 山深く桜舞い散る吉野山 | 大治 | 自 | 山道を歩いていると桜吹雪が この光景が大好きです |
村松 | ○ | 吉野の桜 見てみたい | ||
白井 | ○ | いいね 吉野のさくら | ||
梅原 | ○ | 吉野の千本桜いいですね | ||
片岡 | ○ | 実は、まだ行ったことがありません。でも文学空間として、さまざまなイメージが心にあります。 そのイメージにしっくりくる句です。 |
||
ショルツ | コ | 一度見てみたい! | ||
月足 | コ | 一度、桜の季節に訪ねたい | ||
下河原 | コ | 吉野の桜も一度は見てみたいです。 | ||
町田 | コ | 今年、吉野山に行ったのですが、まだ一分咲き?くらいでした。桜舞い散る吉野山!行ってみたいです。 | ||
白鳥 | コ | 奈良ののどかな風景は春が一番似合いますね! | ||
44 | 明日までは花を散らすな明日香風 | 大治 | 自 | 志貴の皇子の歌から明日香風を借用しました |
久保田 | ○ | 「風よ吹かないでくれ」と何度も思う春です | ||
小野 | ○ | 祈りのように桜に頼んでいますね。それだけ、桜の刹那を名残惜しんでいるのでしょう。 その場所への深い愛情や季節の瞬間への想いを感じます。 |
||
手塚 | ○ | 今年の桜はずいぶんと長持ちしましたね。 | ||
下河原 | ○ | 春の明日香路をのんびり散歩するのも良いですね。また行きたいです。明日と明日香のかかりが面白いです。 | ||
町田 | ○ | これも桜三昧の4句ですね。「明日香風」言うだけで古の奈良を想像し、これがまた桜にぴったりです。 | ||
木原 | コ | ここまで来たんだもん。明日までは散らないで。 | ||
ショルツ | コ | 明日を掛けた音感が楽しい。明日香の桜を思い浮かべ。 | ||
白井 | コ | そうですね | ||
片岡 | コ | いまひとたびのみゆき待たなん | ||
45 | エメラルド珊瑚を飾る春の海 | 下河原 | 自 | 大学卒業旅行で船で東京→沖縄本島→宮古島→石垣島を旅した際に、宮古島の到着前に眺めた エメラルドグリーンの海が印象的でした。 |
五嶋 | ○ | 南の海の春の風を、自ら感じてみたい。 | ||
木原 | ○ | 沖縄の美しい海でしょうか。 | ||
白井 | ○ | えー どこ | ||
片岡 | ○ | 「春の海」という和言葉に、南国の異国的な新風を吹きこんだ所が面白い。 | ||
ショルツ | コ | 珊瑚とエメラルドを合わせて身につける発想がありませんでしたが、綺麗な取り合わせ!自然界ではなおさら。 | ||
町田 | コ | いいなー今年こそ宮古島、リベンジします! | ||
46 | 春涛(しゅんとう)や岬の先に異国の地 | 下河原 | 自 | 石垣島から日本最西端の与那国島には、19人乗りの小さな飛行機に乗って訪づれて西崎から 台湾を眺めました。 |
村松 | ○ | 穏やかな大きな波の先は外国 | ||
久保田 | ○ | どこに旅したのかなあ。 | ||
小野 | ○ | 沖縄4部作でしょうか? 台湾などが見えた? 島影を追う作者の様子が浮かびます。 | ||
手塚 | ○ | 日本の最西端の島。行ってみたいです。 | ||
ショルツ | ○ | 異国に想いを馳せる春の海の景色。 | ||
廣瀬 | ○ | 与那国島に行かれたのですね?エメラルドグリーンの海がキラキラ光りながらうねる様子は素敵でしょうね~ 異国の地=台湾に中国が攻め込まないことを祈るばかりです。 |
||
大治 | ○ | 異国 何処の異国か想像を掻き立ててくれます | ||
町田 | ○ | 与那国島に行ったのはだあれ?いいなーと思っています。台湾が見えるのでしょうか? 「春涛」、ずっと穏やかな波でありますように |
||
片岡 | ○ | 北なら知床から見る国後島が浮かびますが、前後の句とあわせると沖縄だと思い、では異国とは台湾なのか、 と考えました。でも何か違う。この句は土地土地で景が大きく変わって面白いですね。 |
||
白井 | コ | Dこと‐先生のいるとかね | ||
月足 | コ | 台湾は、すぐそこ | ||
白鳥 | コ | 異国とはどこだろう?済州島か樺太か台湾か | ||
47 | 春駒や哀しい伝説久部良バリ | 下河原 | 自 | 与那国島には、与那国馬が長閑に歩いていましたが、人頭税にかかわる伝説が有る深い断層崖の亀裂 久部良バリの遺跡を 見学しました。もっとも与那国馬がいたのは、一番東側の東崎でした。 |
月足 | ○ | 久部良バリ、初めて知りました。愛らしい春駒と妊婦の悲しい歴史。 | ||
白鳥 | ○ | 与那国ですね!いいなあ。馬にまつわる悲しい伝説があるのですか? | ||
手塚 | コ | 与那国島の琉球王国に搾取された歴史があるとは知りませんでした | ||
ショルツ | コ | せっかく宿った命を減らさざるをえなかったやるせなさ。 | ||
白井 | コ | 犠牲者多数のとこかね | ||
48 | 散り桜わが人生を思い出し | 下河原 | 自 | 散っていく桜を見ながら、先日会社の同期会に参加しました。既に大半は、第一職を退き悠々自適な 生活をしていました。 まだ1人だけ現職の副社長がいますが、当然不参加でした。 |
村松 | ○ | 人によって表現は違うけれど桜を見て人生を振り返る年頃になりましたよね | ||
梅原 | ○ | 同感 | ||
辻 | ○ | 歳とりました | ||
五嶋 | コ | いや、人生まだまだ、これから。 | ||
木原 | コ | 散った後には葉桜が来ます。まだまだこれからですよ。 | ||
白井 | コ | まだ 振り返るに早いですよ でも気持ちはわかります | ||
大治 | コ | まだまだこれからひと花咲かせないと ファイト | ||
白鳥 | コ | まだ散るのは早いよ | ||
49 | 散る桜人生の扉口ずさみ | 梅原 | 自 | 桜咲くとBGMは竹内まりやです |
村松 | ○ | あと何度桜を見ることができるのかと思う年になりましたね | ||
廣瀬 | ○ | 大共感~!! ♪満開の桜や 色づく山の紅葉を この先いったい何度 見ることになるだろう? I say it\’s fine to be siXty You say it\’s alright to be seventy ♪ですよね~ |
||
大治 | ○ | 竹内まりやいい歌いい句ですね | ||
下河原 | ○ | 共感します。 | ||
手塚 | コ | 私も竹内まりあのこの歌は好きです。 | ||
白井 | コ | みんな そうですが またこれから | ||
町田 | コ | 竹内まりやさんですね。 | ||
白鳥 | コ | 「扉」をこれから開けるのですよね | ||
50 | グループラインお誘い増える春の宴 | 梅原 | 自 | 陽気が良くなると人恋し? |
手塚 | ○ | なぜか4月のお誘いは多いですね。 | ||
ショルツ | ○ | 良い=酔い季節になりましたw | ||
月足 | ○ | 気軽に招集、いいですね | ||
木原 | コ | 人気者ですね。 | ||
白井 | コ | いいね | ||
大治 | コ | お誘いがおおいこと羨ましい | ||
下河原 | コ | 春は、酒飲みには集まる絶好の機会ですね。 | ||
町田 | コ | 本当にライングループわからなくなりそうです。 | ||
51 | 春の雨そぞろ歩きの目黒川 | 梅原 | 自 | 天候悪くても人多い目黒川で一句 |
小野 | ○ | 雨、うらめしく、でも桜は精一杯に咲いています。 | ||
五嶋 | ○ | 雨だからこそ、混雑せずに目黒川で桜を見ながらそぞろ歩きができるんですね。 | ||
白井 | ○ | 目黒川での花散策 いいですね | ||
片岡 | ○ | 優しい春の雨の日に川沿いを歩く、風情がありますね。 | ||
月足 | コ | お花見最初の週末は雨 | ||
52 | 春日和町中華で昼飲み会 | 梅原 | 自 | 飲み会も夜から昼にシフト |
村松 | ○ | 気の置けない友人と昼飲み 楽しそうな句 | ||
久保田 | ○ | 町中華での昼飲みは理想です(笑) | ||
木原 | ○ | 633大人の義務教育。 | ||
白井 | ○ | これもいいね 近くの中華かね | ||
町田 | ○ | 目標にします!町中華がいいですね。 | ||
辻 | ○ | いいね | ||
白鳥 | ○ | お昼から宴会。シニアの醍醐味。 | ||
五嶋 | コ | これができる年齢になったのは、正直嬉しい。 | ||
ショルツ | コ | 町中華はもはや日本食?!というほど、我々の食文化の一つの成果か?! | ||
月足 | コ | これからはこれ! | ||
下河原 | コ | 高等遊民は、昼飲みが定番ですね。 | ||
片岡 | コ | そ! 日高屋、安くて寛げて、深酒にもならずいいんですよ。 | ||
53 | 朝陽満ち命生まれん春の土 | 町田 | 自 | ちょうど1ヵ月くらい前の雨上がりの朝、通勤路の畑から湯気が上がっていて、朝陽がまぶしくて、 あー命が始まる時だと感動して |
村松 | ○ | 芽吹きの季節、生命感に溢れている | ||
手塚 | ○ | 朝陽満ちが印象的です。さすがの選択 | ||
木原 | ○ | 朝、春、命のスタート。 | ||
廣瀬 | ○ | 生気に満ち溢れている素敵な句です。地中から出でる新たな命の息吹も感じるし、 朝陽を浴びてキラキラと光る地面全体から立ち上がってくる気(オーラ)も感じました。 それはまさに啓蟄から春分を経た「清明」の気ですね。 |
||
白井 | ○ | 春 力強さがありありで | ||
ショルツ | コ | チョンと芽が出てからのスピードときたら! | ||
月足 | コ | 春の土から、どんどん出てきます | ||
下河原 | コ | お孫さんの誕生ですかね。 | ||
白鳥 | コ | 命の春を力強く表した句ですね。 | ||
54 | 杖つきて墓拭う(ぬぐう)母春の雨 | 町田 | 自 | 父の17回忌。私と弟がしっかりお墓掃除をしたのに、持参したタオルでお墓を拭く母(杖をつきながら)です。 |
村松 | ○ | 杖をついて雨が降っていて でもお墓は自分できれいにしたいお母さまの気持ち | ||
久保田 | ○ | お母さまの老いと愛が感じられるいい句ですね。 | ||
小野 | ○ | お墓を拭うお母様は多くのことを語らない。年老いたお母様と若き年寄りの私たち世代の作者。 墓参りという家族の一コマに、多くの想いが詰まっているね。 |
||
五嶋 | ○ | お母様の気持ちが伝わってきます。 | ||
手塚 | ○ | お母さまのご様子が染入ります。 | ||
木原 | ○ | そしていつかはみなお墓へ。お墓参りをかかさないお母様、素晴らしい。 | ||
月足 | ○ | そんなお墓参りが増えますね | ||
大治 | ○ | 家族繋がりを大切にする気持ちがうたわるなあ | ||
下河原 | ○ | 年老いた母の墓参りの情景ですか。春の雨と墓拭うの取り合わせが良いですね。 | ||
片岡 | ○ | 老境のしみじみとした味わいを感じる句です。 | ||
白鳥 | ○ | お彼岸でしょうか。お母さまの気持ちとそれを見る作者の気持ち。 | ||
ショルツ | コ | 尊い姿。 | ||
白井 | コ | お母さんもまだお元気で いいですな | ||
55 | 角打ちや隣の酒に春の恋 | 町田 | 自 | 真由美ちゃんと奈良の角打ちでお酒を飲みました。立ち飲みなので皆でワイワイ、いつの間にか友達感覚で、 隣の人の酒瓶のラベルがレトロでかっこよく惚れてしまったのでつい写真を撮らせてもらちゃいました。 ラーメンだったらあり得ないと皆で大笑いしました。 |
ショルツ | ○ | 他人のお酒が美味しく見えるのを春の恋とは、粋な表現。 | ||
廣瀬 | ○ | 「春の恋」を私は「新たな出会い」と解釈しました。酒屋の立ち飲みスペースでの偶然隣で飲んでいる人との 出会い…またその人の飲んでいる未だ知らなかった銘柄のお酒との出会い…角打ちを通じての 春の新たな出会いの数々…素敵です! |
||
大治 | ○ | そう隣の人が飲んでいるお酒は格別に見えるんですよね | ||
梅原 | ○ | 風情あるね | ||
辻 | ○Q | 恋? | ||
白井 | コ | そうですか この歳で | ||
下河原 | コ | 「角打ち」は、酒屋で購入したお酒をその場で飲む形とありました。お隣さんとロマンスですか? 良いですね。 |
||
片岡 | コ | 角打ちで隣りに立つ客がする恋バナに耳を傾ける酒、何んか浮世の春でいいな。 | ||
白鳥 | コ | あっちもいいな | ||
56 | 蔵王権現青く護摩の火唸る | 町田 | 自 | 今年の奈良旅行で秘仏の蔵王権現を見ることができました。青くて大迫力!しかも「お護摩の会」にも 参加できました。両方を一句に入れようと欲張った結果季語を入れることが出来ませんでした。 破調とか句またがりとか、その辺りがよくわからず総合17音にしました。 それ以上でもいいなら護摩の火春天へとしたのですが、どうなんでしょうか?★教えて |
小野 | ○ | 破調は苦手な私も、はい。 | ||
大治 | ○ | いいな 奈良に行きたい | ||
白井 | コ | 以前も青さの句が | ||
月足 | コ | 護摩の火唸るは、まさにそんな印象です | ||
57 | 春色のチャペルに響くレインボー | 辻 | 自 | オーバーザレインボーのソロの歌が結婚式の伴奏でした |
小野 | ○ | 虹がかかったのかな? 幸福感万歳ですね。おめでとう! | ||
手塚 | ○ | おめでとう。お幸せに。やっぱりハワイです。 | ||
ショルツ | ○ | ハワイウェディング、おめでとうございます! レインボーがハワイらしい。 | ||
廣瀬 | ○ | お嬢さんの結婚式ですね!?春色のチャペルというフレーズも素敵だし、レインボーとのマッチングも 最高です。何より「チャペルに架かる」ではなく「チャペルに響く」と表現したのがセンス抜群で、 二人の愛を「レインボー」と表現したかの様です。 |
||
月足 | ○ | おめでとうございます!響くレインボーは圧倒的な存在感でしょうか | ||
下河原 | ○ | 娘さんの結婚式ですか?おめでとうございます。 | ||
白鳥 | ○ | 結婚式ですね。おめでとうございます!そういえばハワイはナンバープレート虹の模様。 | ||
白井 | コ | 春色は何色かね そーか 結婚式 | ||
片岡 | コ | お嬢さん、ご結婚おめでとう!チャペルの鐘が青空の虹と響きあう。 | ||
58 | 常夏のダイアモンドヘッド永遠に | 辻 | 自 | ハワイのダイアモンドヘッド今回は4週 |
村松 | ○ | 幸せを祈る心 | ||
五嶋 | ○ | 日本人の憧れが末長く続くことを祈念しますl。 | ||
大治 | ○ | 思いで深く刻まれましたか | ||
木原 | コ | ハワイいいなあ。また行きたいけど今はヨーロッパ。 | ||
ショルツ | コ | 新婚ご夫婦の門出を謳い上げていますね。 | ||
白井 | コ | あら ハワイ?で永久の愛をちぎるか | ||
月足 | コ | ハワイもぜひ訪ねたい | ||
下河原 | コ | ハワイに行っているんですよね。良いですね。 | ||
白鳥 | コ | ワイキキビーチ! | ||
59 | 花満開仰走るは目黒川 | 辻 | 自 | 今年の桜はきれいでした |
村松 | ○ | 目黒川沿いを桜を仰いで走るのは気持ちいいだろうな | ||
白井 | ○ | いつものランニングコースですか | ||
梅原 | ○ | 花見ランですか | ||
町田 | ○ | 花満開の中でも特に中目黒は仰ぎ見てしまったのですね。そんなにすごいことが伝わりました。 | ||
月足 | コ | 前方も注意して | ||
下河原 | コ | 目黒川の桜は、花見のテッパンですね。 | ||
白鳥 | コ | 桜が満開の道はつい上を向いて走ってしまう。 | ||
60 | 花を追い中目黒から梅ヶ丘 | 辻 | 自 | 中目黒から梅ヶ丘へ目黒川を上流へ行くと、老木からだんだんと若くなります |
久保田 | ○ | 花を追い、素敵な表現ですね。 | ||
木原 | ○ | 桜の下を走る。ランナーにとっていい季節になりました。 | ||
片岡 | ○ | ランだからこその春の味わい方ですね。 | ||
五嶋 | コ | 長く続く、目黒川沿いの道と気持ちの良い緑道。 | ||
手塚 | コ | 花見ランニングもおつですね。 | ||
ショルツ | コ | 春ランの楽しさと疾走感がいいですね! | ||
白井 | コ | これまた 花の二股がけ | ||
大治 | コ | 梅が丘まで花見をする 健康の証拠 | ||
町田 | コ | 足元も見て下さい。 | ||
白鳥 | コ | 長距離ランナー! | ||
61 | 楽器とはこころの形春の波 | 片岡 | 自 | 楽器はどれも個性的で魅力ある形です。ある奏者がその一つの楽器に惹かれ選ぶのは、 奏者の心に響き合う何かがその楽器にあるからだろうと思います。 形なき水が駘蕩として打ち寄せ形づくる「春の波」を季語に合わせました。 |
小野 | ○ | 一見ちょっと理屈っぽいのですが、それが独自の世界を表していて、良いかな、と。 | ||
五嶋 | ○ | そのとおり、だと思います。 | ||
木原 | ○ | いろいろなメロディを奏でる楽器が心の形とは面白い発想だと思いました。春の波との取り合せもいいですね。 | ||
廣瀬 | ○ | 四季を哲学的に表現した四連句でしょうか?意味はきちんと解ってないかもしれませんが、 「楽器とはこころの形」という表現に大変共感し、「すべての音は春に生まれたのではないか」との 考えにまで及んでしまいました。 |
||
大治 | ○ | 気持ちが良い音色をだすそうですよね | ||
梅原 | ○ | 粋だねぇ | ||
町田 | Q | 楽器の形状ではなく、楽器の醸しだす音の形でしょうか。哲学ですか | ||
白井 | コ | 楽器の奏でる音に自身の気持ちがあらわれる? | ||
月足 | コ | 春夏秋冬の4句。なかなかこの思いにたどり着けていません | ||
下河原 | コ | 「こころの形が春の波」の表現が素敵ですね。 | ||
白鳥 | コ | ギターとかバイオリンでしょうか。 | ||
62 | 歌うこと苦手だったな栗の花 | 片岡 | 自 | 小学校への川沿いの通学路には、栗林がありました。梅雨どきになると、独特の青臭い匂いのする道でした。 |
久保田 | ○ | ほのぼのとした感じがいいです | ||
ショルツ | ○ | 栗の花時に歌の特訓をしたのでしょうか。 | ||
月足 | ○ | 本当に難しい。歌への振り返りと栗の花との距離感 | ||
大治 | Q | 苦手とくりの花の結びつきそこが知りたい | ||
辻 | Q | 栗の花? | ||
白井 | コ | 栗の花は寡黙ですか? | ||
下河原 | コ | なぜ栗の花が歌うことが苦手だったのかな?句の解説をお願いします。 | ||
白鳥 | コ | 栗の花のあの独特な匂いと歌にまつわる思い出が結びついているんでしょうか。 | ||
63 | オペラのような紅葉だ雲がゆく | 片岡 | 自 | 全山紅葉の美しさに圧倒される。そんなとき、大音響で心に音楽が鳴りひびきます。 |
白井 | ○ | いろんな色が重なり合っている景色 | ||
町田 | ○ | 音楽、春夏秋冬。私はこの句がとても好きです。紅葉のベースに白い雲が悠々と動いている感じ | ||
辻 | ○ | |||
白鳥 | ○ | ステキな句。 | ||
木原 | コ | 「オペラのような紅葉」オリジナリティのある表現だと思います。 | ||
月足 | コ | どんなオペラでしょう?椿姫? | ||
64 | 冬の闇世界遠のくしじまかな | 片岡 | 自 | 伊豆の冬の夜の静けさ暗さに一人いると、シーンという音にならない音楽が迫まってきます。 |
村松 | ○ | 暗く静かな冬の夜、一人でいることの潔さと心もとなさと | ||
下河原 | ○ | 現在の世界情勢を詠んだ句ですかね。 | ||
白井 | コ | う~ん 冬の暗い孤独 | ||
65 | そそぐ陽や清流射抜く鱒の影 | 白鳥 | 自 | 十津川峡の上湯温泉はディープな秘境で、鹿・川鱒のお刺身をこわごわいただきました。 川を泳いでいたのは実はアマゴ。 |
村松 | ○ | 魚の影がくっきりとわかるほどの澄んだ水 その場にいるように景色が浮かぶ | ||
久保田 | ○ | 鮎のはつらつとしか感じがよく表現されています | ||
五嶋 | ○ | 渓流釣り師にとって、興奮する一瞬! | ||
白井 | ○ | 清流に鱒 いいね | ||
町田 | ○ | 映像が際立って見えます。そそぐ陽の威力 | ||
片岡 | ○ | 水中の素速い鱒の動きがよく伝わります。清れも清く陽光に満さている。 | ||
66 | 工事遅延すみれ野となる残土かな | 白鳥 | 自 | 那智勝浦から知多半島へ行く道。一面に咲いていたのは、本当はスミレじゃなくて たぶんオドリコ草かホトケノザ。 |
村松 | ○ | 工事が遅れて残土から芽が出て咲いたすみれ まだ荒れ果てた感じはしない | ||
手塚 | ○ | なにげない風景描写がノスタルジーを感じる | ||
大治 | ○ | 残土に草ではなくすみれが咲くとは素敵な光景ですね | ||
片岡 | ○ | 今隣家が工事中でさら地となっています。すみれの咲く前には終わって欲しい。 でも、時の流れ、季節のめぐりの何と迅いことでしょう。 |
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小野 | コ | このシニカルな目線はすごい。 | ||
ショルツ | コ | 残土にさえ蔓延る、可憐な外見にたくましさを備えたすみれの姿。 | ||
白井 | コ | すみれは強い | ||
月足 | コ | 人間の都合は置いて、自然は進みます | ||
下河原 | コ | 関西万博も工事遅延でオープンに間に合わないパピリオンが有ったようですね。 でも関西万博とは無関係な句ですよね。 |
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67 | 新しき筆箱中はれんげ草 | 白鳥 | 自 | この春小学生になる孫に筆箱を買ってあげたら…摘んだ花を入れていた。 |
村松 | ○ | 筆箱の中にれんげ草大事に入れちゃう一年生 あちこちにいそう | ||
手塚 | ○ | これも微笑ましくもノスタルジーを感じます。 | ||
木原 | ○ | 1年生の筆箱でしょうか。中にれんげ草とは可愛らしい。 | ||
月足 | ○ | 親の思いとは別、筆記具でなくれんげ草 | ||
下河原 | ○ | 筆箱の中のレンゲ草がほのぼとして良いですね。 | ||
梅原 | ○ | 可愛い句 | ||
辻 | ○Q | 鉛筆はどこへ? | ||
白井 | コ | 筆箱の中は ピンク? | ||
大治 | コ | 小学生かなれんげ草が生えている場所がまだあるんですね | ||
町田 | コ | 筆箱中はれんげ草だと筆箱の中は全てれんげ草なのかな?筆箱中のれんげ草とすると、 一輪大切に持って帰ろうとしている感じになると思いました。 |
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68 | 植えし人逝くを知らずや黄水仙 | 白鳥 | 自 | 夫の実家の敷地を毎春縁どる黄色の花は、亡くなった義父の意匠。 |
村松 | ○ | 植えた人はもういないのに黄水仙が咲いている きれいだけど知っている人には少し悲しい景色 | ||
小野 | ○ | 黄水仙が命を受けて咲き、植えた人はもういない。生と死の対比が物悲しくも、 黄水仙の生命力でその悲しみを吹き飛ばしている印象。 |
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ショルツ | ○ | 人は逝き花は咲く。そんな花を無邪気、健気と見るは人。花はただ命ある限り咲くのみか、、、。 | ||
廣瀬 | ○ | この句を深読みすると、「人は、自分を育ててくれた(お世話になった)恩師の死も知らずに生きていくもの」 とも解釈できますが、過去に囚われずに未来を見据えているとも解釈できます。ちなみに「黄水仙」の花言葉は 「私のもとに帰ってきて」という由来があるそうで…これはこれで育ててくれた恩師の本音かも。。。 |
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大治 | ○ | この句から黄泉の国を連想したのは自分だけでしょうか | ||
白井 | Q | 解説お願いします | ||
木原 | コ | 黄水仙は変わらず今年も咲いている。この花を見るたびにあの人を想い出す。 | ||
月足 | コ | 立派に黄色い花が咲きました | ||
下河原 | コ | 黄水仙のあでやかさに合掌 | ||
片岡 | コ | 哀切な春愁を感じます。 |