・句会3月22日(土) ☆横須賀ミリタリーツアー⇒句会@横須賀中央 詳細はLINEにて

広瀬

No.1  バロックの圧倒立ち尽くす遅日(ちじつ)

広瀬 迎賓館の本館は、バロック建築やバロック美術の粋を尽くして完成したもので、その外観や内観の全てが圧倒的バロックで、観る者の目に「これでもか!」と迫る迫力がありました。気が付くと時間もだいぶ経過しており、日脚も伸びてまだ明るかったという句です。
白鳥 迎賓館ですね。たしかにあの和風バロックには圧倒されましたね。
木原 バロック芸術に感動し、いつまでもその前で立ち尽くす作者。見事な句だと思います。
片岡 言葉に力があります。赤坂迎賓館を知らなくても、迫ってくるものがある句です。
白井 迎賓館ですか
秀隆中島 遅日の時間経過と立ち尽くすがマッチしている。圧倒は別の言葉でも良いか。柱か軒か。音楽のことかと思った。
町田 赤坂離宮、次々と豪華な調度・部屋が繰り広げられた事を思い起しました。感動が破調で伝わります。遅日で何を伝えたいのか。夕暮れが遅い春、いつまでも幻想的にそこにあるイメージが伝わりました。
久保田 ラップみたいで好き!
月足 迎賓館の3句でしょうか。思い出して、再体験の気分です。
ショルツ Qコ 圧倒的かつ繊細な装飾の数々、圧倒されました。 中七以降は、「圧倒立ち尽 くす遅日」と切るのですか?

No.2  木の芽晴(このめばれ)離宮の上の航空路

小野 観察できませんでしたが、飛んでいるのを目撃されたわけですね。作者は青空に生える飛行機を美しいとも思いつつ、こんな上空を飛びやがってと恨めしくも見ているのかな?
広瀬 迎賓館は樹木が豊富で、梅をはじめ開花したもの、蕾のもの、新芽のものと様々ですが、それを見上げた時にその上の空を飛行機が一列になって羽田に向かって飛んでいました。国際線の増便に伴った羽田新ルートです。バロックの里のエールフランス機が来ないかなどと思いを馳せておりました。
村松 迎賓館の庭で飛行機雲を見たのでしょうか 絵になる光景
木原 この作者は迎賓館赤坂離宮から空を眺めているのだろう。同じ空間にいた人間として共感できる。いい句だなあ。
片岡 離宮を囲む芽生えた樹々の空をゆく翼、新しい取合わせですね。
梅原 異国の地にてですか?春を満喫してますね
大治 木の芽晴れということばが素敵です。晴れという言葉を調べるといろいろな用途があります。全て気持ちの良い意味につかわれています
下河原 最近は、都心の真上も飛行機が飛ぶんですね。
五嶋 参加できませんでしたが、あの日のあの時間は、上空の飛行機がうるさかったか。。
ジェット機の音は嫌いです。
白井 最近東京の空上も飛ぶよね 大阪と同じだね
秀隆中島 目線の遠近が見事
町田 自然と人工物。動かないもの動くもの。融合したこの時の一句がいいですね。
久保田 そうなんです。隣の東宮の上を飛行機が通るんです。全方向への目配りが感じられる句だと思います。
月足 木の芽晴、良い季語でね。
ショルツ 都心上空ルート、多くなりましたね。

No.3  庭園の春色揺らすフォンテーヌ

広瀬 迎賓館は建物や樹木だけでなくそこここに池や噴水等の「水施設」を配備しておりました。水面に映り揺れる建物や樹木、陽光が池に反射して館内に投影されたり、噴水の穂が春の景色を撒き散らせたり、全ての場所で春の色を演出しておりました。「噴水」は夏の季語なので、敢えて「フォンテーヌ=泉(池)、噴水」というフランス由来の言葉を使いました。
村松 フォンテーヌという言葉 迎賓館の雰囲気にも合ってるし柔らかい響きが春色という言葉にも合ってる
白鳥 迎賓館の噴水だね
片岡 「フォンテーヌ」というフランス語がこんなに見事に落ちついておさまり、しかも噴水に春色が揺れるという発想・表現の新しさ。
大治 フランスから輸入された国宝の噴水は立派でした
下河原 美しい言葉「フォンテーヌ」を調べると泉、噴水と出て来ますが、噴水ですかね。
白井 Q いいね 噴水のおしゃれ版
秀隆中島 泉を仏語でシャレました。揺らす、により泉からの照り返しさえ光り輝くようです。
手塚 フォンテーヌは泉のことですね。春色が爽やか
ショルツ 噴水越しのパンジー、こんな表現で詠むとは!

No.4  啓蟄(けいちつ)や茶柱立ちていざゆかん

広瀬 3月上旬の暖かな啓蟄の日、出かける前にお茶を飲んだ時に茶柱が立っており…「さあ、出かけるぞ!」という気持ちとともに「さあ、アクティブに春を楽しむぞ!」という気持ちになりました。「ゆかん」or「行かん」で迷いましたが…
白鳥 いいことありそう、特に春なら!
大治 いざゆかんという言葉の拍子がなんとも良いですね。男性言葉ですかね
下河原 「啓蟄」という言葉は、春を感じさせます。
五嶋 春に向けて心が前向きになる句、ですね。
白井 春 お出かけですか?
秀隆中島 啓蟄の前へ生きてゆく様といざゆかんが茶柱でつながるおかしみ
月足 前に出る決意が伝わります。
ショルツ Q 勝負事でしょうか? お出かけ?

No.5  春近し川面に浮かぶあのメロディ

広瀬 麗らかでリズムもあって良い句ですね!「春の小川」「春のうららの隅田川」そして…「川の流れのように」が、頭に浮かんできました。
村松 私の頭には春の小川が浮かびました 見えない音符が川面に浮かんでいるようなふんわりと可愛い句
白鳥 何の曲でしょう?私は「春の小川」が浮かびました。
ショルツ ♬は~るの小川はさらさら行くよ~♪かな?
木原 「春の小川」ですか。
梅原 何だろう
下河原 春の小川は さらさらいくよ・・・
神田川沿いを時々走ります。新宿から、後楽園までは走破。水道橋くらいから海までを目指したい
白井 あのメロは どのメロだろう
手塚 私は、春のうららの隅田川・・ですね。
町田 あのメロディーは何だろう?と
久保田 何のメロディかな?

No.6  庭先によりそう紅は母と父

小野 花は何の花? 椿? 2輪の花が仲良く寄り添っているように見えたのですね。あたたまる。
村松 よりそって立つ二人とそこによりそって咲く花 きれいな思い出ですね
白鳥 気持ち、じわっとわかります。お母さんが先なんですね。
ショルツ 仲睦まじかったご両親がお庭でほんわか和やかに。
片岡 紅梅、白梅に亡くなった母と父を重ねたとき、「よりそう」ような優しい両親の息づかいを感じられた瞬間があったのでしょう。
大治 まだまだ親のこと忘れられませんね、その心情がぐっときます
下河原 Q 「よりそう紅」は何ですか?
五嶋 いいですね、紅梅が並んで二本。
赤い花と白い花が寄り添ってさきましt。
白井 Q 梅かね いいね
月足 紅色の花?ご両親の思い出?

No.7  決裂だリスペクト無し春はこず

小野 トランプとゼレンスキー?
村松 アメリカとウクライナの会談かな 胸が痛くなるニュースだった
白鳥 「なぜスーツじゃないのか?」にはぶっ飛んだ。「土下座しろ」と言いかねない、まるでヤンキーのイジメ(あ、彼らYankeeだったね笑)
ショルツ Qコ 何か紛糾してしまっよう、、、何が決裂したのでしょう?
片岡 ゼレンスキーの私はディールをしているのではない!という言葉に、私には瓦礫に埋もれて死んでいった方々の声が聞こえたようだった。
大治 気持ちは同じ
下河原 トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談ですか?なかなか停戦にむかいませんね。
トランプとゼレンスキーの言い争い。キッシンジャーのような人はいないのでしょうか?
白井 でもその後また 仲直り? なんかすべてが金時立てれの取引で しかたないか強いものには(我がK君とのお付き合いごとく)
手塚 トランプ大統領ですよね。予測不能
町田 トランプ、ゼレンスキー会談か。リスペクト無しが効いています。
月足 リスペクトなき外交はつらい

No.8

ハワイへの飛行機でコメントしてます。スターリンク恐るべし。200MB/s出てます

久保田

No.9  春暁や猫のポーズで空逆さ

広瀬 Q 早朝の太極拳?
村松 春は曙 ヨガで体を伸ばして気持ちの良い朝
白鳥 「猫のポーズ」はエビぞりと見た!
片岡 Q 猫のポーズ?
木原 毎朝のルーティンですか。
下河原 Q 「猫のポーズ」とはどんなポーズなのかね?
白井 猫が起こしてくれた?でしょか
町田 猫のポーズをあれこれ想像しました。何かいいなー
久保田 朝ヨガをやるのですが、猫のポーズで見る空が何となく春めいて来ました

No.10  ウインドウ拭く女性(ひと)越しに春の服

広瀬 都会の街のショーウィンドウ…春の新作への作者の期待感が表れていますね。女性という言葉でディスプレイ装飾デザイナーが仕上げに窓を拭いてるのでは?と捉えました。
村松 キビキビ働く女性のおかげで店内の服がより魅力的に見える気がする
白鳥 ウィンドウ越しに春服の女性…ではなく?
片岡 銀座辺りのショーウィンドウ、一足早い春を準備する女性。
木原 ウインドウのディスプレイも春めいてきましたね。
梅原 小さな春みつけた…ですね
大治 冬の防寒着を脱ぎ捨てサービスをしてくれる女性の服だけでなくその女性も意識しましたね
下河原 衣料品店をウインドショッピングしているのですかね。
○Q ウィンドウに春服が飾られていた。拭いていた人の服が気になりました。
白井 そうですか ところでウインドショッピングで現在あるかね
手塚 春のウインドウショッピングの様子
町田 位置関係をこれも想像しました。ダイレクトに春を見るのではなく、~越しにがとても新鮮で早春の感じが伝わります。
小野 最初はガソリンスタンドかと思ったけれど、これはアパレルのショーウィンドを拭く店のスタッフとその先にあった春の服なのではないかな? 最初は女性に目がいっていた作者のレンズがズームアウトしたら見えてきた感じがいいですね。
久保田 その通りの光景
月足 開店前、春服が並ぶショーウインドウを拭く店員。春への期待があふれている
ショルツ ショウウィンドウは一歩先の季節を感じさせてくれますね。

No.11  ほころんでいいかまだかな?桜花

大治 今年は早咲きを期待したのですがまだまだですね
五嶋 今の時季は、まさにこれ。
白井 Q まだだよ です
久保田 最近フェイントみたいに暖かくなったと思ったら寒くなり。桜もいつ咲いていいのか迷うだろうな。
月足 温度の変化でいきつ戻りつ
ショルツ いいんじゃな~いw

No.12  レンチンのコーヒー苦し風邪の朝

白鳥 淹れ立てではなくてもそこそこ美味しかったコーヒーも風邪ひきの身では…。「美味しい」は元気な証拠ですね。
片岡 実感がある、ものうげく、新しいコーヒーを入れる気力はない。
木原 大丈夫ですか?
下河原 「レンチンのコーヒー」はレンジでチンしたコーヒーですか?
五嶋 Q 喉に滲みた?お大事に。
白井 レンジでチンですか 早く治るといいですが
町田 これもいいな。風邪の朝これも想像力を掻き立てられました。
久保田 2月にひどい風邪をひき、コーヒー入れる気力もなかったので、飲み残しのコーヒー飲んだら、苦かったです(泣)
月足 つらいですね
ショルツ こんな時体調の変化を感じますね。繊細な表現。

町田

No.13  指先の息遣い秘め折雛(ひいな)

広瀬 「指先の息遣い」で、折り紙で丁寧にお雛様を仕上げている緊張感が伝わってきました。
村松 一折り一折り丁寧に折ったのが伝わってくる
白鳥 思いをこめて千代紙で折るひな人形。「秘め」がなんだか色っぽい。
片岡 この紙を雛に折る指先には、遠いわが子が小さかった頃の追憶が宿っているように感じた。
木原 かわいい折雛。そこには作った人の優しさが秘められている。
梅原 中七いいね
五嶋 きっと細やかで精巧なんだろう「折雛」を見てみたいです。
○Q 指先の息遣い?
白井 折びなとは 風流で
町田 千代紙の見事な雛人形。小さなケースに五人囃子まで…その細やかな作りに息を詰めて折る指先が浮かんできました。
小野 お雛様を折り紙で折る子どもの姿が目に浮かびます。「息遣い秘め」には念じるような、祈るような感じが滲み出ています。
久保田 物言わぬお雛様のエレガントな感じが伝わって来ます。
月足 小さなおりびなを慎重に心を込めて

No.14  春暦私事(わたくしごと)は赤丸で

白鳥 楽しみな予定ですね、きっと!
大治 皆同じことをしているのだと思わず笑みがでました
下河原 どんな私事があるのでしょうか?
白井 うーん何かいいこと
手塚 日々の充実感、楽しさ一杯。赤丸が印象的です。
手塚 日々の充実感、楽しさ一杯。赤丸が印象的です。
町田 スケジュール帳が諸事でいっぱい。自分の楽しい予定が埋もれてしまわないように!
久保田 春になり、素敵なイベントが増えて来ているんだろうな。楽しさが伝わって来ます。
月足 自分のイベントも大切に
ショルツ 三つの漢熟語が視覚的に効いてウキウキ感を醸しだしています。

No.15  ミモザ咲くフルートの音の軽やかに

片岡 ご自分の俳号にも選んだ、心を軽やかにしてくれるミモザの花の色彩が、フルートの春風のような音と響く一瞬。
木原 春らしいメロディーが流れているのだろうな。ミモザとも良い取り合せだと思う。
大治 モミザとフルートの音がなんとマッチしていることか
下河原 ミモザにフルートの音が美しくハモっています。
白井 ミモザが満開でした なんか洋風な 家に合いますね
町田 教えて!最初は「フルートの音」で素直に作ったのだけど、6音で三段切れ。なので「の」を入れた。
月足 フルートが似合う
ショルツ ミモザの色、香り、フルートの音色、春を視覚、嗅覚、聴覚で感じられる句。

No.16  麗かやトイプー抱き(いだき)わしゃわしゃと

広瀬 可愛い句!「わしゃわしゃ」のオノマトペも素敵で春の麗らかさを倍増させております。作者がトイプードルを可愛がっているのか?トイプードルに遊んでもらっているのか?
村松 ささやかな日常の幸せ
白鳥 Q わしゃわしゃは何の音?歩く音かな、シャンプーかな?
片岡 Qコ 「麗(うらや)か」という言葉と、「わしゃわしゃ」というオノマトペが私にはしっくりときませんでした。解説していただけたら、と思います。
下河原 トイプードルも春を感じているのでしょうか? 5文字ではないけどわしゃわしゃとが面白いです。
Q わしゃわしゃ?
白井 これまた 洋風犬ですかね いいです
手塚 わしゃわしゃのオノマトペが面白い
手塚 わしゃわしゃのオノマトペが面白い
町田 暖かい日にシャンプーしてモコモコになった愛犬と戯れて。
久保田 とにかく可愛い!
月足 ワンちゃんとの関係がオノマトペで雄弁に
ショルツ トイプードルの感触は正に「わしゃわしゃ」。お見事!

大治

No.17  梅の香やお茶でも一服緋毛氈

村松 穏やかな花見 梅によく似合う
白鳥 野点ですね!
大治 曽我梅林に観梅です。梅林の中に野点がありそこの緋毛氈の赤がなんとも鮮やかでした
下河原 「緋毛氈」の上で優雅に抹茶を飲んでおられるのかな?
白井 あー あのお茶屋があるとこの 赤い長椅子にかける布 花見に最高
手塚 野点でしょうか。高貴なご趣味でうらやましい。。
久保田 粋な梅見ですね。リズムも軽やか。
月足 ひな祭り以外で緋毛氈は身近でないですが、お茶の重要アイテム?
ショルツ のどかな梅見の情景。

No.18  じじばばの話花咲く梅の下

白鳥 なんか絵になるね笑
片岡 春ののどかさに満ちた句。平和の尊さがある。
大治 平日の昼の梅林には私達じじばばと保育園の子供達しかいません、我々気兼ねなく梅を忘れて話が弾みます
五嶋 楽しい情景ですね。
白井 我が家も父が梅が好きで 1本で紅白の梅がありますが 昨年剪定さぼり(膝痛) ほき放題
月足 穏やかな景
ショルツ 梅の木の上も下も花盛り。話が弾む仲良しじじばば。我々もこう見えるのか??w

No.19  ほろ酔いでござに寝転び空の梅

広瀬 すごく気持ち良さそう!暖かさ…梅の香…視界を埋める梅と空とのコントラストが伝わってきました!
村松 お酒を飲んで寝転んでのんびり楽しむ花見 いいな
白鳥 「空の梅」がいいですね。青い空に花をつけた枝。
片岡 あー、なんて良い心持ち。何ともいえぬ馥郁たる匂いも、青空に浮かぶ梅から降ってくる。
木原 気持ちよさそうですね。
梅原 いいねぇ
大治 もちろん一杯飲みながらの観梅、お酒の酔いに任せてござの上に寝転ぶと梅の花のまにまに青い空 気持ち良かったです
下河原 花見のだいご味ですね。
五嶋 こういう時間、貴重です。
のどかだ。
白井 Q いいね 梅で花見ですか なにより香がして
町田 「空の梅」がすごくいい!動画を見ているみたい。
小野 これ、気持ちいいやつ…笑
月足 梅の花見も乙です
ショルツ こりゃ堪えられないわー

No.20  息白く降りまがう雪春遠し

村松 近づいたかと思うと遠ざかる春 好きな句です
片岡 Q この「まがう」は?
大治 暖かくなったと思ったら雪が降る寒がりの自分にはまだまだ春は遠いです
下河原 まだまだ寒い日が続いていますが、3月に入り少し春めきだしました。
白井 そうですね でももう少し
小野 「降りまがう」という言葉があるのですね。

ショルツ

No.21  束縛の銀の流し目スノームーン

村松 何だか意味深な句 どんな状況なのか知りたい
白鳥 Q 「束縛」の「流し目」って何だろう?
ショルツ 二月の満月:スノームーンを見上げた深夜。その銀の月光に射すくめら、しばし身動きできませんでした。月に見つめられた(と感じた)のは初めて。
大治 スノームーンも良いですね
下河原 Q 銀の流し目は誰でですか?
白井 静まりかえった雪面に 月の道が ですか いいね
町田 Q 「束縛の銀の流し目」がわからず悔しい。
小野 意味はわからねど、気になる句です。ところでアメリカには農事暦というがあるのですね。
五嶋 Q 「束縛の」とは?

No.22  如月の雫集めてアメジスト

村松 朝露が集まってアメジストになる? きれいな句
白鳥 とってもロマンティックな誕生石の表現です。
ショルツ 生まれ月の誕生石:アメジストは特別。身につけては幸せを感じます。
片岡 紫の突起の一つ一つが「如月の雫」なのか、それとも玉となった姿だろうか。
梅原 きれいな句です
白井 そう 如月の誕生石は紫水晶で お誕生日おめでとうございます。
手塚 紫の水晶ですよね。神秘的。
町田 「如月」って「月の如し」ってこの句を読んで改めて思いました。月の雫かーー
小野 アメジストというお気に入りの宝石を手に入れたことへの陶酔感。雫という言葉が素敵です。
月足 動き始め成長する2月、誠実などの意味を持つ2月の誕生石アメジストと知りました

No.23  苺棚姫や乙女のページェント

広瀬 苺売場=大行進と捉えた視点が面白いです!「姫」や「乙女」は華やかな女性の演者達だけど、「王」や「ほっぺ」も続いて登場して来そう。。
白鳥 イチゴたちがお姫様になって演じる舞台が「苺棚」!(ちがう?)
ショルツ 章姫(あきひめ)、とちおとめ等、各地ご自慢の苺が並ぶ様子はさながらビューティーページェント。
片岡 苺の名は確かにべっぴんさんを思わせるものが多い。形よく色づき競いあう姿は、まさに「ページェント」だ。
木原 いろいろな種類ありますね。
大治 甘酸っぱさ素直に伝わってきます 良いですね
下河原 イチゴ狩りで色々なイチゴを食べ比べているのかな。
白井 子どもはイチゴすきだよね ましてやイチゴ狩りは いいね
町田 イチゴの品種名、なるほどですね。
五嶋 春の雰囲気が満ち満ちています。
月足 姫や乙女や王やら、美味しそうに並んでいます

No.24  東風(こち)運ぶ友の労(いた)わり頬つつむ

ショルツ 弱っている時のみなさんの労わりの言葉は、痛む頬をふんわり包み込んでくれます。辛い時は弱音を吐くのもよいなと、味をしめましたw
下河原 お友達から労を労われたのかな?
白井 お友達からの お誘いですか
町田 難しかったけど、友の掛けてくれた言葉か存在か…優しい風のように自分を包んでくれたのかな。良い句だな
久保田 労りが頬を包むが良いです。

小野

No.25  新品のスマホ画面に春日かな

白鳥 新しいスマホを手にしたわくわく感が伝わってきます。
大治 いいですね新品のスマホが帰るとは 春日かなの気持ちが凄く解ります
下河原 スマホを新しくされ、壁紙に春日にしたのかな?
白井 Q そうろそろスマホ変えないと 電池1日もたずで でも娘がいないと無理かも
小野 最近しばらくぶりにスマホを変えたのですが、地下鉄から地上に出て、スマホをONにするその前の黒いガラス画面に日差しが反射して、新品の心踊る気持ちに春が来て心踊る気持ちが重なりました。
久保田 春って始まりや新しさを感じる季節。新品のスマホと春日(春陽でも良い?)が合っています。
月足 高精細で大きめの画面は、温かな春の日をばっちり捕捉
ショルツ 新品に春日で初々しさ、新しさがよりひき立っています。

No.26  淡雪や名残を告げて風に消え

村松 名残りの雪の儚さ
片岡 うっすらと白く積もる雪、風に消える声で冬がさようならと告げる。
梅原 去りゆく冬も名残惜し
大治 淡雪、風に消え なんとも言えない優しい気持ちにさせてくれます。
雪、つもりそうで,積もらない
白井 Q いいね きれいな句
手塚 確かに関東は3月に入り、雪が春を告げています。
小野 確か投句締切の日の夜、わずかに小雪が舞いました。季節柄名曲「名残り雪」を思い出し、「名残」という言葉を使った句を作りたくなりました。
五嶋 天気予報はいつも大袈裟だけれど、都心に降る雪はいつもこんな感じですね。
ショルツ 春雪の儚さがよく表れています。

No.27  甘党のヤツの瞳に春ショコラ

白鳥 ヤツの目線の先をたどると…。
片岡 Q 「ヤツ」?
木原 「甘党のヤツ」といい関係そうで羨ましいです。
下河原 バレンタインデーでもらったチョコレート?
白井 ショコラにかぶりつきかね
小野 最近、父を訪ねるときに持っていくのがチョコレート。「父」とせずに「ヤツ」としたのは、一緒にチョコ食べているときって、なんとなく一緒に悪さをしている気になるからです。たくさん食べさせすぎる罪悪感からでしょうか。
ショルツ Q ヤツはだれかな~??

No.28  富士山麓余寒をよそに快打かな

広瀬 「快打」という言葉が、天気とスコアの良さを表わしています。富士山もきっと綺麗に見えたことでしょう!「余寒をよそに」という言葉からも、ピリッと張りつめた空気感(寒さと緊張感)の中でも楽しくのびのびとプレーしている作者の姿が目に浮かびました。
村松 ゴルフはしないのですが、気持ち良さは伝わってくる
白鳥 ナイスショット!富士山に届け
片岡 春寒のコースでの、会心の一打。ゴルフボールの軌道の先にそびえる大きな富士。
下河原 富士山の裾野でゴルフですか?
白井 ナイスショット
町田 「余寒をよそに」が「予感外」とか「予想外」とかにも読み取れて面白いです。
小野 多摩高の面子と初のゴルフをした日のこと。雪が降るとの予想もある中で、我ながら良い誤算の新記録103をマークしました。スコアよりも富士に見守られてのゴルフが最高でした。上五が六となったのは数え間違えです。
五嶋 羨ましい!
月足 寒さもものかは、ナイスショット!
ショルツ ナーイスショット!! 雄大な景色の中の好打、寒さもなんのその。痛快さが伝わります。

五嶋

No.29  白が咲き紅(あか)追いかける梅の花

白鳥 一緒に咲いている印象しかないのですが、紅梅のほうが早いそうですね。
五嶋 ありがたいことに廣瀬くんに引用してもらいましたが(笑)、家の近くに並んでいる白い梅と紅い梅は、毎年必ずこの順番に咲きます。ちなみに、川崎の実家の庭の梅も、同じ順番だった。
白井 そうですね 単純なのは(早梅は)正月に 遅いのはどちらかというと豪勢の八重 人間世界みたい 我は早咲きかね
手塚 なるほど。この句が廣瀬氏の題材ですね。
町田 早春の色の始まり。
小野 広瀬くんの解釈に左右されているかも!
久保田 梅ってそうやって咲くの?素敵だね。

No.30  日溜(ひだまり)で雀の合唱春近し

村松 チュンチュン 少し暖かくなって春の気配を感じる
白鳥 ほんとに雀やハトは日向に集まっていますよね。
木原 雀も春を呼んでいるようです。
下河原 陽だまりに群れをなす雀の合掌が春を感じます。
五嶋 このところ、家の周りで二回ほど、この「合唱」を聴きました。春はもうすぐ。
最近、雀が昔のように群れるようになった。何年か前、カラスが雀を鷲掴みにしてるの目撃。
白井 そうですね 木に集まって
大治 最近鳥の声が頻繁に聞くようになりました。鳥の方が季節に敏感なんですね
月足 鳥が鳴き合い始めると春を感じます
ショルツ 可愛らしい情景。

No.31  陽を浴びて桜の蕾季節(とき)を待つ

村松 桜の蕾あるかなしかみたいに色づいて来ますよね そんな様子がわかるし咲くのを待つ人のワクワクした感じも伝わる
片岡 冴え返るかと思えば四月下旬並みの陽気に、今年の蕾たちはさぞとまどったろう。
梅原 主役は梅から桜に
下河原 桜の蕾もこの頃少し膨らみだしました。
五嶋 ↑の句の紅い梅のすぐ横に、桜の木があって、よく見るともう小さな蕾がついているので、思わずこの一句。
白井 そうですね つぼみが気になり 毎日観察
ショルツ もーいいかい? まーだだよ。

No.32  雨雪(あめゆじゅ)に火の山鎮めてもらいたい

広瀬 本当に岩手県大船渡市の山火事は大変でした!それにしても、同県出身宮沢賢治の「あめゆじゅとてちてけんじゃ」をここに引っ張ってきたのは凄い!「雨や雪を取ってきてください!」という切実な願いが表れていますもん。でも完全に鎮火できて良かったです。
白鳥 宮沢賢治の故郷岩手県、東日本大震災に次ぐ受難に言葉もありません。
片岡 大船渡の山火事への思いを、賢治と折りからの霙にかけて「あめゆじゅ」とした所に工夫が光る句。雨雪は岩手への、賢治の妹とし子の思いだったかも知れない。あめゆじゅ降らしてけんじゃ。
下河原 大船渡の山火事は、大変ですね。私も句にしました。
五嶋 大船渡市の様子は報道で見ていて本当に心が痛みました。あめゆじゅ(=みぞれ。岩手県独自のことばだけれど季語と考えました。)は、中学(だったかな?)で習った宮沢賢治の詩からです。
白井 はい やはり自然の力には どうにもならずですね
町田 宮澤賢治「永訣の朝」ですね。妹さんの最後の言葉。偶然にも読み返した所です。切ない願い。
小野 大船渡の山火事ですよね。ほんと、そう思いました。
大治 雨雪(あめゆじゅ) 宮沢賢治を思い出させます
久保田 本当です!
月足 一刻も早く、大船渡に降れと祈りました
ショルツ 同感です。賢治も天上で祈っていることでしょう。

手塚

No.33  ぶらんこをにぎる両手に笑い声

村松 ブランコに乗って楽しい子供 それを見て幸せな大人 いい時間
白鳥 子どもたちの声が楽しげな春の公園。平和っていいな。
木原 お孫さんでしょうか。幸せな家族の景が浮かびます。
梅原 楽しさが伝わりますね
大治 可愛らしいお孫さんが目の前にいるようです
下河原 元気な子供がブランコで遊ぶさまが良いですね。
白井 Q お孫さん いいね
手塚 背中を押されてブランコに乗る孫の姿です。
五嶋 公園のこういう風景、とてもいいです。「ぶらんこ」が春の季語だと初めて知りました。
月足 勢いよく揺れるブランコと楽しい笑顔が浮かびます

No.34  道端の鳩に餌やる雪解けかな

村松 雪が解けて鳩も道端に戻って来たんですね
大治 雪解けいい言葉です。いろんなことを解放してくれます
下河原 今の時期は、鳩も餌に困っていることでしょうね。
白井 北国の話でうすかね
手塚 雪がうっすら積もった翌朝の光景です。
月足 春の喜びがここにも

No.35  れんげ咲く会えばいつものあの話し

広瀬 最近、蓮華の花をあまり見かけなくなった気がするので懐かしいです。だから同じ季節に懐かしい人に会えば昔にタイムリープして話に花が咲くのも当然です。いつのまにか開いていつのまにか蕾む蓮華の花の様ですね~
白鳥 Q 「あの話」って何の話か気になるな。
片岡 冬を越え、毎年春を迎える頃に会う約束をしている人が何人かいる。何十回目のいつもの話題も、今となっては聞かねば淋しく感じる。
下河原 Q どんな話をいつもしているのかな?
白井 そうですか 春懐かしん話
手塚 そういえば最近れんげ(げんげ)を見ません。
町田 れんげ咲く時のあの話ってなーーに。興味津々。
小野 ご近所の親しい間柄だからこそのシーン。あの話はなにかな?
久保田 あの話ってどの話?
ショルツ 笑い話? 失敗談? 仲良し感が出ています。

No.36  焼酎はトニック割で夏蜜柑

白鳥 おつまみが夏ミカン?それとも果汁を加える?ジューシーでヘルシー!
片岡 ほー、いけますか?
○Q 焼酎をトニックで割ると夏蜜柑の味がする?ではないか?
白井 いいね 乾杯
手塚 夏蜜柑は春の季語ということを聞いて一句。
町田 これ飲んでみたいです!
小野 そんな飲み方も?
五嶋 焼酎と夏蜜柑の取り合せが面白い。
ショルツ 今度飲んでみよーっと。

村松

No.37  野蒜摘む背に柔らかな陽の光

広瀬 ご自分で花摘みをされている時に背中に暖かみを感じたのでしょうか?柔らかくて心地よい暖かさですね~
村松 空き地の土手でノビルを摘む人を見ました 今はマンションが建っています 最初うららかなとしましたが季語なのに気づいて柔らかなと変えました
白鳥 春の里山の陽だまりが浮かびます。あたたかく優しい句。
片岡 ノビルには思い出がある。息子が十歳くらいのとき、前の野原から採ってきてくれたのだ。誰に教わったのか不思議に思いつつ、あの野性味が、妙に嬉しかった。
大治 野蒜と柔らかな陽の光 春気分を満喫させてくれてとてもすてきな句です
下河原 春の日の陽の光がさわやかに感じます。
白井 Q いいね のびる(のびろ)は早々芽だし 味噌つけ 乾杯
町田 私は今まで野蒜はそーっと抜いてむかごを食べるものと思っていたのですが、調べたら摘むんですね。ありがとうございます。素敵な句です。
五嶋 こういう春の1日は貴重ですね。
月足 幸福感に包まれた山菜取り

No.38  嫁せし娘(こ)に思いを寄せて雛納め

広瀬 娘さんが嫁がれた後もずっとお雛様を飾ってあげているのですね?娘さんへの愛情を感じます。775ではありますが、「思いを寄せて雛納め」が大切であり、誰に対して?という部分を表している上7音なので、かえって思いが伝わってくる様に感じました。
村松 今年はお雛様出さなかったのでウソです でもまあ娘を見守ってねという気持ちはホント
白鳥 お嬢さんが結婚して家を出てもお雛さまを飾っているのですね。お誕生の年に贈られたものでしょうか。歴史を知る雛人形。
木原 お嬢様がお嫁に行ってもひな人形飾ったのですね。
梅原 寂しさと喜びが同居した句ですね
大治 娘を持った親心 わかるな!
下河原 嫁に行った娘さんを思う気持ちがひしひしと感じます。
白井 Q いいね そうですか? ちょっと寂しく
手塚 嫁(か)せし娘(こ)日本語は深い
小野 これは、いろいろな妄想で鑑賞できますね。イメージが広がるのはいいなー
月足 何よりですが、寂しさも
ショルツ 同感です。娘はちゃんと飾るかしら??

No.39  苗札に拙い文字が跳ねている

村松 小学校の近くの畑に子供らしい字の苗札が立っていました 学校で育てているのかな 収穫が楽しみだよね
白鳥 これ可愛い!子どもが育てている何かの苗ですね。
片岡 今頃は何を植えるのだろう。「苗札」が季語と初めて知った。
木原 拙い文字に親しみを感じますね。
大治 もうすぐ入学そんな気持ちが滲みでています
白井 嫁ぐ娘さん の荷物かね?
手塚 お孫さんですか。元気な様子がうかがえますね。ます
町田 「跳ねている」がすごくいい。人柄や苗よ育てよという気持ちまで伝わります。
久保田 何気ないところで感じる共感。素敵な観察眼だと思います。
月足 小学生の実習でしょうか。こどもと苗の成長が楽しみ
ショルツ 苗札は春の季語なんですね。偏見ではないけれど、「拙い字」から若者の新生活の希望が感じられます。

No.40  東京大空襲忌墓も無く

村松 遺骨も遺品もなく家も焼けたと続きます 夫の母は大空襲で実家(両親と妹)を亡くしました 「東京だよお嫁さん」とか言いながら朗らかに川崎育ちの嫁に浅草や上野を案内してくれた義母でしたが、慰霊堂にも連れて行ってくれたことがありました
白鳥 今年で80年。無差別爆撃は世界のあちこちでいまだ続いています。
下河原 3月10日の東京大空襲は、80年前の出来事ですね・・・テレビでも特集していましたね。
中大の手前の春日通り沿いに東京都戦没者霊苑あります。
白井 3月10日 忘れてはならない日ですね
小野 合掌
月足 身元不明の遺骨が10万とも
ショルツ 言問橋詰に碑がありますが、自分も含め、ほとんどの人は自転車、徒歩で通り過ぎます。そこを平和に歩けるありがたさを想うことにします。

木原

No.41  しなやかな風の落とし子牡丹雪

村松 ハラハラと降る雪の情景
木原 先日の雪はこんな感じでなかったな。ちょっと気取りすぎか。本当の牡丹雪はしなやかではないかも。
梅原 比喩が上手い
下河原 牡丹雪の景色が美しく見えます。
白井 Q きれいな句 ボタン雪でした
町田 「牡丹雪」が風の落とし子。参りました。
五嶋 先日の雪の日を思い出します。
ショルツ すてきな表現!

No.42  チューリップ隣の君の片えくぼ

広瀬 なんかホノボノとしていて良い句ですね~ 花開いたチューリップは思い切って笑っている様ですが、隣の「君」は清楚で品よく微笑んでいるのでしょうか?
村松 チューリップに片えくぼ 初々しい感じのする句ですね
白鳥 単純な言葉の並びなのに、あたたかな瑞々しさを感じます。子ども同士にも若者にも、その気持ちがあれば高齢者カップルにもあてはまる句ですね。
木原 並んでいるチューリップを君と並んで見ている景。
下河原 隣の君が気になります。
白井 なんかいいね 並んだえくぼって感じ 奥様??
久保田 季語のチューリップと片エクボ、親和性があって可愛いです。
月足 鮮やかに咲く花。君への想いが伝わります
ショルツ チューリップで思い出す「君」、いいですね~

No.43  雲雀野やシートノックの胴間声

村松 多摩川の土手の草野球思い浮かびました
白鳥 ヒバリの可憐な鳴き声と胴間声のマッチングがなんとも長閑。春の日曜日の多摩川の河原が浮かびました。
木原 甲高い雲雀の鳴き声とノックを打つコーチの胴間声の対比を狙ってみた。
片岡 長閑な草野球の練習風景が浮かぶ。Youtubeでドジャーズのスプリングトレーニング風景を見ていると、この句の光景と似通って長閑で、意外だった。
白井 そう 多摩川河川敷のグランドには ひばりが いいよね
手塚 Q 胴間声調べました。勉強になります。確かに!
小野 臨場感のある良い句だと思いました。雲雀野も胴間声も言葉を知りませんでした。
大治 雲雀の声と胴間声の対比がゆかい
月足 雲雀の囀りと胴間声が対照的ですが、春が動き出している感じがします
ショルツ 球春来る!雲雀のピーチクパーチクが球児のバッチコーイを連想させ、ちょっとお腹の出た監督の怒鳴り声と定番のハーモニー。こんな指導者、何人も微笑ましく思い出します。

No.44  椿拾う第二志望の発表日

広瀬 この気持ち…めちゃわかるぅ~縁起を担いで拾い上げてしまいます…第一志望落ちた後なら猶更だけど、結果が出る前だとしても「せめて第二志望は!」という気持ちになりますよね!「第二志望」「(落ち)椿拾う」というのが秀逸!と切に思いました。
白鳥 落ちた椿を拾う。絶対受かりたいという切望が伝わってきます。四句とも見事に肩の力が抜けて、わかりやすく奥深い、良い句ばかりですね。
木原 第二志望の発表日に花ごと散った真っ赤な椿を拾った。昨日発表のの第一志望はだめだった。俺の地に落ちた真っ赤な思いを第二志望の学校は拾ってくれるのか。
片岡 何ともポトリと落ちる「椿」の象徴性が深く響く。一度落ちた花を、第二志望校に拾ったのか。合格したと思いたい。
下河原 第一志望は落ちてしまい、第二志望に思いをかけているのでしょうか?
白井 願 合格
手塚 季節感と第二志望の余韻が良いですね。
町田 受かったんですね。ダメだったら落ち椿!
小野 椿を意識して拾った記憶はないけれど、受験生が目の前にいるようで応援したくなりました。
大治 春拾うと第二志望の言葉泣き笑いかな
月足 落ち椿を拾う。第二志望校の結果やいかに
ショルツ 落ちた椿が第一志望だったわけですね! 上手い!

下河原

No.45  山焼くや悲しみ滲む涙雨

村松 もっと早く雨が降ってくれたらと思いました 血の滲むような涙です
白鳥 もっと早く雨が降ればよかったのに。
片岡 この「山焼く」は季語の野焼きではなく、やはりこれも山火事だろうか。霙を涙雨に譬えて。
下河原 大船渡市の山火事、津波に続いての天災で大変ですね。恵みの雨で発生から12日目にようやく鎮圧しました。
白井 そう 能登もそうだけど 大変です お気の毒
手塚 大船渡の山火事には本当にお見舞い申し上げます。
大治 災害は忘れたころにやって来る、都会でも水道菅での道路の陥没あり
五嶋 山火事には心が痛みます。
月足 山焼きは人のための営みですが、山火事は沈痛な災害
ショルツ ( ノ;Д;`)

No.46  かすみ目にワイパー越しの霙雪

広瀬 「かすみ目」を目の病気というよりは「疲労感」と捉えました。例えば高速が予防的通行止となった時の246の大渋滞とか…大雪でも降っているのならともかく、雨とも雪ともつかない霙で、、「何とかして欲しい!」という作者の心の声を感じました。
白鳥 ただでさえかすんでいるのに。運転気をつけて。
木原 気をつけて運転してね。
下河原 車を走らせていたら、霙(みぞれ)まじりの雪が舞い出しフロントガラス越しに目の前を塞いでいます。
白井 花粉かね
小野 車に乗っているとヒヤヒヤしますね。
久保田 霰雪のぼんやりした感じがかすみ目で強調されて、こういう感性、好きです。
月足 かすみ目で運転は危ない?
ショルツ お気をつけて!

No.47  花粉舞う山辺の道ロマンかな

白鳥 今年は花粉多すぎて、山の辺の道(奈良のだよね?)もロマンどころではないだろう私。
片岡 「花粉舞う」が美しいものとして詠まれているのだろうか。私は今年、初めて花粉症になった。
梅原 花粉辛そうですが
下河原 随分昔に、関西に長期出張していた休日に、奈良の山の辺の道を散策しましたがその時にスギ花粉が凄かったのを思い出しました。
白井 Q そう 花粉でロマンもどうか? どこ行っても
町田 ロマン?。花粉の中ぼーっとしている時に現れた女性!夜目遠目笠の内ですか
大治 山辺の道=奈良の山の辺ですかね、ロマンたっぷりの道ですよね

No.48  観梅や枯山水に天の声

白鳥 一面の白い玉砂利に無理やり岩を置いた元総理大臣の声?あのエピソードを知る者には傑作ですね!
下河原 前回の吟行の迎賓館「游心亭」の白い石の庭園に時の総理の中曽根首相の一言で石を置いたとの逸話を聞いて・・・
白井 天の声とは? 水琴窟?
町田 中曽根さんの「岩を置け」
小野 気になる。
五嶋 Q どんな「天の声」なんだろう?
月足 優美ですね。迎賓館和風別館でしょうか
ショルツ 春一番に咲く梅を天の声としたのでしょうか。

白井

No.49  福寿草優しい日差しに話かけ

村松 福寿草がお日様に話しかけているように見えたのか日差しに誘われ作者が福寿草に話しかけたのかどちらにしてもほっこりする
木原 少し春めいてきた景でしょうか。
下河原 福寿草は、正月の季語のようですが、春を感じますね。
白井 \”以下4句は家にある春を告げる花を単純に描写したでけすが 福寿草 お日様が出るとぱっくりと咲きます\”
大治 優しさが満ち溢れている句です
ショルツ 日差しに話しかける花。メルヘンのよう。

No.50  梅の香を皆で寄り添うメジロたち

村松 メジロは梅の木が好きなんですかね この句の感じよくわかる
白鳥 メジロって野鳥と思えないぐらいきれいで可愛いですね。それが梅の木にいれば最強です。
片岡 生田緑地の梅園も、やっと一週間ほど前に見事に咲いた。特に紅千鳥の色と匂いは寄り添いたくなるほどだった。ただ「を」だろうか。すなおに「に」としない意図は成功しているだろうか。
梅原 ほのぼの
下河原 梅にメジロは春の定番ですが、でもやはり日本の春の代表ですね。
白井 梅は満開でした メジロが群れで蜜をすいに まさにメジロ押し
大治 梅と鳥 絵になりますね
五嶋 「皆で寄り添う」が可愛らしいです。
月足 メジロは次々にきて蜜を吸っていますね

No.51  春雪に朱滲みゆくや落椿花

村松 今回の花の四句 どれも好きですが、この句もきれい
白鳥 「落椿花」は何と読むんでしょう? 雪に落ち椿の赤い色が滲むという表現が素敵です。
片岡 椿の朱が春雪に滲みてゆく、という詩想の美しさよ。
白井 この冬初めてつもりました 椿の花が雪で落ちなお 主張しております
町田 素敵な花の句4つ。特にこの句の映像が鮮明でした。
久保田 朱滲みゆくや、素敵な表現です。朱のインパクトが強調されていて1枚の写真を見ているよう。
五嶋 雪と椿の色の組合わせがいいです。
月足 白い雪に朱の椿

No.52  覗き見てこっそり煌めく春蘭花

広瀬 春蘭…知らなかったので調べました。洋蘭とは違って、葉の陰に隠れて可愛らしい花を咲かせるそうですね~?「覗き見て」「こっそり」という句意も理解できました。花言葉も「飾らない心」や「控えめな美」という事で、まさに「こっそり煌めく」なのだな~と共感しました。勉強になります!
村松 ひっそりと春の訪れを告げる春蘭の気品あふれるたたずまい
白鳥 Q なんで「覗き見」?
下河原 春蘭は、昔我が家の庭でも咲いていました。(既に処分してしまった実家です)
白井 \”春蘭咲きました 今年は遅い気します この花は葉っぱに隠れて地味に咲きますが 小さいながらはでなランの花です 子供の頃山から取っては植えましたがすぐに枯れてしまいました 今おやじから唯一引きついだ鉢がかなり増えました\”
手塚 春蘭花は奥ゆかしい花なのですね。
小野 確かに、覗き見ている姿に見える。
大治 春蘭花のイメージですね。4句とも花の句みな素晴らしいです
ショルツ 奥ゆかしい花姿の春蘭のイメージが伝わりました。

月足

No.53  断捨離の行く手ははるか春の空

村松 遅々として進まない断捨離 春の空を眺めて思わずため息
白鳥 生きていれば無駄なものも必要だ、と最近思うようになりました。脱断捨離
下河原 私も色々なものを断捨離したいのですが、なかなかできません。
白井 なんか 新年度の希望が見られて いいね
町田 断捨離ははるかですが、私は断行しようと思っています。
大治 なかなかできないですよね、その気持ち良く解ります
五嶋 この気持ちはよくわかります。
月足 潔くやらないと、いつまでも終わらない

No.54  前線に石段の雛はや納め

白鳥 あの石段に並んだお雛様ですね。雨に濡れないように。
片岡 何百という雛たちを気遣い世話する守人たちの優しさが、伝統となる素晴らしさ。稲取の、ほんとに見事な雛たちでした。
梅原 そういえば悪天でした
下河原 階段に並んだお雛様は素晴らしいですね。でも雨が突然降ってきたらきっと大変でしょうね。
白井 そう いっぱいあって 今度娘の残したのも飾ってもらおうかな
月足 司木さんの稲取飾り雛を思い、3/3雨があいにくの雨予報だったことから
ショルツ 石段の雛飾りは大変な手間ですが、その意味を重んじて続けることが尊い。

No.55  祖母作の段を繕い雛祭り

広瀬 ほのぼのとした句です。お婆様の手作り雛段なのですね?段ボールに緋毛氈を張って手作りされたのでしょうか?「子どもが健康に育つように」との由来がある緋毛氈の雛段をずっと繕い直して使用してきた事に歴史とご家族の愛情を感じました。
村松 祖母から母へそして娘へ繋がって行く思い
白鳥 お雛様というのは、やっぱり世代の繋がりを感じさせるものですね。
木原 歴史を感じさせるお雛様なのですね。
下河原 最近は、段飾りのお雛様を見ることもなかなかありませね。
白井 いいですね
手塚 大事に使っているお雛様ですね。
小野 親子4代?続く雛壇はすごい。それを愛しむ心は美しい。
大治 日本人の心が引き継がれて行く、そこにこの句の良さが滲みでている
久保田 なんか良いなあ。受け継がれている感じが伝わってきて、ほろりとしました。
五嶋 ご家族と家の歴史を大事にされる想いが伝わってきます。
月足 手作り雛壇の60年来のほころびを繕って。段は壇ですね
ショルツ 大切なものを受け継ぎ、語り継いでいくのも我々世代の役目になっていますね。

No.56  雪の果友の伴侶は旅立ちぬ

白鳥 お友達の力になってあげてね。
片岡 妻に先立たれた友が二人いる。自分にも起こり得るのだが、覚悟が定まらない。
木原 「雪の果」が効いている。お友達も前を向いて歩いていって欲しい。
白井 そうですか まだ早いよね
手塚 ご冥福をお祈りします。
町田 「雪の果て」という季語が悲しくて友を思う気持ちが伝わります。
大治 悲しいですね、その一言
月足 4年ほど、看病が続いていました

梅原

No.57  雨音に微睡み楽しむ春の朝

梅原 寒の戻りの雨の朝のささやかな幸福感です
下河原 春の朝の待ったり感を共感します。
白井 まだ寒いけど ようやく雨がですね
五嶋 正に、「春眠暁を覚えず」の心地よさ。
月足 なんだか、わかるな~

No.58  あやす母撮影まつ祖父雛祭り

広瀬 赤ちゃんをあやしている作者のお嬢さん?スマホを構えているのは旦那さんでしょうか?行事の度にお孫さん中心に三世代が集い団欒の時を過ごす幸せが良く伝わってくる句だと感じました。
村松 初節句かな 皆お雛様じゃなくて赤ちゃんを見てる 愛情が溢れている
白鳥 お雛祭りの日に孫が来て、てんやわんやしている景でしょうか。あるある~!
片岡 この「祖父」が作者だろうか。微妙な距離感が漂う。
木原 シャッターチャンスは一瞬ですよね。幸せいっぱいの雛祭りの写真が撮れたのでしょう。
梅原 孫の初節句で一句
下河原 家族3代で孫娘の雛祭りをお祝いしているのかな?
白井 初節句かね いいね
手塚 微笑ましい一瞬。ぜひ写真を見たいものです。
大治 親子三代の楽しい情景ですね
久保田 お孫ちゃんの撮影かな。ほのぼのしますね。
ショルツ 三世代の賑やかで和やかなお祝い風景。

No.59  巣籠りと心に決める春の雪

村松 雪の日は外に出ない 大人になっちゃいました
白鳥 今日はどこにも出かけないぞ!と決めた日の心地よさ。雪が口実。
木原 こんな日は家で読書でもいかがでしょうか。
梅原 晴耕雨読の心境で一句
白井 そう さむいので
町田 これが目標!雪の日は目覚まし5:30。巣ごもりが効いています。
小野 この決意感がいい味を出していますね。こんなときは、こたつがあれば最高!
大治 そのとおり
久保田 同感です。
五嶋 雪を眺めながら屋内でゆったりするのは、確かに心地よい。

No.60  長閑さや漁港の駅の昼下がり

白鳥 いいね。ゆっくり鮮魚料理を食べて帰ろう。
片岡 漁場は早朝に活気づき、昼に帰船し水揚げすれば、昼寝や一杯の時間だ。少し憧れる生活です。
木原 どこだろう。ノスタルジックな感じがいいですね。
梅原 久しぶりに小田原早川漁港にドライブ
下河原 Q 漁港の駅は、どこですか?
白井 朝早いので 午後は閑散としてて いいよね
大治 長閑さと漁港そして昼さがり ほんとのんびりした気持ちにさせてくれます
月足 朝の賑わいが過ぎ、時間がゆっくり
ショルツ 張り詰めた早朝からの漁も競りも終わっているその時間のまったり感が想像されます。

片岡

No.61  春一番埃の大地をつんざきぬ

広瀬 春一番が轟音とともに埃を舞い上げている様子が良く伝わってきました。一面が大地という場所も都市部ではなかなか無く、周りに建造物も少ない自然溢れる土地で春一番に遭遇した事が想像されます。迫力がありました。
村松 春一番の激しさを「つんざきぬ」って表現したんですね
片岡 まだ冷たい風でした。春一番ではなかったかも知れない。でも砂埃を激しく舞わせていました。
下河原 春一番が吹き荒れる様がリアルに感じます。
白井 春その1だね そう 真っ赤になったところが 今年の冬は本当に雨ふらずで
久保田 今年の強風の破壊力は半端なかった。それが見事に表現されていると思います。
月足 春一番のエネルギー

No.62  春の潮金銀砂子船のゆく

白鳥 海面に陽がきらきら輝いている眩しさ。春ののどかな海が目の前に広がってきました。
片岡 海の水面がきらめくなかをゆく、貨物船のシルエット。思わず童謡の楽しげな歌詞が泛かびました。
下河原 「金銀砂子」の表現が良いですね。
白井 春その2 そうなんだ 砂子は金沢職人の金粉みたの? でも 海にかかる天の川?
手塚 金銀砂子と描写するとはさすが!
町田 「金銀砂子~♪」歌ってしまいました。キラキラ光り輝いているそこを船が行く。素敵
ショルツ 金銀砂子は満点の星でしょうか。「夜海辺で舟を眺める」贅沢。

No.63  春猿の裏の枯枝ゆするかな

白鳥 猿も春になって気分がウキウキしているんだね
片岡 野良猫たちと野猿一家と屋根裏のキツツキが隣人です。猿の一家は、冬の何もない山から下りてきて、玄関前のたわわに実った柑橘を何日にも渡って食べつくすと、足りないよと樹をゆすって帰っていきました。
白井 春その3 今度は猿 春猿は? 歌舞伎?

No.64  春寒や残月細く消ゆばかり

村松 春寒と消えそうに細い月が呼応してよりいっそう憂いを感じさせる
白鳥 素敵な句ですね。細く淡い三日月と春寒がよく似合います。
片岡 朝起きて、二階の雨戸を開けると春とは思えぬ最強寒波の山の冷気、でも、ふと見上げると白く細く消えてゆこうとする月に、春を感じました。
木原 早朝の景でしょうか。細い月が春なのにまだまだ寒い朝の感じを増長させますね。
梅原 寒々感が良く描けてる
下河原 春寒に残月の取り合わせが良いですね。
白井 春も寒く 朝方に三日月 くっきりで
手塚 幽玄な風景です。季節感もぴったり。
小野 「消ゆばかり」が細さを象徴的に表しています。
大治 春の寒さに残月 朝の西に見える風景ですね
五嶋 この時季の夜明け前の風景がよく伝わってきます。
月足 新月に近い三日月に戻り寒の寒さがしみます
ショルツ 三日月の細さが寒さをより感じさせます。

白鳥

No.65  わかさぎや氷上で知る陽の温み

広瀬 凍った湖面の下もきっと冷たいのかな?でも「釣り上げられて初めて陽の温みを知る」というのも何ともですね~ わかさぎを釣り上げた作者の笑顔と、釣り上げられたわかさぎに陽光が射しているツーショットが想像できる句でした。
白鳥 30年近く前、阿寒湖でわかさぎの穴釣りをしました。氷の穴の奥底からやってくるわかさぎ。大漁でした!
片岡 足元の氷が冷たいぶん、背や肩に感じる陽の温みはありがたい。
梅原 日差しの暖かさが感じられる句
白井 穴釣りですか? 寒いいので
久保田 寒いけど確実に春が近づいている。のどかなわかさぎ釣りですね。
五嶋 こういう経験をしてみたい。
月足 極寒ゆえにわかる陽の恵み
ショルツ 温かいけど食べられちゃう~~

No.66  春濤や来世も見ん桜島

村松 海の中にそびえる桜島の威容 確かに来世も見たい
白鳥 この春九州に(森伊蔵飲みました)。桜島、初めて見たのに不思議な既視感が。前世で見た?
下河原 錦江湾に浮かぶ春の桜島も良いですね。最後に車で訪問したのは昭和の最後のG/Wでしたね。
白井 鹿児島ですか? 一度行ってみたいが
手塚 春濤の季語と雄大な風景描写に感激です。
町田 この句を読んで現世でも見なければと思いました。
大治 鹿児島の人に偉人が多いのは子供のころから雄大な桜島を見ているからだそうです。確かに錦江湾を臨むところから見る桜島は気宇壮大な気持ちにさせてくれます

No.67  降臨の渓(たに)一面の落ち椿

広瀬 凄く迫力のある画ですね!渓の上から谷底一面に敷き詰められた落椿を見たいと同時に、谷底からの視点で次々に降臨してくる落椿を見てみたいなと思いました。できれば動画で~
白鳥 高千穂。天孫の代わりにたくさんの椿が降臨して、見事な景色でした。
片岡 古事記神話を卒論テーマにしたのに、宮崎の高千穂は行ったことがない。スピリチュアルな気に満ちた渓があるのだろうか。
木原 美しい景だったのでしょうね。
下河原 あたり一面に椿の花がおちている様は、素敵な情景です。
白井 今度は高千穂かね まだ寒いよね
手塚 神秘的な「降臨の渓」の静寂さが素晴らしい。
町田 すごい壮大なイメージが伝わりました。
ショルツ 天地降臨の地で出会った絶景。高千穂峡でしょうか。

No.68  春泥やあてなき旅の第一歩

村松 あてのない旅の一歩は泥濘の中 不安と雪解けの期待
白鳥 教え子から「浪人決定。予備校が始まる前に一人旅をする」との連絡。大人への旅立ちの時、がんばれ。
下河原 江戸川乱歩の映画を見ましたが、大江春泥という名前の主人公(モデルは江戸川乱歩自身だそうです)が出て来ましたので それを思い出してしまいました。
白井 でた しゅんでい いいね まずは九州からですか
手塚 春泥 VS あてなき旅が響きあいます。
小野 泥沼のような現実の中にいても、抜け出して旅に行こう! そんな気概を感じる句。
大治 前を向いていますね、どうしてもこの歳になると昔のことばかり気になります
月足 先々に待ち受ける困難に対する決意
ショルツ きままな春旅、いいですね!