第61回 選句・コメント表 2024年07月 | ||||
№ | 俳句 | 選句者 | 点数・記号 | コメント・質問・自作の説明 |
1 | 戸袋の中で親待つ燕の子 | 村松 | #自 | 戸袋を出入りするツバメを見ての句です |
久保田 | ○ | 狭そうだし、お腹すいたし、待ち遠しいですよね。 | ||
五嶋 | ○ | 近頃は燕を見かけないけれど、懐かしい、微笑ましい情景。 | ||
大治 | ○ | 戸袋の中が自然の姿を感じます | ||
下河原 | ○ | かわいい子燕がイメージ出来ます。 | ||
月足 | コ | 映像が具体的に浮かびます | ||
ショルツ | コ | 良い場所に巣をつくりましたね。いじらしくて片付けられない! | ||
白井 | コ | そう 燕ならいいですが ムクドリがあちこちに ご近所はジジババ村で空き家も多き近所かな | ||
白鳥 | コ | 私こういうのに弱いんです。親が来たら一斉に顔中大きい口になるんだよね。可愛い。 | ||
2 | 夏の朝手を繋ぐ子はイヤイヤと | 村松 | #自 | 娘の出産での里帰り中、保育園行きたくないとグズる孫を宥めながらの登園 |
月足 | ○ | さすがに暑いので勘弁して? | ||
木原 | ○ | そうそう、自分で歩きたがるんだよね。 | ||
大治 | コ | 子供もこの暑さを実感しているんですね | ||
町田 | コ | これはあるあるですね。 | ||
白井 | コ | 夏休み前 保育園へ向かう親子かね | ||
片岡 | コ | 子どもは正直で、好きな人でも暑ければ手も繋ぎたくない、のかな。 | ||
3 | 桑の実は幼い兄のプレゼント | 村松 | #自 | 子供たちが小さい頃、飼っていたハムスターの好物の桑の実を息子が摘んできて娘にあげていました |
廣瀬 | ○ | 桑の実を山で見つけた宝石の様に大切に摘んで運んで渡してくれた子供の頃のお兄さん… さらに小さい作者に対するお兄さんの優しさが伝わってきました。 |
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木原 | ○ | 優しいお兄ちゃん。微笑ましい。 | ||
大治 | ○ | お兄ちゃんの気持ちが伝わる句でほのぼのとします | ||
ショルツ | ○ | かわいい~ 宝箱に入れて大切に! | ||
小野 | ○ | お子さんやお孫さんの様子を詠んだ句でしょうか。お兄ちゃんが妹に渡している姿が 目に浮かびました。 |
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梅原 | ○ | かわいいねぇ | ||
手塚 | ○ | 今回はどれも。作者の家族への温かい視線が一杯ですね | ||
町田 | ○ | 幼い兄弟ながらお兄さんの存在は大きいですね。 | ||
白井 | ○ | 保育園への途中かね 桑の実をいただいたのはだれ 歌だと;籠に摘んだは幻ですが | ||
片岡 | ○ | シンプルですが惹かれる句です。自然に立ち入って取った「桑の実」だからこそお宝感が出ている。 | ||
下河原 | コ | 仲の良い兄弟(お孫さんですかね)が想像できますね。 | ||
白鳥 | コ | お兄ちゃんになるのかな。小さなきょうだいへの「よろしく」。 | ||
4 | 鰍突く父の背をふと思い出す | 村松 | #自 | 季語を眺めていたらカジカがあり、母の実家の前の川で父がカジカを突いて捕まえていたのを 思い出しました |
白鳥 | ○ | カジカ、ゴリと呼ばれるハゼみたいな魚ですね。こういう瞬間の重なりが想い出に なっていくんですね。 |
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下河原 | Q | 「鰍突く」とはどんな状況なんだろうか? | ||
片岡 | Q | 「鰍(かじか)突く」の季語をどこまで実体験に寄せて解釈するか、それで句意が変ってくると 思いました。 |
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白井 | コ | 先日NHKダーウインでやってた カジカガエル とっても遠くまで聞こえそうで お父さんの面影が | ||
5 | 深緑や那須の眺望後わずか | 辻 | #自 | |
五嶋 | ○ | 深緑の次の時季は、どんな展望なのでしょう? | ||
小野 | Q | もしかして太陽光パネル? | ||
下河原 | Q | 眺望後わずかは、深緑になって葉が多い茂って那須の山が見えなくなってしまった様ですかね。 | ||
月足 | コ | あとわずかですか | ||
町田 | コ | 深緑のあとの眺望は? | ||
白井 | コ | もう少しで お引越し?ですか | ||
片岡 | コ | 「後わずか」の解釈ですが、「わずかで見られなくなる」より、「後わずか」で毎日見られるぞ、 と期待感の方を感じました。 |
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白鳥 | コ | なぜ? | ||
6 | 草むしり朝の水やり実をつける | 辻 | #自 | |
村松 | ○ | 下の句からするとトマトを育てているのかなと勝手に決めました 夏の草むしりは大変だけどそれに応えて実をつけるトマトは愛おしい |
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久保田 | ○ | お疲れ様です。韻を踏んでるのが心地いいです。 | ||
月足 | ○ | 愛情いっぱい世話した実は美味しそう | ||
白鳥 | ○ | 毎日のお世話の結果が実りなんですね!深い。 | ||
ショルツ | コ | その手間が味になるのですね | ||
下河原 | コ | 夏は水やりも大変ですね。でも実がなれば嬉しいですね。 | ||
白井 | コ | 丹精を込め 野菜 トマト?かね | ||
7 | 朝日浴び赤いトマトが愛おしい | 辻 | #自 | |
廣瀬 | ○ | 朝日をたっぷりと浴びて、大きく育ってしっかりと熟した真っ赤なトマトの鮮やかな映像が ZoomUpして頭に浮かんできました。 |
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木原 | ○ | このトマト、冷やして夕方ビールでやりたいね。 | ||
大治 | ○ | 美味しさが伝わってきます | ||
ショルツ | ○ | 先日一粒いただいたあのトマトかな。朝日の味でした。 | ||
小野 | ○ | いいですね、家庭菜園でしょうか? 毎日眺めて食べ頃になるのを待っていた? | ||
梅原 | ○ | 新鮮なトマト最高ですね | ||
下河原 | ○ | 赤いトマトと朝日がうまくマッチしていますね。 | ||
手塚 | ○ | 丹精込めたトマト、さぞや美味しいのでしょう。 | ||
町田 | ○ | 6・7よーくわかります。土を作って、虫をつかみ取り、水をやり、芽かきをして出来た 野菜は本当に愛おしいです。 |
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白井 | ○ | いいね | ||
片岡 | ○ | 直球の句ですが、いやそれゆえか、真っ直ぐに伝わってくるもの「愛おしさ」があります。 | ||
白鳥 | コ | 丹精して育てたトマトはスーパーのものとは大違い。 | ||
8 | *** | 辻 | #自 | |
9 | 緑風やママの肩越しうぶ毛揺れ | 久保田 | #自 | 電車の中、お母さんの肩越しに見えた子供の前髪があまりにも可愛かったので、 うぶ毛にして半分捏造しました。 |
村松 | ○ | 母親に抱っこされて気持ち良さそうに眠る赤ん坊が目に浮かぶ | ||
廣瀬 | ○ | 何気ない生活の中の幸せなひとコマを上手く切り取った句です。まだ十分に生え揃ってない 赤ちゃんの細い髪の毛が爽やかな緑風に幽かに揺れている様子が素敵です。 |
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木原 | ○ | 爽やかな風を感じます。お子様(お孫さん?)も気持ち良さそう。 | ||
小野 | ○ | 見えているのはママの背中と赤子の頭。「うぶ毛揺れ」がとても素敵です。 | ||
梅原 | ○ | かわいいね | ||
手塚 | ○ | あえてママという表現に想像が広がります。 | ||
町田 | ○ | 緑風がいいですね。うすーい髪の毛も気持ち良さそうになびいて | ||
白井 | ○ | なんかいいす 子育て中のまま 髪の毛上げ大変ながら ちょっと?? | ||
下河原 | Q | 緑風は、「りょくふう」と読むのでしょうか?「みどりかぜや」だと字余りですね。 | ||
月足 | コ | ズームアップの映像が浮かびます。ほほえましい | ||
ショルツ | コ | 涼し気な響きですが、おんぶはあっついのよね~ | ||
白鳥 | コ | 抱っこされた赤ちゃんかな。 | ||
10 | トントンと薬味刻んで茄子を蒸す | 久保田 | #自 | NHKの朝イチでなす特集をやっていて、蒸しナスが美味しそうでした。 ならば薬味をたくさんかけてと思い、作った句です。 |
村松 | ○ | 薬味たっぷりの蒸しナス、美味しいよねぇ | ||
月足 | ○ | 夏野菜の楽しい調理の様子 | ||
五嶋 | ○ | 蒸し暑い季節に、これは食欲が出ますね。 | ||
大治 | ○ | 日常の中の何気ない風景の中に美味しさが詰まっている | ||
ショルツ | ○ | 蒸し茄子もいいですね! 薬味はなんでしょう? | ||
小野 | ○ | 厨房には家族思いの時間が流れていますね。 | ||
下河原 | ○ | 薬味の効いた蒸し茄子が美味しそうです。 | ||
白井 | ○ | 刻みと なす なにができるかね 乾杯で | ||
片岡 | コ | おいしそうな音ってあるんですね。 | ||
11 | 陽炎やバジルの香ごと天に連れ | 久保田 | #自 | 炎天で立ち上る陽炎。バジルは香りが強いので、香りまでが立ち上っているように感じました。 |
廣瀬 | ○ | 庭で育てているバジルでしょうか?あまりの暑さに地面からの照り返しも手伝ってバジルの香が 天にも昇っていく様だという視点が見事です。 |
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片岡 | ○ | これは「エスニック」!異国の陽を浴びる思い。 | ||
白井 | コ | そうですね 熱いなか バジルは灼熱の香? まだ梅雨開けてないのに | ||
12 | 写メ撮ってウサ耳付ける夏旅行 | 久保田 | #自 | トランクを持って隣に座っていた親子。お嬢さんがママの写真を撮ってそこにウサギの耳つけて、 TIKTOKにアップしていました「今の写真は色々できるんだなあ」と面白いし、驚いた出来事です。 |
白鳥 | ○ | ギャルたちの思い出作り。楽しく弾けた様子に圧倒される。 | ||
大治 | コ | 一族郎党の旅行風景ですかね | ||
ショルツ | コ | キャピキャピですね♬ | ||
下河原 | コ | お孫さんと旅行に行かれているのですかね。 | ||
白井 | コ | どこ TDR?か 東京に来てる若者?? | ||
13 | 空蝉に昨日をおいて歩き出す | 月足 | #自 | 過去をうじうじ引きずらず前進したいな |
村松 | ○ | 蝉のように潔く、明日に向かって歩きたい | ||
大治 | ○ | 難しい句でコメントを読みたい句です | ||
ショルツ | ○ | 過去は空っぽにして未来に向かって進む!でしょうか | ||
小野 | ○ | 蝉の抜け殻を見て、自分も前へ進もうと思った。「空蝉に」の「に」がそのように感じさせました。 | ||
梅原 | ○ | 日々前進 | ||
下河原 | ○ | 何か深い人生感を感じます。 | ||
手塚 | ○ | 「昨日をおいて」が意味深です。 | ||
白井 | ○ | そうですね 歌:ヒーロ 今が過去になる前に 俺立ち歩き出す 的な 失礼 | ||
五嶋 | コ | 「歩き出す」から、やがては「飛び立ちぬ」、でしょうか。 | ||
町田 | コ | 「空蝉や」だとイメージで分かった気になりますが、空蝉にだとリアルすぎる?? | ||
14 | 初夏のモスク異国人の書道展 | 月足 | #自 | 以前に東京ジャーミーを訪れた際、同所で書道展が開かれており、不思議な親和感を覚えました |
久保田 | ○ | 異国人の書道展、いいですね。想像が膨らみます。 | ||
五嶋 | ○ | イスラムの文字(アラビア語)と書道(カリグラフィ)には親和性があると聞きました。 | ||
片岡 | Q | どこのモスクでしょう。日本人のイスラム教徒の方も多いのかな… | ||
大治 | コ | モスリムの人達の気持ちを知りたく本を買いました | ||
白井 | コ | モスクで書道展ですが 異教を知ることが 世界平和の一歩だったりして | ||
白鳥 | コ | 弁論大会は聞いたことあるけど。もちろん日本語ですよね、見てみたい! | ||
15 | 夕虹のLINEの返信朝の虹 | 月足 | #自 | お互いに写メのやり取り、便利な世の中 |
村松 | ○ | 素敵な関係 | ||
下河原 | コ | コミュニケーションツールとして今やLINEは必要不可欠ですね。 | ||
白井 | コ | ありましたね | ||
片岡 | コ | 虹の交信!「朝の虹」見た記憶ないかも。 | ||
白鳥 | コ | ある人とのやりとりのたびに虹が。即レスではないからこそ。 | ||
16 | 草むしる草と噂の山積もる | 月足 | #自 | マンションの草むしり。高齢化が進み、欠席者はお元気かななどと言いつつ、猛暑の中、 命がけの草むしりでした |
村松 | ○ | 地域での草むしり? 手も口もよく動いたんですね | ||
廣瀬 | ○ | 皆でお喋りしながら草むしりをしたのでしょうか?「草と噂の山積もる」という表現が、 ながら草むしりの捗った様子と時間経過を示していて上手いなと思いました。 |
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木原 | ○ | 誰と草むしりしてるのだろう。 | ||
町田 | ○ | 町内会の草むしりでしょうか。おしゃべりしながらの草むしりは、また親睦ですね。 | ||
片岡 | ○ | 手仕事をしながらの噂話、古来伝わる庶民のレジャー。 | ||
白鳥 | ○ | ご近所と草むしりしながらいろいろな情報のやりとり。 「草と噂」が積もるのがおもしろい!ちゃんと手も動かしている。 |
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ショルツ | Q | 噂の山?? | ||
久保田 | コ | 噂話の花が咲く草むしり、楽しそう(笑) | ||
下河原 | コ | 草と噂との関連性は? | ||
手塚 | コ | 「噂」とは。なにか気になります。 | ||
白井 | コ | ご近所皆さんで 草むしり? | ||
17 | 夏燕白塔過(よぎ)り雲峰へ | 廣瀬 | #自 | 先日の吟行で真っ先に目に入ってきた東京ジャーミイの白塔(ミナレット)を、燕かどうかは 判りませんが一羽の鳥がすぐ側を過って真っ白な夏雲に向かって飛んで行った様子を詠んだ句です。 |
五嶋 | ○ | 雄大な情景が素敵です。 | ||
小野 | ○ | |||
下河原 | ○ | 夏燕が元気よく飛んでいる姿がイメージ出来ます。 | ||
町田 | ○ | 白塔や雲(白)の前での燕の鮮明な姿ですね。 | ||
片岡 | ○ | ミナレット?どこか異国風です。 | ||
月足 | コ | 黒、白、青のコントラストが鮮やか | ||
白井 | コ | 岩燕でしょうかねー 夏ですね | ||
18 | 汗だくの吾に御仏微笑めり | 廣瀬 | #自 | 1月に亡くなった父の新盆の合同法要に参加できず、その1週間前にお墓参り(墓掃除)を済ませて お供物とお布施を持って、汗だくのまま菩提寺の本堂を訪ねました。法要とはまた違って仏像と 直接向き合った時に御仏さまが少し微笑んでくれた気がしました。 |
大治 | ○ | 寺院の本堂は階段を登った処にありますがその時の感慨かな 気持ち解ります | ||
小野 | ○ | |||
片岡 | ○ | そう思えれば、労働の尊さのようなものを感じることができる。 | ||
月足 | コ | よく参ってくれたねと、仏様 | ||
ショルツ | コ | 「よく来たね」と。 | ||
白井 | コ | どこのお寺に参拝でですか ご苦労様です | ||
白鳥 | コ | よく頑張ったと褒めていただく。 | ||
19 | 短夜や父の日記と盃(はい)交わし | 廣瀬 | #自 | やはり父の句です。なかなか寝付けずに、大好きな切子盃で一人酒しながら父が残した日記を 読んでいたら、朝方近くになってしまったという句です。 |
村松 | ○ | 父親との思い出にふける夜 | ||
久保田 | ○ | 私は父とも会話は短く、母との会話は長々と、でした。夜長じゃないのがお父さんとの酒盛りっぽい。 | ||
月足 | ○ | お父様の日記をたどる尊い交流のひととき | ||
五嶋 | ○ | 貴重な一夜、と思います。 | ||
木原 | ○ | 亡きお父様を偲びながら一杯ですかね。 | ||
ショルツ | ○ | お父様と酌み交わすしみじみとした夜。今ならわかることもあるのでしょう。 | ||
小野 | ○ | どれもいい句ですね。その中でもこの句は味わい深いです。 今は亡きお父上に思いを馳せる良い時間が、ここに。 |
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梅原 | ○ | しみじみとした句 | ||
手塚 | ○ | お父様の思い出をさかなに一杯。短夜の季語が良いですね。 | ||
白井 | ○ | そーですか なんかじーんと | ||
白鳥 | ○ | お父さんを偲びながらの一献。日記を遺されていたんですね。 | ||
下河原 | コ | 父の日記を見ながら今は亡き父とお酒を飲みながら対話されているのですかね。 (存命だったらごめんなさい) |
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町田 | コ | お互い照れ臭くないですか?私は残しません | ||
片岡 | コ | 私も伊豆の家で亡父のノートを見つけました。 | ||
20 | 尊きは君のうなじに光る汗 | 廣瀬 | #自 | 妻の句です。二句目の墓掃除の時、台所で家事をする時に、髪の長い妻はクリップでHairUpして 作業する事が多いのですが、隣で一緒に作業する私から見えた「項に光る汗」に感謝の気持ちが 芽生えて「とうといな~ありがたいな~」と思ったという句です。 |
村松 | ○ | 労働の汗?スポーツの汗?何にせよ頑張っている人の汗ですね | ||
小野 | ○ | |||
下河原 | Q | 「君の」は誰のことでしょう? 恋人、息子? | ||
大治 | コ | 汗をかくことの素晴らしさそんなことを連想させてくれます | ||
ショルツ | コ | ただ暑くてかく汗でなく、努力の末の汗なのでしょう。 | ||
白井 | コ | 何事も汗をかいて ひたすらする事で 結果が | ||
白鳥 | コ | これも美しき労働の果実。 | ||
21 | 鴨緑(おうりょく)と柑子(こうじ)のメロン食べ比べ | 五嶋 | #自 | 和色の表現の多様さに、改めて気がつきました。日本語は、素晴らしい。 |
木原 | ○ | なんか贅沢な俳句ですね。でも主役の季語「メロン」が生き生きとしています。 | ||
下河原 | ○ | メロンは、確かに銚子メロン(妻の母の故郷なので毎年贈って貰います)のような緑色の果肉と 夕張メロンのような 橙色の果肉のが有りますね。 |
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白井 | ○ | 緑と黄のメロンの食べ比べ?でしょうか? | ||
月足 | Q | 柑子は格子? | ||
大治 | コ | 贅沢な食べ方が羨ましい | ||
ショルツ | コ | 贅沢ですね~ | ||
手塚 | コ | 鴨緑と柑子ってメロンの産地、それとも種類? | ||
町田 | コ | こんなふうに呼び分けるんですね。最近食べてないなあ | ||
22 | 陽射し浴び我(わ)も缶コーヒーも汗をかく | 五嶋 | #自 | コーヒー好きには、外歩きの間缶コーヒーが離せません。 |
村松 | ○ | 暑さの中冷えた缶コーヒーが美味しい | ||
大治 | ○ | 目の付け所がとても素晴らしい | ||
小野 | ○ | 汗をかきながらの仕事。そのあいまの休憩時間でしょうか。目に浮かびます。 | ||
白井 | ○ | アイスコーヒーでしょうか? とにかく熱い ね | ||
片岡 | ○ | 缶ビールでないところがいいのかも知れない。爽やかで。 | ||
白鳥 | ○ | 冷たい缶コーヒーの雫に癒される~! | ||
23 | エアコンや酷暑さえぎる窓ガラス | 五嶋 | #自 | エアコンに感謝、です。どうか電気が停まったりしないように。。 |
廣瀬 | ○ | シンプルに、酷暑の戸外と快適な屋内が、窓ガラス一枚で別世界に分け隔てられている様子が 象徴的に表されていて良い句だと思いました。 |
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町田 | ○ | この句を読んで、窓ガラスのありがたさに気が付きました。 | ||
白井 | ○ | 話はずれます 窓ガラスに薄く太陽光発電 技術をよりよき生活に 先日のパネル展示会で | ||
木原 | コ | エアコン、窓ガラスありがとう。 | ||
下河原 | コ | 日本の夏は、年々暑くなってエアコンの無い生活が考えられなくなってしまいました。 そういえば、多摩高校時代は、自宅にエアコンは無かったですね。 |
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片岡 | コ | レースカーテンも閉めてしまう。 | ||
24 | 七夕や短冊に多々外国語 | 五嶋 | #自 | 商店街で見かけた、誰でも願いが書ける七夕飾りには、英語と中国語の願い事が、あるある。 |
村松 | ○ | 外国の行事を楽しむ人たち、願いが叶いますように | ||
久保田 | ○ | 外国語の短冊は見たことがなかったです。そういう時代なんですね。 | ||
月足 | ○ | 外国人観光客や在留外国人はどんな願いを短冊に? | ||
ショルツ | ○ | すてきな思い出になるでしょう | ||
梅原 | ○ | ご時世ですねぇ | ||
手塚 | ○ | オーバーツーリズムの影響でしょうか。 | ||
白井 | Q | そうですか 仕事の帰り保育園の先生が小さな竹用意してた 毎年の風景だね | ||
下河原 | コ | 日本もすっかり多国籍になりました。 | ||
片岡 | コ | 読んでみたいな。 | ||
白鳥 | コ | 七夕もグローバル! | ||
25 | 物干しの母の鼻唄夏に入る | 木原 | #自 | スペイン旅行中はみんなで洗濯をしていた。母は機嫌がいいのか小さく鼻唄を歌っていた。 |
村松 | ○ | 洗濯物が気持ちよく乾く季節、つい鼻歌が出たのでしょうね | ||
久保田 | ○ | まだ洗濯物を干すのが気持ち良い季節だったのね。「夏に入る」が効いてます。 | ||
月足 | ○ | 現代の酷暑とは違う、のどか?な夏の風情が浮かびます | ||
廣瀬 | ○ | 梅雨晴れに洗濯物を干すお母様が、もうすぐ来る本格的な夏の到来への期待感なのか、 ウキウキと鼻歌を歌っている様子が素敵です! |
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五嶋 | ○ | お母様の元気な姿が目に浮かびます。 | ||
大治 | ○ | 洗濯物を干している時の感慨に優しさを感じます | ||
小野 | ○ | 子供の頃の記憶でしょうか。真っ白な洗濯物とお母様の鼻歌。 昭和感もほどよくブレンドされたいい句ですね。 |
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梅原 | ○ | のどなか日常いいね | ||
白井 | ○ | いいね お母さん まだ元気で? | ||
片岡 | ○ | ベランダではなく「物干し」としたことで、句そのものが昭和の追想めいてくる。 | ||
白鳥 | ○ | 戸を開け放って洗濯物を干す。おおらかな明るさがとてもいいですね。 | ||
下河原 | コ | 鼻唄を歌いながら洗濯物を干す母? 我々世代の母が洗濯物を干しているのは凄いですね。 | ||
町田 | コ | 鼻唄を歌いながら、洗濯物を干す。今度やってみよう | ||
26 | 四つめの試食のチョコや初夏の旅 | 木原 | #自 | スペインのお土産にチョコレートを買おうと有名専門店に入った。自由に試食ができる。 気がつくと次から次へと試食していた。 |
村松 | ○ | 道の駅とかでしょうか?試食もいろいろあって楽しい旅の締めくくり | ||
久保田 | コ | お菓子持って行かないの(笑)? | ||
大治 | コ | 旅行先ではこうなりますね | ||
手塚 | コ | 四つめというのがリアルです。 | ||
白井 | コ | どこに?お出かけでしょうかね | ||
27 | したたれる煮詰めの照りや穴子鮨 | 木原 | #自 | 「滴る」も季語なので季重なりになってしまった。まあ先日辻邸でたくさん頂いた穴子鮨が 主役という事でお許し頂きたい。 |
廣瀬 | ○ | 先日の辻邸の句会で食べた穴子鮨ですね!本当にタレが良く浸みていて美味しかったですよね! シズル感のある句です。 |
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五嶋 | ○ | 夏を乗り切るには、穴子と鰻ですよね。 | ||
ショルツ | ○ | 一切れ確保しましたが取り合いでしたね! とろけました~ | ||
下河原 | ○ | 辻亭で食した穴子寿司美味しかったです。 | ||
月足 | コ | あの穴子鮨をまた食べたい | ||
白井 | コ | いいね 江戸前ですか いーだだきます | ||
片岡 | コ | 美味でしたねえ。でも、辻さんのローストビーフの旨さにはビックリしました。丁寧な仕上りでした。 | ||
白鳥 | コ | ただでさえ好物なのに、こんなに美味しそうに詠まれては。「したたれる」「照り」に唾ごっくん。 | ||
28 | 気まま旅後部座席の竹婦人 | 木原 | #自 | 最近車中泊の旅をする人が増えてきた。気ままな一人旅に相方を後部座席に乗せていくのも悪くない。 |
手塚 | ○ | ちくふじんが洒落た季語で涼しさを感じます。 | ||
町田 | ○ | 竹枕が後部座席に、いつでもお昼寝いいな、お母さまの特別席でしょうか | ||
久保田 | Q | 竹婦人? | ||
下河原 | Q | 「竹婦人」とは誰の事? | ||
片岡 | Q | 「竹婦人」持ってドライブですか?何だか「竹」なし「(妙齢)夫人」を想うのは妄想しすぎかな。 | ||
大治 | コ | 竹夫人というのを良くご存じで私は知りませんでした | ||
ショルツ | コ | ご婦人連れの旅、、、でなくて、例の竹枕ですね。ドキッとする季語。 | ||
白井 | コ | 後部の席は? お母さん? | ||
白鳥 | コ | まくら持参で運転せず。らくちん。 | ||
29 | 青山椒摘み取る指の移り香や | 大治 | #自 | 行きつけの居酒屋で青山椒の実を茎から取る作業をさせられました。 これをちりめん山椒にしてくれ日本酒のあてにします。 |
久保田 | ○ | 移り香か。素敵ですね〜。 | ||
五嶋 | ○ | 4句でワンセット、だと思いました。冷酒とそれに合う肴いろいろで、すばらしい。 | ||
小野 | ○ | 山椒を摘むなんて、なんと贅沢な体験。色と香りを感じる句で、素晴らしい! | ||
白井 | ○ | そう 山椒は成長にとって季語が変わる 青い実 日本のハーブって香 | ||
片岡 | ○ | 美しい指が浮かびます。以下四句、晩酌を準備する四句ですが、その何気ないゆとりが美しい。 | ||
手塚 | コ | 指についた山椒の匂いというのも繊細です。 | ||
30 | 花かつお新玉ねぎの恋女房 | 大治 | #自 | 新玉ねぎのスライスに鰹節を盛りポン酢で食べる 日本酒のあてに最高です |
村松 | ○ | 新玉ねぎにおかか、良い相性 | ||
月足 | ○ | まさにベストマッチ | ||
廣瀬 | ○ | 食材とマッチする調味料は沢山ありますが、花かつおと新玉ねぎはまさに! 「恋女房」ってのが良いね~! |
||
五嶋 | ○ | |||
梅原 | ○ | ベストマッチ | ||
下河原 | ○ | 新玉ねぎと恋女房がマッチしています。「恋女房」と言う表現が新鮮に聞こえます。 | ||
手塚 | ○ | まさに恋女房。美味しさたっぷりの句です。 | ||
白鳥 | ○ | どれも美味しそうで迷いましたが、今の気分はこれが食べたい!「恋女房」たしかに相性抜群。 | ||
町田 | コ | 恋女房という発想がすごい | ||
白井 | コ | かつおに玉ねぎのせて どーぞ 血液サラサラに | ||
片岡 | コ | 新タマにかつお節は「恋女房」の相性、ということですね。私も大好きです。 少し冷蔵庫で冷して、食べる直前にハラハラッと、ね。 |
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31 | 藁焼きの煙(けむ)に燻され初鰹 | 大治 | #自 | 自分は家では鰹君と呼ばれています。鰹大好きで特に藁焼きの塩タタキは最高のあてです |
五嶋 | ○ | |||
木原 | ○ | たたきですね。こりゃたまらん。 | ||
ショルツ | ○ | 刻み生姜にポン酢か荒塩か!! | ||
下河原 | ○ | 「煙に燻され初鰹」食べたくなりました。 | ||
月足 | コ | 本場での藁焼きですね | ||
町田 | コ | 薫りもいいですね | ||
白井 | コ | これは カツオ節工程? 西伊豆に塩かつおがあるけど | ||
白鳥 | コ | いいよねえ。鰹のたたきに玉ねぎ・花かつおを載せて。 | ||
32 | キンキンに冷やし切子に注ぐ酒 | 大治 | #自 | 冷やした薩摩切子に冷やした日本酒そして前3句のあてで飲む 呑み助の至福の時です |
五嶋 | ○ | |||
町田 | ○ | そりゃあ美味しいに違いないです。 | ||
久保田 | コ | 切子に冷酒はハマりすぎ! | ||
ショルツ | コ | これで初鰹、こたえられませんね~ | ||
下河原 | コ | 冷たく冷やした切り子で飲む冷酒はきっと美味しいんでしょうね。(私には味わえませんが・・・) | ||
白井 | コ | いいね いいね かつお肴に | ||
片岡 | コ | こんな一日のシメ!いいですね。 | ||
白鳥 | コ | これもたまりません! | ||
33 | 子蟷螂(かまきり)負けるものかと睨めっこ | ショルツ | #自 | 物干し竿に発見。親虫だとギョッとしますが、幼虫ならまだまだ負けはしません! |
村松 | ○ | 透き通っているようなちいさなカマキリが向かい合って動かない様子を睨めっこと表現したのが納得 | ||
月足 | ○ | 小さいけれど、成虫同様の堂々ぶり | ||
廣瀬 | ○ | カマとともにカマキリの特長となるのがその「目」ですが、子カマキリが目を大きく見開いて、 その小さな身体を目一杯大きく見せて(カマを振り上げて)一生懸命に睨めっこ(威嚇)している様子が 目に浮かびました。 |
||
五嶋 | ○ | リアルです。きっと、小さな斧もかざしているんでしょう。 | ||
大治 | ○ | 一点を凝視した世界なのですが睨めっこでその世界が優しく伝わって来て本当に素晴らしい 句だと思います |
||
小野 | ○ | 子カマキリは何に立ち向かおうとしているのか? でも、立ち上がった姿、見ますね。 | ||
下河原 | ○ | かまきりとの睨めっこが面白いです。 | ||
手塚 | ○ | 良いですね。睨めっこしている様子。 | ||
白井 | ○ | いいね リアル感たっぷりで | ||
片岡 | コ | 稚気なのだが、どこか本気の「負けるものか」が伝わって面白い。 | ||
白鳥 | コ | すごく小さいのに立派にかまきりなんだよね。 | ||
34 | 有松に紫陽花咲かせ博多帯 | ショルツ | #自 | 盛夏にはこれ。紫陽花柄の有松絞りの浴衣+博多帯。 |
久保田 | ○ | 有松絞りの紫陽花。プリントを咲かせると詠むところが素敵です。 | ||
木原 | ○ | 粋なお姉さんの景が浮かぶんですけど。紫陽花が帯(浴衣?)の模様だとすると季語としての鮮度は 落ちます。主役の季語は「博多帯」ですね。この季重なりはOKです。 |
||
大治 | ○ | 博多帯を締めた女性の艶姿が浮かんで来る 素晴らしい世界です | ||
小野 | ○ | 知りませんでしたが、有松は素敵な街並みですね。そこで着物を着る粋。 紫陽花は着物の柄でしょうか。 |
||
梅原 | ○ | 粋だねえ | ||
下河原 | ○ | 一句会にも和服を着こなす女性がおられますが和服姿の女性は本当に美しいですね。 | ||
白井 | コ | アジサイ銘柄の絞り帯? しーぶーい | ||
35 | 噺家の絽羽織(ろばおり)さらり調子変え | ショルツ | #自 | 噺の最中に羽織を背後に落とす(脱ぐ)のは場面転換の意味合い。一人で複数役を演じる落語の そんな工夫にいつも感心します。絽は衣擦れの音も涼やか。 |
村松 | ○ | 絽の羽織のようにすっきりと軽やかに調子を変える噺家さん、名人ですね | ||
久保田 | ○ | 落語で調子が変わると、身を乗り出してしまうね。絽羽織の軽快さが噺の軽妙さを 表現しているようで、良いですね。 |
||
木原 | ○ | 絽羽織って季語なんだ。勉強になります。絽羽織をさらりと脱ぐのが、 俳句の切れ字「や」のような効果で映像が切り替わる瞬間なのか。 |
||
手塚 | ○ | 羽織を脱ぐしぐさが実に自然で粋ですね。 | ||
町田 | ○ | 噺家さんの芸ですね。かっこいい | ||
白井 | ○ | 勉強になります 落語で盛り上がり 羽織をぬで ですねー | ||
片岡 | ○ | 枕から本題へと場の雰囲気を変える所作、あれ、男の色気がありますね。まして下地の透ける絽なら。 | ||
白鳥 | ○ | たった一人なのに次々に場面と登場人物が変わる。落語の妙をうまく表しています。 | ||
月足 | コ | 高座のその瞬間が浮かびます。寄席にいきたい | ||
大治 | コ | 古典の雰囲気が醸し出されていていいですね | ||
36 | カランコロン駒下駄響きお露出ず(いず) | ショルツ | #自 | 牡丹灯籠のお露の出。 |
片岡 | ○ | 歌舞岐の名場面だと思うのですが、ストーリーを知らない私さえ、掛け声をかけたくなる臨場感が 素晴らしい! |
||
下河原 | Q | 「お露出ず」は、何と読んでどう言う意味なのでしょうか? | ||
木原 | コ | 明確な季語が無いような気はするが、このぞっとする感じはまさに夏。 | ||
大治 | コ | 上記と同じでこれは演劇の世界 | ||
白井 | コ | そーですか | ||
白鳥 | コ | 牡丹灯籠ですね。なんだか涼しくなってきた。 | ||
37 | 富士の声しずくになりて泉湧く | 小野 | #自 | 忍野八海に行ってきました。富士山の地層で濾過されて泉として湧いてでてくるのだろうなと思い、 富士の見守りのようなものを感じました。季語は泉です。 |
久保田 | ○ | 確かに富士山の周りには湧水が豊富に沸いていますね。 | ||
月足 | ○ | 声がしずくになり泉湧くがユニーク | ||
木原 | ○ | いい句ですね。季語「泉」が立っています。 | ||
大治 | ○ | 忍野八海の湧水の世界かな いいですよね | ||
梅原 | ○ | 自然の恵み | ||
片岡 | ○ | 湧く泉の雫を、「声」としたところに非凡さを感じます。 | ||
ショルツ | コ | 泉に冨士さんの声を聞いた感性が個性的。 | ||
下河原 | コ | 富士五湖に忍野八海と言う湧水池が有りましたね。 | ||
白井 | コ | すーですね 忍野では何年も前に富士に降った雨・雪がでてくるとか 美味し水で | ||
38 | 松蔭の大和魂今いづこ | 小野 | #自 | 選挙を通じて思ったことです。幕末に日本が植民地にならなかったことが不思議だと思って いたけれど、もしかしたら戦後ずっと植民地だったのかもと思う今日この頃。日本はそのうち 滅びるんだろうなと憂えるにつけ、単純な排外主義者ではなく外国と対峙していくリーダーが 現れないものかと思って作りました。季語はありません。 |
廣瀬 | ○ | 吉田松陰は幕末期に思想家・教育者として明治維新の礎を築いた人物ですが、まさに 「日本国に身を捧げた人」。そのベース思想に「日本人ならではの大和魂」がありましたが、 今の政治家にはその欠片もない輩が多い!っていう怒りの句?ですよね。 |
||
町田 | ○ | 吉田松陰ですね。どこにもみつかりませんね。季語はないけどストレートに伝わります。 | ||
ショルツ | Q | 日本の国力が落ちてきたのを嘆く句でしょうか? どんな折に感じたのでしょう? | ||
大治 | コ | こんな指導者は今の政治の世界にはいないですね | ||
手塚 | コ | いまどきの大和魂というのはいったいなんなのでしょうか。 | ||
白井 | コ | 吉田松陰のお言葉で 牢獄で考えを変えなかった 斯くありたいが 無理だよね | ||
39 | 風死すや馬酔木取り寄せ涼を呼ぶ | 小野 | #自 | 観葉植物がほしくても、マンション生活でのネックは枯れた時の土の始末。そこで大きめの枝物に 目をつけ、馬酔木やドウダンツツジを購入。涼しげで良い感じです。「風死す」と「涼」は どちらも季語です。さらにいえば「馬酔木の花」だと春の季語らしい。 |
下河原 | ○ | なんかリズムがすごく良いです。 | ||
白井 | ○ | 鉢植えのあせぼでしょうか? 風鈴のような? | ||
片岡 | Q | 「馬酔木取り寄せ」の意がつかめませんでした。 | ||
町田 | コ | うちにも馬酔木がありますが、涼を呼ぶのでしょうか?故事かなあ | ||
白鳥 | コ | 馬酔木、食べたら毒ですよ。 | ||
40 | 夕立や傘など要らぬ歩く吾 | 小野 | #自 | 7月6日、期日前投票に帰る道すがら急に雨が降ってきました。折り畳み傘を持っていたのですが、 「いいや…」と思って濡れながら帰ってきました。 |
村松 | ○ | 下駄を履いた若者を想像してしまった | ||
五嶋 | ○ | これ、わかります。蒸し暑さが引いて、ずぶ濡れでも意外と気持ちがいい。 | ||
ショルツ | ○ | 清々しい! でも、風邪ひかないようにね。 | ||
手塚 | ○ | 今時の夕立は豪雨ですよ。お気をつけて | ||
白鳥 | ○ | 月形半平太は春雨だったけど、夕立!勝ったね。 | ||
月足 | コ | 春雨のようにはいきませんが | ||
大治 | コ | この気持ちは男の気持ち | ||
下河原 | コ | 夕立に濡れながら歩いているのかな? | ||
白井 | コ | そー 暑くて | ||
片岡 | コ | 無理はなさらずに。夕立の後、急に大気温が下がりますから。 | ||
41 | 隅田川渡る川風夏至の夕べ | 梅原 | #自 | 2年ぶりの隅田川散策でした |
木原 | ○ | 暑さがひと段落して川風が気持ちのよさそうな感じが出てますね。 | ||
白井 | ○ | いいね 日が長く 夕すずみ? | ||
片岡 | ○ | 字余りがおしい、「夏至の夕」では? | ||
大治 | コ | 今年は熱風ではないですかね | ||
下河原 | コ | 下五の「夏至の夕べ」は「げしのゆうべ」と読みますか? | ||
42 | OB会ビールで乾杯午後の五時 | 梅原 | #自 | 現役卒業の方々が多くなりました |
久保田 | ○ | 明るいうちに飲める世代になったのね。 | ||
五嶋 | ○ | 歳とともに、ビールを飲みはじめる時刻が早くなってきたような。。 | ||
ショルツ | ○ | 楽しい会が始まるワクワク感一杯。ゴゴノゴジのリズムがいいですね! | ||
小野 | ○ | 日もまだ明るく、至福の時ですね。 | ||
町田 | ○ | いいですね。コロナ以来昼のみもやってます。 | ||
下河原 | コ | 退職すると皆さん日が高いうちから飲んでますね。 | ||
白井 | コ | いいね いいね | ||
片岡 | コ | 早めの開宴、みんな早寝? | ||
白鳥 | コ | 明るい時間に飲むビールのおいしさ。まして気心知れた仲間となら、なおさらおいしい。 | ||
43 | 冷房のタイマー切れまだ外暗し | 梅原 | #自 | つけっぱなしに抵抗があり |
村松 | ○ | 冷房のタイマーが切れ夜明け前に目を覚ましてしまう 夏本番はまだなのに | ||
廣瀬 | ○ | 私も夜中に何度も起きてしまうので、めちゃくちゃ共感します!あまり長時間に設定しても 冷え切ってしまうので、タイマー設定って難しいですよね~ |
||
月足 | コ | 寝苦しい夜がリアルに伝わります | ||
ショルツ | コ | 寝汗~、疲れが取れない~ | ||
白井 | コ | そー 切れると まず起きて いつの間にか タイマーしなく もはや亜熱帯 | ||
白鳥 | コ | うちは朝までノンストップでつけています。 | ||
44 | 町中華麻婆豆腐に玉の汗 | 梅原 | #自 | 暑いときは汗をかくのが王道? |
村松 | ○ | 辛い麻婆豆腐、私は苦手なのですがこれは美味しそう | ||
月足 | ○ | 暑い時こそ辛いやつ | ||
五嶋 | ○ | 町中華の店内は、エアコンの利きが完璧でない方がいい、と思っていました。 | ||
大治 | ○ | 題材が大好きな町中華 町中華でやろうぜ 大好きなtv番組です。 | ||
下河原 | ○ | 町中華の麻婆豆腐は美味しいですね。 | ||
手塚 | ○ | 美味しそうです。やっぱりビールですか。 | ||
白井 | ○ | いいね これも ビルーで | ||
白鳥 | ○ | なぜかこういう句が好き。激辛麻婆か。 | ||
木原 | コ | それでも麻婆豆腐食べたいのです。 | ||
45 | 炎昼にコーラン響く青き壁 | 下河原 | #自 | 東京ジャーミィを見学しての2句です。 もともとあらかじめ準備していた句でしたが当日ミナレットを撮影して 差し替えました。 下の句は白き壁だったのをイズニックタイルを見学して青き壁に変えました。 |
村松 | ○ | 陽炎がたちそうな暑い日、イスラム建築の青い壁にコーランが響く、敬虔な気持ちにさせる風景 | ||
久保田 | ○ | エスニックな句ですね〜。 | ||
月足 | ○ | 東京ジャーミーかもしれませんが、炎昼が中東を連想させます。 | ||
廣瀬 | ○ | 前回の吟行ですね!東京ジャーミイは外観も素敵ですが、内観もそれ以上に素晴らしいですよね? 私もブルーを基調として様々な幾何学模様やカリグラフィーが描かれた内壁に感動し、作句 したかったのですができませんでした。壁一面が全てコーランの教えを表現したものなので、 その壁が祈りの声とも響き合っている事を表した素敵な句だと思いました。 |
||
五嶋 | ○ | モスク内のタイルの青は、とても印象に残る色、だと思います。 | ||
大治 | ○ | ライブでコーランを聞けた人の感慨ですね | ||
ショルツ | ○ | 耳で聴くというより身体に染み入りようなアザーン。建物も響く構造なのでしょう。 | ||
小野 | ○ | コーランの朗読って美しい音楽のようですよね。異空間の美しさが伝わってきます。 | ||
手塚 | ○ | 先月の兼題エスニックの一句ですね。青い壁が効いています。 | ||
白井 | ○ | 前回のモスクですが マレーシア出張時はホテル横のモスクがあり 毎朝6時 コーランで起きた | ||
片岡 | コ | あのタイルの青は独特ですね。 | ||
白鳥 | コ | イメージがわきます。イスラム寺院はさわやかな色合いでしょう。 | ||
46 | 噴水や祈りの時に頭(こうべ)たれ | 下河原 | #自 | お祈りしている姿と入り口脇にあった噴水を取り合わせて見ました。 |
町田 | ○ | 噴水までもきちんと祈るのか | ||
片岡 | ○ | 噴水の起源はメソポタミアの灌漑用水だとか、神の生んだ「水への祈り」があるんですね。 | ||
白井 | コ | どこですか? やはりモスク? | ||
47 | 裏庭や夜のとばりに蛙(かわず)こえ | 下河原 | #自 | 6月はじめ、久しぶりマンションの中庭で夜沢山の蛙が鳴いていました。 |
木原 | ○ | 夜に鳴くのよね。 | ||
梅原 | ○ | のどかな夜 | ||
久保田 | コ | 旅?自分の裏庭?夏の夜の感じがします。 | ||
白井 | コ | いいね カエルの声 | ||
白鳥 | コ | 自然に囲まれたご自宅ですね! | ||
48 | 銀漢に向かって進む永遠の旅 | 下河原 | #自 | 1977年に打ち上げられたボイジャー1号、2号が47年経過し天の川に向かって永遠の旅を 続けています。 |
白鳥 | ○ | 「銀漢」は天の川ですね。宇宙船で帰らぬ旅に出る、想像の世界でしょうか。 | ||
白井 | Q | そうですか 七夕の天の川? 解説お願いします | ||
片岡 | Q | どんな「永遠の旅」なのですか。 | ||
月足 | コ | 銀河に向かう長い道のり、これまでそしてこれからの人生 | ||
大治 | コ | 銀漢 凄い言葉をご存じで | ||
ショルツ | コ | 時空を越えた壮大な旅! | ||
49 | しとしとと降るは昔と五月雨 | 手塚 | #自 | 線状降水帯という言葉はありませんでした。 |
月足 | ○ | むかしのどんな思い出? | ||
ショルツ | ○ | 「昔が降る」なんて粋な表現。 | ||
下河原 | ○ | 最近は、しとしと降る雨がほとんどなく、梅雨でも豪雨ばかりですね。 | ||
白井 | ○ | 昔 何がふったのだろうか? | ||
片岡 | コ | 今はゲリラ豪雨ですものね。 | ||
白鳥 | コ | 昔のことばかり思い出してしまう梅雨時。そういう時もある。 | ||
50 | 夕暮れに雨垂れぽつり合歓の花 | 手塚 | #自 | 薄紅色の合歓の花を見て想像した一句です。 |
村松 | ○ | 合歓の花から雨だれがぽつりと落ちて見上げると夕暮れの空、綺麗だけどちょっと 切ない感じがするのは私だけでしょうか |
||
大治 | ○ | 合歓の花は雨がつきものですね | ||
小野 | ○ | 雨垂れの垂れたその軒下にはネムの花が咲いていた。雫に花が呼応したように見えたのかしら。 | ||
町田 | ○ | 雨だれがポツリ、見上げると優しい合歓の花が咲いている。 | ||
片岡 | ○ | 合観の花、細い糸に水滴をためて…、美しいイメージです。 | ||
白鳥 | ○ | 雨上がりの、涼しくなった夕方を感じます。 | ||
白井 | コ | もうねむ咲いてますか? もはや亜熱帯ですね | ||
51 | 梅雨晴れや自動運転東北道 | 手塚 | #自 | 東北自動車道は田園風景の中やたらまっすぐの道が続きます。 |
久保田 | ○ | 梅雨晴れの快適なドライブ感が伝わって来ます。 | ||
廣瀬 | ○ | 東北道はかなり長く直線が続く高速道路なので、梅雨晴に自動運転にして風景に没入するには 最高かも。でも必ずハンドルには手をかけていてくださいね。とても爽快な句でした! |
||
木原 | ○ | 爽快な句で好きです。 | ||
片岡 | Q | レヴェル4ですか。 | ||
月足 | コ | 自動運転快適ですか | ||
大治 | コ | 飛ばし過ぎないよう自動運転はいいですよね | ||
ショルツ | コ | 乗ってみたいような、まだ怖いような。人間の運転の方が危なっかしいのかもしれません。 | ||
下河原 | コ | 確かに最近自動運転の技術革新が凄く高速道路は自動運転ですね。 | ||
白井 | コ | そうですか お気をつけて | ||
白鳥 | コ | 東北道の広い空。気持ちいいよね(さえぎる建物がないから笑)。 | ||
52 | 飛行雲市政100年梅雨の空 | 手塚 | #自 | 三段切れですが、先日のフブルーインパルスをどうしても俳句にしてみたくて。 |
村松 | ○ | ブルーインパルス、飛行雲がみえると歓声があがる梅雨の一日でした | ||
五嶋 | ○ | 川崎市のために航空自衛隊がやってくれたのは、嬉しかった。 | ||
梅原 | ○ | ブルーインパルス! | ||
月足 | コ | LINEやFBで見ました | ||
ショルツ | コ | ブルーインパルスでおめでとうございます。 | ||
下河原 | コ | ブルーインパルスが川崎の空にも飛んだようですね。多摩高ラインで紹介されていました。 | ||
白井 | コ | そうみたい でも小生の麻生区は通過の爆音だけのようで | ||
53 | 指よりも小さきじゃがいも見て見てと | 町田 | #自 | もちろん大きければ見て見てーですが、幼稚園児は小さいじゃがいもも大感動! |
村松 | ○ | 大きいじゃがいもも小さいじゃがいもも自分で掘ったじゃがいもは嬉しい | ||
久保田 | ○ | 何もかもが楽しい年頃ってあるよね。 | ||
廣瀬 | ○ | 指よりも小さいジャガイモとか、全てがかわいい句! 特に「見て見て」という口語調がリアリティを感じて素敵でした。 |
||
五嶋 | ○ | 可愛らしい。 | ||
大治 | ○ | ジャガイモ堀をした光景ですかね いいですね | ||
下河原 | ○ | 小さい子供(幼稚園生かな)が掘ったジャガイモを見せに来ている様ですかね。かわいいですね。 | ||
白井 | ○ | いいね お孫さん 園児? | ||
片岡 | ○ | 目がきらきらしている。 | ||
ショルツ | コ | 見たい! | ||
54 | 半夏生三日臥せって眉を描く | 町田 | #自 | 半夏生は季節の変わり目を表す季語、今年は7月1日とありました。 丁度その頃熱とのど痛で寝込みました。日常に復活するためには眉が必要です。 |
久保田 | ○ | 病み上がりに眉を描く。それで病がひと段落したことが伝わります。この句好きだなあ。 | ||
木原 | ○ | どうしたの?でも身だしなみは気になるのね。 | ||
ショルツ | ○ | 梅雨は堪えますね。眉を気にするまでになったのは回復のしるし。 | ||
小野 | ○ | 病み上がりからの復帰第1日目。眉をかきながら気合いを入れている様子が伝わります。 | ||
梅原 | ○ | お大事に | ||
下河原 | ○ | 三日間寝込んでいたのですか? 元気になりましたか? | ||
手塚 | ○ | なにか演歌の世界を想像させる色っぽさ。 | ||
片岡 | Q | 体調を崩されましたか。年々暑さが尋常でなくなります。ご自愛くださいね。 | ||
月足 | コ | 今日から復帰、きりっとお化粧 | ||
大治 | コ | 半夏生という言葉素晴らしいですね 知りませんでした | ||
白井 | コ | 体調悪しでした? 暑いので | ||
白鳥 | コ | 夏風邪でしたか?回復したらしゃきっと身なりを整えて。 | ||
55 | 夏日差しマティスの金魚泳ぎだす | 町田 | #自 | マティスの絵が好きです。部屋にある「金魚」。夏陽が差してきたら動き出した気がして、 |
村松 | ○ | マティスの金魚、好き 夏の日差しの中まさに泳ぎだすようですよね | ||
廣瀬 | ○ | ステキ過ぎる!もともとマティスの描く金魚は非常に動的に描かれていて生命を感じますが、 さらに「日差しを受けて泳ぎ出す」という瞬間を捉えた表現が「さもありなん」で、共感しました。 |
||
木原 | ○ | この金魚は絵なのですね。それなら季重なりは大丈夫です。 | ||
片岡 | ○ | 夏日を受けると、絵の中の金魚に命が宿ったのですか。 | ||
白鳥 | ○ | アンリ・マティス大好きです。「金魚」たしかに日差しを浴びて泳ぎだしそう。 | ||
下河原 | コ | 「マティス」の絵の金魚ですか?どこかで鑑賞されたのかな。 | ||
白井 | コ | あまりに熱くですか? 絵まで動き出す | ||
56 | 虫掲ぐ(かかぐ)蟻見守りて巣穴まで | 町田 | #自 | ついつい巣穴まで見守ってしまう子供たちと私。 |
村松 | ○ | 獲物の虫を巣穴まで運ぶ様子を飽きずに眺める子供いますよね 子供はアリさんが好き | ||
月足 | ○ | 小さな力持ちは暑さをものともせず | ||
手塚 | ○ | じっと蟻を見つめる様子がなんとも・・ | ||
ショルツ | コ | 探求心が止まらない。 | ||
白井 | コ | 子供のころ いや今でも見てます 大きなダンゴムシ アリが運んで | ||
白鳥 | コ | 蟻は獲物を無事おうちまで運んだんですね。最後まで見ていた作者、 きっと目は子どものように輝いていたでしょう笑。 |
||
57 | 夏至いたり回帰線越し一番陽 | 白井 | #自 | 夏至を過ぎたマレーシアからの帰り、もちろんエコノミー夜行便 東側席で鳥島上空付近で 日の出 |
久保田 | ○ | これから長い1日が始まる、という気がします。 | ||
木原 | ○ | 飛行機からの景ですか。 | ||
ショルツ | ○ | 季節の変わり目の一瞬を目にしたのですね。 | ||
片岡 | ○ | 確かに最近の夏は地球規模です。夏の大きさが出た句。 | ||
白鳥 | コ | 地理の授業を思い出した。北回帰線。 | ||
58 | 村雨に軒にて気する半化粧 | 白井 | #自 | 半化粧と不思議な花を育てるいるお宅があり 思わず立ち止まり観察です |
廣瀬 | ○ | すごく雰囲気のある句ですね~最初は半化粧を半夏生と考えてしまったのですが、最終的に 「突然の雨に降られて軒下に緊急避難して、お化粧が落ちてないかを気にしている」と解釈して しまったのですが、間違ってるかも。。 |
||
下河原 | ○ | 「半化粧」はドクダミ科の植物なんですね。でもとても可憐な白い花ですね。 | ||
町田 | Q | 気するの意味がわかりませんでした。 | ||
手塚 | コ | 「村雨」調べました。半化粧も植物の名前だったのですね | ||
白鳥 | コ | 雨に濡れてお化粧がとれた?もしかして半夏生? | ||
59 | 雨続き花殻まぎれ太胡瓜 | 白井 | #自 | きゅうり6本育てており 出張で不在中 一部お化けきゅりに |
村松 | ○ | 雨が続いて収穫の時期を過ぎてしまった胡瓜ですね | ||
五嶋 | ○ | 「花殻」との対比で、胡瓜の緑が引き立っているのが伝わってきます。 | ||
大治 | ○ | 家で栽培していると胡瓜はいつの間にかこうなりますね | ||
小野 | ○ | 家庭菜園ですか? 立派な胡瓜は花あってこそ。その花が役割を終えて、花殻になる様は少し 哀れですが、実は達成感でいっぱいなのかも。花は実の母であるということを痛感。 |
||
手塚 | ○ | 瑞々しい畑(菜園)の胡瓜の様子が良いですね。 | ||
町田 | ○ | きゅうりは取り忘れるとすぐ巨大化します。雨だと花殻がぺったりついていますね。 | ||
白鳥 | ○ | 雨が続きキュウリの収穫をさぼっていたら、奥のほうに立派に成長し(すぎ)たのを発見! まめに採らないとどんどん大きくなるのはキュウリとオクラ。 |
||
ショルツ | コ | 雨からたっぷりの水分、花柄から養分を得て育ちましたね~ | ||
下河原 | コ | 「太胡瓜」は加賀が特産のようですね。 | ||
60 | たなばたや雲越し想い透通し | 白井 | #自 | すみません 話題がなく 七夕の締め切り思いで |
廣瀬 | ○ | 天の川が雲で遮られてしまった七夕の夜、「雲を突き破って願いよ届け!」という作者の 強い思いが表現されていると解釈しました。 |
||
梅原 | ○ | 願いがかなえたらいいね | ||
下河原 | Q | 「たなばたや」とあえてひらがなにした意味を教えて下さい。 | ||
大治 | コ | 七夕の思い 小さなころを思い出します | ||
片岡 | コ | 七月七日の夜、久しぶりに雨でない七夕でしたが、雲に多くの星は隠れていました。 でも、「雲越し想い透通し」なんですね。力強さがいいと思いました。 |
||
61 | 墓前咲くどくだみ抜けば野の香り | 片岡 | #自 | 五感のうち、香・色・音・味で一句ずつ作ってみました。 まずは匂いの句です。 ところで「野」 とは、本来は、人が暮らす所と人以外の神霊が暮らす所との間に広がる、特別な場所をさしたと 言います。 昔、天皇が新たに即位されると、皇女や女王(にょおう)の中から二人の斎王(さいおう)が うらないで選ばれ、伊勢や賀茂へと赴きました。「野宮(ののみや)」は、その皇女や女王が斎宮・斎院 になる準備としての潔斎のために、その前の1年間こもった仮の宮殿です。新しい天皇をお守りする 為に、伊勢神宮に仕える斎宮のものは嵯峨野に、賀茂神社に仕える斎院のものは紫野に設けられ ました。「野」とはそういう場所だったそうです。 |
村松 | ○ | お墓参りの草むしり、どくだみは本当に野の香りという感じです | ||
久保田 | ○ | 野の花は予想以上に根が張っている、茎がしっかりしていると強くて、 ドクダミを抜くのも大変だっただろうな。野の香り充満してそうです。 |
||
廣瀬 | ○ | 墓掃除の時に格闘する機会が多いドクダミは地下茎もしっかりしていて非常に生命力がある雑草 なので、ドクダミそのものが野草の代表として野の香りを纏っているのは非常に合点がいきます。 元々は彼等の生息地に人間が後から入り込んだという事が象徴的に詠まれている気がしました。 |
||
小野 | ○ | どくだみを抜いた瞬間に漂う土の香りや根の香り。それを「野の香り」としたところが素敵です。 | ||
大治 | コ | 華は愛惜に散り、草は嫌悪におふるという道元禅師の言葉を思い出しました | ||
下河原 | コ | 墓前に咲くドクダミはどこか怖いですね。 | ||
町田 | コ | どくだみも昔は臭くて嫌だったけれど、もう何も感じなくなりました。そうか野の香りなんですね。 | ||
白井 | コ | そーなんで とても香が強く 根っこもはびこって刈ってもまたでてきます | ||
62 | 電線を渡る猿あり山滴る | 片岡 | #自 | 「山滴(したた)る」の季語は、元より六音で扱いが難しい。ならばいっそ、 まるで山の緑がしたたり落ちる、その動きが出る句を作ってみたかった。 |
五嶋 | ○ | この里山の風景は、奥多摩か丹沢の山麓か。 | ||
木原 | ○ | 感電しそうで怖いけど、夏山の一つの景を切り取りましたね。 | ||
大治 | ○ | 山滴るという言葉にそこはかとない魅力を感じた次第です | ||
ショルツ | ○ | 人の営みも動物の命もいだいて青々と瑞々しく茂る山。 | ||
白井 | ○ | サルといえば マレーシアでもヒンズー教の寺院にいます だいぶ都会ですが 工場脇にも | ||
白鳥 | コ | 山奥の人工物を通路に使っている知恵者。 | ||
63 | 静寂(しじま)より山の灯りや夏の夜 | 片岡 | #自 | 音は無音のときがもっとも敏感になるようです。山の、音にならない気はいが夜に満ちています。 |
月足 | ○ | 夜、少ししのぎやすくなり表にでると向こうに明かりが灯る夏の夜を感じます。 | ||
廣瀬 | ○ | 音も光もない夏の夜、遠くにぼ~っと見える山里の明かりだけが人の気配、、 作者の淋しさと自由を謳歌する気持ちが表現されている気がしました。 |
||
大治 | ○ | 魅惑的で幻想的なまさに俳句の世界ですね | ||
梅原 | ○ | 大文字焼きを思い出す | ||
下河原 | ○ | しっとりした静かな山村の夜の情景ですかね。素敵です。 | ||
白鳥 | ○ | 夜、山の中のポツンと一軒家の灯りが見えるのでしょうか。 向こうもこちらを見て俳句を詠んでいるかも。 |
||
ショルツ | コ | 静寂という言葉、使ってみたい。 | ||
白井 | コ | うーん 山の灯とは? 蛍じゃなく 月 星に照らせた山の端からの灯?? | ||
64 | ほろほろと思ひ出過ぐる夏料理 | 片岡 | #自 | 伊豆の家は、育ち盛りの息子二人を夏休みの間遊ばせた家です。海や川で腹をすかせて帰ると、 亡くなった父を含めて、六人のにぎやかな食事をしました。「夏料理」といっても、 簡単な冷むぎやキューリもみです。 |
手塚 | ○ | ほろほろのオノマトペが感傷的で良いですね。。 | ||
町田 | ○ | 夏でも温かい家庭料理が見えてきます。 | ||
月足 | コ | ほろほろが印象的 | ||
大治 | コ | 思いでの料理はなんですか | ||
下河原 | コ | この歳になると、色々な思い出が蘇ります。 | ||
白井 | コ | どなたの料理かね 昔の?? | ||
白鳥 | コ | 季節特有のものは時間を超えて昔を呼び起こしますよね。 | ||
65 | 紫陽花の寒色が好き絵の具溶く | 白鳥 | #自 | マドンナは紫陽花が大嫌いらしいですが、私はあの色が好きです(同い年)。 |
村松 | ○ | |||
月足 | ○ | 美しい対象によ~し描くぞ | ||
廣瀬 | ○ | 紫陽花の色を特定せずに「寒色」と表現する事で、よりリアリティを持って映像的に訴えられていて、 何色の絵の具を混ぜて「作者が捉えた寒色」を創っているのだろう?と、溶いている作者の姿まで 目に浮かんできました。 |
||
五嶋 | ○ | 梅雨の時期の紫陽花の色は、心を和ませてくれると思います。 | ||
木原 | ○ | そうですか。私はこの句が好きです。「寒色が好き」と素直に気持ちをぶつけられたようで。 | ||
大治 | ○ | 絵の具涜く どうしたらこのような表現が思いつくのでしょうか | ||
小野 | ○ | 紫陽花には水彩が似合う気がします。ピンクの紫陽花もあるけれど、やっぱり紫陽花はブルー だよねと思っている作者の美意識。 |
||
白井 | ○ | いいね 水彩画にはもってこいの花 | ||
ショルツ | コ | 私も寒色が好き♡ | ||
片岡 | コ | 「絵の具(を)溶く」、目前の「紫陽花」と見比べる、心が自然にどんどん近づいてゆく瞬間、 豊かですね。「寒色が好き」と言い切る作風が、鷹女の「嫌いなものは嫌いなり」を思い出させます。 |
||
66 | 夕日呑む太平洋切り絵のヨット | 白鳥 | #自 | 以下、五月末に行ったハワイ三部作です。ハワイは空気が澄んでいるから夕焼けがきれいでした。 |
村松 | ○ | 夕焼けの海に浮かぶヨットは確かに切り絵のようです | ||
大治 | ○ | 一服の絵ですね | ||
梅原 | ○ | どこの光景でしょうか | ||
下河原 | ○ | 「夕日呑む」の表現が独創的ですね。 | ||
手塚 | ○ | 切り絵のヨットと夕日、オレンジ色が目の前にある。 | ||
白井 | ○ | 夕日に 海 ヨット いつまで切り絵の風景に浸って | ||
月足 | Q | 実際の海と切り絵のヨットの関係は? | ||
町田 | Q | 映像を見ているのか絵本を見ているのか | ||
67 | 光る泡大海亀の無重力 | 白鳥 | #自 | 野生のウミガメがウヨウヨいるノースショアのビーチに行きました。海亀でかい! |
久保田 | ○ | 海亀の泳ぎ方って確かに浮遊感、無重力感があるね。 | ||
手塚 | ○ | 水中撮影の大海亀を見るよう。さすが! | ||
町田 | ○ | 止まっている亀の写真を見るとこの句の通り優雅です。ただ、泳ぐと速い。 | ||
片岡 | ○ | 上手だなあ、感じ出てるなあ、こちらまで浮きあがっていくようです。 | ||
小野 | Q | この世界観、想像できず、でも興味深い。無重力の説明をお願いします。 | ||
ショルツ | コ | なぜ浮くの? | ||
下河原 | コ | ダイビングで海亀を見たのでしょうか? | ||
白井 | コ | うーん わかりませんね こないだののゴジラが沈むシーンを思うのは小生のみですね | ||
68 | 英雄碑みな年少(わか)く夏の花 | 白鳥 | #自 | 花で飾った40ほどのネームプレート。イラクやアフガニスタンで亡くなったハワイ州出身の 兵士たちでした。みな20代の若さ。常夏の楽園と戦争は意外と近距離でした。 |
村松 | ○ | 以前白虎隊の碑を見て隊士のあまりの若さに痛ましい気がしたのを思い出しました | ||
廣瀬 | ○ | 上の句を鑑みても沖縄ですね!「ひめゆりの塔」なのか、他の戦没者たちの慰霊碑なのか、 いずれにしても若い彼らの犠牲の上に今の日本の平和が成り立っていると、8月の終戦記念日を 前にして考えさせられた句でした。 |
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ショルツ | ○ | 昔の英雄は若くして志高く、秋を迎えず散っていった。。。 | ||
白井 | ○ | 悲惨な出来事のことですかね?? 今回原爆ドームはリニュアルされたとか? | ||
片岡 | ○ | 哀切感。でも昔のことではない。今ある現実。 | ||
月足 | コ | 悲惨な戦争に思いを寄せる季節 | ||
大治 | コ | 明治の元勲のことかな | ||
下河原 | コ | 素敵な句なんでしょうが私には難しい句です。解説をお願いします。 |