第59回 選句・コメント表 2024年05月 | ||||
№ | 俳句 | 選句者 | 点数・記号 | コメント・質問・自作の説明 |
1 | 風薫る踵踏む娘(こ)の白き腱 | 久保田 | 自 | 素足の季節になりました。踵を踏んで歩く女性の白い腱は、躍動的でもあり、色っぽくもあり。 |
小野 | ○ | 登場する踵踏む女子はやんちゃタイプですね。アキレス腱フェチ俳句の潔さ。 前にもあった気がするけど、好き。 |
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村松 | ○ | 清冽な色気。キュッと締まった足首が爽やかな季節に似合う。 | ||
ショルツ | ○ | 大急ぎでつっかけてきたのか? 活発に駆け行く若々しい腱を爽快に描いています。 | ||
大治 | ○ | 風薫るの使い方このように使うと良いことを学びました | ||
廣瀬 | ○ | 爽やかな句です!で、この踵を踏んでる女性(女子)は何歳くらいなのでしょうか? 願わくば中学生以下(できれば小学生以下)であって欲しいです。あくまでも爽やかに。。 |
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町田 | ○ | 視点が新鮮です。初夏の生足、健康的だけど白でちょっとドキッ | ||
月足 | ○ | 少女の腱がまぶしい | ||
白井 | ○ | いいね だれのことかね お孫? | ||
辻 | ○ | 春ですね | ||
梅原 | ○ | 軽やかなステップ踏んでる | ||
木原 | ○ | 少女の白い足が眩しいぜ。 | ||
白鳥 | ○ | 生意気盛りの年頃かな。ハッとする足首の白さ。この眩しい若さに案外本人は気づいていない。 | ||
手塚 | ○ | 幼子なのか、少女なのか足元を見入ります。 | ||
下河原 | コ | 元気な女の子をイメージしました。 | ||
2 | 紅バラや花びら落ちてどどめ色 | 久保田 | 自 | 艶やかな赤い薔薇も落ちる頃にはドドメ色に。ドドメ色っていかにもくすみ感があって、 経年をよく表している色だと思う。 |
片岡 | ○ | 「どどめ色」は青ざめた唇の色とイメージしていましたが、もとは桑の実の熟した濃い紫と 知りました。真紅のバラが地に落ちて変色した色とは、どこかデカダンで大人の味わいです。 |
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下河原 | Q | 「どどめ色」とはここではどんな色なんですか? ネットでは、正確な定義のない色と書いて有ります。 |
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町田 | コ | どどめ色って調べたら、正確な定義のない色と書いてありました。 私は土色になったのかなと思いました。 |
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白井 | コ | どどめ色とは 腐っても鯛 落ちても薔薇ってことですね | ||
白鳥 | コ | 私の好きな藤井風が「青春はどどめ色」と歌っていましたが。 | ||
3 | 幼虫がうごめく土でバジル植え | 久保田 | 自 | バジルを植え替えようとしたら土に虫がいた。生命力と気持ち悪さ(見た目に)の上に、爽やかな バジルがあるんだなあと思うと、「こういうことって多々あるなあ」と考えてしまいました。 |
廣瀬 | ○ | 幼虫が育つほどの土壌だから、きっと栄養一杯で美味しいバジルが育つことでしょう! | ||
下河原 | ○ | 土の中に幼虫がいて少し気持ちが悪そうなところに惹きつけられます。 | ||
片岡 | ○ | 上の一句目と同じ味わいを感じます。「踵(かかと)踏む娘の白き腱」に注目する視点といい、 「幼虫がうごめく土」を掘りおこし香草を植えつける作者に、どこか野性味ある力強さに対する 嗜好を感じて、そういうの、上品な句の多い一句会の中で、新しいな、いいな、と思いました。 |
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ショルツ | コ | ギョッとするけど豊かな土をつくってくれる。 | ||
町田 | コ | 先日草刈りをしていたら、幼虫やミミズ、ダンゴムシが沢山出てきました。怖いねえ | ||
白井 | コ | そうですか 幼虫がいるくらいなら 栄養があります オーガニック栽培 | ||
木原 | コ | 土が肥えていそうですね。 | ||
白鳥 | コ | いい土には絶対に虫がいるんだよね。 | ||
手塚 | コ | 栄養価の高そうな土のリアルな表現ですね。 | ||
4 | 青嵐東宮の森舞い狂う | 久保田 | 自 | 緑濃い春宮の森がうねるほどの強い風。最近は風が強い日が多いなあ。 |
五嶋 | ○ | リアルな表現、ですね。情勢がわかります。 | ||
小野 | Q | 解説聞きたいです! | ||
大治 | コ | 風の凄さが実感できる句です | ||
月足 | コ | 今年はそんな嵐が多い晩春から初夏 | ||
白井 | コ | 青嵐は春の嵐ですね | ||
5 | 匂鳥(においどり)初めて紅をつけた朝 | 小野 | 自 | NHK大河でまひろが紅をつけるシーンが印象的でした。 ふと街を歩く中、高校を卒業したての頃、初めて口紅をつけた頃を思い出しました (その朝は思い出せない)。季語「匂鳥」とは鶯のことだそうです。 |
廣瀬 | ○ | 鶯を「匂鳥」と表記する事で、「紅」の一語から、口紅だけではなく、香水(オーデコロン)や 服も選んでお洒落してデートに出かける作者のワクワクした気持ちが覗われます。 |
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町田 | ○ | ウグイスのことを言うんですね。匂鳥と言われるとお化粧とか色っぽさと結びつきます。 | ||
月足 | ○ | 鶯の声に鮮明な記憶がよみかえる | ||
梅原 | ○ | 楽しい鳴き声が聞こえそうな句 | ||
木原 | ○ | 匂鳥って鶯の事なんだ。なんか色っぽい句だなあ。 | ||
手塚 | ○ | 匂い鳥は鶯なのですね。追憶の句? | ||
片岡 | ○ | ウグイスの別称ですが、「匂鳥」とすることで梅の香へと連想され、それがまた、思春期の 初化粧の色香とつながって、その若い匂やかな「朝」を謳っていい句だと思いました。 |
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下河原 | Q | なんで初めて紅つけたのかな? 女装でもしたのかな。ウグイスは取り合わせ? | ||
ショルツ | コ | 鶯は匂鳥とも言うのですね! | ||
白井 | コ | \”すみません句からずれますが 匂鳥なんで?と思ったら 梅の枝によく止まる と書いてありま したが そもそも 蜜すいにくる鶯色の小鳥はメジロです(子供の頃飼った) なんででしょ?\” |
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白鳥 | コ | これは回想か、あるいは今初体験しているのか。「朝」ということは、勝負の日だったのか。 | ||
6 | 連休に微熱の怠さ春の闇 | 小野 | 自 | 原因不明で具合が悪くなった数日間。「春の闇」は月の出ていない夜をいうそうですが、 夜中に何度も目が覚めて…。 |
村松 | ○ | 連休で皆何となく浮き立つような中だからこそ微熱の怠さも闇と感じるのだと思いました | ||
廣瀬 | ○ | 楽しみにしていた連休が身体の不調で台無しになってしまう嘆きだと素直に解釈しました。 ダルさよりも怠さと書く事で、より微熱感が強まって、きっと作者はこの後あまり気乗りしない 予定をキャンセルしたんだろうな~と想像しました。 |
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片岡 | ○ | 「微熱の怠(だる)さ」は、老人の倦退感ではなく、むしろ青春の感覚と感じました、 それゆえ、「春の闇」とよく響いています。 |
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ショルツ | コ | リラックスモードになると疲れがどっと出るのか? 日頃の無理のしわ寄せか? | ||
下河原 | コ | 連休中は体調不良だったのですか?良くなりましたか。 | ||
月足 | コ | これはつらいですね | ||
白井 | コ | あら 連休に発熱ですか? | ||
木原 | コ | 大丈夫ですか。せっかくの連休ですがお大事に。 | ||
7 | 通販の箱の中から春の服 | 小野 | 自 | ドルマン袖のピンクのニットを買いました。 |
ショルツ | ○ | 花柄?パステル? ウキウキします。日常の一コマから季節を醸し出しています。 | ||
五嶋 | ○ | この季節の生活感をそのままにあらわした句、だと思います。 | ||
久保田 | コ | 今時はやっぱり通販で服を買うのか。服を買う様子で春を表現しているのが | ||
町田 | コ | そのままだけど、いきなり春が飛び出てきた感じがします。 | ||
月足 | コ | ウキウキする瞬間 | ||
白井 | コ | そうですか? | ||
白鳥 | コ | 注文した時は春だったのに、届いた時は夏だった(泣)。 | ||
手塚 | コ | 通販の箱がリアルです。 | ||
8 | 晴れ乞いは天に届かず朝寝かな | 小野 | 自 | 雨でゴルフが中止の時の残念な気持ちと、その朝の寝坊っぷり(笑) |
久保田 | ○ | そういう時は晴れ女の私が参上しますよ〜 | ||
大治 | ○ | この気持ち解ります | ||
下河原 | ○ | 晴れるのを願っていたが天気が良くならず、結局また朝から寝直ししたんですかね。 | ||
白井 | ○ | なにがあるのでしょうか? 願い届かず残念でした | ||
辻 | ○ | 雨? | ||
白鳥 | ○ | 天気が悪く予定が潰れてしまったのか。「ふて寝」だね笑。 | ||
9 | 様々な緑重なる夏の山 | 村松 | 自 | 薄靄の中、モザイクのように何種類もの緑色でできた山の景色がきれいでした |
久保田 | ○ | 「緑重なる」で新緑の緑が生き生きと表現されていると思いますl。 | ||
五嶋 | ○ | 山里に行って、見てみたい。 | ||
片岡 | ○ | こういう素直な、それでいて柔らかい感性を感じさせてくれる句が大好きです。 | ||
ショルツ | コ | 緑のグラデーションが旬! | ||
町田 | コ | 本当に緑は一色ではありません。他の色も同じものはないなーと感じる春の自然です。 | ||
白井 | コ | そう いろんな緑 でもどんどん深くなって | ||
木原 | コ | 一言で緑と言っても色々な緑色がありますよね。 | ||
10 | 晩鶯の声聞きながら里歩き | 村松 | 自 | 白川郷は混んでいたのですが、鶯の声でのんびりとした気分で散策しました |
大治 | ○ | 段々と声が綺麗になる鶯 のんびり緑に浸るのも良いですね | ||
町田 | ○ | 晩鶯は老鶯と同じなんですね。だんだん歌が上手になり、いい声にほれぼれしながらの お散歩はいいものです。 |
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下河原 | ○ | ウグイスの声を聴きながらの散策気持ちよさそうです。 | ||
白井 | ○ | いいね ケキョけきょけきょ | ||
辻 | ○ | バンオウ 読めませんでした | ||
梅原 | ○ | 素敵な時と空間 | ||
木原 | ○ | 気持ちの良い散歩ですね。 | ||
白鳥 | ○ | 緑したたる道。「里」がいいですね。 | ||
片岡 | ○ | この「晚鶯(ばんおう)」は、日本語では見慣れないですが、技巧を凝らさず、言葉に無理を 感じさせない良さが美しく表われていると思います。 先日、森の樹の技で鳴くウグイスを見ました。ホケキョの所では、全身をふるわせていました。 |
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11 | 鯉幟幸多かれと祈り乗せ | 村松 | 自 | 庭の大きな鯉幟もベランダの小さな鯉幟も、子供が健康で幸せであれとの願いが 込められていると感じて作りました |
ショルツ | ○ | 代替わりか? 鯉幟が毎年一軒一軒少なくなっていくのに気付きます。伝統が続きますように。 | ||
廣瀬 | ○ | 「幸多かれと祈り乗せ」という言葉で、鯉幟が真っ青な大空をバックに力強くはためいている 様子が浮かんできました。 |
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月足 | ○ | 近所で見かける鯉幟に私も祈りました | ||
白井 | ○ | そうですね 近頃小さなサイズも見かけなく やっぱり少子化 ジジババ村に 異次元の少子化は?どうなった |
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大治 | コ | 孫への思いかな、気持ち解ります | ||
下河原 | コ | 鯉のぼりに私も幸多かれと祈ります。 | ||
12 | 競べ馬賀茂の男子は誇らかに | 村松 | 自 | 数年前上賀茂神社で競べ馬の練習に行き会い、参加するのは賀茂一族の男子に限るので賀茂家の 男児は幼児の頃から馬に慣れるように育てられると教えていただきました。馬に乗って走っている 姿はかっこいい!けど由緒ある家柄のお子は大変だ!とも思ったことでした |
小野 | ○ | 賀茂競馬というのがあるのですね。1400年の歴史あるイベントを詠んだのでしょうか。 本番が終わったシーンを連想しました。 |
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五嶋 | ○ | いいですね、京都の5月の風物詩。 | ||
下河原 | コ | 上賀茂神社の賀茂競馬ですか。平安貴族のようですね。 | ||
月足 | コ | 上賀茂の競べ馬 見たいけど混んでるんだろうな | ||
白井 | コ | 調査済 そうでか京都下賀茂神社のお祭りですか? マッチレースですね | ||
13 | 箭弓社(やきゅうしゃ)の龍(りゅう)も戯(たわむ)る牡丹苑 | ショルツ | 自 | 東松山の箭弓神社はその名から野球はじめスポーツ、芸能向上等の祈願社。 絵馬はホームベース型。市花である牡丹園に、社殿から龍が忍び出てきて戯れる様子。 |
下河原 | ○ | 東松山の「箭弓稲荷神社」ですね。牡丹園の牡丹も素敵でしょうね。 | ||
白井 | ○ | 調査済 ですが 龍はどこにあるのだろうか? 行ってみないとわかんないね | ||
町田 | Q | 調べきれませんでした。 | ||
月足 | コ | 今年は上野東照宮の牡丹園。来年は箭弓稲荷へ | ||
白鳥 | コ | 箭弓社とは箭弓稲荷という所なんですね! | ||
片岡 | コ | 野球に関連づけられることもある神社なんですね、初めて知りました。 | ||
14 | 細うなじしなわせ菖蒲(あやめ)たれか待つ | ショルツ | 自 | 我が家シリーズ① 菖蒲が風にしなう様子が痛々しいほどでした。雨にも負けずGWを飾って くれました。「たれか待つ」は「だれを待つのだろう」と解釈できるか?文法的に不安です。 教えてください。 |
小野 | ○ | 菖蒲の首が少し傾いたりすると、うなじを思わせますね。しかし、菖蒲の擬人化をして おきながら、実はそれはある女性のことだと解釈しました(笑 |
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村松 | ○ | 花の四句。それぞれの花の雰囲気がよく出ている。 この句は柳腰の佳人が佇むような風情のあやめ。 |
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五嶋 | ○ | 菖蒲(あやめ)を擬人的に表現すると、きっとこれがベスト。 | ||
大治 | ○ | 細うなじとあやめの取り合わせがいろいろ想像を巡らせます | ||
廣瀬 | ○ | 難しいとされている「擬人化」ですが、あらためてスマホで菖蒲の写真を調べたら、 「細うなじしなわせ」という表現がピッタリで、まさに大切な人からの便りを待ちわびている 様子であるよと思えました。 |
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月足 | ○ | 艶な情景にあやめが合います | ||
辻 | ○ | あやめかかきつばた は知っていたが菖蒲とは? | ||
手塚 | ○ | 菖蒲の風情が古風な女性の様です。 | ||
片岡 | ○ | 江戸の浮世絵美人を思わせる姿です。「うなじしなわせ」とは! | ||
白井 | Q | 国語が苦手な小生にとって 魅力的な世界感 うなじ しなわせで女性のイメージで 最後たれか待つとは これ昔習った反語・だよね となるとますます どなたがイメージガールですか?ね |
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町田 | コ | 茎も色っぽい | ||
下河原 | コ | 誰を待っているのでしょうか? | ||
15 | リラの花幸せ醸(かも)す夕べかな | ショルツ | 自 | 我が家シリーズ② リラの花=ライラックは藤と隣合ってほぼ同時期に玄関先を飾ります。 香りは爽やかでその薄紫色は夕闇に浮かぶよう。 |
村松 | ○ | ライラックの花香りも形も幸せなひとときを思わせる。 | ||
梅原 | ○ | 良き思い出蘇りかな? | ||
白井 | Q | これもまた言葉がすばらしく ライラックの花 フランスの香水のような ですか | ||
木原 | コ | リラの花。確かに幸せを感じさせる。 | ||
16 | 矢車草愛(め)づる家主(やぬし)の下り眉 | ショルツ | 自 | 四谷時代の大家さんが「矢車草」と名付けた和歌集を出版。 くださった時の優しい笑顔を思い出します。 |
久保田 | ○ | 眉の形に注目したのがユニークです。 | ||
小野 | ○ | 矢車草を愛でるくらいだから、主人の人柄は温和でいい人っぽいよね、という句かな。 | ||
町田 | ○ | 下がり眉がいいですね。矢車草にメロメロ! | ||
下河原 | ○ | 矢車草を大事に育てているお爺さんが目に浮かびます。 | ||
白井 | ○ | かわいい女性が矢車草に水やり風景が浮かびますが | ||
木原 | ○ | この人絶対いい人だ。 | ||
白鳥 | ○ | 妙におかしい。顔を想像してしまいました。 | ||
片岡 | ○ | 好々爺の姿が浮かびます、私が絶対になれない姿です。 | ||
大治 | コ | 下り眉が興をそそる | ||
17 | 快晴の府中の社(やしろ)春祭り | 五嶋 | 自 | 大國魂神社のくらやみ祭り、です。 |
片岡 | ○ | 大國魂神社、行ったことがあります。側に造り酒屋と旨い蕎屋があります。 | ||
下河原 | Q | 府中の社は「大國魂神社」ですか? | ||
小野 | コ | 大國魂神社? | ||
白井 | コ | 府中のお祭り いつもGWで 太鼓が半端ないおおきさ | ||
木原 | コ | 大國魂神社でしょうか。孫たちの七五三やりました。 | ||
18 | 春風や明治の杜(もり)に人集う | 五嶋 | 自 | 明治神宮の本殿まわりに多いのは、外国人。 |
小野 | ○ | この句と次の句は明治神宮にいらして作った句でしょうか? 都会のオアシスを人が楽しんでいる句? |
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村松 | ○ | こちらは人の集まる風景シリーズですね。春風の中神宮の杜を散策するのは気持ちが良さそう | ||
廣瀬 | ○ | 明治神宮の参拝客の混雑を詠んだ句なのでしょうが、私には隣接する代々木公園や神宮外苑 までもに爽やかな風が吹き抜けていく様子が頭に浮かびました。その風に乗って競技場の歓声 までもが聴こえてくる気もしました。昔懐かしいエリアです。 |
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片岡 | ○ | この季節は仏閣や社と新緑が映えますね。明治神宮に中国の学生を案内したとき、 丁度祭殿に向かう花嫁行列を見ました。 |
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白井 | コ | 神宮でヤクルト応援? ちがうね | ||
19 | 新緑や清正井(きよまさのいど)人の波 | 五嶋 | 自 | 神宮の杜の奥にたたずむこのパワースポットも人だかり。 ただし、ここはほぼ日本人のみ、でした。 |
ショルツ | ○ | パワースポットらしいですね。神宮の杜は静寂であってほしい。 | ||
大治 | ○ | 清正公祭りは懐かしい思い出があります。人が凄いし屋台が楽しかったです | ||
月足 | ○ | こちらも明治神宮?いつも人の波にのまれます | ||
辻 | ○ | 明治神宮か?未だ行ったことないです。外人はいない? | ||
梅原 | ○ | 湧水に人も沸く | ||
手塚 | ○ | 明治神宮のパワースポットなのですね。 | ||
下河原 | コ | すっかりコロナ前の人出に戻りましたね。 | ||
白井 | コ | 調査済 神宮の井戸ですね でも加藤清正がなぜ江戸に?? | ||
白鳥 | コ | 明治神宮にあるんだっけ。今はパワースポットとか。 | ||
20 | 春暑しヒスイカズラのエメラルド | 五嶋 | 自 | 宿河原にある川崎市緑化センターは、この時期に咲くヒスイカズラで有名です。 |
久保田 | ○ | 季節感を色で表しているのがいいですね! | ||
町田 | ○ | ヒスイカズラはどこの国?いや植物園に咲いているのでしょうか? エメラルドが冷たそうで、涼しそうです。 |
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下河原 | ○ | 「ヒスイカズラ」ネットで見ましたが、素敵な緑色で綺麗ですね。 | ||
白井 | ○ | ニュースであった 多摩高近くの植物園 ヒスイカズラが と 見たことない気がします ちなみ好きな花の一つ瑠璃かずら |
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木原 | ○ | ヒスイカズラ調べました。綺麗ですね。 | ||
白鳥 | ○ | 翡翠カズラ改めて画像を見ました。たしかに涼し気で不思議な色。「夏暑し」と合ってます。 | ||
ショルツ | コ | 独特な花?植物ですね。正にエメラルド色。 | ||
月足 | コ | エキゾチックな輝き | ||
21 | 桜散りつつじ花咲く藤の棚 | 大治 | 自 | 皇居東御苑につつじの花を見に行きました。その時の4句東御苑ではつつじだけでなく 様々な花が咲いていました |
五嶋 | ○ | この季節の移り変わりは、大好きです。 | ||
梅原 | ○ | 次から次に・・・いい季節ですね | ||
ショルツ | コ | 次々と変わりゆく正に春の花オンパレード♬ | ||
下河原 | コ | 桜→つつじ→藤と植物リレーはリズムが良いですね。 | ||
白井 | コ | そうです 花満開ですが 自宅の藤今年は全く花つけず やはり植木屋さんに剪定してもらうか? | ||
22 | ひっそりと庭に群れなすシャガの花 | 大治 | 自 | シャガの花はお寺などでも良く見ますがいつもひっそり群れなして咲いています |
久保田 | ○ | シャガの花、存在感があるので、群れなした光景は壮観でしょう。 | ||
村松 | ○ | 木陰に咲くシャガの花は群れていてもひっそりなのでしょう。 | ||
廣瀬 | ○ | 日陰に花を咲かせるシャガは、花言葉が「反抗」と不吉な花とも言われておりますが、 繁殖性も強く群発する事から「ひっそりと、でも、どっこい生きてる庭の端」という感じで 生命力を感じさせる句です。 |
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白井 | ○ | いいねこれも シャガの花は日陰にひっそり でも目立つように | ||
木原 | ○ | ひっそりと咲く花、好きです。 | ||
片岡 | ○ | シャガの花は写真でしか知らない花です。写真では花弁が華やかに思えましたが、 「ひっそりと」なんですね。 |
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下河原 | コ | 「シャガ」の花言葉は「反抗」と「友人が多い」だそうです。この場合はどっちなのだろうか。 | ||
月足 | コ | 羨ましいお庭です | ||
白鳥 | コ | シャガ、「ひっそり」と「群れなす」まさにその通り。 | ||
23 | 一輪の牡丹の姿逞しき | 大治 | 自 | 大きな牡丹の花が一輪、逞しさを感じました |
小野 | ○ | 1輪でも、確かに牡丹は存在感があります。私の中では、クシャクシャなでしゃばりな 感じが好きではないけど笑 でもあの逞しい雰囲気は脱帽もの。 |
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村松 | ○ | 牡丹の存在感。 | ||
ショルツ | ○ | 最高の一瞬を「逞しき」ととらえて描いたのでしょう。植えていた経験から言うと、 牡丹は実に儚い( ノД`) その落差に魅せられるのでしょう。 |
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五嶋 | ○ | 牡丹の凛々しい感じが、いいです。 | ||
月足 | ○ | 大きくて逞しくもあり | ||
白井 | コ | たてば・・ 座れば牡丹ですね 女性のあでやかさがある でも百合もキリ!としてていいです | ||
木原 | コ | 大きな牡丹だったのね。 | ||
24 | 風薫りさらさら揺れる青もみじ | 大治 | 自 | 青もみじも春風に吹かれて揺れていました。東御苑東京のど真ん中にこんな良いところが あるとは。外国人率7割、高齢者率2割でした |
五嶋 | ○ | 青もみじは、見かけるたびに、楽しんでいます。 | ||
町田 | ○ | 青もみじ、綺麗で涼しそうで私も大好きです。調べてみると季語ではないようなので 風薫りと合わせて使えますね。5月の素敵な情景です。 |
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下河原 | ○ | 青いもみじも良いですね。 | ||
白鳥 | ○ | 五月の清々しさ満載。 | ||
手塚 | ○ | 季重なり?でも春のさわやかさが満載。 | ||
片岡 | ○ | 風の気持ち良さが伝わってきます。 | ||
白井 | コ | そうですね 芽吹きもみじもいい | ||
25 | よちよちと王の御出座し端午節 | 廣瀬 | 自 | 最近一歳となり伝い歩きができる様になった孫が、こどもの日に我が家に遊びに来ました。 親バカならぬ爺バカで「この子の為なら何でもしてあげたい」と思わせる孫は、 まさに「廣瀬家の王様」なのでした。 |
久保田 | ○ | よちよちと王の対比でいかにお孫ちゃんがいかに大切にされているかがわかります。 | ||
村松 | ○ | よちよち歩きの王様には誰もかなわない。みんなメロメロ。幸せな一場面。 | ||
五嶋 | ○ | お孫さん?とても可愛らしい。 | ||
大治 | ○ | そうだよね孫は王様ですよね。この気持ちわかる | ||
町田 | ○ | 父母祖父祖母・・・大人に囲まれ育まれている幸せなお子さんの様子がわかります。 | ||
下河原 | ○ | お孫さんの初節句ですかね。良いですね。 | ||
白井 | ○ | いいね お孫さんですね | ||
木原 | ○ | おめでとうございます。初節句でしょうか。よちよち歩きということは2回目か。 | ||
小野 | コ | 「おでまし」は「御出座し」と書くのですね。知りませんでした。 | ||
月足 | コ | かわいらしい王様のお成り | ||
白鳥 | コ | 「王子」ではなくすでに「王」!! | ||
26 | 春跳ねる三代カチューシャ夢の国 | 廣瀬 | 自 | 四月の句会日に、親子孫の3代でディス二―ランドに行ってきました。皆がキャラクターの カチューシャを付けて、夢の国をウキウキ気分で闊歩してきたのでした。 |
村松 | ○ | 春跳ねるという季語があるのでしょうか。三代でカチューシャとともに楽しさが伝わってくる。 | ||
片岡 | ○ | TDRのテンションですね。三代って、我々世代の心も若いですね。 | ||
ショルツ | コ | 親子孫三代の幸せなディズニーの一日♬ | ||
下河原 | コ | 娘(息子かも)と孫と一緒に舞浜の夢の国に遊びに行った時の情景ですかね。 | ||
月足 | コ | 親子三代お揃いでディズニーのカチューシャ | ||
白井 | コ | 三代で 髪を決めて 夢の国へ? TDRかね | ||
木原 | コ | 親子三代のカチューシャ?歴史を感じます。 | ||
白鳥 | コ | じーじ・ばーばも頭に耳つけたのね!何歳が行っても楽しい夢の国。 | ||
27 | 吟じれば木立伝ひて山笑ふ | 廣瀬 | 自 | 吟行ではないのですが、平日に有休を取って近所の宮前美しの森公園を周遊散歩してみました。 ほとんど人がいなかったので歌を歌って歩きました(周りから見たら頭おかしい人w) 実際は山笑うという程ではありませんが、春を感じた一日になりました。 |
月足 | ○ | 山に伝わる、何を吟じたのか知りたい | ||
白鳥 | ○ | 「山笑ふ」に至る過程がすばらしい。 | ||
白井 | コ | うー 春の木霊? | ||
28 | 彷徨えば追憶さそう春紫苑 | 廣瀬 | 自 | 昔のことを追想しながら散歩するのが好きなのですが、市内とかであればルートを決めずに 彷徨い歩くこともあります(徘徊ではありません)。春紫苑に関しては、 何か具体的な花鳥風月を季語として入れたかったので実際には見ておりません(汗) |
小野 | ○ | ある日の野山歩き。だいぶ歩いた頃、目に入った春紫苑に郷愁を感じている作者。 「彷徨えば」で少し長い時間を感じさせながら、春紫苑と作者の一瞬の出会いを感じます。 |
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ショルツ | ○ | 幼い頃、または若き日の思い出は、可憐な花姿と結びついているのでしょう。 | ||
梅原 | ○ | 切ない想いの句 | ||
白鳥 | ○ | ハルジオン、道端に目線が集中していた幼い頃、誰もが馴染みだった花ですね。 自分のテリトリーを抜けてもついてくる記憶。 |
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手塚 | ○ | 紫苑の花言葉はまさに追憶なのですね。 | ||
片岡 | ○ | 昭和の子どもたちはよく空き地で遊びました。その傍らにはいつもハルジオンがあったような 記憶があります。もっとも、その名を知るのは、この一句会で学んでからです。昔は貧乏草です。 |
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町田 | コ | そうですね。ハルジオンは昔からその辺にあって、なんか懐かしくて庶民的な感じがします。 | ||
下河原 | コ | 何に彷徨っているのかな? | ||
白井 | コ | うー 外来種の花のことだよね ガキのころ・・・・草ていってた | ||
29 | 甘き香に色広がりて里の春 | 町田 | 自 | 「春浅し色ひとしずく広がりて」の続編です。 様々な色のグラデーションが里いっぱいに広がりました。 |
久保田 | ○ | お花が咲き乱れていて、いいか香りがするのかな。春爛漫、ですね。 | ||
村松 | ○ | 花という単語は使っていないのに、色とりどりの花が咲く景色が見えるようです。 | ||
五嶋 | ○ | こういう情景が見られる日本は、本当にいい国、だと思います。 | ||
大治 | ○ | 花の香が一面に漂っているそんな桃源境が目に浮かぶ句です | ||
廣瀬 | ○ | 草花の香りを薫風が運び、開花と新緑のコントラストが強まって春が拡がっていく様子が 想像できます。できれば景色の変化を早送りで見てみたいな~と思いました。 |
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白井 | ○ | いいね 言い回し パステル世界 花の香?かね | ||
梅原 | ○ | 春ど真ん中ですね | ||
下河原 | Q | 甘い香りは、どこから(花ですか?)漂うのでしょうか? | ||
30 | 芍薬や花弁重ねて丸々と | 町田 | 自 | ゴージャスな西洋芍薬 |
ショルツ | コ | その花弁が日々開いていく観察するのが芍薬の楽しさ。 | ||
月足 | コ | 丸々とかつ美しく | ||
白井 | コ | シャクヤクのつぼみ 大きくよね そのことかな? どんな花咲くんだろうと期待 | ||
木原 | コ | 丸々とか。なるほど。 | ||
白鳥 | コ | 芍薬を「丸々」とはユニーク。 | ||
31 | えごの花白き雫よさわさわと | 町田 | 自 | 可憐なえごの花 |
小野 | ○ | えごの花を検索したら、木に咲くのかな? 白くて小さな可憐な花ですね。作者は、 小さな白い花を雫に見立てたようです。雫=宝石のように美しいものと見ている印象。 |
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村松 | ○ | 二句目の芍薬といい、この句のえごの花といい花の様子を表現するのが上手だなあ。 | ||
白井 | ○ | 我が家にもあった エゴの木 ただいま花満開でーす | ||
白鳥 | ○ | えごの花、桜に負けない美しさですね。まさに「白き雫」。 | ||
手塚 | ○ | この時期のえごの花の咲き誇る様子ですね。 | ||
片岡 | ○ | 下を向いて群なす白い花は確かに雫のよう。 | ||
ショルツ | コ | 本当に雫のような、枝垂桜のような美しさ。 | ||
下河原 | コ | 「えごの花」は知りませんでしたのでネットで調べました。可憐な白い花ですね。 | ||
32 | 薫風や弾むボールと声駆ける | 町田 | 自 | とんもり谷戸を散歩していると風に乗ってボールの弾む音や子供たちの歓声が聞こえてきました。 |
ショルツ | ○ | 植物が描かれていないのに、緑の木々や鮮やかな花々が浮かびます。 | ||
下河原 | ○ | 「薫風」と言う季語と元気な子供たちの姿が合いますね。 | ||
月足 | ○ | 明るく活発になります | ||
木原 | ○ | 風薫るいい季節になりました。 | ||
片岡 | ○ | 最近あまり見なくなった光景です。でも、家の前の野原でたまに見ます。 春らしいのどかさや健やかさがあります。 |
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大治 | Q | 外で弾むボール | ||
小野 | コ | 高校時代、5月は関東大会予選リーグの時期。試合を思い出す。。。 | ||
白井 | コ | バスケ試合? なんだろう | ||
33 | 若葉下ほおばるあんこわかばかな | 下河原 | 自 | 四谷散歩句会の公園で食べた「わかばのたい焼き」です。若葉とわかばを合わせました。 |
廣瀬 | ○ | この時期は草餅や柏餅等、若葉の香を味わう和菓子が多いですが、それを新葉の大木の下で ほおばる幸せを表現した句であると解釈しました。風の音も含めて五感で春を感じる句です。 |
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月足 | ○ | 若葉の下で、桜餅でしょうか | ||
白井 | ○ | 柏餅ね いいね | ||
梅原 | ○ | 端午の節句に柏餅いいね | ||
片岡 | ○ | 草もち?柏もち?それとも桜もち?最近、あんこが美味しく感じる。 二回目の「わかば」は香りとともに食べちゃう? |
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ショルツ | コ | 若葉の公園で皆さんとたい焼き! 美味しくて楽しかった♬ | ||
白鳥 | コ | 鯛焼きだ!美味しかったねー。トンちゃんのおかげです。 | ||
34 | 若鮎の苦み広がり夕餉膳 | 下河原 | 自 | 山の温泉旅館で鮎の塩焼きを食べましたと言いたいところでしたが、 実際はスーパーで買った鮎の塩焼きを 食べました。 |
久保田 | ○ | いいなあ、鮎が無性に食べたくなる句ですね。 | ||
小野 | ○ | 日本で代表的な川魚の「鮎」。禁漁期間がとけて若鮎を楽しむのか、 「旬」を大切にする日本人の心を感じる。 |
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村松 | ○ | 食卓に旬を!こうありたいものです。 | ||
ショルツ | ○ | 季節の味をいただく幸せが溢れています。 | ||
五嶋 | ○ | まさに、初夏!ちなみに鮎は、江戸時代から伝統の、多摩川の魚。 | ||
大治 | ○ | 鮎の季節がもうすぐ美味しそう | ||
廣瀬 | ○ | その苦みも含めて若鮎の塩焼きは美味しいですよね~特に釣りたてを河原で炭火で焼いて 食べるのが最高!この句では夕餉膳と記す事でよりご馳走感が出ましたね! |
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町田 | ○ | 若鮎食べたーい!苦いのもまた美味しいですよね。しかし、苦み広がりが 夕餉膳にかかっているの?は意味深なのでしょうか? |
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木原 | ○ | 鮎の塩焼き、頭からいったか? | ||
白鳥 | ○ | 赤坂のお蕎麦屋さんも美味しいものばかりでした。梅原くんご紹介ありがとう! | ||
手塚 | ○ | 美味しそうです。ご馳走様! | ||
片岡 | ○ | 解禁前とは思いますが、肚までがぶりですか。そして酒で喉を流す!プファ | ||
月足 | コ | この苦みがうまい | ||
白井 | コ | 早いね もうアユね | ||
35 | 鯉のぼりドラマの中で恋がたり | 下河原 | 自 | このごろ以前はまったく見なかった恋物語のテレビドラマ(それも昔のドラマ)を何故か良く見ます。 この句も鯉と恋を合わせました。今回は俳句で遊んでばかりですいません。 |
大治 | コ | 通常の俳句を作るのとは別次元の発想をしていると感じるのは自分だけ | ||
町田 | コ | どんなシチュエーションなのでしょうか | ||
白井 | コ | なんのドラマだろう? 我が家の話で恐縮だけど 2台のビデオデッキ新設で 4月から撮り放題だが |
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木原 | コ | なんのドラマでしょう。 | ||
36 | 夏浅し朝の画面に真子の笑み | 下河原 | 自 | 久しぶりの女子アナウンサーシリーズです。今回は民放(TBS)の朝の情報番組のMC 田村真子アナ(最近のイチオシ) 白鳥さんと同じでお父さんがが国会議員さんのお嬢さんです。 |
小野 | Q | 真子って? | ||
白井 | Q | あれー 真帆でなっかた? 今度は真子 TBS? | ||
手塚 | Q | 真子?眞子さん?誰のことですね | ||
37 | 真紅あり負けぬ白あり山躑躅 | 月足 | 自 | 純白の躑躅の存在感 |
久保田 | ○ | 赤と白のツツジが咲き競っている感じでライブ感がありますね。 | ||
村松 | ○ | 赤いツツジもきれいですが白いツツジもまた良い、この感じわかります。 | ||
ショルツ | ○ | 白躑躅あってこそ多色がひき立ちますね。自然の妙味。 | ||
大治 | ○ | つつじの群生の中に競い合う赤と白 つつじ好きだな | ||
廣瀬 | ○ | 赤と白そして緑が競い合って山里を華やかに彩ってゆく様子が表現されていて、 シズルのある句だな~と感じました。 |
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下河原 | ○ | 紅白が混じった山つつじですか? マンションの庭の白つつじも赤いつつじが混じるように なってしまいました。 |
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白井 | ○ | 山つつじの白かね どっかでみた気が 館林にあったかね? | ||
片岡 | ○ | 刈りこまれて沿道で咲く姿をよく見ますが、ヤマツツジは全く違って、 高雄山の写真がネットにあって、本物の姿を見てみたくなりました。 |
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町田 | コ | 「負けぬ白」がいいです。真紅に勝てる色はないと思ってしまいますが、 「負けぬ白」なんですね。 |
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38 | 野蒜独活にまぎれて友の一筆箋 | 月足 | 自 | 数年ぶりに長野の友より山菜が満載 |
小野 | ○ | 友が贈ってくれたのかな? ノビルにウド。箱を開けたら一筆箋が控えめな感じで 鎮座していた。いい世界観です。 |
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廣瀬 | ○ | お友達が山で採取した籠一杯の野蒜や独活を抱えて来てくれた様子が目に浮かびます。 一筆箋には美味しい調理方が書いてあるのかしらん? |
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町田 | ○ | 野蒜とウドを友達が送ってくれて、一言一筆箋で言葉を添えてくれていたのですね。 「まぎれて」に友の人柄が表れていますね。 |
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白井 | ○ | お友達から 渋い贈り物のびる・ウド 子供のころよくとったけど 全く食べなかったが 年取るとお酒のつまみに |
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白鳥 | ○ | お友達から春の贈り物。中にメッセージも。毎年のことなんでしょうかね。いい句です。 | ||
手塚 | ○ | 野蒜(のびる)独活(うど)一筆箋(いっぴつせん)漢字の勉強になりす。 | ||
片岡 | ○ | 友からの箱を開ければ、季節の頼りがそえられた香りの強い春の届けもの。 人懐かしい瞬間ですね。 |
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ショルツ | Q | 野蒜と独活と一筆箋の位置関係は?室内?室外? | ||
下河原 | コ | 「ノビル」や「ウド」に紛れての友の一筆箋とはどういう意味なのかな? 解説してほしいです。 | ||
39 | 廃校の門の下桜蕊降る | 月足 | 自 | かつてのニュータウンで |
梅原 | ○ | 寂寥感ある句 | ||
木原 | ○ | この学校の桜満開の日に入学式だったなあ。 | ||
白鳥 | ○ | 桜蕊と廃校の門。きまりすぎるほどキマっています。 | ||
ショルツ | コ | 出ました!「桜蕊降る」見事に17文字。 | ||
白井 | コ | そうですか どこの校舎かね | ||
40 | マニュアル車で疾走の夢風薫る | 月足 | 自 | 全然得意でないですが、そんな気持ちに |
五嶋 | ○ | 昭和の男子は、これ、なつかしく、気持ちがよくわかります。 | ||
木原 | ○ | ノスタルジックな感じがいいですね。 | ||
小野 | コ | こんな心意気が大好き! | ||
ショルツ | コ | マニュアル車の運転、楽しかったなあ。面倒くささに手ごたえがあった!ドライブに最高の季節。 | ||
下河原 | コ | マニュアルの車良いですね。私はマニュアル車は、もう運転出来ませんね。 | ||
白井 | コ | いまEV時代で 時代変容でいいね ツインカム・24バルブですかねー ちなみ私は 今EV、HEVの部品の設計/製造業務です |
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白鳥 | コ | ドライブに最適の季節。しかもマニュアル車で?すごい。 | ||
41 | 袖にしたこぶし大木葉を落とす | 白井 | 自 | 我が家一番の大木(多分3歳下) 一昨年大きく詰めてもらったら 今年葉をだしませんでした 邪魔にしてたけどなくなると? |
月足 | Q | こぶしを袖にするとは? | ||
木原 | Q | 袖にしたとは? | ||
小野 | コ | 「袖にしたこぶし」。意味深長ですが、解釈できず残念。 | ||
42 | さくら鯛刺しきれずメバル来る | 白井 | 自 | 4月に一応鯛ねらいでボート釣り メバルのみでしたちなみ以前 タイつるには 潮に餌を刺す(流す)といわれましが なかなかむずい |
五嶋 | ○ | 惜しかった。是非、次回に挑戦を。 | ||
月足 | ○ | 春釣りの悔しくも楽しい様子 | ||
片岡 | ○ | さくら鯛はもちろん、メバルも春告げ魚(うお)といわれるとか、海の季節の味わいも いいですね。こちらに来て、四十cm級のあおりイカを頂きました。 産卵のノッコミで岸に寄っているそうです。 |
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大治 | コ | 惜しいと一言 でもメバルでも十分美味しいですよね | ||
町田 | コ | さくら鯛に逃げられた? | ||
下河原 | コ | さくら鯛を釣ろうとしたらメバルがつれたのかな? | ||
白鳥 | コ | メバルだっていいじゃない!ボーズより全然いい。 | ||
43 | また歩め風が背を押す躑躅坂 | 白井 | 自 | 躑躅街路樹が多い川崎田舎(市の花で 今年100周年で)坂も多く 痛い足ですが 5月追い風で元気が |
町田 | ○ | 気持ちの良い5月の情景が見えます。 | ||
梅原 | ○ | あの坂確かにきついよね | ||
木原 | ○ | 追い風が味方してくれる。 | ||
手塚 | ○ | ゆっくりと景色を見て歩くのは良いですね。 | ||
片岡 | ○ | 現役感のある一句です。私は気持ちがのんびりしてしまいました。 | ||
下河原 | Q | 「躑躅坂」はどこに有るのですか? | ||
ショルツ | コ | きつい坂道も風に助けられ躑躅を愛でながら♬ | ||
月足 | コ | 躑躅を愛でながら、がんばれ | ||
白鳥 | コ | 強風が味方。逆だとつらすぎるけど。 | ||
44 | ふき香りおぼろに聞こゆ母の声 | 白井 | 自 | 庭のふき いつもなら草刈り状況ですがGW暇もあって 山椒と煮ました 昔母が父の好物を作った匂いでした |
久保田 | ○ | ああ、いいなあ。ふきが煮上がったようですね。羨ましい光景です。 | ||
小野 | ○ | 心に沁みます。「おぼろ」がいいですね。 | ||
村松 | ○ | 蕗の香りで思い出す母親との思い出。懐かしくてちょっと切ない | ||
ショルツ | ○ | 香りは思い出を蘇らせてくれますね。そしてお母様の声まで。お母様への思慕が伝わってきます。 | ||
大治 | ○ | 大人の味を感じてしまう 母の料理 | ||
廣瀬 | ○ | ふきの香とともにお母様の想い出が蘇ってきて、その声までが聴こえてきた…と、 素直に解釈しました。お母様への想いが伝わる句です。 |
||
下河原 | ○ | 情景がこころに響きます。 | ||
白鳥 | ○ | 香りと記憶は直結していますね。フキはお母さんが手間をかけて調理していたんですね、きっと。 | ||
月足 | コ | 台所のお母さんの思い出でしょうか | ||
45 | 緑追い代々木神宮御苑かな | 辻 | 自 | *** |
小野 | ○ | 代々木公園から神宮に行き、歩くうちに御苑にも行っちゃったーって感じ? あっぱれ! | ||
五嶋 | ○ | 同感、です。 | ||
廣瀬 | ○ | 新緑を追って、作者が代々木公園から神宮外苑と周遊ランニングをしている姿が 浮かんできました。もちろん伴走者は「薫風」で。。 |
||
白井 | ○ | 緑追いとは 老緑のことでしょうか? それとも緑おかっけかね いづれにせよ切られそうな?かな |
||
梅原 | ○ | 神宮の緑は素晴らしい! | ||
46 | 新緑や虫が怖いと号泣す | 辻 | 自 | *** |
村松 | ○ | 子供?恋人?号泣したのが誰かで違う句になりますよね。 | ||
町田 | ○ | 新緑はとても綺麗だけれど、虫が怖いと耐えられないですね。これは子供かな | ||
下河原 | ○ | 最近は虫を怖がる子供が増えているようです。うちの妻も全くダメです。 | ||
片岡 | ○ | どなたかな? | ||
ショルツ | Q | 怖いと泣いたのはだれでしょう? 同行者? 近くのお子さん? 風にそよぐ新緑? | ||
月足 | コ | お孫さん? | ||
白井 | コ | お孫さんかね 少し大きくなると 毛虫ででつまんだり? | ||
白鳥 | コ | 誰が泣いたんだ?キャンプ行けないぞ。 | ||
47 | 草むしり花盛りかな親の庭 | 辻 | 自 | *** |
久保田 | ○ | 「花盛りかな」で華やかな感じと、花を放置しているように勝手に思えて、 親御さんの老いを感じました。勝手な思い込みかな? |
||
村松 | ○ | 親の代わりに草むしりをする庭は花盛り。きれいだけどちょっと複雑な気分かな。 | ||
ショルツ | ○ | 地味な作業の上の花盛り。 | ||
大治 | ○ | 親の事を懐かしんでいる気持ち 分かります | ||
月足 | ○ | 大変ですが、うれしい花盛り | ||
白鳥 | ○ | 雑草もすごいけれど、ご両親が丹精込めて育てた花も今盛り。 | ||
片岡 | ○ | 偉いな、世話されているんですね。 | ||
下河原 | コ | 家の庭は、手を入れないとひと夏で草だらけになってしまいますね。 | ||
白井 | コ | そうですか? もういらしゃらない(庭お世話できない)ですかねー | ||
木原 | コ | 草むしり大変ですね。私もこの間やって腰を痛めました。 | ||
48 | 春静かランする女に胸騒ぐ | 辻 | 自 | *** |
小野 | ○ | 春静かの「静か」と「胸騒ぐ」の対比がおもしろいです。ときめく65歳に共感!笑 | ||
白井 | ○ | うー ちょっと色っぽい? なーんていうと **ハラになるか? おじさんにとっては困った世の中ですが |
||
木原 | ○ | 心も春ですね。 | ||
手塚 | ○ | 静かな春の憩いに不謹慎では。でも気持は分かります。 | ||
ショルツ | コ | 目を奪われるようなランナーさん?! | ||
大治 | コ | 胸騒ぐことがまだあるなんて羨ましい | ||
町田 | コ | そうなんですね。この頃ランする人をよく見ます。先日、信号待ちで4人すれ違いました。 | ||
下河原 | コ | 作者は、走っている女性にときめいているのでしょうか? | ||
月足 | コ | わかりますが、よそ見に注意。静かと騒ぎの対比 | ||
白鳥 | コ | 待ち伏せとかやめようね。 | ||
片岡 | コ | これも春? | ||
49 | 弘前城ハートの中の朧月 | 梅原 | 自 | 幸運にもハートの空間から見られました |
村松 | ○ | 雲の間か木の間かがハート形になっていてそこから月が見えたのでしょうか。 弘前城のかわいい感じによっく合ってる。 |
||
五嶋 | ○ | 弘前城、行きました。情景が目に浮かびます。 | ||
廣瀬 | ○ | 弘前公園 桜のハートスポットですね!しかもその夜桜で描かれたハートの中に朧月とは! なんという贅沢!! |
||
下河原 | ○ | 弘前城懐かしいですね。今は亡き石山君たちとやはりGWに桜を見に尋ねたのを思い出します。 ハートは何なんでしょうか? |
||
月足 | ○ | 盛岡の四句?ハート越しの月、見てみたい | ||
白井 | ○ | ハートの向こうに 桜 城 月 かね はい ポーズ なら ぜひ 。。。を | ||
木原 | ○ | 調べました。弘前公園に二本の桜の枝が重なってハート型を描くようになっている所があるんだ。 | ||
片岡 | ○ | ハート型の樹間からのぞく朧月、青森の春の盛り。 | ||
50 | 花筏照らすライトに人の波 | 梅原 | 自 | 弘前城公園の花筏圧巻ですよ |
手塚 | ○ | 夜の花筏の情景が季語を通じて伝わります。 | ||
片岡 | ○ | 夜桜を楽しむ人々のにぎわいやざわめきが感じられて、こちらまで浮き浮きとしてきます。 | ||
小野 | コ | 花筏というのを調べ、弘前公園の花筏の写真を見ました。すごいですね! | ||
下河原 | コ | こちらは弘前公園の花筏ですかね。弘前はGWの頃に桜が丁度満開になりますね。 | ||
白井 | コ | 花びらより 人多かったりして でも一度は見たいね | ||
白鳥 | コ | 北の国にもインバウンド。 | ||
51 | まだまだと石割桜の逞しさ | 梅原 | 自 | 盛岡の石割桜なんとか間に合いました |
ショルツ | ○ | 自然は美しく逞しい! 「自分も!」!という意志も感じられます。 | ||
大治 | ○ | 盛岡の石割り桜を見るとこの句のように励まされますね | ||
廣瀬 | ○ | 今度は盛岡の石割桜!東北三昧!岩の割れ目から生えている一本桜に 「今年はまだ散らないでくれ!」「この先も何百年、毎年この時期に花を咲かせてくれ!」 という作者の思いが伝わってきました。 |
||
町田 | ○ | 樹齢350~400年ですか?「まだまだ」がいいですね。 | ||
月足 | コ | こちらもぜひ見てみたい。昨秋行ったけど、次は春に | ||
白井 | コ | 今度は盛岡 ひがん桜ですね いいねー | ||
52 | 春光に白き帽子の岩木山 | 梅原 | 自 | 快晴の車窓からの絶景でした |
久保田 | ○ | まだ雪が残っている岩木山、春の弘前路の美しい光景ですね。 | ||
小野 | ○ | 春だけどまだ雪が残る岩城さん。それでも、やっぱり春を感じるのは、 山全体が雪山ではなく、「帽子」のようだから? 自然と共生する感じが素敵です。 |
||
五嶋 | ○ | 岩木山は、津軽人の心の拠り所、と聞いています。 | ||
白井 | ○ | いいね お岩木山といえば? 「おーいわきーやまーで てーをふれば ジャンジャン」 いいね リンゴの木の下で |
||
白鳥 | ○ | 春の東北は最高ですね。私も行きました。 | ||
ショルツ | コ | 春ののどかさと雲をかぶった岩木山の雄大さ。 | ||
町田 | コ | 景色が見えるようです。 | ||
下河原 | コ | 岩木山(津軽富士)は絵になる素敵なシルエットの山ですね。 | ||
53 | レコードのノイズや桜蘂降りて | 木原 | 自 | 昔は気になっていたレコードのプチプチ音。最近は懐かしく心地よくさえ感じる。 桜蘂も以前は余計な物だと思っていたが、今は趣を感じるようになった。 |
廣瀬 | ○ | 何となく淋し気な句ではありますが、作者はレコードのノイズも桜の終焉も楽しんで 味わっている様です。句中にはないですが、外には春驟雨が降っている様な気もしました。 |
||
ショルツ | コ | 「桜蘂降る」また出ました! | ||
白井 | コ | うーんむずい 桜の花がくが降る季節のさくらの情景?は レコードの演奏後のぐるぐる回るにたとえ??ちがうね |
||
白鳥 | コ | 桜蕊とレコードのノイズ…レベルの高い句ですね。 | ||
54 | 消えかけの伝言板や燕来る | 木原 | 自 | 伝言板の文字が消えかけている。待ち人は来なかったのか。 でも燕は今年もやって来た。昭和の景。 |
小野 | ○ | 令和の時代の実体験としてはイメージできませんが、昭和の体験として共感。誰かが伝言を書いて から、消されぬままに時間が経ち、燕も来る季節になった。いろんな駅で起きたことなのでは? |
||
村松 | ○ | 取り残された伝言板と今年も来た燕の対比が活きている思います | ||
ショルツ | ○ | 伝言板のさびれた感じと燕の若々しさ、疾走感が対照的。 | ||
大治 | ○ | なんかすごくノスタルジーをこの句から感じます | ||
下河原 | ○ | 駅の伝言板、懐かしい情景です。 | ||
月足 | ○ | かつての駅の風物詩。消えかけにいろいろなドラマを連想 | ||
白井 | ○ | 昨年度の伝言板行事予定ですか??ねー 新年度もはや1月 | ||
梅原 | ○ | ノスタルジア | ||
白鳥 | ○ | 昔の駅舎の様子が浮かびます。去る者とやって来る者。 | ||
片岡 | ○ | 消えかけているメッセージと、忘れず今年もやって来た燕の姿の対比が面白いと思いました。 | ||
手塚 | コ | 今時は伝言板はなさそうですが哀愁があります、 | ||
55 | 西班牙の宮殿立夏の石畳 | 木原 | 自 | 立夏の日。バルセロナの街をウォーキングしていたら不意に宮殿が現れた。 日本にも夏が来ているだろう。 |
村松 | ○ | 石畳の先の宮殿を想像させる句ですね | ||
五嶋 | ○ | 日本のこの季節のしっとりさとは対照的な、西班牙(スペイン)のからっとした初夏の感じ、 が伝わってきます。 |
||
白鳥 | ○ | この漢字の語すべてが絶妙なアンサンブルをなしています。 | ||
手塚 | ○ | アルハンブラ宮殿ですか。 | ||
片岡 | ○ | スペインの光が溢れる石畳と宮殿が存在感をもって迫ってきます。 | ||
ショルツ | コ | これでスペインですか?! | ||
町田 | コ | 立夏の石畳が美しく感じられます。 | ||
下河原 | コ | 「西班牙」と書いてスペインと読むんですね。初めて知りました。 | ||
月足 | コ | 待ってました。スペインの2句。こちらは破調 | ||
白井 | コ | スペインのことねー いいねー | ||
56 | 万緑やグエルの丘の影光る | 木原 | 自 | 世界遺産のグエル公園。緑が美しい。スペインの陽射しは眩しくて、 くっきりとした影さえ光って見える。 |
久保田 | ○ | 「影光る」でスペインの日差しの強さが伝わります。グエル公園また行きたい! | ||
小野 | ○ | 「影光る」という表現によって深みを感じます。影が光るんですから? 一瞬「?」が湧き、 でもきっと、そのくらい緑の輝きが素晴らしかったということだと読み解きました。 |
||
町田 | ○ | 素敵!季語万緑が力強いです。 | ||
下河原 | ○ | バルセロナでの四世代での旅は本当に素敵ですね。 お母様も曾孫さんと旅が出来るのは本当に素敵です。 |
||
月足 | ○ | 太陽の光も違う?影光るにそう感じました | ||
白井 | ○ | バルセロナ 季節もいいね | ||
手塚 | ○ | 絵葉書を俳句にしたようです。うらやましい。 | ||
ショルツ | コ | あの写真の丘ですね! | ||
白鳥 | コ | グエル公園はTDLみたいでしたか? | ||
57 | 友逝きし日や天を舞う桜蕊 | 白鳥 | 自 | 一年前闘病の末亡くなった大学時代の友人。命日は風の強い日でした。 |
久保田 | ○ | 友を失った作者さん、花びらが散った後の桜蕊と重なり、切ない状況がよく出ています。 | ||
廣瀬 | ○ | 地元で亡くなった友達の訃報を東京で聞いたのでしょうか?「天を舞う桜蕊」という言葉に、 悲しくもあり同時に友からのメッセージも伝わってくる様な気がしました。 |
||
下河原 | コ | 逝きし日と桜蕊のイメージはすごくマッチします。 | ||
白井 | コ | そうですか 桜散るようにですね | ||
58 | 林檎咲く野辺重なりて津軽富士 | 白鳥 | 自 | 東北に旅行しました。津軽富士は岩木山のこと。まだ真っ白でリンゴの白い花とつながっている ように見えました。ちなみに出羽富士は鳥海山です(これも真っ白だった)。 |
小野 | ○ | イメージ的に、林檎畑が幾重も続く風景の先に津軽富士が見えるのかな? ディスカバジャパンな感じの句! |
||
村松 | ○ | 花盛りのりんご畑と岩木山見事でしょうね | ||
ショルツ | ○ | 広がり、奥行きのある景色を伝えてくれます。林檎の花の香りまで。 | ||
廣瀬 | ○ | 亡くなったお友達の葬儀が林檎の花の咲く頃だったのでしょうか? 津軽富士という言葉に作者が遥々青森まで友の死を弔いに足を運んだ気持ちが表れています。 「リンゴ追分」も聴こえてきました。 |
||
下河原 | ○ | 林檎の花と津軽富士は、絵になる風景で素敵です。 | ||
白井 | ○ | これも お岩木山ですね 「りんごーの花咲く きーのしたで あーそんだころがなーつかしいい」 失礼 |
||
梅原 | ○ | 津軽富士最高です | ||
木原 | ○ | 津軽の美しい風景が浮かびます。 | ||
片岡 | ○ | 火野正平さんの「こころ旅」という番組をご存じですか。視聴者からのお手紙の中にある思い出 の風景を自転車でめぐる番組で、五月は青森でしたが、雨で岩木山は見えませんでした。 でも、沿道のリンゴの白い花がとても綺麗でした。 |
||
町田 | コ | 広々とした初夏の日本、いいなー | ||
月足 | コ | 野辺重なりて、その先の津軽富士 | ||
59 | 一面の田に月山の水が満つ | 白鳥 | 自 | 月山の雄姿を背景に広がる庄内平野。雪解け水が満々と。 |
小野 | ○ | 田を潤すその水は山からのもの。そんな作者の自然観に日本人のアイデンティティを感じ、 共感しました。こんな感性は多分外国人にはわからないだろう。 |
||
村松 | ○ | 雪解けの季節の恵みを感じる句 | ||
ショルツ | ○ | 雄大。月山の水がつや姫やはえぬきになるのですね! | ||
大治 | ○ | 月山の雪解け水 豊穣を約束されているような気になります | ||
町田 | ○ | 月山の雪解け水でしょうか?壮大な風景が浮かびます。 | ||
月足 | ○ | 夏に向かう山、田の風景が印象深く伝わります | ||
白井 | ○ | 今度は月山からの伏流水 庄内平野の田んぼですか? いいね | ||
手塚 | ○ | まだ田植えこれからでしょうか。句が響きますね。 | ||
片岡 | ○ | 奥の細道では、奥羽山脈を抜けたときには盛夏でしたので、 芭蕉さんも見られなかった風景ですね。 |
||
60 | クラス会帰る夜道の梨の花 | 白鳥 | 自 | 教え子たちが退職祝いを開いてくれました。実際はクラス会。 皆いろいろな感慨を胸に帰って行ったのでしょう。 |
久保田 | ○ | 清楚な梨の花が季語ですが、クラス会はどうだったのかなあ。 | ||
五嶋 | ○ | この季節らしさを、強く感じます。 | ||
片岡 | ○ | そう!稲田堤の梨園、散歩の途中低くしつらえられた枝に咲いているのを見ます。 | ||
ショルツ | Qコ | 梨の花の香りと思い出がつながりましたか? | ||
下河原 | コ | クラス会帰りの夜道の梨の花が意味するところが気になります。 | ||
月足 | コ | 懐かしい風景 | ||
白井 | コ | 梨の花は今年は早かった?ですかね | ||
木原 | コ | こんな所に梨の花があったのか。 | ||
61 | ネモフィラの空の区切りは何処なり | 手塚 | 自 | ネモフィラの青と空の青で一句作りました。 |
久保田 | ○ | 青い空とブルーのネモフィラ。確かに境界線がわからないですね。 美しい景色を読んだ素敵な句です。 |
||
小野 | ○ | ひたち海浜公園? 写真を見ましたが、ほんと空と一体化してる! | ||
村松 | ○ | 青空に溶けるようなネモフィラの花、見てみたい | ||
ショルツ | ○ | 広々と広がるネモフィラ畑は空まで続くよう。 | ||
五嶋 | ○ | 青色の共演。 | ||
廣瀬 | ○ | 日立海浜公園でしょうか?「空と丘の青が溶け合い繋がってゆく」そんな様子を 実際に見てみたくなりました。 |
||
下河原 | ○ | ひたち海浜公園の青色で一面を染めるネモフィラを一度見て見たいですね。 | ||
月足 | ○ | 境目はどこだろう。美しい青 | ||
白井 | ○ | そうですね 日立の海岸 花 空 海でいいですね | ||
梅原 | ○ | 確かに境界がないよね | ||
白鳥 | ○ | 茨城のネモフィラの公園かな。空まで繋がっているような景色なんでしょうね。 | ||
62 | 馬齢越え早春のブランドシューズ | 手塚 | 自 | 馬齢という言葉が気に行って。 |
廣瀬 | ○ | 「馬齢越え」という言葉の深い意味を知りたくて調べてみたのですが、「いたずらに年をとって しまった」という謙遜表現だと記されてありました。でも「早春のブランドシューズ」には これからの人生に対する期待感や自らへの鼓舞が感じられました。非常に共感のできる良句です。 |
||
町田 | ○ | どのような靴を買ったのでしょうか?まさかヒール? 私は新しいバレーボールシューズを買いました。 |
||
木原 | ○ | その靴、お似合いですよ。 | ||
月足 | コ | でも、おめかしして | ||
白井 | コ | 還暦も +5歳 ぼーと生きている小生ですが ブランド靴といえば 高校時代に買った? リーガルぐらいか? |
||
白鳥 | コ | いいと思うよ!まだまだおしゃれしよう。 | ||
63 | 春の夢余白だらけのパスポート | 手塚 | 自 | 最近海外に行っていません。そろそろパスポートも切れそうです。 |
小野 | ○ | 時間もできたしどこかに行こうかとパスポートを眺めている作者が浮かびます。 スタンプいっぱいにしてください! |
||
大治 | ○ | まだまだこれからですよと声をかけたくなる句です | ||
木原 | ○ | コロナ禍だったからね。さあ、これからですよ。 | ||
片岡 | ○ | 行ってみたいな遠い国、ですね。私のパスポートはずい分前に切れてしまった。 | ||
ショルツ | Q | コロナで? ひょっとして円安で? 断念した海外旅行があったのでしょうか? | ||
町田 | Q | 海外に行くのが夢?それとも余白だらけが夢もう行きたくないの? | ||
下河原 | コ | これから様々な世界を旅してパスポートを埋めて下さい。 | ||
月足 | コ | まだまだ、出かけるぞ | ||
白井 | コ | これから まだうめる機会が? | ||
白鳥 | コ | Dreams come true きっと余白はスタンプだらけに。 | ||
64 | 寝返りがお気に入りなり雀の子 | 手塚 | 自 | まあ孫の成長には目を見張ります。 |
五嶋 | ○ | かわいらしいね、見てみたい。 | ||
片岡 | ○ | この「雀の子」は実際に見たのですか、それとも、やはりお孫さんですよね。 | ||
ショルツ | Q | 雀の子が巣で寝返りをうつのですか? | ||
下河原 | コ | 雀の子どもをそんな 間近で観察しているのでしょうか? | ||
月足 | コ | 見てみたい | ||
白井 | コ | うー わかりませんが スズメの枕? | ||
65 | 緑さす古代樹と散る花一片 | 片岡 | 自 | 四月の緑が美しい一日、枡形山を歩きながら作った四句です。こうして四句並べてみると、 私は歩きながら時間について思っていたようです。一句目、見上げるほどの時を重ねた メタセコイヤの新緑に光がさす美しい樹間に、桜の花びらが今年の役目を終えてゆっくり 落ちていました。 |
村松 | ○ | 古代樹の続く命の前で花の儚さが際立つ | ||
ショルツ | ○ | 悠久の時を生きてきた古代樹と今年生まれ散った花びらのひと時の出会いを逃さず捉えた句。 | ||
廣瀬 | ○ | 「緑さす」は新緑の傍題。新緑の「新」と古代樹の「古」のコントラストが、何百年何千年と、 この木の「新たなる命=新葉」を生成し続けてきた様子が覗えて壮大なものを感じました。 そして短命で散ってしまう桜の花弁との対比もまた輪廻であるなぁ~と感じました。 |
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町田 | ○ | 映像がおもしろいです。ごわごわした古代桜と瑞々しい花びら一枚を感じました。 | ||
手塚 | ○ | 舞台のワンシーンのような風景です。 | ||
下河原 | Q | 「古代樹」とはどんな樹木なんでしょうか? | ||
白井 | コ | 老桜でしょうか? | ||
66 | 風もなし葉桜の舞ふ森の径(みち) | 片岡 | 自 | 一句目に似た感興かも知れません。坂道に並ぶ、一本の同じ桜の大樹の中で、萌えでる若葉と、 なごりのように散ってゆく花びら達。職を三月で終えた私には、その交代の静かさが胸に しみました。 |
小野 | ○ | 風もないのに待っているように感じるところがミソ? 森を歩いていると、 小さな動きにも敏感になるから、それをキャッチしたのでしょうね。 |
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五嶋 | ○ | 俳句の目線で発見したのは、葉桜の、とても綺麗な緑色。 | ||
大治 | ○ | 静かな時の流れを感じて良い句だなと思います | ||
下河原 | ○ | 葉桜の舞ふ森の道を散策したいですね。 | ||
白井 | ○ | さくらが しんしんと降ってるくる感じですかねー | ||
梅原 | ○ | 行く春を惜しむ気持ちが伝わりますね | ||
ショルツ | コ | 葉桜時はその時の美しさがあると教えてくれます。お散歩の達人。 | ||
町田 | コ | 風でなく自分の意志で散ってゆく | ||
白鳥 | コ | 葉擦れの音がする森の小径、歩いてみたいです。 | ||
67 | 年ふりて介護施設に若葉萌ゆ | 片岡 | 自 | 枡形山から坂を下ってゆく途中、古びた「遊花園」があります。 そのくすんだコンクリートの建物を囲んで、新緑がきれいでした。 |
久保田 | ○ | 年ふるは「年をとる」と「時間の経過」と二つの意味があるのでしょうか。 若葉萌ゆ、で元気が出ます。 |
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月足 | ○ | 介護施設にも若葉が萌える | ||
木原 | ○ | 介護施設と若葉の取合せが良いと思います。 | ||
白鳥 | ○ | 「年ふりて」…昔は何か別の建物だったのでしょうか。季節だけは同じ顔で巡ってきますね。 | ||
手塚 | ○ | 介護施設と若葉の風景。シュールですよね。 | ||
小野 | コ | 親御さんが施設に入って、また季節が巡ってくるですね。 | ||
下河原 | コ | 昨年の今頃は、私もまだ介護施設に母を見舞いに行っていたことを思い出しました。 | ||
白井 | コ | ちょっと意味深 年取ってのは 自分と介護施設? いろんな取り方になるような? | ||
68 | 行く春や窓辺に野良の猫は鳴く | 片岡 | 自 | これは少しせつない句です。散步道の最後の方、住宅街にお一人で暮らす老人がいました。 その方は、決まった時間に窓を開けると野良猫にキャットフードを小皿にのせてあげていました。 その人が亡くなったと聞きました。猫は開かなくなった窓の側に座って、鳴いているのを 以前見ました。でも、散歩のときには、窓は閉められたまま、猫もいませんでした。 |
大治 | ○ | のんびりとした情景が目に浮かんできます | ||
白井 | ○ | いいね 行く春や! これだけ知ってるだけで この会に入った小生はやはり 修行の旅が必要かも? |
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木原 | ○ | こんな季節は猫の声さえ侘びしく聞こえる。 | ||
月足 | コ | 野良猫の恋は実らず? |