2024/12・句会12月21日(土)    詳細はLINEにて

秀隆中島

No.1  逝く母の念仏細し春の閨

白鳥 悲しくも印象に残る句です。「閨」という語が奥深い。
秀隆中島 念仏者の願いを春に掛けた。子側の心象を細しにした。
木原 ご冥福をお祈りいたします。悲しみで念仏も細く聞こえたのだろうか。
下河原 亡くなってしまったお母さんへの念仏が響いています
小野 Q 「念仏細し」がイメージできんかった。消え揺るような声が聞こえた気がするということかな?
梅原 惜別の思いが伝わる句です
五嶋 「念仏細し」が心に染み入ります。
片岡 難しいです。
白井 そうですか
大治 難しい心境ですね
町田 寝室でお母様を見守っている作者。お母様の念仏を唱える声がか弱くなってきたなあ
村松 老いた母の唱える念仏がかすかに聞こえる春の日、諦めと覚悟と切なさ。

No.2  襟を立て帰る女の手にアリバイ

白鳥 Q TDLの再入園スタンプか何かが手に押されている?
秀隆中島 説明くさいが
下河原 Q アリバイの意味を教えて下さい。
ショルツ ○Q 「襟を立て」洒落た季語。手に何のアリバイが残っていたのか? 何のアリバイを残したのか?? ミステリアス。
小野 すっごくそそられますねー ◯◯ちゃんたちと飲んじゃった…ということにするアリバイか笑
手塚 Q アリバイとは。
片岡 サスペンス!
白井 テレビドラマ?
月足 アリバイが気になる
大治 これも難しい
町田 Q どんなストーリーなのでしょう。手に持つアリバイとは
村松 Q 意味深、何のアリバイ?
○Q ミステリー

No.3  群れ鳥を皆で追いやる蜜柑山

白鳥 こうやって鳥からミカンを守っているの?
秀隆中島 ヒヨドリを群れ鳥にしたらボケてしまった
広瀬 「群れ」「皆で」「山」という「スケール感を表す言葉」で、手に持った物を皆が振りかざしながら「わあーっ!」と叫んでる声や、鳥が飛び立つ羽音まで聞こえてきました。
木原 みんなで力を合わせ、蜜柑取られないようにね。
ショルツ かぐわしい香りを放つ蜜柑、鳥と取り合い!
片岡 せっかくの収穫が鳥たちに…、伊豆では猿の一家が家族団らんで食べていきました。
白井 そうですか ムクドリかね
月足 皆必死だけど、ユーモラス
村松 ミカンを狙って来る鳥を追い払うのも皆でやればちょっとは楽しい?

No.4  壁越しの聖夜プレモルの水滴

白鳥 隣の部屋から楽し気なXmasの宴が聞こえてくる。こっちは冷えたビールで一人酒…という風景でしょうか。
秀隆中島 安部屋の独居者
下河原 聖夜にプレミアムモルツを飲んでいるのかな?
小野 壁越しの聖夜。これもドッキリ句ですねー
手塚 17文字が何とも不思議な余韻を残します。
五嶋 Q 聖夜とプレモルの関係とは?
片岡 Q プレミアム・モルツ? 壁越し?
白井 プレミアムモルツ どこで?
大治 ビールあ美味しく感じられます
町田 壁越しのクリスマス?と思ったのですが、外では華やかなイルミネーションやクリスマスソングがかかる中、自分は暖かい家でちょっと高めのビールを飲んでいる。羨ましさではなく自分なりのクリスマスをじっくり味わっている感じがいいと思いました。
村松 Q 壁越しの聖夜、どんなシチュエーションでしょうか。

村松

No.5  鮟鱇の顔思いつつ舌鼓

白鳥 鮟鱇、つい顔や姿を思い浮かべてしまいますね。骨太なんだよね。
秀隆中島 楽しそう
大治 まさしくその通り
広瀬 確かに!鮟鱇は決して美味しそうな顔はしてませんよね~ 丸焼き(姿焼き)もとっても贅沢で良いけれど、やはり鍋か唐揚げが「鮟鱇の顔思いつつ」には合うのかな~?
木原 まあ顔じゃない。味ですよね。
ショルツ いかついですよね~w にらめっこしたら絶対勝てないけど、お皿に乗っていたらこっちのもの。
小野 あんこうの顔、検索して初めて知りました。大抵切り身で調理されてくるから、こんな顔とは! そりゃ思いつつになりますね。
梅原 極上ですね
手塚 なんかユーモラスはで美味しさ漂う句です
下河原 鮟鱇鍋は、食べたことがないです。一度食してみたいです。
片岡 あいつがこんなに美味いなんて…と、滑稽味あり。
白井 あんこうね 吊るし切りかね おいしいよね 温まるし
月足 吊るされる、ぶった斬られるなど可哀そうな鮟鱇。その顔を思いつつ頂くのは、優しい?それとも。
村松 鮟鱇って不細工だけど美味しい
町田 絶対、美味しくない顔している。でも、舌鼓!対比がいいですね。
あんこう鍋?

No.6  お疲れの今日の終わりは零余子飯

白鳥 むかごご飯私も作りました。その短い季節でしか味わえない贅沢。
秀隆中島 上五中七を短くしたい
広瀬 「零余子」という言葉を初めて知りました。しかも季語!!一句会は本当に勉強になります。零余子飯には、何のお酒が合うのかな~?
木原 だれやめですね。お酒じゃないけど。
ショルツ Qコ 珍味でしょうか。どんな味?
手塚 零余子飯というのを一度食べてみたいものです。
下河原 「零余子飯」は知りませんでした。ネットで検索しました。
片岡 「むかごめし」と読む季語たんですね、なかなか食べる機会がないですが、美味しいですよね。
白井 むかご飯ですか? いいね お疲れ様
月足 疲れが取れるし、季節も感じられますね
村松 孫が来ていると食事中も世話をするのに手いっぱいで、落ち着いて食事をとるのは孫たちが帰ってからになります。今日は年に一度くらいしか作らないむかごの炊き込みご飯。
町田 「むかごめし」作るんですか?

No.7  歳重ね様変わりするクリスマス

秀隆中島 時系列変化の上五と中七の重なり
大治 もうトキメキがなくなりましたか
木原 大人のクリスマスってやつですね。寿司屋もいいですよ。
五嶋 確かにそうだよね、と、10〜20代の頃を思い出しています。
下河原 妻のツリー見学に一緒について廻っています。
白井 我が家では ずーと サンタさんは来おりません ね
村松 親と、友人や恋人と、そして親として過ごしたクリスマス。最近は夫と二人、まあチキンでも食べておくかくらいになっていましたが今年は娘の家族が来ることになっています。イベントの過ごし方も変わっていきます。
町田 そうですね。恋人と、子供たち家族と、そしてお孫さんと・・・私はバレー仲間と地元の居酒屋が定番になりました。

No.8  陸奥の名残りの紅葉そこここに

秀隆中島 大きな上五に対する身近な下五の是非
片岡 東北では紅葉ももつ名残りですか。
白井 奥の細道ですかね 紅葉まっさかり
村松 11月の終わりの東北、終わっていると思っていた紅葉、まだ楽しめました。

小野

No.9  冬紅葉我が身に刻む君の声

木原 いったいどんな言葉だったのだろう。気になります。
ショルツ それほど馴染んだ「君」、深いつながりが感じられます。
五嶋 「冬紅葉」のインパクトが強いです。
下河原 4句とも一人旅をした時の情景ですかね。
白井 寒いですねー
月足 美しさ、はかなさ、切なさが冬紅葉から伝わるように思います
町田 今は亡き君との冬の思い出は尽きない。この冬紅葉ように鮮やかに覚えているよ。
村松 今ここにいない君の声、枯れ色の中に残った紅葉のように際立ち哀しい
秀隆中島 季語の凜としたちから
○Q どこの紅葉?今年はもみじはイマイチ
小野 「光る君へ」にインスパイアーされ、自分の人生を重ねながら、4句詠んでみました。まひろと道長は石山寺で再開し、結ばれ、まひろは子を身籠ります。「我が身に刻む」としたのは、まひろにとって、道長の言葉、声、吐息、接吻、そのすべてをからだに刻んだひとときだったのではないかと思ったからです。

No.10  君逝きて一人旅増え冬深し

白鳥 旅の相棒を亡くして今はひとりで。季語に深い悲しみを感じます。
木原 寂しくなりましたね。冬の旅のわびしさ。。。
ショルツ 「君」と対話しながらの一人旅は一人ではないような。
梅原 寂しさと冬の季節が今くマッチしてます
手塚 亡き人を偲んだしみじみとした風情です。
下河原 Q 「君逝きて」の君は誰なんでしょうか?(恋人?、妻?)
白井 さみしいですね
大治 Q 一句目と三句目との整合性が?
月足 君を想い、偲ぶ旅
村松 「冬深し」の季語が喪失感を強調しているようです。
秀隆中島 増え は不要か
小野 まひろは一人旅に出ます(お供に乙丸はいましたが)。道長は生きていますが、終わった間柄。私は一人旅が増えました。彼の命日は今月。

No.11  流されて二人ひとつや冬の宇治

広瀬 大切な方への追悼四句だと解釈しましたが、気が付けば思い出の宇治の地まで足を運んでいたという事でしょうか?一人旅でも「二人旅=二人でひとつ」なのですね。
木原 Q 二人ひとつとは?
ショルツ ドラマチック! ロケーションが静かな宇治、しかも冬、、どんなドラマができるか? キャストは??
下河原 二人ひとつで亡くなられた方をしのんでいるのでしょうか?
片岡 純愛小説のよう。一・二句目とこの三句目との関係が知りたい所です。
白井 なにか悲しいできごとでしょうか?
町田 なんてコメントして良いのやら、、いろいろなことがあったけど、冬の宇治で二人は結ばれた。しかし、君は亡くなってしまったのですね(上の句)。そして、今でも私の心に君はいる。演歌の世界のようです。
村松 冬の道行といった趣ですね。
秀隆中島 下敷きが残念ながら僕は知らないので教えてください
小野 道長の容態が悪いと百舌彦が訪ねてきます。宇治にいる道長を訪ねたまひろは、道長と川辺を歩くことに。弱っている道長に、まひろは「この世に私の役目はもうありませぬ。この川でふたり、流されてみません?」と言います。このとき、私には心中が甘美なものに思えてしまった。抱き合いながら息が止まる。でも、もちろんそうはならないことは想像できるけど笑

No.12  川べりの温泉宿で冬を愛で

白鳥 こんな冬の楽しさもある!
片岡 こたつに雪がちらついて。
白井 そう 寒いときは一番です
大治 雪景色に温泉いいな
村松 今回深刻な感じの句が多い中、ちょっとホッとする句ですね。
秀隆中島 温泉・宿・川・冬の体感は、愛で、では弱いか
小野 私の光る君と川辺の思い出は何かと思った時に、こんな記憶が蘇ってきた。あれは、箱根かな。

ショルツ

No.13  蜜柑色一筋走る東海道

白鳥 ドクターイエロー!見たかった
ショルツ 蜜柑色のラインも鮮やかな東海道線が西湘バイパスと追っかけっこで小田原~熱海の温泉地へ向かう辺りが、子供の頃から一番心弾むエリア。箱根駅伝では第四区。
五嶋 Q 「蜜柑色」とは、JR東海道線の快速電車?
片岡 黄に紺の古い車輌?
白井 そう 東海道と言えば ミカンと緑のマーク みかんの花がさいている・・・・
月足 東海道線のオレンジライン
大治 電車オタクの気持ち解ります
町田 車窓からの景色。オレンジ色が鮮やかです。
秀隆中島 発想を真鶴湯河原へつなげたい

No.14  年越しや言われぬままの胸の内

木原 来年こそは告白しましょう。
ショルツ また言えぬまま年を越してしまう。。。あのこと。、、、なーんてこと、ありませんか?
梅原 ほろ苦い想いが伝わる句です
下河原 1年が経つのが早いですね。
白井 うー 何だろう? 若い子ならロマンを想像するけど?
月足 どんな胸の内か
秀隆中島 僕に似ている感覚
村松 思いを抱えて年を越したのですね。言えなかったのはどんなこと?

No.15  よく寝たと冬至の日の出大あくび

白鳥 日の出が遅いもんね!
広瀬 「年間で一番日が短い日=太陽の睡眠時間が一番長い日」とユーモアたっぷりに詠んでいるのが素敵です。実際にも、冬の方がたっぷり眠って、起き抜けに大あくびが出てしまいますよね。
木原 夜が明けるのも遅くなりましたね。
ショルツ 一年で一番寝坊の冬至のお日様のお目覚め。
手塚 朝までぐっすり眠れるとは羨ましい。
下河原 よく寝て目覚めた後の情景が良いですね。
白井 そーですか
町田 これもほのぼのしていて、いいなー
秀隆中島 冬至(季語)との関係性がない
村松 夜が長い冬至の日にしっかり眠って迎えた日の出、気持ち良さげな大あくび。のんびりした感じが好き。

No.16  芝浜を噺(はな)し納めて暮れの寄席

木原 来年は寄席に行ってみたい。
ショルツ 年末の定番落語演目「芝浜」。怠け者の魚屋が妻の機転:嘘で働き者になったファンタジーのような噺。今年末寄席のネタは何だろう?
小野 粋だなー 「噺し納め」がキリリとして良い感じ。年内最後の寄席だったのかな。
五嶋 いいですね。大掃除とかに追われずにこうやって年の瀬を過ごしたい。
下河原 「噺し納めて」とは、自分で落語をしているんですか?それとも聴いているのですか?
片岡 寄席から出て暮れの人込みのなかへ、…独特の風情がありますね。「芝浜」というのも、夢のような現(うつつ)のようなで、人情もあって何かポカポカしますね。
白井 いいですね よせ
月足 人情噺でほっこりとした年の暮れ
大治 寄席いいですね
町田 「芝浜」最後のオチまでいいですよね。落語も聞きに行きたいな
秀隆中島
いいね。

町田

No.17  密やかに舞ひて紅葉の着地かな

白鳥 紅葉がそっと枝を離れて地に落ちるところまでじっと見ていたのですね。作者のその姿に打たれました。
秀隆中島 密やかに舞う に見えた
大治 散紅葉の瞬間ですね
木原 観察力鋭くそれをまた上手に表現している。
ショルツ 音もなく完璧な着地。いつまでも見ていられます。
小野 いい句ですねー 「着地」という言葉の比喩が素晴らしい。それによって、紅葉の誇らしげな気持ちまで想像できました。
下河原 今年は紅葉の紅葉が遅かったですが、マンションの紅葉もようやく赤く色づきました。
片岡 緑地の池では、メタセコイヤのオレンジの落ち葉が水面を埋めつくした上に、紅いモミジが真紅の模様をつけていました。
白井 深まる秋 静けさの中の 画像と音が見えてきます
月足 ひらりと静かに舞い降りる紅葉を追って。明るい地面も浮かびます
町田 なんとなく人生に重ねて。
村松 紅葉の季節の終わりをきれいに表現していると思いました。

No.18  冬ざれや変わらないねが褒め言葉

白鳥 たしかに若い時は「かわらないね」は誉め言葉にはならないね。なるほど。
秀隆中島 季語と中七の関係性が、わからなかった
広瀬 人生の冬ざれとも言える老年期…「変わらないね」という言葉は=「いつまでも生気に満ちて若々しいね」とも受け取れて本当に嬉しくなります。まさに「鈍色の冬をスキップ褒め言葉」。
木原 確かにそうですね。「冬ざれ」との取り合せが面白い。
梅原 同感
手塚 なるほど。気持ちは良くわかります。
五嶋 同感。この歳になると、変わらないねと言われて喜んでいる自分に気がつきます。
下河原 この年になると「変わらないね」と言われることが健康でいる証拠ですね。
白井 そう? この歳なると もうかわらない??
月足 この歳になるとそうですね
町田 毎年のクラス会で。
村松 歳を重ねるとこうですよね。

No.19  霜月や地下街満つるバニラの香

秀隆中島 もうすぐクリスマスだなあ
大治 Q ケーキの匂い
木原 これは甘い街だ。何売ってたの?
ショルツ 冷たい風の街から地下に入りホカホカのバニララテが香ったら、、、思わず、「グランデください!」
白井 うー 何んの臭いかね ホット・・
月足 川崎駅の地下街でしょうか
町田 前回の川崎句会で。地下街を歩いていた時甘ーい香りがずっとしていました。外の花もない香りもない無機質な冬との対比が面白いと思い、作りました。
村松 そしてケーキだの焼き菓子だの買ってしまうんですよね。

No.20  友と読む句碑にはてさて冬麗

白鳥 「なんて書いてあるんだろうね」「謎だよね」会話が聞こえてきます笑。
秀隆中島 はてさてが、友人との会話と麗しをつなぐ
広瀬 川崎吟行ですね!?確かに、句意を理解する前に「何て書いてあるのか?読めない問題」でしたね~ ってか、句碑を鑑賞するというより友との散歩が楽しかったあの日。
木原 あの句碑、読みにくかったかも。「はてさて」がいいですね。
ショルツ 読めたけれど???な句碑にいくつか出会った川崎宿散歩。新鮮でした。
手塚 先日の川崎吟行の様子でしょうか。冬麗が良いですね。
五嶋 文字どおりうららかな午後の日の様子が伝わってきます。
下河原 川崎宿の吟行では、様々な著名人の句碑が有りましたね。
片岡 句碑って達筆なうえに旧仮名で、読むのはほんとに「はてさて」です、それを気兼ねなくあうだこうだと、友との楽しいひと時が伝わります。
白井 へー ふゆうらら てあるんだ 奥深いね
月足 川崎大師の句碑?まず字の判読に苦労して
町田 皆で吟行?いやお散歩、たわいもないことであったかい気持ちになれます。
村松 この句碑何て書いてあるのーとか言いながら友達といる。この句と相まって、冬麗、意味もうららという発音も穏やかで楽しい雰囲気の季語だなあと感じました。
はてさて いいです

広瀬

No.21  雨音も微か二度寝す十二月

白鳥 朝寝が魅力的な季節です。
大治 布団から出られない季節になりました
広瀬 「雨音に気づいて~遅く起きた朝は~ まだベッドの中で~半分眠りたい~♪」ユーミンへのオマージュです。雨音だけではなく、目覚ましの音も、朝のワイドショーの声も、皆微かに遠のいて行って、、、また寝落ち。
木原 名曲ユーミンの「12月の雨」を連想しました。けだるい初冬の朝の感じがいいですね。
ショルツ 「お散歩もいけないしな~。」と言い訳しつつ、、、
小野 雨音に気づいて遅く起きた朝は、まだベッドの中で半分眠りたい。ユーミンワールドが素敵!破調は苦手なはずなのに、惹かれて入れます!
五嶋 こういう冬の朝は、確かに二度寝をしたくなる。
片岡 雨音も冬の雨はがそけき気配。
白井 寒いから 布団でない
月足 微かな雨音、暖かい布団の中。心地よく二度寝
村松 雨の日は窓から差し込む光も柔らかく、冬の寒さもあって二度寝にはいい季節。

No.22  鳥去りて枝揺れ残る冬木立

白鳥 葉が落ちて枝の動きがよく見えるのでしょう。繊細な観察眼。
大治 寂しさが漂う季節になりました
広瀬 公園の冬木立の枝に止まっていた鳥達が一勢に飛び立ちました。枝々がしばらくゆっくりと揺れ続けていたのが印象的でした。
木原 難しい一物仕立てにチャレンジ。見事です。
ショルツ 一瞬と捉えた描写。残り葉はまだまだしぶとく生きている。
下河原 冬の美しい情景が目に浮かびます。
片岡 はだか木となった冬木立が物語の主人公のようです。
白井 渡り鳥ですかね
月足 凛とした冬木立が浮かびます
町田 残る映像は冬木立だけなんですね。鳥を見せておいて、枝の揺れまで感じさせておいて、それらを取り去ることによって、その後に残るシーンとした裸木たちの凛とした静けさや強さが際立ちます。
秀隆中島 バサバサから揺れ収まる静寂までの空気感
村松 鳥が飛び立ち、葉を落とした枝が揺れるのに目を止める。一瞬を切り取った句。

No.23  あんよはじょうず妻の声冴ゆ夢パーク

白鳥 あるある!歩き始めの子を家族が囲んで盛り上がっている温かい光景。見ている人も微笑んでいる。
広瀬 次男の孫を預かって津田山の「子ども夢パーク」に行きました。普段あまり大声を出さない妻が、孫が自分で歩いているのが嬉しくて「あんよはじょうず~♪ころぶはおへた~」と声掛けをしており、その声が公園中に響き渡っておりました。
手塚 いつもの奥様思いのあの方では。
下河原 お孫さんと一緒に夢パークですか?夢パークは高津区に有るんですね。
白井 お孫さんの世話? いいね
秀隆中島 冴ゆ では叱責に近くないか
村松 よちよち歩きの子供も楽しそうな奥様も両方微笑ましい。

No.24  失言し妻の逆襲北颪(おろし)

白鳥 季語がすべてを物語っている。怖いけど上手い!
広瀬 これも普段あまり大声を出さない妻のepisodeですが、彼女の前でうっかり悪気なく失言をしてしまい、言った瞬間に顔色が変わって「ヤバい!」と焦りましたが、時すでに遅し…冷え冷えとした突風の様な言葉の矢が矢継ぎ早に私に襲ってきました。自分が悪いのですが…
木原 経験あります。気をつけましょう。
ショルツ 怖ろしや~「・・・は冷たいけど」というニトリのコマーシャル思い出しました。
梅原
手塚 うかつな発言にご注意ください。
下河原 あるあるです。私も何度も経験しています。
白井 そーですか 空っ風と 言葉は要注意
月足 大変!いつおさまる?
町田 相変わらず怒られてますね
秀隆中島 いつもこんなもんだと同感
村松 なのに余計な一言を言ってしまったんですね。これはこれで微笑ましいけど。
他人事ではありません

五嶋

No.25  黄葉を見上げる人とiPhone

白鳥 iPhoneを持つ人の手が木に向かってあちこちに。あるある!
木原 iPhoneを持っているのは見上げている人でしょうか。
ショルツ つい撮影しちゃう自分の姿か。。。
手塚 見上げるiPhoneが今時です。
五嶋 神宮外苑の銀杏並木にて。イチョウの木から見れば、人の数と、木に向けられたiPhoneの台数とが、ほとんど同じなのでしょう。
下河原 街の至る所にiPhoneで写真を撮る人がいますね。コンパクトデジカメはいつのまにかスマホにとって変わってしまいました。
片岡 撮っているのでしょうね。「と」が絶妙。
白井 みんな写真撮影かね
町田 この句の通り、人間だけでなくiPhoneも一生懸命黄葉を見ている感じです
村松 黄葉を見上げる人の手には必ずスマホ、この頃の風景。

No.26  紅葉とライトアップの目黒川

大治 人も多いですよね
木原 きっととても美しい光景だったでしょう。
五嶋 今、五反田・大崎付近の目黒川両岸は、桜の紅葉の赤と、桜色のLEDライトアップが混じり合った、この時期しか見られない情景です。
白井 目黒川 桜ライトですね
町田 目黒川!よく一句会の句に出てきますよね。しかも、季節ごとに趣き深く美しく、見てみたいです。
秀隆中島 二人で歩きたい

No.27  いにしえの禅寺偲ぶ沢庵(たくあん)忌

大治 只管打坐 座禅は良いですよ
ショルツ 沢庵和尚のご命日なのですね。沢庵漬け考案の功績はあまりに大きい。
五嶋 その目黒川沿いには江戸時代、沢庵和尚がいた壮大な禅寺田あったとのこと。その場所は今、新幹線の線路です。12月11日が沢庵忌。
下河原 「沢庵宗彭」は知りませんでした。俳句で新しいことを覚えられるのは楽しいですね。
白井 調べると たくあんおしょうですか? へー
月足 沢庵漬け発祥の東海寺でしょうか。行ってみたい
秀隆中島 いにしえと忍ぶが重なるので古寺で 沢庵なら禅は不要か

No.28  退院し母は実家でみかん捥(も)ぐ

白鳥 退院おめでとうございます。自宅の庭でミカンを収穫…日常のありがたさを感じます。
広瀬 お母様に日常が戻ってきて良かったですね!作者の喜びが溢れている句だと伝わってきました。
木原 蜜柑をもぐほど元気になられたのですね。退院おめでとうございます。
ショルツ 入院なさったとはいえ、お庭の蜜柑捥ぎがおできになるほどのお元気さ、素晴らしい。
小野 こたつをイメージしましたが、みかんがある風景はそれだけで平和で安泰で良いですね。
梅原 穏やかな日々が戻ったのでしょうか
手塚 退院おめでとうございます
五嶋 入院中の食事には、果物が一切なかったそうで、自宅の庭でとれたみかんをそれは嬉しそうに食べていました。
下河原 お母さんが無事退院出来てミカンも食べれて良かったです。
片岡 退院したのがご母堂なのか、それとも作者が退院して、それをみかん畑で迎えてくれたのか、私には後者の絵が好ましく浮かびました。
白井 お元気で いいですね
月足 みかん捥ぐにホッとした感じが出ています
町田 良かったです。退院おめでとうございます。
秀隆中島 退院したら家に帰るもんだと夏井先生は言う
村松 みかんを捥ぐことができるようになるまでに回復したお母さんの様子に安堵している作者の優しさが伝わってくる。
昔は箱買いしてて、風邪ひかないからと、たべさせられましt

月足

No.29  東に富士西に北岳雪抱く

白鳥 雪をまとった山は美しいですね。富士山はその筆頭。
大治 この景色を見ているのは山梨もしくは静岡のどの辺でしょうか
ショルツ 壮大な眺め。
五嶋 Q どこから見た景色だろう?身延山あたり?
下河原 日本で一番と二番に高い山を東西に見れるのは素晴らしいですね。
片岡 左右に北岳と富士が見られる場所、どこだろう。
白井 この句から 現在位置推定は 南アルプス市とみたが? どうかだろう
月足 身延山の頂上から、冠雪後すぐの富士と北岳
村松 冠雪の山々を眺めに旅に出たい、そんな気にさせられました。

No.30  小春日や調布ゲゲゲ忌ゲゲゲのゲ

白鳥 水木しげるさんは鳥取に生まれて調布に長くお住まいだったんですね。
木原 ゲゲゲ忌もいつの日か季語になるかもね。
ショルツ リズムが楽しい句。
小野 ナイスチャレンジ!
手塚 「おい鬼太郎!」って呼びたい。
下河原 「ゲゲゲ忌」は水木しげるさんの命日ですか。ゲがいっぱい並んでいるのが面白いです。
白井 調布の駅前は ノボリが
月足 水木しげるの命日11/30、調布布多天神通りは、多くの参拝者を鬼太郎たちが迎えてくれて賑やか
町田 今思うと、ゲゲゲの鬼太郎ってすごいネーミング
秀隆中島 ○コ 街に広がる楽しさ面白さが目に浮かぶ
○コ 主題歌好きです。特に、「学校も、試験も無い」

No.31  交番の上人知れず冬桜

木原 こんな所に人知れず咲いていたのね。
ショルツ 無機質、無色のロケーションがこの季節にほのかに彩られる様子がいいですね。
梅原 目立たず控えめな冬桜
片岡 何気ない発見が一枚の絵になっていて、とても惹かれる句です。
白井 ひっそり 冬桜 いいね でのなんで冬に咲くんだろう ?
月足 赤坂見附の交番上の冬桜に目を止めず、お店を目指す人たち
秀隆中島 人知れず が交番と冬桜にかかっている
村松 清冽な空気の中、控えめな桜が咲いている景色が目に浮かびました。

No.32  コークスのバケツや遠き我がクラス

白鳥 今は見ない石炭ストーブ(この話をすると年がわかってしまう笑)。重くて遠い教室まで運ぶのが大変。
大治 昔そんなことがあったなあ
広瀬 石炭ストーブ…懐かしいですね~コークスの補充も日直の仕事でしたが、確かに当時エレベーターもない中で最上階の一番端のクラスまでバケツ一杯のコークスを運ぶのは難儀でしたよね~
木原 コークス、だるまストーブ懐かしいです。
小野 小学生時代の記憶かな? 石炭運びしたかどうかの記憶はないけど、教室が遠くで一生懸命運ぶ子供が浮かびました。
手塚 昔、昔のストーブ当番。懐かしい
五嶋 中学校までだったかな、教室に石炭ストーブありましたね、懐かしい。
下河原 小学校に有ったコークスのストーブは懐かしいですね。思い出しました。
片岡 倉庫にバケツ持っていきましたね。そして火が点くと、みんな、お弁当箱を温めていました。昭和の匂いだなぁ。
白井 えー 昔の教室 いまはコークスはないようね
月足 小学校のコークス当番を思い出して
町田 「コークスのバケツ」って最初、謎解きドラマの題名かー!と思ってしまいましたが、小学校の頃あった石炭ストーブのバケツですね。遠いクラスは重くて大変。切れ字を使った仰々しい感じが面白いです。
秀隆中島 暖かさが懐かしい

手塚

No.33  二杯目の珈琲淹れて冬隣

白鳥 陽だまりの窓際が目に浮かびます。ゆったりまったり至福の時。
秀隆中島 物思いにふける
木原 晩秋の静かな午後の景を想像しました。
梅原 珈琲の暖かさホットする。
手塚 自分でコーヒーを淹れてのんびりと
下河原 「淹れて」とあるのでドリップコーヒーを飲んでいるのかな?
片岡 せまる寒気の気配を感じつつゆっくり楽しむ珈琲に、心の温かみを覚えます。
白井 ちょっと 二杯目ですか? 寒いから? ほか理由あったりして
月足 淹れてがいいですね。美味しそうだし、ゆったりした時間
大治 人生のんびりと 二杯目が美味しいのです
五嶋 この季節に二杯目のコーヒーを淹れる気持ちがよくわかります。冬隣は晩秋の季語だったか。

No.34  着膨れて今朝は一人で紅葉狩り

秀隆中島 一人で、と一人ので、大きく変わる
木原 冬の季語と秋の季語を同時に使うのはやはり無理があるかと。
ショルツ 一人もまた楽し♬
手塚 そろそろ朝の散歩も寒くなってきました。。
白井 今日はおひとり いつもはお二人 いいね
月足 寒さに同行者なく、着膨れ(冬)て、一人で
大治 今年は着ぶくれることもないかな
町田 着膨れてが可愛らしい。ですが、「着ぶくれ」は冬の季語でしょうか。紅葉狩り(秋)には着膨れていかない方がいいのかも・・・ でも、着ぶくれと一人の対比がいいなと思いました。
村松 寒い朝、散歩の足を延ばして紅葉狩りでしょうか。

No.35  秋暑し夜市に誘う小籠包

秀隆中島 士林夜市を思い出す
木原 小籠包には引き付けられる。
手塚 先日、初めて台湾に出張でいきました。
下河原 本場台湾の夜市で食べる小籠包ですか?私はこの前みなとみらいで小籠包を食べました。
白井 そうですか

No.36  為人(ひととなり)柿が熟すを待つごとし

白鳥 深い。年を重ねてもなかなか熟さないわが身を振り返る。
秀隆中島
広瀬 人の事を思い込みで判断せずに、「じっくりと向き合って付き合って相手を理解する事が大切」という意でしょうか~?だとしたら大賛成です!
ショルツ 人格形成には時間がかかる、、、まだまだだーー。でも、そろそろw
小野 100%同意。でも、柿は案外早く熟すよね笑 人はもっとかかる。
手塚 年を経て人としての甘味も増したいものです。
下河原 「為人」は読めないですね。ネットで意味を確認しました。
片岡 そうありたいです。
白井 どなたへの 待ちですか 我が家は息子待ちですね
町田 Q その心は
村松 柿が塾すように、人として豊かに成長していきたいものです。

下河原

No.37  悠々と流れに任せ寒日和

広瀬 やれ厳冬だ暖冬だと騒がず、昼夜の寒暖差を嘆かず、冷たい風雨にも文句を言わず、自然と共生して泰然自若と生きていこう!という事でしょうか?雨ニモマケズの様で良いと思いました。
木原 66歳にもなったら、そういう生き方が良いと思います。
ショルツ 悠々自適の境地。
梅原 穏やかな日良し
手塚 これこそ悠々自適というのでしょう。
下河原 川崎市役所の展望台から眺めた多摩川が悠々と蛇行して河口に向かって流れていました。
白井 どこの川ですかね
町田 悠々自適、いいなあ。 寒日和ゆったりと味わいたいです。
秀隆中島 忙しくとも流れに任せると読んだ
村松 冴え冴えと澄み渡った空の下、悠々と流れに身を任せることのできる人になりたい。と思いつつ今日もバタバタと過ごしました。

No.38  童声(わらわごえ)野原に響き年の暮

下河原 公園で、幾組もの保育園生が集団で保育士さんと遊んでいました。
片岡 枯れた野原に響く子らの声、冬の冴えと若い命の力強さが相まって、とてもいいですね。
白井 はやくも 年の瀬ですね
大治 子供は元気 いいな
秀隆中島 野原の必然性が伝わりずらい。声は響くもの。
村松 なんとなくせわしない大人と違って、無邪気に遊ぶ子供の声。良い年の瀬。

No.39  白息(しらいき)や天を仰いで登る朝

白鳥 階段か坂道か。自分の吐く息を見つめながらウォーキング。まさに冬。
木原 坂の上の雲を見ながら登る坂。
ショルツ 身の引き締まる心地よさを感じます。
小野 登る? どこにだろう?と思いつつ、山に挑んでいる姿、上へ上へと目指す姿が目に浮かんできました。どこに?と想像させられるのも、楽しいですね。
下河原 運動不足解消の為、朝の日課行事でごみ捨てに行った帰りに階段で8階の我が家まで昇っています。
白井 急にさむくなって
月足 キリッとして冷え込んだ朝、どこに登っていくのか。寒さとともに強い意志も
大治 上り坂を息せき切らしている姿が目に浮かぶ
五嶋 朝早くからの、山登り?
町田 白息が朝の澄んだ空気や寒さを表しています。ちょっと寒いけど清々しい朝が伝わります。
秀隆中島 朝陽が顔に降り注ぐようだ
村松 白い息を吐いて坂道を上る。「天を仰いで」の姿勢がいい。

No.40  冬ざれや丑三つ時の学びかな

白鳥 真夜中まで勉強ですか。頭が下がります。
木原 一つの句に「や」「かな」と二つの切れ字が入ってしまいました。たった十七文字の俳句では詠嘆が二つ入ると焦点がぶれてしまうので避けた方が良いです。
ショルツ Q 学んだことをお聞かせください。
手塚 夜中にご苦労様です・・・・
下河原 最近負けが込んでいた麻雀を深夜にU-NEXTでMリーグを観戦して勉強しています。(最近調子が少し良くなりました)
片岡 受験生ですか、それともご自身?
白井 なんだろう 草木も眠る時間ですが
月足 Q そんな寒い夜中に何を学んでいるのですか
町田 草木も眠る丑三つ時に何を学んでいるのですか?
秀隆中島 荒涼テイストなら丑三つ時は不要か
○Q 夜中に勉強?

片岡

No.41  金の海小春の光銀の海

秀隆中島 銀の海金の大地 からか?
木原 とこの海なのだろう。三段切れになってしまったのが、ちょっと残念。
ショルツ 近くにも遠くにも見える情景。見飽きることがない波のうねり。繰り返すフレーズでうねりを身体に感じる。
小野 「金の海」と「銀の海」で「小春の光」を挟んだところがミソですね。それだけで十分に魅力ある句です。
下河原 「金の海」と「銀の海」の対が面白いです。
片岡 朝日に輝く海と、雲間から指す光にゆれる海、どちらも好きです。
白井 そう きらきら海ですね
月足 小春日の陽を受けた金の海と波が輝く銀の海、リズムもいいです
町田 海が金色に輝いているのか?何かのたとえ(稲穂など)か? 小春の光で銀色になる。とても美しい光景を想像しました。
村松 小春日和のきれいな海、金銀と重なる響きが好き。
○Q 金は太陽? 銀は月?

No.42  風吹けば黄葉(もみぢ)吹きあぐ深き谷

白鳥 風が渦巻いて谷から落ち葉が吹き上がってくる。蕭寥とした山の晩秋。
秀隆中島 壮大 色のコントラストが出た
広瀬 高い場所から谷下の黄葉が吹き上がってくるのを詠んだこの句にダイナミックさを感じました。黄葉は上からゆっくりハラハラと落ちてくるばかりではないのですね~
小野 映像が浮かびます。音も聞こえます。
手塚 黄葉が舞い散る様子が印象的。
片岡 海風が大樹から黄葉を払い、谷より山へと吹き上げます。
白井 あぐ深いとは?
五嶋 里山よりは奥深い、晩秋の山路の情景でしょうか。

No.43  鳶鳴くや潮波(しおなみ)白き晚秋に

白鳥 祖父母のいた山陰の海そのものです。素晴らしい情景描写。
秀隆中島 語順を変えると3文字増える晩秋や鳶鳴く・・・波白し
木原 晩秋の海は少し荒れているのか。
梅原 冬まじかが伝わる句
下河原 「鳶」が海辺を悠々と飛んでいるのかな。
片岡 海へと続く谷あいの空を、輪を描いて飛ぶ姿です。
白井 冬まじかですかね
大治 言葉使いが上手い
町田 秋のすっきりした空に白波が映えています。

No.44  猫を抱く冷たい風の緑側で

白鳥 猫のあったかさがうれしいね。
秀隆中島 音か目線が欲しい
木原 風邪などひかれませんように。
ショルツ 冷たい風、手、頬、縁側も冷やっとする中で、温みをもつのは猫だけ。冷たさ、温かさ、寂しさ、愛しさが混在している。
小野 シュールだな。好きな世界観。
下河原 冷たい風が吹く念側ですが、猫を抱くことで暖かさを感じます。
片岡 夕暮れの冷たい風のなかで、生き物の小ささとぬくもりを感じました。
白井 いいね
月足 猫は40℃超えの体温で暖めてくれる?
大治 でも気持ちは暖か
村松 心も体も温めるんですね、猫。

白井

No.45  あざみ揺る墓碑に滲みうる茜空

秀隆中島 季語二つのむずかしさ
手塚 Q あざみは春の季語ですが、風情あり。
下河原 あざみと茜空の対比が美しいです。
白井 ずーと以前で 命日へ墓参り もう来なくていいといっているようで

No.46  木枯らしに競り合う子らの早きかな

広瀬 路上の落葉が舞い飛ぶ様子も含めて目に浮かぶと同時に、葉が舞う音と駆ける子供たちの靴音までが聴こえてきて、スピード感のある瞬間の切り取りを感じました。
木原 子供は風の子!
ショルツ 駆けっこに興じる子供が多からんことを願います。
秀隆中島 元気な子らが目に浮かぶ
梅原 子供は風の子ですね
手塚 子供は風の子。木枯らしと相性が良いですね。
白井 青少年指導員になってはや20年? 子供中心の歩くラリー開催 下見で決めた想定時間より とても早く 配点に苦労
大治 そうですよね
五嶋 この子供たちの元気なエネルギーが羨ましい。
町田 木枯らしの中でも子供たちは元気。走り始めたら負けたくないよね。という気持ちも伝わります。
村松 木枯らしに負けず元気な子供たち、かわいいなあ。

No.47  甲羅干し池ふち溜まる石蕗の花

白鳥 つわ(ツワブキ)の葉がつやつやしてカメの甲羅干しに見えたのですね。素敵なお庭だなあ。
木原 亀さんも冬眠の頃か。
秀隆中島 一杯に広がる、つわの花の黄色
下河原 Q 亀が池の廻りで「甲羅干し」しているのかな?
片岡 亀とツワブキの花の落ちついた取り合せがいい。
白井 我が家でいつも話を聞いてくれるペットの亀 北風で遅れたつわぶき花の下 最後の甲羅干しか そろそろ冬眠でさみしくなる季節で
月足 静かに甲羅干し。石蕗の花や葉が明るく照り返す、穏やかな日を感じます
町田 ツワブキの黄色が冬の池に色をつけている。
村松 甲羅干しをする亀と池のふちのツワブキ、ゆっくり散策したい庭園。

No.48  竿納めひざ痛忘れ秋大鯖

白鳥 釣り納めの大漁、おめでとうございます!
木原 今年もひざの痛い1年だった。。。
ショルツ 大漁おめでとうございます! お刺身、焼き鯖、しめ鯖、味噌煮!! どれもいいですね!
小野 興奮する声、自慢げな笑顔が感じられます。
下河原 大サバが沢山釣れましたか。
片岡 青物の大物とくれば、しばし膝の苦痛も忘れて格闘の至福に酔いしれる、ですな。
白井 見たこともない大きさの鯖?(はものような?) 乗合の4人とお祭りの上 ハリスぎれでした
月足 ひざは大切、養生して下さい
大治 実感を感じます

木原

No.49  木枯や錆の匂いのすべり台

白鳥 冬らしいとっても良い句なんですが、「この遊具大丈夫?」というつまらない現実の心配も頭をよぎりました。
木原 孫と近所の公園に行った。鉄棒から鉄独特の懐かしい匂いがした。字数の関係からすべり台とさせていただきます。
広瀬 視界や音や、匂いまでもがクリアになる「冬冴え」を上手く表現している句だと感じました。乾いた空気や滑り台の金属部分の冷たさまで伝わってきました。
ショルツ そうだったなぁ。冬の公園遊びは手につく錆臭さと冷たさ。それでも行った工場裏の公園。
小野 「錆の匂い」が郷愁を誘いますね
秀隆中島 子も近寄らない遊具の淋しさと臭覚
下河原 「木枯」と「錆の匂い」の対比が面白いです。
片岡 サビた鉄の匂いですね。木枯とよく合うな。
白井 いいね この頃は木枯らしが吹かなくても 子供の声は聞こえないで
大治 もう滑り台を滑ることもない そんな気持ちになります
月足 すべり台の冷たい手触りも感じられます
五嶋 「錆の匂いのすべり台」は、子供の頃を思い出します。
町田 錆の匂いで、冬になって誰も滑らず忘れられたすべり台の悲哀が伝わります。
村松 子供の姿のない公園、余計に寒さが募る気がします。

No.50  青空と洗車の泡や十二月

木原 年末も近いし天気も良いし車の掃除だ。泡の白と空の青さのコントラストが心地よい。
広瀬 小春日和という言葉を使わずに小春日和の気持ち良さを表現している句!12月という事で過ぎた日々(今年)への感謝と、訪れる日々(来年)への期待感を表している様です。「小春日和の十二月」だと季重なりですもんね~
ショルツ 早々と新年の準備はぬかりなく。
秀隆中島 十二月の空は青いので、短縮できないか
梅原 年末らしい句
片岡 偉いな。サボりがちで、車に悪くて。
白井 はや晦日月 来年もあーという間に過ぎて 古稀が目の前に 愕然
大治 ガソリンスタンド混んでいますよ
町田 Q 12月限定の理由を知りたいです。夏のイメージもしますが、敢えて12月を持ってきたのには作者の意図があるはず。今年もいい年だった。車よ来年もよろしくな!かな
村松 あっけらかんと爽やかな句ですね。好き。

No.51  ボサノヴァとコーヒーの香や漱石忌

白鳥 ボサノヴァと珈琲と漱石がナイスです。洒落ている。
木原 ジャズの流れる純喫茶でコーヒーを飲みながら読書。高等遊民の至福のひととき。読んでいるのは「それから」。
秀隆中島 詠人の素敵な環境は伝わるが思いが共感しずらい
手塚 洒落た過ごし方ですね。
下河原 「漱石忌」は12月9日で49歳と結構若くて亡くなったのですね。
白井 Q ラテン系の音楽?かね 漱石忌との関連がわかりませんが

No.52  元妻と寿司屋大人の聖夜なり

白鳥 別れた奥さんとXmasにお寿司を食べるのは、本当にオ・ト・ナ!
木原 当初上五は「妻と来し」だったが今一つインパクトに欠けるので「元妻」として大人感を増大させた。藤田湘子先生の言う「ありうべき嘘」。
ショルツ ご自分の元妻?お寿司屋さんの元妻? しがらみなく付き合える関係あってこそでしょう。
小野 世間的にはありそうな話。なんで別れたのかななんて思いつつ、日本酒ちびちび笑
秀隆中島 幾星霜を超えて寿司屋で思い出語りする人もいるらしいが僕にはできない
手塚 本当に大人のクリスマス。
下河原 Q 元妻とは誰の?
片岡 これは、うーむ大人です。
白井 あれ ちょっと意味深 寿司屋板さん?
月足 大人の聖夜、まさに。どんなお話を?
町田 どんなストーリーでしょうか?
村松 元妻と良好な関係なんですね。

梅原

No.53  咲く時期を小春日和に惑わされ

木原 なかなか涼しくならなかったもんね。
ショルツ 昨今の気候、、、草花達に同情します。
小野 なんの花でしょうか。「惑わされ」と擬人化されているので、花の照れ臭そうなキャラクターまで想像してしまいました。
梅原 桜も咲く記憶にない暖かさでした
手塚 これを帰り花というのでしょうか。
秀隆中島 花種とか色も添えたい
下河原 確かに、最近は気温の寒暖差に戸惑いますね。
白井 暖かな秋でしたが 何の花だろう?
町田 何か季節が変ですよね。それを「小春日和に惑わされ」とは粋な表現です。
村松 今年の花はどれだけ惑わされていることか、つい先頃の気候をきれいに表現していますね。

No.54  昼下がりシニアで賑わう忘年会

白鳥 これまじであるわー!お昼、ビール飲んではしゃいでいるのはシニアたち。
木原 中七は極力七文字に。「で」を省けば良いかと思います。
ショルツ 明るい時間からの忘年会、シニアの特権ですね。
梅原 OB会、最近のトレンドです
秀隆中島 僕も呼ばれた3年8組の集いがそれだ
下河原 私も会社の先輩たちとの昼のみに時々参加していますが結構シニアで賑わっていますね。
片岡 はは、いい風景だと思います。
白井 うーと 日高やとかバーミアンとか 昼 ジジババばっかで
大治 ハッピーアウアで安く飲める
月足 昼宴会コースの狙いは我ら以上の世代
五嶋 近未来、というか、今がもうこれかな。
村松 そうそう、リタイアしちゃうと早い時間から飲み会できますよね。
確かに。

No.55  身を縮め二度寝楽しや冬の朝

白鳥 わかる!身を縮めて布団をまたかぶる(それができる)朝の幸せ。
木原 気持ち良さそうですね。ぬくぬく。
梅原 起床時間+30分の今日この頃
手塚 この時期ならでは。気持ちが伝わります。
秀隆中島 どうしてみんな寝たがるのか
白井 そう でも2度ねすると 1日に不調なのは私だけでしょうか?
大治 引退した人の境地
五嶋 この気持ちは、よくわかります。
町田 身を縮めが、「まだ起きないよ」って子供のようで可愛い。二度寝楽しやの切れ字がご機嫌感が出ていていいですね。

No.56  速足でカートに乗り込む日短し

白鳥 早くまわり終えないと日が暮れちゃう。
広瀬 ゴルフですね?昼間は暖かかったのに日も暮れ始めると寒くなって「早く上がってお風呂に入りたい!」といったところでしょうか?日没強制ホールアウトになったら最悪だしね~急げ!急げ!
梅原 ゴルフ、日没を気にする季節
秀隆中島 冬でも遠足は楽しいのに日没が早いので残念
下河原 ゴルフのカートですか?
片岡 夕方散歩に行くと、国際カントリーの門を出てくる満足気な人たちと出くわします。
白井 そう 早回りでないと 一気に暗く
月足 急がなきゃ、ホールアウトできない!

No.57  冬きたる渋谷に集まるばかものや

白鳥 年長者らしい(上から)目線笑。でもそう言いたくなる場面も多々。
広瀬 仕方ないよね~ハロウィン、イルミネーション、クリスマス、街頭ビジョンから流れる音楽…と、若者を誘う要素満載だもんね~えっ??若者じゃない?ばかものって??
木原 下五の「や」はバランスが取りにくいので避けた方が良いです。
ショルツ クリスマス、カウントダウン、集まる理由が続きますね。
下河原 ハロウィンで渋谷に集まる若者ですか。
白井 そう でも1度は行ってみたい
秀隆中島 叱られるので仕事でも行きづらい
とにかく人が多くて何とかしてください!

No.58  配給の列長くなり冬近し

白鳥 年末に食を求める人が増えるのか。税金の使い方を見直してほしい。
木原 今年の冬も頑張って乗り切りましょう。
ショルツ 配給の列は気温と比例するのか。もはや風物詩?
小野 テレビでしか見たことがないけれど、こういうシーンもあるんでしょうね。社会を感じる一句。
梅原 無事に年越し出来ますように
下河原 冬になると食料支援の炊き出しの列が長くなるのですね。
片岡 身にこたえるでしょう。
白井 どこかの公園かね 大変ですね 配る方も
大治 今の自分の幸せを感じます
月足 首都圏でも、公私いろいろな団体が衣食など支援していますね
秀隆中島 手伝い募集のメールがたくさん来ます
村松 炊き出しの光景かな、寒々しい気分に季語が合ってると思います。
土曜の朝、代々木公園の日常になってしまいました

No.59  青空に突き抜けろ銀杏兄弟

白鳥 並んでいる銀杏はみんな兄弟かも。視点がおもしろい。
木原 俳句の場合「銀杏」だけでは「ぎんなん」と読んでしまいます。(ぎんなんきょうだいと読むのであればこの後のコメントは無視してください)季語として使うには「銀杏黄葉」とすると「いちょうもみじ」と読めます。他にも「銀杏落葉」「銀杏枯る」「銀杏の実」「銀杏散る」という季語があります。歳時記を参照ください。
ショルツ Q 銀杏兄弟は銀杏BOYS?
手塚 銀杏兄弟!がんばれ!
下河原 「銀杏兄弟」とはどんな銀杏なんでしょうか?
白井 銀杏3兄弟けね いいね
五嶋 銀杏の木の切っ先は、正に空を突き抜けるようとしている感じですよね。
月足 青空を背景に、高さが少し違う、銀杏の高木を思い浮かべました
町田 乱暴な言い方だけど愛を感じます。青空に銀杏の黄葉が綺麗です。
秀隆中島 外苑のことでしょうか 大きさと元気が好き
これはだれもわからないか。代々木公園の入り口に銀杏の木が3本、団子三兄弟のように立っていて、毎年黄色く色づくのが楽しみ。

No.60

大治

No.61  神護寺や朝露に濡れ色彩か

大治 仏像と紅葉を鑑賞に京都に行きました。その時の四句。朝露に濡れた紅葉綺麗でした
手塚 今回のお寺シリーズは色彩豊かです。
秀隆中島 露は濡れるもの 朝露の甍 はどうだろうか
下河原 京都のお寺をめぐっているのでしょうか?久しく行っていない京都を散策したいです。
白井 神護寺 嵐山 もみじのお寺で いいね
月足 神護寺展には行きましたが、ぜひお寺にも
町田 神護寺、行ってみたいです。

No.62  永観堂み仏忘る紅葉の夜

白鳥 京都をご旅行中ですね。仏の存在を忘れてライトアップされた紅葉に見とれてしまう…美しさのほどが想像できます。
大治 京都の地元の人曰く、永観堂は手入れも良く一番紅葉を綺麗に見せてくれるお寺だそうです
広瀬 平年より約2週間遅れている京都の紅葉のピーク!!まさにこの投句のタイミングが今年のピークかも?それにしてもリアルに観る事ができた作者は幸せ者です!
木原 仏様を忘れてしまう程見事な紅葉だったのですね。
ショルツ みかえり阿弥陀様、珍しいですね。
小野 仏像を見に来たのに、紅葉に心が持って行かれた…ってことかな?
秀隆中島
下河原 紅葉に彩られ、ライトアップされたお堂が目に浮かびます。
白井 そうですね 真っ赤なもみじ
月足 その時だけの美しさに、仏さまもかなわない
村松 永観堂のライトアップは本当に見事ですよね。

No.63  平安の美仏にまさる山の色

白鳥 この句、きっと仏さまも許してくださるでしょう。
大治 方菩提院願徳寺の平安時代の美しい仏像も山の紅葉にはかないませんでした
木原 今年は平安時代に思いをはせる年だった。
ショルツ 「自然の美に勝るものなし」の実感。
秀隆中島
下河原 「光る君へ」も最終回ですね。平安時代は平和な時代だったので仏教も繁栄したのでしょうか。
片岡 自然の圧倒感。
白井 そうですか
町田 上の句もですが、仏様の美しさ有難さより自然の妙が上をいっているのですね。
村松 数ある名刹にも負けない京都の紅葉ですか。

No.64  おもてなし刺身のつまにそっと紅葉

白鳥 京都は何から何まで紅葉尽くしなんですね。人が沢山いなければ行ってみたいです。
大治 これが京都のおもてなしでしょうか
木原 ちょっとした心遣いが嬉しい。
梅原 素晴らしい
手塚 下五の「そっと紅葉」が奥ゆかしい
秀隆中島
片岡 日本の料理人の息づかい、ですね。
白井 いいね もみじも肴
五嶋 この季節らしい一コマ。

白鳥

No.65  凩や天狗の潜む山の道

白鳥 山の中の人の歩く道は風の通り道。宮城の木枯らしは冷たかった!
秀隆中島 泉鏡花に類句あり 棲むを潜むにして高効果
木原 これはどこだろう。ちょっと怖そうな所だなあ。
ショルツ
小野 なんか日本的牧歌的な味わいを感じますが、なんででしょう? 「天狗」と「潜む」でゾクっとくるのかな?
手塚 天狗の潜む山というのが印象的
片岡 おお、頭上をおおう樹々が北風に揺れるのも畏ろしい。
白井 そうですか 山深い
大治 雰囲気を感じる句ですね
五嶋 確かに、天狗が団扇(うちわ)を使って凩(こがらし)を吹かせているのかも?
町田 そう言えば、凩と天狗って、切っても切れない間柄の感じがします。
村松 天狗がいるかもと思わせる険しい山道、凩もさらにそんな気分にさせる

No.66  蛹ひとつ落ち葉降る枝(え)に静かなり

白鳥 ハラハラ葉を落とす木の枝をよく見ると何かの蛹が。気配を消して春を待っている。
秀隆中島 静謐が伝わる
広瀬 恥ずかしいことに「さなぎ」が読めなくて、それを理解してはじめてこの句の深さが解りました。同じ枝に、これから生まれ出る命(=蛹)と生命を全うして落ちてゆく葉が同居しているという対比!静かで小さなドラマを教えていただきました。
ショルツ 静かに微動だにせず、それでも確かに生きている命。
小野 いやー 落ちた音とその前後の静寂。見事です。
下河原 蛹の状態で越冬するのかな。
片岡 じっとその時を待つ姿。
白井 葉は役目を終え そこに 来年の命が眠っているか
大治 ウーンこれも雰囲気
月足 蛹だけ、一見変化はないが、葉は落ち、冬とともに時も進む
町田 カマキリの卵を連想しました。
村松 枯れ葉の落ちる中、ポツンと一つ蛹。動と静の対比でそこだけ時間が止まったような静けさが際立つ。

No.67  ゆく年を追えば小磯の潮満ちる

白鳥 真鶴の魚料理屋「うに清」の真ん前、相模湾が見渡せる磯はお気に入りの場所。ぼんやりしていたらあっという間に時間が経っていた。
秀隆中島 行年を振り返る時間経過が見事
木原 1年を振り返る時期ですね。
ショルツ 過去を振り返るうちにも時は進むことを、潮の満ち干で伝えてくれます。
手塚 名人級ですね。尊敬します。
下河原 次の句と合わせてなんか人生を考えさせられます。
白井 なんか ドラマ1シーン見たい? 磯で今年の思いに経過 すると潮が満ちて

No.68  数え日や落ちてゆく葉もひとつずつ

白鳥 蛹がくっついている木も葉が残り少なくなってきました。良いお年を!
秀隆中島 これも時間経過の年の瀬すばらしい
広瀬 数え日…知りませんでしたが、良い季語ですね~ 今年も残り僅かになってきたタイミングで、一斉落葉に遅れを取った残り葉が少しづつ落葉していく様子が描かれていて、作者の観察眼の鋭さを感じました。
木原 一日一日を大切に過ごしましょう。
ショルツ 残り少ない庭木の紅葉、明日もちゃんと見ておこうと思いました。
梅原 人の慌ただしさとの対比が良い句です
手塚 これもこの時期の落葉の描写が素敵です。
下河原 残り少なくなった人生を詠んだように思いますがまだまだこれからお互い色々と楽しみましょう。
片岡 一日一日を大切に見守る視線の温かさ。
白井 今年も後少し 日めくり日を大事にしたいのですが あわただしさのみで
大治 今年も終わりますね
月足 年の瀬が迫る感じと一日一日大切にという気持ちになります
町田 「数え日」が季語なんですね。一日一日、一枚一枚に命があるような良い句ですね。
村松 今回の句、時を感じさせる句が多いですね。
数え日 いいです