第64回 選句・コメント表 2024年10月 | ||||
№ | 俳句 | 選句者 | 点数・記号 | コメント・質問・自作の説明 |
1 | プレゼンを終へ乾杯の良夜なり | 廣瀬 | 自 | これはそのまままの句です。6社コンペでプレゼン順が最後の1社だったので、皆で直帰して 勝利祈念の乾杯を繰り返しました。気が付くと夜も更けており、店の外に出ると月が祝福する かの様に輝いておりました。 |
木原 | ○ | プレゼンはうまくいったようですね。仲間たちとの乾杯は格別。 外では満月がお祝いするように見守ってくれています。 |
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白鳥 | ○ | この達成感が仕事の悦び。お酒も美味しいことでしょう。季語が良いです。 | ||
ショルツ | コ | 働く喜び! ビールが美味い! | ||
小野 | コ | 「良夜」は季語なんですね! 言葉も初耳。 | ||
町田 | コ | 「良夜」って季語なんですね。勉強になりました。 | ||
白井 | コ | そうですか? 何の発表ですかね うまくいって良かったです | ||
大治 | コ | 張り詰めた気持ちがこの一杯で晴れやかに | ||
月足 | コ | 心地よい達成感に良夜の美酒 | ||
2 | ドヤ顔で歩く爽秋フェアウェイ | 廣瀬 | 自 | これもそのままの句。酷い残暑も落ち着き久々の秋らしいゴルフ…1ホール目のティーショットも 上手くいってカートにも乗らず爽やかな秋風を背に受けながら悠然とフェアウェイを歩いていたら、 同伴者に「ドヤ顔になってるよ!」と揶揄われました。風はフォローが一番! |
町田 | ○ | 面白いです。ランウェイをモデルさんが歩いているイメージが浮かぶほどです。 | ||
大治 | ○ | この気持ちすごい解ります、天気も良いし | ||
ショルツ | コ | ナイスショット⇒ドヤ顔、素直で爽快! | ||
手塚 | コ | ナイスショット。さすがシングル! | ||
下河原 | コ | ゴルフを楽しむには良い季節になりましたね。私は20年前にゴルフはやめてしまいました。 | ||
白井 | コ | どや街がフェアウエイとは これまた うらやましい | ||
白鳥 | コ | ずっとフェアウェイキープ。さすが! ずっとこの調子でいけばいいのですが… | ||
3 | たかいたかーいギャン泣きの空うろこ雲 | 廣瀬 | 自 | 人見知りの激しい孫も「高い高い」をすれば喜んでくれていたのに…今日はギャン泣き! 想像してください。。タテ位置の構図下方には私の手が見切れていて、画面の2/3は泣いてる 孫のほぼ全身アップ。背景には真っ青な空と真っ白な鱗雲というショットを! |
村松 | ○ | うろこ雲をバックに空中に放り投げられた赤ちゃんかな。もう少し大きくなったら大喜びかも。 婆はハラハラしますが。 |
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久保田 | ○ | ほのぼの〜 | ||
手塚 | ○ | 孫はいつも可愛いものですね。 | ||
下河原 | ○ | 「ギャン泣きの空」の表現が面白いです。 | ||
片岡 | ○ | すこしうらやましいです。早くやりたい。 | ||
木原 | ○ | 秋の澄み渡った空へたかいたかーいと赤ちゃんをあやす景がほほえましく、心が癒されました。 | ||
白井 | ○ | お孫さん いいねー | ||
梅原 | ○ | お孫さんですか | ||
月足 | ○ | あやすのは大変だけどかわいいお孫さん?の向こうに秋の空 | ||
白鳥 | ○ | これはいいね!大泣きの顔の背景はすがすがしい秋の空。楽しんで子守をしている姿が見えるようです。 | ||
ショルツ | コ | 「何故泣くの?」永遠の謎を追求するより気分転換のたかいたかーい! | ||
4 | 押し黙る君に術(すべ)なし秋深む | 廣瀬 | 自 | これは心理描写の句。つまらないことで夫婦喧嘩。口もきいてくれない妻に私は為す術がありません。 時間だけが経過していき、薄ら寒く秋が深まった感じがしてきました。 |
ショルツ | ○ | 単純ではなさそうな(失礼)「君」に向き合う作者のひたむきな想いがひしひし。 | ||
村松 | ○ | 秋深むの季語が効いてる。若いカップルでも歳を重ねた夫婦でもあるシチュエーション。 雰囲気は違うけど。今回の四句は全て情景が浮かぶものでした。 |
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小野 | ○ | 「術なし」と「秋深む」が絶妙に合っていますね。「秋深む」は時間の経過を感じさせ、 術がないまま時間が経ったことを想像させます。 |
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下河原 | Q | 押し黙る君とは、誰? お孫さん? | ||
片岡 | コ | 手強い。 | ||
町田 | コ | 「押し黙る君に術なし」に心情を季語で取り合わせたのですね。秋深むとはお手上げと言うのでもなく、 試行錯誤をしていくのかな。 |
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白井 | コ | そうですか? | ||
白鳥 | コ | はて、これは誰のことだろう?何かやらかしてパートナーにばれたか(笑) | ||
5 | 秋風よ信じていいの今度こそ | ショルツ | 自 | ぶり返す真夏日にやっと吹いた秋風にも疑心暗鬼。 |
廣瀬 | ○ | 期待と不安、希望と諦めが入り混じった感情を上手く詠んだ句であると思いました。 「よ」「の」「こそ」の配置もスゴく効いてると思います! |
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久保田 | ○ | やっと涼しくなりました! | ||
木原 | ○ | 秋風に切ない願いをぶつける作者。応援したくなります。 | ||
小野 | コ | 言い得て妙です。ぶり返す夏日に、みんながそう思いました! | ||
下河原 | コ | この頃は、一気に寒くなってきた気がします。 | ||
片岡 | コ | 今年の九月は(も、かな)、本当にそうでしたね。 | ||
白井 | コ | そうですね ようやく ≒半月遅れ | ||
月足 | コ | 実感! | ||
白鳥 | コ | 繰り返す真夏日。ほんとに聞きたいよね。 | ||
6 | 実る穂と切なる願い児(こ)に授け | ショルツ | 自 | 米不足の秋にはキラキラネームより「実穂」ちゃんと命名される赤ちゃんが増えるのかなぁと 想像しました。ウチの家族には関係ありません。 |
廣瀬 | ○ | お孫さんの名付けに一役買ってあげたのでしょうか?「実穂(ミホ)」ちゃん? 「切なる」とあるけどほのぼのとした句ですね~ |
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村松 | ○ | 子供の幸せを願う親の思いがすごく伝わってくる | ||
手塚 | ○ | お子(孫)さんへの思いが伝わります。 | ||
梅原 | ○ | 健やかに育ちますように | ||
町田 | コ | 赤ちゃんにお米を背負わせる行事でしょうか? | ||
白井 | コ | お祭りで 神輿の稲穂 とりました | ||
大治 | コ | 親の気持ちですね | ||
白鳥 | コ | お孫さんのお宮参りかな。「実る穂」がいいですね。もしかして実穂ちゃん? | ||
7 | 金木犀何処(いずこ)知らねどふいにあり | ショルツ | 自 | 小雨の中妙義神社の石段を昇っていると、どこからともなく金木犀が香りました。 香りだけで姿は見えませんでした。文法的に大丈夫か?ご教示ください。 |
村松 | ○ | この句の通り金木犀は香りが先に来て、ああここにあったんだと気づくことがよくありますよね。 | ||
白井 | ○ | そうなんで この時期だけ 気づきで | ||
下河原 | コ | キンモクセイの香りは独特ですね。 | ||
町田 | コ | 私もこの通りだと思います。 | ||
大治 | コ | 金木犀の香りの快さが伝わってきます | ||
月足 | コ | 毎年秋に感じます | ||
白鳥 | コ | ひと月遅れ、やっと秋の香り。香りで気づく。 | ||
8 | 霧纏(まと)い峩々(がが)たる巌(いわお)妙義山 | ショルツ | 自 | 複雑怪奇な妙義山に魅かれます。霧に隠れたり姿を見せたり、見飽きることがありません。 「峩々(がが)たる巌(いわお)」は妙義ビジターセンターの展示室にそう描写されていたのを拝借。 ズルしました(告白)。VRで登山体験しました。 |
小野 | ○ | 「峩々たる巌」という語句が、険しさと神々しさを伝えています。 「峩々たる」という言葉を初めて知りました。 |
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下河原 | ○ | 霧にかかった妙義山のギザギザの峰の頂が情景が目に浮かびます。 | ||
片岡 | ○ | 山容が目に浮かびます。 | ||
町田 | ○ | 峩々(がが)たる巌で映像が浮かびます。 | ||
大治 | ○ | 妙義山の鎖場を登ったことが思い出されます。その時も霧に覆われていました。 | ||
月足 | ○ | じっくりと眺めに行きたい | ||
白鳥 | ○ | 妙義山の険しさ、雄々しさを素晴らしく表現。 | ||
久保田 | コ | 峩々(がが)たる→初めて聞きました。日本語は深い。 | ||
手塚 | コ | 峩々(がが)たるが難しい表現ですね | ||
白井 | コ | 以前も妙義山でできましたよね 上州三山とか 紅葉時期は見事で | ||
9 | 東国の杜に色なき風わたる | 村松 | 自 | 香取神宮に行ったのは暑い日でしたが参道の木陰は風が気持ちよく落ち着いたお参りになりました |
ショルツ | ○ | 日向薬師の石段でしょうか。時折吹いてくれるあの風がありがたかった。 | ||
片岡 | ○ | 東国とした所に秋の気配を感じました。 | ||
手塚 | コ | 東国の杜とはどこのことでしょうか? | ||
白井 | コ | まだ紅葉が とのことですかね 遅いね | ||
大治 | コ | 紀友則の気持ちと東国がマッチしています。 | ||
10 | 秋日傘皆さして行くランチ会 | 村松 | 自 | 秋の日傘、昔は珍しかったのかもしれませんが今は10月でも日傘は必須 |
廣瀬 | ○ | シンプルですが「皆が日傘」という言葉が、今年の秋を象徴していますね!? きっとランチの話題も孫自慢と気候の話? |
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小野 | ○ | 長引く残暑。日差しを防御するシチズン。何気ない秋の日常の風景。いいですね。 | ||
手塚 | ○ | 今年の残暑は厳しかったですね | ||
片岡 | ○ | 四句とも秀句だと思います。この句は特に好きです。 | ||
木原 | ○ | 秋の女子会ですか。 | ||
ショルツ | コ | 秋日傘なのにきっと陽気は真夏日だったのかな。 | ||
下河原 | コ | 楽しそうなランチ会ですね。参加したいです。(作者は女性かなと思いますので?) | ||
白井 | コ | そうそう まだまだ日傘 | ||
月足 | コ | 日傘が手放せずに秋も2か月以上 | ||
白鳥 | コ | 強い日差し、秋とは名ばかり。 | ||
11 | 寝ない子を抱いて見上げる星月夜 | 村松 | 自 | 夜泣きする子供も外の空気に当てると気分が変わるのか泣き止むことがありました。 30年くらい前のことです。 |
廣瀬 | ○ | お孫さんをあやし疲れて途方に暮れて天を仰いだら、思ったよりも空が明るくて少しポジティブな 気持ちになれたといったところでしょうか? |
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下河原 | ○ | 妻の母もなかなか夜は寝てくれません。 | ||
大治 | ○ | イラつかず、月夜を眺めるこの気持ちが素晴らしい | ||
月足 | ○ | 大変だけど、おかげで素敵な星月夜に | ||
ショルツ | コ | 育児疲れの身には切ない。。。辛過ぎていまだによい思い出とはなっていません。 | ||
白井 | コ | 星灯の夜 みてないなー いいねお孫あやしで | ||
白鳥 | コ | 育児に疲れた思い出かな。 | ||
12 | 秋の朝乳飲み子は手をみつけ手を眺め | 村松 | 自 | 赤ちゃんが自分の手を不思議そうに見てしばらくそれで遊んでいる様子。子供が小さい頃も可愛かったし 最近孫もしています。30分くらい一人でおとなしくしてくれるので親は楽。最初は「乳飲み子は手を みつけ手を眺め秋」としたのですが、私としてはこちらの方がしっくりきたので敢えて字余りのままです。 |
久保田 | ○ | お孫さん(?)の目の動きとその描きかたが面白い。好きですこういう句 | ||
下河原 | ○ | 前の句も含め、かわいいお孫さん?の姿が目に浮かびます。 | ||
片岡 | ○ | 命が目覚め、世界を発見していく姿。 | ||
町田 | ○ | 破調?なのかもしれませんが、とても調べが良く、何か好きです。 赤ちゃんってこんな感じで不思議がいっぱいなんだろうな。 |
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白井 | ○ | いいね いいね かわいいでしょー | ||
梅原 | ○ | ハンドリガード可愛い | ||
白鳥 | ○ | 赤ちゃんは本当に輝く未来。何を見ても初めてで目をキラキラさせている。いとおしいね。 | ||
月足 | コ | リアルな映像が浮かびます。中十を短くできないか?赤子は手見つけ(中八)? | ||
13 | 豊漁や秋刀魚定食注文す | 小野 | 自 | よく行く定食やでのランチ、秋になったらお手頃価格の「秋刀魚定食」がメニューに加わり、 早速注文しました。今年は去年の140倍の豊漁だそうです。 |
廣瀬 | ○ | 共感します!去年はほとんど秋刀魚食べてなかったから。サンマが食べたくなりました! | ||
ショルツ | ○ | 大根おろしで!堪えられません!! | ||
白鳥 | ○ | サンマやっと安くなってきました。「注文す」の期待感ハンパない! | ||
下河原 | コ | 今年は、サンマが豊漁のようですね。 | ||
白井 | コ | 豊漁と言っても 小さいよねまだ 今年はついに食せずだったような | ||
大治 | コ | まだまだ小さい秋刀魚だけど秋の食味ですね | ||
月足 | コ | 今秋はお手頃価格 | ||
14 | 銭湯を出て(いでて)火照るや秋の風 | 小野 | 自 | 徒歩圏に2つの銭湯があり、最近時々行きます。銭湯を出てもまだ汗が引かず、、、 でも風は爽やかで涼しい。 |
村松 | ○ | 大きなお風呂に入って火照ったからだに秋の風、気持ちいい! | ||
梅原 | ○ | 秋風が心地よさそう | ||
大治 | Q | 銭湯未だ健在しているのでしょうか | ||
ショルツ | コ | ようやく湯上りの風が心地よくなりました。 | ||
白井 | コ | そうですね 風呂後 冷房風でないと | ||
15 | 秋の蝶伏せった父の細き腕 | 小野 | 自 | 父が病に倒れ、しばらく心配な日が続きました。回復しましたが、2週間ぐらいの間に7キロも 痩せてしまいました。 |
廣瀬 | ○ | 「秋の蝶」「伏せった父」「細き腕」という言葉から作者のお父様に対する思いや愛情が溢れてきます。 お父様が早く元気になりますように(祈) |
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村松 | ○ | 秋の蝶と呼応するような細い腕、せつない。どうかお元気で。 | ||
手塚 | ○ | 秋の蝶の季語がなんともいえぬ切なさを表現しています。 | ||
片岡 | ○ | 思いの込もった句。 | ||
木原 | ○ | 秋の蝶と細くなってしまったお父様の腕との取り合わせが切なく響きます。 | ||
白井 | ○ | そうですか 秋の蝶とかさなりますね | ||
大治 | ○ | 切なさともの悲しさがが何となく伝わってくる句です | ||
月足 | ○ | お父様、お大事になさってください | ||
下河原 | コ | お父さんが元気になられることを祈念します。 | ||
白鳥 | コ | 私もつい最近、いつも長袖ばかり着ている父の腕を見てしまいました。細かった! | ||
16 | 無花果や真白き皿の主役なり | 小野 | 自 | 贔屓にしている店でオードブルに頼んだのが無花果の生ハム包み。目に触れるのは生ハムだけど、 やっぱり主役は無花果ですよね。 |
久保田 | ○ | 想像するだけで美しい。確かに主役だわ。 | ||
下河原 | ○ | 秋の果実「いちじく」を食べたいですね。 | ||
片岡 | ○ | 色彩が際立ちます。 | ||
町田 | ○ | イチジクって昔、実家になっていて、二つに割ってかぶりつきましたが、今はお皿に乗せて フォークとナイフで食べるんですか。すごいぞイチジクと思いました。 |
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大治 | ○ | 無花果の美味しさが伝わってきます | ||
白井 | コ | いちじく 今が旬ですね | ||
月足 | コ | 白いお皿に映えますね。美味しそう | ||
白鳥 | コ | 干しイチジクは大好きです! | ||
17 | 汗したるまつ毛を擦る(こする)小さき手 | 久保田 | 自 | ついこの間までとても暑く、子供がまつ毛をゴシゴシ擦って汗を拭いていました。 暑そうだし、可愛くて、句にしました。 |
村松 | ○ | 汗だくの子供、可愛いなあ。いわさきちひろの絵にありそうだね。 | ||
下河原 | ○ | 小さき手は、お孫さんの手のことですかね。 | ||
片岡 | ○ | いっぱい夢中で遊んだんだね。 | ||
白井 | ○ | お孫さん? いつまでも暑く大変だったね | ||
梅原 | ○ | |||
ショルツ | コ | 愛らしい仕草を細やかに描写しています。 | ||
大治 | コ | 遊びに夢中の子供の一瞬ですかね | ||
白鳥 | コ | 小さい子の無邪気な動作。涙ではないよね。 | ||
18 | 目の下のふすべ数えて月夜かな | 久保田 | 自 | 夏の間にできたシミ、そばかす。月夜でもしっかりわかって、イヤになっちゃいます。 |
大治 | ○ | ふすべという言葉が何となく情緒を誘いますね | ||
手塚 | Q | ふすべ数える?って教えてください。 | ||
下河原 | Q | 「ふすべ」はネットで調べたら「ほくろ」と出ていましたがあっていますか? | ||
ショルツ | コ | 「ふすべ」はシミのことですか! | ||
白井 | コ | 秋の長夜の過ごし方としては 歳相応?で | ||
月足 | コ | 明るい月夜ゆえ、ふすべがいくつと鏡見て | ||
白鳥 | コ | 「ふすべ」って黒子なんだね、知らなかった! | ||
19 | 秋花火心通わぬ人と見る | 久保田 | 自 | 秋花火はなんだかピンと来ない。気持ちが通じない人みたい。 |
廣瀬 | ○ | これは行き掛かり上、気の合わない近しい人(ご家族、職場関係者?)と花火を見ざるを得なかった 感じですかね~でも同じ方向を向いてるから顔を見なくても良いし、何なら話さなくてもOK! 花火に罪はありません。 |
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ショルツ | ○ | 一緒に花火を見るなら心は通っているような、、、。夏でなく秋花火でないと成り立たない情景ですね。 | ||
村松 | ○ | なんと意味深な句。一緒にいても寂しい。 | ||
小野 | ○ | キッツイことを淡々と、シンプルかつ超クールに詠んだ句。カッコよいわー | ||
片岡 | ○ | 心のきびをとらえて印象的です。 | ||
木原 | ○ | 夏ではなく秋に花火を見ている。しかも心通わぬ人と。とても意味深な句です。 | ||
町田 | ○ | いやあ興味津々となってしまいます。最初から嫌いな人とは見ないから只今ケンカ中? | ||
月足 | ○ | ここに至る物語、気になります | ||
白鳥 | ○ | これ、なんだか意味深な。お見合いか、別れの近い恋人か。こういうシーン人生にあるあるですね。 | ||
手塚 | コ | 心通わぬ人と一緒に花火を見る気持ちとは | ||
下河原 | コ | 心通わぬ人とは意味深ですね。 | ||
白井 | コ | うー 心かよわねとは? | ||
20 | アリ走るテーブルの上しそ結び | 久保田 | 自 | 外で食べるのが美味しい季節となりました。 |
白井 | コ | 何か 渋いごちそうですか? お酒ですね | ||
21 | 秋めくや日向薬師の里に湯屋 | 手塚 | 自 | 先日の吟行句会での鶴巻温泉のことです。 |
ショルツ | ○ | いいお湯でしたね~~♨ 休憩所がまた快適ですっかり寛ぎました。実りある秋の一日に感謝。 | ||
村松 | ○ | お参りの後にはゆっくりお風呂、いい一日。 | ||
片岡 | ○ | ゆっくりつかれとれそう。湯屋としたことで喚起力が強まったか。 | ||
下河原 | コ | 9月の吟行楽しかったですね。 | ||
白井 | コ | いい湯でした また今度 | ||
大治 | コ | また行きましょう | ||
月足 | コ | 行きたかった。今度ぜひ | ||
白鳥 | コ | 暑い日だったので、温泉で汗を流して飲んだビールの美味しかったこと! | ||
22 | 身に入むや居場所を探す定年後 | 手塚 | 自 | 65歳以降の生活は人それぞれですね。 |
廣瀬 | ○ | この一句会も居場所でしょ?他にもゴルフ会とか、麻雀の会とか多摩高OBサークル…たくさんあるよん! | ||
梅原 | ○ | 実感! | ||
月足 | ○ | 秋の日と定年後が響きます | ||
下河原 | コ | 確かに定年後の居場所探しはあるあるですね。私も4畳半の部屋でほぼ終日過ごしています。 (居間は妻と義母が独占しています) |
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町田 | コ | 私は趣味もやりたいこともないので、居場所をさがすことになるのかなあ | ||
白井 | コ | そうですね でもまだこれから・・ | ||
大治 | コ | 一緒にお出かけしようと声かけたくなるかな | ||
白鳥 | コ | いい場所をたくさん見つけよう。 | ||
23 | あの頃の部下も還暦秋澄めり | 手塚 | 自 | 久しぶりに昔の仲間に会っての感想でした。 |
木原 | ○ | え?あの人がもう還暦なの?と聞いた瞬間自分の歳に愕然。 | ||
白鳥 | ○ | みな時の流れに逆らえない。他人の年齢でそれを思い知るのもよくあることです。 | ||
白井 | コ | そうですね でもまだまだ | ||
24 | 秋暁や蜘蛛の巣ひかる散歩道 | 手塚 | 自 | この季節、早朝散歩では蜘蛛の巣が目立ちます。 |
村松 | ○ | 朝の気持ちの良い散歩風景。四句通して感じられるのはリタイア後の心もとなさと替わりに 手に入れた穏やかな日々。 |
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小野 | ○ | 早朝のお散歩で出くわした蜘蛛の巣。朝の光に輝いて、作者は1日の幸運を感じたと同時に、 無意識にも今日の幸福を祈った。そんなイメージで捉えました。 |
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久保田 | ○ | 朝散歩ですか?気持ちよさそう。 | ||
下河原 | ○ | 「秋暁」と言う季語が素敵ですね。 | ||
片岡 | ○ | ほんとに驚くほど立派な巣が散歩道をふさいでいました。 | ||
町田 | ○ | 綺麗な句です。雨上がりとか蜘蛛の巣が光っている時ありますね。 | ||
白井 | ○ | そうそう 今年の蜘蛛の巣もすくないような? | ||
大治 | ○ | 朝露に蜘蛛の巣が光っている 情緒たっぷり | ||
ショルツ | コ | 朝の空気も引き締まってきたようです。 | ||
25 | 秋日和一歩一歩が御利生(ごりしょう)に | 下河原 | 自 | 9月の吟行では、何段もの階段を上って日本三大薬師の日向薬師を参拝しました。 |
廣瀬 | ○ | そうです!この素敵な季節も、この大自然も、このちっぽけな身体も、流れていく時間も、 すべてが神の御利益なのですね! |
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ショルツ | ○ | その通りでしたね。きつい石段を昇りきるとありがたさもひとしおでした。 | ||
村松 | ○ | お参りは行く道から始まっているのですね。 | ||
手塚 | ○ | 御利生という言葉を初めてしりました。 | ||
木原 | ○ | こんな秋晴れの気持ちの良い日に、健康散歩できることに感謝。 | ||
大治 | ○ | 仏様へのお参りでしょうか ご利益がきっとあります | ||
月足 | ○ | 誠にありがたい秋の日和です | ||
白井 | コ | 還暦後は 神へ向かい一歩??とかんがれば | ||
白鳥 | コ | 「御利生」とは「御利益」なんですね。勉強になりました。 | ||
26 | 万葉の香り漂う芒原 | 下河原 | 自 | 仙石原のすすき草原をTVで放送しているのを見ていたら、万葉集が頭に浮かびました。 |
片岡 | ○ | 芒原に万葉の世を思う作者の奥深い感性に一票です。それとも、万葉の湯? | ||
町田 | ○ | 「万葉の香り」がいいなーと思いました。 | ||
白井 | コ | すすきの原っぱ 風が見えるようで 秋ですね | ||
白鳥 | コ | 奈良かな。平城京跡かな。 | ||
27 | 新米や頰張る先に祖母の笑み | 下河原 | 自 | 前回投句したやっと手に入れた新米を白いご飯が大好きな妻の祖母が満面の笑みを浮かべながら 食べていました。 |
村松 | ○ | おばあさまが作った米か炊いてくれたご飯か、おばあさまの愛情とそれをきちんと受け止めている孫と、 良い句です。 |
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小野 | ○ | どこのおばあちゃんも、おばあちゃんはいつでも笑顔で見守ってくれれてますね。ましてや出来立ての 自信作の新米だもの。孫が頬張って食べてくれたら、こんなにうれしいことはありません。 頬張った孫のほくほくした気持ちだけでなく、おばあちゃんの気持ちまで感じる句です。 |
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久保田 | ○ | 美味しいお米とそれを炊いてくれたお婆ちゃんの取り合せで心がほっこりします。 | ||
片岡 | ○ | 子供時代の思い出でしょうか。新米につながる思いを感じます。 | ||
梅原 | ○ | 令和の米騒動も一段落 | ||
月足 | ○ | 喜んでくれるおばあちゃん。美味しいおにぎりありがとう | ||
ショルツ | コ | 戦時中食糧難だった我々世代のおばあちゃんは「たくさん食べな」と孫に言えるのがしみじみ 嬉しかったのでしょう。 |
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手塚 | コ | お祖母さんが懐かしさ(愛しさ)一杯です。 | ||
白井 | コ | そう あの米騒ぎは何だった? のように 新米が いただきまーす | ||
白鳥 | コ | お祖母ちゃんはお米を作る人だったのかな。毎年思い出すその笑顔。 | ||
28 | 独り住むポートサイトで月の宴(えん) | 下河原 | 自 | 独身時代(1995年~1997年)にヨコハマポートサイドのマンションで一人住まいしていた時代を思い 出しての句です。たまたま古いドラマ(私の運命)を妻が加入したU-NEXTで見ていたら、ポートサイド のマンション (実際は、隣の超高層マンションの方でした)がロケに使用されていたので・・・ |
白井 | ○ | いいね どこですかね | ||
白鳥 | ○ | 船旅の人?「独り」の「宴」に惹かれます。 | ||
ショルツ | Q | ポートサイトは? 独居する場所? | ||
大治 | Q | ポートサイド?,ポートサイト? | ||
29 | 熱いシャワー心地よいこと九月の夕 | 片岡 | 自 | やっとだな、の思いです。 |
ショルツ | コ | 九月はシャワーが合いますね。殊に今年の九月はお湯につかって心地よいとはいきませんでした。 | ||
下河原 | コ | 熱いシャワーがここちよい季節になりましたね。 | ||
白井 | コ | ようやく涼しくで ふー です | ||
大治 | コ | そのとおりです | ||
月足 | コ | 待ちに待った気分を感じますね | ||
30 | 軒天に穴あけキツツキつつく音 | 片岡 | 自 | 実話です。一度穴を苦労してふさいだのですが、また空けられました。 天井裏でコンコンコンとしています。 |
小野 | ○ | ご自宅ですか? 穴をあけるキツツキに腹を立てつつも、仕方ないなと受け入れている寛大さを感じます。 | ||
木原 | ○ | 自然に囲まれて羨ましい。 | ||
白井 | コ | 冬になると 我が家にも コゲラが来ます 枯れた木をつついて 音がすると スマホもって | ||
白鳥 | コ | 家をキツツキがつつく!大自然の中の家。 | ||
31 | 鮎を釣る人点々と彼岸花 | 片岡 | 自 | 真夏には人影のなかった川筋に、横に並んだ釣り人が点々といました。 |
ショルツ | ○ | 彼岸花で赤く彩られた清流、釣り人、跳ねる鮎。清々しい秋の情景。 | ||
村松 | ○ | 秋ですねぇ。 | ||
久保田 | ○ | 鮎を釣る人点々とが良いです。そして彼岸花の赤が目に染みます。 | ||
下河原 | ○ | 鮎を釣る人と彼岸花の対比が面白いです。 | ||
梅原 | ○ | |||
大治 | ○ | アユ釣りの風景の中に彼岸花の赤が際立ちます | ||
月足 | ○ | アユ釣りの川に彼岸花 | ||
白鳥 | ○ | 川沿いに並ぶ彼岸花の向こうに釣り人たち。秋らしい風景画のような句。 | ||
白井 | コ | いいね でも 鮎つりの盛りは夏でが 季節がずれて | ||
32 | 銀秋の光つぶ立つ潮の筋 | 片岡 | 自 | 海に反射する光には、潮で模様ができます。 |
廣瀬 | ○ | 潮合線のできる場所は漁場?水面がキラキラ光ってる?てことは、銀はサンマやサケを 表しているのかな?と解釈しました。金秋や錦秋も良いけど、銀秋も良いですね~ |
||
村松 | ○ | 上の句と同じ景色のように感じました。でも印象は変わりますね。 | ||
手塚 | ○ | 秋の海の波打ち際の光景を想像しました。 | ||
町田 | ○ | 「銀秋」ってすすきの穂の色と思っているのですが、「光つぶ立つ潮の筋」ときますか! いやーー詩人ですね。 |
||
白井 | ○ | いいね いいね 波キラキラ | ||
大治 | ○ | 言葉使いが綺麗な句 | ||
下河原 | Q | 「銀秋」とはどんな情景なのでしょうか? | ||
ショルツ | コ | 秋に潮をゆったり眺められるのは贅沢。 | ||
33 | コスモスや風立つ箱根予選会 | 木原 | 自 | 10月コスモスの咲き乱れる昭和記念公園で箱根駅伝の予選会が開かれる。ここに参加するのは今年の 本線でシード権を取れなかった大学の選手達。彼らは決して諦めることなく来年の本線目指して走る。 強風に倒されてもまた起き上がり花を付けるコスモスと取り合わせてみた。 |
廣瀬 | ○ | 風に吹き倒されてもまた根を出し立ち上がるというコスモスと箱根駅伝予選会参加者の健脚を掛けて 表現されたのでしょうか?「立ち上がるコスモス」「立ち上がる風」「立ち上がり走り出す脚」 も係り合っていて素敵です。 |
||
ショルツ | ○ | 予選会出場校はコスモスが決戦の風景ですね。箱根に向かってGo! | ||
村松 | ○ | 爽やかな秋の一日、結果は悲喜こもごも | ||
久保田 | ○ | 箱根駅伝も近づいてきましたが、ずいぶん爽やかな光景だなあ。 | ||
大治 | ○ | もうそんな季節であることを実感させられました。夏が長い | ||
手塚 | コ | 箱根駅伝の予選会に思いが乗っている。 | ||
下河原 | コ | 箱根駅伝の予選会がそろそろ始まるんですか? | ||
町田 | コ | 「風立つ」をAIは秋の季語としていたので、びっくり! | ||
白井 | コ | そーか? もうその季節 | ||
白鳥 | コ | 箱根駅伝の予選会もうすぐですね。 | ||
34 | 栗剥くや吾子の唱える七の段 | 木原 | 自 | 栗を剥くのは結構難しいなあ。そばで小学校2年生の孫がかけ算九九の練習をしている。 七の段には苦戦しているようだ。 |
廣瀬 | ○ | 「栗剥く」という言葉が何とも長閑で…七の段を言えるようになったお孫さんの成長ぶりも含めて、 幸せな秋の風景ですね! |
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手塚 | ○ | 掛け算の七の段というのが秀逸。正統派の句 | ||
片岡 | ○ | 家族の温かく心安まる風景。 | ||
梅原 | ○ | 可愛いね | ||
月足 | ○ | 幸せなひととき | ||
ショルツ | コ | 九九暗記は二年生秋=栗剥く頃の学習事項なんですね。お子さんの思い出にも残っていくことでしょう。 | ||
下河原 | コ | 九九の7段目は、確かに難しいですね。 | ||
白井 | コ | 何の歌かね 秋だろうけど | ||
白鳥 | コ | 九九を習いたての子。このころは勉強が楽しいんだろな。 | ||
35 | 遠き日の母の小言や秋茄子(あきなすび) | 木原 | 自 | 幼かった頃、好き嫌いを言うとよく母に叱られた。あの頃苦手だった茄子の糠漬け。今は大好物です。 |
廣瀬 | ○ | 「遠き日の母の小言」…沁みますね~間違いなく今の自分を形成している一つの要素…秋茄子が 時間経過と毎年繰り返す日常を表しているとも感じました。 |
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村松 | ○ | お母さまの茄子の料理と同じ味だったのでしょうか。私も何かの拍子に亡くなった母を思い出します。 | ||
小野 | ○ | 秋茄子にお母様の思い出があるのでしょうね。馬耳東風で聞き流す作者の姿も浮かんでくる笑 | ||
手塚 | ○ | 正統派の句。これも秋茄子の季語が良いですね。 | ||
下河原 | ○ | 遠き日の母の小言、私もそんな情景が思い出されます。 | ||
片岡 | ○ | ナスの丸味のある姿が、小言に優しさを加味します。 | ||
白井 | ○ | なんかいいね 百恵ちゃんの歌のようで | ||
ショルツ | コ | 小さい頃は茄子が食べられなかったのかしら? 私は今は通年茄子を切らさないほど好きですが、 子供の頃は野菜嫌いで辛かった。 |
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町田 | コ | 「秋なすび」との取り合わせ理由を聞いてみたいです。 | ||
36 | 元部下の喪服の列や虫すだく | 木原 | 自 | 自分の定年退職のお祝いにも参加してくれた元部下の訃報。お通夜に駆けつけた。 彼と同僚の元部下たちがお焼香に並んでいる。 |
小野 | ○ | ドラマのワンシーンのようです。上司役は役所広司。秋なんだけど、白いハンカチで汗を拭っている… と楽しく想像を含ませてくれる句。 |
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町田 | ○ | 「虫すだく」が社員が泣いている様子とか、皆でひそひそ話している様子とかを表していると思いました。 | ||
白鳥 | ○ | 会社の元同僚の葬儀でしょうか。悲しい言葉はないけれど、哀切さがしみじみと。 | ||
白井 | コ | そうですか 早いね | ||
大治 | コ | 虫すだくという言葉しりませんでした | ||
月足 | コ | 辛いですね。ご冥福をお祈りいたします | ||
37 | 土の中螻蛄(けら)鳴く声と地球(ここ)に居る | 町田 | 自 | どんなに静かな夜でもジーという声が聞こえてきます。それはオケラだよと教えてもらい、 オケラとこの時間を共有しているのだと感動しました。 |
村松 | ○ | 私の螻蛄の知識はどうぶつの森なのですが、地中から聞こえてくる声はともに地球にいるって 言いたくなるかも。 |
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下河原 | ○ | 「螻蛄」は、地下の中で生活しているコオロギの仲間ですね。 | ||
片岡 | ○ | 大きな大地と小さなケラ、ニつに一体感が通じていく。 | ||
月足 | ○ | この星に生きるものの一体感 | ||
ショルツ | コ | 螻蛄って、調べたらおっそろしい形相の虫でした。存在感がすごい! | ||
白井 | コ | おけら? 歌 ぼくらは皆んな生きている・・に出てくるけど 今や絶滅危惧種?じゃあない | ||
38 | 茅葺きのお堂色なき風走る | 町田 | 自 | 暑かった日向薬師に涼しい風が流れた時、「茅葺に古よりの風さやか」とメモしました。 どっちがいいかな? |
廣瀬 | ○ | ものすご~く気持ちの良い風景が頭に浮かんできました。 「茅葺き」「お堂」「色なき風」と、言葉のマッチングも素敵! |
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ショルツ | ○ | 涼やかな風が走りましたね~。あの石段を昇りつめた後の心地よさは格別でした。 | ||
村松 | ○ | 静かな景色なのだったのだろうと思います | ||
小野 | ○ | 「茅葺きのお堂」と「色なき風」が合っていますね。そして、ほのかに埃だかカビだかの匂いがする。 それも悪くないなと、作者はそこに根付いている時代を味わっているのかな。 |
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下河原 | ○ | 日向薬師のお堂ですかね。確か茅葺でしたね。 | ||
木原 | ○ | 「色なき風」という秋の季語が「茅葺きのお堂」とよく響きあっています。良い句ですね。 | ||
白井 | ○ | 秋風ですね ようやく | ||
大治 | ○ | 茅葺のお堂と色なき風のマッチングで寂しさや素朴な雰囲気が出ているのではないでしょうか | ||
月足 | ○ | 色なき風、素敵で使い方が難しい季語ですが、うまく呼応しています | ||
39 | 寝待ち月杯を重ねる電話越し | 町田 | 自 | 真由美ちゃんと電話してたらあちらからもワイン?を注ぐ音が聞こえてきました。 |
小野 | ○ | 笑えますが、あるあるです。「寝待ち月」が合っています! | ||
久保田 | ○ | 電話飲みの感じがよく出ている句ですね! | ||
手塚 | ○ | 寝待ち月という季語が本当に響く句です。 | ||
梅原 | ○ | |||
月足 | ○ | 長電話しつつちびちびと秋の夜。お相手は? | ||
白鳥 | ○ | 親しい人と電話で話し込みながら杯を重ねる。いい秋の夜じゃありませんか。 | ||
ショルツ | コ | 電話越し、同じ月を眺めて一献。それもまたよし。 | ||
白井 | コ | 満月から 毎夜ですか?ね | ||
大治 | コ | 寝待ち月、日本らしい表現ですね | ||
40 | 違和感が身体にややや秋の蝉 | 町田 | 自 | 朝起きる度にこんな感じ、私だけ!? |
木原 | ○ | 滑稽味もありますがやはり心配。大丈夫ですか。季語「秋の蝉」が効いています。 | ||
月足 | ○ | やややが違和感をリアルに | ||
ショルツ | コ | 「ややや」ってわからなそうでわかる表現。身体のサインに気付いた瞬間か! | ||
手塚 | コ | これもオノマトペ。やややが何とも良いですね。 | ||
下河原 | コ | 「身体にややや」大丈夫ですか? | ||
片岡 | コ | 「ややや」がリアルです。 | ||
白井 | コ | そうですね なんか痛々しい鳴き声が | ||
白鳥 | コ | 秋になんで鳴く?盛大な蝉の声。「ややや」が愉快。 | ||
41 | 名月や部屋に射しこむすすき影 | 白井 | 自 | 9月十五夜翌日 お月見できました 残残暑でしたが 小さなすすき穂でていました |
小野 | ○ | 風流ですねー 日本人の美意識が凝縮された句。 | ||
久保田 | ○ | 月の光に照らされたススキの影が部屋に差し込む、美しい光景です。 | ||
下河原 | ○ | 情景が目に浮かびます。 | ||
町田 | ○ | 名月とすすきが季語でしょうか?でも、すごくいいなーと思いました。 | ||
梅原 | ○ | 風情ある句です | ||
月足 | ○ | 名月を愛でる静かな夜 | ||
白鳥 | ○ | なんだかドラマのようなCMのような素晴らしいお部屋。 | ||
ショルツ | コ | 月灯りですすきを観る、風情たっぷり。 | ||
片岡 | コ | なかなか見れない風景です。 | ||
木原 | コ | この季重なりをどう見るか。主役はあくまで名月。すすきは影でありすすきそのものでは ないので良いと判断します。 |
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大治 | コ | 綺麗な情景ですが旅先でしょうか | ||
42 | 水枯れす寂し残りし秋茄子 | 白井 | 自 | 我が家の家庭菜園は台風と日照りでみな枯れて溶けて ただ なすだけはまだ花つけ水やりしました |
大治 | ○ | 厳しい季節を生き残った茄子が哀れ | ||
町田 | コ | 私のナスはまだ頑張っています。 | ||
白鳥 | コ | それでも美味しいのでは? | ||
43 | 朱にうつろずただ白きかな曼珠沙華 | 白井 | 自 | 10月お宮の祭礼の準備時 ようやくヒガンバナさきました 白の一部ありです |
廣瀬 | ○ | 白い曼珠沙華の花言葉は「また会う日を楽しみに」だそうで、私も彼岸花として 供えてあげたくなりました。 |
||
ショルツ | ○ | 赤の情念を内に秘めたような白い曼珠沙華、好きです。 | ||
村松 | ○ | 白い曼珠沙華の存在感が際立つ句 | ||
手塚 | ○ | 曼珠沙華は赤だと信じていました。白もあるのですね。 | ||
片岡 | ○ | 破調が亡びゆく曼珠沙華の姿に重なります。 | ||
木原 | ○ | 白い曼殊沙華を詠んだのだろうか。そうだとするとオリジナリティがあると思いました。 | ||
小野 | Q | 「うつろず」は、どのような単語の活用形か、知りたいです。 | ||
下河原 | コ | 白い彼岸花ですか? | ||
白鳥 | コ | 彼岸花、白いのも黄色いのもありますね。赤じゃないと感じ出ないけど。 | ||
44 | 秋渡御膝も熱あり肩いれる | 白井 | 自 | 今年も祭礼 おみこし ひざのはれにサポートしてちょこっと担ぎました |
手塚 | Q | どのような情景ですか。解説をお願いします。 | ||
町田 | Q | 解説をお願いします。 | ||
下河原 | コ | 「秋渡御膝」は「みこしとぎょ」と読むんですね。難しいです。 | ||
月足 | コ | 体験者ならでは?渡御は秋神輿で五文字ではいかがでしょうか? | ||
45 | 秋彼岸供える仏花と缶コーヒー | 梅原 | 自 | コーヒー好きの亡き母に |
小野 | ○ | お墓に缶の飲み物が供えてあるのは、時々見かける風景で、あるあると感じさせてくれました。 個人はコーヒーが好きだったのでしょうね。 |
||
久保田 | ○ | 故人は缶コーヒーがお好きだったのかな。 | ||
手塚 | ○ | 缶コーヒーで本当に亡き人を忍んでいる様子が分かります。 | ||
片岡 | ○ | 缶コーヒーが故人の人柄を偲ばせます。 | ||
木原 | ○ | お花とともに故人のお好きだった物を供える景ですね。しみじみとします。 | ||
下河原 | コ | 母の1周忌で私も仏花を備えました。 | ||
白井 | コ | すみません 缶コーヒーの意味は不明ですが 我が家この時期いつもとなく花が高く 少しの仏花と梨でした |
||
白鳥 | コ | 故人はコーヒー好きだったんですね。いいご供養です。 | ||
46 | 虫の声一人静かに手酌酒 | 梅原 | 自 | 朝晩は秋らしくなり一句 |
廣瀬 | ○ | 旅先かな?シンプルですが「虫の声」と「一人」と「手酌酒」の言葉が響き合っております。 贅沢な時間ですね~ |
||
白井 | ○ | いいね 残残暑なかでが 秋虫はかすかに演奏を | ||
大治 | ○ | そんな心持ちにしてくれますよね虫の音は | ||
ショルツ | コ | 虫が歌えば一人酒もまた楽し。 | ||
下河原 | コ | 虫の音を聞きながらの一人酒風流ですね。 | ||
木原 | コ | そしてしみじみと一人酒を飲む。 | ||
月足 | コ | こんなお酒も美味しそう | ||
47 | 時とまれ箱根の森の花野風 | 梅原 | 自 | 二年ぶりの箱根で一句 |
ショルツ | ○ | 日の短い季節の午後でしょうか? 景色を見、風を感じ、花が香り、鳥も聞こえたでしょう。 五感で感じ取った時をこの一句に閉じ込めたよう。 |
||
村松 | ○ | きれいだけれど寂しさも感じる秋の花の咲く野原、時とまれというか時がとまったような 情景だったのかなと思いました |
||
小野 | コ | 秋の草花が咲く野原のことを「花野風」というのですね。知りませんでした。 | ||
白井 | コ | そうですか 仙谷原すすき 時が止まった・別世界で とのことですかね? | ||
白鳥 | コ | さぞ気持ちのいい風だったのでしょう。 | ||
48 | 露天風呂仰ぐ先には鰯雲 | 梅原 | 自 | 楽しい旅でした |
村松 | ○ | 鰯雲を眺めながらの露天風呂、手足を伸ばしてああいい気持ち | ||
下河原 | ○ | なかなか温泉に行けません。退職後に行った温泉は、伊豆高原の会社施設と先日の鶴巻温泉の 日帰り湯だけです。 |
||
片岡 | ○ | まさに秋の突き抜けてゆくような感興です。 | ||
町田 | ○ | 露天風呂に入りたーい!しかも昼間だよ。鰯雲のほのぼの感を満喫したいです。 あっ弘法の里湯で空見るの忘れました。あーー |
||
白井 | ○ | いいね いいね できればとっくり酒? | ||
月足 | ○ | 露天風呂は旅の楽しみのトップクラス | ||
白鳥 | ○ | 寒い冬、虫が多い春、暑い夏よりなにより、これが最高ですね。 | ||
ショルツ | コ | 明るいうちの露天風呂、贅沢~ | ||
小野 | コ | 昼間からの贅沢。 | ||
大治 | コ | 昼間から入る露天風呂と広い空気持ちよさそう | ||
49 | 打ち水や渡り廊下の石清か(さやか) | 大治 | 自 | 迎賓館(和風別館、西洋本館)を見学しました。その時の4句。おもてなしについて考えさせられました。 和風別館では賓客が来ると門から玄関までの渡り廊下にいつでも打ち水をするそうです。 涼をとることと清らかにするおもてなしだそうです。 |
廣瀬 | ○ | 9月の声を聞いてもまだ続く猛暑…触ったら火傷しそうな程に熱くなった渡り廊下の石に打ち水をしたら、 周囲が一瞬で涼しくなった!そんな想像をしてしまいました。 |
||
村松 | ○ | 石を敷いた渡り廊下と「清か」の一語、どこかのお寺でしょうか | ||
下河原 | ○ | 渡り廊下の打ち水は絵になりますね。 | ||
片岡 | ○ | 何という高级感。 | ||
梅原 | ○ | 味わいのある句ですね | ||
白井 | コ | さやか?とは すっきり 暑さすっきり?でしょうかね | ||
50 | 秋涼し盆栽棚に渡る風 | 大治 | 自 | 和風別館では賓客をもてなすため玄関や待合に必ず盆栽を飾るそうです。 樹齢300年以上の盆栽が普段は盆栽棚に置かれていてそこに秋風が吹いていました |
小野 | ○ | 盆栽棚はご自宅や近隣のお宅のものを指しているのかもしれませんが、 私は秋祭りの出店をイメージしました。 |
||
片岡 | ○ | これも落ちついた暮らしぶりがうかがえて好きです。 | ||
木原 | ○ | やっと涼しくなってきてほっとした心地が漂ってきました。 | ||
町田 | ○ | 盆栽棚が新鮮です。きっと盆栽たちを可愛がっているんだろうな。というのがわかります。 | ||
ショルツ | Qコ | ご自分の丹精ですか?亡父が幾鉢も育てていた盆栽を思い出します。 | ||
手塚 | コ | 正統五七五で秋の気配が小気味良いですね。 | ||
下河原 | コ | 作者は、盆栽育てているのですか? | ||
白井 | コ | そう 水やりが大変だけど 秋になれば | ||
白鳥 | コ | ちょっと田舎の広い庭。高い空と爽やかな空気を感じさせます。 | ||
51 | 噴水の水の音寂し秋の暮れ | 大治 | 自 | 西洋本館は豪華な内装でシャンデリアや金細工や色彩豊かな壁などで華やかでした。庭にある噴水も フランスから輸入されたもので国宝に指定されていました。でも今の季節噴水の周りには誰もおらず 音だけが空しく響いていました。 |
村松 | ○ | 夏は涼しげに楽しげに聞こえていた噴水の音も秋になって寂しく聞こえる。時間の流れも感じさせる句 | ||
小野 | ○ | 真夏の炎天下で見る噴水と、秋の夕暮れに見る噴水は、光も音も絵姿も違いますね。 音だけでなく、光まで感じる句です。 |
||
白鳥 | ○ | 夏には人が集まった噴水も涼しくなると。季節の移り変わりをとらえて上手い! | ||
ショルツ | コ | 夏には爽やかな水音も秋には寂しく聞こえる。まして夕暮れは。その通りですね。 | ||
白井 | コ | 秋の暮れは なんでもさみしげに感じるですね | ||
月足 | コ | 噴水(夏)も、秋になると秋の装いですね | ||
52 | 煙(けむ)の中銀杏串のおもてなし | 大治 | 自 | 迎賓館で西洋風の華やかなおもてなしと和風の慎ましいおもてなしの両方を体感しました。 やはり和風がいいですね、夜焼き鳥屋にいきましたがカウンター越しのおもてなしはやはり 日本ならではのおもてなしではないでしょうか。銀杏串は実を洗い、乾燥させ、串に刺し炭火で焼く、 最後に薄皮を剥いでお客様にお出しする、手間の掛かる一品です。 |
廣瀬 | ○ | 居酒屋?でも「煙の中」だから「いろり焼き」のお店かも。銀杏は少し贅沢な感じがして、 ご馳走して頂いたら嬉しいかも。。 |
||
ショルツ | ○ | 季節丸ごとのおもてなし、煙さえ美味しい。 | ||
久保田 | ○ | 銀杏が食べたくなります! | ||
手塚 | ○ | 銀杏の串が秋っぽさを醸し出しています。 | ||
白井 | ○ | いいね 温泉で 銀杏 と お酒かね | ||
月足 | ○ | 美味しい夕べの始まりにワクワク | ||
下河原 | コ | 銀杏串おいしそうです。 | ||
片岡 | コ | 秋になると、煙の匂いが懐かしくなります。 | ||
白鳥 | コ | そういう季節がやってきた! | ||
53 | 稲光寝返り打てばまた一つ | 月足 | 自 | もう終わりと思えば、また光る。ゆっくり眠らせて |
村松 | ○ | 稲光だけで音はしないか遠くから聞こえるのでしょうか | ||
久保田 | ○ | 最近の稲光、時間を問わず鳴りますね。 | ||
片岡 | ○ | 四句まとめて大変そうな句が並んでいます。その象徴のような第一句です。 | ||
町田 | ○ | いやー寝られてないでしょ。稲光がわかるということは | ||
白井 | ○ | そうそう とんでもない雷 豪雨 | ||
大治 | ○ | 今年は凄かったですね、自然の怖さ恐ろしさと寝返りとの取り合わせが面白い | ||
ショルツ | コ | 深夜の雷の不穏さが伝わります。 | ||
下河原 | コ | 夜の稲光は不気味ですね。 | ||
白鳥 | コ | 最近夜中の雷が多いです。 | ||
54 | 秋出水役場の改修予定表 | 月足 | 自 | 我が近所は下水管増強で内水氾濫を防げました。逆に大きな災害の恐れがありながら、 工事が間に合わない無念。比べることもできません |
廣瀬 | ○ | 台風で河川の水が溢れてしまい、家屋や橋などに影響がでてしまったのでしょうか? でもその事を感情的に詠まずに「役場の改修予定表」とした事で、復興への道のりの遠さが 表現されていると感じました。 |
||
小野 | ○ | 能登へ思いを馳せました。「決まり次第お知らせします」とかって書いてありそう。 | ||
久保田 | ○ | 今年は雨が多くて大変です。役場の改修予定表は雨と関係ないのかな? スケジュール表がクローズアップされていいですね。 |
||
手塚 | ○ | 能登のお役所の皆さんは本当にご苦労様です。 | ||
白井 | Q | 説明願います | ||
ショルツ | コ | 漢字の羅列から緊張感を感じます。 | ||
町田 | コ | 間に合わなかったんですか! | ||
55 | 鶴瓶落し移動四時間見舞五分 | 月足 | 自 | 介護施設の父に面会する母子の電車内での会話から。 |
廣瀬 | ○ | 大切な人のお見舞いに、遠くから四時間かけて行かれたのでしょうか?お見舞いを早々に切り上げて 日のある内に田舎のご自宅に戻らないと本数の少ないバスがなくなってしまう。。。 そんな想像までしてしまいました。 |
||
手塚 | ○ | 遠くまでお見舞い大変でしたね。 | ||
木原 | ○ | 遠い所で入院されている方のお見舞い。入院されている方の身体の負担を考えると長居はできない。 秋は日が短くなっていく事を痛感。 |
||
下河原 | Q | 「移動四時間見舞五分」の意味を教えて下さい。能登半島のお見舞いですか? | ||
ショルツ | コ | 秋のお見舞いの切なさよ。五分でも駆けつける気持ちが伝わったことでしょう。 | ||
町田 | コ | どうなの? | ||
白井 | コ | そうですか 遠路大変ですね | ||
大治 | コ | 大変でしたね、そんなことも良くることですよね | ||
白鳥 | コ | それでも顔を見ることができれば。 | ||
56 | 今日までの熱き心よ曼珠沙華 | 月足 | 自 | 酷暑も終わってみれば、少し喪失感も |
ショルツ | ○ | 一年かけて想いを募らせたのがあの色となって迸る! こんなそのままの言葉で表すなんて! 感心するばかりです。 |
||
村松 | ○ | 曼珠沙華という花はなんだか心騒がせるものがある | ||
下河原 | ○ | 恋する女は罪作り、白い花さえ深紅に染める、白い夢さえ深紅に染める ですね。 By 山口百恵 | ||
片岡 | ○ | ほっと息をついた瞬間、詳細は分かりませんが、お疲れさまでした! | ||
梅原 | ○ | |||
白鳥 | ○ | 明日からは?何かの区切りの日だったのでしょうね。こういうことはあるよね。 | ||
小野 | コ | 意味深いですねぇ。ある程度想像はしましたが、解説を聞きたいです。 | ||
白井 | コ | 本来は涼しくなってですが 今年は遅れ まだ暑いなか | ||
57 | 日が落ちてのちの深紅や獺祭忌 | 白鳥 | 自 | 俳句の革新運動をした子規が没して120余年。今私たちのような素人俳人が句をひねっている、 その影響の偉大さ。 |
村松 | ○ | 夕焼けもこう表現すると趣がある。そこに獺祭忌もってくるのも上手 | ||
片岡 | ○ | 松山での連作ですね。どれもカ作。 | ||
木原 | ○ | 夕日の赤さと正岡子規の忌日の取り合わせに不思議な新鮮味を感じました。 | ||
白井 | ○ | そうですか? 子規さんの | ||
大治 | ○ | 日没後の一時空がまさに深紅に染まる時がありますが深紅という言葉がぴったりです | ||
月足 | ○ | 夕暮れの描写が忌日とあわせ印象的。子規庵を思い出します | ||
ショルツ | コ | 子規の句作への熱がまだ燃えさかっているのか。 | ||
下河原 | コ | 「獺祭忌」とは正岡子規の忌日のことなんですね。 | ||
町田 | コ | 私は「獺祭」と言う言葉を知ってそれが獺祭忌やお酒の獺祭に派生して面白いなと思っています。 | ||
58 | 城の跡町見はるかす万の露 | 白鳥 | 自 | 久々の大阪城。お城はテーマパークみたいだけど、見事な石垣が往年の威容を偲ばせます。 |
村松 | ○ | 生い茂る草についた露の儚さが「城の跡」と相まって無常観を感じさせる | ||
下河原 | ○ | 「万の露」とは城跡から霧につつまれた街でも眺めているのでしょうか? でもなんか素敵な情景がイメージ出来ます。 |
||
町田 | ○ | 城の跡が見晴るかす万の露は万の民なのでしょうか | ||
月足 | ○ | 静かな城跡とこれまでの歴史を感じます | ||
ショルツ | Q | 万の露がわかりませんでした。 | ||
白井 | コ | 松山ですかね | ||
59 | 月映す運河は黒し我が故郷 | 白鳥 | 自 | 川の多い大阪は私の生まれ故郷。住んでいた団地の横にも運河が流れていました。 |
村松 | ○ | 暗い運河に映る月かあ、これもかっこいい。 | ||
小野 | ○ | 一般にしっとりとしがちな望郷の句ですが、「運河は黒し」がこの句を引き締めているような印象です。 | ||
久保田 | ○ | 夜の水って黒いんですよね。そこに月が映っている。美しい光景ですね。 | ||
片岡 | ○ | 色々な思いが運河に写り込むようですね。 | ||
梅原 | ○ | 望郷の気持ちがよく表れている句ですね | ||
大治 | ○ | 何処の運河か想像を巡らすことが楽しい句 | ||
月足 | ○ | 故郷への思いが伝わります | ||
ショルツ | Q | 運河流れる故郷はどこでしょう? 私の故郷の運河:京浜運河は月を映すどころかはね返してしまいそう。 | ||
下河原 | Q | 我が故郷はどこなんでしょうか? | ||
白井 | コ | どこかね | ||
60 | 若き日の母見つけたり月の道 | 白鳥 | 自 | 大阪にいた頃父は単身赴任でほとんど母と二人暮らし。あの時の母はまだ二十代。 大阪弁で子供を叱っている若いママを見てそんなことを思い出しました。 |
廣瀬 | ○ | 遥か昔のお母さまとの想い出がある海に出かけられたのでしょうか?そしてそこには数十年前と 変わらない「月の道」が!なんて綺麗な表現なのでしょう!想い出をそうとは語らずに 「若き日の母見つけたり」と詠まれたのも素敵です! |
||
ショルツ | ○ | お母様への思慕がひしひし。お母様とお月見したのか?月の道にその面影を見たのか? | ||
小野 | ○ | どの句もなんと格調の高いこと高いこと。惚れ惚れします。お母様の故郷を訪ねて、 お母様の幻影が見えたのでしょうね。作者が対話する様が目に浮かびます。 |
||
手塚 | ○ | お母さまの実家。作者のふるさとの光景でしょうか。。 | ||
片岡 | ○ | 名句だと思います。 | ||
白井 | コ | 以前母上がみた 海での月の道ですかね | ||
月足 | コ | お母さんへの想いの中で故郷での新たな発見 |