第50回 選句・コメント表 2023年8月 | ||||
№ | 俳句 | 選句者 | 点数・記号 | コメント・質問・自作の説明 |
1 | 嵐去りリーフ連なる青岬 | 小野 | 自 | 石垣島4部作です。台風5号の影響で滞在4日の内2日は雨。晴れて向かった石垣最北端の 平久保崎灯台。広がる海と起きで砕ける白い波。素晴らしい景色でした。 「青岬」が季語ですが、まさにぴったりな風景でした。 |
ショルツ | ○ | グレーの景色から一転、スッキリとした青色が見えるようです。 | ||
村松 | ○ | 海も草も青々とした爽やかな景色 季語の選び方がとても好き | ||
下河原 | ○ | 後の句も含めて南の島を旅しての句ですかね。青い海のイメージが浮かびます。 | ||
町田 | ○ | 「青岬」という季語が効いています。青って爽やかさ涼しさまで感じられます。 広々とした夏の海ですね。 |
||
大治 | ○ | 青岬という言葉にどこまでも海の青さが続いている景色が目に浮かびます。 | ||
五嶋 | ○ | 岬の雄大な景色が目に浮かびます。 | ||
片岡 | ○ | 青く広々とした眺望が開けます。「嵐去り」が荒れた海の後の、静寂も伝えてきます。 | ||
月足 | コ | 青岬、夏らしい季語ですね | ||
白井 | コ | リーフは岩礁かね 嵐がさって 岬の先へ | ||
2 | 夏海や彩魚に囲まれ異邦人 | 小野 | 自 | 65歳にしてシュノーケリングデビュー。きれいな色のお魚さんたちに囲まれていると、 「おじゃましてまーす」という気持ちになり、海の主役は魚たちであって人間は旅人だなと。 |
辻 | ○ | 海の中の情景 | ||
村松 | ○ | 遥か昔の沖縄のシュノーケリング確かに異世界のようでした | ||
久保田 | ○ | 青い海に美しい熱帯魚。現実離れした感じが「異邦人」に現れてる? | ||
梅原 | ○ | 久々にインバウンドが戻った夏ですか | ||
木原 | ○ | 海も外国からの観光客でいっぱいですか。 | ||
手塚 | ○ | 南の島にもインバウンドの旅行客が戻ってきたようで。 | ||
広瀬 | ○ | 海の住人の魚たちから見たら、海中でダイビングする人間は異邦人? | ||
ショルツ | コ | 各国からの旅行者が海に興じる様子。 | ||
白井 | コ | 現在の温暖化で 海の中劇変(地上より温度にとても敏感です)東京湾奥に珊瑚が? また今年は春から太刀魚船が |
||
大治 | コ | 南国の海に来ている雰囲気が出ていて異邦人の気分を味わえます。 彩魚にしてみれば我々は本当に異邦人ですね |
||
3 | 熱帯魚わっぱらの声泡に消え | 小野 | 自 | 親と海水浴に来ていた子供達の姿に自分の子供時代の記憶を重ね、さらに、はしゃいでいた 20代の記憶が蘇り、時の移り変わりの早さを感じてつくった句。サザンの「愛の言霊」を 聞いていたから、20代の記憶が蘇り、「わっぱ(童)」という語句を使ったのかも。 |
月足 | ○ | 美しさに夢中で静かになった? | ||
白鳥 | ○ | 「わっぱ」って人間の子ども?それとも熱帯魚の赤ちゃんかな。 | ||
片岡 | ○ | 時間的な倒置というのか、近くで遊ぶ子供たちの声が、海中に潜って泡とともに消えていくと、 そこは熱帯魚たちが泳ぐ色鮮やかな世界。 |
||
下河原 | コ | シュノーケリングですかね。 | ||
白井 | コ | 子供の おー という声?で 魚が散った?かね | ||
4 | 夏草やお嬢の横顔凛として | 小野 | 自 | 石垣では、マツのお嬢さんが車で案内してくれたのですが、助手席に座る私から見ると、 Ray-Banのサングラスをかけたその横顔は気品に溢れ、自分をしっかり持っていて、美しく カッコよく。。。惚れ惚れしました。中七が八になっていて、姿、姿勢、瞳なども考えた のですが、日記的にいうとやっぱり横顔だよなと思い、横顔のままにしました。 29歳、まだまだ伸び盛り。それに合いそうな季語として、夏草を選びました。 |
白井 | ○ | お嬢とは? 私は暑くない!という姿 するひといるけど | ||
ショルツ | Q | お嬢は誰かなぁ? | ||
下河原 | Q | 「お嬢の横顔」が気になります。誰ですか? | ||
町田 | コ | 家の娘でしょうか。そう、夏草のように逞しい | ||
白鳥 | コ | 「お嬢」、なぜ夏草? | ||
5 | 外堀で真夏のキッス赤と黄 | 辻 | 自 | 中央線と総武線が交差する風景。 |
小野 | ○ | 弾け散るような青春の句とも思ったけど、お花たちの様子かな。 夏バテ時期に明るく元気な気持ちにさせられた一句です。 |
||
ショルツ | ○ | おしゃれ♡ 中央線と総武線、外堀がデートスポットなんですね! | ||
町田 | ○ | 刺激的です!ですが、私は鯉が餌を食べようと口をあけて群れている様子と謎を解いてみました。 | ||
下河原 | Q | 赤と黄の意味が?(着ている洋服ですかね) | ||
手塚 | Q | 真夏のキッス?? | ||
片岡 | Q | ごめんなさい・分かりません。 | ||
月足 | コ | 中央線と総武線? | ||
白井 | コ | 炎天下外堀でのランニング? 信号が止まれが ほーとしてたり | ||
白鳥 | コ | 赤と黄は服の色?ボートの上で?それとも泳ぐ鯉同士? | ||
6 | 真夏日に逝ってくれたかしまったか | 辻 | 自 | 父が亡くなった心境です。 |
町田 | Q | 逝くか閉まるか? これは謎です。 | ||
手塚 | Q | 解説お願いします。 | ||
片岡 | Q | 謎… | ||
ショルツ | コ | ご遺族のつぶやきか。。。実感がこもっています。 | ||
下河原 | コ | 故人を偲んでの句ですね。ご冥福をお祈りします。 | ||
白井 | コ | しまった は もっとやること/聞きたかった事があった! かね そうだね | ||
白鳥 | コ | 何のことだろう? | ||
7 | 子供らが眠い目擦り向かう夏 | 辻 | 自 | ラジオ体操、子供は眠そう。 |
村松 | ○ | ラジオ体操に行くのかな | ||
久保田 | ○ | 「夏に向かう」といのが良いです。 | ||
木原 | ○ | ラジオ体操に向う子供たちですか。 | ||
月足 | ○ | ラジオ体操?向かう夏が良いです | ||
大治 | ○ | 子供の頃を思い出させてくれる句です。特に公園に集まるラジオ体操を彷彿っせてくれました。 でもスタンプが貰いたくて全然眠くはなかったです。 |
||
五嶋 | ○ | 夏休みの朝のラジオ体操に向かう自分の遠い思い出に重ねて、この句を読みました。 | ||
手塚 | ○ | 朝のラジオ体操に向かう子供たち。 | ||
広瀬 | ○ | 子供たちが眠い目を擦ってラジオ体操に行く風景も見かけなくなりました。 | ||
ショルツ | Q | ラジオ体操? 今でもあるのでしょうか? それとも夏期講習? | ||
小野 | コ | 眠かったな、ラジオ体操に通うのは。でも、一夏続けてみんな成長するんだね。 | ||
白井 | コ | 早朝 ラジオ体操かね | ||
白鳥 | コ | ラジオ体操!今でもやってるの? | ||
片岡 | コ | これはラジオ体操かな。まだ、やってる所もあるのでしょうか。 | ||
8 | 少女らの手に持つ風は夏の色 | 辻 | 自 | 携帯の扇風機。 |
村松 | ○ | 携帯扇風機 若い娘が持っていると可愛い | ||
梅原 | ○ | 少女らの楽しさが伝わりますね | ||
下河原 | ○ | 「手に持つ風」の表現が素敵です。 | ||
白井 | ○ | そう 今やハンドせんぷーき いろんないろアル | ||
白鳥 | ○ | 「少女」だから涼しい。夏の若々しい華やぎ。 | ||
片岡 | ○ | 何ともパステル調の、心地よい読後感なことでしょう。 | ||
町田 | Q | 「手に持つ風」って?携帯扇風機?いやもっと詩的な夢とかかなあ? | ||
ショルツ | コ | 手持ち扇風機かな? | ||
木原 | コ | 浴衣の少女が団扇を持っているのか。 | ||
大治 | コ | 夢がありますね | ||
9 | 玉の汗一生分のその一球 | ショルツ | 自 | 最後の大会のワンプレー。「その一投」だと動きが表現できて良かったか? と後で思いましたが、どうでしょう? |
小野 | ○ | 「汗」は季語なんですね。映像が浮かぶし、気持ちを書いていないのに、 気持ちが伝わってきます。 |
||
村松 | ○ | 高校球児は 一球にまさに一生分の思いを込めているのでしょうね | ||
梅原 | ○ | 高校球児頑張れ! | ||
木原 | ○ | その汗が尊い。 | ||
五嶋 | ○ | 僕らの世代は(今でもか?)、甲子園を目指す野球は、別格扱いだったなあ。 | ||
片岡 | ○ | 高校野球の一球に賭ける緊迫感が、ドラマチックです。 | ||
月足 | コ | 勝負を決めた一球? | ||
下河原 | コ | 夏の甲子園「高校球児」の姿ですね。 | ||
白井 | コ | 一球入魂! 一球玉の汗で | ||
白鳥 | コ | 野球かな。勝負の一球! | ||
10 | 炎天の走り一閃砂埃(すなぼこり) | ショルツ | 自 | 35℃の炎天下、出塁⇒盗塁⇒スライディング生還した息子高2夏の走塁。 一閃という言葉を使ってみたくて、この瞬間を詠みました。 |
小野 | ○ | こちらも映像と、そこから切り取った静止画とが浮かびます。 数秒の時間が見事に表現されていて素晴らしい。 |
||
大治 | ○ | 野球の一瞬の光景を見事に描写。素晴らしい | ||
白鳥 | ○ | 風のような疾走と砂埃。真夏の炎天下のグランドでの様子がよく出ていますね。 | ||
片岡 | ○ | これも走塁のシーン、頭からスライドしていく必死さが如実です。 | ||
町田 | コ | 炎天の走りが「一閃」というのがすごくかっこいい。 | ||
白井 | コ | 炎天下はやめて すでに災害級なので | ||
11 | 夏は夜月は十六夜(いざよい)ほろり酔い | ショルツ | 自 | お月様は満月より十六夜派。 |
久保田 | ○ | 私も「夏は夜」派です! | ||
下河原 | ○ | 読んだこと無いのですが「十六夜日記」が頭にうかびましたが、この句とは関係無いですね。 でもなんかこの句が気に入りました。 |
||
町田 | ○ | 枕草子風で入り、いざよい・・ほろりよい とてもリズムが良いです。 | ||
白井 | ○ | いいね なかなかでない月をめでて | ||
手塚 | ○ | 句の調べが心地良い句ですね。ほろり酔いが粋です。 | ||
広瀬 | ○ | なんかイイですな~しかし最近は夜風も涼しくなくなりましたが~韻が効いてます | ||
大治 | コ | ほろり酔いが良いですね、 | ||
白鳥 | コ | 枕草子風ですね!「ほろり酔い」がますます良い。 | ||
12 | 美しの霧の彼方や松虫草 | ショルツ | 自 | 今夏は会いに行けなかった美ヶ原高原の松虫草を想って。 |
村松 | ○ | 夏の高原の風景でしょうか | ||
月足 | ○ | 高原は早、秋の気配 | ||
下河原 | ○ | 高原(美ヶ原かな?)の霧の中で可憐な「松虫草」が美しく咲いている様ですかね。 | ||
辻 | Q | 秋? | ||
白井 | コ | 松虫草=スカビオサでした なんで松虫なんだろう | ||
13 | 夏の果菩薩は慈悲の笑み湛ふ | 村松 | 自 | 中宮寺の半跏思惟像が好きなので 使いたかった夏の果という季語と合わせました |
片岡 | ○ | 「夏の果」という季語には、炎天に灼かれた人々のどこか疲れのようなものを含んでいる 気がします。「慈悲の笑み」は沁み渡るような癒しです。 |
||
白井 | コ | 季節は夏の終わりですか 「君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望 忘れない」 | ||
大治 | コ | 菩薩の慈悲は奥深いですね | ||
14 | 鳥もまた身を潜めをり炎ゆる午後 | 村松 | 自 | 炎という字を使いたくなるほどあまりに暑くて鳥も人も誰もいない公園 |
小野 | ○ | 「炎ゆる午後」は平易な言葉ですが、なかなか出ない表現だと思いました。 人通りもまばらな街の様子が浮かびます。 |
||
辻 | ○ | 同感 | ||
久保田 | ○ | 「炎ゆる」季語なんですね。確かに自然界に住む物全てが身を潜めたくなるような 今年の夏ですね。暑い夏を表すのにぴったりの、季語ですね。 |
||
月足 | ○ | 炎暑は皆ひっそりと静か | ||
五嶋 | ○ | この猛暑、鳥の気持ちもよくわかります。 | ||
片岡 | ○ | 人も家に込もり気配のない中、蝉だけが轟いている景色が浮かびました。 いや、7番の方謂わく、蝉も鳴かない。 |
||
ショルツ | コ | 猛暑を生き物たちはどう凌いでいるのか? 思いをはせる機会になりました。 | ||
下河原 | コ | 本当に暑い毎日が続きますね。 | ||
白井 | コ | そうだね そのうち本当に 「あなたがいれば あたんたがいれば東京砂漠!!」 | ||
白鳥 | コ | 暑すぎて。エアコンなしで生きている鳥はえらい。 | ||
15 | 子は巣立ち花火の音を遠く聞く | 村松 | 自 | 子供が小さい頃は一緒に行った花火も今は音を聞くだけになりました |
ショルツ | ○ | 子供が小さい頃は見に行った花火を今は家で聞く、、、しみじみ。 音、距離と共に年月が伝わる奥行きのある句。 |
||
梅原 | ○ | 昔の子供たちとのふれあいを懐かしむ | ||
木原 | ○ | 遠くで上がる花火の音を聞きながら、出て行ったお子様を思う。 親の切なさが出ていてこの句好きです。 |
||
下河原 | ○ | 子供が家から出て寂しくなった様が、遠くの花火でイメージ出来ます。 | ||
町田 | ○ | 昨日は多摩川の花火だったみたい。子供がいたら「どこどこ」って窓を開けたり、 走り出たり。この句しみじみ伝わります。 |
||
大治 | ○ | 子供達を連れて行って間近で見た花火も今は遠くで。なんとなくノスタルジーが湧く句です | ||
手塚 | ○ | 子供が小さいころは一緒に多摩川の花火を見にいったものです。 | ||
白鳥 | ○ | 子どもが小さかった頃のように花火をしたり見たりすることのない昨今。ほんのりと寂寥感。 | ||
広瀬 | ○ | 以前は子供を連れ出して観に行った花火も、今は遠くの音をかすかに聞くだけ、、、 わかります。混んでる場所にも行かなくなりました。できれば有料観覧席で見たい。 |
||
月足 | コ | かつては家族で見上げた花火 | ||
白井 | コ | そうだよね まだ子供だったころは 一緒に高台でみた記憶が | ||
16 | コスモスの秘めたる強さに心寄せ | 村松 | 自 | しなやかで でも芯の強い人 いですよね |
白井 | ○ | この強さは 暑さと乾燥かね そうだよね コスモスはもともと乾燥地帯だって 見かけはか弱そうだけど |
||
下河原 | Q | コスモスは、普通に花のことですか? 何か「宇宙観」かなとも思いました。 | ||
町田 | コ | 一見儚げ、でも風に倒されても、まっすく上を向いて伸びる。本当に強いです。 | ||
17 | 夏の日やタスク打つ爪海の色 | 久保田 | 自 | 朝の電車の中で、今日やることをスマホに打ち込んでいる人がいて、思いつきました。 最近のネイルはブルーやグリーンなど、寒色系が増えた気がします。 |
小野 | ○ | いまどきですね。爪を青と見ず、海の色と見るところにセンスが。 | ||
ショルツ | ○ | 夏は水色のネイルが涼しげ。「海の色」がいい! | ||
村松 | ○ | 海の色と思いながら仕事なんですね きれいな句 | ||
木原 | ○ | お仕事のできるかっこいい女性を想像します。 | ||
月足 | ○ | 心は半分バカンス? | ||
町田 | ○ | おしゃれだなー。タスクだし、海の色だし | ||
大治 | ○ | 夏の日と爪の青い海の色が鮮やかが伝わる句です。 | ||
五嶋 | ○ | ネイルの海色は、海の思い出?海に行く準備? | ||
白鳥 | ○ | ブルーのネイルですね!夏色で仕事する。素敵な句! | ||
片岡 | ○ | みんなが夏期休暇に入って空席の目立つオフィス。そんな中で仕事せねばならない自分。 でもキーを打つ自分の指先のネイルが、「海の色」であることで自分だけの夏が広がり、 心が救われる。そんな気分かな。 |
||
広瀬 | ○ | なかなか海にはいけないけれど、気分だけは夏気分で在宅でPC作業…といったところでしょうか? | ||
辻 | ○Q | マリンブルーですか? | ||
下河原 | Q | 「タスク打つ」はどんな意味? | ||
手塚 | Q | タスク=仕事、業務ではなさそうですが? | ||
白井 | コ | ネールされたつけ爪かね 海の色に? いいね | ||
18 | 手扇のネイルひらひらうなじまで | 久保田 | 自 | 暑くて思わず手で煽ぐ、手おうぎの指先の動きを詠みました。 |
木原 | ○ | 携帯用の扇風機をプレゼントしたい。 | ||
下河原 | ○ | なんか艶っぽくて良いですね。 | ||
町田 | ○ | これも素敵!暑苦しいおじさんだとこうはいかない(おばさんでも)。言葉の選び方がいいなあ。 | ||
大治 | ○ | 言葉使いが上手でこの句は誰も真似のできないオリジナリティー溢れる句だと思います | ||
小野 | Q | 「うなじまで」の「まで」とは? | ||
白井 | コ | どなたの事でしょうか?ね | ||
19 | 洗い髪くせ毛くるんと母に似て | 久保田 | 自 | 私もくせ毛、母もです。改装中実家に住んでいた時に、くせ毛で母を思いました。 |
小野 | ○ | 「洗い髪」が季語なんですね。そんな小さなことから亡き母を思い出す作者。とても共感します。 | ||
村松 | ○ | ふとした拍子に思い出しますよね | ||
木原 | ○ | お風呂上りにドライヤーしながらもお母様に思いを馳せる。 | ||
手塚 | ○ | 母娘ですね。微笑ましい句です。 | ||
ショルツ | コ | 親に似た顔つきや声で自分の中に親を感じることが多々あります。 | ||
白井 | コ | お子さんの? | ||
大治 | コ | もうお母さんの思い出が蘇る年になった感慨がなんともいえない | ||
20 | 鯖ホタテ青森の夜迷い箸 | 久保田 | 自 | 青森はとにかくお魚がおいしかった!特にホタテ❤︎鯖もです! |
梅原 | ○ | |||
白井 | ○ | 八戸あたりの大鯖とホタテかね いいね | ||
月足 | コ | 贅沢な悩み | ||
下河原 | コ | 美味しそうですね。ホタテ貝食べたいな。 | ||
大治 | コ | おいしそう | ||
五嶋 | コ | つい先日、仕事で青森に行ったので、この「迷い」はすごく同感! | ||
白鳥 | コ | 青森、私も行きました。鮮魚が美味しすぎて! | ||
片岡 | コ | 北国の夏の海の幸。私としては冷たい酒が欲しい。 | ||
21 | 日盛りや蝉の合唱子守唄 | 梅原 | 自 | 外出を避け蝉の音を聞きながらまどろむ昼下がり |
小野 | ○ | 「日盛り」は季語なのですね。蝉が子守唄に聞こえる感じ、わかります。蝉の鳴き声って、 お経っぽいのかな笑 |
||
久保田 | ○ | 蝉の合唱を子守唄にお昼寝ですか?夏らしい句ですね。 | ||
月足 | ○ | 蝉しぐれが子守唄になるくらいの暑さが懐かしい | ||
下河原 | ○ | 8月に入り、最近ようやく蝉が鳴きはじめました。 | ||
大治 | ○ | 芭蕉の山寺の句を彷彿させます | ||
白鳥 | ○ | 夏休みのお昼寝タイム。 | ||
片岡 | ○ | 確かに、涼しい部屋で蝉の合唱を聞いていると意識が遠のいていきます。 | ||
広瀬 | ○ | もはや暑すぎて頭がボーっとして、煩い蝉の鳴き声も遠くから幽かに聞こえるといった感じ? かなりヤバイね~ |
||
ショルツ | コ | 不思議に、うるさい!とは感じないんですよね。 | ||
白井 | コ | そうですね ただ 今年セミ(アブラゼミ)少ない気が? | ||
22 | 夕立と呼べぬゲリラの温暖化 | 梅原 | 自 | 年々激しさを増すスポットゲリラ豪雨 |
村松 | ○ | 本当に夕立なんて生易しいものじゃない気がします | ||
手塚 | ○ | ゲリラ豪雨には夕立の風情がまったく感じられません。 | ||
ショルツ | コ | 本当に怖い。 | ||
木原 | コ | ゲリラ豪雨。夕立なんてもんじゃない。 | ||
下河原 | コ | 昨今の雨の降り方は、俳句に馴染まないようなゲリラ豪雨ですね。 | ||
町田 | コ | ゲリラ豪雨怖いです。 | ||
白井 | コ | そうですね もう亜熱帯かも マレーシアとより暑い | ||
23 | 冷酒さしつさされつ奥多摩路 | 梅原 | 自 | 元会社の仲間と澤乃井に |
ショルツ | ○ | いいですね~ | ||
白井 | ○ | いいね いいね | ||
五嶋 | ○ | 冷酒(ひやしざけ)の語感が好きです。 | ||
下河原 | コ | 奥多摩吟行の澤乃井ですかね。 | ||
町田 | コ | 行きたかったです。 | ||
24 | 紫のマーク一色炎暑予報 | 梅原 | 自 | 35度が当たり前の夏になるとは |
辻 | ○ | 昔は赤が最高だった気がする?紫の上は黒? | ||
木原 | ○ | 最近の天気予報の感じが良く出ています。 | ||
町田 | ○ | わかります!本当に暑い夏でした。「毎日が警戒アラート赤ライン」私の場合、 環境省から毎日届くラインの赤が目に焼き付いています。 |
||
ショルツ | コ | もう赤では表せない暑さになっていますね。 | ||
月足 | コ | 紫色を嫌いになってしまいそう | ||
白井 | コ | 紫より 暑くなったら 40℃越えたら 何色かね | ||
白鳥 | コ | 子どもを公園で遊ばせていた30年前とは別物の夏。暑くて何もできない。 | ||
片岡 | コ | 毒、としか思えない色ですね。 | ||
25 | 遠雷や打楽器のごとジャズピアノ | 木原 | 自 | ジャズピアニストでまるでピアノを打楽器のように叩きながら弾く人がいます。 |
ショルツ | ○ | 雷さんと即興演奏、それも一興。 | ||
村松 | ○ | 雷とピアノのセッション | ||
梅原 | ○ | 遠雷のたとえがいいね! | ||
下河原 | ○ | 遠雷に負けじと思い切りピアノを弾いている様ですかね。 | ||
町田 | ○ | 遠雷という季語でジャズピアノの激しさインパクトが伝わります。 | ||
五嶋 | ○ | 同感 | ||
手塚 | ○ | 遠くの雷もジャズを聴くような。感性豊かですね。 | ||
片岡 | ○ | 打鍵の強いピアニスト、ビル・エヴァンスは実は強い。 | ||
月足 | コ | 強く響くジャズピアノ | ||
白井 | コ | そうだね 太いバスで | ||
白鳥 | コ | 山下洋輔だと思った! | ||
26 | ベビーカにファーストシューズ牽牛花 | 木原 | 自 | ベビーカーにファーストシューズがぶら下がっていました。でもファーストシューズは長持ちしません。ファーストシューズはまだ履けるのに孫3号ゆとくんは遠くへ行ってしまいました。 |
月足 | ○ | もうすぐ歩ける?成長していく赤ちゃんと朝顔 | ||
白井 | ○ | ベビーの靴 朝顔付き?かね いいね | ||
町田 | コ | 名詞3つの中に赤ちゃんが見えない!もしかして朝顔は赤ちゃんの笑い顔?! | ||
27 | 鳳仙花ままごと好きな男の子 | 木原 | 自 | 孫2号たかちゃんは女子力が強いです。プラレールよりままごとが好きです。 |
小野 | ○ | ままごと嫌いな女の子もいました。この句から白粉花を思い出しました。 | ||
村松 | ○ | うちの孫のことかと思いました | ||
久保田 | ○ | チャンバラ好きな(もうこういう遊びはしない?)女の子もいれば、ママごと好きな男の子も いるよね。ボーダレスな時代感を表しているような気もする句ですね。 |
||
大治 | ○ | 鳳仙花の言葉の響きいいですね | ||
手塚 | ○ | ホウセンカの花の可愛らしさが際立ちます。 | ||
白鳥 | ○ | 鳳仙花の咲く庭でおままごと。微笑ましい。 | ||
片岡 | ○ | ままごとは昔はゴザをしいて外でやった、その傍らの鳳仙花がほのぼの。 | ||
ショルツ | コ | お子さんの個性、興味を温かく見守る目。 | ||
下河原 | コ | カワイイ小さな男の子ですかね。自分の子供の頃を思い出します。 | ||
町田 | コ | 「鳳仙花」という季語で鳳仙花の咲く庭でおままごとをしているのがわかるし、 映像がカラーになります。 |
||
白井 | コ | 子供の頃 ほうせんかの種で いまにしたら ダーツごっごはしたど | ||
28 | 七夕や空白多き時刻表 | 木原 | 自 | 長沢方面から生田にバスで行こうとしたら1時間に1本しかありませんでした。 時刻表を見てびっくり。 |
広瀬 | ○ | 七夕に合わせて田舎の幼馴染に会いに来た時の事でしょうか?バスは一日2~3本? | ||
辻 | ○Q | 田舎のバスの時刻表?? | ||
小野 | Q | 時刻表というと、JR中心の電車のタイムテーブルに思えましたが、そういうこと? | ||
下河原 | Q | 「白多き時刻表」の意味を教えて下さい。 | ||
町田 | Q | これは読み解けません。と思ったけど、もしかして銀河鉄道? | ||
白井 | コ | 七夕です 空いてる時間多く じっと時刻表みる? ちがうね | ||
白鳥 | コ | 人家のない所へ行って星を見たのかな。「空白多き時刻表」とても良い句材ですね。 テーマを変えて、うんざりするような暑さとか寂しく草深い感じの季語も合う気がするけど、 それは類想か。 |
||
29 | 伊予の京谷ふところに鵜飼舟 | 月足 | 自 | 愛媛大洲の鵜飼。谷ふところの の方が乗っている感がでたか? |
ショルツ | ○ | 風情満点。 | ||
村松 | ○ | 京と例えられる風景の中で鵜飼船も見られるのですか | ||
梅原 | ○ | 行きたいですね | ||
木原 | ○ | 内子町から大洲に回り肱川の鵜飼を見たのですか。 | ||
下河原 | ○ | 伊予の大洲の鵜飼の情景ですかね。 | ||
白井 | ○ | 伊予 小京都といえば 大洲 むかーしのおはなはん 木に登り待ってるシーンが 未だ脳裏に 洪水から復活かね 行ってみたいだけど |
||
大治 | ○ | 大洲肱川の鵜飼ですね。臥龍山荘の夜の眺めはいかがでしたか | ||
片岡 | ○ | 愛媛の文化・自然は奥深い。 | ||
30 | 松葉杖でチューバを背負うサンドレス | 月足 | 自 | 大きな楽器は大変。お大事に。松葉杖での「で」は不要ですね |
木原 | ○ | なんか痛々しいけど勇気をもらえた。その方応援したいです。 | ||
ショルツ | コ | ずいぶん大変なことになっちゃってますね。 | ||
下河原 | コ | 「サンドレス」から気品ある初老のおばさんをイメージしました。 オーケストラやっておられるのですかね。 |
||
町田 | コ | このちぐはぐさ違和感がいいですね。意志の強そうな顔をしているんだろうな。 | ||
白井 | コ | うー 足の悪い演奏家?? でもリズムを背負ってる感じかね | ||
手塚 | コ | いったいどこで遭遇した光景ですか | ||
白鳥 | コ | サンドレスを着た松葉づえの女性が大きなチューバのケースを背負っている図? | ||
31 | ナイター終え広島弁の総武線 | 月足 | 自 | 東京ドーム、実際は関西弁の阪神ファン |
辻 | ○ | ナイターが季語なんですね。 | ||
久保田 | ○ | 広島弁のカープファン、良いですね。 | ||
五嶋 | ○ | この様子は、すごくわかります。 | ||
白鳥 | ○ | これ、わかるわー‼️黄と黒の大群に出会ったことがあります。みんなコテコテの大阪弁だった。 | ||
ショルツ | コ | 「小園がよう打ちよったけぇ、ワシらも来たかいがあったのぉ。ガハハハハハ」」と カープファン。方言警察につかまりそうw |
||
木原 | コ | ちょっとその車両には乗りたくないかも。 | ||
下河原 | コ | マリンスタジアムでのロッテ広島戦の後ですか? | ||
白井 | コ | そー ほーじゃけん? でかい声で ちょっとね | ||
片岡 | コ | ちょっと恐そうですね。 | ||
32 | 盆休み小柄な婿のでかい靴 | 月足 | 自 | 玄関に見るうれしい非日常感。「でかい靴」は元句「大シューズ」をカミさんが添削 |
小野 | ○ | でかい靴に何を思ったか、いろいろ想像させられます。人間の大きさというポジティブな面も 想像できるし、態度のデカさというネガティブな面も想像できます。 共通するのは親の目線かな。いい句です。 |
||
村松 | ○ | 見慣れない大きい靴 存在感ありますよね | ||
町田 | ○ | 馴染みのない玄関の靴って不思議ですよね。なんか存在感があって、 これは父親の心情も出ているのかな。 |
||
手塚 | ○ | なんか良いですね。お婿さんの姿をお想像してしまう。 | ||
白鳥 | ○ | 初めて知る婿の大足 笑。お盆あるある。 | ||
広瀬 | ○ | お盆休みにお嬢さん夫婦が帰省して来たのでしょうか? 私は作者がお婿さんをどう思われているのか?が妙に気になりました。 |
||
ショルツ | コ | お婿さんを見る目が優しい。これから背が伸びるのかもしれません。 | ||
木原 | コ | 面白い所に目をつけましたね。 | ||
白井 | コ | 今の子供 足大きくくて?か | ||
33 | 夏の風遥かな追憶エーゲ海 | 下河原 | 自 | 31年前の独身時代に入社10年目のリフレッシュ休暇を利用して夏にアテネ(+ローマ)を 1人で旅しました。 その時の情景を思い出しての2句です。エーゲ海のミニクルーズで 出会った2人の女性をイメージして・・・ |
小野 | ○ | エーゲ海。行ったことないけど、この句からするときっと風の気持ちの良いところ なのでしょうね。行ってみたいなー! でもって、作者はエーゲ海の風景を思い出した だけでなく、その時間やその後の時間の流れも思い出したんだろうね。 この句を通じて、その時間を想像し、味合わせてもらいました。 |
||
村松 | ○ | どんなことを思い出しているのか興味があります | ||
白井 | ○ | エーゲ海 いいね | ||
大治 | ○ | ジュディーオングの世界に入った気がします | ||
ショルツ | コ | ♪Wind is blowing from the Ae~gea~n♪ | ||
町田 | コ | かっこいい! | ||
手塚 | コ | ギリシャ | ||
片岡 | コ | ギリシアの旅への憧れは、昔、私にもありました。 | ||
34 | パルテノン光輝燦爛(こうきさんらん)夏の宵 | 下河原 | 自 | クルーズの後、2人の女性と一緒に夜のパルテノン神殿を見に行きました。 ちなみに2人は、同じ学校の教諭と養護教諭でした。その後どうしていますかね・・・・ |
ショルツ | ○ | 見た人にしかわからない光景なのでしょう。 | ||
村松 | ○ | パルテノン神殿 古の栄華を思い起こすほどの存在感なのでしょうか | ||
梅原 | ○ | 古代ギリシャの繁栄と光輝 | ||
木原 | ○ | 「光輝燦爛」この言葉がぴったりの光景だったのでしょうね。 | ||
月足 | ○ | 日本とは違う光の輝きなんですね | ||
町田 | ○ | ゴージャス!光輝燦爛の表現に是非にも見たいと思いました。 | ||
片岡 | ○ | 照明に照らし出される石柱群。 | ||
白井 | コ | これは ギリシャ 唯一いったことあるけど | ||
手塚 | コ | ギリシャ | ||
白鳥 | コ | ギリシャ旅行ですね! | ||
35 | 噴水やレマンの空に弧を描く | 下河原 | 自 | NHK俳句の兼題「噴水」にちなんで・・・こちらは、妻と結婚して直ぐに入社15年目の 報奨休暇を利用して スイス(+パリ)を旅した時のジュネーブのレマン湖畔の大噴水を 鑑賞しての思い出です。 |
辻 | ○ | レマン湖?スイス? | ||
五嶋 | ○ | あの噴水は本当に美しい。ギリシャから、スイスのジュネーヴにまわったのでしょうか。 | ||
白鳥 | ○ | 今度はスイスに?涼しげ! | ||
広瀬 | ○ | 羨ましい限り!私もジュネーブの大噴水を一度は見てみたいです! | ||
ショルツ | コ | ヨーロッパ周遊の旅。いいですね。 | ||
町田 | コ | ロマンチック!この作句者は誰でしょう? | ||
白井 | コ | そーか 遠くレマン湖の噴水? のこと | ||
片岡 | コ | これも見てみてみたい。 | ||
36 | 街歩きこころに響く葵かな | 下河原 | 自 | 恒例のNHK女子アナシリーズ第4弾です。現在ブラタモリに出演しています 野口葵衣アナウンサー のコメントを楽しみながら毎回視聴しています。 |
久保田 | ○ | 綺麗な花を見ると、心に響きますよね。作者さんはギリシャに行ったのですか? | ||
白井 | Q | なんかみな欧州の旅行? この葵は? | ||
月足 | コ | お花?音楽? | ||
37 | 蓮の花くるりと揺れて三つほど | 町田 | 自 | 茎の長い蓮の花が茎ごと風にくるりと揺られたのを見て楽しいなと思って、 目を引くと同時に三つもくるり!とても楽しくなりました。 |
村松 | ○ | くるりと揺れての表現がしっくり来ます 三つほどもいいなぁ | ||
久保田 | ○ | 「三つほど」が好きです。ハスの花がくるりと揺れる、 確かに風が吹くとくるりと揺れそうですね。 |
||
梅原 | ○ | お盆ですね | ||
大治 | ○ | 夏の朝の蓮 いい光景です | ||
ショルツ | コ | 涼し気な蓮池。「三つほど」で軽快さを感じます。 | ||
下河原 | コ | 「くるりと揺れて」の表現が独特で面白いですね。 | ||
白井 | コ | くるりと揺れて?が どういうことか? ね | ||
38 | 艶やかな(あでやかな)自分を知らず熱帯魚 | 町田 | 自 | あなたすごく綺麗よ!と教えてあげたい。 |
ショルツ | ○ | 人間の眼にはカラフル=艶やかと映る自らを知らず、無心に泳ぐお魚さん達。 | ||
村松 | ○ | 確かに熱帯魚自身は気付いていないんだろうな | ||
白井 | ○ | そうーですね かく 年老いた自分の顔 ここまでとは知らなかった | ||
五嶋 | ○ | 「自分を知らず」は確かにそうだなあ。目の付け所が、鋭い。 | ||
小野 | コ | 熱帯魚に教えてあげたいね、あなたたちカッケーよって。 | ||
久保田 | コ | 確かにそうだ!魚は自分の姿を知らないよね。 | ||
大治 | コ | 自分をアピールすることを知らない動物たち、人間との対比を感じてしまいます | ||
片岡 | コ | 教訓が含まれているのかな。 | ||
39 | 宝貝朝焼けまあるく背に映す | 町田 | 自 | 朝見た空の色と拾った宝貝の色が同じでした。写真を送ります。 |
月足 | ○ | 朝焼けを柔らかく映す宝貝が浮かびます | ||
下河原 | ○ | 朝方海岸を散歩しながらタカラガイの背に朝焼けが反射している姿を句にしたんですかね。 綺麗な情景が目に浮かびます。 |
||
大治 | ○ | 綺麗な朝焼けが貝に映る、なんと素敵な光景でしょうか。 | ||
手塚 | ○ | 陶磁器のような宝貝の美しさが際立ちます。 | ||
白鳥 | ○ | 浜辺の美しい朝焼けに宝貝。「まあるく」に愛がある。 | ||
片岡 | ○ | 光と色彩に朝の風も感じます。 | ||
小野 | コ | 宝貝が聞いたら喜びそうだ! | ||
ショルツ | コ | 大きな自然の景観を小さな貝に見る観点がすてき。 | ||
白井 | コ | 宝貝 ほや貝 って とったことない | ||
40 | 夏旅や離島の夜中ジンリッキー | 町田 | 自 | 石垣島で次女が「azuuul」というバーを始めました。その娘に作ってもらったジンリッキー、 ライムが香り高くすっきりとして気分にピッタリでした。 |
小野 | ○ | 「離島」という言葉がいいと思いました。それによって、この句の世界が独特のものに なっているのでは? あと、人リッキーね。 |
||
辻 | ○ | 旅してないな?離島は?利尻島にまた行きたい。 | ||
木原 | ○ | 楽しそうな夏の旅ですね。 | ||
大治 | ○ | 旅の夜にカクテルを飲む。おしゃれこの上なし | ||
五嶋 | ○ | 夏、離島、ジンリッキー、のことばの組み合わせが、いいです。 | ||
広瀬 | ○ | 「夏旅」「離島」「ジンリッキー」「夜中」……すべて良いワード! ひらがなは「や」「の」だけ。素敵です。 |
||
月足 | コ | いつものジンリッキーより、キリッと美味しそう | ||
下河原 | コ | 先月の句会の後で荒木町で飲んだカクテルを思い出します。 | ||
白井 | コ | ジントニック? どこですかね 離島?? | ||
手塚 | コ | おっしゃれ!ジンリッキー飲みたい | ||
白鳥 | コ | 夏の旅の解放感&粋な夜 | ||
41 | 炎ゆグラブ白球追ひつき女神まて | 白井 | 自 | 炎天下たまたま見てた 東東京大会決勝の逆転 逆転 劇が 結局勝敗は女神の好みで? |
木原 | ○ | 燃えよ青春! | ||
月足 | ○ | 勝利を決めた好捕! | ||
ショルツ | コ | 勝利の女神は微笑んだでしょうか! | ||
町田 | コ | 勝利の女神!? | ||
白鳥 | コ | 横っ跳びにキャッチしたボール。勝利の女神よこっちを向いて。 | ||
片岡 | コ | 勝利の女神をひたすら追いかける夏。 | ||
42 | 突き刺さる朝陽縛られ鉄線花 | 白井 | 自 | 暑く朝から刺さるような日差し中 クレマチス・かざぐるま(花言葉 軽い縛られ)が すずしげな花ですが |
村松 | ○ | テッセンの蔓が巻けるくらいの強い日差し | ||
梅原 | ○ | 朝日に絡みつく花 | ||
大治 | ○ | 鉄線花 綺麗な花ですね。しりませんでした | ||
手塚 | ○ | 鉄線花の花言葉が「縛り付ける」だからですね | ||
ショルツ | コ | 鉄線が絡んで生育するのを「朝陽を縛る」と見たのですね。 | ||
月足 | コ | 鉄線花の花言葉は、「心の美しさ」の他、蔓の強さから、「甘い束縛」なども。この猛暑に縛りたいものは? | ||
下河原 | コ | テッセンの花も素敵です。 | ||
43 | 夜空降る膨らむ夢かナツノハナ | 白井 | 自 | 4年ぶり ようやく各地の花火復活 |
ショルツ | ○ | 何年かぶりの花火大会の様子でしょうか。正に夏の花。 | ||
久保田 | ○ | 夜空の下、ナツノハナは咲いてないんですか?気になります。 | ||
町田 | ○ | 花火ですね。花火が大輪を咲かせるのって夢が膨らんでいく感じしますね。 | ||
白鳥 | ○ | 花火。夢のように儚いですね。 | ||
広瀬 | ○ | 花火?打ちあがった後に下に降り注いでくる感じも良いですよね~ 膨らんだ夢が弾き飛びませんよ~に! |
||
下河原 | Q | もしかして、夏の夜空を彩る花火かな? | ||
44 | カンカンと駅舎に迫る入道雲 | 白井 | 自 | 工場のある栃木真岡鉄道の超ローカル駅からの帰り 雨がきそうで 入道雲とおっかっけごで駅で 電車もおいかっけっこ セーフ |
小野 | ○ | 入道雲には雨の前触れ的なイメージと、夏の日照りのイメージの両方がありますが、 これは「カンカン」とあるので、後者なのかな。「駅舎」を出したところが、効いていますね。 |
||
村松 | ○ | 入道雲も電車も迫って来るのですね | ||
下河原 | ○ | 「カンカンと」の表現が面白いですね。これから夕立が降る様が感じられます。 | ||
五嶋 | ○ | くっきりと情景が目に浮かびます。 | ||
片岡 | ○ | 夏雲のむくむくとふくらむ感じと強い日差しが出ていますね。 | ||
辻 | ○Q | カンカン=入道雲の迫る音? | ||
白鳥 | コ | カンカンは何の音だろう? | ||
45 | 雲湧きて穂高に届け大雪渓 | 大治 | 自 | 夏の暑さを避けるのと星を見に上高地に行ってきました。その時の4句です。テントの中から 穂高の山々が見え雲が湧きその雲が雪渓を伝わり奥穂高岳に向かう光景はなかなかのものでした。 |
村松 | ○ | 雄大な風景 猛暑をちょっと忘れます | ||
下河原 | ○ | 北アルプスの山に、又登りたい気持ちは有りますが体力が続かず遭難して迷惑かけそうで 行けませんね。 |
||
町田 | ○ | 大自然!気持ちの良いすがすがしい句です。 | ||
手塚 | ○ | 雄大な風景。一人キャンプでの描写ですか。 | ||
片岡 | ○ | 白馬が有名ですが、「大雪渓」という酒もありますね。 | ||
ショルツ | コ | 雄大! | ||
白井 | コ | 北のメッカですか? 一度は行ってみたかった | ||
46 | ソロキャンプ同好人もあちこちに | 大治 | 自 | 上高地のキャンプ場でソロキャンプに初挑戦。このキャンプ場は登山者用のため 殆どがソロキャンプの方々でした |
木原 | ○ | |||
ショルツ | コ | 流行っているようです。「ヒロシです。。。」 | ||
月足 | コ | 人気なんですね | ||
下河原 | コ | ソロキャンプ流行っいますね。作者も良く行かれるのでしょうか? | ||
白井 | コ | あれ はやりのソロで | ||
47 | 一人寝のテントの友は星と酒 | 大治 | 自 | 夜は9時に寝ました。それまでテントからお酒を飲みながら夜空の星を見てすごします。 他にすることがないので |
久保田 | ○ | すべてソロキャンプの句ですね。山(?)は星がとても綺麗だそうで、 大自然の中で独寝をしている様子がわかりやすく伝わって来ます。 |
||
梅原 | ○ | ソロキャンプの楽しみ | ||
月足 | ○ | ソロキャンプしてみたくなります | ||
白井 | ○ | いいね | ||
広瀬 | ○ | 淋しがり屋で怖がり屋なので、絶対にソロキャンプはできないけれど、憧れるな~ | ||
小野 | コ | いい意味でマイワールド全開な感じが出ていますね。句もいいけど、ライフスタイルがいいなー | ||
ショルツ | コ | すてきな会話ができたことでしょう。 | ||
下河原 | コ | 星の友は良いですね。私は、酒は友にできないです。 | ||
町田 | コ | きっと空一面の星々なんだろうな。お酒もさぞかし美味しい事でしょう。いいなあ | ||
白鳥 | コ | 非日常の解放感。しみじみと。 | ||
48 | 川霧に包まれ一人夏の朝 | 大治 | 自 | 朝早く起きて梓川の辺を散策、流れる川霧に包まれ幻想的でした |
小野 | ○ | 「星と酒」も素敵ですが、「川霧」に「一人」という朝の句、 その佇まいが素敵とその表現がいいです。 |
||
辻 | ○ | いいね | ||
ショルツ | ○ | こんな一時こそ、ソロキャンプの醍醐味なのでしょう。 | ||
村松 | ○ | 自然の中で一人でボーっとする朝いいなぁ | ||
五嶋 | ○ | 朝のこの静けさ、いいですね。 | ||
白鳥 | ○ | 涼しげ。清涼感が漂ってくる。 | ||
白井 | コ | 45~ 北アルプスの風景かと 一度も足踏み入れたことないで いいですね | ||
片岡 | コ | 写真を見せてもらった風景でしょうか。美しい風景でした。 | ||
49 | 風鈴の音で鎮まれ40度 | 五嶋 | 自 | 音で涼をとる、という昔の人の知恵に敬意を表します。(それにしても暑い。。) |
小野 | ○ | 願いが伝わってきます。確かに「風鈴」に託したくなる。 | ||
村松 | ○ | 風鈴には頑張っていただきたい | ||
木原 | ○ | 4句とも暑くてしょうがない気持ちを詠んだのね。わかる、わかる。 | ||
町田 | ○ | 「この風鈴の音が聞こえぬかー控えよ控えよ」って感じで面白いです。 | ||
手塚 | ○ | この暑さは気持ちで乗り越えるには限界です。 | ||
ショルツ | コ | 風鈴がいくつあっても足りなそうです┐(´∀`)┌ | ||
白井 | コ | これ 風鈴とか 打ち水とか うちわとか ましては気合とかでは無理 災害と言うか温暖化 真剣に若い意見を ですね |
||
50 | 猛暑日は蝉も鳴かなくなると知る | 五嶋 | 自 | 30度近くに「下がる」と、鳴き出します。きっと蝉も辛いんだろう。 |
片岡 | ○ | 実感! | ||
ショルツ | コ | そうなんですよね。アブラゼミで暑さを感じたものなのに、それさえ、、、。 | ||
下河原 | コ | 確かに、最近あんまり蝉が鳴かないですね。 | ||
白井 | コ | そーなんだ でも 昔はいなったクマゼミが降り注ぐけど | ||
白鳥 | コ | そうなんだ!…蚊が刺さなくなると聞いたことはあります。 | ||
51 | 鱗雲(うろこぐも)陽の鎮まりを待ち望み | 五嶋 | 自 | 8月に入って鱗雲を見て、実際の気温とは別に、秋を感じました。 |
村松 | ○ | 鱗雲を見て一雨欲しいと期待 こういう風に俳句にすればいいんですね 風鈴の句もですが共感します でも私には作れない |
||
梅原 | ○ | 恵みの雲ですね | ||
月足 | ○ | 秋が待ち遠しい | ||
下河原 | ○ | 夕方涼しくなるのを待つ気持ちがよくわかります。 | ||
白井 | ○ | 夕立ちがあっても 蒸すだけのような | ||
大治 | ○ | 暑いですね、雲や風鈴に祈る気持ち解ります | ||
広瀬 | ○ | 天気が崩れる予兆と言われる鱗雲…それでもドピーカンの猛暑よりはマシ? | ||
片岡 | コ | 秋としての「鱗雲」なんですね。あの空、待ち望みます、私も。 | ||
52 | 東京の方が暑いとインド人 | 五嶋 | 自 | インドは、高原が意外と多くてそこは涼しかったり、海辺も暑くなかったり、 だそうで、web会議で同情されてしまいました。。 |
辻 | ○ | まさしく? | ||
ショルツ | ○ | ワ~~!日本の暑さもお墨付き。熊谷在住者は東京の実家に避暑に行きます。 | ||
久保田 | ○ | そうなんだ(笑)笑えないけど楽しい。 | ||
白鳥 | ○ | うへー!熱波を知るインド人もびっくり。アスファルトのせいだろうか? | ||
小野 | コ | インドより? そうかもしれないと納得した句。 | ||
月足 | コ | 世界一の不快指数だとか | ||
下河原 | コ | 東京の暑さは、湿度があるのでインドを超える暑さですかね。 | ||
町田 | コ | 命にかかわる暑さです。 | ||
白井 | コ | そー マレーシアから帰りの人も 同意見 | ||
手塚 | コ | インドは45度で死人もでているのに。 | ||
53 | ひぐらしやひとり夜道の街路灯 | 手塚 | 自 | どことなくヒグラシの音は寂しげです。 |
小野 | ○ | 暑涼しい夜道ですね。そして夏らしい。昔からある夏の風景ですが、 いい感じで表現されていて好感します。 |
||
久保田 | ○ | 暑い日が終わってほっと落ち着いた夜の光景。ひぐらしの鳴き声が染みる気がします | ||
木原 | ○ | ひぐらしの鳴き声はなんかほっとしますよね。 | ||
月足 | ○ | 少しはしのぎやすくなってる?ひとりが似合うひぐらしの音 | ||
下河原 | ○ | 夏の夜道とひぐらしの取り合わせが面白いです。 | ||
白井 | ○ | なんか情緒がありそうで なさそうで | ||
五嶋 | ○ | どんなに猛暑でも、秋の気配、ですね。 | ||
片岡 | ○ | 「ひとり」の孤独と、心に語りかけてくる「ひぐらし」 | ||
54 | 炎天の芝にかげろうゴルフ場 | 手塚 | 自 | こんな時のゴルフには氷嚢を買っておくべきでした。 |
村松 | ○ | かげろうの立つゴルフ場暑さが伝わってきます | ||
町田 | ○ | もう、頭がくらくらしそうです。 | ||
広瀬 | ○ | 何でそうまでして炎天下でゴルフをやらにゃ~いかんのか?いつもそう思っております! | ||
小野 | コ | かげろう見えた時点で、止まった一瞬が見えるよう。 | ||
ショルツ | コ | 想像しただけでクラクラします。熱中症にご注意。 | ||
月足 | コ | 酷暑のゴルフ、本当に気をつけて | ||
下河原 | コ | 真夏のゴルフは大変ですね。熱射病に注意してプレイして下さい。 | ||
白井 | コ | そう 暑いよね | ||
白鳥 | コ | 猛暑でもがんばるゴルファー。無理せずに。 | ||
片岡 | コ | ゴルフはしないのですが、釣りも命懸けと老先輩たちはつぶやいています。 | ||
55 | 眩しさやトマトの肌に紫外線 | 手塚 | 自 | あまりの暑さにトマトもひび割れで売り物にならないとか。 |
辻 | ○ | 紫外線で焼けたと解釈。ちなみに白内障のリスクも増すらしい。 | ||
梅原 | ○ | 猛暑で野菜が育たないそうですね | ||
白鳥 | ○ | トマトはシミになることもない。甘さと美味しさが増しそう。 | ||
町田 | Q | トマトの肌とは?そのまま読むのか、若い娘の肌か?でもそれはちょっとねえ・・・ | ||
ショルツ | コ | トマトは日焼け止めが要らなくていいなぁ。 | ||
下河原 | コ | 紫外線は、トマトにとっても大敵ですかね。 | ||
白井 | コ | めっきり減ったような 真っ黒に日焼けした 高校生 | ||
56 | 節の芽にあじさい宿る朝陽かな | 手塚 | 自 | アジサイの剪定は上から2~3つ目の節の芽が目印です。 |
ショルツ | ○ | 来年の花芽がもうしっかり見えます。 | ||
大治 | ○ | 紫陽花を見る細やかさがなんとも言えない | ||
町田 | コ | 芽を見て来年のあじさいの花を想像しているのでしょうか。 | ||
白井 | コ | 何か野菜のわき芽が ドライ化したあじさいと一緒で 強い夏朝陽が? ですか? | ||
57 | 逆転打仰ぎて熱き夏終わる | 白鳥 | 自 | なんと野球部顧問の私。生田高校が一回戦で敗退した後は、前の職場の同僚が監督をしている 横浜高校を応援していましたが、決勝でサヨナラ逆転負け。7月、それぞれの夏が終わりました。 |
小野 | ○ | 高校野球のようでもありますが、夏は大会が多いですからね。逆転されて負けた時ほど 悔やまれるね。報われない努力もあるということに向き合わされる夏。 |
||
辻 | ○ | 多摩高、5年ぶりの勝利らしい。 | ||
梅原 | ○ | 天に向き涙する? | ||
ショルツ | コ | 悔いなき夏も悔いの残る夏も大切な思い出。 | ||
下河原 | コ | 高校野球が終わると夏も終わりですね。 | ||
白井 | コ | そう 各地の決勝で惜しくも場面が それにしてもこの炎天下での開催はどうか?ね となるよね | ||
大治 | コ | 甲子園児達の感慨 | ||
58 | 白き百合彼岸の君の佇まい | 白鳥 | 自 | 従姉妹の一周忌で久しぶりに従兄弟が勢ぞろい。ふと「なぜ彼女だけいないんだ?」と。 |
村松 | ○ | 美しい人 | ||
下河原 | ○ | 知り合いがお亡くなりお彼岸を迎えたのでしょうか?「合掌」 | ||
大治 | ○ | 誰でもこの句のような気持ちを持った経験があるのではないでしょうか。男性ならば | ||
片岡 | ○ | そこにあるのに遠い君。「彼岸」に浮かぶあの人の姿。 | ||
町田 | Q | 彼岸(あの世)の幽霊?見たの? それともお彼岸に白い着物を着てきた人のこと? | ||
白井 | コ | 歩く姿は百合の花が 彼岸の君とは? | ||
59 | セピアの夏抜き手を切るや若き父 | 白鳥 | 自 | 従姉妹の法事で訪れた父の実家は海の真ん前。古い白黒写真に父の勇姿。 |
久保田 | ○ | 若い頃のお父様ですか?抜き手、懐しい泳法です。 | ||
手塚 | ○ | 抜き手で泳ぐという表現が秀逸です。セピア色にも合っていますね。 | ||
下河原 | Q | 「抜き手を切るや」意味を教えて下さい。 | ||
ショルツ | コ | セピア色の写真に残るお父様はクロールの名手だったのですね。 | ||
月足 | コ | 古泳法?若きお父さんの写真 | ||
町田 | コ | 若い頃のお父様がクロールをしている白黒写真が見えるようです。 | ||
白井 | コ | あー そーですが お父さん 若いころの立水泳 ですか | ||
60 | 青田波風の形を映しけり | 白鳥 | 自 | 青田を見下ろす祖父母の墓にも参りました。 |
ショルツ | ○ | 見えない風を見せてくれる青田波。それを捉えた描写はみごと。 | ||
村松 | ○ | 涼しさを感じる句ですね | ||
久保田 | ○ | 青田に風の形が刻まれる。なんて素敵な光景でしょう! | ||
木原 | ○ | 風の形という表現がオリジナリティがあります。 | ||
月足 | ○ | 日本の夏の原風景 | ||
町田 | ○ | 青田のさざ波ですね。風の形を映しているという発想がいいですね。 | ||
白井 | ○ | そー わかります まだ若い田んぼ すーと風が通る場面 トトロの猫バスが通るような | ||
大治 | ○ | 青田波という言葉いいですね。稲の葉が風により動く様子がリアルに伝わってきます | ||
五嶋 | ○ | 美しい、日本の原風景。川崎では今は見られないけれど。。 | ||
片岡 | ○ | 見えない夏がゆく姿のようです。 | ||
広瀬 | ○ | 「風の形を映す」って良い表現ですね~情景が浮かんできましたよ! | ||
61 | 朽ち色や紫陽花の青小暗がり | 片岡 | 自 | 盛りを終えて静かに枯れてゆく姿です。美しいと思いました。 |
ショルツ | ○ | 秋紫陽花が楽しみ。 | ||
村松 | ○ | 何か潜んでいそうな枯れはじめた紫陽花の陰 | ||
久保田 | ○ | 朽ち色、小暗がり。言葉の選び方が素敵。そして暗がりに朽ちた紫陽花が浮かび上がる 光景も美しいです。 |
||
五嶋 | ○ | 季節の移ろいを感じます。 | ||
大治 | Q | 朽ち色と紫陽花の青の関係を教えてください | ||
白井 | コ | 日陰ですが あじさいのドライ化で?ですか | ||
白鳥 | コ | 枯れても木の下陰に青を残す紫陽花。 | ||
62 | 蔓茂る廃屋にふと声感ず | 片岡 | 自 | 田舎ほど、空き屋はポツンとありますね。その家に住んだ家族の気配を、感じたような気がして。 |
久保田 | ○ | 怖い〜、でも気になる。 | ||
下河原 | ○ | 蔦生い茂る廃屋の無常観が良いですね。 | ||
大治 | ○ | 昔住んでいた人のことが思い出されるのですね。人生は無常 | ||
ショルツ | コ | ひぇ~~!! | ||
月足 | コ | かつての住人の声? | ||
月足 | コ | かつての住人の声? | ||
白井 | コ | 旧家のこと? 何か当時の声が聞こえるような 映画回想シーン的? | ||
白鳥 | コ | ちょっと涼しくなったー(恐) | ||
63 | 浮子の上とまる蜻蛉の軽み風(かぜ) | 片岡 | 自 | 小さな浮子のー目盛分も沈ませないトンボの軽さ。 |
小野 | ○ | 季語がないようにお見受けしましたが、それを感じさせない夏らしい句。 浮子はアバと読むのですか? 蜻蛉の読み方は「とんぼ」でいいですか? 一瞬を切り取った句ですね、素敵です。 |
||
村松 | ○ | 蜻蛉の軽さが伝わります | ||
梅原 | ○ | 揺れる蜻蛉いいね | ||
月足 | ○ | 浮子の読み方は、ぶな、ふしなどがありました。蜻蛉がとまれるのは、あたりがないから? | ||
月足 | ○ | 浮子の読み方は、ぶな、ふしなどがありました。蜻蛉がとまれるのは、あたりがないから? | ||
町田 | ○ | 軽み風が素敵です。調べても無かったので、「軽み」に風を乗せたのでしょうか? 蜻蛉がふわっと着地した感じが出ていていいなあと思いました。 |
||
白井 | ○ | 浮の上 トンボが 軽みはそのままの風景?とのことでしょうか? | ||
大治 | ○ | 繊細な心と言葉使いができる作者にもう脱帽です。軽み風が秀逸 | ||
手塚 | ○ | 浮きの上の蜻蛉を見つめて・・軽み風?? | ||
白鳥 | ○ | 「浮子」はうきですか。「軽み風」が絶妙です。 | ||
辻 | ○Q | 蜻蛉の羽ばたきと理解しました。 | ||
下河原 | コ | 「蜻蛉」でトンボと読むんですね。 | ||
64 | 牛蛙四方(よも)に釣り人動くなし | 片岡 | 自 | 朝方には釣れたのに、日中の最も暑い時間帯には浮子がピクリとも動かなくなります。 釣り人は、ただその先を見つめるばかりです。 |
木原 | ○ | 釣り人はじーっと動かないんですね。牛蛙がどんなに鳴こうとも。 | ||
下河原 | ○ | ウシガエルと釣り人の対比が面白いです。 | ||
大治 | ○ | うまく評価できませんがなんとなく面白い句です。 | ||
広瀬 | ○ | どの釣り船も膠着状態になっているのでしょうか?牛蛙は季語でしょうが、 どーんと微動だにしない感じもありナイスチョイスだと思いました。 |
||
ショルツ | コ | 廃屋よりこわ~~い。釣り男の息子によると、ある池では牛蛙が何匹もほとりに座っていて、 一匹が飛び込むと次々と飛び込むのだそうです。 |
||
白井 | コ | ウシガエルがいる 沼 ため池 バス釣りの人でしょうか? |