第49回 選句・コメント表 2023年7月 | ||||
№ | 俳句 | 選句者 | 点数・記号 | コメント・質問・自作の説明 |
1 | 灼熱の光を変換草伸びる | 辻 | 自 | |
村松 | ○ | 夏の草の勢いと灼熱の光という表現がピッタリです | ||
五嶋 | ○ | 光合成の不思議。。 | ||
ショルツ | ○ | 草=雑草の逞しさよ!アッ追加夏日さえ養分にするのを『変換』と表したのが効いています。 | ||
広瀬 | ○ | 「光を変換」という言葉の選択が面白いですね!灼熱という季語と相まって自然の力を吸収 しながら一生懸命生きている感じがしました! |
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町田 | ○ | 夏草の生長の秘密は灼熱の光を変換しているからなんだ!すごい、納得しました。 | ||
小野 | ○ | 変換って何に? もちろん成長エルギーにですよね? 65歳になる私たちもこの灼熱を 「まだまだ成長」へと変換したいと思いました。草花を見習いたい笑と思わせてくれた句です。 |
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梅原 | ○ | 草の力強さが伝わりますね | ||
片岡 | ○ | 変換の文字に理論式めいた説得力があって、夏草に負けを認めたくなる。 | ||
白鳥 | ○ | 「変換」が今風。夏の陽射しを栄養にしてぐんぐん育つ草の生命力。 | ||
月足 | コ | 偉大なエネルギー | ||
下河原 | コ | あっという間に雑草は伸びてしまいますね。実家も半年手を入れなかったら草でぼうぼうに なってしまいました。 既に、処分してしまい雑草毎実家は無くなってしまいましたが・・・ |
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白井 | コ | そうなんです 雑草は あっとい間に 伸びて | ||
2 | 灼熱や草を引き抜きダンゴムシ | 辻 | 自 | |
月足 | ○ | 夏の一景。でも、草抜きはもう少し涼しい日に | ||
木原 | ○ | 暑い中、草むしりしていたらダンゴムシが出てきて暑さが増した?なんか感じでてていい句だなあ。 | ||
手塚 | ○ | 草むしりご苦労様です。それしても蒸し暑い。。 | ||
大治 | ○ | 雑草が生える夏前 その雑草を引き抜くとダンゴ虫がいる 実感の句です | ||
下河原 | ○ | 先日小さな女の子が手にダンゴ虫をのせて遊んでいました。 女性は大人になるにつれ虫嫌いになる人が多いですかね。 妻はまったくの虫嫌いです。 |
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ショルツ | コ | ダンゴムシもたくましい。 | ||
白井 | コ | 大変ですね 熱中症に注意 | ||
白鳥 | コ | 住み家ごと引き抜かれて、いきなり灼熱地獄に放り出され右往左往するダンゴムシ。かわいい。 | ||
3 | 干からびた紫陽花じっと手を見る | 辻 | 自 | |
白井 | ○ | じっと手を見る ですか? | ||
下河原 | Q | 紫陽花が終わって、夏を迎えますね。干からびた紫陽花を見つめて何を思っているのでしょうか? | ||
月足 | コ | 啄木?少しお疲れ? | ||
白鳥 | コ | 啄木風。枯れた紫陽花と作者の手に、もしかして共通点が! | ||
4 | - | 辻 | 自 | |
5 | 夏帽子おんもへ行くぞと得意顔 | 村松 | 自 | 帽子をかぶって支度はできたぞと言わんばかりの孫 |
五嶋 | ○ | お孫さん? 可愛らしい。 | ||
ショルツ | ○ | 温暖化時代に立ち向かうボク!エイエイオー!! | ||
広瀬 | ○ | 2歳の男の子を想像しました!ベビーカーではなく自分の足で歩いて!という感じで。 おんもが好きなのでしょう?帽子を被せてもらえるのが外出の合図!? |
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月足 | ○ | お子さんは夏もへっちゃら | ||
木原 | ○ | 可愛いどや顔が目に浮かびます。 | ||
大治 | ○ | お孫さんとのひと時一つ一つの動き、会話が句になる楽しさですね | ||
白井 | ○ | いいね お孫さん 大変だけど | ||
下河原 | コ | 「おんも」の表現が生き生きしていますね。 | ||
白鳥 | コ | 帽子=外出のサインなんですね。小さい子の嬉しいドヤ顔が見えます。 | ||
6 | 夏帯の後姿に気負いなく | 村松 | 自 | 頑張った感なくさらっと和服着てるのって素敵 色っぽい「さらっとした色気だよー 愛欲じゃなーい!」って感じわかっていただけるでしょうか |
広瀬 | ○ | 凛として御着物を着こなしておられる素敵なご婦人を想像しました。 お母様なのか、ご本人なのか、それとも通りすがりの方なのか、気になる所ですが… |
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木原 | ○ | 和服をさらりと着ている感じが素敵です。 | ||
手塚 | ○ | 夏帯という風情が粋です。気負いなくが効いていますね。 | ||
小野 | ○ | |||
大治 | ○ | カッコイイ その一言です | ||
下河原 | ○ | 女性の和装は素敵ですね。前月の句会の紅梅さんの浴衣姿も素敵でした。 | ||
片岡 | ○ | 気負いなく薄物と夏帯を差こなす後ろ姿、粋です。 | ||
町田 | コ | 粋ですね。トンちゃんの後ろ姿! | ||
月足 | コ | 粋ですね | ||
白井 | コ | 浴衣をだした?でしょうか? 気負いとは これからゆっくりとかね | ||
7 | 石楠花や父の歳超え生くる吾 | 村松 | 自 | 石楠花が好きで6月に逝った父の歳をすでに超えました 私はいつまでも未熟だ |
梅原 | ○ | 気が付けば高齢者 | ||
ショルツ | コ | 石楠花にお父様の思い出がおありでしょうか。一年ごとに親孝行ですね。 | ||
大治 | コ | お父様の年を超えた自分をみつめ少し人生を考えた句ですかね | ||
白井 | コ | シャクナゲの時期でお父さんが ? 早いですね | ||
白鳥 | コ | 今日の朝日俳壇に「父の日のわれより若き遺影かな」という句がありました。 お父さんの見なかった風景を見ている子。 |
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8 | 一針もう一針と夜半(よわ)の夏 | 村松 | 自 | 寝つけない夜は縫い物をすることもあります ミシンなので風情はないけど |
町田 | ○ | 何を縫っているの?夜中でも暑い夏に | ||
下河原 | ○ | 夜なべしての針仕事ですか。なんか素敵な人へのプレゼントをイメージしました。 | ||
白鳥 | ○ | なかなか区切りがつかない針仕事。相当遅い時間なのにやめられない。 | ||
手塚 | コ | いったい何を縫っているのでしょうか。昭和っぽい。 | ||
白井 | コ | 夏夜 繕いもの? ゆっくりと? | ||
9 | 七夕や溢れるほどの願いごと | 五嶋 | 自 | ショッピングモールの真ん中にあった、誰でも匿名で書ける短冊の願い事の数々を読んで 浮かんだ句。お金、昇進、婚活成就から、果てはライバルの失敗祈願や世界征服成功(?)まで、 匿名で書かせると、人の願望ってとにかく凄い。 |
村松 | ○ | 短冊がたくさんぶら下がってる様子が目に浮かびます | ||
町田 | ○ | 天の川が溢れちゃう!と連想しました。面白い。 | ||
月足 | ○ | 溢れんばかりの短冊が皆の願いを担っている | ||
木原 | ○ | 願い事が多いという事は希望に満ちているという事ね。 | ||
下河原 | ○ | まだまだ沢山の願い事がある作者は羨ましいですね。 | ||
白井 | コ | そう いいね 願いかなうと 小生は願い事は ただ1つだが | ||
白鳥 | コ | 笹の葉に短冊満艦飾 笑 | ||
10 | 宇治抹茶ガラス汗かくかき氷 | 五嶋 | 自 | やっぱり、かき氷は、ガラス容器で楽しみたいです。小豆のトッピングがあれば、さらに良い。 |
小野 | ○ | かき氷、もう何十年も食べてませんが、確かに「ガラス汗かく」ですね。 | ||
大治 | ○ | もうそういう季節ですね 人もガラスも汗をかく | ||
梅原 | ○ | 中七いいね! | ||
下河原 | ○ | なんか抹茶のかき氷を食べたくなりました。 | ||
片岡 | ○ | 今日も暑い!本能でこの冷っとした句に手が伸びました。 | ||
白井 | コ | いいね いいね 抹茶ミルク?かき氷 | ||
11 | 多摩川や鮎釣りの里祖父の時代(ころ) | 五嶋 | 自 | 母方の祖父(実家が多摩川近く)がよく釣っていたと聞きました。 昭和初めの調布や二子玉川には、鮎漁見物の料亭まであったらしい。 |
村松 | ○ | 鮎釣り最近少し復活しているようですが昔は普通に釣れたのですね | ||
ショルツ | ○ | 清流・多摩川を知るご一族の重みを感じます。 | ||
白鳥 | ○ | 昔は天然の鮎が釣れたんですね!郷愁と涼気の句です。 | ||
月足 | コ | 昔の川は帰ってきたか | ||
白井 | コ | そう 近年 鮎が遡上 アユ釣りを実施したいですが 先日久しぶり 登戸老舗料理で宴会 鮎料理いただく |
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12 | 部屋になくみんな手に持つ扇風機 | 五嶋 | 自 | ちなみに、子供の頃家にあったのは日本製で、今、手に持っているのは多分、 made in China でしょうね。 |
広瀬 | ○ | 時代をとらえていて面白いです!まあ、スマホなんかも電話だけではなく、PCやTVやCDや カメラや辞書や地図や財布などを同時に携行してるようなものだから、、 扇風機も持つわな~~でもスマホから冷風が出たらもっと良いのにね~ |
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手塚 | ○ | あの扇風機は本当に涼しいのか疑問ですが。 | ||
白井 | ○ | そう 高校女子必須アイテム 今や | ||
ショルツ | コ | 座布団一枚! | ||
町田 | コ | うんうん。扇風機さえ携帯になってしまいました。 | ||
月足 | コ | たまにはしっかり汗かいたほうが良いようですが | ||
木原 | コ | そんな時代なんですね。 | ||
小野 | コ | 時代感たっぷり!でいいね! | ||
大治 | コ | ワークマンに行ったら仕事着に扇風機がついていました | ||
下河原 | コ | 確かに、昔は扇風機は部屋にありましたが、今はハンド扇風機ですね。 | ||
白鳥 | コ | 今どきはそうだよね! | ||
13 | ライトonビートを刻め夏女 | ショルツ | 自 | 娘が4年ぶりにダンスイベント@クラブチッタ川崎に出演しました。この一帯は私の子供時代も 映画街でスケート場もあり、子供同士でも遊びに行っていましたが、こんなスタイリッシュな街に なるとは! 4年前の出演会場はかつてのプロレスの聖地:カルッツ川崎。 ここにはプロレス観戦の他、バドミントンをしに通ったりもしました。巡り巡って娘の出演を 観に来る場所になりました。 |
木原 | ○ | ノリのいい人好きです。 | ||
小野 | ○ | 山下達郎の「RIDE ON TIME」と「ナツコの夏」を思い出したけど、ちょっと違うんですよね? 「ライトon」は「light on」(偶然に発見する)? 「ビートを刻め夏女」が オマージュっぽくていいですね。 |
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町田 | コ | 燃えろいい女ですね。 | ||
月足 | コ | 娘さん カッコイイ! | ||
大治 | コ | 燃えろいい女 | ||
白井 | コ | いいね 夏女はだれ? | ||
白鳥 | コ | 「夏女」懐かしい! | ||
14 | 麻のれん越しの囁き荒木町 | ショルツ | 自 | 結婚後~育児期暮らした荒木町を詠んだ三句。今は娘夫婦が在住。旧摂津守松平家お屋敷跡で後 には花柳界。飲み屋街ながら昼も夜も静か。平成初期まで蔦のやという大きな料亭がありました。 |
村松 | ○ | 荒木町って和食のイメージ 良い風情 | ||
月足 | ○ | 粋ですね。麻のれんの向こうの呟き、夏ですね。句会場から一駅で荒木町? | ||
大治 | ○ | なんか花街の色っぽさがこの句の中に充満していていいですね この雰囲気が | ||
片岡 | ○ | 行ったことがないのに横町露地の光や匂いまで伝わってきます。 | ||
木原 | Q | 句意を教えてください。とても気になります。 | ||
町田 | コ | 荒木町、調べたら面白そうな街ですね。 | ||
下河原 | コ | 四谷の「荒木町」ですか? 「麻のれん」が郷愁を誘います。 | ||
白井 | コ | 荒木町とは? 新宿 四谷? どこでもいいね ちょっと暑気払い | ||
白鳥 | コ | 新宿荒木町の小さな飲み屋でしょうか。 | ||
15 | 夏至夜風流しのギター路地巡る | ショルツ | 自 | 季語:夏至夜風を使ってみました。荒木町の故「流しのしんちゃん」を偲んで。 今はお弟子さんのちえちゃんが廻っているとか。「路地巡る」は「小路巡る」の方がよかったか? と、後で思いました。本当に狭い道が入り組んでいるのでw |
五嶋 | ○ | こういう風情、なかなか経験できないけれど、好きです。 | ||
木原 | ○ | 流しのギターって今でもいるんですか? | ||
手塚 | ○ | 昭和感満載ですね。流しのギターを聞いてみたいものです。 | ||
大治 | ○ | 花街の路地裏の風景がいいですね | ||
梅原 | ○ | 流しまだいるのですね | ||
下河原 | ○ | 「流しのギター」良いいですね。こちらもレトロな昭和時代を感じます。 | ||
白鳥 | ○ | 雰囲気出てますね。流しのギターって意外といますね。 コロナ前の横浜でおひねり奮発しました。「夜風」がいいです。 |
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月足 | コ | 流し、なかなか聴けません | ||
白井 | コ | これも しぶい 今時どこ? | ||
16 | 黒南風(くろはえ)に絡め取られてラビリンス | ショルツ | 自 | 身に纏わりつくようなどんよりした梅雨風。ラビリンス(=迷宮)とも称される荒木町の路地は まるで迷路。石畳を下ると小さな池を望む弁天様にも出会えます。 季語:黒南風(くろはえ)を使ってみましたが、この情景に適しているか? どうでしょう? |
村松 | ○ | 飲みに行っちゃうのは梅雨の天気のせいですよね たぶん 今回は荒木町がテーマかなと思ったのですが違うかな |
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広瀬 | ○ | なま暖かくてジト~っとした空気に体力も精神力も奪い取られて何もしたくない気持ちが溢れ出て いる様にお見受けしました~迷路というより先の見えない停滞した感じ。。。 |
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町田 | ○ | ラビリンスと言ったことで軽やかですが、黒南風を魔物のように感じる私はこの2週間の大問題の 中で苦悩していた私の心情のように感じました。出口がみつからない・・・ |
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白井 | ○ | うー なんか ディープ感いっぱい 仮説(蒸し暑い飲み屋街 ふと入った お店 中に黒い服の女性が・・) |
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白鳥 | ○ | どんよりした梅雨空に湿った風、どこにいったらいいのか。行き場のない鬱陶しさの中、 ラビリンスがお洒落で救われる。 |
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木原 | Q | 句意を教えてください。とても気になります。 | ||
手塚 | Q | ラビリンス?迷宮??解説をお願いします。 | ||
下河原 | Q | 何が迷宮(ラビリンス)なのでしょうか? | ||
月足 | コ | ちょっと怖そうだけで、こんな迷子もよいか | ||
17 | この笑みは神か天使か向日葵か | 広瀬 | 自 | 超未熟児で生まれた孫に2度目のご対面!前の時は「とにかく頑張って育ってくれ!」という 祈る様な気持ちが先行して表情や仕草にまで気持ちが及ばなかったのですが、初めて抱かせて もらって見つめ合ったら「ニコっ」と笑ってくれて、、まさに「神か天使か向日葵か」でした! |
村松 | ○ | お孫さんかな 赤ちゃんの笑顔は周りの人を幸せにする | ||
町田 | ○ | 畳みかけ、単語のチョイスが素晴らしい。神・天使ときて向日葵がすごくいいです。 | ||
月足 | ○ | 赤ちゃんの笑顔、何にもかえがたい | ||
手塚 | ○ | お孫さんですか。天真爛漫な笑顔癒されますね。 | ||
大治 | ○ | 孫の笑い顔は正にこのとおり じいさん・ばあさんの気持ちですね | ||
白井 | ○ | お孫さんの 笑顔かね? ♪ひまわりのようなますっぐすなその優しさを ぬくもりを 全部:持った?・ |
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白鳥 | ○ | ものすごく素敵ってことですね!誰の笑顔だろう。 | ||
ショルツ | コ | お孫さんの笑みでしょうか。何にも代えがたい宝ですね。 | ||
木原 | コ | いや魔女かもしれない。 | ||
小野 | コ | 孫のろけ(笑 | ||
18 | 雲去りて汗と涙の宮参り | 広瀬 | 自 | ダブルミーニングの句です。長い間NICUや保育器の中で戦った孫の退院後のお宮参り、、 「雲去りて」とは苦難去りてという意味ですし、まさにその日のご祈祷や記念撮影の時間に なったら、それまで曇っていた空がパ~っと晴れて、、でも暑かった~!!汗びっしょり、 そして感動で思わず涙が出てしまいました。 |
村松 | ○ | いろいろ心配した日も去り感動のお宮参りですか 健やかに幸せに育て | ||
ショルツ | ○ | おめでとうございます。暑さの汗、冷や汗、お宮参りはハラハラが付きもの。 次々と思い出を重ねていってください。 |
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梅原 | ○ | 時期選べまねんからね | ||
大治 | Q | 涙? すごく嬉しかったのか、昔を思い出したのか | ||
町田 | コ | そうそう、保育器暮らしの心配事も去って、涙涙ですね。 | ||
月足 | コ | 晴れてよかったです | ||
下河原 | コ | お孫さんのお宮参りですかね。健やかな成長をお祈りします。 | ||
白井 | コ | そー お宮参り 雨あがり 良かったですね | ||
19 | 草いきれ君へと落ちたあのセゾン | 広瀬 | 自 | 「草いきれ」という言葉の持つ空気感や匂いは、遠い記憶を呼び覚まします。はじめ下5は 「季節」or「シーズン」を考えましたが、「セゾン」という言葉を見つけてこの句を投句する事に 決めました。「君」とは?昔の妻?それとも??どちらであっても次の句と関連づけると 楽しいかなって企んでみました。 |
木原 | ○ | 恋に落ちたあの夏の日。 | ||
小野 | ○ | 君に(クレジットカード使って)貢いでしまった初めてのあの日の晩のこと…って回想? 想像がエッチすぎる笑? |
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大治 | ○ | セゾンという言葉の使い方がカッコイイ 自分には真似できません | ||
手塚 | Q | なんだセゾンって。カード?銀行?解説お願いします。 | ||
下河原 | Q | この句は、青春時代の思い出? | ||
白井 | Q | うー なんか 意味深 どこに落ちた? | ||
ショルツ | コ | こ、これは?! 詳細をご説明ください! | ||
白鳥 | コ | 「落ちた」が意味深です。 | ||
20 | 我が不徳へやの中まで梅雨の雷(らい) | 広瀬 | 自 | 部屋(家)の中にまで降る梅雨の様にジトジト(くどくど?)と文句が続くのも、その合間に 怒りの鉄槌を食らうのも、すべて私の「不徳の致すところ」です。でもそんな不徳だらけの私と ずっと一緒に居て頂けている事に感謝をしている今日この頃。。。 |
五嶋 | ○ | ついうっかり、、これ、やったことあります。 | ||
町田 | ○ | 奥様を怒らせる句は春夏秋冬いけますね。 | ||
下河原 | ○ | 奥さんに怒られたの? そんなイメージを持ちました。 | ||
片岡 | ○ | いや、これありますね。懲りて閉め切ると、帰って熱風が待っている。 | ||
ショルツ | Q | 何か、おいたをしちゃったのでしょうか? 不穏な雰囲気です。 | ||
大治 | コ | 窓を開けっぱなしにしてしまったのでしょうか。不徳がいいですね | ||
白井 | コ | まど開けパなし? よくある | ||
白鳥 | コ | 窓開けっぱなしでびしょ濡れ? | ||
21 | 梅雨の月更地となりしあの茶店(サテン) | 町田 | 自 | 前回の句会、登戸駅の思い出。 |
ショルツ | ○ | 梅雨の月(month)に更地になったのか?月(moon)に照らされた更地か? どちらともとれるのも良いと思います。「サテン」を日常語として、 そして空間として使った世代ならではの句。カフェではないあの空間。 |
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広瀬 | ○ | 更地にできた水溜りに月が映っているのでしょうか?そしてそこには以前よく通った 喫茶店が…ノスタルジック&ロマンチックな句! |
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木原 | ○ | 淋しいですね。 | ||
小野 | ○ | なんとなくですが、勝手に地元感を感じています。ご近所のお気に入りがある日更地に なっていると知った時は落胆しますよね。その感じが伝わってきます。 |
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梅原 | ○ | 寂しい | ||
下河原 | ○ | 大学時代のクラブで通った、吉祥寺の喫茶店も店仕舞いしてしまいました。 | ||
白井 | ○ | つゆ時の月は低く 前あったサテンが更地に なんかちょっと寂しい風景がよくわかります。 時代の流れ 歳のせい |
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片岡 | ○ | ただ雲間から月が照らすだけ。地上のぽっかり空いた土地を。 | ||
月足 | コ | 思い出がいくつも浮かんでくる | ||
白鳥 | コ | 喫茶店て最近見ないね。どんどんなくなっていく昭和の遺産。 | ||
22 | 合歓の花古老の話尽きぬ夜 | 町田 | 自 | 合歓の大木。夜は葉を閉じ淡く優しい花を咲かせています。夜の自治会パトロールの時に 古老の方からいろんな昔話を聞いたことを思い出して。合歓の花は古老のように里を守っている 感じがします。 |
村松 | ○ | ネム流しでしょうか 落ち着いた時間 | ||
広瀬 | ○ | 眠気と戦って必死で目を開けている様子が覗えてユーモラス!ご親戚でしょうか?年に何度も 会う方ではないでしょうし、一生懸命話をされているので、聞いてあげなきゃねっ(^_-) |
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月足 | ○ | 夜眠る合歓の花をよそに話は続く | ||
手塚 | ○ | 合歓の花の季語と古老の話が眠気を誘いそうです。 | ||
大治 | ○ | 合歓の花を見て伝教大師最澄は千手観音を彫られたという伝説があります。 確かに千の手がのびているように見え古老という言葉と雰囲気があっています。 |
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ショルツ | コ | とっておきの話が延々と。。。 | ||
小野 | コ | 「合歓の花」は「尽きぬ夜」に似つかわしいです。 | ||
白井 | コ | 同年代の夜通しの? いいね | ||
23 | 夜を聴く小さき蛙の明日の歌 | 町田 | 自 | 寝る時に窓を開けると、夜の音色が聞こえてきます。蝉や秋の虫ならわかるのですが、 今の音色はなんだろう? |
村松 | ○ | 微かに聞こえる蛙の声はいいですよね | ||
五嶋 | ○ | 確かに。夜の蛙の鳴き声で、翌朝を想う。 | ||
下河原 | ○ | うちのマンションの蛙、昨年は余り鳴かなかったので心配したのですが、 今年は既に鳴きはじめました。 |
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白井 | ○ | 明日の歌とは? カエルにとっては恋のささやき ですかね | ||
白鳥 | ○ | 「明日の歌」がいいです。「夜を聴く」も素敵な表現。 | ||
ショルツ | コ | それぞれの動物にそれぞれの世界、暮らしがあると語ってくれる句。 | ||
月足 | コ | 明日の歌がよいです | ||
24 | ビール飲み日本酒美味(うま)し記憶なし | 町田 | 自 | 自戒の句。ビールをチェイサーにお酒を飲むと大変なことになります! |
村松 | ○ | 思わず笑っちゃいました | ||
ショルツ | コ | ワハハハハ~~ | ||
月足 | コ | いつものコース? | ||
木原 | コ | 危ない、危ない。気をつけて。 | ||
大治 | コ | 今の季節冷や酒ですね、飲み口が良くて飲み過ぎでよく記憶無くします | ||
下河原 | コ | 酒飲みの気持ちが出ていますね。 | ||
白井 | コ | そー もう歳で 飲みすぎ注意です | ||
白鳥 | コ | 美味しかったことだけ覚えてる。最高の飲み方! | ||
25 | 父の日の十酒セットで巡る蔵 | 月足 | 自 | 父の日は酒。純米飲み比べで日本一周 |
五嶋 | ○ | うらやましいです! | ||
ショルツ | ○ | 親孝行なお子さんに恵まれおめでとうございます。本当に訪ねたい蔵の下調べに絶好の プレゼント。富士塚みたいw |
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広瀬 | ○ | 息子さんからのプレゼントでしょうか?それぞれのお酒の背景にある酒蔵や地域や歴史にまで 思いを馳せて。。贅沢な心の旅。。飲みきりサイズの10本でも10夜楽しめますよね~? あ、でも作者がもし「あの方」だったら一夜で全部飲んじゃうかもね! |
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小野 | ○ | 父の日のお子さんからのプレゼントが「十酒セット」。いいですね。味わいながら、 酒蔵に思いを馳せ、贈ってくれた子供にも思いを馳せる、そんな作者の気持ちが響きます。 |
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梅原 | ○ | 利き酒セットいいよね | ||
下河原 | ○ | 父の日のプレゼントで日本酒の蔵めぐりですか。良いですね。 | ||
白井 | ○ | いいね いいね これで週ノルマ達成? | ||
白鳥 | ○ | 父の日に10種類のお酒をもらったんですね!家にいながら十の酒蔵巡り。 | ||
木原 | コ | お子様からのプレゼントでしょうか。素敵ですね。 | ||
大治 | コ | 十酒も飲むと何処の蔵を巡ったか判らなくなるのでは | ||
26 | 古茶わずか知覧の次は八女か宇治 | 月足 | 自 | お茶も名産地を訪ねたつもり |
村松 | ○ | もうすぐ新茶の季節 | ||
町田 | ○ | うんうん。おいしいお茶が飲みたいです。 | ||
大治 | ○ | 新茶の季節 知覧・八女・宇治 美味しいお茶の味が浮かんできます | ||
片岡 | ○ | お茶の産地が三つ並んでいるだけ? いいえ、そこに作者の生活ぶりが表われています。 さらに、不思議と封を切ったときの、お茶の香りもしました。 |
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ショルツ | コ | 各地に銘茶有りと知りました。 | ||
小野 | コ | 「古茶」という言葉&概念を初めて知りました。 | ||
下河原 | コ | 八女茶、宇治茶は知っていましたが、知覧茶も有名なんですね。 | ||
白井 | コ | みな お茶の産地だ 田舎者の小生小さいころ 新茶お茶摘み 焙煎の香りが脳裏に | ||
白鳥 | コ | 新茶に対して「古茶」ですね。古茶だろうが夏に飲む熱い日本茶、いいよね。 | ||
27 | 慣性の法則マスクのまま夏 | 月足 | 自 | 暑くてつらいけど、電車などでは外せない |
五嶋 | ○ | 慣れというのは、本当に強力。 | ||
木原 | ○ | 2023年の夏を巧みに表現しましたね。 | ||
手塚 | ○ | なかなかマスクを外せませんが、これも慣性と納得。 | ||
ショルツ | コ | マスク派の方々がどこまで暑さに耐えられるか? | ||
下河原 | コ | まだまだ「マスク」を手放していない方が多いですね。 私は6回目の予防接種後から基本しなくなりました。 |
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白井 | コ | そう なかなか取れない 素顔見せたくない症候群 | ||
白鳥 | コ | つい習慣で。ないと不安も? | ||
28 | ライブはね打ち上げの窓雷雨去る | 月足 | 自 | 冒険のライブ参加。収穫は多かったと慰める |
村松 | ○ | やったー終わったーの解放感が雷雨去るで伝わってきました | ||
ショルツ | Q | なんのライブかなぁ? | ||
白井 | コ | 雷の様子 ずーとみてたの?かね | ||
29 | 声変わりのいとこ無口に夏休 | 木原 | 自 | 夏休みに会ういとこ。小学生の頃は仲良く話していたのに、中学生になったらなんだか 気安く話せなくなった。ちなみにこの句半ボンでした。8/20発売NHK俳句のテキストに 半ボンの例として載るそうです。目指せ脱ボン! |
村松 | ○ | 無邪気に喋っていた男の子も思春期に入ったのかな | ||
広瀬 | ○ | すごく色々な事が想像できる句。。きっと小さい時はおしゃべりだったんだろうな~とか、 成長してシャイな性格になったのかとか、たまに会う親戚の変化も楽しいですよね? |
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町田 | ○ | 夏休みにいとこと会う。成長して少し無口に、わかります。 | ||
小野 | ○ | 女子からすると、声変わりする頃の男子の急にそっけなくなる感じに戸惑ったものですね。 その感じがとても良く伝わってきます。 |
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梅原 | ○ | 声変わりに無口は成長の証 | ||
白井 | ○ | そう おとしごろ おじさんもお年頃で 声カスレ | ||
片岡 | ○ | NHK俳句で夏井先生が、兼題「夏休み」ではいとこを詠んだものも多かった、と話していました。 ですがこの句の味わいは、「声変わり」したいとこの「無口」にあると思います。 いとこですから、小さな頃は気をおくことなく一緒に遊んだ子が、今は無口にさなぎの殻に 込もっている、という小さな驚きが、とても共感を呼びました。 |
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ショルツ | コ | 自分の変化に戸惑う思春期の男の子。 | ||
月足 | コ | 兼題の四句。いとこも自分もお互い年頃。前年までと違う夏 | ||
下河原 | コ | 「夏休」は、7月第1週の夏井先生のNHK俳句の兼題でした。 | ||
白鳥 | コ | 1年ぶりのいとこの変化。夏休みの思い出アルアルです。背が伸びたという句もあったような。 | ||
30 | 孫の来る土曜日の午後日向水 | 木原 | 自 | 今日は孫の遊びに来る日だ。ビニールプールに水を張って日向に置いておこう。 |
村松 | ○ | 水遊びの準備もできたよ 早くおいで | ||
ショルツ | ○ | お孫さんの水遊び、行水に使うのでしょうか。 「楽しみ」と一言も言わず楽しみな気持ちがにじみ出ています。 |
||
広瀬 | ○ | 作者がお孫さんを待つ時間経過が想像できて素晴らしいです!きっと楽しみで早くから 起き出して今か今かと待っていたんでしょうね~ |
||
大治 | ○ | 孫を迎える浮き浮きとした気持ちが解る句です | ||
白鳥 | ○ | お孫さんのために幼児用プールの用意。いそいそ感がにじみ出ている。いい句ですね! | ||
町田 | コ | プールに水をはって待っていてあげるじいじかな | ||
月足 | コ | プールを用意していた? | ||
下河原 | コ | 「日向水」は、7月第2週の山田先生のNHK俳句の兼題でした。 私もNHK俳句を毎週見ていますがなかなか成果は出ませんね。 |
||
白井 | コ | そう いいねお孫さん迎えで | ||
31 | 失恋の香水つける同窓会 | 木原 | 自 | 私を振ったあの人同窓会に来るって。この香りで思い出すだろうか。あの時の事。。。 |
大治 | ○ | 香水をつけることまだまだ若いですね 新しい恋が生まれるかも | ||
下河原 | ○ | 「香水」は、7月第3週の村上先生のNHK俳句の兼題ですね。 なんか意味深ですね。失恋相手に同窓会でお会いしたのかな? |
||
白井 | ○ | そう いいね いいね 気張って | ||
五嶋 | コ | 句会に参加できたなら、是非突っ込んでみたいのですが。。 | ||
ショルツ | コ | 失恋相手がその香りに気づくか?! サスペンス劇場の始まり! | ||
手塚 | コ | どうぞ。ロマンチックな思い出に浸ってください。 | ||
小野 | コ | 失恋した相手がかつて贈ってくれた香水つけて同窓会に行く…みたいなことでしょうか。 だとしても多分相手は覚えていない…涙 |
||
白鳥 | コ | ドルチェ&ガッバーナ? 昔を引きずって出てはいけない。 | ||
32 | 蜘蛛の囲や朝刊届く音かすか | 木原 | 自 | うちの庭の蜘蛛は夜巣を張る。朝刊を取りに行く時よく引っかかる。 |
五嶋 | ○ | 静寂な風景が目に浮かびます。 | ||
月足 | ○ | 動かない、静かな夏の朝。朝露も? | ||
手塚 | ○ | この季節感が良いですね。朝方の風景が浮かびます。 | ||
白井 | Q | ちょっと不明ですが 蜘蛛の巣の蜘蛛 すーっと真ん中でまって かかった瞬間捕らえに その後糸でぐるぐるミイラ 子供の頃すーと見てたら 夢にでてきて (ウルトラマンの画像もあり) その後 蜘蛛の巣はなるべく触らず トラウマ |
||
白鳥 | コ | めっちゃ早起き!それとも夜更かししすぎ?蜘蛛の巣が気になるということは後者か。 | ||
33 | 合歓の花薄ぼんやりと雨上がり | 手塚 | 自 | 合歓の花淡いピンクはなんかぼんやりしている気がしましたので |
村松 | ○ | 雨上がりに霞むような合歓の花 きれい | ||
五嶋 | ○ | 今の季節を表現する、美しい句。 | ||
梅原 | ○ | 中七良し | ||
下河原 | ○ | 美しい情景が目に浮かびます。 | ||
白井 | ○ | ネムの花で なんかいいね 暑くなるとね | ||
ショルツ | コ | 合歓の花の柔らかな雰囲気が伝わります。 | ||
町田 | コ | 合歓の花いいですよね。薄ぼんやりと優しくて | ||
白鳥 | コ | けむるような花に「薄ぼんやり」が面白いです。 | ||
34 | 餞別のガーベラ挿して夕食かな | 手塚 | 自 | 先日、長年勤めた会社を退職したときに餞別に貰いました。 |
広瀬 | ○ | 作者がご退職されて、これまで気づきもしなかった様々な事象を「俳句のネタ」にしようと 観察眼が鋭くなっている気がしました(勝手な想像)。生意気ですが漢字は「夕餉」でも 良かったかも知れませんね。 |
||
町田 | ○ | なんかいいな。映像も心情も見えます。 | ||
木原 | ○ | 頂いたガーベラにさまざまな思いが・・・。 | ||
小野 | ○ | 最初「夕食」を「ゆうしょく」と読んでしまいましたが、「ゆうげ」ですよね? それに気づいたら、とても良い句に思えました。 |
||
大治 | ○ | 退職記念のお花か? 少し寂しかったり、せいせいしたのかどちらかなと考えさせられます | ||
白井 | ○ | ひょっとすると 退職のガーベラ:花言葉 希望 前向き だとするとこれから! (と自分もいいいかせ) |
||
片岡 | ○ | 最近の一句会の話題から、退職の日の夕食と想像しました。鮮やかな色のガーべラ、 少し照れくさくも、何かしっかりとした満足感が伝わってきます。花言葉は優しさ。 |
||
白鳥 | ○ | 「夕食」は「ゆうげ」でしょうか。職場を去った日の夜。さりげない描写が深いです。 | ||
月足 | コ | ご退職、新たな挑戦へ? | ||
35 | 朝曇り前を歩くはコジュケイ | 手塚 | 自 | いつもの早朝散歩。この鳥はいつも歩いています。 |
下河原 | コ | 昔は、寺尾台の裏山にもコジュケイがいて「チョットコイ」と鳴いていました。 | ||
白井 | コ | 久々に最近コジュケイのない声が ちっちゃくすばしっこいよね | ||
36 | 梅雨晴れや若僧の法話聞くとなく | 手塚 | 自 | 先日の義父の法要があり、若い副住職?の法話がありました。けど。 |
村松 | ○ | 穏やかな気分で過ごすひととき | ||
ショルツ | ○ | 代替わりした若い住職さんの法話に耳を傾けるでもない年長の檀家さんの様子でしょうか。 「まだまだ青いなぁ」と。 |
||
月足 | ○ | 梅雨晴れと若僧の法話が少々けだるい感じ | ||
下河原 | Q | 「聞くとなく」はどんな意味なんでしょうか? | ||
木原 | コ | 若い割にはいい事言うじゃないか。 | ||
大治 | コ | 法話を話すことも若いお坊さんの修行です。しっかり聞いてあげたいが気持ち解ります | ||
白井 | コ | すみません 国語ができない小生 聞く・なくは=聞かない? きいた? 小生は聞くふり? なだけど |
||
白鳥 | コ | 「ふん」と思っても聴くべき断片が。 | ||
37 | 滝津瀬や老母待たせて谷へ降る | 小野 | 自 | 「滝津瀬」という季語を知って詠んだ句。母が生きていた頃、父と三人で長野方面によく 行きました。ある滝の名勝に行った時、母は自分は谷へ向かう坂道を体力的に下ることが できないから待っているといい、父と二人で降りて行きました。そんな思い出から。 |
村松 | ○ | 急流への道はお年寄りには危ないのでしょうね でも自然の中でお母さまは気持ち良かったでしょうね |
||
月足 | ○ | 母を待たせ、谷の川岸に降りるのは、水をくむため?それとも | ||
白井 | ○ | おかあさんとご旅行? いいね | ||
片岡 | ○ | 最初、一人で行っちゃうの?と思いました。でも次に、行っておいでと笑いながら促すお母さんの 顔が浮かび、それに子供のように「じゃ、行ってくる」と答える姿の信頼感が、親子って好いな、 と改めて思わせてくれる句でした。 |
||
ショルツ | Q | お母様が心配。どんな状況なのか? | ||
下河原 | コ | 「滝津瀬や」の季語が良いですね。 | ||
白鳥 | コ | お母さんは探検をパスか。 | ||
38 | 呑川(のみがわ)の泉を潜む暗渠(あんきょ)かな | 小野 | 自 | 私が住む桜新町には、小さな川を塞いだような箇所が所々にあります。俳句作りで言葉探しを していたら「暗渠」という言葉に出くわし、「ああ、あれを暗渠というのか」と妙に納得。 呑川の源流は桜新町であるらしく、塞いだ川の上にあるマンホールから水の流れる音がします。 |
五嶋 | ○ | かつての世田谷には清流があった。。 | ||
町田 | ○ | 暗渠、調べました。地下水路だと見えていないのでしょうか、 でも川の泉が潜んでいる・・・広大な暗闇を感じました。 |
||
手塚 | ○ | 呑川の選択が良いですね。暗渠を想像しての俳句。 | ||
梅原 | ○ | 吞川沿いの店よく行ってました | ||
ショルツ | Q | 呑川のどの辺なのか? ブラタモリの世界w 歩いてみたい。 | ||
大治 | コ | 桜新町を水源とした川なんですね、余り外にでない川なのでしょうか | ||
白井 | コ | えー のみ川って 下町だよね 泉があるのかね? | ||
白鳥 | コ | 「泉の」ではなく「を」なんですね。 | ||
39 | 夏木立馭するは我かこの馬か | 小野 | 自 | 最初に作ったのは「林道に夏風そよぐ馬上かな」。2年ほど前にヒラと行った小淵沢の乗馬クラブ での思い出。林道を行くと、馬は激しく寄り道したがる笑 |
村松 | ○ | 馬に乗っているのか乗せてもらっているのか馬との一体感が伝わります | ||
広瀬 | ○ | 「夏木立」が風景よりも「気候」を表す使い方をされている様な気がしました。 夏真っ盛りに汗だくになって馬を制御しようとしている作者の姿が目に浮かびました。 |
||
木原 | ○ | 完全にお馬さんに主導権とられている? | ||
大治 | ○ | 馭するという言葉使いにこの句の感性を感じます | ||
下河原 | ○ | 木立の中を馬に乗って散歩されているのですかね。「馭(ぎょ)する」と言う表現が素敵です。 | ||
白鳥 | ○ | 乗馬体験?馬は人を見ます。ビビっていると舐められる。 | ||
ショルツ | コ | 乗馬!できる方なんですね。 | ||
白井 | コ | えー 乗馬かね | ||
40 | 誕生日真紅の薔薇と夜風浴ぶ | 小野 | 自 | 贈られた薔薇も真紅でしたが、家で飲んだお酒も真紅でした。 |
ショルツ | ○ | おめでとうございます。素敵なお誕生日の夜。 | ||
広瀬 | ○ | 「誕生日」「真紅」「薔薇」「夜風」すべての単語(漢字)がゴージャスで作者は ロマンチックな方?薔薇が誰かから頂いたのか?自分へのご褒美か?は気になる所ですが… |
||
木原 | ○ | お誕生日おめでとうございます。素敵な夜ですね。 | ||
大治 | ○ | 誕生日に真紅の薔薇をもらう二人の関係が気になります | ||
下河原 | Q | 誕生日に真っ赤なバラの花束を貰ったのですか?(貰ったのならどこで誰から貰ったのかな) | ||
町田 | コ | 誕生日に深紅の薔薇!夏に乗馬!一体誰でしょう? | ||
月足 | コ | 特別な誕生日 | ||
白井 | コ | いいね 65歳 ますます赤く | ||
白鳥 | コ | お誕生日おめでとう!真紅の薔薇すてき。 | ||
41 | 燕やあいつはいいよ自由に飛び | 大治 | 自 | 目の前の樹々の間をすばしっこく飛ぶ燕に思わず言った言葉をそのまま句にしました |
村松 | ○ | 自由に伴う痛みを引き受ける覚悟はないけれど しがらみのない自由はやっぱり羨ましい | ||
月足 | ○ | 燕をあいつ呼ばわり、自由をうらやむ想いは? | ||
木原 | ○ | 私も会社を卒業し燕になった気分?いやクラゲか?? | ||
下河原 | コ | 「あいつはいいよ」に作者の想いを感じます。 | ||
白井 | コ | そうーですね | ||
白鳥 | コ | そういう気持ちになる時ありますね! | ||
42 | シジュウガラウグイスの声歌合せ | 大治 | 自 | 山の中を歩いていると「ツピツピツピ」とシジュウカラが鳴いた後鶯が「ホーホケキョ」と 鳴いていました。 鳥達も短歌の歌合せをしているのではないかと思ってしまいました。 |
五嶋 | ○ | これ、リアルで聴いてみたいです。 | ||
ショルツ | コ | 鳥って合唱するのでしょうか。てんでに鳴いていると思えないさえずりだったのでしょう。 | ||
町田 | コ | 私は鳥の声を聞き分けたいと切に思っています。教えて下さいシジュウガラの鳴き声。 そして鶯との歌合せ風流だな |
||
下河原 | コ | シジュウカラとウグイスがさえずり合っているのかな。 | ||
白井 | コ | そうーなの | ||
43 | 子供らが別れの言葉夕涼み | 大治 | 自 | 二階のベランダで夕涼みをしていたら隣の保育園から子供達のバイバイという声が 聞こえてきました。何気ない夕暮れ時の一瞬です。 |
広瀬 | ○ | 長閑で良いですね~縁側orベランダでの夕涼みですか?子供たちの「バイバイ」「また明日」 という声はまさに平和の象徴ですよね~ |
||
町田 | ○ | 「子供らが別れの言葉」がいいですね。想像力を掻き立てられます (明日の約束してたりして・・・)。そして「夕涼み」で聞いている人や どんな思いで聞いているのかもわかって、いい句だなと思いました。 |
||
小野 | ○ | 勝手な想像がいろいろできる句です。「子供ら」は「幼き子供」の意味か「我が子」の意味か。 「別れの言葉」は「実家から帰る前の言葉」なのか、「転勤などによる別れの挨拶の言葉」 なのか。でも、夫婦は動じずに夕涼みしている、そんな図を想像しました。 |
||
白井 | ○ | また明日 と 夕方遊んだ子供の帰りシーンも最近見かけなく | ||
片岡 | ○ | 子供たちの「また明日ねー!」という声を、作者は爽やかな風のように聞いたのでしょう。 | ||
白鳥 | ○ | 夕涼みをしていたら、遊んでいた子どもたちが「また明日ね」と帰っていく声が。 そんな景でしょうか。 |
||
ショルツ | コ | 子供が帰っていく時間=賑やかだった家が静まりかえる時間。 | ||
月足 | コ | 夏の夕暮れ。子供らは家路、ひとり夕涼み? | ||
44 | 山深し緑ささやき友ふたり | 大治 | 自 | 日本酒に「米のささやき」という銘柄のお酒があります。そのお酒を前にするとお米が このお酒美味しいから飲んでとささやいてきます。友と二人で山の別荘に行った時も 山を前にしたら緑の樹々が癒されるでしょうとささやいて来ました。 |
村松 | ○ | 気のおけない友人と山歩き いいなぁ | ||
ショルツ | ○ | 「緑ささやき」でやさしい風が吹いていることがわかります。 友と話すもよし、何も言わずただ一緒にいるもよし。 |
||
手塚 | ○ | 緑がささやいているのが気持ち良さそうです。 | ||
梅原 | ○ | 静寂の中で | ||
下河原 | ○ | 山の中での友(異性?)との語らいの姿をイメージしました。 | ||
月足 | コ | 友ふたりが印象的 | ||
白井 | コ | そー いいね | ||
白鳥 | コ | 合計三人? | ||
45 | 夕立でにわか繁盛街喫茶 | 梅原 | 自 | 梅雨空は予報が外れます。 |
村松 | ○ | いつもはそんなに混んでいない住宅街の喫茶店ですか | ||
五嶋 | ○ | 今の季節の街の風物詩。 | ||
広瀬 | ○ | 「にわか繁盛」という言葉で、この喫茶店が昔ながらの(スタバやタリーズとは違った) 純喫茶で、普段は閑散としてるであろうと想像できます。勝手に、頭が少し薄くて眼鏡をかけて 髭を生やしてるマスターが突然の盛況ぶりにアタフタとしている様子まで想像しちゃったよん。 |
||
町田 | ○ | いつもはガラガラなのかな?なども想像できて楽しいです。 | ||
月足 | ○ | いつもは空いてる古い街喫茶が急に満席。雨の様子もありあり | ||
小野 | ○ | 作者もきっと雨宿りで喫茶店に入ったのでしょうね。「喫茶店」ではなく「街喫茶」が 街や店内の喧騒を感じさせていいですね。 |
||
下河原 | ○ | レトロな喫茶店をイメージしました。 | ||
片岡 | ○ | 実際に経験した覚えがあり、また、村上春樹の初期の短編で読んだことがあります。 つまり何か、都会の片隅で物語が始まりそうな、そんな気配を感じます。 |
||
白鳥 | ○ | いつもは寂しいお店が。知らない者同士が「参りましたねえ」なんて話したりして。 | ||
ショルツ | コ | 風が吹けば桶屋が、、、ならぬ、雨が降れば喫茶店が儲かる。 | ||
白井 | コ | 夕立ちで 雨宿りかね | ||
46 | 昼下がり打ち水代わりの車洗い | 梅原 | 自 | 暑さに抗う洗車も気持ちが良いものです |
村松 | ○ | 洗車するのも暑いけれど水を使うから気持ちいい | ||
ショルツ | コ | 一石二鳥! | ||
月足 | コ | 暑いので無理なきように | ||
木原 | コ | この暑いのにご自分で洗車ですか。偉い!! | ||
小野 | コ | 発想がおもしろいです。 | ||
白井 | コ | いいね これぞ一石二鳥 | ||
白鳥 | コ | たしかに涼がとれる。しかも車もきれいに。 | ||
47 | また来たり昼の主役は冷素麺 | 梅原 | 自 | また昼素麺が定番の季節になりました |
木原 | ○ | この季節は冷素麺がいいね。 | ||
手塚 | ○ | この季節の定番ですね。美味しいですが、さすがに続くと・・ | ||
大治 | ○ | 暑い夏は素麺に限ります | ||
白井 | ○ | そう 暑く 暑くで | ||
下河原 | コ | 夏の暑い日の冷やしソーメンは美味しいですね。 | ||
白鳥 | コ | 真夏はこれしか受けつけない。…でも続くと飽きるね。 | ||
48 | 胡蝶蘭役員室に咲き誇る | 梅原 | 自 | 株総会後の風物詩 |
五嶋 | ○ | これも、4〜6月の会社の風物詩、ですよね。 | ||
ショルツ | ○ | 役員ご就任!おめでとうございます! | ||
大治 | コ | 株主総会が終わり新任役員室の情景ですね。新任役員も会社で花を咲かせたそんな気持ちが 伝わってきます。 |
||
下河原 | コ | 確かに役員室には、よく胡蝶蘭が飾られていますね。(作者は役員さんですかね・・・?) | ||
白井 | コ | 株主総会? | ||
白鳥 | コ | 誰だかわからないけど、就任おめでとうございます! しかし、開店祝いや就任祝いはなんでいつも胡蝶蘭なんだろう? |
||
49 | 蟻の巣を見つめ続けた夏休み | 下河原 | 自 | NHK俳句の兼題「夏休み」からの俳句。中学1年の夏休みに理科の自由研究で1日中 蟻の生態を観察して 観測記録をまとめて川崎市全体での発表会に参加しました。 |
村松 | ○ | 子供ってなんで蟻さん好きなんでしょうね | ||
五嶋 | ○ | 子供の頃を思い出します。 | ||
広瀬 | ○ | 「蟻の巣」や「蜘蛛の巣」で句が詠める人、本当に尊敬します!観察眼とアンテナが凄過ぎる! | ||
月足 | ○ | 夏休みと宿題はあるある。でも、見つめ続けたが尊い | ||
木原 | ○ | う~ん。どんな夏休みなんだろう。蟻の観察の自由研究かな。 | ||
手塚 | ○ | そうですね。良く蟻の巣を見つけて見ていたのを思いだしました。 | ||
白井 | ○ | 昔自由研究で ありの生態を観察したことがあるので わかる | ||
片岡 | ○ | 何年生だったかは忘れましたが、この通りの思い出があります。友達としばらく会わない夏、 人より蟻に親しかった夏。 |
||
白鳥 | ○ | 時間がたっぷりあった子ども時代。今は時間があってももうできない気がする。 | ||
ショルツ | コ | こんな興味があれば、西岡先生の生物に苦しむ高校生にならなかったのに! | ||
町田 | コ | 蟻の観察は子どもたちの本能だと思います。 | ||
小野 | コ | 夏井先生の兼題を思い出しました。脱ボン間違えなし笑! | ||
大治 | コ | 小さい頃同じことをしていました。 | ||
50 | 万緑に横文字こだます寺社巡り | 下河原 | 自 | 岳父が眠る豪徳寺にも、沢山の外国人旅行者が戻って来ました。 |
村松 | ○ | 海外からの観光客が増えた実感 | ||
ショルツ | ○ | 観光業界はウハウハww、でも、、、カオス! | ||
小野 | ○ | 「横文字こだます」が上手い表現ですね。最近は東南アジアだけでなく、 欧米からの観光客多いですからね。 |
||
大治 | ○ | 外国の方も寺社巡り多くなりました。でも日本の仏教の心、仏像の心 解るかな 解んねえだろうな | ||
月足 | コ | 外国観光客は寺社も大好き | ||
白井 | コ | 外人旅行客もどりで いいことだけど・・・ | ||
白鳥 | コ | 戻ってきたインバウンド。ここは本当に日本?と思う所も。 | ||
51 | 夏ボケや痛い目あった禁じ手に | 下河原 | 自 | 麻雀のオープンリーチ(当たり牌がわかっている)に、何を考えていたのか当たり牌を 振り込んでしまい 役満払いになってしまいました。(単に老人ボケした証拠ですね) |
手塚 | Q | 禁じて??って | ||
白井 | Q | なにしたのでしょうか? | ||
52 | 50度Cアスファルト溶解異国の地 | 下河原 | 自 | 今から15年前の夏、出張で訪問したインドデリーで経験した摂氏50度の気温を思い出して・・・ |
町田 | ○ | 実際見たんだろうな。人間も溶ける?? | ||
梅原 | ○ | 亜熱帯日本? | ||
五嶋 | コ | インドかな?出張でこれを経験したことあります。 | ||
ショルツ | コ | 怖い! | ||
白井 | コ | そうだね かげろう 熱波で | ||
白鳥 | コ | いや日本も!…あれ、もしかして日本のこと? | ||
53 | くちなしや甘き香(かぐわ)し幸極み | 白井 | 自 | くちなしが今年はどももよく咲いて 花言葉とても幸で だそうで 初夏の風ともの喜びを運ぶ香りとなっております |
広瀬 | ○ | くちなしの花言葉は「幸せ」だそうですね!渡哲也の「くちなしの花」は別れた恋人の 詩でしたが、この句はくちなしの見た目の美しさと甘い香りに幸福感一杯の作者の姿が 描かれております。 |
||
大治 | ○ | この花の香りに包まれると皆幸せになれる そんな思いが伝わって来る句です。 | ||
54 | 梅雨曇り谷間に浮かぶ雄鹿月 | 白井 | 自 | 7月の満月 夏の満月は南中高度低く ビル間で とても大きく見えました つゆの中 朧げに |
五嶋 | ○ | 雄鹿月=Buck Moon=7月の満月、か!米国発のコトバだけれど、季語にしてもいいのかも。 | ||
ショルツ | ○ | 牡鹿の角が生え変わる月は梅雨時。自然界の二つの情景が味わえる句。 | ||
月足 | ○ | 梅雨曇りの中、スーパームーンが見えた | ||
木原 | ○ | 雲のすきまからお月様見えたのか。 | ||
手塚 | ○ | 雄鹿月というのを初めて知りました。 | ||
小野 | ○ | 「雄鹿月」は7月の満月のこと? 初めて知りました。「谷間に浮かぶ」は 雨と雨の谷間だと思いますが、雲の谷間のようでもあり、意味の広がりを感じます。 |
||
梅原 | ○ | バックムーンいいね! | ||
下河原 | ○ | 7月の満月を「雄鹿月(バックムーン)」と言うですね。 満月は各月色々な呼び名があって面白いですね。 |
||
白鳥 | ○ | ネイティヴアメリカンの呼び名って面白いですね!文字を持たない民族だから? | ||
大治 | Q | バックムーンと雄鹿月はどちらが先にできた言葉なのでしょうか。教えてください。 毎月満月の呼び名があるの初めて知りました。 |
||
55 | ようように裳着(もぎ)より遠し晴れ姿 | 白井 | 自 | わかりにくくすみません 4年前より同棲末-入籍の娘 ようやく2人での写真をとる連絡で 先方親も一緒にと招待にはずだったが(季語もなしですみません) |
村松 | ○ | お嬢さんのご結婚が決まったのでしょうか 嬉しいような寂しいような複雑な心境? | ||
広瀬 | ○ | お互いそんなお年回りになりました。晴れ着よりも喪服の出番がっ!! 「ようように」調べて初めて分かりました。なかなか趣のある言葉ですね~ |
||
大治 | ○ | 言葉使いが秀逸 よくぞこのような言葉使いができますね 感心の一言 | ||
片岡 | ○ | 女子の成人を祝う古風な裳着という言葉が、次の(結婚?)ステージに立つ愛娘への親としての 気持ち、眼差しを、奥ゆかしいものに感じさせます。 |
||
手塚 | Q | 裳着:平安時代の通過儀礼とあります。解説をお願いします。 | ||
小野 | Q | 解釈むずかしいッス! 誰の晴れ姿だろう? | ||
月足 | コ | 娘さんの晴れ姿でしょうか。裳着は男性なら元服にあたる言葉とありました | ||
下河原 | コ | 「裳着」(意味がわからず調べました)と現在の晴れ姿の対比が面白いです。 | ||
白鳥 | コ | 婚礼衣装? | ||
56 | ふたつ星なつぞら契る25時 | 白井 | 自 | 七夕前日のよる 暑いよる 冷房タイマー切れ 窓を開けたら星が見えました どれが織姫?程度 願は1つ |
村松 | ○ | 七夕ってロマンチックだったんですね 忘れてた | ||
町田 | ○ | 壮大な自然のロマン!いいね。作者の意図とは違うかもしれないけど、地球から見たら雨で 会えなくても、天の川に流れる時間は違って毎年会えてるよねって思う。25時がいい。 |
||
小野 | ○ | 80年代トレンディドラマ的ないい意味での軽さと、絵に描いたような純真さの表現に やられました! |
||
大治 | Q | 何故25時なのか?解りません | ||
下河原 | Q | 「ふたつ星」は九州を走る特急列車ですかね。 | ||
ショルツ | コ | 25時がいいですね。 | ||
白鳥 | コ | 七夕ね! | ||
57 | 水曜朝歯医者の壁に夏陽射し | 片岡 | 自 | 今月は、最も季節感から遠い病院を題にして詠むことに挑戦しました。 |
五嶋 | ○ | 歯科医院に行って、壁の日差しに目がいくのって、なぜか、すごくその気持ちがわかります。 | ||
小野 | Qコ | 「水曜朝」の「朝」にこだわりたかったんだろうな〜 「水曜日」だと朝の日差しじゃ なくなってしまうからね。五音とどちらを優先すべきか、悩んだでしょうか? |
||
月足 | コ | お医者さん四句。お大事に? | ||
下河原 | コ | お医者さんシリーズですね。様々なお医者さんにかかるのが日課になってしまいました。 | ||
白井 | コ | 急ないたみ? 小生未だ虫歯 処置歯なし おまけ親知らず未 歯医者へは乳歯が抜けなくいったきり |
||
白鳥 | コ | 通院四作ですね。水曜の朝からご苦労様です。 | ||
58 | 歯科の文字高窓大きく夏日差し | 片岡 | 自 | |
村松 | ○ | 「大きく」が窓にも日差しにもかかっているように感じました 暑い日! | ||
梅原 | ○ | 危険な日差し | ||
月足 | コ | 立派な歯科医院? | ||
白井 | コ | う⁻ 歯医者さんに 夏陽射し? よほどいや? | ||
白鳥 | コ | 医院の名前がガラス窓に反転。一句目と「ひざし」の字が違うのはわけがある? | ||
59 | 採血のゆるり流れて梅雨匂ふ | 片岡 | 自 | |
ショルツ | ○ | こんな瞬間を句にするなんて! 冬の採血とは明らかに違います。 | ||
町田 | ○ | 採血のけだるい雰囲気、実際はしないかもしれないけど血の匂い、がすごく伝わります。 | ||
月足 | ○ | 梅雨の湿っぽさを感じます。ちょっと血の匂いも? | ||
木原 | ○ | この取り合せが一番響き合っているように思いました。 | ||
手塚 | ○ | なんと採血と梅雨の取り合わせの句。秀逸です。 | ||
小野 | ○ | 想像:最近できたてのクリニックではなく、お父さんの代からやっているような内科医。建物も 古びていて、スリッパに履き替える。採血のようなことからも梅雨を味わう作者が素敵です。 |
||
大治 | ○ | 採血と梅雨のじとじとした感じがコラボ | ||
下河原 | ○ | 採血の状況を梅雨に重ねていて面白いですね。 | ||
白井 | コ | どういうう繋がりだろう 57~59 具合どう? | ||
白鳥 | コ | 私は注射が嫌いで採血の時は顔を背けていますが「ゆるり流れ」ているんですね。 | ||
60 | 内科医の変わらぬ白衣も小暑なり | 片岡 | 自 | |
村松 | ○ | 暑さはどんどん厳しくなるのに医師はいつもと変わらないたたずまい | ||
広瀬 | ○ | 「夏=白」なのは、白の眩しさが夏っぽいのだとつくづく考えるようになりました。 白シャツ、白服、白靴、白重、白蓮、、、同じ白衣でも小暑というのが面白いです。 |
||
小野 | ○ | 変わらぬ白衣も夏仕様に見えた、本当はいつものなんだけど、そのくらい夏を感じたんですね。 いい句だと思いました。 |
||
白井 | ○ | 全体の推察では 何か急に病気? 厚くて? | ||
白鳥 | ○ | 一年中同じ格好でも、そこはかとなく感じられる季節。これぞ俳句。 | ||
ショルツ | コ | 夏はまだこれからの7/7、白衣から涼を感じつつ。 | ||
月足 | コ | かかりつけの内科医さん? | ||
木原 | コ | 中七「も」はいらないかも。 | ||
手塚 | コ | 上の句とぢちらにするか迷いました。これも印象的。 | ||
下河原 | コ | 季節に関係なくお医者さんは、確かに白衣を着ていますね。 | ||
61 | 梅の実やあの世の青の一雫 | 白鳥 | 自 | 夫の実家から届いた大粒の青梅。濁りのない真っ青な色をなんと表現すればいいのでしょう。 |
村松 | ○ | 天上からの贈り物のような梅の実 きれいな句 | ||
小野 | ○ | あの世とこの世を結ぶ門は青色…そんな隠喩でしょうか? 解説を聞きたい。 この句は、次の句とともに、梅の実から始まる哲学の物語。 |
||
白井 | Q | 梅の青の実から あの世?を想像 子供のころお寺の紙芝居 蓮から 蜘蛛の糸 を連想?? 梅雨にならないと毒がある?とかつておばあちゃんから |
||
ショルツ | Qコ | 独特の世界。なぜ梅の実=あの世なのかなぁ? | ||
月足 | コ | あの世の青がずしりと | ||
手塚 | コ | あの世の青という表現が意味深です。 | ||
62 | 梅の実や無情の青に朱のまろみ | 白鳥 | 自 | 怖いぐらい真っ青な梅にお尻が赤くなっているのが混じっていました。 |
広瀬 | ○ | この句も鋭い観察眼による句…私なら青から朱へのグラデを詠むに留まりますが、「青=無情」 「朱=まろみ」と解釈されたのが、人生にも言及している様で興味深く感じました。 |
||
木原 | ○ | 観察力が鋭い。 | ||
ショルツ | Q | 『無情の青』の意味がわかりません。『無常』? | ||
白井 | Q | これも梅の実が 梅酒?で ただ無情の青が 前句と同様 青いうちはどく? | ||
月足 | コ | こちらは無情、そして朱のまろみ | ||
下河原 | コ | 青と朱のコントラストが面白いです。 | ||
63 | 干からびた蚯蚓(みみず)未知への旅の果て | 白鳥 | 自 | 道の真ん中のミミズのミイラ。雨に乗じて冒険したんだろな。 |
ショルツ | ○ | 細やかな観察眼。 人間なら宇宙旅行、海底探索か? | ||
広瀬 | ○ | 本来の生息領域を飛び出して冒険に出たんですね~干からびたミミズさんにもそうやって考えると ドラマがあるね!蜘蛛にも、蟻にも、ヤモリにも! |
||
手塚 | ○ | 特に雨上がりに見かけます。作者の観察眼とセンスに一票です。 | ||
小野 | ○ | みみずの人生も、私たち人間の人生も「旅」…という作者の人生観が伝わってきて共感しました。 しかも、とても独創的! |
||
大治 | ○ | このテーマでこの句を作る作者の感性は凄い | ||
下河原 | Q | ミミズがどこで干からぼていたのでしょうか? | ||
月足 | コ | 舗装路の冒険に力尽いた | ||
白井 | コ | そうなんです 雨降った朝 よくみかけますよね どこへ行くのか 行きたいのか? ずーと疑問 | ||
64 | 孫帰り小さな手形梅雨の窓 | 白鳥 | 自 | 喧騒が去ってホッとした気分で部屋を見回したら、あちこちに小怪獣の痕跡が。 |
村松 | ○ | 残った手形もかわいい | ||
五嶋 | ○ | 情景がとても目に浮かびます。 | ||
町田 | ○ | 目の付け所がすごくいい。来て嬉し帰って嬉しというそうな孫、うるさかった孫の 物言わぬ手形の置き土産いいですねっ。 |
||
月足 | ○ | 愛おしさとさみしさが伝わります | ||
梅原 | ○ | 寂しさが伝わる句です | ||
下河原 | ○ | お孫さんが小さい手で曇った窓に手をついた姿がかわいいです。 | ||
白井 | ○ | 小さい な 手がたが 窓に?? | ||
片岡 | ○ | 四句の中で、この句が一番飾らず、そして、懐かしい感じを覚えました。 | ||
ショルツ | コ | 寂しさの中にも、こんな跡を見つけ次回を楽しみにする気分も感じられます。 |