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第47回 選句・コメント表 2023年5月 |
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№ |
俳句 |
選句者 |
点数・記号 |
コメント・質問・自作の説明 |
1 |
春の宵車中の二人に同じ月 |
小野 |
自 |
車で送っていただく道すがら白い月が出ていました。同じ月を同じ時間に同じ空間で眺めると
いうことに、ロマンチックな出来事は何もないですが、乙女の気分でその月を眺めました。 |
広瀬 |
○ |
なんかドキッとする句ですね!お隣はどなたですか? |
村松 |
○ |
値千金の一刻を一緒に過ごしているカップルでしょうか 微笑ましい |
白井 |
○ |
いいね でも車中に月光とは なかなかロマンティックですが なんか気になる
違った二人に 同じようにとも となると?? |
町田 |
○ |
上手いなあと思いました。二人の関係性物語、いろいろ想像したくなります。 |
辻 |
○ |
|
片岡 |
○ |
ちょっと真面目な感想① メルヘンの一コマのよう。「二人」はもちろん恋人と思うが、
老夫婦とも幼い親友とも、少し跳んで同じ戦場へ向かう二人の兵士とも想像できる。
その奥ゆきが、この句の魅力だと思います。 |
下河原 |
Q |
車中の2人に同じ月の意味するところは? |
ショルツ |
コ |
車、バス、電車、乗り物により違う解釈ができますが、電車で『いい月ですね』と
無言のやり取りがあるような。 |
白鳥 |
コ |
二人はそれぞれ違うことを考えているのでしょうか。 |
2 |
夏服やチェストの中に棚田見る |
小野 |
自 |
GWに断捨離し、タンスの中を整理整頓しました。きれいに畳んだ服たちの並びっぷりは、
ちょっとアートのように美しく見えました。 |
梅原 |
○ |
衣替えの季節、整然と収納されていますね。 |
片岡 |
○ |
ちょっと真面目な感想② チェストにきれいにたたまれて、夏服は苗の植えられた棚田を夢みる。
この句では、棚田と限定したことで、一句目とは逆に具体性や物語性を獲得した点が好いと
思いました。 |
白井 |
コ |
そうですね 春が無く いきなり暑く |
大治 |
コ |
制服の格子柄から棚田を連想する想像力に脱帽 |
3 |
眉雪(びせつ)たれど一人旅する風薫る |
小野 |
自 |
眉雪とは眉毛が雪のように白いこと、転じて老人のことだそうです。長野に住む90歳を過ぎた
父の従兄弟が一人で上京し父を訪ねてきました。私は送り迎えなどの対応をしたのですが、
とてもダンディでカッコよく、このように年を取りたいと思いました。 |
木原 |
○ |
風薫る良い季節に一人旅ですか。いいなあ。 |
五嶋 |
○ |
時間が自由に使える歳になるのは良いことです。でもまだ僕らは「眉雪」までにはなっていない? |
下河原 |
○ |
一人旅も良いですね。独身時代は結構行ったのですが・・・ |
村松 |
○ |
若者ではないけれど気ままな一人旅 軽やかな気分を「風薫る」から感じます |
手塚 |
○ |
誰でも旅は良いものですね。眉雪=老人とは知りませんでした |
白鳥 |
○ |
年齢関係なく自由にあちこち行きたい。「風薫る」がポジティブで明るい。 |
大治 |
○ |
眉雪にはまだまだ早い我々。春の一人旅を大いに楽しみましょう。 |
白井 |
コ |
眉雪(びせつ)とは老人とあり もう老人の域かね |
ショルツ |
コ |
飄々とした風情。孤独でない愉しさが感じられます。 |
月足 |
コ |
眉雪が似合う一人旅 |
4 |
端居(はしい)して女主と与太話 |
小野 |
自 |
「端居」とは家の端近く(縁側など)に佇むことで、季語です。GWの断捨離では家の近所の
商店街の店に服を出品しました。そこの女主人は近所の人から愛されているらしく、
次から次への人が立ち寄って気さくに話をしていきます。
私も合計6回も通ったのですっかり親しくなり、無駄話を楽しみました |
ショルツ |
○ |
旅の楽しみですね。また新しい季語を知りました。 |
月足 |
○ |
与太話が良い味出してます |
大治 |
○ |
居酒屋のカウンターの端っこで女店主とたわいもない話をしながら酒を傾ける。
居酒屋の究極な風景ですな |
下河原 |
Q |
女主とどんな会話をかわしたのでしょうか? |
木原 |
コ |
これも一人旅の一場面なのだろうか。なんか羨ましい。 |
白井 |
コ |
日本語って便利ですね 「はしい」の3文字で読み手それぞれのシチュエーションが頭に
小生の場合縁側で |
手塚 |
コ |
端居という季語が上品。でも夏の終わり? |
白鳥 |
コ |
与太話とは!狐と狸の化かし合い? |
片岡 |
コ |
寛いだ雰囲気が好きです。 |
5 |
初節句かぶとかぶって爺見参 |
広瀬 |
自 |
一月に超早産で生まれた次男の子供の初節句そして初リアル対面!エンゼルスの兜
セレブレーションよろしく新聞紙で作った兜を頭に被って「じいじでちゅよ~」と
アピールしました!次男夫婦から呆れた様な冷たい視線がっ、、、笑 |
木原 |
○ |
じいじのお仕事、ご苦労様です。 |
五嶋 |
○ |
家族がそろって、ほのぼのとした句。 |
村松 |
○ |
お孫さんの初節句を心から喜んでいる様子が伝わってきます おめでとうございます |
白井 |
○ |
いいね お孫さん? 願大谷兜 5月10本 |
月足 |
○ |
爺の喜び |
辻 |
○ |
折り紙の兜? |
白鳥 |
○ |
大谷翔平みたい!かっこいいぞ、爺。孫の初節句の嬉しさが溢れてる。 |
下河原 |
コ |
カブトを被った爺を見たいです。 |
町田 |
コ |
爺見参が可愛い! |
ショルツ |
コ |
自分が兜かぶりたくなるほど、嬉しさいっぱい。 |
大治 |
コ |
もうすぐ孫が生まれます。自分もこんな気持ちになるのかな |
6 |
近いじゃん!妻に随ひ(したがい)つつじ寺 |
広瀬 |
自 |
妻から「きっと俳句のネタになるよ」と、神木本町の等覚院、別名つつじ寺に、
買い物(たまぷら)のついでに初めて連れて行ってもらいました。もちろん2,000株にも及ぶ
境内のつつじの咲きっぷりは素晴らしかったのですが、長年宮前区に住んでいて「こんな近くに
こんなに圧巻な異世界がある事」を知らず、この事実に感動して思わず詠んだ句です。 |
白井 |
コ |
高津のつつじ寺でしょうか? 近くで有名今年は早かったようで |
ショルツ |
コ |
粛々とお供してくださいw |
白鳥 |
コ |
身近にある名所に気づかず。奥さん頼りのご近所散策。 |
7 |
二世代でマリオ三昧こどもの日 |
広瀬 |
自 |
GWに任天堂勤務の長男がマリオの新作ソフトを持って京都から帰省して来ました。
5月5日は64歳の我々夫婦と35歳の長男で、二子玉ライズでザ・スーパーマリオブラザース・
ムービーを観たり、Switchのマリオで遊んだり、マリオ三昧でした!25年前に親子でゲーム
して遊んだ記憶が蘇ってきた! |
下河原 |
○ |
スーパーマリオは、いつでも子どもの友ですね。今、映画もヒットしているようですね。 |
大治 |
○ |
童心に帰るきっかけのマリオ。自分も良くマリオゲームをしたことが懐かしく思い出されました |
片岡 |
○ |
子供に寄りそって、大人も子供になるのがこどもの日なんですね。 |
白井 |
コ |
そう いいね 親子でマリオ |
町田 |
コ |
二と三ですね。この作者はどの句も楽しいです。 |
ショルツ |
コ |
現代の子供の日の風景。 |
8 |
朝風呂に浮かぶ菖蒲と投句ネタ |
広瀬 |
自 |
このGWは朝や昼から菖蒲湯に浸かってゆっくりと過ごしました。朝風呂に浮かんだ菖蒲を
眺めつつ、朝風呂で投句ネタを考えたり、、「朝風呂」の後は「に」or「で」の選択で
すごく迷いました(汗) |
小野 |
○ |
菖蒲も浮かび、句も浮かぶ。湯煙の中にドヤ顔が浮かびます。 |
梅原 |
○ |
掛け合わせよし。 |
町田 |
○ |
菖蒲ナイス働きですね! |
ショルツ |
○ |
上手い! |
手塚 |
○ |
情景が浮かびます。6月の投句ですね。 |
木原 |
コ |
いい句のネタが朝風呂で見つかるとは最高ですね。 |
下河原 |
コ |
5月5日には、菖蒲湯に入りたかったです。(No20参照) |
白井 |
コ |
朝ぶろで 浮かべはいいのですか 浮かばないのは酔った昨日の帰路(どうやって帰った?) |
月足 |
コ |
俳諧みあり |
白鳥 |
コ |
朝風呂に入ると俳句のネタが浮いている?菖蒲も浮いているのが粋ですね。 |
片岡 |
コ |
ネタがポッカリ浮んでくる感じが出てて好きです。 |
9 |
野遊や塩むすび置き駆け出す子 |
木原 |
自 |
孫のたかちゃんを連れてこどもの国に遊びに来ました。お弁当もそこそこに走り出しました。 |
広瀬 |
○ |
いったん休憩。と、ご家族のもとに戻った子供が、すでに遊びを再開した友達に遅れじと
駆け出していく様子が臨場感をもって伝わる句です。長閑ですよね~ |
五嶋 |
○ |
春の1日の明るく楽しい句、ですね。 |
村松 |
○ |
遊びたくて遊びたくてご飯どころじゃない子供 目に浮かびます 可愛い |
町田 |
○ |
野遊に塩結びがいい。一瞬がいきいきと切り取られていると思いました。 |
ショルツ |
○ |
この時期らしい溌剌とした季語。子供はこうでなくちゃ! |
月足 |
○ |
遊び盛りはおむすびより遊び |
大治 |
○ |
今の小学生たちは街中の狭い公園で遊んでいます。でもこの句では子供が生き生きしています |
片岡 |
○ |
何かを見つけたのでしょうか、友だちが呼んだのかな、
この一瞬で集中して夢中になる姿が子どもらしい。 |
白井 |
コ |
子供は元気で いいね 団子より遊び |
10 |
書き終えた退職届春深し |
木原 |
自 |
4月の終わりに退職関係の書類がたくさん届き、退職届を書き終えた。
いよいよ春も終わる。いよいよその時が近づく。 |
村松 |
○ |
退職する安堵とちょっと寂しい気持ちが春の終わり季節に重なります |
梅原 |
○ |
そんな歳になりましたね |
辻 |
○ |
|
下河原 |
コ |
そう言えば、65歳になって辞めた時には、退職届は書きませんでした。
その代わり退職証明書なるものが会社から送付されて来ました。 |
白井 |
コ |
そー 長ーく?ご苦労様でした |
ショルツ |
コ |
しみじみ。 |
手塚 |
コ |
長いことご苦労様でした。 |
白鳥 |
コ |
しみじみと感慨深い春ですね。 |
大治 |
コ |
お疲れ様。私も同じですが春探しでは無く職探しです。 |
片岡 |
コ |
「終わる」ということの意味を、春「深し」が教えてくれる。 |
11 |
春愁や花眼の見入るワインリスト |
木原 |
自 |
かっこよくワインを注文しようとしたがワインリストの文字小さいなあ。
今年の春は退職も近いせいか、なんかもやもやする。 |
月足 |
○ |
リストの字が小さい、ましてフランス語では??良いレストランゆえに、困った! |
手塚 |
○ |
そうか花眼というのは老眼のことなおですね。美しい表現。 |
五嶋 |
コ |
「花眼」は老眼、とは知りませんでした。 |
下河原 |
コ |
最近は、確かに目もやたらかすむようになりましたね。 |
白井 |
コ |
そー 花眼=老眼 そうだよね ちっやくずーと手を伸ばし |
ショルツ |
コ |
共感します。 |
白鳥 |
コ |
もうワインリストも眼鏡なしでは見えない。横文字は特に。 |
12 |
若葉風いずこの家かカノン鳴る |
木原 |
自 |
昨年作った「若葉して隣家の風にピアノの音」のリベンジ推敲。もっと具体性を持たせてみた。 |
小野 |
○ |
風に乗って運ばれてくるピアノの音。すてきな時間が流れています。 |
下河原 |
○ |
カノンの調べがどこからともなく響いて来ているのですかね。 |
白井 |
○ |
みどりの中から 音楽 いいね こないだ置き忘れのスマホから突然音楽が(トイレから) |
白鳥 |
○ |
窓を開け放す季節。カノンと若葉がなんともぴったり。 |
大治 |
○ |
春の風に乗ってカノンが聞こえて来る。なんと優雅な世界なんでしょう。
高級住宅街にお住いなのでは |
町田 |
コ |
「若葉風」という季語がとてもさわやかでカノンが似合うなあ |
片岡 |
コ |
風がはこんだピアノの音。最近買ったCDにエッシェンバッハのチェルニー練習曲集があります。
小津映画の昭和の朝のようです。 |
13 |
瑠璃唐草(ネモフィラ)の青い絨毯春日和 |
五嶋 |
自 |
日比谷公園の一コマ。ちなみに、ネモフィラは、まだ季語ではないと思っています。 |
下河原 |
○ |
ひたち海浜公園にでも行かれたのでしょうか?青いネモフィラの絨毯を見て見たいですね。 |
梅原 |
○ |
ひたち海浜公園? |
大治 |
○ |
大洗海浜公園のネモフィラはいつ見ても素晴らしいですね。それを上手く17音で表現しています。 |
白井 |
コ |
そー 日立海浜のは いっせいに咲くよう 常に努力とか |
町田 |
コ |
ネモフィラの漢字を初めて知りました。意味があるのかなあ。 |
ショルツ |
コ |
あの青色が目に浮かびます。 |
白鳥 |
コ |
ネモフィラってこんな字を書くんですね! |
14 |
湯煙や蛙の声に朧月 |
五嶋 |
自 |
以前、旅で入った露天風呂を思い出して。 |
広瀬 |
○ |
GW中の温泉旅行でしょうか?湯煙で月が朧になり、、
聴こえてくるのは蛙の声だけ…至福の時間ですよね~ |
村松 |
○ |
蛙の声も朧月もゆったりした感じ いいなぁ温泉 |
白井 |
○ |
いいね いいね ほのぼの |
ショルツ |
○ |
肌、眼、耳で浸かる春のお湯、いいですね。 |
手塚 |
○ |
どこぞの温泉でしょうか。風流ですね。 |
白鳥 |
○ |
露天風呂ですね。いいなあは春の旅。 |
大治 |
○ |
何もかも忘れてのんびり温泉に浸かっている情景が浮かんできます |
片岡 |
○ |
湯治場でしょうか、ひなびた風情ののどかさに惹かれます。 |
木原 |
コ |
素敵な温泉地のようですね。露天風呂最高! |
月足 |
コ |
癒されますね |
15 |
紫陽花の小さき蕾緑色 |
五嶋 |
自 |
井の頭線の車窓から。もうすぐ、色とりどりに咲き始めるでしょう。 |
小野 |
○ |
紫色になる紫陽花も生まれたばかりの頃は緑色。生まれたての蕾の存在が新鮮に思えました。 |
辻 |
○ |
|
片岡 |
○ |
小さな発見の写生。花鳥風詠ですね。 |
下河原 |
Q |
紫陽花がまだ咲く前の情景ですか? |
白井 |
コ |
そう ブロッコリーの平みたい |
ショルツ |
コ |
ここから鮮やかに変身するのが楽しみ。 |
白鳥 |
コ |
紫陽花の咲く季節がもうすぐ。夏の前触れには独特のドキドキ感があります。 |
16 |
葉桜や透けて陽射しと空仰ぐ |
五嶋 |
自 |
葉桜越しに見上げた青空は綺麗でした。俳句目線のおかげで、いろいろなことに気づきます。 |
広瀬 |
○ |
桜が散って陽射しが降り注いで初夏となる、、当たり前のことですが、
季節の移ろいを感じる句ですね~ |
木原 |
○ |
桜の木もすっかり葉桜となり初夏の光が眩しい。 |
下河原 |
○ |
リズム感が心地よいです。 |
町田 |
○ |
「緑さす」空を仰いだんですね。初夏の感じが出ています。 |
月足 |
○ |
明るい初夏を感じます |
白井 |
コ |
こもれ日が 眩しい季節 |
17 |
緑寿にて乙女の気遣い蜃気楼 |
下河原 |
自 |
65歳の会社での最後の誕生日に、最後の晩餐で所属部署20代の女性2人だけで
お祝いをして貰いました。 まるで蜃気楼のようでした・・・ |
木原 |
○ |
65歳もお祝いなのね。 |
月足 |
○ |
緑寿、初めて知りました。いつまでも乙女 |
手塚 |
○ |
いつまでも乙女でありたいけど・・・蜃気楼なのでしょうか。余韻があります。 |
白井 |
コ |
でた 緑寿 気負いが3分で飛んでいく でもまだまだ大丈夫気負いだけなら
本当に乙女と思うと要注意(要介護) |
白鳥 |
コ |
気遣ってくれる乙女は幻だったのか? |
大治 |
コ |
我々緑寿なのを始めてしりました |
18 |
白昼夢(はくちゅうむ)庭咲き集う白躑躅(しろつつじ) |
下河原 |
自 |
毎年、マンションの中庭に綺麗に白つつじが咲きます。
(2年前、3年前にも白つつじを句にしました) |
村松 |
○ |
幻かと思うくらい見事に花を咲かせたつつじでしょうか |
梅原 |
○ |
群がる様がいいね! |
町田 |
○ |
白つつじが満開なんですね。白と白がいいですね。 |
白鳥 |
○ |
つつじは葉より花が盛り上がって、特に白ならばさながら白昼夢のようでしょう。 |
片岡 |
○ |
花には夢ではないかと思わせる情感がありますが、私は特に白い花にそれを感じます。 |
白井 |
コ |
白躑躅はいいーねえ 近くの駅 白咲揃うと Pureロードに(勝手に命名) |
ショルツ |
コ |
はじける白さにクラクラしそう。 |
19 |
鯉泳ぎ川面きらきら水遊び |
下河原 |
自 |
恩田川の川岸を散歩した時に、川に鯉が泳いでいてそのすぐそばで鴨(子ども)が遊んでいる姿を
句にしました。 近くでは鯉のぼりの泳いでいました。 |
白井 |
○ |
いいね いいね |
木原 |
コ |
川面に5月の光が。5月が一番好きな月。 |
20 |
菖蒲湯や遠い昔の母思う |
下河原 |
自 |
5月5日に母は、子供の健康を願って湯舟に菖蒲を入れてくれました。今年、我が家でも
菖蒲を買って入れようと したら、妻は風呂が汚れるからダメと言われてしまいました。 |
小野 |
○ |
この句を読んで私も母を思いました。菖蒲湯は家族への愛なんですね。 |
広瀬 |
○ |
子供の頃の家族との想い出はふとした時に蘇ってきますよね~食卓では味や習慣など親の影響を
すごく受けている事に気づかされます。菖蒲湯もその一つ…私も毎年この時期は菖蒲湯と
想い出に浸ります。 |
五嶋 |
○ |
懐かしい、大事な思い出、なのですね。 |
ショルツ |
○ |
お母様の心尽くしと共に浸かるお湯は沁みる〜 |
辻 |
○ |
|
大治 |
○ |
日本の節句の伝統が代々引き継がれていく。お風呂の伝統風習は日本ならではですね |
白井 |
コ |
そうですか 昔はいれた菖蒲湯 |
町田 |
コ |
みんな菖蒲湯に入るのですね。 |
月足 |
コ |
どんな思い出でしょう |
白鳥 |
コ |
子どもの日の思い出。行事行事で昔のことを思い出しますね。 |
片岡 |
コ |
子どもの頃、菖蒲を湯に入れてくれた御母堂の思いを、ふと懐かしむ。
そこに人生のようなものを感じました。 |
21 |
緑さす生命(いのち)の力輝けり |
村松 |
自 |
新緑の勢いにちょっと圧倒されました |
広瀬 |
○ |
この時期の緑は「青」とも表現されますが、私は「緑」のままの表現の方が生命力を感じます。
降り注ぐ陽光や吹き抜ける春風等、「緑」は自然の生命力を連想させます!良句です! |
五嶋 |
○ |
初夏は、心が晴れて元気になる、いい季節です。 |
下河原 |
○ |
新緑が生い茂ってくる様がストレートに感じます。 |
梅原 |
○ |
命の力強さが良く表現されてます |
白井 |
○ |
そう 芽吹きみどり まさに命の力感じます |
町田 |
○ |
「緑さす」という季語が命や輝くに力強さを与えているなあと思いました。 |
大治 |
○ |
新緑の若葉を表現する緑さす なんと良い言葉なんでしょうか |
片岡 |
○ |
緑と命が響きあってる! |
22 |
夏浅し眠れぬ耳に明け烏 |
村松 |
自 |
寝つけないままに夜が明け始めて烏の声が妙に響いて ちょっとため息 |
小野 |
○ |
うつらうつらとしている明け方の時間帯。カラスに向かってこんちきしょうと言いたい気持ち。
明け烏には男女の交情の夢を破る、つれないものという意味もあるんですねー |
木原 |
○ |
やっと眠れそうになったのにもう朝か。烏うるさいなあ。 |
辻 |
○ |
眠れぬ耳! |
片岡 |
○ |
同じ年頃としてよくわかります、この感じ。でも、苦しいとかではなく、淡々と、明けたな、と。 |
下河原 |
コ |
私も仕事を辞めたらますます夜更かし(なかなか寝つけなくて)になってしまいました。 |
白井 |
コ |
朝早いです もう5時まえにはすっかり明るく もう寝る体力も衰え中の今日このごろ |
ショルツ |
コ |
あー、朝か。。。落語の明烏を思い出しました。 |
白鳥 |
コ |
わかります。「もう夜明けか」のガッカリ感。 |
大治 |
コ |
明け烏は色っぽい言葉なのですね |
23 |
冷蔵庫叩きて苺ねだる子よ |
村松 |
自 |
1歳児です 喋れたら「この中に苺があるのはわかってる 早くよこせ」と言っている
のだと思います |
五嶋 |
○ |
元気いっぱいのお孫さん。 |
ショルツ |
○ |
大人になってよかった事:苺を買えるようになった! |
月足 |
○ |
冷蔵庫の中は、あまおう?とちおとめ? |
手塚 |
○ |
元気さと可愛さが際立つ句ですね |
白鳥 |
○ |
自分で冷蔵庫を開けられない小さい子ですね。でも苺のありかをちゃんと知っている(笑)。
可愛い! |
片岡 |
○ |
子どもの句が今月は多いですね。それぞれが生き生きしてて、大好きなジャンルです。 |
小野 |
コ |
可愛い姿が眼に浮かぶ |
白井 |
コ |
そうですすか お孫さん 苺は冷蔵庫に成ってる?と理解? |
24 |
泣き相撲大きくなあれ子供の日 |
村松 |
自 |
泣いてる赤ちゃんと笑顔の大人 平和なニュースは見ていて楽しい |
広瀬 |
○ |
シンプルだけど、場面が目に浮かぶ良句ですね!お孫さんですかね~? |
木原 |
コ |
この子たちの未来に幸あれ。 |
下河原 |
コ |
「泣き相撲」子供の日の行事なんですね。子供も孫もいないので、子供の日の行事は
まったく縁がないですね。 |
白井 |
コ |
いいね どこでだろう? |
町田 |
コ |
優しい温かさを感じる句です。 |
ショルツ |
コ |
大人の願いには共感するも、トラウマにならないかなぁ? |
月足 |
コ |
親御さん?爺じ?の気持ちが伝わります |
白鳥 |
コ |
あれは乳児虐待のようにも見えるが(笑)。 |
大治 |
コ |
赤子を見ると皆この思いになりますね |
25 |
若葉燃ゆるソレイユの丘に孫走る |
梅原 |
自 |
リニューアル後に家族連れで行って一句 |
広瀬 |
○ |
「ソレイユの丘」…知りませんでしたが、横須賀にあるんですね!富士山をバックに相模湾を
眺む自然公園…この時期は特に若葉も映えて素敵な風景なのでしょう!私も孫が歩けるように
なったら連れて行きたくなりました。 |
下河原 |
○ |
「ソレイユの丘」は横須賀にリニュアルオープンした公園なんですね。行きたいですね。 |
白井 |
コ |
お孫ですね 三浦ですかね |
白鳥 |
コ |
横須賀にお孫さんと行ったのですね。気持ちよさそう。 |
26 |
芝桜富士の麓に咲き誇り |
梅原 |
自 |
本栖湖の芝桜祭りで一句 |
五嶋 |
○ |
美しい日本の風景。 |
下河原 |
コ |
本栖湖の芝桜ですか?きっときれいでしょうね。 |
白井 |
コ |
今度は富士さんの芝桜 |
白鳥 |
コ |
職場のカレンダーがまさにこれでした。綺麗ですよね! |
27 |
静かなる日曜朝に花の雨 |
梅原 |
自 |
雨音を聞きながら一句 |
小野 |
○ |
「日曜朝」がいいですね。「静かなる日曜朝」これだけで十分世界が広がりますね。 |
木原 |
○ |
せっかくの日曜日だけど雨。いやこの季節の雨も風情か。 |
村松 |
○ |
穏やかで落ち着いた休日の始まりですね |
片岡 |
○ |
落ちついた気分が素敵です。 |
大治 |
Q |
花の種類は何かな |
白井 |
コ |
ここはご自宅ですかね しっとり句 |
ショルツ |
コ |
しみじみ。こんな日曜もいいなぁ。 |
月足 |
コ |
お花見の季節にも静かな時間 |
28 |
ジグザクと日陰を渡る夏近し |
梅原 |
自 |
日差しが辛くなりました |
白井 |
○ |
そー 注UV 特に高齢者は まなこ(小生早くも 検診で 今度医者に行くことに 白内症?) |
町田 |
○ |
陽射しが強くなると日陰を歩きたくなる。ジグザグとが楽しいです。 |
ショルツ |
○ |
わかる➖! 涼しさ求めて必死になりますw |
月足 |
○ |
夏近し(春)でも、そんな日があります |
辻 |
○ |
同感です。 |
手塚 |
○ |
日陰を探して歩く様子リアルですね |
白鳥 |
○ |
眼を皿のようにして日陰を探す季節、もうすぐ。 |
大治 |
○ |
だんだんとこの気持ちが解る季節になりました |
下河原 |
Q |
日陰を探しながらジグザグに歩いている様ですか? |
木原 |
コ |
もうそんな季節になるんですね。 |
片岡 |
コ |
この時季だと、暑いから、というより、日焼けしちゃうから、でしょうか。 |
29 |
小川淵芽吹き踏むまじ春鮒釣 |
白井 |
自 |
今年もできませんでした 定年後の楽しみにとっておきます 小川でのマブナ乗込み期つり |
小野 |
○ |
17字の中で風景、気持ち、両方がよく表現されていて、素晴らしいと感じました。 |
広瀬 |
○ |
「芽吹き踏むまじ」という言葉に作者の優しさを感じました。フナ釣りは子供の頃に近所の
大人に連れて行ってもらった記憶がありますが、まさに近くの小川で手軽に体験できた
気がします(釣れた記憶は定かではありません)。長閑で良い句ですね~ |
五嶋 |
○ |
やさしい心遣いが伝わってきます。 |
手塚 |
○ |
春鮒釣という季語が効いています。 |
白鳥 |
○ |
出てきたばかりの草の芽を踏まないように。優しい心。 |
片岡 |
○ |
いよいよ明日、私もヘラブナ釣りを再開しようと思います。この精神、見ならいます。 |
下河原 |
コ |
新芽を踏まないようにしている優しい作者ですね。 |
町田 |
コ |
芽吹き踏むまじに優しさが感じられます。 |
大治 |
コ |
春鮒釣は季語なんですね 感心 |
30 |
白き玉雛生まれ出づ蜜柑の花 |
白井 |
自 |
TVドラマごとくみかんの花観察中、白い卵のようなつぼみからひなが生まれるような
発見です(これも句ねた探しで) |
木原 |
○ |
うちの庭の小さな蜜柑の木にもたくさんの花が咲きました。 |
町田 |
○ |
蜜柑の花、蕾から大好きです。開きかけの花でしょうか。 |
下河原 |
Q |
卵から雛がかえった情景ですか。なんの雛なんでしょうか? |
月足 |
コ |
蜜柑の開花の様子 |
白鳥 |
コ |
蜜柑の花、好きです。 |
31 |
みどり風背に推し入る五月鯉 |
白井 |
自 |
そのまま 5月の風が推して背中がピーン 私の推しライブも始まるので
コロナも下火いよいよです |
下河原 |
○ |
「みどり風」の表現が良いですね。みどり色が好きなので・・・ |
梅原 |
○ |
勢いよく泳ぐ様が伝わります |
片岡 |
○ |
気持ちよさげですよねぇ。一度、あんな風に空を泳ぎたい。 |
辻 |
○Q |
鯉のぼり? |
木原 |
コ |
いい季節になりました。 |
ショルツ |
コ |
鯉のぼりにグワーッと風が突き抜ける様子、豪快ですね。 |
32 |
新緑や詩がこだます鳥の声 |
白井 |
自 |
そのまま です 早朝出勤の |
村松 |
○ |
新緑に鳥の声 いい季節 深呼吸したくなります |
ショルツ |
○ |
森のコーラス隊に特別賞! |
月足 |
○ |
この季節は特に鳥は詩ってるようです |
大治 |
○ |
早朝散歩すると公園でこの光景に出会います |
白鳥 |
コ |
鳥の声も詩に聞こえるとは。芸術の生まれ出づる春。 |
33 |
眩しくて花橘の白と香と |
町田 |
自 |
蜜柑の花、真っ白で可愛くていい香りで・・・咲くととても嬉しいです。 |
五嶋 |
○ |
美しい句です。 |
ショルツ |
○ |
香りまで眩しいという表現、共感します。 |
小野 |
コ |
こねくりまわさず、シンプルで好きです。 |
白井 |
コ |
そう みかん系の花同感句 30番 |
大治 |
コ |
白い花を見事に表現 |
34 |
山藤や森に織りなす総絞り |
町田 |
自 |
山藤が滝のように垂れ、咲いている様子が森に掛けた着物の反物のようでした。
着物について知っている唯一の知識が総絞り。 |
広瀬 |
○ |
森を着物に見立てるセンスが素敵ですね!また、山藤は確かに着物の柄にありそうな色と形で…
「織りなす」という言葉の選択も素晴らしいです。まさに自然が仕立てた作品ですね! |
下河原 |
○ |
山藤の美しい情景が目に浮かびます。 |
梅原 |
○ |
総絞りになぞったのがいい |
大治 |
○ |
総絞りに掛かる言葉が素敵に感じました |
片岡 |
○ |
新緑に藤は浮き上るよう。和服の絞りとたとえたので、いっそう雅びです。 |
白井 |
コ |
そう 山の藤が見事に そうですまるで大島のようになって いいね |
ショルツ |
コ |
自然の総絞りには敵いません。 |
月足 |
コ |
総絞り、なるほど |
白鳥 |
コ |
藤があちこちに咲いている新緑の山はたしかに絞り染めのようです。 |
35 |
鯉のぼり蒼穹に飛べ綱切って |
町田 |
自 |
前の句を見て、「鯉のぼり」じゃなくて「五月鯉」が良かったかなあ。 |
村松 |
○ |
青空に舞い上がる鯉のぼり 物語の始まりのシーン |
辻 |
○ |
今年は鯉のぼりあまり見かけなかった? |
手塚 |
○ |
雄大な句ですね。蒼穹は難しい表現です。。 |
白鳥 |
○ |
「綱切って」がいい。そのまま飛んでいけー! |
大治 |
○ |
皆この気持ちを持っていますよね。泳げたい焼き君の世界感 |
木原 |
コ |
勢いのあるいい句だと思うのですが「綱切って」の意味を教えてください。 |
下河原 |
コ |
「蒼穹に飛べ」の表現が良いですね。 |
白井 |
コ |
そう 5月の風でとんでいけ! その前に回って 回って |
ショルツ |
コ |
応援したくなる!実際は「えらいこっちゃ×」だけど。 |
36 |
蝌蚪の脚不思議見つめる子等もまた |
町田 |
自 |
子どもはおたまじゃくしが大好き。脚が出てくると水槽に釘付け。
それを見ている子どもたちも日々すごい成長をとげているよ。 |
小野 |
○ |
蝌蚪はカトと読み、おたまじゃくしのことなのですね。それを見つめる子どもたちも
やがてカエルになっていく。そんな愛ある眼差しが感じられます。 |
木原 |
○ |
みんな成長していくんだね。 |
白井 |
○ |
いいね いいね 興味のある子もまた知識のおたまじゃくしのように 大きなカエルになる
この年のおじさん 興味なくなるとおしまいですね |
月足 |
○ |
子供たちも驚くほど成長していく |
片岡 |
○ |
これは、子もまたどんどん成長という変身をとげる不思議な存在だ、ということかと。 |
下河原 |
コ |
「蝌蚪」がオタマジャクシのことは、NHK俳句で学びました。 |
白鳥 |
コ |
「子等もまた」は「見つめる」にかかる?それとも「子等もまた不思議」?(これも面白い) |
37 |
皐月富士ただおわすのみ涙湧く |
ショルツ |
自 |
雪を頂いた典型的な富士山の姿。その姿を目にしただけで涙がハラハラ落ちました。
気が弱っていたのかなあ? |
小野 |
○ |
|
広瀬 |
○ |
壮大な句!ただそこに存在するだけで涙が出る!なんて素敵な感性でしょう!皐月富士の
素晴らしさをストレートに詠まれていますが、どこから見た風景だったのでしょうか? |
五嶋 |
○ |
初夏の富士山の圧倒的な存在感が、目に浮かびます。 |
村松 |
○ |
堂々とした富士山 なぜか敬虔な気持ちになります |
辻 |
○ |
|
片岡 |
○ |
霊山という姿ですね。 |
下河原 |
Q |
なんで涙が湧くのでしょうか? |
白井 |
コ |
そーですね ただいるだけで 見守り? 違うか ちなみ小生の自宅話あいては
30ねん一緒のカメ2匹のみ いるだけで話相手に |
町田 |
コ |
私もいつからか富士山を見ると手を合わせたくなります。 |
白鳥 |
コ |
富士山を見て感涙。案外外国からの観光客かな。 |
38 |
柏餅食(は)みて卒寿の母生きる |
ショルツ |
自 |
一族繁栄・子孫繁栄を願って端午の節句に食べられたのが由来と言いますが、
一族を率先してw90才母が食べていて、生きる力に気圧されます。 |
小野 |
○ |
|
木原 |
○ |
生命力を感じさせてくれるいい句ですね。 |
下河原 |
○ |
90歳になられても元気においしそうに柏餅を食べておられる姿を想像できます。 |
白井 |
○ |
\”いいね お母さん元気で まだまだ ちなみ先日の新聞 最も長寿は川崎市麻生区
女性何と89.2歳で再長寿自治体 なのでまだ折り返し?\” |
月足 |
○ |
柏餅はもともとお母さんの健康のためと聞きました。お母様、いつまでもお元気で |
白鳥 |
○ |
お母さん、本当にいつまでもお元気でいてほしいです。 |
大治 |
コ |
長生きをして欲しい気持ちがじーんと伝わってきます。 |
39 |
薫風にフレアスカートお待たせと |
ショルツ |
自 |
風が心地よい季節。ひざ丈のフレアスカートで4年ぶりのキャンパスに行ってきます。 |
小野 |
○ |
|
広瀬 |
○ |
薫風に吹かれてフレアスカートが喜んで踊っている様ですが、それ以上に主人公の女性
(ジェンダーレスだからって男だったらちょっと、、)の喜びが上手く表現されてます。
季語の「薫風」がこれ以上ないくらい効いてますね! |
下河原 |
○ |
フレアスカートを最近見なくなってしまいましたが、作者はきっと薫風にふわっとたなびく
フレアスカートを美しく 着こなされているのでしょう。 |
梅原 |
○ |
風薫る楽しい様が表現されています |
町田 |
○ |
スカートの裾ひるがえして♪薫風が似合いますね。そう言えば今日何年かぶりにスカートを
買いました。もちろんフレアスカートではありません。 |
木原 |
コ |
待ってました。 |
白井 |
コ |
春風に ひらひら春色スカートでお出かけ 幻聴『あた⁻らしい きせーつが
大きな力でそーらにうかーべたら うらら 風になる』 |
手塚 |
コ |
ミニスカートではなく、これはフレアスカートが良いですね。 |
片岡 |
コ |
薫風に応えるようにフワリと広がるのですね。 |
40 |
東福寺人垣越しに青紅葉 |
ショルツ |
自 |
青紅葉で名高いという東福寺のGW。狙い目は早朝か? |
小野 |
○ |
どの句もいいですね。他の3句よりこの句は感情が抑制されていますね。
感情が出ている句も私はキライではないのですが、今回はこれオシ! |
手塚 |
○ |
青紅葉を見に東福寺に行きたいです。 |
大治 |
○ |
東京博物館では東福寺展が開催されていました。紅葉も青紅葉も仏像も良し東福寺 |
白井 |
コ |
京都東福寺は紅葉のメッカ モミジの芽吹きの紅葉ですか いいね |
月足 |
コ |
東福寺、青紅葉もみてみたい |
白鳥 |
コ |
やっぱり京都は混んでいるんですね。この青紅葉が秋には血のような深紅に。 |
41 |
もてなしの賽銭袋に遍路杖 |
月足 |
自 |
四国遍路で頂いた巾着。遍路杖も頂いたように誤解されるかもですね。
修正版→おもてなしの賽銭袋遍路道 |
五嶋 |
○ |
四国を廻ったんですね。すばらしい。 |
下河原 |
○ |
寺社めぐりされているのでしょうか? |
片岡 |
○ |
賽銭袋とは何でしょう?分からないのですが、心惹かれるのは、私も遍路をのぞんでいるのかな。 |
木原 |
コ |
中七の「に」は無い方が良いかも。 |
白井 |
コ |
純粋な四国おもてなしの神髄ですね 残縁ながらお・も・て・な・し は結局汚職問題に失礼 |
白鳥 |
コ |
お遍路さんがいた? |
大治 |
コ |
皆で四国お遍路行きませんか |
42 |
擦りむいた膝っ小僧に春の草 |
月足 |
自 |
半ズボンの子も少ないですが、むかしを思い出して |
村松 |
○ |
べそをかいた子供 草の上で転んだなら大丈夫 |
片岡 |
○ |
郷愁さそう情景です。今でも膝に傷のあとがあります。 |
白井 |
コ |
なんか子供ころ よくひざっこぞにカサブタが |
ショルツ |
コ |
「草」に地面の怪我の優しさが表れています。対コンクリートは殺伐としてひたすら痛い。 |
43 |
マジックカットどこも切れない霾(よな)ぐもり |
月足 |
自 |
「どこからでも切れます」とあるのに、モヤモヤ |
木原 |
○ |
なんか気持ち分かる。霾(よな)ぐもりという季語との取り合わせもとても良いと思う。 |
辻 |
○ |
同感。ハサミが必要。 |
白鳥 |
○ |
あるある!「よなぐもり」ぴったりの気分。 |
小野 |
コ |
黄砂=霾ぐもりと聞くと、マジックカットのその製品ももしかして中国製?と。 |
下河原 |
コ |
どこからでも切れるマジックカットがなかなか切れない様子を霾ぐもりの季語と
かけ合わせていて面白いです。 |
白井 |
コ |
ちょっとわかりませんが 中国製の粗悪商品へのいらいら 黄砂? |
町田 |
コ |
これ、あるあるです。どんよりな気持ちになります。「霾ぐもり」初めて知りました。ぴったり! |
ショルツ |
コ |
新しい言葉を知りました。マジックカットが切れないモヤモヤした気持ちとよく合っています。 |
44 |
五月晴れに一礼シーツばっと干す |
月足 |
自 |
貴重な五月晴れ。重たいので、「ぱっと」でなく「ばっと」 |
小野 |
○ |
五月晴れに一礼という発想、オリジナルな人生観が出ていて素敵だと思いました! |
広瀬 |
○ |
「一礼してぱっと干す!」ユーモア溢れる表現ですが、すごく共感もできます。心から爽快な
気分で、朝早くから洗濯して、太陽と自然に感謝して…作者の気持ちが凄く伝わる句。 |
木原 |
○ |
5月の光に感謝。「ばっと干す」が感じ出てる。 |
村松 |
○ |
洗濯物がカラッと乾く晴天に感謝 「ばっと干す」で気持ち良さが伝わってきました |
梅原 |
○ |
爽やか |
白井 |
○ |
いいいね ズバッと 新入社員 |
町田 |
○ |
いいですね。爽快! 五月晴れに一礼する心持ちもあっぱれです。 |
ショルツ |
○ |
好天に一礼する姿勢、素晴らしい! こんな気持ちで生活しようと思いました。 |
手塚 |
○ |
ばっと干すのが気持ち良さそうです。 |
大治 |
○ |
洗濯物を干す時の気持ちがこれ程すっきり表現できる。素晴らしい |
片岡 |
○ |
潔く、正面から日々の暮らしへ向かう姿に、普通でいられることへの感謝がにじみます。お天道様! |
下河原 |
コ |
五月晴れの日にシーツを干す情景が良いですね。 |
白鳥 |
コ |
気持ちいい句。洗濯洗剤のCMのような爽快さ。 |
45 |
花日和小川のせせらぎ歌碑の中 |
辻 |
自 |
家の近くに“春の小川“の歌碑がありますが、小川は無い? |
広瀬 |
○ |
「小川のせせらぎは歌碑の中の(過去の)もの」という意味でしょうか?花日和の季節になると
昔見た小川のある景色を思い出すという事で、私には作者が自然の景観の変化を少し憂いている
ように感じました。 |
五嶋 |
○ |
俳句の世界を知ると、こういう歌碑を訪れたくなります。 |
村松 |
○ |
歌碑は建っているけれど時は過ぎて小川はもうないのですね
私の好きな絵本「小さいおうち」を思い出しました |
町田 |
○ |
生田緑地にある「思い出の揺のこみち」でしょうか。読んだ歌碑の中から
せせらぎが聞こえるようですごくいいと思いました。 |
月足 |
○ |
実際の小川は地下でしょうか |
手塚 |
○ |
春の小川の隅田川ですか。 |
片岡 |
○ |
歌碑があることで、ゆかりのある地なのだと分かり、それが、
想像の中の景色をさらに美しくします。 |
木原 |
コ |
語順を変えたらもっといい句になるかも。「歌碑の中せせらぐ小川花日和」 |
白井 |
コ |
♪「はーるのおがわわ さらさらいくよ」 渋谷の川が舞台とか 走り復活ですかね |
46 |
アップダウン緑のウェーブ夏近し |
辻 |
自 |
赤坂御所付近の木が、立ち上がってウェーブをやっているようだった。 |
下河原 |
○ |
緑のウェーブの表現が素敵です。 |
白井 |
コ |
いいね アップダウンもろともせず うあらやまし |
ショルツ |
コ |
緑でも一色ではないグラデーションが見えます。 |
月足 |
コ |
爽やかな風を感じます |
白鳥 |
コ |
走っている。 |
47 |
赤白のつつじの花にハイタッチ |
辻 |
自 |
ちょうどツツジの花が手の位置に。触れはしませんでしたが、気持ちハイタッチ! |
白井 |
○ |
いいね いいね |
大治 |
○ |
ハイタッチしたくなるようなつつじだったのが良く解ります |
下河原 |
コ |
マンションにも赤(桃色)と白のつつじが有るのですが、同時に咲かず白が終わると
赤(桃色)のつつじが咲きます。 |
白鳥 |
コ |
つつじっていろんな色を混ぜて植えるんですね。 |
48 |
春の風天のデザートレンズ雲 |
辻 |
自 |
雲がパンケーキのように重なって美味しそうでした。 |
小野 |
○ |
他の4句の中で一番オリジナルな視点を感じました。
「天のデザート」「レンズ雲」の表し方が素敵です。 |
木原 |
○ |
天のデザートという発想がオリジナリティあります。 |
梅原 |
○ |
デザートがレンズ雲しゃれてます |
ショルツ |
○ |
ユニークな視点に感心。シナモンロール、ティラミス、ソフトクリーム、確かにデザートみたい。 |
白鳥 |
○ |
レンズ雲って不思議。たしかにデザートのようではある。 |
片岡 |
○ |
レンズ雲に食欲を感じたことはないけど、言われてみると美味しそうかも。 |
下河原 |
コ |
レンズ雲がデザートに見えた様ですかね。 |
白井 |
コ |
デザートレンズ雲? そーか 走りの最後にご褒美にレンズ雲?? |
町田 |
コ |
4句ともとても爽やかです。 |
大治 |
コ |
何のデザートか。私はどら焼きと読んだ |
49 |
花盛りひっそりそよぐ霞草 |
手塚 |
自 |
かすみ草はなぜか謙虚さが美しいです。 |
広瀬 |
○ |
「霞草」というものが、かすかに動きを感じる存在である事が「ひっそりそよぐ」という
言葉で上手く表現されており、薫風という言葉を使わずして春の爽やかさを感じました。 |
下河原 |
○ |
「霞草」の可憐さが引き立ちますね。 |
村松 |
○ |
花盛りでも控えめな でも可憐な霞草に心惹かれるのでしょうか |
梅原 |
○ |
目立たぬ様が美しい |
大治 |
○ |
霞草は主役でないけど主役の花を盛り立ててくれますね |
片岡 |
○ |
野性の霞草だろうか、人だかりの花の近くにありながら別世界。こちらに強く惹かれます。 |
白井 |
コ |
でた 擬態語の名詞 でも失礼ながら 花盛りの年代の中 ひょっそりとカスミソウ的な作者? |
ショルツ |
コ |
花束の名脇役。そう思うのは人のエゴか? |
50 |
茱萸(ぐみ)採りて酢ゆき思い出ありにけり |
手塚 |
自 |
生田緑地の茱萸の実を久しぶり口にして一句 |
木原 |
○ |
思い出を聞かせてください。 |
下河原 |
Q |
どんな思い出が有るのでしょうか? |
町田 |
Q |
「酢ゆき」ってなんでしょうか |
ショルツ |
Q |
「酢ゆき」の部分がわかりません。あと、どんな思い出かお聞きしたい。 |
白井 |
コ |
これも勝手ですが 子供のころ グミ摘むのすっぱい思い?
♪「ゆうや~け こやけ~の赤とんぼ 山~のこ畑の桑の実を」と思うのは 私でけでした |
白鳥 |
コ |
木になっているグミ採って食べたんだ。 |
51 |
躑躅(つづじ)燃ゆ浅き夢みし酔いながら |
手塚 |
自 |
知ってましたか。いろはにほへと。 |
広瀬 |
○ |
えっ!?「浅き夢見じ酔ひもせず」ではないの?と思いましたが、こちらの方が人間的ですよね?
悟りを開くにはまだ早い!まだまだ浅はかな夢に酔いしれて生きていくぞ!という事かと解釈
しました。その決意を躑躅燃ゆという言葉に託しているのも素敵です! |
五嶋 |
○ |
この句の、春から初夏の雰囲気が素敵です。 |
町田 |
○ |
燃えるように咲き誇っている躑躅を夢見て酔っぱらっていると捉えているのが面白いです。 |
ショルツ |
○ |
「酔いもせず」でなく酔っているのがいいですね。陶然とするような躑躅の様が浮かびます。 |
片岡 |
○ |
うとうとの春の夢見が、「酔いながら」でよく出ています。
目覚めてもう一度ツツジの美しさに夢見心地なのでしょう。 |
白井 |
コ |
うーん つつじのお花見?ですか ? |
月足 |
コ |
躑躅は燃えるよう。いろは歌の最後酔いもせずとはいかない? |
白鳥 |
コ |
「酔ひもせず」ではなく。 |
52 |
再就職リュック抱えて定期券 |
手塚 |
自 |
今時のサラリーマンは老いも若きもリュクが多いです。 |
小野 |
○ |
他の3句は焦点が広くて絵は浮かびますが、この句は絵も心情もわかります。 |
白井 |
○ |
おめでとうございます 新な気持ちで 行ってらっしゃい |
月足 |
○ |
再就職、再出発とリュックが呼応してます |
辻 |
○ |
|
白鳥 |
○ |
新しい定期を買ったのですね。リュックと緊張を抱えて。 |
木原 |
コ |
まだまだ働くのですね。 |
下河原 |
コ |
再就職して仕事を続けられるのですか?すごいですね。私は4月末で完全リタイヤしました。 |
ショルツ |
コ |
リュックが若々しい。溌溂と嬉し気です。いってらっしゃい! |
片岡 |
コ |
何か、心に深く残ります。65歳での再就職は.一つの決断ですね。頑張ってください。 |
53 |
春錦白き縦糸絹の雨 |
白鳥 |
自 |
若葉青葉百花繚乱の春景色に白い紗が掛かったような雨模様。 |
広瀬 |
○ |
シンプルだけど素敵な句!雨は「白き縦糸」だけでも表現できますが、
「錦」だから「絹の」を付けた工夫も良いですね!確かに恵みの雨がないと
花の彩りも生まれませんしね~ |
下河原 |
○ |
何かきらびやかな感じがします。 |
梅原 |
○ |
濡れていきたい春雨 |
ショルツ |
○ |
花園=錦に絹糸=春雨。何と絢爛な表現でしょう! |
片岡 |
○ |
11番さんの藤の総絞りにつづいて、春の雨の銀糸が錦のように春を浮き立たせる。
春はいいですね。 |
白井 |
コ |
広重の春の雨の画像に 花による錦の画像が 重なります |
大治 |
コ |
言葉使いが素敵ですね。歳時記とか俳句集を読んだり勉強をすれば作れるようになれるのか |
54 |
リボンはそらいろ入学のおさげ髪 |
白鳥 |
自 |
木原宗匠のお孫さんひかりちゃんの入学式の写真を見て。
この前生まれたばかりなのに、もう小学生。 |
広瀬 |
○ |
入学式での女の子の嬉しそうな表情が目に浮かびました!「入学」が季語ですよね?
おさげ髪が主役?季語に主役の状況説明の役割を負わせており、破調ながら構造のしっかりした
句だな~と感じました。 |
木原 |
○ |
この句大好きです。「そらいろ」がひらがななのもいい。なんか希望に満ちている。 |
五嶋 |
○ |
お孫さん(?)の、新たな門出。 |
月足 |
○ |
可愛い一年生。リボンとおさげ髪のディテールから、うれしさと不安な感じも伝わるよう |
辻 |
○ |
可愛いい |
手塚 |
○ |
リボンはそらいろ!明るいし印象的です。 |
下河原 |
コ |
新1年生ですかね。初々しいです。 |
白井 |
コ |
新一年生かね かわいいね |
町田 |
コ |
「そらいろ」のひらがながいい!小学1年生の教科書にもすぐ出てきそう。
もちろん青空の晴れやかさも感じられます。 |
55 |
嬰児(みどりご)の爪飽かず見る日永かな |
白鳥 |
自 |
同僚がパパになりました。「赤ん坊ってあんなに小さい手にちゃんと爪がついてるんすよ!」
と感激してました(笑)。 |
木原 |
○ |
赤ちゃんは見ていて飽きないのだけど爪にフォーカスした所がいいと思います。 |
村松 |
○ |
小っちゃな手の小っちゃな爪 赤ちゃんを慈しむ気持ちが溢れています |
町田 |
○ |
生まれたての赤ちゃんにまず爪があることに感動すらします。 |
手塚 |
○ |
良い一日ですね。ほっこりのどか。 |
大治 |
○ |
赤ん坊の指はかわいいですね。日永みる気持ちが良く解ります |
片岡 |
○ |
赤ちゃんの頬の産毛とか、透きとおるようなピンクの爪とか、見入ってしまいますよ、確かに。 |
白井 |
コ |
お孫さん誕生かね じーと飽きず見てる 春の日のなか いいね |
ショルツ |
コ |
あの透き通った爪、見るには可愛らしいですが、結構鋭くて要注意w。贅沢なひと時。 |
月足 |
コ |
孫はいませんが、そうなんだろうなと想像しています |
56 |
終わりなき波のゆりかご子安貝 |
白鳥 |
自 |
タカラガイの貝殻をお土産にもらいました。別名子安貝、季語だった!
ずっと波に揺られていたから、こんなに丸くピカピカになったんだろうか。 |
木原 |
○ |
終わりなきと表現した所にオリジナリティを感じます。 |
白井 |
○ |
子安貝は安産のお守りとか? いいね |
大治 |
○ |
波のゆりかご いい表現です |
片岡 |
○ |
生まれてきた赤子の平安を祈る思いが、いつまでも安らかに揺れる波のゆりかごに
込められているのが伝わりました。こちらまで、添い寝したくなる。 |
下河原 |
Q |
「子安貝」は「タカラ貝」と同じですかね? |
57 |
田舎道風にひらひら花林檎 |
大治 |
自 |
北信州飯綱高原に森林伐採のボランティアで5泊6日滞在しました。その時の四句です。
飯綱は林檎と桃の産地で今の季節林檎の白い花と桃のピンクの花が満開でした。 |
五嶋 |
○ |
りんごの花が舞う地方へ旅に行ってみたい。。 |
下河原 |
○ |
のどかな田舎に「花林檎」が咲いている情景が目に浮かびます。 |
ショルツ |
Qコ |
実際に見たことがあったかどうか? 可愛らしい。リンゴの香りがするのか? |
白井 |
コ |
リンゴの花 つぼみはちょっと赤い 白い花吹雪が 長野の5月の風景を思いだします。 |
月足 |
コ |
りんご追分の世界! |
58 |
巻割りの音だけ響く春の山 |
大治 |
自 |
伐採した木を巻にします。周りは閑で巻割りの音だけが響いていました。 |
小野 |
○ |
五感で感じるならば、音が聞こえてくる俳句です。そこから始まり、
あたりに立ち込める春の匂いがしてきます。 |
広瀬 |
○ |
晴天の春の山の静寂さが、「巻割りの音だけ響く」という表現で強調されており、
耳に「カツーーン」と響いてきました。 |
木原 |
○ |
薪割りの変換ミスだろうか。いい句なんだけど。 |
白井 |
○ |
いいね この歳になると なにか無のことに集中が しあわせだったりして |
辻 |
○ |
|
手塚 |
○ |
音が聞こえてきそう。静かな山里をイメージします。 |
片岡 |
○ |
斧を生木に入れる音、あるいは玉切りの丸太を裂く音、独特です。
私がよく観るユーチューブは、製材所の巨大ノコでメートル越えの大木が切られ、
断面が見られるやつです。黑柿とか、最高です。 |
下河原 |
コ |
まき割のボランティアですかね。お疲れ様です。 |
ショルツ |
コ |
薪でしょうね。 静けさが際立つ情景。 |
白鳥 |
コ |
「薪」ですよね。どれだけ深い山なんだろう。 |
59 |
たおやかな白き峰々桃の花 |
大治 |
自 |
北信五岳の白き山々の峰に囲まれた飯綱ではピンクの桃の花が盛り。
山の白とピンクの桃の花のコントラストが何とも言えず癒される風景でした。 |
村松 |
○ |
絵の様な風景 お住まいから見られるのでしょうか |
梅原 |
○ |
桃源郷 |
白井 |
○ |
いいね 稜線がなだらかな白きやまと 桃色の これも長野・あんずの里の風景が |
町田 |
○ |
雄大な優しい風景が思い浮かびます。 |
月足 |
○ |
季節感、風景が伝わります |
片岡 |
○ |
どこか艶(つや)っぽい。桃源郷では匂いも馥郁と包むことでしょう。 |
白鳥 |
コ |
桃源郷のような景色なんでしょうね! |
60 |
酒醸す雪解け水の清らかさ |
大治 |
自 |
滞在中北信州のお酒を10種類ほど飲みましたが全て水の清らかさを感じるお酒でした。
お酒を美味しくする三要素の米、水、杜氏の技術の内、水の大切さを感じました。 |
広瀬 |
○ |
「醸す」調べました!麹に水を加えて醸造するあの「醸す」ですね!しかも
「雰囲気を醸し出す」という様な時にも使う言葉で…まさに「清らかな雪解け水が
美味しいお酒を作り出すんだな~」と共感しました! |
五嶋 |
○ |
雪解け水は、日本の食文化にとって貴重です。 |
下河原 |
○ |
雪解け水のようなお酒かな。 |
村松 |
○ |
下戸ですがこの酒は美味しそう |
ショルツ |
○ |
その水が極上の一献となるのですね。 |
白鳥 |
○ |
いい水があるから美味しいお酒ができるんですね。そして季節があるから。 |
木原 |
コ |
美味しいお酒ができそうですね。 |
白井 |
コ |
つめたいよね |
町田 |
コ |
また日本酒が飲みたくなります。 |
61 |
薇(ぜんまい)を採らん約す伊豆の人 |
片岡 |
自 |
伊豆のお隣りの方と、来年は薇を一緒に採りにいこうと約束しました。
来年からは、私も伊豆の人です。 |
小野 |
○ |
この4句と向き合って、自分は何を基準に選ぶのか、改めて自問する機会を得ました。まだ言語化
できませんが、想像を掻き立てられるかどうかは案外大きいのだと気づきました。その意味で
この句を選びます。作者と句に出てくる人の間にあったやりとりを想像したくなるので。 |
下河原 |
Q |
「採らん約す」の意味は? 採らないの意味ですか。 |
町田 |
Q |
「採らん約す」が難しいです。採ってまとめると言う事でしょうか。 |
ショルツ |
Q |
「採らんと約す」でしょうか?それとも敢えて「採らん約す」としたのか? |
白井 |
コ |
春の山菜取り ですかね⁻ 伊豆の人はだれ? 採ろうと意気込んだが??
結果は束 それとも希望 解説お願いします |
大治 |
コ |
別荘のご近所の人と山菜採りにいかれたのでしょうか。今の季節の山菜は天ぷらが最高 |
62 |
天城山海からの風青き踏む |
片岡 |
自 |
その薇の採れる所は、パラグライダーが海へと滑空する斜面の脇だそうで、
そこに立つ自分を思って作りました。 |
広瀬 |
○ |
まさに作者が大自然の渦中にいる様子が伝わってきました!行楽で天城山に来た作者が、
海からの風を楽しんでいるのか?はたまた海風が天城山に行楽(ピクニック)に来たとも解釈でき、
素敵だなと思いました。 |
木原 |
○ |
「青き踏む」素敵な季語ですね。 |
村松 |
○ |
芽吹きの季節の山歩き 海も見えて景色も最高ですか |
町田 |
○ |
「青き踏む」なんて格調の高い季語なのでしょう。壮大なイメージです。 |
ショルツ |
○ |
お見事。海から山が切り立つ伊豆半島を知り尽くした方ならでは。
山を歩けば青い海風を踏むというわけですね。 |
辻 |
○ |
いいね |
手塚 |
○ |
青き踏むという季語を調べました。 |
白鳥 |
○ |
早春の天城、海を臨みながら山歩き。いいねえ。 |
大治 |
○ |
海の青さ、空の青さ、そして樹々の緑色が充満していますね |
白井 |
コ |
伊豆天城山は雨 雨雲メッカ 青きはみどりの上に雲海の風景かね?? 結果青き踏む? むずー |
月足 |
コ |
この季節に散策してみたい |
63 |
仔犬の歯かみひもに白く磯遊 |
片岡 |
自 |
数年前に旅立った愛犬はチョコラブでしたが、めったに咆えない静かな優しい奴でした。
それが、仔犬の頃、砂浜に行ってかみひもで遊ばせていると、首を左右に振ってウーッと
いっぱしの声を出しました。海の解放感がちょっと野性を覚ましたのでしょう。 |
月足 |
○ |
磯辺でワンちゃんとじゃれてる様子が見えます |
下河原 |
Q |
子犬が磯浜で遊んでいる情景ですかね?「ひも」をくわえているのでしょうか? |
白井 |
コ |
うーん 磯場が犬の口みたいに そこに白波?? |
白鳥 |
コ |
海辺で遊ぶ子犬。まだ歯がまっしろなやんちゃ盛り。 |
64 |
蜃楼(しんろう)や島影遠く浪の音 |
片岡 |
自 |
海から見る島々は不思議です。正月の、空気が澄んだ晴天の朝には、大島の沿岸の家々が
はっきりと見られますし、晴れているのに春などは島さえ、まるでないように見えません。
この日は、幻のような存在感で高い波に洗われていました。 |
五嶋 |
○ |
ゆったりとした時間の流れが感じられて、いいですね。 |
下河原 |
○ |
私と違って、本当の蜃気楼を句にされたんですね。 |
梅原 |
○ |
伊豆の海いいね |
白井 |
○ |
蜃気楼が見えたのでしょうか? この時期は富山湾にでるとか? 一度でいいからみたい |
大治 |
○ |
伊豆七島が蜃気楼の様に見える風景もまた格別ですね |
ショルツ |
Q |
「蜃気楼」でなく「蜃楼」とした訳を伺いたい。響き? |
木原 |
コ |
蜃楼見たことないんですよね。 |
手塚 |
コ |
これも伊豆の浜べの風景なのでしょうね。 |
白鳥 |
コ |
こういう時間を来年からはゆっくり味わいたい。 |