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第46回 選句・コメント表 2023年4月 |
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№ |
俳句 |
選句者 |
点数・記号 |
コメント・質問・自作の説明 |
1 |
苜蓿(うまごやし)人の疎密は時の綾(あや) |
片岡 |
自 |
クローバーの中に咲くシロツメグサを見ていて思いました。
人との交わりは近づいたり離れたり、それが世の中の紋様となる…。 |
広瀬 |
○ |
アフターコロナの今の世情が良く表現されていると感じました。 |
久保田 |
○ |
苜蓿。かわいい花ですね。時の綾という表現が洗練されているように思います。 |
木原 |
○ |
「苜蓿」ってクローバーの事なんだ。そして「人の疎密は時の綾」とは深い句だなあ。 |
下河原 |
Q |
「苜蓿」はクローバーのことなんですか? |
大治 |
Q |
人の粗密と人の綾 どんなことを想像されてこの表現が出てきたのか知りたいです |
小野 |
コ |
3句に植物が出てきますね。春らしさを感じます。苜蓿がクローバーのこととは
知りませんでした。すぐれた飼料になることからこの名前があるそうですね。 |
町田 |
コ |
苜蓿(うまごやし)は白ツメ草とわかったけど、全体は難しいです。 |
手塚 |
コ |
なんだろう人の疎密に意味があるのか |
白井 |
コ |
そーですか クローバーを含めた季語だ と このご時世との対比?? |
ショルツ |
コ |
シロツメクサなんですね。 |
2 |
欲得もやっと鎮(しづ)まり土筆ん坊 |
片岡 |
自 |
年をとり枯れてゆく、というより子供の頃に帰っていく。耕やされる前の田んぼに腹ばいに
なって、よく見た目の前のつくしを思い出しました。あの頃は地べたに近かった。 |
木原 |
○ |
欲得と土筆ん坊の取り合せがいいですね。 |
月足 |
コ |
幾年月を経てということでしょうか |
白井 |
コ |
今度はつくしをもて このご時世? |
ショルツ |
コ |
土筆の姿に達観の境地を例えたのでしょうか。 |
大治 |
コ |
禅問答のような句です |
白鳥 |
コ |
年をとったから?いやいやまだまだ。 |
3 |
水仙や生き行く路にありがたき |
片岡 |
自 |
自宅から駅へと向かう線路にそった小道は、数十年と通った道。
向かいの土手に咲く水仙にいつも励まされてきました。 |
小野 |
○ |
そばにいる誰かを水仙に例えた句のように思いました。 |
下河原 |
○ |
水仙の咲いている情景を思っての句ですかね。なんか素敵です。 |
五嶋 |
○ |
冬から春への遷り変わり。 |
大治 |
○ |
この句も生きるとは何ぞやと問うているような句と理解しました |
白鳥 |
○ |
行く先に小さくても美しいものがあると思うだけで心に光が。 |
白井 |
コ |
初春の水仙がこの先の道を照らすような? |
ショルツ |
コ |
「美しい」と言わず「ありがたき」としたのがすてき。 |
4 |
布袋腹(ほていばら)して出掛けんか春ぞ今日 |
片岡 |
自 |
禅の「十牛図」は十枚の絵で修業の過程を教えてくれます。
その最後の一枚は、布袋様が街へと出掛ける図です。 |
町田 |
○ |
ふんぞり返って出かける感じで面白いです。 |
月足 |
○ |
福々しくて、前を向き、春らしく |
手塚 |
○ |
ほっこりとした滑稽さが目に浮かびます |
白井 |
○ |
おじさんが 「もうすぐ はーるですね」の古語版かね |
ショルツ |
○ |
ユーモラスで愉快な味わい。なぜか春らしい。 |
梅原 |
○ |
身体絞り込みの活動開始? |
5 |
桜まじ傍(かたわら)誰(たそ)や目を瞑(つむ)る |
小野 |
自 |
長岳寺で見た桜吹雪。その風に頬を撫ぜられる君を思い出し。 |
片岡 |
○ |
春風の心地よさ、優しさ、そして少しの憂いに包まれる感じが伝わってきます。 |
月足 |
○ |
隣は何をする人ぞの秋の芭蕉句がありますが、こちらは傍らを構わず、
目をつむり春を感じているのでしょうか |
久保田 |
○ |
柔らかい風が吹く春、どなたかを携えて、いらっしゃる、作者さん。美しい光景ですね。 |
手塚 |
○ |
桜まじという季語が絶妙です |
木原 |
○ |
「桜まじ」季語が素敵です。そばにいるのは誰? |
町田 |
コ |
「桜まじ」という季語があるんですね。 |
白井 |
コ |
目をつむ=見て見ぬふりと ありました |
大治 |
コ |
桜の満開の中で寝てる隣の人いいですね |
白鳥 |
コ |
「誰(た)そ」では? |
6 |
香具山の隣に畝傍(うねび)鳥交(さか)る |
小野 |
自 |
明日香村の甘樫丘の頂上から眺めた風景。香久山、畝傍山、耳成山の三角関係を
中大兄皇子が歌ったとか。激しい恋も良いけれど、大人の寄り添い合う愛情も良いな
なんて思ったり、思わなかったり笑 |
片岡 |
○ |
「鳥交る」という季語が生きて、大和独特の風景がのどかさとともに眼前に広がります。
香具山は畝傍を欲しと耳成と…。 |
五嶋 |
○ |
異論もあるけれど、ヤマトの国の中心はきっとこの辺りなんでしょう。 |
ショルツ |
○ |
中大兄皇子の三山の妻(夫)争いの歌ですね。それに鳥の求愛の季語。
大らかな万葉集のロマンに浸ります。 |
下河原 |
コ |
万葉集(大和三山)の情景が良いですね。耳成山は出て来ませんが・・・ |
手塚 |
コ |
調べました奈良の大和三山の風景なのですね |
白井 |
コ |
奈良盆地の三山 春ののんびりの中 鳥がさかんに の風景が |
大治 |
コ |
天の香久山と畝傍山の恋愛から鳥交(さか)るに結び付ける作者の発想に感激です |
白鳥 |
コ |
大和三山。耳成山もきれいでした。 |
7 |
人麻呂忌詠むに詠まれぬ皇子の意地 |
小野 |
自 |
人麻呂は大友皇子や大津皇子に同情的だったのではないか。そんな妄想から作りました。 |
大治 |
○ |
皇子の意地に人麻呂の生きた時代の短歌の世界を垣間見た気がしました |
片岡 |
Q |
柿本人磨は謎の多い詩人。忌日も不明かと思いますが…。 |
ショルツ |
Q |
講義お願いします。 |
月足 |
コ |
皇子の挽歌が有名とのことですが |
白井 |
コ |
和歌の世界ですかね |
白鳥 |
コ |
皇子は高市皇子ですね。 |
8 |
降る花は尽きる命の乱舞かな |
小野 |
自 |
奈良ではあちこちで桜がハラハラと綺麗に舞っていました。
絶える直前の最後の命にエナジーを感じました。 |
下河原 |
○ |
人生を考えさえられます。 |
五嶋 |
○ |
春の季節感満載、ですね。 |
町田 |
○ |
桜の花の散り際は見事でゴージャスです。尽きる命の乱舞!その通りです。 |
広瀬 |
○ |
詠まれている情景がすぐに目に浮かび、良い句だと感じました。 |
久保田 |
○ |
儚さとダイナミックさが感じられる句ですね。 |
梅原 |
○ |
花も人も同じかな |
大治 |
○ |
桜吹雪の情景は人によってまた時によって違うんだなと実感させられた句です。 |
白鳥 |
○ |
桜の散際。乱舞、クライマックスで終わるのがすごい! |
白井 |
Q |
うー そうですね |
月足 |
コ |
美しくも激しい |
ショルツ |
コ |
正に。 |
9 |
鳥待月(とりまちづき)夢追い求め第二幕 |
下河原 |
自 |
4月で65歳に到達し、会社(日立物流がロジスティードに社名変更)を退職し、
会社とともに新たなステージに進みます。 |
片岡 |
○ |
春はいくつになっても始まりの季節ですね。 |
小野 |
○ |
陰暦4月を鳥待月と呼ぶのですね。人生の第二の門出を詠んでいるのでしょうか。行けー!! |
広瀬 |
○ |
作者は、この4月から何か新しい事=第2の人生にチャレンジされるのでしょうか?
なんか応援したい気持ちになりました。 |
月足 |
○ |
次のステージへいざ! |
ショルツ |
○ |
まだまだ第二幕で一花も二花も咲かせてください。 |
木原 |
○ |
4月から第二の人生が始まる?まだまだ夢を追いかける姿勢がいいですね。 |
白鳥 |
○ |
この春から第二の人生、かな。 |
大治 |
Q |
次の夢何ですか、 |
町田 |
コ |
「鳥待月」=4月 勉強になります。 |
白井 |
コ |
春がきて 渡り鳥がきて 人生の第二幕と小生も行きたいが まだですね 果たして小生に次があるのだろうかと考えるお年頃です |
10 |
サクラ散りスケジューラーにさようなら |
下河原 |
自 |
会社のスケジューラーの5月の欄に「さようなら」と記載しました。 |
五嶋 |
○ |
春は、心機一転気持ちを切り替える時、でもあるよね。 |
町田 |
○ |
サクラのカタカナがいいなあと思いました。
サクラ咲くで合格してからずっとスケジュールがありました。 |
梅原 |
○ |
リタイヤの喜び? |
大治 |
○ |
仕事さよならですね。私ももうすぐですのその気持ち身に染みます |
ショルツ |
○ |
わかります。ソワソワから解放されますね。 |
片岡 |
コ |
いよいよ退職ですか。私は来年三月までまる一年。楽しみたいと思っています。 |
月足 |
コ |
ほっとするような、さみしいような |
白井 |
コ |
これからは 白いスケジュールに 鉛筆で書き放題 |
木原 |
コ |
そして桜が散る頃のスケジューラーはまだ空欄。サクラは漢字にした方が良かったか。 |
白鳥 |
コ |
やっぱり!これからは時間に縛られず。 |
11 |
木の芽時あれよあれよの二刀流 |
下河原 |
自 |
言わずもがなです。WBCでの大谷翔平選手の活躍は凄かったです。 |
久保田 |
○ |
大谷選手、すごかったですね! |
手塚 |
○ |
WBCのMVPは彼しかいない。 |
白井 |
○ |
うー 木の芽の成長がかね |
片岡 |
コ |
泥だらけのストッパー背番号16、忘れられません。オオタニサン、キュンデス!
戯れ歌をつくりました。川上の十六夜の月高々と輝き放つ大き谷へと |
小野 |
コ |
WBCでの大谷くんの活躍、すごかった。 |
町田 |
コ |
#調べてみると「このめどき」は季語で「きのめどき」になると体調を崩しやすい時期
となるようです。 |
12 |
テキストに「桜尽くし」の新学期 |
下河原 |
自 |
4月からは、時間も出来るのでもう少し真面目に「俳句」に取り組もうと
NHK俳句のテキストを購入して見ました。 |
広瀬 |
○ |
桜のスタンプって、「大変よくできました!」でしたっけ?作者はきっと先生ですね? |
町田 |
コ |
俳句(季語)の勉強ですね。 |
白井 |
コ |
そうですね |
ショルツ |
コ |
近年は新年度には桜はすでに散り、せめてテキストでお花見w |
白鳥 |
コ |
たしかに! |
13 |
花の雨犬が寝そべり目黒川 |
辻 |
自 |
|
下河原 |
○ |
犬も寝そべって目黒川の花見をしているようですね。 |
町田 |
○ |
花の雨、今年は本当にそうでした。犬も一句できたかなあ |
広瀬 |
○ |
長閑で暖かくて幸せそうな春の風景のひとコマを感じました。 |
久保田 |
○ |
雨が降って少し鬱陶しいけど、のどかなお花見風景が「犬が寝そべり」
で表現されていると思います。 |
手塚 |
○ |
目黒川沿いの桜は本当にきれいです。 |
小野 |
コ |
のどかな風景ですね〜 中七に一工夫あったら、こっちを選んでいたかも。 |
月足 |
コ |
ワンちゃん、風邪ひくな |
白井 |
コ |
今年は桜の季節に寒く雨が多かったが |
ショルツ |
コ |
せっかくのお花見時、寝そべる犬で気だるさを感じさせます。 |
白鳥 |
コ |
ワンコが花吹雪を浴びているのですね。 |
14 |
原宿で人烏集う桜の木 |
辻 |
自 |
|
梅原 |
○ |
人と桜木のシンクロがいい |
片岡 |
コ |
人の散らかした残飯あさりでしょうか、カラス集うが都会の一面を感じさせます。 |
白井 |
コ |
そーですか |
15 |
風光る鶯が鳴き桜咲く |
辻 |
自 |
|
下河原 |
コ |
梅に鶯だと花札ですが、桜に鶯も良いですね。 |
町田 |
コ |
春尽くしですね。 |
白井 |
コ |
そーで いいね |
大治 |
コ |
風光るとうい言葉良いですね、句にインパクトを与えています。 |
16 |
朝日浴び我一番と河桜 |
辻 |
自 |
|
片岡 |
○ |
これも浮き立つ春の気分ですね。 |
小野 |
○ |
河津桜か、川縁の桜なのか。早起きして満開の桜を見に行ったのでしょうか。
日の光との対比が美しいです。 |
五嶋 |
○ |
晴天の朝のジョギングの一コマ、でしょうか。 |
月足 |
○ |
早咲き、色も濃く |
白井 |
○ |
河津桜ですかねー 今年もきれいにさきましたね |
ショルツ |
○ |
一番桜は朝日に映える! |
木原 |
○ |
早起きしてこの光景に出会え、得した気分。 |
大治 |
○ |
朝一番家を早出しウキウキしている作者の心持ちを楽しく想像しました |
白鳥 |
○ |
「朝日」「我一番」河桜にぴったり合っています。 |
17 |
早咲きの桜を愛(め)でて熱いお茶 |
五嶋 |
自 |
今年は、まだ寒いのに桜が開花したので、お茶は熱めで。 |
白井 |
○ |
いいね まだ寒いなか お茶で花見 |
梅原 |
○ |
まだ寒さが残る中での花見かな |
片岡 |
コ |
まだ寒さも残る頃なのですね。 |
月足 |
コ |
やはり、まだ寒いので |
大治 |
コ |
熱いお茶がいいです |
18 |
桜色花びら運ぶ目黒川 |
五嶋 |
自 |
満開の桜の次に楽しむのは、川一面の桜花、です。 |
片岡 |
○ |
目黒川ではありませんが、既視感のある風景です。
川面を花びらが染めてゆっくり流れてゆきます。 |
広瀬 |
○ |
こちらもまた長閑な春の風景のひとコマを表しており、桜を愛でる視線が
変わってゆくのがわかり良かったです。 |
小野 |
コ |
川面がピンクに染まっていたのかな? |
町田 |
コ |
情景が浮かびます。 |
白井 |
コ |
ここにも 目黒川ですね |
木原 |
コ |
目黒川が桜の花びらで一面ピンク色に染まっているのだろうな。 |
白鳥 |
コ |
目黒川名物、花筏。 |
19 |
青空や谷戸(やと)一面の萌黄(もえぎ)色 |
五嶋 |
自 |
見渡す限り淡い緑になるのが、今の季節。 |
片岡 |
○ |
これも春らしいワンショット。 |
小野 |
○ |
緑と青のきれいなコントラストが目に浮かびます。 |
下河原 |
○ |
多摩丘陵の美しい情景が目に浮かびます。 |
町田 |
○ |
芽吹きの季節が生き生きと伝わります。 |
久保田 |
○ |
新緑の季節感全開、という感じですね。 |
白井 |
○ |
いいねー 「はーるかなあ はーるかな 里の秋」秋だった |
ショルツ |
○ |
春の二色がくっきり浮かびます。どちらの谷戸? |
木原 |
○ |
春の明るさを感じます。 |
大治 |
○ |
春の息吹を感じる色、いい表現だな感じ入ります |
白鳥 |
○ |
一斉に芽吹く木の姿は花より綺麗かも。 |
20 |
徳利を空けて締めにはしじみ汁 |
五嶋 |
自 |
「しじみ汁」が季語と知って詠んだ句。春のお酒は温(ぬる)燗です。 |
月足 |
○ |
締めは二日酔い防止のしじみ汁で |
手塚 |
○ |
なんと贅沢な。飲みすぎにご注意を。 |
下河原 |
コ |
シジミ汁は、飲みすぎには効くようですね。 |
久保田 |
コ |
しじみ汁、飲みたい。 |
白井 |
コ |
そーですね やっぱり最後と二日酔いには しじみ |
ショルツ |
コ |
沁みる~ |
大治 |
コ |
肝臓は大切に |
白鳥 |
コ |
肝臓によさそう。 |
21 |
菜の花やコップで背伸び明日咲く |
町田 |
自 |
(食べるのをやめて)コップにさしておいた菜の花が真っ直ぐにぐんぐん伸びる
成長にびっくり!花も咲きました。 |
片岡 |
○ |
切り花でも強い生命力を感じさせます。 |
小野 |
○ |
「コップで背伸び」という発想・表現が斬新。 |
五嶋 |
○ |
とても、春らしい情景。 |
木原 |
○ |
明日への希望が感じられます。 |
大治 |
○ |
群生した菜の花ではなくコップに一輪の黄色い花、その美しさが伝わって来ます。 |
月足 |
コ |
コップ差しの春 |
白井 |
コ |
野菜の菜の花 コップ入れて いつの間にがですか 明日咲くがいいね |
ショルツ |
コ |
そうそう、菜の花の切り花って伸び~る |
22 |
風に乗りふわりそわそわ桜草 |
町田 |
自 |
実際に見た桜草。風にふわりと煽られたあと、そわそわそわっと なんか様子がかわいくて |
下河原 |
○ |
「ふわりそわそわ」の表現が良いですね。 |
手塚 |
○ |
ふわりそわそわという表現がユニーク |
白井 |
○ |
この時期 一面のサクラソウ 春ですね |
梅原 |
○ |
春らしいほのぼのとした句 |
23 |
桜花散る阿修羅の愁ひ切々と |
町田 |
自 |
阿修羅像の表情から目が離せません。 |
大治 |
○ |
阿修羅ファンクラブ会員として阿修羅の愁いを理解して下さる方がいること感激です |
月足 |
コ |
阿修羅は咲くより散るが似合う? |
白井 |
コ |
阿修羅の憂いは 正義にこだわり こだわり 修羅になったと聞いておりますが? |
ショルツ |
コ |
見る人によって異なる表情に見えるという阿修羅。愁いは春を惜しむ愁いか、
はたまた世を愁うのか? |
白鳥 |
コ |
春に見る阿修羅像はどう見ても桜を惜しんでいるように見える。 |
24 |
鹿鼻にひとひらの花東大寺 |
町田 |
自 |
鼻に花びらをくっつけた鹿が可愛かったです。東大寺の歴史・大きさと対照的でもありました。 |
片岡 |
○ |
とてものんびりとして好きな句です。 |
小野 |
○ |
桜の花びらが乗った鼻もかわいいけど、近づいてくるつぶらな瞳もかわいいかもね。 |
下河原 |
○ |
春の奈良、行きたいですね。昔、奈良の山の辺の道を歩いた時に
スギ花粉が凄かったのを思い出しました。 |
五嶋 |
○ |
目に浮かびます。春の奈良、行ってみたいなあ。。 |
広瀬 |
○ |
この風景…そのまま絵画にしていただけませんか?
もしモチーフとなってる写真があれば拝見したいです。 |
月足 |
○ |
鼻元から、ずーっと引いて東大寺伽藍 |
久保田 |
○ |
「鹿鼻にひとひらの花」で奈良の春の様子がよく出ていると思います。 |
白井 |
○ |
いいねー いいねー 大仏の隣の公園で いいね |
ショルツ |
○ |
奈良のお花見時。桜の花びら、鹿の鼻から東大寺のズームアウトが見事。 |
白鳥 |
○ |
東大寺を背景に、鹿の鼻先に散る花びらにズームアップ。 |
大治 |
コ |
この光景の写真ありますか。紅葉と鹿ではなく桜と鹿ですね |
25 |
フィナーレを惜しんでキャッチ桜蕊 |
広瀬 |
自 |
去年の春、桜の季節の終焉を惜しんで、降ってくる桜蕊を掌でキャッチした事を思い出しました。 |
町田 |
○ |
フィナーレに桜蘂!いいですね。 |
久保田 |
○ |
もうすぐ桜の季節も終わるのかな。 |
白井 |
○ |
桜吹雪の中 惜しんで キャッチかね |
白鳥 |
○ |
一瞬の仕草に春を惜しむ気持ちが凝縮されている。いい句です! |
月足 |
コ |
花びらは散り終え、桜蕊も |
大治 |
コ |
桜の咲き初めの蕊は黄色、この蕊がピンク色になると散り始めます。桜の花の神秘を感じます |
26 |
冬に出で春に保育器卒業す |
広瀬 |
自 |
一月に、3ヶ月もの早産で1,000g未満で生まれ、冬の間ずっと保育器に入っていた初孫が、
保育器から出て退院することが決まりました。 |
下河原 |
○ |
お孫さん無事に保育器から出られたのですね。おめでとうございます。 |
五嶋 |
○ |
待ちに待った春、よかったですね。 |
ショルツ |
○ |
おめでとうございます。春から夏へグングン成長してください。 |
大治 |
○ |
本当におめでとうございますと言いたくなる句です |
片岡 |
コ |
よかった、よかった! |
小野 |
コ |
例のお孫さんですね。退院おめでとうございます。 |
月足 |
コ |
おめでとうございます |
白井 |
コ |
良かったですね 大変でしたね もう大丈夫! |
白鳥 |
コ |
おめでとうございます!うれしい春ですね。 |
27 |
春光も奮闘讃ふ孫退院 |
広瀬 |
自 |
上の句と同じです。春光も初孫の退院を喜んでくれている様に感じました。 |
片岡 |
○ |
やっとご対面できますね。 |
五嶋 |
○ |
おめでとうございます。 |
月足 |
○ |
お孫さんの頑張り、すごい! |
手塚 |
○ |
お孫さん退院おめでとう。輝いてますね。 |
ショルツ |
○ |
本当に大奮闘、ご家族皆様にお祝い申し上げます。 |
梅原 |
○ |
じじの喜びがあふれてる |
木原 |
○ |
いよいよお孫さんを抱っこできるのかな。 |
白鳥 |
○ |
赤ちゃんが一番頑張った。これからは抱き放題ですね。 |
白井 |
コ |
良かった よく頑張りました |
28 |
軽口に妻炎上す万愚節(ばんぐせつ) |
広瀬 |
自 |
エイプリールフールに軽い冗談のつもりで吐いた言葉に妻が炎上してしまいました。
和ませようと思っただけなのですが、笑いと怒りは紙一重なのでしょうか? |
片岡 |
○ |
エイプリルフールの嘘も、ナイーブな問題はだめ。 |
小野 |
○ |
微笑ましい句です笑 エープリールフールを万愚節と呼ぶとは知りませんでした。 |
町田 |
○ |
すごくいい!軽口もいいし、妻炎上も今っぽいしその怒り具合もわかります。
そして万愚節が効いてる! |
大治 |
○ |
万愚節という言葉理解しました。炎上する光景が目に浮かぶユーモアたっぷりの句 |
白鳥 |
○ |
万愚節ってエイプリルフールね。この光景が目に浮かぶ笑 |
下河原 |
コ |
「万愚節」はエイプリルフールの事なんですね。妻への「軽口」は
気を付けないと大炎上しますよね。 あるあるです。 |
月足 |
コ |
仲良きゆえ |
白井 |
コ |
エイプリルフールの事ですか 何言った? 興味あり |
ショルツ |
コ |
やらかしましたかw |
木原 |
コ |
ついつい心無い言葉。私も言ってしまうのよ。その後猛省。 |
29 |
ばあちゃんの手作りの壇古雛 |
月足 |
自 |
時季遅れ。紙箱や木箱の力作をいつまでも |
町田 |
○ |
4句とも温かい句だと思いました。特にこの句は「ばあちゃん」や「ふるびいな」
など懐かしいです。 |
白井 |
○ |
おばあちゃんの手作り お雛様ですか いいですね |
木原 |
○ |
歴史を感じるお雛様。 |
白鳥 |
○ |
「ばあちゃん」がいい味出しています。これからも大事に。 |
小野 |
Q |
読み方(切り方)ですが、ばあちゃんの/手作りの壇/古雛/ で良いのでしょうか?
それとも最後は壇古雛? |
30 |
春の海町営足湯にひたりけり |
月足 |
自 |
足湯の魅力、侮れません。ひねもす、浸かっていたい |
片岡 |
○ |
海へとひらけた眺望の足湯、町営という、あまり観光化していない感じがいいです。 |
小野 |
○ |
古雛の句も良いのですが、やはり五七五を選んでしまう私です。 |
下河原 |
○ |
足湯に浸ってのんびりするのは良いですね。 |
五嶋 |
○ |
ゆったりと時間が流れていくのがわかります。 |
広瀬 |
○ |
良い句ですね~こちらも長閑で暖かくて幸せそうな春の風景を感じました。 |
手塚 |
○ |
俳句らしいので。ゆっくりと足湯を満喫してください |
梅原 |
○ |
町営足湯っていいね! |
木原 |
○ |
なんかさびれた田舎の風景が浮かんできた。いい感じ。 |
白井 |
コ |
いいね |
大治 |
コ |
のんびりとした旅の情景が浮かんで来る句です |
白鳥 |
コ |
「町営」がなんともいいですね。 |
31 |
桜守のごとき栗山WBC |
月足 |
自 |
明確なビジョン、周到な準備、ぶれない用兵が花開いた |
久保田 |
○ |
WBCの陰の立役者は栗山監督ですね。 |
ショルツ |
○ |
信じて見守る采配は正に桜守! 時期もぴったり重なり見事な例え。 |
片岡 |
コ |
デリケートな選手たちを導き、村上や吉田などから下位も個性派ぞろいの打撃陣に、
キラ星のような投守陣、まさに百花繚乱でした。 |
白井 |
コ |
良かったね 祝優勝 |
白鳥 |
コ |
栗山の采配にはシビレました。 |
32 |
桜祭りの予備日グランド二人占め |
月足 |
自 |
3年ぶりの近所のお祭り。翌日の予備日は一部機材の撤収のみで、
いつものスポーツでの利用もなく、満開の桜を独占 |
広瀬 |
○ |
「二人占め」なんか幸せそうで良いですね~お天気もよさそう…で、お相手は? |
大治 |
○ |
今年は何処の桜まつりも日程を変更をしていますね。この句を四でくすりと笑いが |
下河原 |
Q |
誰と二人締めしたのですか? 若い女性とだと意味深ですね。 |
ショルツ |
Q |
何のスポーツ? |
白井 |
コ |
二人きり? |
33 |
太ももに洗濯物の温みかな |
久保田 |
自 |
ずいぶん暖かくなり、洗濯物を畳んでいると温もりを感じます。 |
片岡 |
○ |
たたんでいるのかな、冬の冷えきった洗濯物とは違う春の温み。 |
小野 |
○ |
懐かしい母の匂いがする句。いいなー |
白井 |
○ |
なんかいいね 春の陽を浴びた 洗濯物を取り込み たたみ ひざの上でのぬくもりかね |
町田 |
コ |
太ももにちょっとドキッとしましたが、正座をして洗濯物を畳んでいるんですね。 |
月足 |
コ |
正座で洗濯物をたたんでる?小さな春みつけた |
大治 |
コ |
太陽の温もりを感じさせてくれます |
34 |
あまおうの粒の大きさ迷う人 |
久保田 |
自 |
あまおうって、大粒から普通の粒まであって、どのサイズがいいか、悩みませんか? |
下河原 |
○ |
口にひと口で入りきらない大きなイチゴがイメージ出来ます。 |
手塚 |
○ |
大き過ぎないほうが甘味があるので好きです。 |
ショルツ |
○ |
それが人情w でも、大きい=美味しいでもないようですよ。 |
大治 |
○ |
誰でもあるあるですね。美味しいイチゴを求めあれこれ迷う姿が可笑しい |
片岡 |
コ |
高いし、おいしそうだし? |
白井 |
コ |
そーですね とても大きな苺も |
白鳥 |
コ |
スーパーでよく見る光景(自分もその一人)。 |
35 |
振りまくる尾に絡みつく花びらや |
久保田 |
自 |
桜の下で犬も嬉しい模様。 |
片岡 |
○ |
愛犬ですね。うちのラブラドールのしっぽは、振られてぶつかると痛かった。 |
小野 |
○ |
振りまくる尾、絡みつく花びら。組み合わせが楽しいです! |
五嶋 |
○ |
犬の可愛らしさが目に浮かびます。 |
下河原 |
コ |
桜吹雪が犬のしっぽに絡みつく姿ですかね。 |
月足 |
コ |
ワンちゃんも花吹雪を満喫 |
白井 |
コ |
愛犬の姿かね |
ショルツ |
コ |
犬の尻尾でもお花見。 |
大治 |
コ |
わんこも桜の散る風景に感激するのかな |
白鳥 |
コ |
ワンちゃん、どんだけうれしいの? |
36 |
一駅を歩きましょうか花灯り |
久保田 |
自 |
今年は暖かい日が多く、ほろ酔いついでに桜の下を歩くもよし、ということで。 |
町田 |
○ |
桜並木があるのかな。一駅というのも具体的で、すごくいい句だと思います。 |
広瀬 |
○ |
春宵の心地よさが伝わってきます。冬の寒さもコロナも収まり、本当に過ごしやすいですもんね~ |
月足 |
○ |
夜桜に誘われて、ウキウキ感が伝わります |
白井 |
○ |
そうね 春だから 遠まわり この季節ならではのお散歩 |
ショルツ |
○ |
誘われているように聞こえていいですね。一人で「歩こうかな」でも二人で「歩こう」
でもどちらでもいい感じ。いいですね。 |
梅原 |
○ |
花灯りの中いいね! |
木原 |
○ |
喜んでお供しますとも。一日10,000歩。 |
白鳥 |
○ |
春の宵らしくていい句です。 |
37 |
石段に雛また雛の勢ぞろい |
手塚 |
自 |
勝浦のビッグひな祭りを思い出しての一句です |
月足 |
○ |
壮大なお雛飾り。準備の苦労も伝わるような |
梅原 |
○ |
雄大な雛飾り |
片岡 |
Q |
どこでしょう? |
下河原 |
コ |
東伊豆稲取の素盞鳴(すさのお)神社に階段にお雛様を飾るお祭り有るんですね。 |
白井 |
コ |
千葉のお寺にあるようで 最近まとめたお雛様多いね |
38 |
退職もメールの知らせ春時雨 |
手塚 |
自 |
在宅で顔を合わせることもめっきり少なくなりました |
小野 |
○ |
次から次へと届くメールの様子が春時雨と合っていますね。 |
下河原 |
○ |
私も4月末で退職するのですが、どこまでメールで知らせたら良いか悩みます。
静かに去りたいのですが・・・ |
広瀬 |
○ |
私も親しいと思っていた同僚からメールで退職を知らされた時にこの様な淋しい
気持ちになりました。彼にも事情や思う所があったのだとは思いますが。。。 |
木原 |
○ |
この方はお友達の退職したお知らせをメールではなく電話で聞きたかったのだろうか。
いずれにしてもちょっと寂しい感じが春時雨という季語と合っていると思います。 |
片岡 |
コ |
同年代の友人からでしょうか。会って一杯やりたいですな。 |
白井 |
コ |
もうすぐ65歳 まだ65歳かね |
39 |
なら枯れて薪(まき)となりけり弥生尽 |
手塚 |
自 |
生田緑地ではナラ枯れが大量発生しました |
片岡 |
○ |
固い広葉樹はいい薪になる。1年~2年乾燥させれば煙も出ず、火持ちもいい。
何より、パチパチという音に安らぎます。 |
五嶋 |
○ |
季節が進んでいくのを感じます。 |
町田 |
○ |
うちも枯れ木を切ってもらい薪としてもらわれていきました。
弥生尽の季語がすごくいいと思います。 |
久保田 |
○ |
弥生尽、こんな季語があるなんて初めて知りました。 |
ショルツ |
○ |
自然の摂理。天寿をまっとうした姿。 |
大治 |
○ |
弥生尽 よくこの言葉をご存じで |
白鳥 |
○ |
木の一生ですね。 |
白井 |
コ |
そう 最近多く カブトムシがいなくなるのは?と 心配 |
40 |
ネモフィラのおまけの種は花盛り |
手塚 |
自 |
おまけでもらった種を撒きました |
白井 |
○ |
茨城 工場のそばはこれから満開 で 見事です |
小野 |
Q |
おまけでもらったタネから花が咲いた? |
月足 |
コ |
想像以上の花盛りになりがちです |
ショルツ |
コ |
生命力強いんですね、ネモフィラ。おまけの種で咲いたのはコスモスぐらい。 |
白鳥 |
コ |
どこかでもらったおまけなのか余りなのか。たいして期待してなかったのに予想外の結果! |
41 |
幼よりガラスの靴で舞うミモザ |
白井 |
自 |
この会で初めて気づき 実は小学校1年~同クラスメイトは昔からミモザではと |
月足 |
○ |
ゴスペラーズの「ミモザ」はカクテルとの解説がありましたが、別の物語がありそうですね |
ショルツ |
○Q |
「おさな」と読むのかな。「ガラスの靴で舞う」のは人?ミモザの花?
疑問はあるものの世界観に魅かれます。 |
小野 |
Q |
「幼より」? |
片岡 |
コ |
踊ってたの? |
下河原 |
コ |
「ミモザ」の可憐さが引き立ちます。もう一人可憐な「ミモザ」がおられますね。 |
白鳥 |
コ |
ミモザとは?いろんなこと(人)を連想します。 |
42 |
今年(いまも)咲くともに歩みき駅桜 |
白井 |
自 |
最寄り駅 百合ヶ丘誕生がS35年 今年も駅の老桜さきました
枝が痛んでだいぶ切られたけど 自分と重なり |
小野 |
○ |
通勤時に見る桜に思いを馳せているのでしょうか?
雨の日も風の日も見守ってくれていた桜の木。 |
五嶋 |
○ |
こうやって時を重ねていくのは、貴重だと思います。 |
町田 |
○ |
ともに歩んだというのがいいですね。暑さ寒さなど大変なことも乗り越えて、ですね。 |
広瀬 |
○ |
たとえ周りの建造物は変わったとしても、その桜並木はずっと変わらず、
作者が通るのをあたたかく見守ってくれていたのでしょうね~良い句です。 |
久保田 |
○ |
桜と、作者さん、お互い励まし合っているのかな。 |
梅原 |
○ |
お互いに齢を重ねて・・・実感 |
木原 |
○ |
ずっと一緒だった桜なんだね。「歩みき」だと終止形だから三段切れにならないか。
「歩みし」と連体形の方が良いのかな。 |
白鳥 |
○ |
昔からの付き合い。一緒に年をとってきた。 |
片岡 |
コ |
わかります。私にとっての、あの水仙ですね。 |
月足 |
コ |
ずっと見守ってくれている |
ショルツ |
コ |
お馴染みの花木は「ともに歩む」気持ちになります。 |
43 |
朝露に濡れ光りし花木蘭 |
白井 |
自 |
桜散る前 早くも 異常ですが木蘭が咲き 花まんらん |
下河原 |
○ |
「花木蓮」が引き立ちます。 |
手塚 |
○ |
紫紅色の花ですよね。美しい風景です。 |
片岡 |
コ |
美しい。 |
大治 |
コ |
しっとりとした朝の情景の中に赤い木蘭の花が爽やかに浮かび上がってきます |
44 |
海棠(かいどう)や寄合う高ら春らんまん |
白井 |
自 |
春春を告げるカイドウの花 下に垂れるが個々上向きに咲くようで
朝ドラも植物大好き学者で らんまんに |
片岡 |
○ |
あの色も花の形も、桜より春本番の感じがする…。 |
大治 |
○ |
海堂大好きな花です。桜の様な華やかさはありませんがまさしく春を感じさせてくれます |
小野 |
Q |
「高ら」とは? |
45 |
遠山の桜吹雪や名裁き |
ショルツ |
自 |
極めつけ! 尾上菊五郎丈が演じた「遠山の金さん」にヤンヤヤンヤ。 |
梅原 |
○ |
金さん懐かしいね |
小野 |
Q |
金さん? |
下河原 |
コ |
そう言えば、最近は「遠山の金さん」を見ないですね。 |
白井 |
コ |
「この金さんの桜吹雪が見えねか!」 |
46 |
河端に三人吉三(さんにんきちざ)惡の華 |
ショルツ |
自 |
河竹黙阿弥の三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつかい)幕開け、
大河端(隅田川)に三盗賊が揃って決まる場面。お嬢吉三(女装の盗賊)の
「月もおぼろに白魚の、、、こいつぁ春から縁起がいいわぇ」の台詞が有名。 |
片岡 |
○ |
歌舞伎の三人衆のような三人を、実際に河端で見かけた?女装にイケメンに和庄? |
久保田 |
○ |
粋な悪人衆という感じ、ですね。 |
月足 |
コ |
こいつぁ春から縁起がいいわぇで有名な演目と知りました。惡の華、旧い字体がいいです |
白井 |
コ |
歌舞伎の映画版もあるのですね 正直高校のとき皆で見に行った
国立劇場?以外なしで すみません |
大治 |
コ |
こんど歌舞伎に連れて行ってください |
47 |
春浅間鯱(シャチ)の昼寝かどうと伸び |
ショルツ |
自 |
雪解け半ばの春の浅間山は白黒で鯱のよう。
#教えて:鯱の大きさを表したくて「どうと伸び」の表現が自然と出てきましたが、
通じますか? 「のたり伸び」も考え付きました。 |
片岡 |
○ |
のどかな気分で見ればこそ、浅間もそう見えるのでしょう。 |
町田 |
○ |
「どうと伸び」が雰囲気が出ていていいですね。 |
手塚 |
○ |
浅間山の雄大さを独特な表現で表しています |
大治 |
○ |
富士山もいいですが浅間山の山の裾のののびやかさも素敵です。それをうまく表現しています |
白鳥 |
○ |
浅間山を鯱にたとえるとは!参りました。 |
白井 |
コ |
これでシャチなんでだろ? でものんびり お昼寝ですか いですねー |
48 |
空向いて結んで開いて花水木 |
ショルツ |
自 |
花水木の開花の経過を単純に。全員空=上を向いていて迷いのない無邪気さを感じます。 |
小野 |
○ |
グーからパーのように開花したのかな、軽快な句ですね。 |
下河原 |
○ |
結んで開いての表現が良いですね。 |
五嶋 |
○ |
確かに、ハナミズキの花は、こんな感じに咲いている。 |
町田 |
○ |
確かにハナミズキの花は上を向いて咲いています。 |
広瀬 |
○ |
誰かの幸せを祝う作者の喜びが伝わってくるような句ですね~ |
月足 |
○ |
桜ロスを補って余りある花水木 |
白井 |
○ |
そー だね パットさいて 今年異常にはやい |
木原 |
○ |
花水木の綺麗な季節になりましたね。 |
大治 |
○ |
花水木の花大好きです。一青窈の歌声が聞こえてきます |
白鳥 |
コ |
たしかに花水木は上を向いている。「結んで開いて」はこぶしの花も。 |
49 |
大谷の雄叫び届け桜舞う |
梅原 |
自 |
桜=侍JAPAN万歳 |
手塚 |
○ |
感動的なWBCの決勝戦でした |
下河原 |
コ |
大谷選手の凄さはどこまで続くのでしょうか? |
白井 |
コ |
なんか 一流の中で 飛び出て もはや人間でなしみたいですが とても人臭さがいいです |
ショルツ |
コ |
あんなに感情を露わにする大谷君は初めて見ました。異次元でしたね。
MLBの実況では「大谷はこの惑星の出身ではない!」とまで言われます。 |
白鳥 |
コ |
大谷選手、米国生活ですっかりヤンキー仕草になっていましたね(笑)。 |
50 |
酒注がれ老父の笑顔彼岸膳 |
梅原 |
自 |
米寿祝、久しぶりの酒 |
片岡 |
○ |
温かい親属の寄り合いが、なごませてくれます。 |
五嶋 |
○ |
いいひとときですね。益々、お元気で。 |
町田 |
○ |
優しい温かい眼差しが感じられます。 |
広瀬 |
○ |
すごく良い句だと思います。娘(たぶん?)から注がれるお酒はきっと最高でしょうね~
「笑顔」を「破顔」にして「彼岸」と韻を踏むのも面白いかなとも感じました。 |
久保田 |
○ |
ほわっとした笑顔が映像として浮かんできます。 |
白井 |
○ |
お父さん いつまでもお元気で |
大治 |
○ |
お酒を飲むと皆幸せになれます。それが日本酒なら猶良し、
春彼岸=到彼岸(悟りの境地)なら更に良し |
小野 |
コ |
親孝行しましたね、笑顔なのはお酒もあるけど家族に囲まれているからですね。 |
月足 |
コ |
久しぶりにゆっくりとお話を |
51 |
懐かしき笑顔が見える入学式 |
梅原 |
自 |
笑顔は口元 |
ショルツ |
Q |
懐かしき笑顔はだれの笑顔? 保護者同士が同級生とか? |
片岡 |
コ |
もしかしたら、お孫さんの入学式で、同じく孫を連れた幼なじみに会ったのですか。 |
月足 |
コ |
ようやくいつも通りでしょうか |
白井 |
コ |
マスクなし笑顔が戻った! |
白鳥 |
コ |
親御さんに知り合いが? |
52 |
孫連れて貝殻ひろい春の海 |
梅原 |
自 |
三浦の海で一句 |
小野 |
○ |
のどかですねー 春の海のまったりした感じが、上五中七とすごく合ってますね! |
下河原 |
○ |
お孫さんとの貝殻拾い良いですね。 |
月足 |
○ |
穏やかな海辺が浮かびます |
白井 |
○ |
いいなー いいなー |
ショルツ |
○ |
小さな貝殻を拾う小ちゃなお手々と長閑な春の海、ほのぼのした心温まる情景。 |
木原 |
○ |
いい時間を過ごしていますね。 |
大治 |
○ |
のんびり春の海岸で孫と貝広い。理想のおじいちゃんの姿ここにあり |
白鳥 |
○ |
こういう一日が好き。 |
53 |
蒲公英や二列で帰るランドセル |
木原 |
自 |
新1年生が集団登校で下校。大きなランドセルにはタンポポと同じ色黄色の
交通安全カバーがかけてある。 |
片岡 |
○ |
春だ、実に春だ。 |
小野 |
○ |
懐かしい風景です。目線は少し高いところから始まって、たんぽぽにズームして
いくような印象の句。 |
広瀬 |
○ |
蒲公英の「黄色」と、1年生や2年生が付けている「ランドセルカバーの黄色」がリンクして、
懐かしさとカラフルさを感じました。 |
月足 |
○ |
低学年の下校をやさしく見守るタンポポ |
久保田 |
○ |
新1年生も入り、集団登校かな。微笑ましくて良い句ですね。 |
手塚 |
○ |
これもこの時期ならではです。新一年ですかね |
ショルツ |
○ |
4月の下校はきちんと二列。段々ばらけてくる頃には小学生も一人前。気を付けて! |
白鳥 |
○ |
これ大好きな句。学校帰りに二列ってどれだけ緊張しているんでしょう。「蒲公英」もぴったり! |
白井 |
コ |
たんぽぽだ 2列とは親御さんが一緒? |
大治 |
コ |
春の学校の傍らの風景ですね。何気ない風景ですが優しさが満ち溢れていますね |
54 |
β星なれど春の大三角 |
木原 |
自 |
春の大三角は冬や夏の大三角と違ってちょっと地味。一等星でもなくα星でもない
星が入っている。いやいやそれでも立派な大三角だ。 |
下河原 |
コ |
春の大三角は、しし座はβ星の「デネボラ」を使うんですね。
私はα星の「レグルス」を使うのかと思っていました。 |
白井 |
コ |
春にも △の星たちがあるんだ |
ショルツ |
コ |
β星って知りませんでした。 |
55 |
花冷や一人場所取る青シート |
木原 |
自 |
松山支店勤務時代、道後公園の花見の場所取りは若手社員の仕事。
昼間からブルーシートを敷いて一人寂しく場所取りしていた。 |
小野 |
○ |
お花見の場所取りでしょうか。家族のためか、仲間のためか、
「任せとけ!」という心意気が伝わってきます。 |
下河原 |
○ |
今年は、久しぶりにお花見でにぎわっていますね。 |
五嶋 |
○ |
新人の頃は、確かこういう役回りだったような。 |
広瀬 |
○ |
皆でお酒飲んでワイワイしている時は寒さを感じずむしろ暑いくらいですが、
たった一人での場所取りは、きっと花冷えが体と心に染み入ることでしょうね~ |
久保田 |
○ |
サラリーマンの悲哀?新入社員にありがちな役回りですね。 |
梅原 |
○ |
コロナ前の花見戻る |
大治 |
○ |
今は退職の年齢、40年前の新入社員の仕事は正に花見の場所取り。思い出します |
片岡 |
コ |
昔なら、さしずめ新入社員さんが先輩の命令で、という所でしょうが、今はどうなんでしょう。
でも、こんな風景が戻ってきたんですねえ。 |
月足 |
コ |
夕方まで大変 |
白井 |
コ |
花見復活 ほんの一部だったけど |
ショルツ |
コ |
これ、寒いのよね~~ |
白鳥 |
コ |
昔からある新入社員のミッション。今は普通の生活が戻ったうれしい証。 |
56 |
春の鳥音叉を耳に音合わせ |
木原 |
自 |
学生時代バンドをやっていた頃、演奏前に各々が小さな音を出して音合わせをします。
チューニングメーターが一般的でなかった当時、チューニングはもっぱらAの音叉でした。
春になって小鳥があちこちで鳴き始めたのを聞き、当時を思い出しました。 |
町田 |
○ |
確かに、春のうぐいすは「ほーほけっ」など微笑ましい鳴き声で、
一生懸命練習している感じです。いろんな鳥が音合わせしてるのかなと思うと楽しいです。 |
手塚 |
○ |
本当に鳥達はうまく音を合わせますね。良い発想の句 |
白井 |
○ |
いいね そう 合唱前の練習みたいに |
大治 |
○ |
ハミングバード 憧れのギターでした |
月足 |
コ |
鶯も、毎回キーを変えてることもあり、びっくり |
57 |
尼寺やそっと寄り添うシャガの花 |
大治 |
自 |
桜満開の鎌倉にお寺詣りに行きました。その時の4句。花の尼寺英勝寺では竹林の下で
シャガの花が群生していました。若くて尼僧になった方の心によりそうような花でした |
片岡 |
○ |
なるほど写真で見るシャガの花は寄り添ってそそとした尼さんたちのよう。 |
町田 |
○ |
「シャガの花」初めて知りました。花名も姿も尼寺にピッタリ。 |
ショルツ |
○ |
シャガの花の儚げな可憐な風情が「尼寺」に合う。 |
木原 |
○ |
静かな尼寺に綺麗なシャガの花が佇んでいる。 |
下河原 |
コ |
「シャガの花」はアヤメのような花なんでうね。はじめて聞きました。 |
月足 |
コ |
シャガの花は、そっと寄り添うがぴったり |
白井 |
コ |
シャガの花は 日陰で パーと咲いて 何とも風情ありです |
白鳥 |
コ |
シャガってきれいで不思議な花。尼寺を護っているよう。 |
58 |
菜の花や桜を愛でて盛りなり |
大治 |
自 |
季語重なりかもしれませんがこの句では菜の花が主役。菜の花の黄色い群生は桜に優ります |
片岡 |
コ |
菜の花たちが、下から頭上の桜花を愛でているのでしょうか。 |
白井 |
コ |
そー だね |
ショルツ |
コ |
どちらが主役とも言えない見事さ。 |
59 |
見仏は花に包まれ笑み返し |
大治 |
自 |
お堂の周りは桜が満開で何とも言えない光景。暗いお堂に入ると阿弥陀様がよう来たなと
迎えてくれ微笑んでいらっしゃる気がしました。このお寺は正に極楽浄土 |
五嶋 |
○ |
春は、見仏にきっと一番相応しい季節なんでしょう。 |
久保田 |
○ |
微笑み返しですか。しかも花に包まれて。春らしい句ですね。 |
白井 |
○ |
いいねー |
小野 |
Q |
見仏とは、仏の姿を見ること? 仏像に笑みを返したのかな? |
ショルツ |
コ |
慈悲深い仏様がより優しく見える花時。 |
60 |
手酌酒春爛漫の一夜かな |
大治 |
自 |
み仏と満開の桜を満喫した夜は居酒屋で一杯。春爛漫の光景を思い出しながら
日本酒風の森を飲む。いいですよ |
小野 |
○ |
手酌で飲むお酒が案外一番おいしいのかもね笑 |
下河原 |
○ |
酒飲みには、今の季節が一番なんでしょうね。 |
広瀬 |
○ |
晩酌で春の宵を満喫する…贅沢で良いですな~お寺やお酒がお題となっているこの「ID 2」
の作者はきっとあの方ですね? |
月足 |
○ |
これも、乙な春の楽しみかた |
手塚 |
○ |
作者の俳号はたぶん〇子さんでは |
白井 |
○ |
やっぱり最後は お酒で |
梅原 |
○ |
酒も進む春盛 |
白鳥 |
○ |
こういう夜もいいですね。「手酌」がいいね。 |
町田 |
コ |
大勢で飲む花見酒ではなく、春爛漫の一人酒も贅沢だなあと思う句です。 |
ショルツ |
コ |
極上の一献。 |
61 |
若菜摘む人影ひとつ明日香村 |
白鳥 |
自 |
明日香村でヨモギを採っている人が。万葉集の「菜摘ます児」!(おばあさんだった) |
片岡 |
○ |
奥ゆかしい。若菜は源氏四十の賀の卷名とも重なり、我々も再生の力をもらえるかも知れません。 |
下河原 |
○ |
多摩高校に入る前の春に、まだ静かだった明日香村を一人で探索したのを思い出します。 |
ショルツ |
○ |
古代のロマンを感じます。 |
大治 |
○ |
自分の娘の名前(菜摘)の由来はこの若菜摘むです。飛鳥時代の貴族が若菜積む(女性との恋愛)
を歌った和歌がありこの句が大好きで娘の名前を菜摘にしました。早く良い男性とめぐり逢い
結婚して欲しいという願望でしたが娘は30才を過ぎてまだ独身です |
小野 |
コ |
作者は「君がため春の野に出でて若菜摘む〜」を思い出したのかもしれませんね。 |
白井 |
コ |
明日ですか 春の中 自転車で?? いいね |
62 |
花吹雪く階(きざはし)の奥古刹あり |
白鳥 |
自 |
室生寺灌頂堂。長い長い長すぎる石段を上って奥の院にも行きました。 |
片岡 |
○ |
一幅の絵として誠に完成度の高い作品だ、と感腹。 |
町田 |
○ |
4句とも春爛漫の奈良ですね。階(きざはし)という言葉遣いが素晴らしいです。 |
ショルツ |
○ |
奥ゆかしい桜吹雪。古刹と花びらのコントラストが見事。 |
大治 |
○ |
古いお寺で桜満開そして花が散る情景。別世界の光景の様な気がします。奈良の何処のお寺ですか |
小野 |
コ |
「古刹」というのは古いお寺のことなんですね。 |
白井 |
コ |
明日香から 高野山?かね |
63 |
ゆく春を百見送りて古都の宿 |
白鳥 |
自 |
奈良ホテル。前回の宿泊は40年前。そういえば50年前生田中学の修学旅行で泊まった
吉田屋旅館はゴージャスに様変わりしていました(片岡・廣瀬両氏覚えてますか?)。 |
広瀬 |
○ |
春爛漫の風景ではなく、「ゆく春を見送ってきた古都の宿」という表現が秀逸です。歴史と趣を
感じます。百年以上の歴史を持つ旅館…さすがに「千見送りて」の旅館はないですよね~きっと |
月足 |
○ |
老舗のお宿でしょうか。お客さんも戻りますね |
久保田 |
○ |
ずいぶん歴史がある宿ということを「春を百見送る」と表現する、
作者さんはそんな宿に泊まったのでしょうか。 |
ショルツ |
○ |
どれだけの旅人を迎え、送り、どれだけの想いを包んできたのか、、、
ずっと続く随筆のよう。読んでみたい。 |
梅原 |
○ |
春惜しむ作者の気持ちが良く表現されてます |
小野 |
Qコ |
奈良ホテル? |
片岡 |
コ |
百年前の創業の宿、落ちつける、そして今も愛される、何かがあるのでしょう。 |
白井 |
コ |
これも奈良かね? 百種のさくら見物だったりして |
大治 |
コ |
百はたくさんという意味ですよね。桜のお寺をたくさんみましたという意味にとらえました。
奈良の旅羨ましいです |
64 |
散る花を憂える眉や阿修羅像 |
白鳥 |
自 |
興福寺で阿修羅像拝顔。美しい憂い顔でした。 |
小野 |
○ |
そういう感じ方もあるんですねー!! |
下河原 |
○ |
興福寺の阿修羅像ですかね。表現がすごく素敵です。 |
五嶋 |
○ |
阿修羅のあの表情は、過ぎゆく春を惜しんでいたのですね。 |
手塚 |
○ |
阿修羅像が愛おしく思えます |
白井 |
○ |
ずーと奈良だ いいね 春の奈良 |
木原 |
○ |
「眉」に注目した所がオリジナリティを感じます。 |
大治 |
○ |
No23と同じで阿修羅の愁いを感じていただける。阿修羅ファンクラブの一員として
これ程の冥加はありません |
町田 |
コ |
阿修羅の眉をひそめて遠くをみる表情に虜になってしまいます。 |
月足 |
コ |
憂いの表情。桜も散り際 |
ショルツ |
コ |
花が散ればそれを憂うように見えるのでしょう。 |
|
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≪俳号≫ |
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月足さん ・・・ 「月足新」 白鳥さん ・・・ 「天照」 小野さん ・・・ 「川流悦子」 ショルツさん ・・・ 「紅梅」 |
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町田さん ・・・ 「ミモザ」 手塚さん ・・・ 「狼梅」 木原さん ・・・ 「風の木原」 久保田さん ・・・ 「まさ女」 |
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片岡さん ・・・ 「司木」 大治さん ・・・ 「王子」 白井さん ・・・ 「きさらぎ三明」 |
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