第42回 選句・コメント表   2022年12月
俳句 選句者 点数・記号 コメント・質問・自作の説明
1 吸い込んだ冷気に混じる煙草の香 久保田 冬は外に出ると色々な匂いがします。煙草の香りもひやっと香ばしい…。
小野 その香を心地よく思ったのか、イヤだなと思ったと見るのかで味わいは変わりますが、
作者は愛情を持って味わっているような印象ですね。
町田 わかります!冬の研ぎ澄まされた冷気にタバコの香り、そういえば何度か感じたことがあります。
確かに冬ですね。
白井 うーん どういうことだろう? 禁煙してる?かね
白鳥 う、これはちょっとイヤ。元喫煙者なら懐かしい?
片岡 これは不快感ですよね。でも、香草と書いた時代もありましたね。
2 落ち葉掃く音で目覚める午前5時 久保田 落ち葉を掃く規則的な音がある種、冬の風物詩。朝早くからご苦労様です。
下河原 年齢とともに早寝早起きになるようですが、私はなかなか寝付けません。
手塚 午前五時が具体的で良いですね。次の句は休日ですか。
大治 この季節の風景が浮かんできます。でも朝5時は早い、履いている人は真面目な方ですね。
自分にはできない
ショルツ 早起きのご近所さん、いるいる。掃き音も意外に響きます。
白井 年よりは朝早い じぶんも
白鳥 そんなに朝早くから働いている人がいるんだ!すごい。
片岡 ご近所の方でしょうか。早いですね。私は5時半に結構な音でCDかけますが…。
3 二度寝して銀杏を照らす日は高し 久保田 落ち葉を掃く音で早く目が覚めてしまいましたが、次に起きたらもう日が高い。
家の前の銀杏が陽に照らされて輝くのを見るのは私にとって晩夏の風物詩です。
五嶋 晩秋〜初冬の陽の暖かさが感じられます。
月足 小春日和のようで、少し暖かそう
木原 前の句の続き?
白井 そーですね それに二度寝はなんか 1日だるく(自分の場合)
白鳥 朝寝坊の私からすると、これはけっこういい気分だったと思います。
梅原 銀杏の色鮮やかさが良く表現されてます
片岡 ちょっとアンニュイだけど、感じがよく出ています。
ショルツ 五時に起きておけばよかった?!
大治 銀杏の黄色の葉とお日様の色がコラボした感じがします
4 何故いない落ち葉蹴散らし歩く墓地 久保田 大切な友達がなくなってもう3年以上になりますが、まだ入れられません。落ち葉だらけの
青山墓地を横切った時、友人のことを思い出して悔しくて、落ち葉を蹴散らしながら歩きました。
ショルツ 悲しさが弾け、蹴散らし歩く怒りとなった心情。
○Q ちょっと怖い。
白井 Q 忌日に?いなあい かな
下河原 Q 何故いないは、故人を思ってなのでしょうか?
白鳥 Q 何がいないの?
片岡 Q この句はとても気になります。解説お願いします。
月足 認められない、悔しい気持ちでしょうか
町田 感情がストレートに出ているなあ。悲しんでいるより、怒っている感じがしました。
5 天高く駆け抜ける雲黍嵐(きびあらし) 秋の日本晴れ
ショルツ 新しい季語を学びました。里芋ですか~
月足 きびを倒さんばかりの秋の暴風、初めて知りました
木原 この句の主役は季語「黍嵐」だと思う。であるならば上五「天高く」との季重なりは
避けて欲しかった。
下河原 強く吹く風「黍嵐」が季語ですね。でもなんか秋を感じます。
白鳥 きび嵐、調べました。勉強になりました!
梅原 天を突き抜ける風
手塚 雲黍嵐(きびあらし)という季語が印象的です。
片岡 仲秋の季語「黍嵐」が生きていますね。
町田 この句を読んで嵐の日の雲を観察したいと思いました。
天高く(この場合は季語じゃないですね)駆け抜ける雲カッコ良さそう。
大治 雲黍嵐の言葉が前の言葉を生かしています
白井 きびあらしとは 穂をねかせるほどの風とあった そーか
6 残念な紅葉眺めて春想う ハナミズキの紅葉がまだらで、少し寂しかった。
白井 まだ紅葉してなかった それとももう散っちゃたかね で 春の芽吹きを想うかね
町田 Q 紅葉を残念と思う気持ちは?
片岡 「残念な紅葉」はきれいに色づかなかったということでしょうか。
そして春の花盛りに期待するのか。
7 禁視聴Lineコールで勝ちを知る 俳句になってませんが。辻が見ると、負けるので、サッカーの日本戦の視聴は禁止。
lineの通知で、ブラジルに勝った野を知りました。知りました。
ショルツ Q W杯試合視聴を禁じられてしまったのでしょうか?
下河原 Q バーレーンのワールドカップですね。「禁視聴」は願掛けですか?
久保田 あるあるです。
月足 わかります。最後は残念でした
白井 禁視聴ですか? 朝の勝利ですね
白鳥 「禁視聴」って?夜中うるさくするから家族に止められてる?(涙)
手塚 見ると負けちゃうジンクスでも?
片岡 これ、見ると負けるのジンクスの持ち主、かな。お一人知っていますが。
だとすれば、勝ちに逆に貢献ですね。
大治 私の家でも同じで私がTV中継を見ないと勝ちます
8 かじかんだハンドル持つ手春よ来い めっきり寒くな里、春が待ちどうしい。
久保田 春が来てほしいね。
五嶋 リアルな感じが伝わってきます。
小野 「かじかむ」が季語なんですね。「春」も季語だけど、ここは主役がはっきりしていますね。
ショルツ まだまだ冬はこれから!元気出していきましょう。
月足 まだまだですね
白井 そーですね
片岡 まだまだ冬本番はこれからですよ。
町田 「春想う」「春よ来い」・・・これから冬本番だよ
大治 同感
9 木枯らしにうなじすくめる坂の街 ショルツ 神楽坂在住の息子を想像したごく私的な四句です。
五嶋 風が坂道を吹き抜けていく感じが、伝わってきます。
白井 うなじすくめる が いいねー 必:マフラー
下河原 「うなじすくめる」で急に寒くなったこの頃を感じます。
白鳥 Q どこの坂だろう?
片岡 突然の北風、しかもなぜか坂が寒そう。
大治 おお寒い
10 息白しプラタナス舞う坂下る ショルツ 通勤時は駅まで坂を下ります。
こんな歌詞があったかな?
白鳥 これもどこの坂?素敵な景が浮かびます。「上る」じゃなくて「下る」がいい。
片岡 晚秋から初冬の頃の感じがとても美しく伝わります。
町田 「坂下る」疾走感があり、プラタナスが相まって美しいです。走っている人も気持ち良さそう。
大治 はしだのりひこの「風」の二番を口ずさんでしまいます。懐かしい思いを蘇らせてくれる句です
白井 ♪『プラタナスの落葉まう・・・プラタナスの散る音に振りかえる』だ(幻聴)
下河原 うちのマンションの中庭のプラタナスもすっかり落葉してしまいました。
11 エトランゼ風花はらり肩に舞い ショルツ 日仏学院の街。慣れないフランス語を使ってみました。在住2年ではまだstranger。
親にとっても大人の息子はstranger。見かけも・・・。
小野 エトランゼの使い方がちょっとレトロで、その後の七五と合っています。
月足 風花、素敵な季語です。肩に舞い、すぐ消える
梅原 インバウンド増えてきましたね
白井 ♪『子供たちが空にむかい・・・たただのいほおーじん』だ 違うね 失礼(幻聴)
片岡 エトランゼは突然の来訪者、一片の雪のことかな。
12 一人鍋つつく北向き1DK ショルツ 「北向き1DK」か「北向き302」か迷いました。日中留守なので、
あえて夏の涼しさをとって北向きの部屋。冬はやはり鍋かな~
久保田 現代版演歌みたい。せめてお鍋で温まろう!
木原 いい句ですね。侘しさが何とも言えない。
手塚 北向きの1DKという表現が如何にも寒そうです。
大治 言葉一つ一つに一人身の寂しさが伝わって来ます。寝るときはひざっ小僧を抱いて寝ているのかな
白井 Q ひとり? ですか
月足 寒い北向きも、お鍋でほっこり
白鳥 寂しい光景のようだけれど、鍋に温かさを感じます。案外居心地よかったりして。
片岡 え、どうしたのでしょう。学生時代の思い出でしょうか。
13 柿色に染まる桜の並木路(みち) 五嶋 桜の葉の紅葉は、柿色で、なかなかきれいです。
小野 深まる秋のワンシーンですね。桜の木の紅葉を「柿」という別の植物の色で例えたのが面白い。
白井 そう 私の勤務先の 川沿いの桜もいち早く紅葉
下河原 秋は、紅葉で彩りがカラフルで素敵ですね。
片岡 桜紅葉も意外と好きです。春の姿と重ねると、感じるものがあります。
大治 桜の落ち葉の実感ですね。春の桜との対比を感じます
ショルツ 正反対の二つの季節を見ているようです。
月足 桜の紅葉も趣があります
14 歳末の抽選会に夢込めて 五嶋 子供の頃から、そして今でも、これが好きです。
ショルツ 当たりますように!
白井 はーい 紫玉  1等 なんて
白鳥 「当たって!」皆おなじ
片岡 年末ジャンボをやったことがありません。今でも矢で当てるのでしょうか。
町田 皆、同感です!
大治 本当夢みます。年末ジャンボが当たったら廻らない寿司屋でお寿司を食べよ
15 年明けを待たず神社にうさぎ札(ふだ) 五嶋 虎よりも兎が好きな人が多いのかな?というのを、神様も許してくれているのかな?、と。
久保田 フライングですか?
来年はうさぎ年ですか!
手塚 寅年の今年もあっという間でした。でも気が早い神社ですね。
ショルツ 季節は早取りが吉なのでしょう。
月足 ずいぶんと早い
白井 そう 来年ははやうさぎ ついこないだ還暦のイノシシからはや4年でーす でもなんで?
白鳥 気が早い
片岡 気が早いなあ。さすが兔ですね。
16 紅(くれない)の色暖かし寒椿 五嶋 木枯らしにあたりながら見る椿の花は、心温まります。
ショルツ 名前は寒くても、色は暖かいですね。
月足 晴れた日の椿は暖かな色
木原 寒い季節にせめてもの暖色。
下河原 寒椿の紅が目に映ります。
白鳥 椿、山茶花は冬の彩り№1。たしかに温かみを感じます。
梅原 暖かさと寒さの対比いいね
町田 冬の椿。街に灯が燈るようですね。色暖かしがいいですね。
大治 寒椿の赤さが目に飛び込んでくるような句です
白井 冬に咲く椿 ぽ と暖かさが
片岡 椿、いいですよね。厚い花びらも頼もしい。
17 車道脇枯葉たむろす夜の街 小野 表参道で信号を待っていたら、風で寄せられた欅の枯葉が車道脇に集まっていて、
ちょっと(不良少年たちの)集会に見えました。
五嶋 目の付け所が秀悦、なのと「枯葉たむろす」の表現がすばらしい。
白井 師走に入り 北風ピープ コートの襟をたてたおっさんもたむろするか?で
片岡 風に巻かれる枯葉が目に浮かびます。お酒も入った人々の歩みとの対比も年の瀬の感を
盛り上げます。
ショルツ 「枯葉たむろす」がおもしろい。
月足 確かにたくさんたむろしてます
町田 枯葉がヤンキーたちのようにたむろす(擬人法)だと、最初思いましたが、もしかして、
枯葉って私たちのこと?
大治 たむろす夜の街の言葉になんとなく怪しげな雰囲気を感じます
18 亥の刻や鼻マスクらが繚乱す 小野 10時とか11時頃、駅の階段をあがると家路に向かう人が大勢いるわけですが、
鼻マスク率が高い(笑
町田 確かに、興奮して鼻だしマスクの若者が入り乱れていたようです。世相が出ていて面白いです。
ショルツ 「ニッポン!ニッポン!」ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
白井 亥の刻は1日最後の10時すぎかね そろそろよっぱらいのおじさんが やはりたむろ?
白鳥 夜になるとね。気が緩んで。
片岡 夜の10時…何の人出でしょう。
19 レコードを掛けしマスター冬語り 小野 行きつけのバーのマスターはアナログレコードのコレクター。私が行くと、
いつも自分の苦労をボヤきます。ボヤキを冬語りとポジティブに表現してみました。
久保田 マスターがいて、レコードがあるお店。味わい深いです。
ショルツ いい雰囲気出てますね~
木原 学生街の喫茶店か。流れてくるのはボブディラン。
下河原 なんかほのぼのとした昔のレコードがかかった喫茶店のマスターをイメージします。
白鳥 古い喫茶店かバーを想像します。マスターの語りを聞いてみたい。
片岡 これはジャズ喫茶だ、と思いました。しかも行きつけの店。ふと知らさせるマスターの昔の
出来事。そんな温かいストーリーが浮かびます。
大治 若かったころのスキーの話でしょうか、想像を掻き立ててくれます
白井 これも飲み屋? こだわりのレコードはジャズ?
町田 「冬語り」がわかるようで・・・
20 師走かな光る並木の撮影会 小野 表参道のイルミネーション。警察が出て横断歩道で止まって撮影しないよう指導していますが、
みんなスマホで撮っています。私もパチリ!
昔の喧騒が戻って来たか?
月足 光る並木が増えました
梅原 イルミネーションの季節到来
手塚 どこの街のイルミネーションでしょうか。
ショルツ 「光る並木」の表現がいいです。
木原 「かな」という切れ字は上五ではめったに使いません。
白井 打って変わり昼 並木が撮って 撮ってかね
下河原 今年は、あまり夜の街を歩いていないので光る並木道も見ていないですね。
白鳥 イルミネーションをみんなが撮影している。いつの間にか12月の風物詩。
片岡 イルミネーションの並木道、恋人達の世界だなぁ。
21 我が家には大きすぎるか大熊手 月足 酉の市で友人がとても大きな熊手を購入
五嶋 大きすぎるなんてことは、ないでしょう。
白井 そーですか? 大は小を 縁起物熊手なら 大きいほうか来年は良い年に
梅原 福は大きいほどいいですよ
ショルツ 大きい熊手で大きい福を「搔っ込め搔っ込め」
白鳥 いや何でも大きい方がいい!
手塚 毎年ちょっとづつ大きくしていくそうですね。
片岡 うちの狭い庭には、どこから来るのか、大ビニール袋四つは落葉がたまります。
大治 「めでたさも中くらいなりおらが春」 一茶の句と同じ心境ですね
22 赤坂も通い納めの帰り花 月足 赤坂見附交番近くの桜の返り花も通勤では見納めになる1年後を想像して。
通ったのは会社でお店ではありません
久保田 何が通い納めなのかな?この句のリズムが好きです。
ショルツ 綺麗な季語ですね。初めて知りました。
下河原 赤坂のどこに通いつめたのか気になります。
片岡 これはもしかしたら再顧用も終わって、ということでしょうか。
返り花が、もうひと花!と応援してくれているのかな。
大治 帰り花 なるほどと思わせる句です
五嶋 まだ、「通い納め」には時期尚早?
白井 かよい納め赤坂に何かね?
白鳥 もう赤坂での仕事も終わりなんでしょうか。「帰り花」にちょっと未練が。
23 虎落(もがり)ぶえ得失点差に泣く独逸 月足 サッカーの予選リーグのあや。
小野 虎落笛というのが季語なのですね。この季語と負けて去り行くドイツの選手団。
イメージがぴったり!
手塚 虎落(もがり)ぶえが効いています。日本の負けなければ・・
○Q 虎落笛?
下河原 Q ワールドカップで日本中が盛り上がりましたね。「独逸」でドイツと読むのかな?
ショルツ 虎落笛の季語がゲームセットの笛になりドイツチームの嘆きにも聞こえます!
白井 もがえり笛ですか?
白鳥 ドイツがまさか決勝リーグに出られないなんて。スポーツは過酷。
片岡 二大会連続予選敗退ですものね。
大治 勝負の世界は悲喜こもごも、日本グループリーグ突破して良かった
24 六花亭を携えた友冬北斗 月足 札幌の友人とじっくり飲みました
木原 北海道のお土産を持ってきてくれた友達に冬北斗という季語がよく合っています。
白鳥 北海道から友帰還。季語が効いています。
片岡 北国からの友の来訪。夜汽車というのがいいですね。
町田 字余りだけど「を」が大切だと思いました。句の流れで退職祝いでしょうか?「冬北斗」は
向かっていた同じ目標とか今まで見守っていてくれた象徴とか、とても句に合う素敵な季語だと
おもいました。いい句だな。六花亭がただのお土産だとしても・・・
ショルツ いただくととても嬉しい六花亭。バターサンドなら最高。
「六花亭」で既に冬を感じてしまいました。
白井 北海道スウィーツをもって? 特急北斗の旅? なら いいね
25 返り花母の介護の泣き笑い 木原 認知症の初期はまだ笑いの出ることも。しかし先の事を考えると。。。
五嶋 心に染み入る句、です。
白井 なんか言葉がでずでご苦労さまです 季節外れの花が おかあさんの介護で
梅原 介護の大変さは同感です
片岡 泣き笑いというのは使うのが難しい語だと常々思っています。
泣きを越える笑いとは、答えは返り花の中にあるようです。
町田 「返り花」を取り合わせた意図を知りたい、と思ったのですが、
お母様が若返ったという事ですね。そう思うと温かいいい句だなー。
ショルツ 介護の泣きの部分が返り花に慰められますように。
下河原 我が家にもこの9月から妻の母を引き取り介護がはじまりました。
白鳥 おつかれさま。たまには気を抜いてね。
26 虎落笛(もがりぶえ)スタンゲッツのリリシズム 木原 私にとってジャズ元年といえる2022年が暮れていく。
片岡 クール派と呼ばれるゲッツのサックス、確かに北風と一脈通じると気づきました。
大治 言葉一つ一つが難しくネット辞書を引き引き。スタンゲッツを是非聞いてみたくなりました。
町田 Q 見慣れぬ単語が3つ!実感がわきません(涙)
ショルツ どの曲をイメージしたのかお教えください。
月足 虎落笛とサックスの不思議なぶつかり合い
白井 すみません 演歌一本のおじさんは ♪『ひゅるりー ひゅるりらら ・・泣いてます』
白鳥 テナーサックスが風の音と響き合う
手塚 スタンゲッツのリリシズムって?難しい
27 神渡し襷手に巻きラスト百 木原 いよいよ駅伝のシーズンですね。
久保田 駅伝ですね。ラスト100メートルの状況がとてもリアルです。
ショルツ 「神渡し」で出雲駅伝とわかりますね。駒澤強し!
小野 「神渡し」をタスキに巻くというのが素敵。
月足 神々を出雲に送る風なんですね。ランナーも応援している
白井 そーなんで むかーしこれやってみたくて 駅伝のとき とある同僚と密に練習
(一応旧陸上部から)
下河原 駅伝ですかね。力強さが伝わります。
手塚 出雲駅伝でしょうか?リアル!
片岡 強い西風の中、カをふりしぼるランナーに神は宿る?
大治 駅伝のランナーの動作から気持ちが伝わってきます
○Q 駅伝?
町田 少しでも早く襷を渡したい!ラスト百にかける思いが伝わります。
28 右耳の母の補聴器冬浅し 木原 補聴器は片耳ずつ作る事を勧められました。
月足 少し暖かな陽の光を感じます
白鳥 ふと目に留まった補聴器。いろいろこみあげてくる…
白井 上句にと同じ 高齢のお母さんとの介護の件 初冬?との関連は? むずー
片岡 ときどき自分が欲しくなる。
29 忙(せわ)しさや冬鳥集めピラカンサ 白井 真っ赤なピラカンサの実 熟すのをまって ムクドリ?ががやーぎゃーあっという間に
残りはボンネットに黒いふん 暮れのせわしさの風景です。
久保田 冬によく見る赤い実はピラカンサと言うのですね。鳥が啄むのは美味しいから?
下河原 赤い実は、冬になると鳥たちの餌になってしまいますね。 我が家の庭にあった赤い実も
ヒヨドリに直ぐ食べられたのを覚えています。
手塚 ピラカンサという植物の名前がリズミカルです。
片岡 隣家の垣根ごしに赤い実がたわわに我が家の自転車の上になっています。
大治 ピラサンカの花のイメージを前12音でうまく表現していますね
ショルツ 赤い実を求めて寄ってくるのですね。
小野 「集め」がいいんですかね? 「集う」ではダメ?
町田 なんかピラカンサスが「あー忙し」って言っているようで楽しいです。
30 紅葉落つ静かに流れ下りゆく 白井 コロナ禍 親戚がまた逝って 静かな葬儀でした 寒さでもみじ落ち小川にながれるごとく
綺麗
五嶋 晩秋の渓流。詠むと心が落ち着きます。
白鳥 モミジが水に流れていくのを見ているんですね。私もよく追いかけてしまいます。
梅原 風情ある句ですね
片岡 動きを表わしつつ、晚秋の静かさが出ているのが見事だと思います。
大治 動きがあっていいですね
31 クリスマスうつむき呈す貴婦人花 白井 大好きな花:貴婦人化=クリスマスローズです 夏の酷暑で一部枯れてしまって
ショルツ 貴婦人のイヤリングとか! 上品で華やか。
月足 クリスマスローズ?品種改良でうつむかないものもでてきたとか
木原 誰に?
下河原 Q 「貴婦人花」はクリスマスローズですか?
白鳥 Q 貴婦人という名の花?
片岡 Q 貴婦人花を調べても分かりませんでした。
32 うさぎ跳ね落ち鱚求め竿納め 白井 ちょっと時化の時、ちょっと白波のとき:この状況を『うさぎ飛ぶ』と釣り人の間では
言っておると 竿納めで来年のえと
小野 季語のある・なしわからなかったけど、年末らしい感じがしました。
町田 「落ちキス」調べましたよ。いろんな魚を釣っているんですね。「落ち」から「跳ねうさぎ」
への連想ですか?うさぎの年賀状を作っている今、私は楽しいなーと思いました。
ショルツ Q うさぎと鱚釣りの関係は? 年末になり、来年の干支のうさぎがもう準備万端ということ?
大治 Q うさぎ跳ね落ちと鱚の関連を教えて
月足 よーく教えてください
白鳥 釣りもオフシーズンというのだけわかった(違う?)
片岡 落ち鱚という言葉を初めて知りました。
33 枯草や侘び寂び越えて家じまい 下河原 実家がいよいよ年明け直ぐに引き渡しになります。庭もすっかり雑草と枯草に覆われました。
久保田 家じまい、いろいろな気持ちを封印して行う様子がよくわかります。
ショルツ 実感がこもっています。とにかく片付けないと!
五嶋 家じまいの時には、自分もきっとこういう思いになるんだろう。。
小野 「侘び寂び越えて」がいいですね。超越感がある。
月足 いよいよ家じまいでしょうか
木原 主なき家の整理でしょうか。
白鳥 「家じまい」とはなんともいえず寂しい言葉ですね。
手塚 そうですか。家を処分してしまうのですね・・・
片岡 感傷を越えた所にある現実、受け入れていくしかない。
大治 Q 主のいなくなった家のことですか?
白井 そうー 住んでいなく もう草のなかとのことですかねー
34 掛け軸や床の間外す初冬(はつふゆ)に 下河原 最後まで床の間にかかっていた掛け軸も外し、我が家にも妹の家にも床の間は無いのですべての
掛け軸を 再利用してもらう為に古物商に3万8千円で売却してしまいました。
白井 季節ごと じくの交換ですか? 我が家は面倒と種類がなく ずーと初春 トラの絵です
町田 Q やで強調した「掛け軸」のことを言いたいのか・・・いや、掛け軸を外してしまった
床の間の寂しさも伝わってきます。
月足 こちらも家じまい関連?
手塚 語順が逆では?
片岡 この句も、「家じまい」の場面と読むことで冬を感じさせます。
大治 冬の掛け軸に架け替えか 枯れ山水かな
35 キラキラとネオン輝く聖樹かな 下河原 今年は、夜の街を歩くこともほとんど無かったのですが、たまたま京橋の会社に出勤した帰りに
イルミネーションに飾られたクリスマスツリーを遠目に鑑賞しました。
大治 聖樹としたところが心憎い言葉使いで感激しました
白井 クリスマスツリー どこのか?
片岡 冷たい空気が「キラキラ」を増し、また人の温かさを感じさせるのでしょう。
36 冬ドーハ悲劇と歓喜の波が立つ 下河原 今年のワールドカップは、ドーハの悲劇から29年、今年のドーハも1試合1試合が
歓喜と悲劇の繰り返しでした。
ドラマ多いね!
梅原 同感
町田 「波が立つ」がいいですね。
ショルツ 両極端の感情を波で描写してお見事。
五嶋 同感。
小野 ほんと、悲劇と歓喜。。。。
白井 そーですね
白鳥 不可能の壁は自分の中にある。よく突破したね!
片岡 PK戦では自分で手を挙げた選手が蹴ることにしたとか。確実にメンタルが強くなっていますね。
37 図書室に射す陽の低し冬隣 白鳥 図書室の定位置から見た陽射し。その角度に「ああ冬だ」と。
ショルツ ひんやりした図書館の本の匂いを感じます。
五嶋 「射す陽の低し」が今の季節をすごくよく表していると思います。
小野 図書室と冬の低くて柔らかな日差しがマッチしてます。ちょっと眠くなる。。。ぅ
木原 晩秋の静けさが染みる、いい句ですね。
白井 図書館にさす冬の長ーい陽射し なんか絵になり もうすぐ冬本場 陽の向こうに少女が
片岡 この句では、図書館ではなく、少し小さ目の図書室がいい、NHK俳句の先生と同じことを
思いました。
町田 なんとなく、米澤穂信さんの小説を思い起しました。
38 焚火はぜ楽しき声に伴奏す 白鳥 中学時代の仲間が集まり焚火を囲みました。
焚き火いいね!
白井 ちょっと違うかな? 暖炉で 焚火はぜ(音:ミシ ミシ)と笑い声
手塚 良いですね。焚火のぱちぱちとはぜる音が聞こえてきます。
町田 うんうん。そんな気がします。
大治 焚火のはぜる音は人の心を温めますね。とてもいい雰囲気が醸し出されています
ショルツ 焚火とコーラス、幸せな組み合わせ。
月足 焚火は炎とともに、はぜる音にうきうき
片岡 コールマンの焚き火台を買いました。早く燃やしたい。あの高揚感は何でしょう。
辻さん、今度やりましょう。
39 散り残るもみじ薄日に赤く映え 白鳥 落ちる前の紅葉には薄日が似合う。私たちも弱い照明のほうがいいね(笑)
ショルツ 「薄日」が効いています。最後の一枚の赤さ、今年も強く心に残りましたが、
句にはできませんでした。
下河原 紅葉の葉が木に残っていてそこに日があたってより赤くなっている情景が美しいです。
梅原 名残惜しき秋さらば
片岡 命も一年も最後の輝きは赤いんだ。
大治 夕陽に映える紅葉の美しさがいいな
白井 散りモミジはなぜか 最後のはかなさが残りますが 薄日で最後の輝きですかね
手塚 秋の風景描写が素晴らしい。テンポも良いです。
40 小(ち)さきマント歩き始めのみぎひだり 白鳥 歩き始めた孫。前に進むより左右に揺れる。なぜ?
久保田 よちよち歩きが右左でよくわかります。可愛らしさが想像できます。
五嶋 「みぎひだり」が、可愛らしい。
月足 冬のお散歩。みぎひだりがひらがなでかわいさの効果を
下河原 Q お孫さんがマントを着てよちよち歩いているように感じましたが合っていますでしょうか?
ショルツ コロッとしたフォルムがかわいい、ヨチヨチ歩きの頃。
白井 かわいい 1歳過ぎですか?
片岡 やっと歩き始めた頃の幼児の歩みが、可愛いマントの揺れで映像化されています。
町田 冬に着ぶくれたよちよち歩きの子が愛おしい。
41 夕焼けにシンクロナイズ冬紅葉 梅原 久しぶりに高尾さんに行って一句
ショルツ 夕陽に透かすと鮮やかさが際立ちます。
下河原 No39同様、紅葉の赤と夕日の赤のコントラストが素敵です。
町田 「冬紅葉」調べてみました。秋の紅葉より深いと認識しました。
夕焼けとのシンクロ伝わってきます。
白井 夕焼けにとけっこむ もみじ いいね
白鳥 きれいだろうなあ
片岡 赤が映える様子をシンクロと表現したのでしょうか。
大治 西に落ちる夕陽に照らされた紅葉 極楽浄土の世界かも
42 冬の朝歓喜悲劇も紙一重 梅原 寝不足も歓喜で吹き飛びました
みんな見てますね!いいな!
ショルツ 本当に惜しかった~
月足 本当に紙一重。そこを勝ち切るのが実力?
白井 強豪 ヨーロッパ勢を立て続け撃破 1位通過は良かったが また壁が
でも頑張った選手に拍手!
下河原 確かに最新技術に救われた日本でしたね。
白鳥 サッカーかな
片岡 朝のニュースも朝の職場も歓喜でした。でも、悲劇だった朝も覚えています。
強くなったなあ、日本。
町田 「紙一重」本当に! 私はハンドボール県大会(室内)の決勝PS戦でシュートを決めることが
出来ました。が、次の県大会で速攻を2回外して負けた時は布団を被って泣きました。
43 曇天に揺れる枯木の悲しさや 梅原 冬の到来を感じつつ一句
五嶋 冬の情景、すごく伝わってきます。
白井 そうですね 寂しい時には 立ち木よりさびしく
片岡 冬空に揺れる枯木はさよならと言っているよう。
44 浅漬けを肴に宵の恵比須顔 梅原 自家製です
久保田 宵→酔い、恵比寿→えびすと、シャレが効いている軽妙洒脱な宵飲みのくですね。
五嶋 「恵比寿顔」に一票!
小野 浅漬けという庶民的な肴には、恵比寿顔が似合います。
月足 極楽!
木原 浅漬が季語なんですね。
白鳥 この一瞬がたまらない!
手塚 ささやかな幸せに乾杯ですね。笑顔が良いです。
大治 同好の方がいました。今の季節私も白菜の浅漬けに七味を掛けたものを肴に熱燗を飲んでいます。
ショルツ さっぱりと浅漬けで一献。いいですね。
白井 いいね いいね
片岡 浅潰けは渋いですねえ。でも、さっぱりした肴が好きになりました。大根おろし、とか。
45 冬の朝銀杏落ち葉の掃除あと 手塚 いろいろ考えている間に季重なりに。反省。
久保田 落ち葉についてではなく、掃除跡に着目したのに共感します。
小野 誰かが掃除をしてくれたことに気づく感性を物語る句。
白鳥 誰が掃いてくれたんだろう。ちょっと心が温かい冬の朝。
片岡 黄金色の落葉の山が朝の光の中で美しい。
町田 通勤している人と掃除をした人の両方に想像力が膨らみます。
ショルツ 清々しい様子。きりっとした空気も感じます。
白井 イチョウの落ち葉 ぎんなんあると 厄介ですかね 肴にはとっておきですが
46 雨あがり赤き朽葉を踏みて行く 手塚 一面のメタセコイアの赤い落ち葉を見て一句。
木原 朽葉を踏みながらどこへ行く。
大治 散った後も紅葉は情けを催します
月足 ぬれ落ち葉も趣あり。寒いけど、さっそうと。
白井 この時期ならではの
片岡 私の通勤途上にはこんな道がないので、少し羨しい。
47 十二月色づく古都や人の波 手塚 京都は全国旅行支援のおかげで旅行客で一杯です。
梅原 京都は大変な混雑でしたね
月足 人波も戻っているようですね
白井 そうですか ニュースでも 3年ぶりの賑わいとか
下河原 各地の観光地も賑わいを少しづつ戻って来ているようですね。
早く普通の日常に戻り京都にも行きたいです。
片岡 古都、どこでしょう。少しヒントが欲しかった。
大治 漸く観光地にも人が帰ってきました。旅行 古都京都に行きたい
48 六十代夢のあとさき散る紅葉 手塚 60代も半ば、これからはどんな夢をもったら良いのやら
もう一花咲かせたいな。
ショルツ 中(終)盤にさしかかった人生を紅葉に投影した豊かな句。
過ぎた思い出あり、まだまだ先もあり。
五嶋 気持ちがわかります。
小野 いいね! 共感します!
月足 どんな思いで見る紅葉
白井 うーなんとなくわかるようで??わかりません 感じでは まだできる
しかしもうできない かねー
下河原 60代の自分と散る紅葉の対比に考えさせられますね。
白鳥 60代では散るのは早いよ
片岡 陽水は少年時代ですが、我々は何時代なのでしょう。
町田 これは理解したいな、と思いました。「紅葉」は私たちの事?
なんか悲しい・・・でも、紅葉は美しいのかな
大治 まだまだがんばらねば、来年は高齢者になるけど
49 朝の雲湧くさき白き冬の月 片岡 一人で過ごした一日の四句です。
久保田 夜と朝の間の光景が朝の雲と月の並列で伝わって来ます。
朝の月、神秘的。
五嶋 明けの空の月が見えるようになると、冬の到来を感じます。
町田 いいなー。自然の妙。朝、白い月が残っているんですよね。
さ行の調べってきれいだなって思いました。
ショルツ ひんやりした早朝の情景
白井 この光景 私も見ました ほぼ満月が白くなって しずむかね?
白鳥 朝の雲の行方を追っていたら月が。繊細でしかも大きい句。
大治 冬の青空に白い月が西に傾く 冬の風景を的確にとらえたいい句だな
50 立つ枯木海光満つ河津浜 片岡 家の窓から見えました。
小野 寒いんだけど、光が溢れた海辺の風景が伝わってきます。
白鳥 「海光満つ」すごくいい表現です。「枯木」越しに。
梅原 伊豆の冬景色いいね
下河原 Q 「海光満ち」とはどんな情景なんでしょうか?夜の海?
月足 冬の河津のぜいたくな光景
白井 うーん 河津浜で海光満つ 待つ? 河津桜? ではないね
大治 海は光満ちているけど振り向けば山は枯れ木。小春日の風景かな
51 冬の日の湯音に揺るる檜(ひのき)かべ 片岡 金谷旅館の千人風呂です。
久保田 温泉の檜壁?お湯が豪勢に湧く様子でしょうか。
五嶋 「湯音に揺るる」が、いいです。
木原 檜の温泉ですか。
下河原 冬には、暖かい温泉に入りたいですね。
白鳥 あったかいお風呂場の檜の壁。お湯を汲む音がこだまして。いいなあ。
手塚 檜ぶろの温泉の風景ですか。優雅です。
大治 温泉入りたい気持ちにさせてくれる句 檜ぶろいいな
ショルツ 冬の昼間、檜の香りの露天風呂、いいですね。
小野 湯船だけでなく、壁も檜?ですか?
月足 いいですね。やはり、日本は。
白井 伊豆の温泉 ヒノキのお風呂?
町田 湯音と湯気があったかそー
52 酒酌めば楽の音冴えて夜の静寂(しじま) 片岡 一人の夜もまた楽しです。
月足 静寂に冴える音は邦楽かはたまたジャズトリオ?
白井 これ ひょっとすると 温泉で 熱燗? だとすると いいね いいね
大治 お酒を飲んで五感が高ぶる状況の中で聞く音楽はジャズかクラッシクですね
ショルツ ○Q しみじみ。ひそやかに響く楽の音はどんな音楽でしょう。
白鳥 深夜に飲んでギターでも弾いているのかな。ご近所が遠いことを祈ります。
53 鈍色(にびいろ)の冬をスキップ赤い靴 町田 娘に貰った赤いスニーカーを勇気を出して履きました。なんか楽しいです。
久保田 冬の鈍色と赤い靴の対比が美しいです。
ショルツ 色のコントラストが見事。赤い靴があったら冬をウキウキ過ごせそう。
小野 はい、赤い靴にはそんな力がありますね!
木原 色の対比が上手いと思います。
白井 鉛色の空のした 真っ赤な靴の少女は スキップで おじさんは非―トーテックのももしき用意で
下河原 暗い冬「鈍色の冬」とスキップしている赤い靴(元気な子供)?灰色と赤色の対比が素敵です。
白鳥 彩りのない景色に飛び込んだ赤い靴。「冬を」が斬新。
手塚 鈍色(灰色)と赤のコントラストが美しいです。
片岡 若いっていい。..ご本人ではないですよね。
大治 靴の赤と子供の明るさが冬のどんよりとした景色を払拭してくれる いい句ですね
月足 鈍色と赤の対照。かわいいスキップ!
54 冬萌や赤子ぬくりと笑ひおり 町田 寒い日に抱っこの赤ちゃんがそれはゆっくりふっくりと笑いました。
その瞬間ここはオアシスと思ったくらい温かい場になりました。
久保田 ぬくりと笑う!?どんな笑顔なんでしょう?
木原 冬萌とぬくりの取り合せが面白いです。
白井 『ふゆもえ』ちゃん?
梅原 ほのぼのとした句ですね
手塚 冬萌えの季語が絶妙です。ぬくりが想像をかき立てます。
片岡 何とも言えない味のある句だと思います。「ぬくり」いい働きをしていると思います。
大治 冬萌という言葉いい言葉で感激しました
ショルツ 「ぬくり」ってどんな顔かな?
55 並んだ子皆葉に隠れ大根引き(だいこひき) 町田 幼稚園児の大根収穫。カメラマンの私は大苦戦でした。
久保田 大きな大根に隠れて小さな子供が大根を引っこ抜こうとしている様が何とも可愛いです。
ショルツ 大根の葉に隠れるほどの幼児さん達がヨイショヨイショと!かわいい!
五嶋 可愛らしい情景。
月足 かわいい姿が浮かびます。抜けるかな?
木原 大きな大根なんですね。
片岡 冬の中でも幼子たちの元気が溢れていますね。
大治 微笑ましい情景ですね、それを上手く表現しています。俳句ならでは
白井 幼稚園の畑で 大根とり? うんとこ なんか子供が好きだった
『絵本大きなかぶ』を思い出しまして
白鳥 小さい子かな。可愛いなあ。大きく成長した大根の葉っぱもおいしそう。。
56 エアコンの音に被さる叢時雨(むらしぐれ) 町田 エアコンの音がやけに大きくなったな!と思ったら大雨の音でした。
久保田 エアコンのかすかな音に被さる時雨の音。鈍色と赤の対比と対局で、かすかなもの同士の
共演を捉えているのも良いですね。
木原 エアコンと叢時雨の取り合せにオリジナリティがあります。
下河原 「叢時雨」と言う季語がしみじみと初冬を感じさせてくれます。
小野 わかる。エアコンの音? 雨の音?
白井 冬の雷雨 エアコンの音とザーっと かね
白鳥 中はあったか、外は寒そう。
手塚 叢時雨(むらしぐれ)高等な季語ですね。
片岡 これは部屋の中なのか外なのかで絵が違ってくるように思います。
大治 4句とも言葉使いが秀逸この句も正に上手
57 銀杏の葉さくさく奏で薬師堂 大治 鎌倉遠足で行った覚園寺に仏像の会の仏友さん達とお詣りに行ってきました。
境内の大銀杏の散った葉の上を歩みながら薬師堂の如来様にお詣りして来ました
久保田 銀杏の葉をさくさく踏む感覚が伝わってくるような句。
五嶋 初冬のお堂の静けさが感じられて、心地よいです。
小野 葉を踏みつけて向かう薬師堂詣。その感じが出ていますね。
下河原 情景が目に浮かびます。
町田 さくさく奏でがいいなー気持ちも明るい作者の心が伝わります。
ショルツ 「奏で」がいいですね。
月足 薬師堂へ向かう気持ちが伝わります
白井 さくさくですか? 今度はどこの仏かね
片岡 鎌倉遠足以来、薬師堂が具体的に浮かぶようになりました。
58 小春日にとぼとぼ歩む仏友の背 大治 今回参加した仏友さんは殆ど70歳前後。中には80歳近い方がおられその後ろ姿を見て自分も
年をとっても仏詣りをするぞという勇気をもらいました
白井 のんびり 仏周りかね
片岡 仏友とはいい言葉ですね。
下河原 Q 「仏友の背」は何を表現しているのでしょうか?
白鳥 Q 「仏友」とは?
町田 最初の句と逆にとぼとぼ歩むとあると何があったのかなと心配が残ります。小春日なのに・・・
59 仏(ほとけ)詣り見合わす笑顔冬浅し 大治 コロナ禍でなかなか行けなかった仏像巡り、天気も良く参加した仏友さん
皆に喜んでいただけました
月足 幸せな気持ちが伝わります
白井 笑顔の仏様は? 十一面観音様?
片岡 仏様に掌を合わすと何処かほっとします。その気持ちを分かちあうのですね。
60 おでん鍋チロリで温むコップ酒 大治 最後はお酒の句。おでん屋のおでん鍋に入れたチロリで温めた日本酒をコップ酒で飲む。
日本人を感じる一瞬です。
あったまるね!
ショルツ 冬ならでは!あの酒器は「チロリ」というんですね。
五嶋 この季節が来たのが、うれしい。
木原 いいですねえ。おでんにはコップ酒が似合う。
白井 いいね いいね 屋台にある 熱燗製造コップ ちろりていうんだ
白鳥 錫のちろり、欲しい!おでんまであって最高ですね!
梅原 おでんに熱燗最強コンビ
手塚 あれをチロリというのですね。燗酒が恋しいです。
小野 ○コ チロリって燗酒を楽しむための酒器なんですね。最初「?」と思いました。
月足 あれはチロリというのですね。おでんにはちろりの燗酒!
片岡 おでんにチロリから注がれる熱爛、昔はそんな屋台がありました。けっこう高いんだけど。
町田 チロリあれですか!未知の世界(お酒の)に誘い過ぎです(笑)