第40回 選句・コメント表 2022年10月 | ||||
№ | 俳句 | 選句者 | 点数・記号 | コメント・質問・自作の説明 |
1 | 今朝不意に懐かし君よ木犀香 | 町田 | 自 | 毎年、木犀の香りは突然やってくる。この良い香りは誰?あっそうか、もうそんな季節! |
ショルツ | ○ | 香りは一瞬にして思い出を再現してくれますね。どんな思い出か?お聞かせください。 | ||
梅原 | ○ | 在りし日を偲んでいるのでしょうか | ||
下河原 | ○ | 懐かしい君がきんもくせいの香りの中で突然現れたのでしょうか? | ||
手塚 | ○ | 木犀の香というものを嗅ぎたくなります。君とは? | ||
大治 | ○ | 不意に懐かしきという表現の後の木犀香 いいですね | ||
白鳥 | ○ | 今日朝の道であの懐かしい香り!いきなり来た秋。それとも「君」は思いがけず会った初恋の人? | ||
月足 | コ | 毎年、不意に香ります | ||
白井 | コ | 1年ぶり 秋ですね でもきんもくせい最近2度咲き? | ||
片岡 | コ | 金木犀で思い出される人とは素敵な方だ。 | ||
小野 | コ | いいねー 「今朝不意に」記憶が蘇る。そんなシーンが描かれていて好感しました。 | ||
2 | 語ろうよ親しき友と夜長かな | 町田 | 自 | いくらでも語れちゃうんだな。 |
五嶋 | ○ | 学生時代も、そして今でも、こういう時間好きです。 | ||
辻 | ○ | 同感 | ||
白井 | コ | そうね コロナでしばらくなかった | ||
ショルツ | コ | 会えた時には語り尽くしたい。 | ||
大治 | コ | 秋の夜長をお酒を飲みながら友と語り明かす,素晴らしい世界です。 | ||
白鳥 | コ | 友と話が尽きない秋の部屋飲み。ひんやりした夜気も心地良く。 | ||
3 | 数珠球を受け取る母の手のまるさ | 町田 | 自 | 幼稚園で栽培してる?数珠球。小さな指でそっーと取って、受け取り手も大切に大切に! |
月足 | ○ | 久しぶりに間近にお母さんの手 | ||
久保田 | ○ | 数珠球の丸さとお母様の手の丸さ、違う丸さが組み合わさって、とても素敵な光景が浮かびます。 良い句ですね。 |
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白井 | ○ | 老いた母を背負ってきずく | ||
木原 | ○ | 数珠球が季語とは初めて知りました。 | ||
片岡 | ○ | ハトムギのことかは分かりませんが、両手を器にして受取る姿に、何か安らぎを感じました。 | ||
大治 | ○ | 年輪を感じさせてくれる句でとてもすてきな句です。 | ||
小野 | ○ | 「数珠球を受け取る」の「数珠玉」はどんなものだったのか、シーンは浮かびませんが、 「母の手のまるさ」の「まるさ」が効いています。 |
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白鳥 | コ | お母さんの優しい表情が浮かびます。やさしくやわらかい手の温もりも。 | ||
4 | 秋の夜の長文ラインケセラセラ | 町田 | 自 | 何と返信してよいやら・・・誰かが答えてくれるだろう。長文ライン(グループラインの) |
月足 | ○ | 夜が長いとLINEも長い? | ||
久保田 | ○ | 誰からのラインなんだろう?ケセラセラの意味は?ぶっちゃけ、私は最近てしまいます。 長文ラインで引い |
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下河原 | Q | 今やすっかりLINEが情報伝達手段になりましたね。「ケセラセラ」の意味するところは? | ||
白井 | コ | けせらせら と なるようになる話はながーい | ||
ショルツ | コ | 長文を書いたのか?受け取ったのか?により解釈が変わりますね。 「ケセラセラ」だから相談事かな。 |
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小野 | コ | ケセラセラの軽さがいいです。ほぼ○ です。 | ||
5 | 十三夜思い浮かべて団子食べ | 五嶋 | 自 | あいにくの曇りだったけれど、心の中で明るい月を想像して。 |
久保田 | ○ | お月見と団子は切っても切れない組み合わせですね! | ||
白井 | ○ | いいね | ||
梅原 | ○ | 花鳥風月 | ||
小野 | ○ | 本当は十五夜に食べるんだろうが、十三夜でも、ま、いいか。十三夜の晩に、 十五夜を思い浮かべて団子をくっちまえ〜! |
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大治 | コ | 月に団子は食い気の勝ですね | ||
6 | 柿色の落ち葉を濡らす秋の雨 | 五嶋 | 自 | 駅に向かう途中の一コマです。季重なりはご勘弁を。 |
下河原 | ○ | 柿色の落ち葉がしみじみとした秋を感じ、そこに秋雨が降る情景が秋を一層引き立たせます。 | ||
手塚 | ○ | 確かに落ち葉は柿色。風情のある描写です。 | ||
片岡 | ○ | しめり気、色彩、実に秋らしいと思いました。 | ||
大治 | ○ | 落ち葉の実感が柿色の中に凝縮されてとても上手な表現だと思います | ||
白井 | コ | つきなみですが 少し季節に敏感になり 一雨ごとに進むですね | ||
ショルツ | コ | 雨で鮮やかさを増す葉の色。これも紅葉狩りですね。 | ||
白鳥 | コ | 柿色って懐かしいなあ。今のオレンジ色を昔はそう呼んでいた。 秋雨に濡れていっそう鮮やかな落ち葉。 |
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7 | 店先に並んで競う鍋スープ | 五嶋 | 自 | 駅前のスーパーでの一コマ。毎年これに、季節を感じています。 |
町田 | ○ | ほんとこの通りです。年々種類が増えて来て、まさに「並んで競っ」ています。 | ||
月足 | ○ | ある日、一気に並びますね | ||
白鳥 | ○ | いきなり寒くなった日、スーパーには早速鍋の材料が。商売ってこういうこと! | ||
白井 | コ | そー さむくねると いいね | ||
下河原 | コ | 最近は鍋のスープが売られていて様々な鍋料理が家で出来ますね。 | ||
片岡 | コ | 鍋の元となるスープのことですね。年々種類も豊富に。今週わが家も作りました。 | ||
大治 | コ | 寒い季節の到来を実感させてくれる句。 | ||
小野 | コ | そういえば、そういうPOPが増えたかな? | ||
8 | 球を追うトンボの群れに見おろされ | 五嶋 | 自 | この時期のゴルフ場は、こんな感じ。 |
辻 | ○Qコ | 頭上を抜けて外野に転々と転々と転がる球を追う? | ||
ショルツ | ○コ | トンボ舞う秋晴れの日の球技でしょうか。 | ||
木原 | ○コ | 秋の高い空から蜻蛉が見下ろしている。ここはゴルフ場?トンボは漢字の方が良かったかも。 | ||
町田 | コ | 草野球?長閑だなーー | ||
月足 | コ | 玉を追って見上げると、沢山のトンボ | ||
白井 | コ | 赤とんぼの群れですかね サッカー場とか | ||
白鳥 | コ | サッカーかな。トンボの群舞、スポーツを楽しむ秋の一日。 | ||
小野 | コ | ゴルフあるあるでしょうか? | ||
9 | ベランダの母さん床屋秋の空 | 月足 | 自 | 男の子の嬉しそうな顔と秋の空が似合ってました |
久保田 | ○ | 昔は縁側だったのかなあ。心温まる光景、良い句ですね。 | ||
梅原 | ○ | 昭和ノスタルジーチックな句 | ||
木原 | ○ | ほのぼのとした良い景ですね。 | ||
下河原 | ○ | ベランダでお母さんがお子さんの散髪をしているのでしょうか。 | ||
手塚 | ○ | 昔の懐かしい散髪風景が目に浮かびます。できれば坊主刈りであってほしい。 | ||
大治 | ○ | 親子の微笑ましさと秋の清々しさが伝わってきます | ||
白鳥 | ○ | 爽やかな秋晴れの日、外にシートと椅子を出して。子どもの頃の思い出の一コマでしょうか。 | ||
小野 | ○ | 家での床屋はベランダでやるものだったんですね。 | ||
町田 | コ | ほのぼのとした光景が浮かびます。「秋の空」で清々しくカットも上手そう。 | ||
白井 | コ | なんかほのぼの ♪「薄紅の秋桜が秋の日に・・母」 | ||
ショルツ | コ | ほのぼの。母さん床屋歴18年で失業しましたw | ||
片岡 | コ | お子さんか、だんなさんか、見上げれば、青い空ですね。 | ||
10 | 元アイドルあの歌と来る秋祭 | 月足 | 自 | コロナで久々の秋祭りの主役は |
ショルツ | Q | 特別なお祭ですね。だれ?どの歌? | ||
下河原 | Q | 秋祭りに来られた元アイドルは誰ですか? | ||
手塚 | Q | 元アイドルって誰のこと? | ||
白井 | コ | だれのことだろう? そして歌は? 元アイドル? 今東京ターワーで展示会あり | ||
11 | 良い嘘もある否ないか稲光 | 月足 | 自 | 大したお話ではないが、やはり正直が一番 |
町田 | ○ | 「良い嘘」は仕方ないと思い込もうとした時の稲光、嘘の後ろめたさが感じられました。 | ||
片岡 | ○ | 一瞬の閃光に良心が照らされるよう。 | ||
ショルツ | Q | なになに?? 訳アリの様子。 | ||
白井 | コ | なんのことだろう? | ||
白鳥 | コ | これは永遠の問いですね。稲光は否と言っているのか?「いな」 | ||
12 | 秋高し学園の森管響く | 月足 | 自 | ラッパの練習にも良い季節 |
五嶋 | ○ | 文化祭?、に向けての練習の風景? いい情景だと思います。 | ||
白井 | ○ | いいね | ||
ショルツ | ○ | 今年の中3,高3にとってようやく通常に近い文化祭になり、よかった~~ | ||
木原 | ○ | 秋に包まれた母校に管楽器の音が響き渡る。 | ||
大治 | コ | 校舎から聞こえる楽器の響きも秋は透き通るように聞こえるのかも知れません | ||
白鳥 | コ | 芸術の秋。学園祭の賑わい。澄み切った空。 | ||
13 | 携帯の光の波やフェス終わり | 久保田 | 自 | |
梅原 | ○ | 祭りの後のの寂しさが伝わってきます | ||
月足 | コ | 情景が浮かびます | ||
白井 | コ | ライブでは最近歌えないので スマホで対応の時代? | ||
木原 | コ | フェスは夏の季語なのかな。 | ||
片岡 | コ | 無季ですが、今どきの景、ですね。 | ||
白鳥 | コ | 最近のライブは後ろから見ると本当にスマホ光の波だよねー。 | ||
14 | 口紅の封切る今日は白夜祭 | 久保田 | 自 | |
町田 | ○ | 「白夜祭」が季語なのかな。白夜(白)に鮮やかな口紅の色が鮮烈です。 | ||
木原 | ○ | 新しい口紅を塗って、誰と白夜祭に行くのでしょうか。 「封切る」のあたりに作者のワクワク感を感じる。 |
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下河原 | ○ | 新しい口紅を付けて音楽祭に行かれるのですか。 | ||
大治 | ○ | 真新しい口紅を塗り装いも新たにお祭りに出かける。女性心をすごく感じます | ||
白鳥 | ○ | 白夜祭はどこの祭りだろう。この夜にかける女心を感じます。 | ||
白井 | コ | バレーの事ですかね ロシアの | ||
ショルツ | コ | こんなお祭があるんですね。 | ||
手塚 | コ | 白夜祭調べました。なんとお洒落な響きでしょうか。 | ||
片岡 | コ | 日本でも、京都で行われているとか。お洒落してコンサートでしょうか。 | ||
15 | 神無月熱いまま逝く巨星かな | 久保田 | 自 | |
大治 | ○ | 最後まで頑張った猪木、いちにさんダー! 泣けてきます | ||
小野 | ○ | 猪木。。。? | ||
ショルツ | Q | 巨星はだれでしょう?猪木さん? | ||
梅原 | Q | 猪木カンバレ? | ||
下河原 | Q | 熱いまま逝かれた巨星は誰? | ||
町田 | コ | 最後まで(病と)戦う姿を見せてくれました。 | ||
白井 | コ | 猪木かね 病気にはかなわずで | ||
白鳥 | コ | 現役で活躍していた人だったんでしょうね。誰だろう? | ||
16 | 虫干しや母の絵本にちひろの絵 | 久保田 | 自 | |
五嶋 | ○ | しみじみとした、秋の一コマ。 | ||
月足 | ○ | ついつい作業中断 | ||
白井 | ○ | そうーですか 虫干しですか いいねすね | ||
ショルツ | ○ | お母様の好きだったものに触れる、しみじみとした懐かしさ。 | ||
木原 | ○ | 思わぬ所で出会ったちひろの絵に癒されたのでしょうか。 | ||
手塚 | ○ | 虫干しが夏の季語ですね。いわさきちひろの絵が印象的 | ||
片岡 | ○ | 亡きお母さんの、少女のような一面の発見が秋の日の温かさと重なります。 | ||
大治 | コ | 虫干し この言葉がでるのがすごい | ||
白鳥 | コ | 岩崎ちひろの絵大好きです。お母さんの温かさに触れた日ですね。 | ||
17 | 季語探るヒジャブの上にバナナの実 | 白井 | 自 |
マレーシアの休日 一年一日中ほぼ同じ気温ときくこの国 今回はコロナ禍 KL郊外のみで移動
ホテル近所の公園で季節ない国を散策 ゆるーいイスラムのこの国の女性の上にバナナが 季語あり |
五嶋 | ○ | ひょっとしてマレーシア?南のイスラムの国で季語を見つけるのは大変そうで。。 | ||
木原 | ○ | 何処で作った句なのだろう? | ||
片岡 | ○ | マレーシアで見つけた季語はバナナでしたか。 | ||
白鳥 | ○ | 異国では季節感が全然違うもんね。それをうまく表現している! | ||
町田 | Q | ヒジャブの国に生まれなくて良かった。季語との関係は? | ||
手塚 | Q | 解説をお願いします。 | ||
大治 | Q | ヒジャブとバナナの関係? | ||
月足 | コ | 俳句も国際的に | ||
久保田 | コ | ヒジャブとバナナ?気になります。 | ||
ショルツ | コ | 南国での作句は季語探しに苦労がありそうですね。 | ||
18 | 初秋刀魚品よく可愛く変わりけり | 白井 | 自 | 国でまず さんま なんて高く ちいさい? |
町田 | ○ | 「品よく可愛く」まさにその通り!太っていて脂ぎったサンマが食べたい! | ||
月足 | ○ | 秋刀魚は貴重な品種に | ||
久保田 | ○ | 丸々太った秋刀魚はしばらく食べられないのかなあ。 | ||
ショルツ | ○ | まったくね~。「小さくなっちゃって~」と言わず、品の良い表現がいいですね。 | ||
辻 | ○ | 久しく食べていない. | ||
手塚 | ○ | サンマは今や高級魚。今年は小ぶりですね。 | ||
大治 | ○ | 高級魚になった今年の秋刀魚を上手く表現 | ||
下河原 | コ | 秋刀魚食べたいな。まだ今年は、美味しい秋刀魚は食べていません。 | ||
片岡 | コ | 実感です。一匹150円になってやっと食べました。 | ||
白鳥 | コ | 小さく細いと言わないところが上品! | ||
19 | 空ぬけた想いを譲る秋渡御(とぎょう) | 白井 | 自 | 3年ぶりのど青天・秋祭礼:と言っても 神輿なしの氏子のみ縮小版(今年やらないと もうやらなくなるので?で賛否のなか無理やり)とにかくすかっぱれでした |
ショルツ | Q | 「想いを譲る」がわかりません。 | ||
大治 | コ | 渡御という言葉に日本を感じました | ||
20 | 秋の磯ルーフに流れるうろこ雲 | 白井 | 自 | 以前のこの時期 朝から一に磯釣りでしたが 全く成果なし 車に戻ると横の磨いたボンネットに うろこ雲がうつてて やっぱりキレイな車でないと釣れない? |
町田 | ○ | 磯に停めた車の屋根にうろこ雲の流れる空が写っているのかな。素敵! | ||
梅原 | ○ | 秋の描写バッチリ | ||
下河原 | ○ | 秋を感じるうろこ雲の情景素敵ですね。 | ||
白鳥 | ○ | ルーフウィンドウ懐かしいな。海沿いの道、秋空見ながらドライブ。気持ちよさそう! | ||
小野 | ○ | ルーフが解放された(またはガラスの)車でドライブ、、、いいですね。 | ||
21 |
曼珠沙華煩悩昇華(ぼんのうしょうげ)
白衣(びゃくえ)なり |
ショルツ | 自 | 何年前からか庭の赤い曼珠沙華が白く咲くようになりました。赤い曼珠沙華は煩悩、 白はそれが昇華した姿に見えました。 |
月足 | ○ | 赤と白の対比。私も昇華したい | ||
白井 | ○ |
『むずー』我が家は臨済宗の檀家であり この中に白隠禅師のお経を子供ころから聞いて
座禅をしております 教えで煩悩・悟りは一緒に、うらはらにとなっております。 本件は紅白の彼岸花でそこまで?よんだ句でしょうか? |
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片岡 | ○ | ほぼ漢字で攻めましたね。お遍路姿が浮かびます。 | ||
大治 | ○ | なかなか凡人の私には煩悩が昇華できません。言葉使いがすごいです | ||
下河原 | Q | 「煩悩昇華」とはどんな状況なんですか教示願います。 | ||
町田 | コ | 漢文みたいで面白い。 | ||
手塚 | コ | |||
22 | 秋晴(しゅうせい)に妙義ザクザク殴り書き | ショルツ | 自 | 切り立った妙義山の山姿は秋空をキャンバスにした絵。 |
町田 | ○ | 秋の澄んだ青空に、武骨な妙義山が見えます。 | ||
白井 | ○ | 上毛三山の妙義山の秋景色でしょうか? モミジ赤 松青 岩の白が目立つ秋景色を かってに理解しましたが? |
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木原 | ○ | 「秋晴」を「あきばれ」ではなく「しゅうせい」と読ませる作者の意図を知りたい。 | ||
大治 | Q | 妙義とザクザク殴り書きの関連が? | ||
手塚 | コ | 妙義山?殴り書き? | ||
23 | 霧の谷鬼の仕業か真っ二つ | ショルツ | 自 | 軽井沢IC正面の高岩山。霧が立ち込めた深い谷は、鬼がエイっとかち割ったのか? と思わせる怪しさ。 |
白井 | ○ | 長野 須坂に灰治郎が割ったような岩がありましたが?? | ||
片岡 | コ | 殺生石がニつに割れたそうですね。 | ||
白鳥 | コ | 真っ二つなのは霧で見えない谷? | ||
24 | 秋雨や火照り(ほてり)の記憶遠くなり | ショルツ | 自 | 数日秋雨が続くと、長かった夏の暑さも何処へやら。 |
五嶋 | ○ | 季節の移ろいを感じます。 | ||
久保田 | ○ | 何に火照ったのか、気になります。 | ||
梅原 | ○ | 一気に冷え込みきましたね | ||
下河原 | ○ | 本当にあっと言う間に寒くなりました。 | ||
手塚 | ○ | 季節は移ろう。この間までの暑さはどこえやら。 | ||
片岡 | ○ | ランナーの記憶かな。 | ||
白鳥 | ○ | これ実感です。つい先週の暑さがウソのよう。 | ||
小野 | ○ | ちょっと意味深ですが、大人の句だと拝察。 | ||
白井 | Q | そーですね 人間(特に私)喉元過ぎれば?で 特に最近は脳細胞のシナプスも切れて | ||
月足 | コ | 残暑が嘘のよう | ||
大治 | コ | 秋雨は一雨ごとに涼しくなっていく実感です | ||
25 | 警報だ忘却の秋父が行く | 辻 | 自 |
早朝、下の階でアルソックのアラーム、駆けつけると、父がアラームを切らずに窓を全開、
耳が悪いので警報音には全く気付かず、気付かず、「なんかあったの?」と、 我が道を行っている. |
ショルツ | Q | お父様が何かの通知を警報と間違えた? | ||
月足 | コ | いくつかの場面を想像しました | ||
白井 | コ | 昔の防空警報と間違えた? | ||
大治 | コ | 難解です | ||
26 | どんぐりや友の柏手響く山 | 辻 | 自 | 山道で、大森君が熊避けのためにパーパーンと手を打ってくれました. |
町田 | ○ | どんぐりが落ちてゆく音をどんぐりは「友の柏手」と思うのかな。 なにか神聖な音に感じ、いいなあと思いました。 |
||
五嶋 | ○ | 秋はとりわけ柏手が遠くまで響くように思います。 | ||
月足 | ○ | どんぐりと友は合います。どんな願いか | ||
白井 | ○ | 昔どんぐり拾いに行った山かねー | ||
ショルツ | ○ | 友人との秋登山。「柏手響く」で乾いた清らかな秋の空気を感じます。 | ||
木原 | ○ | どんぐり山でお参りですか。 | ||
片岡 | ○ | 秋の境内の静けさがよく分かります。 | ||
大治 | ○ | 山の中の静けさを感じます | ||
白鳥 | ○ | 山で柏手?どんぐりが?なんだか楽しい! | ||
27 |
Under the sunset shine Mt. Iwakis are go!
|
辻 | 自 | 夕陽浴び赫灼(かくしゃく)の岩木山発進 を出したと思ったら、英語の方でした。 |
梅原 | ○ | 英語の俳句もあるのですね | ||
手塚 | ○ | 岩木さんの夕日。英語の俳句がステキです。 | ||
白鳥 | Q | お岩木山が夕日に? | ||
町田 | コ | ライン英語通訳に入力したら「夕焼けの下で磐城山がゴーゴー!」と出ました。いいねっ! | ||
白井 | コ | 初めの英文ー 直訳♬「白ーいリンゴの咲く。。おいわきやまーで てーをふれば 茜の空とまっている・・」 |
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下河原 | コ | 横文字の俳句は斬新です。 | ||
片岡 | コ | すごい、が訳が欲しい。 | ||
28 | 松濤で行き交う女の秋の香や | 辻 | 自 | 渋谷の騒々しい人混みを抜け、松濤に入ると、静かで上品な香りに... |
久保田 | ○ | 松濤で行き交う女性というのが、上品で美しそうなイメージで、良いです。 | ||
下河原 | ○ | 高級住宅地「松濤」での情景が少し艶めかしいです。 | ||
小野 | ○ | 華やぐ街の中でも「松濤」が効いていますね。女性たちは秋の香をまとっていたのでしょう。 | ||
白鳥 | Q | 女の秋の香とは?新作のパフューム? | ||
白井 | コ | 渋谷の住宅地ですよね ? | ||
ショルツ | コ | 高級な香りのようですネw | ||
手塚 | コ | いろっぽいです。さぞかしお美しい方でしょうに。 | ||
大治 | コ | 貴婦人、それとも商売の婦人 | ||
29 | 雨上がり稲穂波立つ佐久平 | 梅原 | 自 | 初秋、車窓からの田園風景が圧巻でした |
町田 | ○ | 雨上がりで輝く稲穂が波立っている景色に加え、「佐久平」という地名が広々とした イメージを持ち、素敵な風景が伝わります。 |
||
ショルツ | ○ | 雨上がりの稲穂は海原のようだったのでしょう。山を抜け佐久平に出ると晴れ晴れしますね。 | ||
辻 | ○ | |||
木原 | ○ | 秋らしくそして雄大な景が浮かびます。 | ||
下河原 | ○ | 稲穂がひきたちます。 | ||
手塚 | ○ | 長野の旅情ただよう一句ですね。どれも風情があります。 | ||
片岡 | ○ | 見渡すかぎりの稲穂の海、見てみたい。 | ||
大治 | ○ | 昔行った佐久平のイメージが湧いてきます | ||
小野 | ○ | 「佐久平」で臨場感が増したました。 | ||
月足 | コ | 情景が浮かびます | ||
白井 | コ | 佐久には仕事で何度も 狩人の秋桜街道の先の風景で | ||
30 | 信濃路にゆるりと流るる鰯雲 | 梅原 | 自 | 時間がゆっくり流れる信州で一句 |
町田 | ○ | 「信濃路」と「鰯雲」が良く合うなあ。「ゆるり」も、あー日本の秋だなあ。 | ||
木原 | ○ | これも良い景だなあ。ただ中八は避けたい。「と」を外すしかないか? | ||
下河原 | ○ | 「鰯雲」がシンプルに秋を感じます。 | ||
片岡 | ○ | 上の句も重ねて、いい風ですね。 | ||
大治 | ○ | 上の句と対ですね。小諸、上田、善光寺、小布施あたりを旅したのかな、信濃寺の言葉で そんな雰囲気が見事に伝わってきます |
||
白鳥 | ○ | 秋の信濃路いいね! | ||
小野 | ○ | 「信濃路に」で臨場感が増しました。 | ||
白井 | コ | そーですね 以前6年も千曲川のほとり 空が広かった | ||
31 | 眼を閉じて在りし日思う秋彼岸 | 梅原 | 自 | 供え物も一新しました |
五嶋 | ○ | 同感。 | ||
白井 | コ | お彼岸には 在りし人を偲びですな | ||
白鳥 | コ | お墓参り、なぜか心が清くなった気がしますね。 | ||
32 | 秋暁やぴりりと背筋伸び上がる | 梅原 | 自 | 早朝は空気が張り詰める季節になりました |
月足 | ○ | キリッとする朝です | ||
久保田 | ○ | 「ぴりりと背筋伸び上がる」。1日の始まりという感じの句ですね。 | ||
白井 | ○ | 初秋 朝 寒さが肌に ぴりり シャキリとめざめてかね | ||
ショルツ | コ | 秋の朝の乾燥した空気は「ぴりり」 | ||
手塚 | コ | 朝の寒さが身に染みる季節のなりました。 | ||
大治 | コ | この感じ解ります | ||
33 | 軽トラのもへじかすれる捨案山子(すてかがし) | 木原 | 自 | 久しぶりに一物仕立てにチャレンジしてみました。 |
町田 | ○ | 「捨案山子」が秋の季語なんですね。「もへじかすれる」で雨にも風にも負けず畑を守って くれた案山子の様子がわかります。軽トラに乗せられて捨てられちゃうの・・・ |
||
五嶋 | ○ | 昨今の農村は、こんな感じなんだろうか。 | ||
月足 | ○ | 役目を終えた案山子?お疲れ様 | ||
白井 | ○ | いいねこれ 案山子の用済み なんかひとごととは思えなく | ||
手塚 | ○ | 稲刈りも終わり。軽トラに哀愁を感じます・ | ||
片岡 | ○ | お疲れさま、と案山子にも声をかけたい。 | ||
大治 | ○ | 軽トラ、へのへのもへじがかすれている案山子。秋になり農作業が終わった感じが こんな表現でできるとは凄い |
||
白鳥 | ○ | 稲刈りが終わってお役御免。軽トラがユーモラス! | ||
小野 | ○ | なんか見たことのある昭和の風景。 | ||
ショルツ | コ | 滑稽さの中に物哀しさを感じます。 | ||
34 | 秋時雨マイナセブンのアルペジオ | 木原 | 自 | 春はメジャーセブン、冬の雪はイーマイナーのカッティング。 そして秋はマイナーセブンのアルペジオだと思う。 |
下河原 | ○ | ギターの音色が聞こえて来そうです。 | ||
大治 | ○ | マイナセブンのアルペジオのギターの響き。秋の雨の雰囲気にピッタリです | ||
白井 | コ | ♬ | ||
片岡 | コ | つまびき弾く一人居の雨の日の部屋。 | ||
白鳥 | コ | 秋雨はたしかにマイナセブン。 | ||
35 | 薄原(すすきはら)カーラジオからオフコース | 木原 | 自 | 仙石原をドライブ。カーラジオからはオフコースの「愛の唄」が。 |
久保田 | ○ | オフコースって何となく秋のイメージです。カーラジオからというのが良いですね。 | ||
梅原 | ○ | 懐かしいね | ||
小野 | ○ | 「カーラジオ」「オフコース」。時間が止まった感があります。 | ||
白井 | コ | ♪あれはあなーたのすきーな場所 かね | ||
ショルツ | コ | ♬サヨナラ〜サヨナラ〜サヨナラ〜〜〜♬ | ||
白鳥 | コ | 聞いている人はきっと50歳以上(笑) | ||
36 | 長き夜や本音を語る恋敵 | 木原 | 自 | 遠い昔の忘れられない思い出。背筋も凍る。 |
ショルツ | ○ | オ〜!夜を徹した真っ向勝負!勝敗は? | ||
小野 | ○ | 本音を語る恋敵を横目に見ながら、忸怩たる思いで過ごした夜があったのでしょうか? | ||
辻 | ○Q | 色々想像してしまいます. | ||
下河原 | Q | 恋がたきは誰なんでしょう? | ||
町田 | コ | これはいろいろ想像できて面白いです。 | ||
月足 | コ | 永遠の夜のテーマ | ||
白井 | コ | うーん だれとだろう? | ||
手塚 | コ | いつの話ですか。恋敵ってあの人? | ||
片岡 | コ | 友にして恋敵!むむむ、な状況ですな。 | ||
大治 | コ | 解説を聞きたい | ||
白鳥 | コ | これも夜通し友と語らう句。こっちは恋敵か。 | ||
37 | 主なき庭に蔓延る(はびこる)ひっつき虫 | 下河原 | 自 | 実家の庭が夏が過ぎて雑草が目立つようになり、ヌスビトハギが成長して庭を歩くと 種が衣服にやたらとまとわり付きます。 |
月足 | ○ | すぐにはびこる | ||
白井 | ○ | あるある 長丸 ケバケバ 昔トある子からいっぱい投げられいじめられた | ||
ショルツ | ○ | 小生物の逞しさにかえって無常が際立っています。 | ||
手塚 | ○ | 「ひっつき虫」が可愛い。哀愁を感じさせます。 | ||
片岡 | コ | 最近見なくなりました。散歩で犬につくと大変でした。 | ||
大治 | コ | ひっつき虫の言葉初めて知りました | ||
38 | 朱に染まり天にささげる曼珠沙華(まんじゅしゃげ) | 下河原 | 自 | お彼岸に豪徳寺に岳父の墓参りに行った際に、隣のお墓に真っ赤なヒガンバナが綺麗に 咲いていました。 |
五嶋 | ○ | 一面が曼珠沙華の情景が目に浮かびます。 | ||
白井 | ○ | お彼岸の時期 故人にささげる感じですかね | ||
大治 | ○ | 天に捧げるの表現 よく出てくるなの印象です | ||
町田 | コ | 曼珠沙華って想像を掻き立てられる花です。清らかな心をお持ちの方だと思いました。 | ||
39 | 炊き込みに松茸探しの駅弁当 | 下河原 | 自 | 松茸が入った炊き込みご飯の駅弁をスーパーで買って食べたのですが、 松茸を探すのに苦労しました。 |
町田 | ○ | 本当の松茸探しって大変だろうなと思うところ、えっつ駅弁も?ってとても楽しい句です。 | ||
久保田 | ○ | 松茸の季節。駅弁の炊き込みで探してしまうという気持ちがとてもよくわかります。 | ||
白井 | ○ | いいね いいね 食てつ | ||
辻 | ○ | 松茸弁当なのに、松茸が無い?ハズレ? | ||
木原 | ○ | 秋の味覚。ほんの少しでも松茸、羨ましいです。 | ||
片岡 | ○ | 松茸弁当の松茸は5mmサイズ。 | ||
大治 | ○ | 期待と裏腹なお弁当のおかしさが伝わってきて作者の落胆、予想通りの気持ちが解ります | ||
白鳥 | ○ | 香りだけではないことを祈って。楽しい旅の句。 | ||
小野 | ○ | 松茸を探すところからして、今時を表しています。 | ||
月足 | コ | 宝探し | ||
ショルツ | コ | 季節ですね~ | ||
手塚 | コ | うまそうな駅弁。これも秋ですね。 | ||
40 | 黄昏や思いに浸る秋夕焼 | 下河原 | 自 | 秋の夕焼けを眺めていると昔の色々な事を思い出しますね。 |
梅原 | ○ | |||
白井 | Q | 秋の夕焼け 心に浸みるものが | ||
白鳥 | コ | 秋の夕焼けはなぜか物悲しい。 | ||
41 | 富士に雪北条五代城の跡 | 手塚 | 自 | 小田原城に観光に。富士山の初冠雪の報道あり。 |
片岡 | ○ | 富士に城、広がる小田原の街並。向寒の候の清々しさがあふれます。 | ||
白井 | コ | えーと多分 山中城かね とっても富士がきれいで ちなみ北条5代を大河へ賛同した | ||
木原 | コ | 小田原城ですか。 | ||
白鳥 | コ | 鎌倉百景 | ||
42 | 長き夜にひとり夕餉(ゆうげ)の隠れ宿 | 手塚 | 自 | 県民割で湯河原に1泊。一人旅の人を何人か見かけました。。 |
町田 | ○ | えっ、こんな隠れ宿をお持ちなんですか?ひとりですか? | ||
五嶋 | ○ | こういう秋の日の過ごし方、うらやましいです。 | ||
久保田 | ○ | 「秋の隠れ里、ひとり夕餉」でしんみりした秋の隠れ宿の風情が出ていますね。 | ||
ショルツ | ○ | 決して孤独ではない趣ある風情。 | ||
下河原 | ○ | 隠れ宿への一人旅ですかね。憧れますね。独身時代は結構行きましたが最近は全然行けません。 | ||
大治 | ○ | 一人旅を絶対楽しんでいますよね | ||
白鳥 | ○ | ひとり旅なんですね。「隠れ宿の長い夜」大人の贅沢だなあ。 | ||
小野 | ○ | しみじみ。。。 | ||
月足 | コ | ひとりゆったりと | ||
白井 | コ | えーなんで一人で隠れ家で? でもいいね | ||
片岡 | コ | 酒がしみます。こんな旅もいいですね。 | ||
43 | 秋暁や歩けぬ犬の乳母車 | 手塚 | 自 | 愛犬家なのでしょう。犬を乳母車に乗せて散歩しています。 |
月足 | ○ | ともに老い老老介護の散歩かな | ||
久保田 | ○ | 犬も歩けなくなるんですよね。徐々に冷え込んでいく季節を表す季語が、 人生の終場を迎える犬の悲哀を表していて、身に沁みます。 |
||
木原 | ○ | ワンコも老いる。それでも乳母車でお散歩させてもらい良かったね。 | ||
白井 | コ | そう ずーとご一緒に | ||
ショルツ | コ | 乳母車の犬の散歩を時折見かけますが、飼い主の深い愛情を感じます。 | ||
大治 | コ | うちのワンコも足が悪くそのうち乳母車のお世話になるかもしれません。そんな実感です | ||
白鳥 | コ | このワンちゃんは幸せだと思うよ。 | ||
44 | 天高し「元気ですか!」とヒーロー逝く | 手塚 | 自 | 我らがヒーロー アントニオ猪木逝く |
白井 | ○ | そう とても病気に負けるとは? | ||
辻 | ○ | 猪木ボンパイエ! | ||
梅原 | ○ | アリとの試合懐かしい!多摩高時代 | ||
木原 | ○ | 天国で馬場さんが待ってるよ。 | ||
大治 | ○ | 最後まで頑張った猪木、いちにさんダー! 泣けてきます | ||
ショルツ | コ | アツいかたでしたね。 | ||
下河原 | コ | アントニオ猪木もお亡くなりなりました。昭和時代のヒーローは段々いなくなりますね。 アントニオ猪木と言うと磯前さんを思い出します。 |
||
白鳥 | コ | 猪木氏ですね。 | ||
45 | 赤げらのいた森見あげあの木だよ | 片岡 | 自 | 今月は金子みすゞの詩を読んで、口語で作りました。20年前の枡形山で、 赤い帽子をかぶったキツツキに出会ったことがありました。 |
月足 | ○ | お子さんの「あそこにいたよ!」 | ||
下河原 | ○ | 「あの木だよ」の表現が心に残ります。 | ||
小野 | ○ | 子供?のセリフが効いています。 | ||
白井 | コ | 北海道の森かね | ||
46 | 往来に青柿ひとつ朝のこと | 片岡 | 自 | 住宅街の道、いつもの朝の風景。でもそこに季節を告げるものが。 「青柿」は晚夏の季語ですが、今年の暑かった九月にふさわしいと思いました。 |
久保田 | ○ | 青柿ひとつで秋になった感じが強く伝わってきます。 季節の変わり目をシンプルに表した良い句ですね。 |
||
梅原 | ○ | 小さい秋みつけた気分 | ||
月足 | コ | 青柿がひとつ落ちている。何か気になる | ||
白井 | コ | 秋空 飛行機の往来に青柿 かね | ||
ショルツ | コ | 完熟できなかった青柿、かわいそう。 | ||
白鳥 | コ | なぜここにあるのだろう。 | ||
47 | 汗をかく九月風吹く肌心地 | 片岡 | 自 | 風に感じた新涼です。 |
五嶋 | ○ | 今年の9月は、何度もこれを経験した感じです。 | ||
下河原 | ○ | 「九月風吹く」の表現、リズムが良いですね。 | ||
大治 | ○ | 気持ち良い秋の風は肌に優しい | ||
久保田 | コ | 「肌心地→肌なぜる」とかにして、ラップ調にしたらどうでしょうか。 | ||
白井 | コ | そう ようやく | ||
48 | 流れてくアダージョの雲秋がゆく | 片岡 | 自 | アダージョはゆっくりと緩やかなテンポ。空に音楽が。 |
町田 | ○ | ゆっくりと秋が進んで行くのが伝わります。 | ||
白井 | ○ | ゆっくり ゆっくり 時が 長個人的♪「なにも言わず手をつなごう 流れる雲眺めながら・・」 | ||
ショルツ | ○ | すてきな表現ですね。 | ||
辻 | ○ | 雲から音楽が聞こえてきそう | ||
木原 | ○ | ゆったりと流れる雲。そしてそこに過ぎ行く秋を感じる。いい句ですね。 | ||
手塚 | ○ | アダージョという表現に一票です。音楽家ですね・ | ||
白鳥 | ○ | アダージョ、雲だとけっこう速い。上空を風が吹いているのか。 | ||
大治 | コ | 秋はのんびりその気持ちが大切 | ||
49 | 公園で別れる子供夕月夜 | 大治 | 自 | 時間を忘れて遊んでいた子供たちも辺りが暗くなり月がでる時分になると皆家に帰ります その時の情景です |
月足 | ○ | 名残惜しいが、夜が早くなった | ||
久保田 | ○ | 子供は帰る時間だよ〜。夕月夜でその感じがよく出ていますね。何となく名残惜しさも感じます。 | ||
ショルツ | ○ | もうバイバイの時間? 秋の夕は子供心にも寂寥を感じたことを思い出します。 | ||
木原 | ○ | これ、公園で遊んでいた子供同士がさよならしているシーンというより、 離婚して元奥さん側にいる我が子と自分とのお別れシーンと詠みたい。 |
||
片岡 | ○ | なぜか惹かれる句です。それは塾帰りとかでなく、暗くなるまで公園で思いきり声を張って 遊んでいた子供たちを思ったからです。 |
||
小野 | ○ | 誰もの心のなかにあるノスタルジー。 | ||
白井 | コ | ♪「ゆうやーけこやけの赤とんぼ ・・ 子供が帰ったそのあとは まあるい大きなお月様」だね | ||
白鳥 | コ | そんなに遅くまで遊んでいたのね。 | ||
50 | 弓張の月にかくれて星一つ | 大治 | 自 | 満月も良いですが弓張月(半月)も好きです。その近くに頑張って光っている星をみつけました |
五嶋 | ○ | 空気が澄んだ秋の夜空の様子が、すごくよく伝わってきます。 | ||
下河原 | ○ | 半月を「弓張月」と言う表現が素敵ですね。 | ||
手塚 | ○ | どれも俳句の王道の句です。季語の弓張月が美しい。 | ||
白鳥 | ○ | きれい。夜空に癒される。 | ||
白井 | コ | 当時 多分 木星 土星が近くにいたね | ||
51 | 散歩道肌に優しく秋の風 | 大治 | 自 | 犬散歩の時爽やかな風が肌を包み込みました。9月の中頃の季節の夕風は暑くもなく寒くもなく 一年で一番良い(好きな)季節です。 |
町田 | ○ | 本当に秋の風は心地良いです。この季節が長く続けばいいのに。 | ||
白井 | コ | そーですね | ||
ショルツ | コ | 実際には年に何日もないそんな秋の風、貴重ですね。 | ||
下河原 | コ | 秋の風は散歩には最適ですね。 | ||
片岡 | コ | 秋の風の心地良さは私も試みた句材です。ほんとに爽やかでしたね。 | ||
52 | 満天の十五夜の月盃進み | 大治 | 自 | 月見で一杯です |
久保田 | ○ | 月見に一杯が止まらない!いいね! | ||
白井 | ○ | いいね いいね 月を肴に | ||
辻 | ○ | 月見酒、風流! | ||
梅原 | ○ | 古より「月見で一杯」ですね | ||
月足 | コ | ひときわ、うまい | ||
手塚 | コ | 乾杯! やはり日本酒ですよね。 | ||
53 | 星砂の旅の果てなり秋の家 | 白鳥 | 自 | 前回にも出てきた星の砂。夏に沖縄で買ったお土産が回りまわって数粒我が家へ。 数奇な運命(笑) |
町田 | ○ | 爪に付けてお土産にした星砂ですね。うんうん。 | ||
五嶋 | ○ | 沖縄の離島でゆったりと、でしょうか? | ||
久保田 | ○ | 私は星の砂をなくしてしまいましたが、秋の家にたどり着いたのね。 | ||
下河原 | ○ | 沖縄から家に帰られて落ち着かれた姿がイメージ出来ます。 | ||
月足 | コ | 南の島の旅から、秋の我が家へ | ||
白井 | コ | 星の砂 爪についたの お持ち帰りで ご自宅で観賞ですか? | ||
ショルツ | コ | 終の棲家がこことは!思いもしなかったことでしょう。 | ||
54 | 稲光漆黒の夜に刹那の絵 | 白鳥 | 自 | 土佐の山奥のホテルで真っ暗な闇の中、稲光で一瞬見えた風景。 |
ショルツ | ○ | 目に焼き付けるしかない瞬間の芸術。 | ||
木原 | ○ | 俳句は一瞬を切り取って詠むと言われるけど、まさにそれだね。 | ||
下河原 | ○ | 闇夜に轟く稲光が「刹那の絵」として物凄くインパクトが有ります。 | ||
片岡 | ○ | 都会にいては闇も貴重です。稲光の後の、暗転した世界。その漆黒の闇が魅力的です。 | ||
大治 | ○ | 闇夜を切り裂く稲光の光景がまじまじと浮かんで来る 情景描写が秀逸 | ||
辻 | ○Q | 何の絵が見えた? | ||
手塚 | Q | 刹那の絵って? | ||
町田 | コ | 確かに刹那の絵ですね。 | ||
月足 | コ | 目に焼き付く | ||
白井 | コ | 稲光の瞬間を絵ですか | ||
55 | 翔(か)けてゆく友群青の天高く | 白鳥 | 自 | 9月に中学からの親友が亡くなって、空を見上げることが多くなった。 ほんの3か月前仲良しグループで盛り上がったのが最後でした。 |
町田 | ○ | 亡くなった友が「昼月」にが留まったままだった私はこの句で救われた気がしました。 ありがとうございます。 |
||
梅原 | ○ | 抜けるような青が表現されてます | ||
大治 | ○ | さわやか秋空が友との関係にも共通することを感じさせてくれるいい句です | ||
小野 | ○ | 空に亡くなってしまった誰かの影を見出すこと、あります。ので、わかります。 | ||
ショルツ | Q | 天国のご友人を想った句でしょうか? | ||
白井 | コ | 南へ帰る 群れですかね | ||
手塚 | コ | 翔けていくいくのは友ですよね。壮大な句 | ||
56 | ここにだけ夕風吹くやすすき原 | 白鳥 | 自 | 風はないのにすすきだけいつも揺れているのが不思議です。 |
月足 | ○ | ここだけが印象的 | ||
白井 | ○ | さわやかな夕風はどこでも吹いているけど ススキだけが感じる 的に (うまくこめんとできませんが いいね) |
||
手塚 | ○ | ここにだけが意味深です。荒涼感のある句です。 | ||
片岡 | ○ | 「ここにだけ」の強調に、すすき原の景色を浮きたたせる効果があると思いました。 | ||
大治 | ○ | すすきを靡かせる優しい秋の風が感じられる句です |